2011年12月25日日曜日

蓼科だより・219号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2011年12月24日(土)★
★今回のテーマ:バイオマス温室完成,TPP &A級戦犯処刑日

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
12/22日,バイオマス温室ができあがり,今朝から外部・内部の最高最低気温の測定を始めました。今朝温室に行って見ると,外も内もビニールシートは一面厚い霜がついて真っ白でした。

温室内に入り,マイナス2℃の温度計を見た時,入れた植物を凍らせてしまったかとヒヤッとしましたが,鉢やプランターを置いてある底部はブルーシート1枚でバイオマスに接しているためマイナスにはなっておらず,凍ってはいませんでした。

助かりました。今朝の測定温度は,外気温最低がマイナス10℃,最高が4℃。温室内最低がマイナス2℃,最高が15℃でした。つまり最低温度の内外差は8℃。バイオマス内部温度は34℃でした。

 今日,バイオマス温室の発案者に御礼に伺い,経過報告と意見交換をしました。今朝の冷え込みは今冬最低とのことでした。最低温度の内外差8℃とバイオマス内部温度の34℃は適温だと聞いて一安心でした。

それ以上の効果を上げるには,外部を何らかの被覆をするか,内部でストーブを焚く等の加熱が必要だということです。ですが,8℃の温室効果は素晴らしいことだと思います。
今朝はヤバかったので,今日夕方,ブルーシートをかけました。果たして,明朝は?

 自分では計算できないのですが,もし昔の石油ストーブで室温を8℃上げるとしたら何リットルの石油を必要とするのでしょうか?設備屋さんに教えてもらおうと思っていますが,どなたかご教授頂ければ幸いです。
私の温室の空気量は丁度10空m3です。気密性と断熱性は100%とし,酸欠については無視してお考えください。

 もう一つ疑問が出たのは,石油からでるCO2とバイオマスからでるCO2は性質が違うのか,という問題です。Wikipediaを読むと,2006年の地球上のCO2濃度は381ppm=0.038%だそうです。この100倍くらいの濃度になると人間は異常を来たし,200倍になると意識を失うとありました。

このバイオマス温室のCO2濃度は外気の12倍ほどになっています(発案者の試験温室では,信大教授の研究班が自動計測している)が,この濃度は人体には影響が無く,植物を成長促進させる効果があるそうです。
ホルミシス効果の一種といえるのではないでしょうか。
そもそも何故バイオマス温室なのかをお話しします。産業廃棄物であるウッドチップを利用して,無料で熱エネルギーと植物活性に役立つCO2を取出し使おうという技術であり,数年間,発熱・分解を続け,終った時には良質な有機堆肥になっているという理想的なシステムです。

発案者といろいろ話した結果,これは行けるぞ,と感じているところです。動画を添付しますが,まだ試験段階なので真似をしないで下さい。

ーーーーー藤井厳喜ニュースより
TPPに断固反対の立場から,「TPPは自由貿易制限条約であり,アメリカの多国籍企業が利するだけ」と主張しています。
WikipediaでTPPを見ると,参加国は当初の結成国シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドに加えて、加盟交渉国としてアメリカ、オーストラリア、マレーシア、ベトナム、ペルー、そして11月には日本が加わり交渉が行われている。環太平洋に、従来より大規模で例外のない自由経済圏を築くことを目標としている。と,あります。

(私)良く判らないのは,アメリカは後で参加した国なのに何故アメリカのための条約なのでしょう。参加国も,米国以外は日本より経済力の弱い国ばかりです。もし,藤井氏のいう通りであるなら,日本より弱いそれらの国は日本より酷いことになってしまうのではないでしょうか。何故参加しているのでしょう。 経団連会長がモンサントと関係してるからということも心配ではありますが,経団連という組織は会長の個人的な理由で国政に対して発言する団体なのでしょうか。
わたしには良く判りません。どなたかご教授頂ければありがたいです。

ーーーーー猪瀬直樹さんのメルマガ「日本国の研究」
すごいです。猪瀬さんが行政の現場にタッチしているせいでしょうか,同じ言葉でも迫力を感じます。
22日にきた678号には戦後のA級戦犯の処刑の様子が書かれていました。12/23日はその処刑日。下記ホームページでは1週間遅れになりますが読むことができます。
http://www.inose.gr.jp/mailmaga.html

ーーーーー国際派日本人養成講座
下記URLの最新号を見ると,捕鯨のシー・シェパード問題が出ています。欧米白人種の悪い面のご都合民主主義の例だと思います。彼等の都合は対外国ですが,日本のそれは対国民です。
下記ホームページからメルマガ配信を申込めます。自分を見る鏡だと思います。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogindex.htm

でも,北朝鮮や中国を見ていると,日本は天国かも知れませんね!

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http://tateshinadayori2.blogspot.com/

[所在地] 〒384-2305 長野県北佐久郡立科町芦田2076-1
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2011年12月18日日曜日

蓼科だより・218号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年12月17日(土)★
★今回のテーマ:バイオマス温室,すんき漬け,& ビバ,公務員
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 先週からたまに雪予報がでて,散らつきましたが,まだ寝雪にはなっていません。朝はマイナス2~3℃,日中は10℃程です。平年並みの冬ですが,4~50年前と比べるとかなり暖かくなり雪も少なくなっています。

バイオマス温室の木工事が終了しビニール張りとドアの取り付けのみとなりました。来週その一部始終をYoutubeにアップロードできると思います。
ツーバイフォー建築の技術を応用して,移動できるようにプレハブ式に作りました。設計通りぴったり組み上がりました。四隅の結束ボルトが,きっちり納まった時は最高の気分でした。
北側の壁が一番大きくて一人では片側しか持ち上がりませんでした。助っ人を頼もうかと思いましたが何とか一人でやってみようと思い,いろいろ工夫しましたら,それほど力まなくてもできました。
Youtubeで種明かしをします。お楽しみに!

ーーYoutubeの新動画
2011年のヒマワリ栽培
9月の体験農園記録
10月の体験農園記録

ーーーーー産直新聞65号より
すんき漬けの原理が判りました。本来乳酸菌は,塩分が植物の細胞壁を壊し,細胞内の養分を使って乳酸菌発酵が行われる。ところが,木曽地方では塩が手に入りづらかった。
代わりに,かぶの葉を湯がく。それにより細胞壁が壊れやすくなる。そこに果樹の実を入れることで乳酸菌発酵が進む,のだそうです。

すんき漬けの乳酸菌は,アレルギー症状,インフルエンザ,ピロリ菌予防効果があることが木曽地域資源研究所の研究の結果判明した,とありました。
但し,その乳酸菌が全てのすんき漬けに含まれている訳ではないとのことです。

ーーーーー原発
ハルシステム設計のホームページがリニューアルされスマートになりました。
「第28回:放射能の本当の恐ろしさとは(その1)」のごく一部をご紹介します。<>内です。

<原発事故を受け、反原発を掲げる団体は勢いづき、反対を唱える有名人、芸能人も増えている。反対派の学識経験者などはヒーローになった感があり、TVでその顔を見かける日も多くなった。
・・中略・・
 これらの主張に住民団体などの圧力が加わり、政府、自治体とも押されている感がある。ガレキ処理の引き受け反対の圧力などはその典型的な現れであろう。>

<「原発ジプシー」の話なども誇張され過ぎている。私は、実際に原発内で仕事をしていて、彼らと接してきたので、その実態は肌で知っている。
 彼らの中には、自分が浴びた放射線量を自慢し合っている者もいたし、多くは無頓着であった。私が放射線の人体に対する影響の話をしても、「オレは、これまで一杯浴びたけど、なんともないよ」とか「気にしないっすよ」とか言って、取り合おうとしない者が大半であった。>

<私は自身の被曝体験から、現在報道されている放射性物質の発見量程度では一般人の健康被害は出ないと断言しています。いたずらにおびえて暮らすストレスのほうがよほど大きいと思います。>


ーーーーーシベリア抑留者への特別給付と長野県職の給与
シベリア戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給が決まりました。私がご指導頂いた大先輩もその一人であり,国の無策を嘆いていました。シベリア抑留は60年も昔の話しであり,約70万人が抑留され6万人余が死んだとされています。
お国のために犠牲になった同胞の救済に何故こんなに時間がかかるのでしょう。しかも,平成22年
6月15日以前に亡くなられた方は対象外だといいます。

一方,一昨日発信された長野県県報第2328号の「一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」には,一般職の期末手当と勤勉手当を0.15ヶ月,特別職の職員(知事,県会議員等)のものを0.1ヶ月引き上げるとあり,去る12/1日より適用となるとありました。
 わたしは不可解だったので,県の人事課に電話で聞きました。12/1から適用される内容の告知が,週2回発行されている県報への掲載が何故12/15日なのですか?と。当たり前のことですが,適用されるより相当前にことは決まっている筈です。なのに,何故・・。
すばらしい返事が返ってきました。県会で議決されたのが12/9日であり,遡って12/1日から適用されることに決まったと言います。だから県報には12/15日なのだと。理由は,職員の生活に関わることだから,ということでした。

シベリア抑留は命に関わった問題であるにもかかわらず,平成22年6月時点で存命でなければダメ,つまり遡らないのです。しかも,60年も経過してしまった今,存命者はごく一部ではないでしょうか。

呆れてものが言えません。生活と命とどっちが重要なのでしょう。そんな分別もつかないんですね。
 全員がそうだと決めつけるのは乱暴だとは思いますが,官僚と公務員というのは非常識極まりない破廉恥集団だと思えてきます。それを許してる知事と議会はどう考えたらいいのでしょう。
 シベリア問題は国の問題ですが,一蓮托生にしか思えません。

私は阿部知事を強く押した一人として今回の公務員手当値上げにはがっかりしました。なれ合い機関である人事院勧告通りにやるんなら,知事も議会も要らないのではないでしょうか。まだ1年経過しただけなので結論を出すのは尚早だと思いますが,今後の政策に注目です。橋下さんにはほど遠いですね。

その内容も,コンマ以下チョッピリの期末手当の話しです。今,国でも地方でも問題になっている数字は桁が違います。ハシタガネで県民の気持ちを逆撫でしています。何を勘違いしているのでしょうか。

ーーーーーーーーーーーーーー
わたしのYoutube
http://jp.youtube.com/user/takasukey

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蓼科だより・218号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年12月17日(土)★
★今回のテーマ:バイオマス温室,すんき漬け,& ビバ,公務員
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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  先週からたまに雪予報がでて,散らつきましたが,まだ寝雪にはなっていません。朝はマイナス2~3℃,日中は10℃程です。平年並みの冬ですが,4~50年前と比べるとかなり暖かくなり雪も少なくなっています。

バイオマス温室の木工事が終了しビニール張りとドアの取り付けのみとなりました。来週その一部始終をYoutubeにアップロードできると思います。
ツーバイフォー建築の技術を応用して,移動できるようにプレハブ式に作りました。設計通りぴったり組み上がりました。四隅の結束ボルトが,きっちり納まった時は最高の気分でした。
北側の壁が一番大きくて一人では片側しか持ち上がりませんでした。助っ人を頼もうかと思いましたが何とか一人でやってみようと思い,いろいろ工夫しましたら,それほど力まなくてもできました。
Youtubeで種明かしをします。お楽しみに!

ーーYoutubeの新動画
2011年のヒマワリ栽培
9月の体験農園記録
10月の体験農園記録

ーーーーー産直新聞65号より
すんき漬けの原理が判りました。本来乳酸菌は,塩分が植物の細胞壁を壊し,細胞内の養分を使って乳酸菌発酵が行われる。ところが,木曽地方では塩が手に入りづらかった。
代わりに,かぶの葉を湯がく。それにより細胞壁が壊れやすくなる。そこに果樹の実を入れることで乳酸菌発酵が進む,のだそうです。

すんき漬けの乳酸菌は,アレルギー症状,インフルエンザ,ピロリ菌予防効果があることが木曽地域資源研究所の研究の結果判明した,とありました。
但し,その乳酸菌が全てのすんき漬けに含まれている訳ではないとのことです。

ーーーーー原発
ハルシステム設計のホームページがリニューアルされスマートになりました。
「第28回:放射能の本当の恐ろしさとは(その1)」のごく一部をご紹介します。<>内です。

<原発事故を受け、反原発を掲げる団体は勢いづき、反対を唱える有名人、芸能人も増えている。反対派の学識経験者などはヒーローになった感があり、TVでその顔を見かける日も多くなった。
・・中略・・
 これらの主張に住民団体などの圧力が加わり、政府、自治体とも押されている感がある。ガレキ処理の引き受け反対の圧力などはその典型的な現れであろう。>

<「原発ジプシー」の話なども誇張され過ぎている。私は、実際に原発内で仕事をしていて、彼らと接してきたので、その実態は肌で知っている。
 彼らの中には、自分が浴びた放射線量を自慢し合っている者もいたし、多くは無頓着であった。私が放射線の人体に対する影響の話をしても、「オレは、これまで一杯浴びたけど、なんともないよ」とか「気にしないっすよ」とか言って、取り合おうとしない者が大半であった。>

<私は自身の被曝体験から、現在報道されている放射性物質の発見量程度では一般人の健康被害は出ないと断言しています。いたずらにおびえて暮らすストレスのほうがよほど大きいと思います。>


ーーーーーシベリア抑留者への特別給付と長野県職の給与
シベリア戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給が決まりました。私がご指導頂いた大先輩もその一人であり,国の無策を嘆いていました。シベリア抑留は60年も昔の話しであり,約70万人が抑留され6万人余が死んだとされています。
お国のために犠牲になった同胞の救済に何故こんなに時間がかかるのでしょう。しかも,平成22年
6月15日以前に亡くなられた方は対象外だといいます。

一方,一昨日発信された長野県県報第2328号の「一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」には,一般職の期末手当と勤勉手当を0.15ヶ月,特別職の職員(知事,県会議員等)のものを0.1ヶ月引き上げるとあり,去る12/1日より適用となるとありました。
 わたしは不可解だったので,県の人事課に電話で聞きました。12/1から適用される内容の告知が,週2回発行されている県報への掲載が何故12/15日なのですか?と。当たり前のことですが,適用されるより相当前にことは決まっている筈です。なのに,何故・・。
すばらしい返事が返ってきました。県会で議決されたのが12/9日であり,遡って12/1日から適用されることに決まったと言います。だから県報には12/15日なのだと。理由は,職員の生活に関わることだから,ということでした。

シベリア抑留は命に関わった問題であるにもかかわらず,平成22年6月時点で存命でなければダメ,つまり遡らないのです。しかも,60年も経過してしまった今,存命者はごく一部ではないでしょうか。

呆れてものが言えません。生活と命とどっちが重要なのでしょう。そんな分別もつかないんですね。
 全員がそうだと決めつけるのは乱暴だとは思いますが,官僚と公務員というのは非常識極まりない破廉恥集団だと思えてきます。それを許してる知事と議会はどう考えたらいいのでしょう。
 シベリア問題は国の問題ですが,一蓮托生にしか思えません。

私は阿部知事を強く押した一人として今回の公務員手当値上げにはがっかりしました。なれ合い機関である人事院勧告通りにやるんなら,知事も議会も要らないのではないでしょうか。まだ1年経過しただけなので結論を出すのは尚早だと思いますが,今後の政策に注目です。橋下さんにはほど遠いですね。

その内容も,コンマ以下チョッピリの期末手当の話しです。今,国でも地方でも問題になっている数字は桁が違います。ハシタガネで県民の気持ちを逆撫でしています。何を勘違いしているのでしょうか。

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2011年12月11日日曜日

蓼科だより・217号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年12月10日(土)★
★今回のテーマ:腐葉土仕込み,皆既月食,ほんものエコ & 放射線
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮 
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
 
 腐葉土ヤードに落葉の積み込みが終りました。
今年は,今秋まで使った腐葉土ヤードを,場所を変え作り直しました。昨年から借りた隣の畑の農道沿いの土手を利用しました。墓に続く雑木林に接しているので誠に好都合です。
近いところからは手製のアオリを着けた一輪車で,離れた所からは軽トラで運びました。農道からあけると土手の下が腐葉土ヤードという設計です。

落葉を集め易いように,昨秋農道周辺を整備しておいたので楽に集めることができました。昨年の2倍は集めました。断続的に3日ばかりやりましたが,こんな恵まれた場所はないと,幸運に感謝しながらの楽しい作業でした。
 落葉を集める時の山の匂いが何とも言えぬ癒しになります。命の匂いなのではと思います・・。

今回は,菅平の馬糞堆肥とコヌカ,そして山で採集した腐葉土(「ほっとステイ」の子供たちと集めた)を混ぜ込み,水分調節はEM活性液500倍液でやりました。
巾3m,奥行き4.5mのヤードに約1m積み上がりました。ブルーシートでキッチリ覆って終了です。

年内の残る作業はバイオマス温室造りだけとなりました。
ーー
今夜は皆既月食を見て感動しました。夜11時,天空の頂点近くに見えました。下にはオリオン座が輝いていました。見つめていると,妙にロマンチックで神秘的な気持ちになるもんですね。

朝の新聞に,コロンブスは月食のことを知っていて,原住民を脅したという話しが載っていましたが,500年も前にそんな計算ができたなんて驚きです。当時はすでに地球球体説は一般に信じられていたとありました。

Wikipediaで見たら,コペルニクスの方がコロンブスより少し若いんですね。考えてみると,人工衛星が打ち上げられる以前では,月食は地球の姿を見る唯一の方法だったのではないでしょうか。
自分の影に怯えるという言葉がありますが,地球球体説が囁かれた時代の人類が月食に怯える気持ちが判るような気がします。こんな見事な皆既月食を見たのは初めてでした。

ーーーーーオルタナの12/5付メルマガより ”ほんものエコ”

『1カ月の電気代1500円、ガス代1000円の幸せな家族』 <>内です。
<たまたまお会いした、加藤大吾さん(38)のお話を聞くと、これまでの常識を見事に吹っ飛ばしてくれる暮らし方であることが分かったのです。
興味をもったきっかけは「1カ月の電気代が1500円」との一言。僕は、「ああ、独身で節電すれば、なんとか達成できる数字かな」と思いました。
ところが、さらに聞いてみると、夫婦に子どもが3人、つまり5人家族ではありませんか。そしてガス代も月に1000円とのこと。
加藤さんは、
NPO法人都留環境フォーラムの代表理事として環境教育や、コンサルティングをしています。都留文科大学の非常勤講師でもあります。>

(私)上記はごく一部の紹介です。下記
URLをご覧下さい。
http://www.alterna.co.jp/7632
加藤さんのホームページも見つけました。すばらしいです!世の中に「エコ」を口にする人は山ほどいますが,実践している人は非常に稀です。メル友になって頂きました。
http://www.earth-c.info/

ーーーーー”まちづくり”
前回,住宅生産性研究会の戸谷先生から頂いた「英国ガーデンシティとドイツ環境共生都市視察ツアー」調査報告会のDVDを,編集してYoutubeにアップロードしたことを書きましたが,その続編もアップロードしました。全部で5編になります。

家造り,街づくりについて,歴史的・人文学的な観点から映像を見ながら判りやすく解説されています。全部見ると長いですが,下記URLから是非見て頂きたいと思います。
家と街の問題は,自分達の生活と家計に直接係る問題だからです。
ご意見も頂ければ最高です! 

ーーーーー放射線
前回ご紹介した「人間が作った放射線はまったく自然界に存在しない物質、体は異物としてとらえる。だから年間浴びる量を設定して規制しています。」という市川定夫氏の論説について安中氏の意見をお聞きしました。下記<>内です。

<私の見解を述べます。
U92(ウラニウム)より原子番号の大きい元素は、人為的に創りだした「人工核種」と呼ばれています。しかし、近年、その多くは自然界にも存在している(もしくは、していた)ことが分かってきました。
それは当然です。核分裂反応そのものは自然現象です。人間が創りだした化学現象ではありません。ただ、ウラン濃縮とか中性子線を当てるとかの方法で、核反応を促進する手段を発見してきたわけです。
ですから、放射線に自然と人工の違いはないと思っっています。ここでも、放射線と放射性物質、放射能を混同する論調が見られます。「人間が作った放射線」なんて存在していません。

 また、人体は、自分の体の中に存在していないものは全て異物として捉え、排撃しようとします。放射性物質もしかりで、取り込んでも多くは早期に外に排出されます。
ただ、一部の物質(ヨウ素、セシウム、ストロンチウムなど)は、特定の部位に張り付く性質をもっているため、危険視されているわけです(甲状腺、生殖器、骨髄など)。


宇宙飛行士やジェットパイロットが受ける放射線は自然のもので,原発の放射線は人工だから,その影響が違うという考え方は全くの見当はずれです。影響の違いなど実証されていません。

宇宙空間における放射線の強さは強烈です。特に、太陽面で大規模な爆発が起きる時に発生する太陽フレアは、時に致命的で、船外にいたら、宇宙飛行士は危ないほどです。

原発のウランも濃縮してあるだけで自然のものです。人間の力では、真に人工的な元素は創りだせません。

 ここで確認していただきたいのは、生体の細胞は微量の放射線でも傷つくことをです。私は、このことを否定していません。
しかし、細胞には自己修復機能があり、微細な傷は自分で修復してしまいます。かえって強化されることもあります(これが、ホルミシス効果です)。
 また、もともと欠陥がある細胞を、傷ついたことを契機に切り離してしまう機能もあります(これが、放射線治療です)。

また、生物の突然変異こそ、生物の多様化を促した要素であり、進化論だけでは、これほど多様性に満ちた生物世界は造れなかったと思います。

結局、この種の論争は不毛です。原子力利用を認めない人たちは、どのようなこじつけも推測も正当化して、自分を正義の味方と思い込むでしょう。宗教化してしまうので,両者の接点がないのかも知れません。

それにしても、東電の中間発表にはがっかりでした。たぶん、技術陣の意見は多くは封じられたのでしょうね。>

(私)何故か安中さんの論理が正しいように感じます。反対派の人達から見るときっと「お前は洗脳されている」と言われるんでしょうね!しかしここまでくると,自分の感性・理性を信じるしかありません。
信じるという言葉は論理を超えていますが,仕方ありません。
戦争とテロは,ここから始まるのでしょうか。 

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2011年12月3日土曜日

蓼科だより・216号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年12月3日(土)★
★今回のテーマ:バイオマス温室,”まちづくり” &大阪選挙 
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

  昨日は初雪が散らつきました。後,雨になったので積もりませんでしたが,山から下って来る車の屋根は白くなっていました。
バイオマス温室予定地の穴にウッドチップを入れました。4トンダンプで4台24m3です。この3日ばかり雨模様だったので,もう僅か残っていますが明日は完了する予定です。発酵鶏糞を混ぜ込みながらの作業です。

雨の時は,シート養生です。濡れると発酵が加速されてしまうからです。微生物相手の初挑戦はわくわくします。温室ができ上がるまでは寝雪がこないように祈っています。

妻も,野沢菜漬け,白菜の朝鮮漬け等が終えたようです。野沢菜と白菜は高原野菜を使っていますが,やはり霧下の味は最高です。当然ながら味は素材が基本のようです。家中,良い匂いがしています。

ーー
この3日ばかりは住宅生産性研究会の戸谷先生から頂いた「英国ガーデンシティとドイツ環境共生都市視察ツアー」調査報告会のDVDを,編集してYoutubeにアップロードしました。
 家を買うとはどういうことか,美しい街を造るとはどういうことかという地域づくりの根源的な価値観を,歴史に残る街を見ながら解説されていますので,とても判りやすくステキです。

残念ながら日本ではこのような教育・情報が乏しいのが現実です。非常に貴重な記録だと思いますので,是非ご覧下さい。
そして,ご納得が頂けましたら,これらの動画(下記URL)を転送して下さい。
編集・アップロードしているのは私ですが,NPO法人信州まちづくり研究会(理事長斎藤兵治)としてです。


ーー
何かにつけてWikipediaを多用していますが,本当に便利です。
感動した「ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズからのお願い」を<>に引用します。

<グーグルにはサーバーが百万台近くあるそうです。ヤフーには1万3000人にも及ぶ従業員がいます。私たちにあるのはサーバー679台と従業員95人です。
 ウィキペディアは、毎月4億2200万人が使用する、世界で5番目に人気のあるウェブサイトです。ページ閲覧回数は月に数十億回以上にもおよびます。
 商売も良いでしょう。広告も悪いことではありません。ですが、ここ、ウィキペディアにはふさわしくありません。
 ウィキペディアは特別なものです。たとえるなら図書館、公園、あるいは知の神殿のようなものです。私たちが考えたり、学んだり、知識を交換しあったりできる場所です。・・後略>

(私)上記は寄付を募っている挨拶文の一部ですが,スゴイですね!

ーーーーー尊敬するメル友より
 放射線について私にとって新理論の紹介を受けました。<>内です。

<人間が作った放射線はまったく自然界に存在しない物質、体は異物としてとらえる。だから年間浴びる量を設定して規制しています。
市川定夫氏の著書“遺伝学と核時代”(社会思想社)によってその恐ろしさを警告していますが原爆で使ったものを平和利用などと言って原発に使っているなどもってのほかです。>

(私)市川先生は,原水禁国民会議議長です。理論百出で難しいですね!
少し前にご紹介した小出助教は市川先生のムラサキツユクサには触れませんでしたが,??です。

ーーーーーメル友W氏より。<>内です。
<産経(11/28)、1面の選挙関連の記事の中に、今度知事になる松井一朗氏の嘆きが載ってました。

「自民党府議団は日の丸・君が代条例まで共産党と一緒に反対したんや。これが既得権益にしがみつく既成政党の正体だ。かって自民党員だった事が恥ずかしい、、、」
自民党のメルトダウンも止まりません。
橋下氏の改革に期待大です。>
(私)大阪維新の会の橋本市長と松井知事の誕生に拍手喝采です。
2000年に田中康夫長野県知事が誕生した時も,旧体制と革新派との闘いで革新派が圧勝しましたが,今回は,その時とは違う現実味の強い大きな影響があるように思います。
本格的に日本が変り始める予感がします。
もう20年も前のことですが,草柳大蔵さんが「松下電器の水戸黄門が続いている内は日本は変らない」と仰っていましたが,その通りになりました。TBSが「来る12/19をもって,42年の歴史にピリオドを打つ」と発表しているからです。
11/27(日)大阪ダブル選挙当確発表後,夜9時から3時間超にわたった橋本新市長と松井新府知事の記者会見の模様をUSTREAMで見ました。USTREAMってスゴイですね。

 それにしても,民主党,自民党に共産党まで相乗りして惨敗を期すとはなんというご粗末でしょう。旧政党には理念も目標もないことがハッキリしただけです。
この3党の共通点は,それぞれ相手は違いますが選挙母体の利権としがらみに縛られていることだと思われます。芯があると思っていた共産党まで同じだということが何か滑稽に思えます。

私は,且つて自民党,今民主党ですが,今後のことを考えなければなりません。

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2011年12月2日金曜日

英国ガーデンシティとドイツ環境共生都市視察報告

 7月に実施された住宅生産性研究会主催の表記視察の報告会が8月末に開催されました。
内容は下記の通りですが,家とは,街並みとは,都市計画とは何か,家を買うとはどういうことか等,一般的に日本で考えられていることとは違う根本的で歴史的普遍性のある考え方がなされています。
今後,日本の家づくり”まちづくり”をしていくために必要な根源的な内容だと思います。

私は,この報告会のDVDをお借りして,見やすく・判りやすく編集して5編に分けてYoutubeにアップロード致します。
現在はその2までですがご覧下さい。

その1 英国・ドイツの街づくりー1・田舎暮らし便り280号(蓼科より).mov
その2 英国・ドイツの街づくりー2・田舎暮らし便り281号(蓼科より).mov

戸谷英世先生については下記ホームページをご覧下さい。
http://www.hicpm.com/

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(参考)報告会のレジュメより

Ⅰ.資産価値の上がる英国の住宅地と住宅デザイン 住宅生産性研究会 戸谷英世
■ポートサンライト・・・・120年前に建設されたリーヴァ社の石鹸工場町
■ソルテア・・・・150年前に建設された世界遺産の製糸工場町
■レッチワース・ガーデンシティ・・・・ハワードによる最初の田園都市
■ハムステッド・ガーデンサバーブ・・・・ロンドン郊外の歴史ある高級住宅地

Ⅱ.環境共生都市フライブルクのまちづくり  住宅生産性研究会 戸谷英世
■旧市街・・・・中心市街地が活性化するまちづくり、トラムと自転車による交通
■ハスラッハ地区・・・・100年前のテラスハウスによるガルテンシュタット(ガーデンシティ)
■ヴィーレ地区・・・・100年前のユーゲント様式集合住宅
■ヴォーバン住宅地・・・・住民参加によるコーポラティブハウスからなる新エコロジー住宅地
■リゼルフェルト住宅地・・・・パッシブハウス、ゼロエネルギーハウスなどからなるエコロジー団地Ⅲ.欧州から学ぶ日本の住宅産業の進むべき道  住宅生産性研究会 戸谷 英世
■英国のリースホールドと日本の定借
■住宅地経営三種の神器
■日本におけるサステイナブルコミュニティの実現



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2011年11月27日日曜日

蓼科だより・215号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月26日(土)★
★今回のテーマ:バイオマス温室,プレゼン & 放射線
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします

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10日程前から霜が降るようになりました。私の家ではまだマイナス1~2℃ですが,冷え込んだ時は高山ではナゴが発生します。樹も地肌もに霜が着いたように真っ白になり,その朝陽に映える様は神々しくさえあります。
ナゴは方言のようで,辞書にもWebにもありませんでした。霧氷とは違うように思います。霜ではないかと思っていますがどなたかご教授願えないでしょうか?
着実に季節は移ろって行きます。時間だけは,容赦なく!しかし万人平等だから文句は言えません。

バイオマス温室の穴を掘りました。深さ1m,巾2m,長さ5mの穴を,ミニバックホウで6時間ばかりでした。掘った土はその穴の周囲に盛り上げ,ウッドチップと有機肥料の混合物を2m積み上げる予定です。
 計画としては,冬期間,発酵熱だけで1.5坪の温室を,最低でも2℃を下らないようにする予定です。
 問題は地下水です。バイオマス温室の考案者から,「地下水は禁物だよ」と注意を受けているからです。水がウッドチップに浸透すると発酵が促進されコントロールできなくなるからです。

ところが,僅かですが沁み出してきたところがありました。幸い一番下だったことと一部分だったので,小石と砕石で水の通路を作ることによって水を封じ込むことができました。

このバイオマス温室のスゴいところは発酵をコントロールできることです。すごい発見です。その方はバイオマス温室に関して特許を3つ取ったと仰っています。
私のこの実験がうまくいったら,バイオマス温室を売らせてもらおうと思っています。
ーー
今日,東京飯田橋の住宅生産性研究会(HICPM)の会議室をお借りして「田舎暮らしコミュニティ」づくり提案のプレゼンテーションをやらせて頂きました。
 最終的に2名のままでしたが,住宅生産性研究会理事長の戸谷先生も聞いて下さり,貴重なコメントを頂きました。

戸谷先生は,まちづくり,サステイナブル・コミュニティ(持続可能な)開発に関しては日本の第一人者です。ただの研究者ではなく,日本各地でサステイナブル・コミュニティ創りを指導していらっしゃるからです。その実践を通して書かれた著書がたくさんあります。メルマガも”まちづくり”のエスプリが詰まっています。下記ホームページをご覧下さい。

特に,最近書かれた著書「アグリカルチュラル・アーバニズム」は,今後の地域振興のバイブルになると思います。社会問題に関心を寄せている皆さんには是非ご一読願いたいと思っています。上記ホームページのフッターに書籍注文があります。

下記Youtube動画では,先生が”まちづくり”について基本思想を語っておられます。

今回のプレゼンは私にとっても初めてのことであり心配しましたが,たとえ2名でも参加して頂き実行できて良かったと思います。反省点はたくさんありますが,一番のことは2名ではどうしょうもないということです。
根本的に戦術の練り直しが必要です。戸谷先生からアドバイスを頂きましたが,皆さんのお知恵もお借りしたいのです。宜しくお願いいたします。

これは余談ですが,プレゼンの資料を探している中で偶然「主要国の農薬使用量推移」という国連OECDが発表しているグラフを見つけました。何と,日本はワーストワンで,農水省が悪のイメージを振りまいているアメリカはベストでした。ビックリ仰天です。さすがの農水省も国連にまでは情報操作が及ばないようです。

更に農水省は,日本は世界最大の食料輸入国と言っているが,それも嘘だと判りました。1位はアメリカ,2位ドイツ,3位中国,4位が日本でフランス,オランダ,イタリアと肩を並べています。何が問題なのでしょう?

ついでにお願いがあります。TPPが問題になっていますが,20年程前だったと思いますが牛肉・オレンジ自由化問題がありました。その時も現在同様の問題になりましたので,そのビフォー・アファターをレビューするべきだと思うので,Webでいろいろ検索してみたのですが資料が見つかりません。

どなたかご存知でしたら公開して頂けないでしょうか?この種のデータがないところをみると,きっと都合の悪いデータなのかなと勘ぐりたくなります。

ーーーーー 古川聡久さんが半年ぶりに地球に帰還されたので,
放射線のことをチョット。下記<>内は,蓼科便り205号に転載した記事です。

<微量の放射能は健康に良い、という学説を最初に唱えたのは、ミズーリ大学の生命科学の教授トーマス・D・ラッキー博士だった。ラッキー博士はアメリカ航空宇宙局(NASA)から、宇宙における放射線の、宇宙飛行士への影響を調査することを依頼された。
宇宙船内では、毎時45マイクロシーベルト(μSv)の放射線を浴びる。宇宙船内で約半年間を過ごすと、19万μSvほどになる。地上で我々が浴びる自然放射線量は世界平均で年間2400μSvなので、その80倍程度である。
また福島第一原発から20~30Kmのエリアでは8月末現在で1万μSvだから、宇宙飛行士の被曝量はその19倍ほどにあたる。(1000μSvは1ミリシーベルトmSvに相当するが、本稿では分かり易いように、すべてμSv〔マイクロシーベルト〕で統一する)

しかしラッキー博士が10年以上をかけて、多くの宇宙飛行士の健康状態を調べると、宇宙に行く前よりも、行った後の方が、良くなっている、という事実が明らかになった。>

 いつも疑問に思うのです。ICRP勧告の許容範囲内の数値であっても神経質に書き立てるマスコミが,宇宙飛行士の安全に関しては一切書きません。人命軽視ではないでしょうか。
 何故宇宙飛行など即刻止めるべきだと主張しないのでしょう。少なくとも宇宙飛行士が被曝している客観的事実としての放射線量を書くべきではないでしょうか。こんなことを考える私がおかしいのでしょうか。

Wikipediaには下記<>内のような記述もあります。

<高度が高くなると宇宙からの放射線は空気という遮蔽物が減るために、1,500mごとに約2倍になる。国際線のジェット機では国内線より長時間高高度を飛行するために比較的強く放射を受ける。通常の飛行高度は1万m程度なので、これらの値から計算してみると地上の約100倍もの放射線量に被曝することになる。>
 とすると,毎日のように高度1万mを飛行している世界に何万人いるかも知れない長距離ジェットパイロットの安全はどうなっているのでしょう。これもマスコミは書きませんね。宇宙飛行士やジェットパイロットの安全などどうでも良い?のでしょうか。
どっかおかしいと思えてならないのです。

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わたしのYoutube下記URLをお気に入りに!11/14更新!
http://jp.youtube.com/user/takasukey

2011年11月19日土曜日

蓼科だより・214号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月19日(土)★
★今回のテーマ:冬支度の農楽 & プレゼン 

★   & 阿部知事県政報告会 & スゴイ地域再生講演
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮 takasuke@mitsuyakogyo.co.jp
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  11月以降の農作業は全て冬支度です。最期の収穫と土室への収納,そして土作りです。
火曜は,田んぼの脇にあるヒマワリと大豆の畑の土作りをしました。菅平の馬糞堆肥とコヌカをたっぷり入れました。菅平の馬は牧草で育てられているので抗生物質がほとんど入っていないようです。
昨日は,長期間楽しませてくれた雨よけハウスのトマトを抜きました。まだ実をいっぱい付け花も咲かせていて可愛そうでしたが,薄氷が張るようになってしまったので成熟が止まってしまうからです。
 トマトは6段目で頭を止めずに蔓を折り返して育てたら,長いのは5mにもなりました。いつもなら,10月上旬には終るのに今まで実をとることができました。
 木も生き生きとしていて立派でした。EMボカシを初めて使ったのですが,もしかしたらその影響もあるのかなと感じています。「元気なのにゴメンネ!」と謝りながら抜き取りました。
 やはり,長期間楽しませてくれた五島列島の七角オクラも種を採って抜き取りました。

その後,青首ダイコンと総太りダイコンを約200本ほど抜取り,土室に収納しました。土室はトマトを抜いた跡に溝状に3mほど,巾40センチ,深さ40センチに堀りました。ワラ束を二重に並べてフタをして終了です。

今後の作業は,トマトとダイコンを抜いた跡の土作りと腐葉土づくりです。
更に今年は,小さいですが観葉植物を保温する為に,ウッドチップと鶏糞によるバイオマス温室を造る予定です。新たな挑戦なので楽しみです。

ーー
11/14日。高山村公民館で行われた岩澤信夫先生の不耕起移植栽培の話しを聞きに行きました。「ほたるの居る田んぼを創る会」会長の園原さんの計らいです。
先生は80才を超えるのですが,「TPPに参加しても生き残れる農業はある」という話しを具体的にして下さり,聞いてる皆さんはそれを確信したと思います。

TPPに加入すれば,農業は今までのやり方では壊滅する。
・農業界にはたくさんの課題があるが,全て未完成であり,それらは宝の山である。
・農作物は自分で売らなければダメ,農協に頼ったら潰れるしかない。
・不耕起栽培(有機・無農薬)の米は安くても1俵3万円,平均的には1俵5万円以上で売れている。
・田んぼの市民農園,田んぼの生物トラストもいい。
・カンゾウとコゴミだけで1畝で100万も売り上げたおばさんがいる。
・作る農業から教える農業への転換もある。

驚いたのは,何故不耕起栽培をJA(農水省)も学者もやらないかという説明が,「自分達の責任問題になるから」という話しと,「アメリカの小麦生産の50%以上が不耕起栽培」という事実でした。一体どうなっているんでしょうか!

ーーーーー「田舎暮らしコミュニティづくり」プレゼンについて
再々です。後1週間となりました。申し込みはお二人のままですが,少人数でも実行致します。
”まちづくり”にご興味のある方でしたら,きっと有益な情報をお知らせできると考えているのですが・・・。


下記URLはアメリカカリフォルニア州デービスにある240戸の「ヴィレッジ・ホームズ」です。NPO法人信州まちづくり研究会で2度にわたり視察に行きました。
1建築家がベンチャーで創ったコミュニティです。行ってみると,ごく田舎の集落という感じですが,世界のモデルになっています。下記を開き,スライドショウでご覧下さい。


このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。

ーーーーー緊急のお知らせ
来る25日(金)夕方6:30より,上田商工会議所にて「阿部知事県政報告会 in 上田」が開催されます。

「おかげ様で安部県政も一年を経過いたしました。 そこで一年を振り返り県政の課題や、 今後取り組みたいと考えている豊富など、 知事から直接お話しをお聞きします。 多数ご参加頂けますようご案内申し上げます」

ーーーーー地域再生の,現実的かつ次元の高い講演を聞きました!
今日は,信州せいしゅん村の小林むらおさに誘われて,上田市塩田公民館へ「山里の生産・生活文化の継承から里山学校へ」と題した講演を聞きに行きました。

講師は,NPO法人かみえちご山里ファンクラブ専務理事関原剛氏でした。このNPOは,新潟県上越市の西部、通称「桑取谷」 と呼ばれる中山間地域を活動拠点としています。
自分達で行った集落調査で、山里の伝統生活技術が消滅寸前にあることが分かり,2001年危機感を抱いた人々80名が発起人として集まりこのNPOを立ち上げたといいます。

 講演のテーマは「新しいクニのかたち」という奇妙なものでしたが,話された哲学と実践には驚かされました。私が学んだコミュニティづくりの考え方との共通項がたくさんありました。
「クニ」というカタカナは「国」を意味するのではなく,「単一の集落より大きく,町や市よりは小さい,地勢的なまとまりの場」と定義されていました。
「クニ」は,市町村合併後,町村が消滅してしまった後に浮かび上がってくるリーズナブルなコミュニティ概念だと思いました。「クニ」という言葉には,「自立している」という大きな意味を持たされていました。

このNPOには,「地元学」(下にURL)の考え方が根っこにあり,「守る・深める・創造する」という基本方針のもと,地域文化・技術の記録・復元・実施,ムラと都市の交流・融合の媒介役,更に様々な施設の運営受託事業等を行ってきています。

10名もの常勤スタッフをかかえ,2000名足らずの山村で,スタッフを養成しながら奮闘しているのです。わたしは自分でNPOに携わっているだけに,その大変さ困難さは想像できます。

 話しの随所に,一般的な地域振興の話しに出てくる様々な言葉の虚像,幻想に言及していましたが,実践者でなければ語れない真実だと思いました。
講師のいう「クニ」の概念は「国」にイコールだと思いながら聞いていました。

とても書ききれません。ご希望の方には頂いているレジュメ用PPTを別送致します。このメールの返信でお知らせ下さい。下記は順番に,このNPO,関原さんのブログと地元学のURLです。
関原剛さん,新しいコミュニティの概念と哲学を教えて頂きありがとうございました。

かみえちご:http://homepage3.nifty.com/kamiechigo/
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[Skype] takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
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2011年11月13日日曜日

蓼科だより・213号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月12日(土)★
★今回のテーマ:大豆脱穀終了,”田舎暮らし”プレゼン & その他
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 やっと大豆の脱穀が終りました。断根摘心大豆栽培に挑戦したものの,初期の段階で摘心の位置を間違えたために一時はダメかと諦めかけたのですが,先輩に大丈夫だよと言われたので定植しました。

6/10日に育苗箱に種蒔き,7/5日にクロマメ・アオマメ合わせて550本定植終了。10/31日に抜取り完了し,1週間ばかり干してから脱穀。最初棒で叩いてみましたがうまくいかなかったので,足踏みでやりました。

 足踏み脱穀は延べで12時間程かかりましたが,汗をかいてかなり良い運動になりました。結果として,クロマメ9.1kg,アオマメ6,5kgでした。15600g/550本=28g/本ですが,当初予想の3分の1以下です。

又しても失敗でしたが,原因はハッキリ判っていますので来年は絶対成功させます!そして,毎日豆を食べています。健康には最高です!納豆づくりもやってみようと考えています。
ーー
田んぼの堪水も順調です。数日おきに雨があるので水は満々としていて気分が良いです。
ダイコンも良いできです。ホウレンソウとシュンギクと長ネギが今旬です。鍋物にして食べています。美味いです。

ーーーーー「田舎暮らしコミュニティづくり」プレゼンについて
又してもですが,現在申し込みはお二人のままです。どんなに少人数でも実行するつもりでおりますが,ご参加頂く方が増えることを祈っております。

このプレゼンのことを掲載している下記ブログのヒット数はかなり伸びているのですが,お申し込みが頂けません。ご興味のある方は,下記URLをもう一度目をお通しください。知人・ご友人へのアピールもお願い申し上げます。


 コミュニティは人間が育ち生活する基本・基盤となるものです。コミュニティは,言い換えれば3.11以来流行言葉のようになっている「人々の絆」が生きている集落と言えると思います。
 経済優先の日常の中にいると,ややもするとその絆が煩わしくなります。しかし,3.11後の復興の推移をみると「人々の絆」を持っていた地域がいち早く復興に手が着いていると報告されています。

7〜8年前になりますが,北欧や北米に視察に行き,コウハウジングとサステイナブル・コミュニティ(持続可能なまち)のモデルと言われる「ヴィレッジ・ホームズ」を視察しました。(下にURL掲載)
それらは既に30年以上の歴史を持ち,着実にコミュニティの数を伸ばしています。アメリカでもこの10年でめざましく増えています。残念ながらまだ日本では緒についたばかりです。

私がNPO法人信州まちづくり研究会でやろうとしていることは,コウハウジングの考え方を応用して自然環境の良い信州で「田舎暮らしコミュニティ」を創ろうというものです。
これが成就すれば,日本の21世紀のモデルコミュニティになると確信しております。このコミュニティづくりにご参加ください。その最初のステップがプレゼンテーションです。

「コウハウジング」については:

 下記URLはアメリカカルシウムフォルニア州デービスにある240戸の「ヴィレッジ・ホームズ」です。NPO法人信州まちづくり研究会で2度にわたり視察に行きました。
 1建築家がベンチャーで創ったコミュニティです。行ってみると,ごく田舎の集落という感じですが,しっかりした理念があり,それが形になっているのです。

詳細は上記URLにありますが,プレゼンは,今月26日(土)午後飯田橋で行います。
お申込み方法:このメールの返信にて,お名前,住所,性別,年齢,ケイタイをご記入の上お送りください。
お問い合せ:このメルマガの返信,或いはフッターの連絡先へどうぞ。
ーー
このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。

ーーーーーその他
先週土曜日でしたが,友人に誘われて佐久市合庁側の小池さんが主催する国際協力田の脱穀イベントに参加させてもらいました。13アールの小さな田に十数人参加されており,まるでお祭りのようでした。

この活動は,マザーランド・アカデミー・インターナショナル(NGO・東京)の活動に賛同し、JA長野県グループが始めた国際社会への食料支援協力活動です。
現在、JA組合員、一般市民や子供たち、小学校等の参加・協力を得て、飢餓に苦しむマリ共和国へお米を送る活動が、長野県下各地区で定着・拡大中です。
収穫したお米は、全国から寄せられたお米とともにアフリカ・マリ共和国へ毎年1月に発送しています。

上記はホームページの記事ですが,小池さんは3年前からこの活動を始められたそうです。ステキなお仲間で,(宮沢)賢治米を作ったり,ベンチャーズを歌う人がいたり,東京からの人がいたりしました。
その様子をYoutubeにアップロードしました。

ーー「農村セラピーDAY」の記録動画をYoutubeにアップしました。
阿部知事が二日とも参加され,熱い想いを語っています。

ーー60年ぶりに十日夜(とうかんや)のワラ鉄砲を見ました。
長男が住む佐久市上塚原の諏訪神社で十日夜祭があると聞いたので出かけました。神事と子供たちによるワラデッポウが打たれました。非常に単純なことですが,私はとても感動しちゃいました。伝統行事って良いですね!下記動画をご覧下さい。
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[所在地]〒384-2305長野県北佐久郡立科町芦田2076-1
[連絡先]090-3148-0217、0267-56-1033
[Skype]takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
[Mail]   takasuke@mitsuyakogyo.co.jp
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2011年11月5日土曜日

蓼科だより・212号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月5日(土)★
★今回のテーマ: 玉ネギ植完了, 友あり遠方より来る・・,
”田舎暮らし”プレゼン & 原発
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このところ暖かい日が続いているのでトマトが色づいています。植物は気候に敏感です。

前回のメルマガを読み直しましたら,一番肝心な田んぼの堪水について書き落としていました。
今秋は,この地方は雨が少なかったので水路に絞れ水も無くて,困ってしまい,水路管理者に泣きついて特別に水門を開けさせて頂きました。おかげで無事冬期堪水は実行できました。今後の水位の維持が問題ですが・・。
ーー
850本の玉葱(5種類)を植終えました。脇ではナガネギとダイコンが今でも成長しています。
裸でマイナス10℃以上の冬を越すネギ類やダイコン類を見ていて,人間にこのDNAを入れることができたら冬でも半袖で過ごせるのかなあ,などとショウモナイことを考えながらやってました。
ーー
安中さんが,忙しい日程をやりくりして蓼科へ来てくださいました。
 例のトレッキングコースを歩き,私の農園を見て頂き,美肌の(関係ないけど)春日温泉に入り,夜はゲストルームにしている我家の粗末な小屋で二人だけですき焼きをつつきながら積もる話しを語り明かしました。

10年も前に2〜3回お会いしただけで親しく面談したことはなかったのですが,メルマガを通じて多くの情報交換をさせてもらいました。是非,オフ会をしたいという想いが叶った一日でした。
原発に関しては福島第一原発の設計と現場に携わった彼の経験から,極めて現実的で信憑性の高い情報を頂きました。彼のように理論にも現場にもそして裏事情にも精通している人物は他にないだろうと思います。きわめて貴重な存在です。
改めて,安中さんの見識と思索の深さに驚かされました。
こんな方におつき合いさせて頂ける幸運に感謝です。

日頃共感を覚えていた彼と一昼夜共にさせてもらって更にその想いを深めました。翌朝,我家をたった彼は静岡のお客さんを廻り,東京に帰りついたのは0時だったそうです。走行距離は460km。
彼は社員から,放射能を浴びて強くなった”ゴジラ”と呼ばれているそうです。
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」でした。

ーーーーー「田舎暮らしコミュニティづくり」プレゼンテーション
シツコクすいませんが,現在まだお申し込みはお二人のままです。どんなに少人数でも実行するつもりでおりますが,ご参加頂く方が増えることを祈っております。

過日,メル友から「安江さん,あの提案書は書きすぎだよ。あれを読めば全容が把握できちゃうよ」というご忠告を頂きました。私もそう考えたこともありましたが,次のようにお答えしました。<>内です。

<わたしは提案書を判った上でご参加頂く人が欲しいのです。何故なら,私が提案しているのは,情報と知識を知って欲しいのではなく,行動を起こして頂きたいからです。

今必要なのは行動だと思っています。
新しい動きが必要なのだと思っております。

私の提案,というより時代の要請は,新しい住まい方を考えるべきだということだと思っております。何故なら,日本の住まいのあり方はあまりにも自己中心的だからです。
日本の街並が汚いのも当然です。このことは,故木村尚三郎さんはじめ世界的に活躍している日本の識者全員が仰っていると思います。

わたしは海外のコミュニティを数多く視察させてもらいました。結果として,「コミュニティづくりが社会の基本」という考え方に到達致しました。
コミュニティが人間をつくる土壌だと思うからです。

3.11を契機に変えていかなければならない要素のひとつだと思っています。
良い町,素敵な街,人が幸せになるコミュニティをつくりたいのです。>


NPO法人信州まちづくり研究会のホームページには,プレゼンの開催要領と提案書ばかりでなく諸情報が掲載されています。
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/

お申込み方法:このメールの返信にて,お名前,住所,性別,年齢,ケイタイをご記入の上お送りください。
お問い合せ:このメルマガの返信,或いはフッターの連絡先へどうぞ。
ーー
このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。

ーーーーー原発問題
安中さんが「原発コーナー」に第18回をアップしました。

ーー「”放射能は怖い”のウソ」
どなたにご紹介頂いたか忘れてしまいましたが上記の本(8月末発売)を読みました。著者は,元は原子物理学者である電力中央研究所元名誉特別顧問服部禎男教授です。
この本はラッキー博士のホルミシス論を元に,一連の原発問題を判りやすく解説したものでした。すごく説得力がありました。(ホルミシス論については下記Wikipediaに詳しいです)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ホルミシス効果

私が重大に感じた要点だけ抜粋します。その圧巻は,P105後段にある次の文章です。

「国際勧告(ICRP)と科学者が言ってることが全然違うということで,アメリカのエネルギー省予算委員長のドメニティ上院議員が,政治と科学の間に橋をかけようということで1999年に会議を開いたんだよ。
『ブリッジング ポリシー アンド サイエンス』会議と言われてるんだ。ところがね,ICRPは,放射線に関する国際勧告をしてから50年もたっているのに,今さらそれが全部間違いだったなんて言えないと。
それで法令もできてるし,教科書もできてるし,産業界もできている,今さら数字がデタラメでしたなんて言えるわけがないと。それが3日間続いた会議の結論だったんだよ」
(私)ホルミシス論を認めたけれども,勧告は変えられないというヒドイ話しです。こんなことがあっていいのでしょうか。そして,下記締めくくりが重く勝つやりがいのある課題です。

「アメリカではいろんな事情があって放射能や原子力に関する積極的な改善の働きかけができない。ICRPの間違った勧告を正しくさせる,それができるのは日本しかないと思ってるんだよ。」
「現在のICRP勧告に従って福島原発事故の事後処理にかかるなら,その費用は膨大なものになるでしょう。実は必要のないものばかりです。基準を改めて,莫大なムダをなくし,それを東日本大震災の被災地の復興にあてるべきです。」

ーーこの本に関連してある大学教授(反原発)のことを,安中さんに尋ねてみました。
<>内がお答えでした。

<巷で喧伝されている放射能の恐怖は、全てウソと言ってもよいと思います。かなりの被曝をした私が、30年以上もこうして元気なのですから(笑)。
 ただ、ほとんどの国民は「見えない恐怖」におののいているわけです。それにかこつけて、恐怖を煽る人がたくさんいるわけです。
 国民は「日本の原発は100%安全」と信じ続けてきたわけです。(100%は、あり得ないのにです)それが事故を起こしたことで、「100%危険」にすり替わってしまったのです。どっちも間違えているのに、そこに考えが至らないのです。

 そして、前から「何でも反対」と言っていた平和論者、反核論者が、「それ見たことか、だから言っただろう」と力を得て、声高に叫び出しているわけです。
 K教授の主張はウソではありませんが、マイナス面を100%強調しているので、バランスを欠いています。
 福島第一原発でも、再臨界が起きている可能性を何度も強調されていました。たしかに、「起きている可能性はゼロ」ではありませんでしたが、「起きている」わけではありませんでした。

 これを「100%とは言わないが、起きている可能性が強い」という言い方をされるのです。この主張の仕方も一種のプロパガンダだと思います。
 原発事故のおかげで、K教授は一躍有名人になりました。得をした一人と言っては言い過ぎですが、反対派に祭り上げられて神輿の上におられることは事実です。>

ーー
私はホルミシス論に固まっている訳ではありませんが,かなり傾いていることは事実です。反対派の主張は感情論が主でデータが乏しいからです。

ーーーーーすばらしい阪神ファンの友人が,「虎ファンのお神酒」を売り出しました。
美味しいそば焼酎です。ぜひ飲んでみて下さい!
http://torafan.com/ からご注文頂けます。
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2011年10月29日土曜日

蓼科だより・211号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月29日(土)★
★今回のテーマ: 冬期堪水完了,タマネギ植え &

       「田舎暮らしコミュニティ」づくりプレゼン
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16アールの田んぼに,13日に藁を撒いてから,続いて腐葉土を750kg,米糠を240kg撒きました。全部手撒きなので,腐葉土は延べで8時間,米糠は5時間かかりました。そして28日,田んぼには満々と水が溜まりました。冬期堪水の完了です。
腐葉土は昨年11月,落葉と米糠と山土で作ったものです。ミネラルが充分入っていると思います。米糠は昨年の3倍です。コイン精米がすぐ近くにあるので調達できるのがありがたいです。

最近米糠の成分を調べて驚きました。油分と栄養分が多いだけではなく,抗がん性のあるフィチン酸,コレステロールを吸収するオリザノール,脂肪肝に良いイノシトール,酸化防止のフェルラ酸等が多く含まれているのです。更にミネラル分を含んでいます。
 不耕起栽培の岩澤先生は10アールに200kgでも良いと本に書いておられますので,思いきって集めて撒きました。

こんなすばらしい米糠を美味しく食べることができたらスゴイだろうなと思い,試しに,米糠を細かい網でふるって小麦粉と混ぜて牛乳で溶いて薄焼きにしてみたら美味しかったです。研究すれば何か良いものができるような気がします。

23日からタマネギの定植を始めました。850本の予定ですが,初めて作った苗をとってみたら500本しか無くて,足りない分は買いました。ニンニクもタマネギもマイナス10℃以下になる冬を裸で越します。「すごいな」と思いながら植えています。他の作業と組み合わせてやっているのでもう2日はかかりそうです。

ーーーーー「田舎暮らしコミュニティづくり」プレゼンテーション
懸案だったNPO法人信州まちづくり研究会のホームページをgoogleのブログを使って作りました。無料でかつ素人にも作れるのが魅力です。末尾にURLを添付致しますのでご覧下さい。

前回添付しました提案書やYoutubeの動画を見られた方は,たぶん「これは非常に面倒くさい。手間ひまかかって大変だ」と思われたのではないでしょうか。
確かにそうです。優れた仕組みをつくるには,それもお仕着せではなく自分達でつくるにはどうしても手間ひまがかかります。

一番簡便な方法は,売りに出ている地方都市郊外のマンションか中古民家を買われることですが,それで折角の”田舎暮らし”の良いところが得られるでしょうか。
それに”幸せ”には値段がつきません。無上の価値があると思います。それがリーズナブルな価格で,自分達で創りだすことができるとしたら,相当な手間ひまをかける価値は充分にあると信じます。

 面倒なことは全て行政か大企業頼みの習慣がついている日本人にとって,自分達でルール作りから創りあげていくというのは最も苦手なことなのかもしれませんね。

実は,今のところ二人しかお申し込みがありません。残すところ1ヶ月を切りましたのでいろいろ努力しています。首都圏の10以上の地方紙にWebで告知公告をお願いしましたが,無料或いは格安でお願いしているのでなかなか見つかりません。

現在,横濱タウン新聞がウェブに無料で掲載して下さいました。本当に感謝です。

お金を使わずに告知と集客をするアイデアがございましたら是非ご教授ください。
 とりあえず知人ご友人,社内に伝達をお願い申し上げます。

NPO法人信州まちづくり研究会のホームページには,プレゼンの開催要領と提案書ばかりでなく諸情報が掲載されています。

Youtubeにも提案書の概要が動画になってアップロードされています。

 尚,素敵な本をご紹介します。「コウハウジング」(コウハウジング研究会/チャールズ・デュレ,キャサリン・マッカマン著/風土社/1890円/アマゾンでOK)です。
 著者二人はアメリカ人ですが,1984年~85年,北欧の46ヶ所のコウハウジングコミュニティに,それぞれ数日から6ヶ月間滞在しながらコウハウジングについて研究しました。

1987年に二人はコウハウジング社を設立し,以来全米にコウハウジングを広めました。NPO法人信州まちづくり研究会では,10年ほど前に彼等が来日した際佐久市にお呼びして講演して頂きました。

英語が達者な方は下記URLを開いてください。コウハウジングについて,欧米の歴史と現状が詳しく書かれています。

  欧米の現状だけ書きます。北欧には数百ヶ所,アメリカには使われているのが113ヶ所,計画中が100ヶ所,オランダでは300ヶ所以上,イギリスでも完成しているのが10ヶ所,計画中は多数,等々とあります。私の知る限りでは日本にはまだないようです。10年以上からかけ声はあるのですが何故かありません。
 もし,我々が創ることができれば日本初になるのかも知れません。

合理的・経済的で生活費も福祉費も軽減でき,何よりも人間疎外を最小にできる21世紀の理想的なコミュニティだと信じています。
皆さん,もし自分ができなくても子供たちに教えるために是非研究してください。ご紹介した本をお読み頂ければ手に取るように判ると思います。

ここにも開催要領を掲載致します。

【プレゼンテーション開催要領】
このプレゼンテーションの特徴は,単独家族で未知の地域に飛び込むのではなく,予めコミュニティをつくるところにあります。

日時:平成23年11月26日(土)午後1:30~4:30
会場:住宅生産性研究会の事務所 飯田橋駅から5~600m
大きな地図で見る
お出かけ頂きたい方:この提案書にある理念と手法にご賛同頂ける方ならどなたでも結構です。
参加費:お一人5,000円 但し,ご夫婦の場合は2,000円追加と致します。


内容:提案書の詳細説明,
長野県の”田舎暮らし”に関する諸情報,
長野県東信地区に関する諸情報
プレゼンテーター:NPO法人信州まちづくり研究会
副理事長 安江高亮
お申込み方法:このメールの返信にて,お名前,住所,性別,年齢,ケイタイをご記入の上お送りください。
お問い合せ:このメルマガの返信,或いはフッターの連絡先へどうぞ。

ーー
このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。
ーーーーー 
すばらしい阪神ファンの友人が,「虎ファンのお神酒」を売り出しました。
美味しいそば焼酎です。ぜひ飲んでみて下さい!
http://torafan.com/ からご注文頂けます。
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★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

2011年10月22日土曜日

蓼科だより・210号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月22日(土)★
今回のテーマ: 初トレッキング & ユシカフェの石窯火入れ
  & 「田舎暮らしコミュニティ」づくりプレゼンテーション
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去る19日,蓼科牧場でプチホテル&レストラン・ベルを経営している妹夫婦に誘われて,初のトレッキングに参加しました。
NPO法人八ヶ岳スーパートレイルクラブが設定した,八ヶ岳連峰を周回する約200kmに及ぶ「歩く旅の道」の一部分約2.5kmを歩いたのです。
 女神湖から長門牧場まで,緩い起伏が続く森林地帯を歩き,江戸時代から農業水路を守ってきたという清水が流れ生気溢れる番所跡で休憩し,やがて本州一大きいという長門牧場に到達します。
森林の落葉を踏みしめて,深く清々しい山の匂いを体感しながら,木漏れ日と戯れながらゆっくり歩きました。太陽に透けて見える紅葉の美しさは格別でした。
地元のペンション「ロッジ・グランシャルモ」を経営しているインストラクターがガイドしてくれました。最高の癒しでした。Youtubeにアップロードします。
ーー
 10/19日夕方より,ユシカフェの庭に作られたパン・ピザ石窯の火入れ式が行われました。この石窯は以前に炭焼きでご紹介した中野宏さんが造りました。ロケットストーブ方式という新方式で,日本では初めてかもしれないと言ってました。
 参加者は全員で340名ほどでしたが,遠くは燕三条から,愛知からも若い男女が駆けつけていました。すてきな雰囲気でした。ユシカフェの人気がなせる技です。
新規就農者が3組出席されお披露目がありました。いずれも20代の若い人達で,その意外性に驚きと期待が溢れていました。

ーーーNPO法人信州まちづくり研究会が,参加者を募集しています
「田舎暮らしコミュニティ」づくりプレゼンテーションを東京で行います。
会場が決まりました。”サステイナブル・コミュニティ”とツーバイフォー建築の権威者である戸谷英世先生が理事長を務める住宅生産性研究会(HICPM)のセミナールームをお借りすることができました。
レクチャーも頂けることになりました。この先生のホームページはすばらしいです。下記URLをお読み下さい。

 このプレゼンを行うのは,私が副理事長兼事務局を務めている「NPO法人信州まちづくり研究会」(斎藤兵治理事長)です。 このNPOは,平成13年より”まちづくり”に関する活動を続けて参りましたが,この数年経営難に陥り低調な活動しかできませんでしたが,再スタートです。
とは言っても,パワーが限られておりますので,ハード面には手を出さず,コミュニティづくりのソフト面,具体的にはプレゼンテーター,ファシリテーターとして活動していくことにしました。
提案書と,このNPOの紹介文は,末尾に添付致します。
この提案書に基づき,プレゼンテーションを下記要領にて東京で開催致します。

ーー【プレゼンテーション開催要領】
このプレゼンテーションの特徴は,「提案書」Ⅸに書きましたように,単独家族で未知の地域に飛び込むのではなく,予めコミュニティをつくるところにあります。

日時:平成23年11月26日(土)午後1:30〜4:30
会場:住宅生産性研究会の事務所 飯田橋駅から5〜600m
お出かけ頂きたい方:この提案書にある理念と手法にご賛同頂ける方ならどなたでも結構です。
参加費:お一人5,000円 但し,ご夫婦の場合は2,000円追加と致します。
内 容:提案書の詳細説明,
長野県の”田舎暮らし”に関する諸情報,
長野県東信地区に関する諸情報
プレゼンテーター:NPO法人信州まちづくり研究会
副理事長 安江高亮
お申込み方法:お名前,住所,性別,年齢,ケイタイをご記入の上,
takasuke@mitsuyakogyo.co.jp 宛メールして下さい。
お問い合せ:上記メールアドレス,或いはフッターの連絡先へどうぞ。
ーー
このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。
ーー
事前に学習なさりたい方は,下記URLをご覧下さい。長野県が発信している情報をはじめ,”田舎暮らし”に関係する様々な情報がリストアップされ,リンクしています。
http://tateshinadayori2.blogspot.com/2011/09/blog-post_8629.html

ーー「提案書」と「NPO紹介」を添付します。
このブログには添付できませんので,下記アドレスへ,
「添付資料を送れ」としてメールして下さい。
takasuke@mitsuyakogyo.co.jp


ーー提案書の概要を,Youtubeにもアップロードしました。

ーーーーー 
すばらしい阪神ファンの友人が,「虎ファンのお神酒」を売り出しました。
美味しいそば焼酎です。ぜひ飲んでみて下さい!
http://torafan.com/ からご注文頂けます。

ーーメルマガ [週刊信州156]より
■「信州を味わう夕べ」を東京都内で開催します。
http://magazine.nagano-ken.jp/e5917.html

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
[所在地] 〒384-2305 長野県北佐久郡立科町芦田2076-1
[連絡先] 090-3148-0217、0267-56-1033
[Skype] takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
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2011年10月16日日曜日

蓼科だより・209号〜田舎暮らし情報


★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月15日(土)★
★今回のテーマ: NPO法人信州まちづくり研究会からお知らせ
 「田舎暮らしコミュニティ」づくりの提案
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月3日に稲刈り,11日(火)に脱穀,12日に新米試食,13日に稲ワラを裁断し田面に散布しました。これで23年の米づくりは終り,今後は来年の準備になります。
 16アールの耕作で18袋(30kg入)の収穫となり,昨年比マイナス10袋,一昨年比マイナス15袋というお恥ずかしい結果になってしまいました。33袋位がこの辺りの標準です。 ですから今年は販売ができなくなってしまいました。毎年お買い上げ頂いたみなさんごめんなさい。
原因は前回書いた通りで,理由は判っているので次回こそ失敗しないようにがんばりま~す。
手前味噌ですが,味はスゴく良いです。少ない稲穂に栄養分が集中したせいでしょうか,コクと旨味が強いです。皆さんにお分けできないのが残念です。

ーーーーーNPO法人信州まちづくり研究会からお知らせ
 今回は,私が副理事長兼事務局を務めております「NPO法人信州まちづくり研究会」(斎藤兵治理事長)から,<「田舎暮らしコミュニティ」づくりの提案書>と,そのための「プレゼンテーション参加者募集」を掲載致します。
NPO法人信州まちづくり研究会は,平成13年より”まちづくり”に関する活動を続けて参りましたが,この数年経営難に陥り低調な活動しかできませんでしたが,再スタートです。
とは言っても,パワーが限られておりますので,ハード面には手を出さず,コミュニティづくりのソフト面,具体的にはプレゼンテーター,ファシリテーターとして活動していくことにしました。
提案書と,提案者NPO法人信州まちづくり研究会の紹介文は,末尾に添付致します。
この提案書に基づき,プレゼンテーションを下記要領にて東京で開催致します。
ーー【プレゼンテーション開催要領】
このプレゼンテーションの特徴:「提案書」Ⅸに書きましたように,単独家族で未知の地域に飛び込むのではなく,予めコミュニティをつくるところにあります。

日時:平成23年11月26日(土)午後1:30〜4:30
会場:都心の交通の便の良いところを探索中です。
参加ご希望の方に後日お知らせ致します。
お出かけ頂きたい方:この提案書にある理念と手法にご賛同頂ける方ならどなたでも結構です。
参加費:お一人5,000円 但し,ご夫婦の場合は2,000円追加と致します。
内容:資料に基づき;
提案書の詳細説明,
長野県の”田舎暮らし”に関する諸情報,
長野県東信地区に関する諸情報
プレゼンテーター:NPO法人信州まちづくり研究会
副理事長 安江高亮
ーー
 このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
 このチャレンジが成功できますように,皆様のご協力をお願い申し上げます。
 ”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。
ーー
事前に学習なさりたい方は,下記URLをご覧下さい。長野県が発信している情報をはじめ,”田舎暮らし”に関係する様々な情報がリストアップされ,リンクしています。
http://tateshinadayori2.blogspot.com/2011/09/blog-post_8629.html

ーー「提案書」を添付します。
このブログには添付できませんので,
別送で添付しますので,メールで「資料送れ」と送信して下さい。
takasuke@mitsuyakogyo.co.jp

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2011年10月9日日曜日

蓼科だより・208号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月8日(土)★
★今回のテーマ:ニンニク植え & 農村セラピー協会第1回イベント
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  去る火曜日にニンニクを植えました。昨年より20本多い130本です。昨秋植えて今春堀上げたニンニクは自己採点80点くらいにできたので,今年はそれを種にしました。これも初めての挑戦です。
S先輩から教わりながら種取りにも挑戦しています。長崎の七角オクラをはじめ5種類ばかり採りました。
 ただ,ハイブリッド種はダメだから気をつけなさいと言われていますが,自分では判断できないので,苗を買った店に聞いてみるつもりです。
来週は,腐葉土づくりのために,昨秋薮を刈り払って整備した落葉収集の仕掛けを仕上げなければなりません。何のことはない大きな土手の草を刈り,落ちた小枝を拾いきれいに整備するだけですが,今までの2〜3倍の落葉が,しかも楽に集まると期待しています。
ーー
数日内に臨時号で,かねてより温めていた「田舎暮らしコミュニティ」づくり提案書を発信させて頂きます。私が副理事長兼事務局を務めているNPO法人信州まちづくり研究会からの情報です。

ーーーーー農村セラピー協会第1回イベント
 昨日・今日と飯綱高原の公共の宿アゼリア飯綱で行われた農村セラピー協会主催の「第1回農村セラピーDAY」に出席しました。
農村セラピー協会は,「ほっとステイ」の生みの親信州せいしゅん村の小林村長(むらおさ)が会長を務める理想高く夢多き団体です。今年2月に設立されました。その初イベントです。
小林会長とその仲間の皆さんが10年の歳月をかけて創り上げた農村活性化と農村セラピーの仕組みが県と国に公式認知された日と言えると思います。本当にすばらしいことです。

 信州せいしゅん村はたくさんの農村セラピーシステムを創り上げました。その柱となっているのは,日帰り体験農園「ほっとステイ」と,生きる力を確かめると銘打つ「観郷(かんきょう)ウォーク」です。
セラッチ(セラピー値の意味)という評価基準を創り上げ,癒しを科学しています。小林さんは元は私と同業ですが,本当にスゴイ人です。
詳細は,http://www.murada.com/ をご覧下さい。
阿部県知事が7日の情報交会と8日のシンポジウム両方に参加しました。国交省と農水省からは局長さんが,そして田舎暮らし誘致で名をあげている足立飯山市長さんもシンポジウムに参加しました。

冒頭の基調講演は立教大学観光学部特任教授清水慎一氏が「観光と農村の融合」と題して講演されました。私なりに要約してみます。
「3.11の大災害の後,その復興のキーワードは「絆」であり,その絆を支えたのがグリーンツーリズムだった。そして観光のあり方にもグリーンツーリズムが決定的ともいえる大きな役割を持つようになった。
その中身は,「農家」と「農村環境」と「農村景観」がセットになった農村の「暮らし」そのものである。」

 故木村尚三郎氏の「旅人は生活者」という言葉を引き合いにされ,「生活」「暮らし」そのものが観光であると強調されました。「長野県観光行政はこれ一つに絞り込んでも良いのではないか」とも。
阿部知事もこの考え方に同調されていました。そして農村セラピー協会の発足と活動は大歓迎であり,「県と一緒に推進しましょう」と強調されました。
 シンポジウムの最期に,知事と賛同者一同名で「国際青少年交流農村宣言」(内容はホームページに載ります)が阿部知事の朗読で満場の拍手で採択されました。
 更に,観光庁長官溝畑宏氏からの下記メッセージが披露されました。
「あらゆる国や地域の若者の交流の場となる世界一の青少年交流農村づくり。長野県様によるこの画期的な取組みを心より応援しています!」

 午後4時20分に閉会しましたが,大成功でした。
小林会長,本当におめでとうございます。
農村の一員として,「ほっとステイ」ホストの一員として,小林会長に心より感謝を申し上げます。
ですが,これからですね。私も微力ですが努力致します。
ーー
景観については,”まちづくり”の恩師元立教大学環境学部長溝尾良隆先生の著書「観光額と景観」に,観光景観論から始まり,日本と世界の景観について歴史的・文化的考証を詳細に説かれています。
先生は,「本来の日本の自然は大変に美しいのに,人間が壊し続けている」と述べていますが,私の海外視察の経験から考えてもその通りだと思います。
総じて日本の景観は汚いと思います。外国人観光客の入り込みが少ないのはこれが大きな原因だと思っています。

ーーーーーメル友情報
下記<>内は私のメル友が船井幸雄さんから頂いたという転送メールです。

<今月15日に『超マインドコントロール』(池田整治著 マガジンハウス刊)が発刊されました。著者は去年12月に陸上自衛隊を退官したばかり(退官時、陸将補)。もちろん私、船井幸雄の親しい人です。
本書の企画・構成が昔なじみの中島孝志さんだったのでさっそく読みました。
1福島第一原発の実情と今後の見とおし
2日本の政治家や官僚の実態
3第2次世界大戦の実態
4アメリカという国の建国以来の歴史と現状
5中国のこれから
6今後の日本のあり方
だれにも分るように綴られた警告書です。いま、これだけ分りやすく、「ずばり」1冊にまとめられた著作は知っている限り他にはありません。
この1冊で、日本人なら知らねばならないはずのことがよく分ります。私も20-30%ぐらいは知らなかったことを教えられました。
池田さんや中島さんの人間性から、私が言えることでもあります。
ともかくこれは奨めたいだというので20人ほどの友人(いまの日本のリーダーたちと言っていい人たちです)に奨めました。買いそうにないと思える人には10冊余を送りました。>
(私)また図書館にお願いしよう!

ーーーーー長野県メールマガジンより小諸城址「懐古園」で、1022日から「懐古園紅葉まつり」が開催されます。
園内は、色づいた木々に苔むした石垣と、風情ある美しい景色が広がります。
続きは≫http://magazine.nagano-ken.jp/e5852.html 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<わたしのサイト>・リンクを貼って頂けませんか?
田舎暮らし情報館(蓼科より): http://tateshinadayori2.blogspot.com/
田舎暮らし動画: http://jp.youtube.com/user/takasukey
追加アップロード
草堆肥づくり・田舎暮らし便り272号(蓼科より).mov
下記は昨秋ヒットした動画です
初秋の白樺高原・女神湖・田舎暮らし便り217号(蓼科より).mov

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2011年10月1日土曜日

蓼科だより・207号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月1日(土)★★今回のテーマ: 苦戦した稲刈り & 浅川氏著書
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 28日(水)から一人で始めた稲刈りが今日でほぼ終了しました。
昨年は体験希望の皆さんと楽しもうと思い,土日に合わせようとして天候の具合が巧くいかず,結局1ヶ月も遅れてしまいました。今年は予告した24~25日が流れてしまったので,ひとりでやることにしたのです。
 一般的な農法であれば一人でも2日あれば楽勝ですが,昨年から有機・無農薬栽培に移行し,今年からは更に不耕起移植栽培に移行した関係で思わぬ障害に遭遇してしまいました。私にとっては全く想定外(本当です)のことでした。
以前に書きましたが,不耕起専用田植機のシステムと強粘土の適合の悪さから,植えた苗が半浮き苗状態になり100%活着にならなかったのです。私の感覚的な判定では30%位の活着だったと思います。
どうもおかしいと思い気がついた時には1ヶ月以上経っていましたので手の打ようがありませんでした。後日一部始終をYoutubeに公開しますので,今後この農法に挑戦なさる方は参考にして下さい。根を抜いて見ると昨年の3分の1位しか着いていませんでした。

結果として,分けつ(稲の茎数が増えること)が5~6本から20本(普通は20本から30本)にしかならず,成長も80%ほどにしかなりませんでした。
 おまけに,稲の生長が悪いので田面に太陽光が充分入るので草の生長が旺盛で,コナギが全田面に憎らしい程見事に生え揃いました。ホタルイは田の草取りでかなり取りましたが。
 完全に失敗です。ですが,決して不耕起移植栽培が悪いのではありません。私のやり方の問題です。原因は土が堅かったためです。対処策は決めていますので次回は失敗しません。
このために,稲刈りが難航しました。草が邪魔して機械の結束と排出が巧くいかないのです。そこで,稲刈り機の底に7センチほどのゲタを履かせ高い位置で刈り取るようにしたのです。それでも一部分機械で刈れないところが残ってしましました。
従って,稲束の状態が悪かったので,ハゼかけする時ひと束づつ不具合を直しながらかけていったので3倍程時間がかかったと思います。

一般の農法では除草剤を使いますので,田面は本当にきれいなもので何一つありません。ですから,田の草取りは不要(わたしは今年も20日以上)で,全ての作業がスムーズにいきます。
 勤め人であったり大規模に田んぼやっているのであればとても私のようなことはやってはいられません。一般の農家からみれば私のやっていることなど気違い沙汰です。
私は農園アスレチックだと思って田の草取りをやっているので良いのですが,兼業の方や大規模農家は除草剤なしには不可能だと思います。

世間に有機・無農薬栽培が理想の農業のようにイメージアップされていますが,それが実現性を持つのは全員が昔のように自給自足をする時でしょう。
もちろん私は限りなく有機・無農薬栽培を目指しますが,かと言って時間は有効に使いたいので何時までも20日以上もの田の草取りはやりたくありません。腹に策はあります。

ーーーーー農地法??
 20年程前から折に触れて農地については研究しているのですが,今回またしても奇妙なことに気がつきました。
農地法或いは農業基本法から派生する市民農園整備促進法,特定農地貸付法,農業経営基盤強化促進法等のややこしい法律がありますが,ごく一部の例外を除いて,農地を活用するに当って「営利を目的としてはならない」となっているのです。
宗教だって営利をやっています。「業」とつく産業に何故このような考えがまかり通っているのか理解できません。こんなふうに考える私がおかしいのでしょうか。どなたかご教授願えないでしょうか。

ーーーーー「日本の農業が必ず復活する45の理由」(浅川芳裕著/文春)
前著「日本は世界第五位の農業大国」をより深く掘り下げ,且つ新証言を付け加えています。ごく一部ですが要約してみます。ーーとーーの間。
ーー
 全体を通して透けて見えてくるのは,農水省が全ての統計,あらゆる分析を操作して打出す政策の全てが「自給率の向上」一つに集約されている状況です。それを裏打ちしているのが,食料に関する全分野における危機感の醸成です。
そして,全ての危機感から引き出されるのは,「だから自給率の向上をしなければダメなんだ」となっているのです。全ての規制も補助金もインフラ整備もそのためにあるのだと。
更に,外国の学者がCO2の削減のために唱えたフードマイレージ論や,水資源の乏しい国の水の有効利用を解析したバーチャル・ウォーター論を曲解して食料輸入罪悪論にまで仕立て上げて,それもこれも自給率が低いためと誘導している。
 TPP32年前大平総理が言い出したことであること,日本は世界最高の食料輸入国ではないこと,世界の水不足も農地不足もないこと,農家数の統計が全く意味のない内容であること。
更に,宮崎の口蹄疫問題の収束報告書は「宮崎県の対応が遅かった」となっているが,事実は農水省の怠慢と家畜伝世予防法の不備にあったこと,フランスは農業大国だと言われていたが国際統計ができて以来常に日本が上位にいたこと等が,文書と数値で示され論証されています。
オランダ農業の実情にも驚きです。国土は九州程度,輸出高は米国についで世界第2位790億ドルで日本の30倍,農家数はたった77千戸,農家一人当り外貨取得額14600ドルでダントツ世界一,研究が発達し化学工業から出るCO2をパイプラインで農業ハウスに引いている,
ただの批判書でないことは最期の項目で判ります。「どうすれば日本の農業はもっと強くなれるか」として,具体的な提言がなされています。
ーー 
 私はこの本の全てが真実で妥当な分析と提言であるか判定できる情報と知識を持ち得ません。尊敬する先輩から痛烈な批判も受けています。
ただ思うことは,現代世界における統制経済の破綻の事実,国際分業と自由貿易によって受けている日本の経済的恩恵を前提に考え,農業先進国の実情を知れば,大筋において間違っていないと感じることです。
地方を語る時農地のことを抜きにして語れません。農地と山林しかないからです。地方のこと農業のことをお考えの方にお薦めします。ご批判を頂ければありがたいです。

ーーーーーあとがき
今年も冬支度の季節となりました。先週から朝10℃を切るようになりました。真っ先に必要になるのが蘭の収容です。毎年悩みます。お金をかけずにどうやって春まで保持するかです。
10月はニンニクとタマネギ苗を植える月です。今年は自分で苗を作りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<わたしのサイト>・リンクを貼って頂けませんか?
田舎暮らし情報館(蓼科より): http://tateshinadayori2.blogspot.com/
田舎暮らし動画: 
http://jp.youtube.com/user/takasukey
追加アップロード
下記は昨秋ヒットした動画です

2011年9月25日日曜日

蓼科だより・206号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年9月24日(土)★
★今回のテーマ: 稲刈り不調,農地,台風 & 原発 
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  台風15号は21日に信州は通り過ぎたのですが,今日の稲刈りは,田んぼがくちゃくちゃでできませんでした。また昨夜は一番の冷え込みで10℃になり,布団を持ち出しました。
よくしたもので秋野菜は長雨の中でも着実に育ちます。総太りダイコンが本葉4枚になったので昨日おろ抜きしました。サラダで食べるととても美味しいです。自分で採った種から蒔いたナガネギが発芽しました。タマネギの苗も順調に育っています。
 私の背丈以上に伸びた長崎の七角オクラは4〜5本が風に倒されましたが,支柱で回復させました。
食べるホウヅキが収穫適期に入ったようで美味しくなりました。食べるホウヅキは他にない非常に個性的な酸味と甘みがあり,ビタミン類を多く含み,特に肝脂肪や高脂血症に良いとされるイノシトールが多いそうです。

ーーーーー農地のこと
メルマガ204号の農地法の記述で間違っているとこがありました。下記部分です。

「もっと根本的な問題があります。農地法で5000m2の制限をしながら,一方において特区申請をすれば1000m2まで下げられという。」

これを下記<>内のように,お詫びして訂正加筆致します。
農地法が平成21年に改正になり,契約による農地取得下限面積が”原則”50アールであることは以前のままですが,下限面積については地元市町村の農業委員会の判断で引き下げることができるようになりました。
引換えに,特区の認可で10アールまで減らすことができた特例は廃止されました。尚,相続による取得には,既得権として下限がありません。
 ところが,何とも呆れた仕組みになっているのです。表向き自由にしたようになっていますが,意地の悪い「農地法施工規則」(最下段に添付)がついています。
その第一項で,農業委員会が検討の際目安とするべき数的制限をかけ,第二項において,曖昧な規定で第一項の制限を外せるようになっています。これが曲者です。
第二項に,曖昧な部分「相当程度」という表現がありますが,それについては県の担当者から口頭で指導があったようです。ここが問題です。
 現実にどういうことが起こっているか,自分の立科町と隣の佐久市の農業委員会に確認しました。結果として,佐久市内で,以前特区で10アールにしていた地区が40アールになってしまい,立科町では検討した結果50アールのままです。しかも特区はもう使えません。 つまり,以前より縛りが強化された結果になりました。ですが,農水省は問いつめられれば第二項の曖昧な規定を持ち出して,「やればできますよ」と逃げることができます。
 何とも呆れた狡猾さです。「下限面積については農業委員会の判断で決める」すれば良いものを,表看板(法)だけ「地元の裁量に任せます」として,実質的(施工規則)では縛りを強化したのです。どこまでも国が管理するんだ,ということでしょう。
地方の土地の活用をなんで中央官庁がここまで口を出さなければいけないのでしょう。何故地方の問題を地方に任せられないのでしょう。>
津波,震災,原発等,全ての政治の流れをみていると,日本に地方自治など存在していないことが証明されたのではないでしょうか。国民,市町村長,県知事全員が口を開けば「国が,・・・」と言ってます。東電もまるで国営になったみたいですね。
そう感じるのは私だけでしょうか。
ーーーーー台風12号関連
 私の”まちづくり”恩師からの情報です。
<十津川村(奈良県)が今回はこれでも被害は「少し」ですみましたが、明治22年の洪水で全村崩壊、生活基盤を失った600戸の村民が北海道に入植し、新十津川村をつくったのです。札幌の北、岩見沢市の西に新十津川村はあります。「十津川物語」という本に詳しく書かれています。

私は、仕事で新十津川村のまちづくりを手伝いました。
 13-16日、被災地に学生400名を連れてボランティア活動と学生にいかに被災地がたいへんなのかを知ってもらう目的で、でかけます。学生のめんどうだけでも大変です。教員も20名参加します。>
(私)この先生は実践派です,町おこし会社の代表取締役もやってます。こんな大学教授がたくさんいると良いのですが・・。
ーーーーー原発問題
 前号の<放射能ヒステリーの正体>を教えて下さった唯臥独村さんから,下記のコメントを頂きました。<>内。
<昨夜(09/19)のNHKBSプレミアム『宇宙の渚に立つ~世界初・生特番~』では、JAXAの科学者が「宇宙船内では1日で地球上の6か月分の放射線を浴びる」と言っていました。>

同じく唯臥独村さんからの情報です。<>内。
<三輪明宏さんが先月の週刊朝日にこんな趣旨のことを書いていました。「ナガサキでは百年生えないと言われた草木もすぐに生えだし、みんなバラックを建ててすぐに住み始めた。
 私も爆心地へも母を探しに何度も行った。当時は除染は愚か、“除染”という言葉すらなかった。それでもみんな子や孫とともに長生きしている」と>
Wikipediaより三輪さんについて:
10歳だった美輪は長崎への原爆投下時、長崎市本石灰町(爆心地から約4キロ)の自宅におり無事だったが、その後、近くの防空壕で待機した後に爆心地近くにあった生母の実家へ祖父母を1人で探しに行き惨状を目の当たりにする。>
ーー
 私がホルミシス論ばかり紹介しているので,ホルミシス論に固まっているように見えるかも知れませんが(正直なところ傾いていますが),ホルミシス論で固まっている訳ではありません。
私の感性でご紹介できる情報がないのです。反核・反原発んの皆さんの主張に共通しているのは,恐怖感と感情論が主流でデータがないことです。ですから,反核・反原発の皆さんの情報には説得力がないのです。
チェルノブイリの甲状腺がんも,非被曝地域との罹病・死亡率の比較データで発表されています。
こういうデータがあれば,説得力もあります。

 恐らく普通の人間であれば,反核・脱原発に反対の人はいないと思います。代わるものがあるならそれにこしたことはないからです。
 反戦・平和と一緒だと思います。好戦・混乱好きなんてある筈がありません。ですが,残念ながら軍隊(暴力装置)はいらないとはならない筈です。

豊かな生活の確保と,危険性のある文明(軍隊,車,ジェット機,ケイタイも)との微妙なバランスの上に現在の生活が成立っています。このバランスをどのように考え選択するかという問題ではないでしょうか。
万人の自殺者は,自分の生活と文明社会とのバランスがとれない人々が犠牲になっているのだと思います。戦後だけで200万人近い自殺者のことを何故もっと騒がないのか不思議に思っています。
先進国でダントツ1位です。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.html

ーーーーー閉め
まだまだ頂いている情報がありますが,オーバーですよね。
凡人にはとても言えない天才の言葉で終りにします。
「無限なものは2つ存在する。それは宇宙と、人間の愚かさだ。しかし、前者については断言できない」アインシュタイン
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田舎暮らし情報館(蓼科より): http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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2011年9月18日日曜日

蓼科だより・205号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年9月17日(土)★
★今回のテーマ: 草堆肥づくり & 放射能情報
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  この数日,本格的な草堆肥作りに挑戦しました。草がたくさんある田んぼの方の畑に積み上げました。作り方は自然農法を進めている信州なずなの会のリーダーから教わりました。自然の植生を活かした納得のいく理論だったのでやってみることにしたのです。
 ポイントは,種のついた草をできるだけ乾燥させたものを使う。微生物のたくさんいるもの,堆肥,山の腐植土等とコヌカを挟んで積み上げます。私は微生物のたくさんいるものとして,昨年秋仕込んだ腐葉土とEMボカシを使いました。
半月程前から刈っておいた田んぼの畦草を集め,1.8m×1.5mで,5段程積み上げて1.2mほどになりました。
ヒマワリの茎はチップにし,花の部分は草刈り機で刻んで草の間に積込みました。嫌気性発行をさせるので最期はシートで包みました。乾草の匂いがとても良かったです。
数日内に「草堆肥づくり」を,Youtubeにアップロードします。
 「夏の蓼科牧場」以降,3つほど新動画をアップロードしてあります。

ーー
 来週24日に稲刈りを計画したいのですが,台風15号に妨害されて怪しくなってきました。体験希望の方と一緒に楽しみたいのですが,24日を逃すと10月1日になりそうです。
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過去に数回,そして前2回農地法のことを書きました。このメルマガは農政通で知られる羽田孜,篠原孝両衆議院議員事務所にも送らせてもらっています。ご両人とも面識もあり,羽田さんには随分応援もさせてもらいました。しかし,両事務所から一回もご意見を頂いたことがありません。
 わたしは所詮は素人,間違えているかもしれないという思いは常にあります。もし間違っていたら教えて頂きたいし,私の批判に対して弁明や説明も頂きたいと思っています。
しかし,とるに足らぬ問題,或いは相手にせぬ方が良い人間とされているのか,それとも忙しすぎてとても付合っていられないというのか,その理由が判りませんが,無視されていることをどう解釈したらいいのでしょう。
どなたかそのへんの裏事情を教えて頂けないでしょうか?

ーーーーー
原発・放射能のことについての情報が溜まってしまいました。要約して転載致します。
メル友から頂いたまぐまぐのメルマガ下記「放射能ヒステリーの正体」は説得力があります。<>内に一部分抜粋。下段にURL,読んでみて下さい。ホルミシス論の総集編みたいな記事です。
<微量の放射能は健康に良い、という学説を最初に唱えたのは、ミズーリ大学の生命科学の教授トーマス・D・ラッキー博士だった。ラッキー博士はアメリカ航空宇宙局(NASA)から、宇宙における放射線の、宇宙飛行士への影響を調査することを依頼された。 宇宙船内では、毎時45マイクロシーベルト(μSv)の放射線を浴びる。宇宙船内で約半年間を過ごすと、19万μSvほどになる。地上で我々が浴びる自然放射線量は世界平均で年間2400μSvなので、その80倍程度である。
また福島第一原発から20~30Kmのエリアでは8月末現在で1万μSvだから、宇宙飛行士の被曝量はその19倍ほどにあたる。
(1000μSvは1ミリシーベルトmSvに相当するが、本稿では分かり易いように、すべてμSv〔マイクロシーベルト〕で統一する)
しかしラッキー博士が10年以上をかけて、多くの宇宙飛行士の健康状態を調べると、宇宙に行く前よりも、行った後の方が、良くなっている、という事実が明らかになった。

「我が国は世界で唯一の被爆国」というのが反核勢力の常套文句だが、それなら放射能の被曝の影響を科学的に突きとめ、合理的な対応を世界に示す事が我が国の役割だろう。>

(私)ラドン温泉のこと,広島・長崎の追跡調査のこと,核施設労働者の追跡調査のこと等,科学的論評がされており,素人の私には断定はできませんが,データも示されており,感情的雰囲気の強い反対派の論よりも説得力を感じます。

ーー
 ハルシステムのホームページ原発シリーズ第17回に再生エネルギー派の日本総研寺島理事長の意見が載っています。私は中庸を得た現実的な意見だと思います。要点だけご紹介します。<>内。
<一方、「脱原発」は、日本という国が、清貧の思想で、「貧しくともつつましく生きる」という選択をするということである。
実施に移せば、今の経済力を維持し、国際社会での発言権を維持することは出来なくなるであろう。果たして、その国民的合意が出来るかという点が問われるのである。>

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 ”まちづくり”の出版社学芸出版社のメルマガからで紹介された「コミュニティ・デザイン」(山崎亮著,副題が「人のつながりをつくる」)を読みました。あまり本を読まない私ですが,この前の長雨から読書づいています。(笑)
 私がライフワークにしている”まちづくり”のことだったので格別な関心を持って読みましたが,目から鱗の斬新でエクセレントな考え方と実践が書かれていました。これが本当の”まちづくり”だと感じましたが,決して難しいことだとは思いませんでした。 副題にあるように「人のつながりをつくる」という仕組み,つまりソフトウェアをデザインするのです。コミュニティのソフトをデザインすると言ってるのです。 実際に日本の各地で困難な問題をいくつか解決しています。その解決への発想と取組み過程と結果を書いた本でした。
 デザインというと,モノを設計することと思っていましたが,「本来のデザインという意味は記号的な美しさを表すsign からde つまり抜け出すという意味であり,本質を探るということ」だと書かれていました。な〜るほど,と納得です。 私の稚拙な説明ではお判り頂けないと思います。この本にある考え方と手法は,”まちづくり”ばかりでなく,どんな組織にも適用できると思いますので,読んでみて下さい。 彼は,「デザインとは,社会の課題を解決するツールである」,「現在日本では,100万人以上の鬱病,3万人の自殺者,3万人の孤独死があります。これらの結果は,『人のつながり』の問題であることは間違いないと思います。」とも書いてます。 この状況から脱出する方法を”まちづくり”という視点から見たのがこの本だと思います。
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田舎暮らし動画: http://jp.youtube.com/user/takasukey
「夏の蓼科牧場」をアップロードしました。
186号以前のアーカイブス: http://archive.mag2.com/0000200505/index.html

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2011年9月11日日曜日

蓼科だより・204号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年9月10日(土)★
★今回のテーマ: 農地法の怪!つづき
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 9月に入ったあたりから蓼科の里は,キリギリスとコオロギの声が小さくなり,澄んだスズムシの音が草むらを支配しています。やはり,スズムシの音は一番です!だから虫の音は”秋”なんですね。
12号が去った後,天気が続いて久しぶりに畑に水やりしました。ダイコンとタマネギの発芽が順調です。稲の熟成がイマイチで,まだ黄金色にならないのが気になります。盆すぎの低温と長雨が影響しているのだと思います。
台風12号の影響で,和歌山県の南東の地域で,5日間で1800ミリの雨を記録とテレビで放映していました。1日に360ミリです。こんな雨,想像がつきません。
私が住んでいる信州東信地域は日本でも最も雨の少ない地域で,年間に1200ミリ前後です。たった5日間でこの1.5年分です。たまったもんじゃありません!それこそ想定外ですね!
100人以上の犠牲者と報じられていました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ーーーーー
 もう一回農地法について書きます。メル友から「農家の相続も同じですか?」という質問を受けました。実は,農家の子供は農家の資格があるということで,面積制限がありません。
 たの産業にはこのような差別はありませんが,やはり食に関する産業だというので特別扱いになったのだと思います。
しかし,配給はとうの昔に終り,農地を特別扱いする時代は終ったのではないでしょうか。
私は農村にいます。約8000人の町に,指で数えられる程の専業農家はありますが,2000戸以上あると思われる農家の90%以上が兼業です。役場・農協か通勤可能範囲の会社に勤務して給料を稼ぎ,土日と朝晩に作業するのです。

家庭菜園と言ってもいい人が大部分です。しかも面積が過小なのに機械を使い,売上はほとんどないので赤字になります。ですが,その経費は所得から控除されるので赤字になっても苦にならない仕組みになっているのです。経費を一切認められないサラリーマンがこのことを知ったら何と思うでしょうか。
 そういう農家の子供達は農業をやったことがない人が大半です。基本的に務めていれば他のことをやる時間はありません。少し前までは田植と稲刈りくらいは手伝ったものですが,今はその手伝いも,大型機械の導入或いはレンタルで,半日もかからずに片付いてしまいます。農業を全く知らない子供達がほとんどです。
片や,非常に稀ではありますが,農業をやりたいと思っている非農家(サラリーマン)がいます。”田舎暮らし”にきて家庭菜園を持ちたい人もいます。その人達は前回書きましたように5000m2の農地を一度に取得或いは借りなければ農に従事することができません。全く非現実的だと断言できます。
ここで考えて頂きたいのです。農家に育ったけど農業を知らずやる気もない人と,農家ではないけれどもやる気の人と,どちらが農業と農地を守ってくれるのかということです。
ーー
 前回300坪の畑を買ったけれども登記ができないで困っているという話を書きました。ですが,その方はその畑を使っています。実は法律違反です。しかし農業委員会も町当局も見ぬ振りをしています。こんな人は全国至る所にいると思います。
ーー
もっと根本的な問題があります。農地法で5000m2の制限をしながら,一方において特区申請をすれば1000m2まで下げられると言ってます。
また,サラリーマンが家庭菜園もできないなんておかしいじゃないか,という批判をかわすために「市民農園法」とか「特別農地貸付法」という法律をつくり,所有はできませんが使えるようにしました。農地は50〜150m2に分割できます。
 それらの法律により,立科町にもクラインガルテン15戸があります。しかし,基本的に自治体と農協しかできない仕組みになっています。民間でもできることにはなっていますが,実質的にできないようにややこしくできているのです。つまり民間にはやらせないが,役所がやるのであればどんなに小さくしても良いとなっているのです。
これって,おかしくないでしょうか。見て見ぬ振りをしたり,1000m2でも良い,50m2でも良い,というのであれば,何故5000m2の制限を廃止しないのでしょうか。これを”怪”と言いたいのです。
この農地法と市民農園法のために,地方・中央で,書類を机に積み上げてどれだけ大勢の役人が飯を食っていることか,全く不毛だと思えてなりません。誰のための農地法なのでしょうか。
ーー
農水省のホームページで「2010年世界農林業センサス結果」(下記URL:5年前との比較)を見ました。北海道では30ha以上の農家が増えており,100ha以上などは28.7%も伸びています。30ha未満は減り続けています。
それを,都道府県で見ると,5ha以上が伸びており,30ha以上は142%も述びています。要は,零細農家(農業とは言えない家庭菜園クラス)は減り続け,大規模農家が猛烈に増えているのです。これって,良いことではないでしょうか。
農水省は農業就労人口減を問題視していますが,零細農家が減り大規模が増えている訳ですから当然の流れです。しかも,世界的に見るとまだまだ就労人口が多すぎるのです。(浅川芳裕氏の主張)

田舎の耕作放棄地も,昔の使い勝手の悪い小さな工場と同じで,効率が悪すぎて使えない土地なのです。(これも浅川氏の主張であり,私もそう思っています)
 つまり,我々は農水省の大本営発表で騙され続けているように思います。ですから,上記のような内容を農水省はニュースや解説で流していないように思います(調査していませんが)。ホームページには載っていますが,一般の人はそこまで見ないのではないでしょうか。

 農水省は,いろんな規制をかけている理由に,大規模農家の育成をあげていますが,わたしは詭弁だと思っています。
工業,商業でそのような政策をとったことはありません。しかし,世界のトヨタ,世界のセブンイレブンを生みました。政府がやったことは規制を外しただけです。
農業は,ロシアと中国で失敗した統制農業をやっているから伸びないだけだと思っています。農水省が一切の干渉をやめて,現在使っている予算を本当の農業振興に使えば,たちまち世界一の農業国になるのではないでしょうか。
誤解を恐れずに言えば,農業も産業の一つであり,経済原理は他の産業と同じだと思います。
ーーーーー
今回,原発問題も溜まっていて添付したかったのですが,長くなってしまったので次回に致します。一つだけ,ハルシステム設計ホームページに下記シリーズが掲載されました。
第17回 福島第一原発の原子炉事故を考える(繁栄か滅亡か3)
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  「夏の蓼科牧場」をアップロードしました。
186号以前のアーカイブス: http://archive.mag2.com/0000200505/index.html


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