2011年11月27日日曜日

蓼科だより・215号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月26日(土)★
★今回のテーマ:バイオマス温室,プレゼン & 放射線
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします

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10日程前から霜が降るようになりました。私の家ではまだマイナス1~2℃ですが,冷え込んだ時は高山ではナゴが発生します。樹も地肌もに霜が着いたように真っ白になり,その朝陽に映える様は神々しくさえあります。
ナゴは方言のようで,辞書にもWebにもありませんでした。霧氷とは違うように思います。霜ではないかと思っていますがどなたかご教授願えないでしょうか?
着実に季節は移ろって行きます。時間だけは,容赦なく!しかし万人平等だから文句は言えません。

バイオマス温室の穴を掘りました。深さ1m,巾2m,長さ5mの穴を,ミニバックホウで6時間ばかりでした。掘った土はその穴の周囲に盛り上げ,ウッドチップと有機肥料の混合物を2m積み上げる予定です。
 計画としては,冬期間,発酵熱だけで1.5坪の温室を,最低でも2℃を下らないようにする予定です。
 問題は地下水です。バイオマス温室の考案者から,「地下水は禁物だよ」と注意を受けているからです。水がウッドチップに浸透すると発酵が促進されコントロールできなくなるからです。

ところが,僅かですが沁み出してきたところがありました。幸い一番下だったことと一部分だったので,小石と砕石で水の通路を作ることによって水を封じ込むことができました。

このバイオマス温室のスゴいところは発酵をコントロールできることです。すごい発見です。その方はバイオマス温室に関して特許を3つ取ったと仰っています。
私のこの実験がうまくいったら,バイオマス温室を売らせてもらおうと思っています。
ーー
今日,東京飯田橋の住宅生産性研究会(HICPM)の会議室をお借りして「田舎暮らしコミュニティ」づくり提案のプレゼンテーションをやらせて頂きました。
 最終的に2名のままでしたが,住宅生産性研究会理事長の戸谷先生も聞いて下さり,貴重なコメントを頂きました。

戸谷先生は,まちづくり,サステイナブル・コミュニティ(持続可能な)開発に関しては日本の第一人者です。ただの研究者ではなく,日本各地でサステイナブル・コミュニティ創りを指導していらっしゃるからです。その実践を通して書かれた著書がたくさんあります。メルマガも”まちづくり”のエスプリが詰まっています。下記ホームページをご覧下さい。

特に,最近書かれた著書「アグリカルチュラル・アーバニズム」は,今後の地域振興のバイブルになると思います。社会問題に関心を寄せている皆さんには是非ご一読願いたいと思っています。上記ホームページのフッターに書籍注文があります。

下記Youtube動画では,先生が”まちづくり”について基本思想を語っておられます。

今回のプレゼンは私にとっても初めてのことであり心配しましたが,たとえ2名でも参加して頂き実行できて良かったと思います。反省点はたくさんありますが,一番のことは2名ではどうしょうもないということです。
根本的に戦術の練り直しが必要です。戸谷先生からアドバイスを頂きましたが,皆さんのお知恵もお借りしたいのです。宜しくお願いいたします。

これは余談ですが,プレゼンの資料を探している中で偶然「主要国の農薬使用量推移」という国連OECDが発表しているグラフを見つけました。何と,日本はワーストワンで,農水省が悪のイメージを振りまいているアメリカはベストでした。ビックリ仰天です。さすがの農水省も国連にまでは情報操作が及ばないようです。

更に農水省は,日本は世界最大の食料輸入国と言っているが,それも嘘だと判りました。1位はアメリカ,2位ドイツ,3位中国,4位が日本でフランス,オランダ,イタリアと肩を並べています。何が問題なのでしょう?

ついでにお願いがあります。TPPが問題になっていますが,20年程前だったと思いますが牛肉・オレンジ自由化問題がありました。その時も現在同様の問題になりましたので,そのビフォー・アファターをレビューするべきだと思うので,Webでいろいろ検索してみたのですが資料が見つかりません。

どなたかご存知でしたら公開して頂けないでしょうか?この種のデータがないところをみると,きっと都合の悪いデータなのかなと勘ぐりたくなります。

ーーーーー 古川聡久さんが半年ぶりに地球に帰還されたので,
放射線のことをチョット。下記<>内は,蓼科便り205号に転載した記事です。

<微量の放射能は健康に良い、という学説を最初に唱えたのは、ミズーリ大学の生命科学の教授トーマス・D・ラッキー博士だった。ラッキー博士はアメリカ航空宇宙局(NASA)から、宇宙における放射線の、宇宙飛行士への影響を調査することを依頼された。
宇宙船内では、毎時45マイクロシーベルト(μSv)の放射線を浴びる。宇宙船内で約半年間を過ごすと、19万μSvほどになる。地上で我々が浴びる自然放射線量は世界平均で年間2400μSvなので、その80倍程度である。
また福島第一原発から20~30Kmのエリアでは8月末現在で1万μSvだから、宇宙飛行士の被曝量はその19倍ほどにあたる。(1000μSvは1ミリシーベルトmSvに相当するが、本稿では分かり易いように、すべてμSv〔マイクロシーベルト〕で統一する)

しかしラッキー博士が10年以上をかけて、多くの宇宙飛行士の健康状態を調べると、宇宙に行く前よりも、行った後の方が、良くなっている、という事実が明らかになった。>

 いつも疑問に思うのです。ICRP勧告の許容範囲内の数値であっても神経質に書き立てるマスコミが,宇宙飛行士の安全に関しては一切書きません。人命軽視ではないでしょうか。
 何故宇宙飛行など即刻止めるべきだと主張しないのでしょう。少なくとも宇宙飛行士が被曝している客観的事実としての放射線量を書くべきではないでしょうか。こんなことを考える私がおかしいのでしょうか。

Wikipediaには下記<>内のような記述もあります。

<高度が高くなると宇宙からの放射線は空気という遮蔽物が減るために、1,500mごとに約2倍になる。国際線のジェット機では国内線より長時間高高度を飛行するために比較的強く放射を受ける。通常の飛行高度は1万m程度なので、これらの値から計算してみると地上の約100倍もの放射線量に被曝することになる。>
 とすると,毎日のように高度1万mを飛行している世界に何万人いるかも知れない長距離ジェットパイロットの安全はどうなっているのでしょう。これもマスコミは書きませんね。宇宙飛行士やジェットパイロットの安全などどうでも良い?のでしょうか。
どっかおかしいと思えてならないのです。

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わたしのYoutube下記URLをお気に入りに!11/14更新!
http://jp.youtube.com/user/takasukey

2011年11月19日土曜日

蓼科だより・214号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月19日(土)★
★今回のテーマ:冬支度の農楽 & プレゼン 

★   & 阿部知事県政報告会 & スゴイ地域再生講演
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮 takasuke@mitsuyakogyo.co.jp
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  11月以降の農作業は全て冬支度です。最期の収穫と土室への収納,そして土作りです。
火曜は,田んぼの脇にあるヒマワリと大豆の畑の土作りをしました。菅平の馬糞堆肥とコヌカをたっぷり入れました。菅平の馬は牧草で育てられているので抗生物質がほとんど入っていないようです。
昨日は,長期間楽しませてくれた雨よけハウスのトマトを抜きました。まだ実をいっぱい付け花も咲かせていて可愛そうでしたが,薄氷が張るようになってしまったので成熟が止まってしまうからです。
 トマトは6段目で頭を止めずに蔓を折り返して育てたら,長いのは5mにもなりました。いつもなら,10月上旬には終るのに今まで実をとることができました。
 木も生き生きとしていて立派でした。EMボカシを初めて使ったのですが,もしかしたらその影響もあるのかなと感じています。「元気なのにゴメンネ!」と謝りながら抜き取りました。
 やはり,長期間楽しませてくれた五島列島の七角オクラも種を採って抜き取りました。

その後,青首ダイコンと総太りダイコンを約200本ほど抜取り,土室に収納しました。土室はトマトを抜いた跡に溝状に3mほど,巾40センチ,深さ40センチに堀りました。ワラ束を二重に並べてフタをして終了です。

今後の作業は,トマトとダイコンを抜いた跡の土作りと腐葉土づくりです。
更に今年は,小さいですが観葉植物を保温する為に,ウッドチップと鶏糞によるバイオマス温室を造る予定です。新たな挑戦なので楽しみです。

ーー
11/14日。高山村公民館で行われた岩澤信夫先生の不耕起移植栽培の話しを聞きに行きました。「ほたるの居る田んぼを創る会」会長の園原さんの計らいです。
先生は80才を超えるのですが,「TPPに参加しても生き残れる農業はある」という話しを具体的にして下さり,聞いてる皆さんはそれを確信したと思います。

TPPに加入すれば,農業は今までのやり方では壊滅する。
・農業界にはたくさんの課題があるが,全て未完成であり,それらは宝の山である。
・農作物は自分で売らなければダメ,農協に頼ったら潰れるしかない。
・不耕起栽培(有機・無農薬)の米は安くても1俵3万円,平均的には1俵5万円以上で売れている。
・田んぼの市民農園,田んぼの生物トラストもいい。
・カンゾウとコゴミだけで1畝で100万も売り上げたおばさんがいる。
・作る農業から教える農業への転換もある。

驚いたのは,何故不耕起栽培をJA(農水省)も学者もやらないかという説明が,「自分達の責任問題になるから」という話しと,「アメリカの小麦生産の50%以上が不耕起栽培」という事実でした。一体どうなっているんでしょうか!

ーーーーー「田舎暮らしコミュニティづくり」プレゼンについて
再々です。後1週間となりました。申し込みはお二人のままですが,少人数でも実行致します。
”まちづくり”にご興味のある方でしたら,きっと有益な情報をお知らせできると考えているのですが・・・。


下記URLはアメリカカリフォルニア州デービスにある240戸の「ヴィレッジ・ホームズ」です。NPO法人信州まちづくり研究会で2度にわたり視察に行きました。
1建築家がベンチャーで創ったコミュニティです。行ってみると,ごく田舎の集落という感じですが,世界のモデルになっています。下記を開き,スライドショウでご覧下さい。


このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。

ーーーーー緊急のお知らせ
来る25日(金)夕方6:30より,上田商工会議所にて「阿部知事県政報告会 in 上田」が開催されます。

「おかげ様で安部県政も一年を経過いたしました。 そこで一年を振り返り県政の課題や、 今後取り組みたいと考えている豊富など、 知事から直接お話しをお聞きします。 多数ご参加頂けますようご案内申し上げます」

ーーーーー地域再生の,現実的かつ次元の高い講演を聞きました!
今日は,信州せいしゅん村の小林むらおさに誘われて,上田市塩田公民館へ「山里の生産・生活文化の継承から里山学校へ」と題した講演を聞きに行きました。

講師は,NPO法人かみえちご山里ファンクラブ専務理事関原剛氏でした。このNPOは,新潟県上越市の西部、通称「桑取谷」 と呼ばれる中山間地域を活動拠点としています。
自分達で行った集落調査で、山里の伝統生活技術が消滅寸前にあることが分かり,2001年危機感を抱いた人々80名が発起人として集まりこのNPOを立ち上げたといいます。

 講演のテーマは「新しいクニのかたち」という奇妙なものでしたが,話された哲学と実践には驚かされました。私が学んだコミュニティづくりの考え方との共通項がたくさんありました。
「クニ」というカタカナは「国」を意味するのではなく,「単一の集落より大きく,町や市よりは小さい,地勢的なまとまりの場」と定義されていました。
「クニ」は,市町村合併後,町村が消滅してしまった後に浮かび上がってくるリーズナブルなコミュニティ概念だと思いました。「クニ」という言葉には,「自立している」という大きな意味を持たされていました。

このNPOには,「地元学」(下にURL)の考え方が根っこにあり,「守る・深める・創造する」という基本方針のもと,地域文化・技術の記録・復元・実施,ムラと都市の交流・融合の媒介役,更に様々な施設の運営受託事業等を行ってきています。

10名もの常勤スタッフをかかえ,2000名足らずの山村で,スタッフを養成しながら奮闘しているのです。わたしは自分でNPOに携わっているだけに,その大変さ困難さは想像できます。

 話しの随所に,一般的な地域振興の話しに出てくる様々な言葉の虚像,幻想に言及していましたが,実践者でなければ語れない真実だと思いました。
講師のいう「クニ」の概念は「国」にイコールだと思いながら聞いていました。

とても書ききれません。ご希望の方には頂いているレジュメ用PPTを別送致します。このメールの返信でお知らせ下さい。下記は順番に,このNPO,関原さんのブログと地元学のURLです。
関原剛さん,新しいコミュニティの概念と哲学を教えて頂きありがとうございました。

かみえちご:http://homepage3.nifty.com/kamiechigo/
わたしのYoutube下記URLをお気に入りに!11/14更新!
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[所在地] 〒384-2305 長野県北佐久郡立科町芦田2076-1
[連絡先] 090-3148-0217、0267-56-1033
[Skype] takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
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2011年11月13日日曜日

蓼科だより・213号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月12日(土)★
★今回のテーマ:大豆脱穀終了,”田舎暮らし”プレゼン & その他
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 やっと大豆の脱穀が終りました。断根摘心大豆栽培に挑戦したものの,初期の段階で摘心の位置を間違えたために一時はダメかと諦めかけたのですが,先輩に大丈夫だよと言われたので定植しました。

6/10日に育苗箱に種蒔き,7/5日にクロマメ・アオマメ合わせて550本定植終了。10/31日に抜取り完了し,1週間ばかり干してから脱穀。最初棒で叩いてみましたがうまくいかなかったので,足踏みでやりました。

 足踏み脱穀は延べで12時間程かかりましたが,汗をかいてかなり良い運動になりました。結果として,クロマメ9.1kg,アオマメ6,5kgでした。15600g/550本=28g/本ですが,当初予想の3分の1以下です。

又しても失敗でしたが,原因はハッキリ判っていますので来年は絶対成功させます!そして,毎日豆を食べています。健康には最高です!納豆づくりもやってみようと考えています。
ーー
田んぼの堪水も順調です。数日おきに雨があるので水は満々としていて気分が良いです。
ダイコンも良いできです。ホウレンソウとシュンギクと長ネギが今旬です。鍋物にして食べています。美味いです。

ーーーーー「田舎暮らしコミュニティづくり」プレゼンについて
又してもですが,現在申し込みはお二人のままです。どんなに少人数でも実行するつもりでおりますが,ご参加頂く方が増えることを祈っております。

このプレゼンのことを掲載している下記ブログのヒット数はかなり伸びているのですが,お申し込みが頂けません。ご興味のある方は,下記URLをもう一度目をお通しください。知人・ご友人へのアピールもお願い申し上げます。


 コミュニティは人間が育ち生活する基本・基盤となるものです。コミュニティは,言い換えれば3.11以来流行言葉のようになっている「人々の絆」が生きている集落と言えると思います。
 経済優先の日常の中にいると,ややもするとその絆が煩わしくなります。しかし,3.11後の復興の推移をみると「人々の絆」を持っていた地域がいち早く復興に手が着いていると報告されています。

7〜8年前になりますが,北欧や北米に視察に行き,コウハウジングとサステイナブル・コミュニティ(持続可能なまち)のモデルと言われる「ヴィレッジ・ホームズ」を視察しました。(下にURL掲載)
それらは既に30年以上の歴史を持ち,着実にコミュニティの数を伸ばしています。アメリカでもこの10年でめざましく増えています。残念ながらまだ日本では緒についたばかりです。

私がNPO法人信州まちづくり研究会でやろうとしていることは,コウハウジングの考え方を応用して自然環境の良い信州で「田舎暮らしコミュニティ」を創ろうというものです。
これが成就すれば,日本の21世紀のモデルコミュニティになると確信しております。このコミュニティづくりにご参加ください。その最初のステップがプレゼンテーションです。

「コウハウジング」については:

 下記URLはアメリカカルシウムフォルニア州デービスにある240戸の「ヴィレッジ・ホームズ」です。NPO法人信州まちづくり研究会で2度にわたり視察に行きました。
 1建築家がベンチャーで創ったコミュニティです。行ってみると,ごく田舎の集落という感じですが,しっかりした理念があり,それが形になっているのです。

詳細は上記URLにありますが,プレゼンは,今月26日(土)午後飯田橋で行います。
お申込み方法:このメールの返信にて,お名前,住所,性別,年齢,ケイタイをご記入の上お送りください。
お問い合せ:このメルマガの返信,或いはフッターの連絡先へどうぞ。
ーー
このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。

ーーーーーその他
先週土曜日でしたが,友人に誘われて佐久市合庁側の小池さんが主催する国際協力田の脱穀イベントに参加させてもらいました。13アールの小さな田に十数人参加されており,まるでお祭りのようでした。

この活動は,マザーランド・アカデミー・インターナショナル(NGO・東京)の活動に賛同し、JA長野県グループが始めた国際社会への食料支援協力活動です。
現在、JA組合員、一般市民や子供たち、小学校等の参加・協力を得て、飢餓に苦しむマリ共和国へお米を送る活動が、長野県下各地区で定着・拡大中です。
収穫したお米は、全国から寄せられたお米とともにアフリカ・マリ共和国へ毎年1月に発送しています。

上記はホームページの記事ですが,小池さんは3年前からこの活動を始められたそうです。ステキなお仲間で,(宮沢)賢治米を作ったり,ベンチャーズを歌う人がいたり,東京からの人がいたりしました。
その様子をYoutubeにアップロードしました。

ーー「農村セラピーDAY」の記録動画をYoutubeにアップしました。
阿部知事が二日とも参加され,熱い想いを語っています。

ーー60年ぶりに十日夜(とうかんや)のワラ鉄砲を見ました。
長男が住む佐久市上塚原の諏訪神社で十日夜祭があると聞いたので出かけました。神事と子供たちによるワラデッポウが打たれました。非常に単純なことですが,私はとても感動しちゃいました。伝統行事って良いですね!下記動画をご覧下さい。
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[所在地]〒384-2305長野県北佐久郡立科町芦田2076-1
[連絡先]090-3148-0217、0267-56-1033
[Skype]takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
[Mail]   takasuke@mitsuyakogyo.co.jp
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2011年11月5日土曜日

蓼科だより・212号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月5日(土)★
★今回のテーマ: 玉ネギ植完了, 友あり遠方より来る・・,
”田舎暮らし”プレゼン & 原発
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このところ暖かい日が続いているのでトマトが色づいています。植物は気候に敏感です。

前回のメルマガを読み直しましたら,一番肝心な田んぼの堪水について書き落としていました。
今秋は,この地方は雨が少なかったので水路に絞れ水も無くて,困ってしまい,水路管理者に泣きついて特別に水門を開けさせて頂きました。おかげで無事冬期堪水は実行できました。今後の水位の維持が問題ですが・・。
ーー
850本の玉葱(5種類)を植終えました。脇ではナガネギとダイコンが今でも成長しています。
裸でマイナス10℃以上の冬を越すネギ類やダイコン類を見ていて,人間にこのDNAを入れることができたら冬でも半袖で過ごせるのかなあ,などとショウモナイことを考えながらやってました。
ーー
安中さんが,忙しい日程をやりくりして蓼科へ来てくださいました。
 例のトレッキングコースを歩き,私の農園を見て頂き,美肌の(関係ないけど)春日温泉に入り,夜はゲストルームにしている我家の粗末な小屋で二人だけですき焼きをつつきながら積もる話しを語り明かしました。

10年も前に2〜3回お会いしただけで親しく面談したことはなかったのですが,メルマガを通じて多くの情報交換をさせてもらいました。是非,オフ会をしたいという想いが叶った一日でした。
原発に関しては福島第一原発の設計と現場に携わった彼の経験から,極めて現実的で信憑性の高い情報を頂きました。彼のように理論にも現場にもそして裏事情にも精通している人物は他にないだろうと思います。きわめて貴重な存在です。
改めて,安中さんの見識と思索の深さに驚かされました。
こんな方におつき合いさせて頂ける幸運に感謝です。

日頃共感を覚えていた彼と一昼夜共にさせてもらって更にその想いを深めました。翌朝,我家をたった彼は静岡のお客さんを廻り,東京に帰りついたのは0時だったそうです。走行距離は460km。
彼は社員から,放射能を浴びて強くなった”ゴジラ”と呼ばれているそうです。
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」でした。

ーーーーー「田舎暮らしコミュニティづくり」プレゼンテーション
シツコクすいませんが,現在まだお申し込みはお二人のままです。どんなに少人数でも実行するつもりでおりますが,ご参加頂く方が増えることを祈っております。

過日,メル友から「安江さん,あの提案書は書きすぎだよ。あれを読めば全容が把握できちゃうよ」というご忠告を頂きました。私もそう考えたこともありましたが,次のようにお答えしました。<>内です。

<わたしは提案書を判った上でご参加頂く人が欲しいのです。何故なら,私が提案しているのは,情報と知識を知って欲しいのではなく,行動を起こして頂きたいからです。

今必要なのは行動だと思っています。
新しい動きが必要なのだと思っております。

私の提案,というより時代の要請は,新しい住まい方を考えるべきだということだと思っております。何故なら,日本の住まいのあり方はあまりにも自己中心的だからです。
日本の街並が汚いのも当然です。このことは,故木村尚三郎さんはじめ世界的に活躍している日本の識者全員が仰っていると思います。

わたしは海外のコミュニティを数多く視察させてもらいました。結果として,「コミュニティづくりが社会の基本」という考え方に到達致しました。
コミュニティが人間をつくる土壌だと思うからです。

3.11を契機に変えていかなければならない要素のひとつだと思っています。
良い町,素敵な街,人が幸せになるコミュニティをつくりたいのです。>


NPO法人信州まちづくり研究会のホームページには,プレゼンの開催要領と提案書ばかりでなく諸情報が掲載されています。
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/

お申込み方法:このメールの返信にて,お名前,住所,性別,年齢,ケイタイをご記入の上お送りください。
お問い合せ:このメルマガの返信,或いはフッターの連絡先へどうぞ。
ーー
このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。

ーーーーー原発問題
安中さんが「原発コーナー」に第18回をアップしました。

ーー「”放射能は怖い”のウソ」
どなたにご紹介頂いたか忘れてしまいましたが上記の本(8月末発売)を読みました。著者は,元は原子物理学者である電力中央研究所元名誉特別顧問服部禎男教授です。
この本はラッキー博士のホルミシス論を元に,一連の原発問題を判りやすく解説したものでした。すごく説得力がありました。(ホルミシス論については下記Wikipediaに詳しいです)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ホルミシス効果

私が重大に感じた要点だけ抜粋します。その圧巻は,P105後段にある次の文章です。

「国際勧告(ICRP)と科学者が言ってることが全然違うということで,アメリカのエネルギー省予算委員長のドメニティ上院議員が,政治と科学の間に橋をかけようということで1999年に会議を開いたんだよ。
『ブリッジング ポリシー アンド サイエンス』会議と言われてるんだ。ところがね,ICRPは,放射線に関する国際勧告をしてから50年もたっているのに,今さらそれが全部間違いだったなんて言えないと。
それで法令もできてるし,教科書もできてるし,産業界もできている,今さら数字がデタラメでしたなんて言えるわけがないと。それが3日間続いた会議の結論だったんだよ」
(私)ホルミシス論を認めたけれども,勧告は変えられないというヒドイ話しです。こんなことがあっていいのでしょうか。そして,下記締めくくりが重く勝つやりがいのある課題です。

「アメリカではいろんな事情があって放射能や原子力に関する積極的な改善の働きかけができない。ICRPの間違った勧告を正しくさせる,それができるのは日本しかないと思ってるんだよ。」
「現在のICRP勧告に従って福島原発事故の事後処理にかかるなら,その費用は膨大なものになるでしょう。実は必要のないものばかりです。基準を改めて,莫大なムダをなくし,それを東日本大震災の被災地の復興にあてるべきです。」

ーーこの本に関連してある大学教授(反原発)のことを,安中さんに尋ねてみました。
<>内がお答えでした。

<巷で喧伝されている放射能の恐怖は、全てウソと言ってもよいと思います。かなりの被曝をした私が、30年以上もこうして元気なのですから(笑)。
 ただ、ほとんどの国民は「見えない恐怖」におののいているわけです。それにかこつけて、恐怖を煽る人がたくさんいるわけです。
 国民は「日本の原発は100%安全」と信じ続けてきたわけです。(100%は、あり得ないのにです)それが事故を起こしたことで、「100%危険」にすり替わってしまったのです。どっちも間違えているのに、そこに考えが至らないのです。

 そして、前から「何でも反対」と言っていた平和論者、反核論者が、「それ見たことか、だから言っただろう」と力を得て、声高に叫び出しているわけです。
 K教授の主張はウソではありませんが、マイナス面を100%強調しているので、バランスを欠いています。
 福島第一原発でも、再臨界が起きている可能性を何度も強調されていました。たしかに、「起きている可能性はゼロ」ではありませんでしたが、「起きている」わけではありませんでした。

 これを「100%とは言わないが、起きている可能性が強い」という言い方をされるのです。この主張の仕方も一種のプロパガンダだと思います。
 原発事故のおかげで、K教授は一躍有名人になりました。得をした一人と言っては言い過ぎですが、反対派に祭り上げられて神輿の上におられることは事実です。>

ーー
私はホルミシス論に固まっている訳ではありませんが,かなり傾いていることは事実です。反対派の主張は感情論が主でデータが乏しいからです。

ーーーーーすばらしい阪神ファンの友人が,「虎ファンのお神酒」を売り出しました。
美味しいそば焼酎です。ぜひ飲んでみて下さい!
http://torafan.com/ からご注文頂けます。
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