2012年12月30日日曜日

蓼科だより・272号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2012年12月29日(土)★
★テーマ:今年最後の,腐葉土仕込み,大前氏原発論,ダイオキシン,みこしは軽くてパーがいい
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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 松井の球界引退の記者会見にわいた昨夜から今朝にかけて,我家で積雪が15センチになりました。4回目の雪になりますが,積もったのは初めてで,除雪機の初出動となりました。
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 今年最後の「蓼科便り」になりました。一年って早い,年令の所為ですね!
 唯臥独尊,分を弁えぬ独り言に今年も一年間おつきあい頂きましてありがとうございました。失敗だらけの農楽や,定見を持たない論評に失笑を禁じ得なかったと思いますが,「良くも悪くもあるがまま」を心情として書いておりますので,他山の石にして頂ければ幸いです。
 貴重なコメントを頂いた皆様には特に御礼申し上げます。ありがとうございました。
ーー
 今週は,落葉集めをして腐葉土を仕込みました。昔であれば,今頃とてもこんな作業はできませんが,近年はだいたい年末まで大丈夫です。12月に入って一旦は冷え込んでも必ず緩み雨もあるのが通例です。
 畑の土は凍っていますが,落葉が布団のように地面を覆っている山の地面はフカフカです。寝雪が積もると,雪は断熱材ですからやはり山の地面は凍りません。里山の大地は一年中暖かいのです。様々な微生物や菌が温々と生き続けているのだろうと思います。
 なんとも言えぬふくよかな山の匂いを嗅ぎながら落葉を集めているといろんなことを思います。
 もし,落葉がなかったら,雪がなかったら,山の大地は凍てついてしまうな,もしかしたら,木が葉を落とすのは自己防衛なのかな,それを剥がして集めて持ち去るのは反自然的な行為なのかな,などとしょうもないことを考えます。落葉を剥がされた地面が「寒いよ!」と言っているような気もします。

 ともかく,軽トラの荷台に換算して10台分程集めました。畑に添って続く里山の小径が落葉の収集場所です。落葉のことだけではありませんが,本当に恵まれていると思います。こんなステキな場所に家を建てた両親に感謝です。

 今年は,新アイデアで発酵材をつくりました。落葉を集めながら,「自然はどうやって腐葉土を作るんだろう」と。答えは簡単でした。落ちた所にいるだけです。だけどそこには過去の落葉が分解した腐葉土と腐蝕があります。
 閃きました。「似たような状況を人工的に作れば良いんだ」と。必要なのは落葉を分解する微生物と微生物が働くための餌だと。そこで,今年の落葉の下にある腐葉土と腐蝕をかき集めスコップで袋にとり,それを同量の米糠と半々に混ぜ合わせ発酵材とすることにしました。
 踏込んで7m3ほどの落葉に約100kgほどのその発酵材を使いました。そして落葉の湿り具合(含水比約60%と教わった)の調節は微生物の働きを促進させるためにEM活性液の100倍液を使いました。
 この方法には失敗はないと思いますが,問題が残るとすれば所定日数です。そこは来年のお楽しみです。
 一日4〜5時間やって,都合4日程かかりましたが,寝雪が来る前に終らすことができてラッキーでした。これで今年の農楽作業は全て終了しました。来春まで,残るは土室とバイオマス温室の管理だけです。

下記Youtubeにこの様子をアップロードしました。

時期遅れになってしまいましたが,10月の体験農園もアップロードしました。

ーーーーー前回の大前研一氏の原発論についてコメントを頂きました。

(安中氏)最後の大前研一氏の原発論ですが、概ね妥当な意見だと思います。
 大前氏は、元日立製作所の原子力技術者でしたから、専門知識も豊富です。私の能力や経歴など及びもつかない人です。
 活断層のことは、私も「気にする必要はない」と思っています。記憶で申し訳ありませんが、建家の設計において活断層の存在は「想定」されていました。地面が崩れても原子炉を守る設計になっていたと記憶しています。

 規制委員会は「大衆迎合」気味の見解を出しています。それが委員会の存在意義を示し、自分たちの延命になるからです。でも、私は、規制委員会の批判を言いたいわけではありません。今の委員会の構成では、(自分の過去を覆い隠そうと大衆迎合に傾くのは)当然ということを言いたいだけです。
 再稼働の是非は、最終的には国家(国会、内閣、首相)が判断することです。
規制委員会は、その判断材料の一つを作っているだけです。政府に代わって結論・命令を出す機関ではありません。マスコミは騷ぎすぎ(それも悪意の・・)です。
 大前氏は、アメリカにシンパシーを感じていたとしても、少なくともアメリカの手先ではないでしょう。また、東芝の技術を高く評価していますが、客観的に見て、ウェスティングハウスを傘下に収めた東芝の原子力技術力は世界一でしょう。大前氏が手先になる必要もないと思います。

(私)しかし,原子力規制委員会の田中俊一委員長は3.11事故の原因を作った方ではないのでしょうか。経歴を見ると,原子力村でぬくぬくを暮らしてきた人のように思えます。
 何故こういう人が何時までも居座っているのか,居座らせておくのか,不思議に思っていますが,私の感性がおかしいのでしょうか?日本には他に原子力学者はいないのでしょうか?

 そして,この後に及んで大衆迎合の見解を出すようなら,そんな委員会など要らないのではないでしょうか。国家・国民のための見解ではなく延命のための見解なんですね。それとも,国民のレベルに合わせた政治的な見解ということなんでしょうか。

(安中氏)その通りです。安江さんの感性は正常です。
 全てとは言いませんが,日本の学術の世界は腐敗臭で満ちています。「学者」とは哀れな存在だと思います。私のサラリーマン時代の最後は、部長として特殊建築物の営業をしていました。
 ターゲットは、国立大学の研究施設です。ゆえに、大学教授たちを抱き込むための工作に明け暮れていました。お決まりの、カネ、酒、オンナ(中にはオトコも・・)の攻勢です。
 私の成績は良かったほうだと思います。ですが、私の能力ではなく、学術の世界の歪さを上手く利用しただけです。学者先生方は、簡単な仕掛けで、いとも簡単に我々の軍門に下っていくのです。
 そんな哀れな存在なのです。
 と、ここまで書いて、自分で吐き気がしてきました。自分も酷い人間だったことを思い出したからです。私のような人間が、彼ら学者先生たちを腐らせていったのです。

(私)いやはや,スゴイ世界ですね。このような現実と言うのはどの業界も同じなんでしょうね。これらの日本的システム(政官業複合態=村態)はかつての自民党が作り上げたものであり,今も生きているんですね。
 安倍首相は,「自民党は変わった。変えていく」と言ってますが,どのように変わるのかしっかり見守らなければなりません。

(安中氏)そんな学術世界の中にも、IPS細胞でノーベル賞を受けた山中教授のような方もいらっしゃるのです。そのような先生に出会えた時には、本当に尊敬の念を持ちました。

ーーーーーダイオキシンについてもコメントを頂きました

(Yさん)Euの農薬規制について,国会図書館の海外立法情報調査室の植月献二さんの調査報告書(下記URL)を紹介します。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/pdf/02470001.pdf

 一部分を紹介します。
<一例として、農薬の有効成分のひとつであるクロチアニジンという物質の残留農薬基準値を比較してみると、レタスについては、わが国では20ppmであるのに対し、EU では0.1ppm、トマトについては、同様に3ppm に対し0.05ppmとなっている。
・・中略。
水環境や飲料水、自然保護区域、一般公衆や社会的弱者を農薬の影響から保護することなどが義務付けられ、農薬の空中散布も原則的に禁止された。>


(私)EU諸国では、ミツバチ大量死事件を受けて、その主要原因物質と考えられるネオニコチノイド系農薬を使用禁止にするなどの対策が講じられている。迅速な対応を行ったのはフランス。(Wikipediaより)。やはり,日本にはかなり問題がありそうです。
ーー
(唯臥独村さん)大前さんについてアメリカや東芝の手先という見方をしている人がいるのでしょうか。私は大前さんについて詳しいことを知っている訳ではありませんが、そんな人ではないと思います。

 東大大学院医学系研究科の水口教授らが自閉症の主症状である社会性相互交流障害がラパマイシンという薬によって改善することを、実験によって明らかにしたそうです。

 見方によっては放射線よりもダイオキシンの方がよほど恐ろしいですが、マスコミがなぜ騒がないのか不思議です。“原子力村”があったように、化学会社による“ダイオキシン村”でもあるのでしょうか。

(私)ラパマイシンが効いてくれると良いですね。子どもたちの7%もの数が脳に異常があるなんて民族の存亡に関わるのではないでしょうか?
 マスコミは何故騒がないのか本当に不思議です。

ーーーーーfacebookの友達より「シェアハウスの提案」

小諸在住の眞木 美津恵さんの提案です。合理的で人間的なこれからの住まい方です。
ーーーーーー政界の「みこし構造」と丸山真男論

 上武大学教授の池田 信夫氏が「まぐジャーナル」に下記のようなブログ記事を載せていました。丸山眞男の名前は知っていましたが,論評しか読んだことがありませんでした。このブログ記事を読んで,日本の天皇制について,なるほど〜と理解を深めました。

<リクルート事件で竹下首相が辞任し、その後任の宇野首相が女性問題で辞任したあと、混乱状態の自民党で総裁にかつがれたのが海部俊樹氏でした。弱小派閥でほとんど党内的な力は無に等しい彼を選んだとき、当時の小沢一郎幹事長が言ったと伝えられるのが「みこしは軽くてパーがいい」という名言です。
 この「みこし構造」は彼が新生党の代表幹事になって細川首相をかついだときも、その後の羽田首相のときも続き、最近では日本未来の党の嘉田由紀子氏をかついだのも同じでしょう。
 このように形式的な権威と実質的な権力をわける統治構造は、天皇制からずっと続いているものですが、日本以外には見られない特殊なシステムです。それを指摘したのが、丸山眞男の1985年の論文、「政事(まつりごと)の構造」でした。
・・中略。
 ここ(丸山の論文)では「まつられる」だけで実質的な政治を行なわない天皇と、それをまつり上げて意思決定を行なう実務者が明確に分化し、正統性の源泉と意思決定する主体の異なる二重統治がみられます。
 逆にいうと「まつり上げる」構造は、この二重統治を支えるためのルールと考えることもできます。>


(私)なるほどね,ですね。「形式的な権威と実質的な権力をわける統治構造」という見方は初めてでした(無知の証明ですが・)。こんな考え方が,東京裁判の天皇の戦争責任にも影響したのでしょうか?

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無農薬で有機肥料だけで作った「たかすけのお米」の販売
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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2012年12月23日日曜日

蓼科だより・271号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2012年12月22日(土)★
★テーマ:バイオマス温室の修復,農村ツーリズムシンポジウム終了,

     発達障害の原因,大前さんの原発論
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 今週は,昨秋作ったバイオマス温室の修復を行いました。
 いったん温室をどかしてからバイオマス(竹チップ)を掘り出し,温度と炭酸ガスを排出する配管をやりかえ,消耗した竹チップを補充して復旧しなければなりませんでした。

 温室は,巾2.7m,奥行き2.2m,高さ2.5mの床のない壁と天井だけの小屋ですが,壁の半分と天井は内外ともビニールシートですから軽くできています。しかし,軽いとはいっても200kg以上はあります。
 設計上は解体して移動できるようにボルト締めになっているのですが,もし小型の機械でそっくり吊り上げることができれば楽にできます。幸い近所に住んでいる叔父が機械を持っているので吊り上げることにしました。

 ユニックのクレーンで吊り上げようか,それともミニバックホーでやろうかと迷ったあげく,ミニバックホーでやってみることにしましたが,果たして吊り上げることができるかどうかはやってみなければ判りません。
 軟弱な造りなので,悪い吊り方をすれば温室が壊れてしまいます。建築工事で使う頑丈なパイプを小屋の下に通し,それにクレモナロープをかけて吊ることにしました。
 いざ始めてみるとロープの縛り方・止め方が判りません。一般的な結び方をすると解けなくなってしまいます。このことも叔父はプロなので教わりに行き,2種類の結び方を伝授してもらいました。どんな強い力で絞めても解ける方法です。これを知っているととても便利です。

 仕掛けをして,ロープを架けて,慎重に慎重に吊り上げてみると静かに持ち上がりました。その嬉しかったこと,思わず「やったぞ!」と声を出してしまいました。単純なもんです!
 そのまま旋回して反対側に温室を仮置きしました。

 後は楽なものです。配管を直し,この1年間で分解消耗した竹チップを発酵鶏糞を混ぜながら踏込み補充し,水平器で傾きを直し,全体をすっぽり覆うビニールシートを掛け,温室を元に位置に戻して終了しました。

 このバイオマス温室はエネルギーゼロで,バイオマスの発酵熱だけで中がマイナスになりません。昨年はアンモニアガスに悩まされましたが,今年はそんなに出ないと想定していますし,仮にアンモニアガスが出ても除去する方法を教わっていますので大丈夫と思います。

 この温室づくりは,御代田町の東信花木さんが開発した技術ですが,廃棄物利用と省エネの両面からすばらしいと思います。
ーー
 先週,ヒマワリ油ができ上がって我家に届きました。今年はヒマワリ500本で38kgの収穫,それを絞ったら8.1kgのヒマワリ油になりました。率にすると,21.3%でした。目標は30%ですから71%び搾油率でした。全体的に実が小さかったので仕方ないという感じでした。
 パンにつけると香ばしいヒマワリの匂いがして美味しいです。

ーーーーー農村ツーリズムシンポジウム終了!

 去る19日,長野市のホクト文化ホールでかねてより告知していました表記のシンポジウムが成功裏に行われました。基調講演は,銀座のビル屋上で行われた田植が縁となってお呼びすることができた大島順子先生でしたが,皆さんが新鮮な驚きを感じているのがよく判りました。
 先生のお話の冒頭部分をご紹介します。

<学生時代,フランス語を学ぶために夏休みを過ごしたブルゴーニュ地方で,カルチャーショックを受けました。フランスは,ファッションの国でも,気取った文化が支配する国でもない。国土の半分が農地という農業大国で,農村のすばらしさを最大限に享受する文化がある国だったのです

 本当の豊かさとは何か? 東京育ちで,田舎もなかった私には,それを初めて考える機会になりました。
 オイルショックの後,日本は産業重視の経済大国であり続けることを推し進めてきたのに対して,フランスは農村への回帰の方向へ進みました。それが近年はエスカレートしてきたために,大都市では少しでも農村の良さを取り込んで,都市住民も人間らしい生活ができるようにと知恵を絞って政策を進めています。>

 パワーポイントを見せながらの講演でしたが,その写真の美しさにため息が出ていました。日本では,立科町のような田舎でさえ田舎らしい集落の景観がなくなってしまっています。
 話しは,子供達に命の大切さと喜びを与えている教育ファームにも触れました。
 農村体験のもたらす効果として,都市と農村の共存を可能にする,ストレスを貯めている人間へのセラピー効果がある,何よりも農村の価値を高める等々の分析がありました。

 終ってみて思うことは,社会が病んでいる現今の日本で,今後の食料生産を含めた農村のあり方が大きな意味を持つだろうということです。都会の子供達を受入れてみて判った発達障害という恐ろしい病気も農村のあり方にかかっています。

 大島先生はもう20年もブルゴーニュ地方にお住まいですから,お話に生活感と現実味があります。農村の今後をお考えになるなら,この先生をお招きしてください。きっと何かが掴めると思います。
 先生のホームページは下記です。

ーーーーー「ミツバチを救え」の御園さんより
 発達障害の原因について二つ情報を頂きました。


1.マイナビニュース12/14より抜粋
<東京大学(東大)は12月13日、微量のダイオキシンを投与した母マウスから生まれたマウスを用い、独自開発の行動試験を行った結果、仔マウスが成長後に、脳の柔軟性の低下と集団行動の異常が生じること、そしてその背景に脳活動のアンバランスがあることを解明したと発表した。
・・中略。
 ダイオキシンは、環境・食品中に広く存在しており、国際的に環境対策が合意されている残留性有機汚染物質(POPs)の一種。ダイオキシンの母胎への取り込みが、生まれてきた子どもの学習・記憶に影響を及ぼすことが疫学研究により示唆されているが、そのメカニズムは十分に解明されているとは言えない状況であった。>

2.女性自身より抜粋
15人に1人!発達障害児急増のウラに「農薬汚染の食品」より抜粋

<12月5日、文部科学省は春に実施した調査の結果を発表した。そのデータによれば、発達障害の可能性のある公立の小中学校生が、全国で推定61万3千人もいるという。これは全体の6.5%にあたり、40人学級であれば2~3人在籍している計算だ。

「発達障害は脳の機能不全です。主なものには知的能力には問題がないのに、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する力のうち、特定なものを苦手とする『学習障害(LD)』。多動性、不注意、衝動性が特徴となる『注意欠陥多動性障害(ADHD)』。そして、社会性、興味、コミュニケーションについて特異性が認められる『アスペルガー症候群』や『自閉症』などがあります」(文部科学省中央教育審議会専門委員で教育ジャーナリストの品 川裕香さん)>

詳細は,下記URLをご覧下さい。女性自身 12月19日配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121219-00000301-jisin-soci


(私)以前に,ほっとステイの子供達に異常を感じると書きましたが,上記のことは十分考えられる気がします。その学会の先生にお聞きしたら約7%ということでしたが,私の実感ではその倍はあるように感じます。
 脳に欠陥が生じる訳ですから,普通でいられなくなる恐ろしい障害です。原発に勝るとも劣らない害ではないでしょうか。直る病気であれば良いが・・・,と祈る気持ちです。
 子供達の異常の現実を知った時,背筋が寒くなるような恐怖を感じました。

ーーーーーー大前さんのメルマガ12/21より

 大前さんは原子力改革監視委員会の一員なんですね。12/14発表の東京電力発表の改革案についてごく一部を引用します。

<改めて調べあげて分かったことは、当時は誰もが「嘘をついていた」ということです。
 東電、保安院、官房長官はもちろん、真実を伝える役割を担うはずの大手マスコミも同様です。
 3月11日の大地震の後、2日後には炉心溶融していたのに、3ヶ月経過しても燃料ピンの損傷などと報道していました。
・・中略。

 柏崎刈羽原発沖には活断層が確認されていて、新潟県中越沖地震が 発生しました。原子炉の耐震設計は600ガル、制御棒は300ガルに対し、圧力容器に1200ガル、その上のクレーンには3000ガルの加速度が観測された巨大地震でした。

 しかし、無事制御棒が挿入され原発は安全停止しました。後は私が提案している冷源と電源が確保されていれば、冷温停止に持ち込むことが可能です。つまり、活断層がどんなものであっても原子炉を停止させることが出来るのです。
 こうした事実を無視して、「活断層=危険=原子炉は止める」というのはお粗末に過ぎると思います。原子炉に関する理解不足です。


(私)「嘘」については統治システムの問題だと思います。不正が働けない仕組みにしない限り永遠にこの問題はなくならないと思います。これって,当たり前のことですよね??
 わたしに警察権を与えたようなもので,何をするか判りません。

 大勢からヒンシュクを買いそうですが,後半の原発論に同調します。しかし,大前さんはアメリカの手先とか,東芝の手先とかという見方もあるのでしょうか?どなたかご教授ください。

 一週遅れですが,下記URLから大前さんのメルマガ(ブログ)を読むことができます。
http://www.lt-empower.com/koblog/
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無農薬で有機肥料だけで作った「たかすけのお米」の販売
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2012年12月15日土曜日

蓼科だより・270号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2012年12月15日(土)★
★テーマ:大地と水のパワー,豆の脱穀,班の常会,

   島田動画へのコメント,BEAUTIFUL CANADA
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 今さらながらの話しですが,地熱と水の保温力には驚きました。前号でトマトハウスと土室のことを書きましたが,一昨日朝8時の温度測定では,外気がマイナス9℃,ハウス内がマイナス4℃でした。地熱と水の保温効果は5℃あることになります。
 ハウス内がマイナス4℃であるにもかかわらず,2段に積んだペットボトルの上段の一部が凍っていただけでした。ということは地熱の影響も受けていると思いますが,まだ余力を持っているということです。

 土を器に採って,水を含ませて外気中に置けば,マイナス1℃でも間違いなくコチコチになりますが,土が大地にあれば,マイナス5℃でも,表面は白くなっても土は凍りません。これが地熱のパワーです。
 この大地をビニールで囲うことによって,風当たりを防ぐので,地熱の散逸を減らし,太陽熱で昼間10℃くらいに温められたペットボトル200本の水が放熱することと相俟って5℃の保温効果が生まれているのではないかと推測しています。

 しかし,昨年の最低気温はマイナス12℃でしたから,水の量を倍にしようと思います。
一昨日のニュースで,菅平スキー場では過去最低のマイナス20.2℃を記録したそうです。
ーー
 豆の脱穀が終りました。いずれも少量ですが,アオマメ,クロマメ,タンバノクロマメ,小粒クロマメの4種類です。干すために樹を引き抜く時から,できが悪いなと思っていましたが,現実に脱穀してみると,本当にできの悪い豆でした。

 脱穀は一番原始的なやり方,棒で叩く方法でやりました。少量ならこの方法で十分だよ,と先輩から言われているのですが,叩き方をいろいろ工夫してみても,どうしても20~30%残ってしまうので指で割って出しました。他人に見せられない様子です。

 こんなバカげたことをやりながら,先輩が「豆は熟して,一定の乾燥をすれば自分ではじけてくるんだよ」と言っていたことを思い出しました。そうであれば,少しの衝撃で豆は鞘から落ちる筈です。
 叩いても落ちずに残った鞘を割って出した豆は変なものが大半でした。それで気がついたのです。作り方に問題があるから豆が病気か虫かにより異常を来しているのだと。
 
 米作りも野菜作りも,又しても良いものを作るには相当の勉強と現場の試行錯誤が必要だと痛感させられました。
ーー
 私は今,地元町区第5班で公民館の役を務めています。その常会を開催するに当って,新しく班内にできた町営子育アパートの住民との会話です。このアパートに住んでいるのは20代〜30代ばかりです。
 常会の回覧板を届けに行くと,「常会には是非でなくちゃいけないですか?」との質問がありました。その場では「義務ではないですが,是非都合して出て下さい」と返事しました。
 常会の折,そのことに触れて次のように話しました。
「この常会は,地方自治の最末端の会議です。この会議に出席して意見を述べ決定に参加するのは,ここに住む住民全員の権利なんです。義務などではありません。間違えないでほしいのです。
 もし皆さん,『子育住宅の住人は常会に参加させない』と言われたらどうしますか?『人を馬鹿にするな,差別だ!』ということになりませんか?選挙も同じです。投票には行きましょうね。」

 いったいどんな教育を受けてきたのでしょう。私はこれが日本の民主主義の現状だと思いました。
 政治家にとっては御しやすくて都合いいのかも知れませんが,とても世界のリーダーにはなれないと思います。日本の民主主義も道半ばですね。

ーーーーー島田先生動画へのコメント!

 号外でお知らせした島田先生の動画への反応はたくさん頂きました。皆さん全員納得のコメントでしたが,原発に関して福島第一原発建設に携わった安中さんが下記コメントをくれました。

<島田晴男先生の講演記録動画を先ほど見終えました。さすがに疲れましたが、非常に興味深く拝見しました。原発問題などは、やや乱暴な断定と思いましたが、素人への分かりやすさを考えれば、やむを得ないのかなと思いました。

「原発マフィア」ですか。
 私の「もんじゅ」設計での体験話は、原発コーナーでも書きました。我々の「今の技術では、高速増殖炉は造れない」との結論を無視した背景に「原発マフィア」がいたことは承知していました。
 なにしろ、2兆5000億円の予算がついた「金のなる木」を捨てよと言うのですから、聞くわけはありませんね。でも、いきなりチーム全員が外されるとは思いませんでした。彼らの利権に対する執着のすごさですね。

 福島第一の1号炉は、私が仕事をしていた時代から、一番の問題炉でした。1号炉は、100% GEの設計で、全体がブラックボックスでした。全ての炉、全ての箇所に「立ち入り自由」の絶対権限を有していた我々でさえ入れない、触れない箇所だらけでした。
 格納容器の中は、配管のジャングルでした。体格の良いメンバーは体が入らないので、細身の私がいつも上のほうまでよじ登っていました。まさにジャングルですが、その詳細が誰にも解明できないのです。そんな危険な炉を昨年まで40年以上も動かしてきたのです。
 島田先生の仰っていることは95%以上、真実だと思います。

福島第一原発での経験は、今でも鮮明な記憶として残っています。圧力容器の蓋が徐々に開いていく光景。真上からその中を覗いている我々の目に、チェレンコフ光の真っ青な光にふちどられた燃料棒が冷却水の中に整然と並ぶ光景が飛び込んできます。
 原子力エネルギーの凄さを体いっぱいに感じて(実際に、強烈な放射線が我々の体を貫いていたわけですが)、体は硬直し、思考は停止していました。昨日のことのように、瞼の裏に焼きついています。>

話題の動画は下記です。

(私)投票所にいくのが嫌になるような政党の混迷の中で,このようなことを知るにつけ,国という巨大な組織を変えることの難しさをつくづくと感じます。
 ましてや,中国のようなとてつもなく巨大な国家を変えるのはもっと大変なことだと思います。
 島田先生が動画の中で,チャーチルの言葉として,次の言葉を紹介していました。
「民主主義は最低だ。しかし,他の制度はもっと最低だ!」
 でも,私は変化を求めて投票には行きます。

ーーーーーー”BEAUTIFUL CANADA”

 毎年年末になると,松本市の(株)林友の穂苅会長さんが”BEAUTIFUL CANADA”と題した素敵なカレンダーを送って下さいます。筆字の添え文には次のように書いてありました。

「本年も環境と人をテーマにしてカレンダーを発刊させて頂きました。カナダの国営公園内では,動物が主人公で人は客であるという考え方に徹しています。現今の環境問題の問われている中ですが・・・・」

 これを読んで,十数年前のことですが,会長さんの仲間と一緒にカナダへ行った時のことを思い出しました。
 雄大で美しいカナディアン・ロッキーの山中の高速道をバスで走っていると,先方にエルクという牛程もある大鹿の群が道を渡ろうとしていました。すると,バスは静かに止まったのです。他の車も・・。
 通訳が話しました。「カナダでは動物が主人公で人間は動物達からこの大地を借りていると考えています。だから,彼等が渡り終わるまで車はじっと待つのです」
 ホテルの庭にも,ゴルフ場にも彼等は我が庭のごとく現れました。カレンダーの添え文から美しいカナダの大自然とエルクのことを思い出しました。
 
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2012年12月13日木曜日

蓼科だより・号外 〜田舎暮らし情報


蓼科便り」の皆さん,こんばんは。

今回の号外は,”田舎暮らし”には関係ないだろうとお叱りを受けそうですがお許しください。

下記添付は,「希望あふれる日本へ」からのメルマガです。
ここに添付されていた島田晴男先生の講演記録動画に唸らされました。
既にこれをご覧になっている方も多いと思いますが,選挙にあたってきっと参考にして頂けると思いご紹介いたします。

現在の政局・政党,野田首相,デフレ,原発マフィア,農業マフィア,TPP,教育,日本の民主主義等々です。

以前から島田先生の論説に惹かれていましたが,一層その想いを強くしました。
100%正しいかどうかは私ごときに判ることではありませんが,わたしはほとんど同調しています。

自分自身が関わっていて,日頃感心を持っている農業問題などは全く仰っている通りなので,他のことに関しても信憑性が高いと思っています。

3編になっていて,全部で100分超かかりますが,聞き応えがあります。
前号で書きました我々のマインドコントロールが証明されています。
島田先生を好きな人も嫌いな人も見て頂きたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Begin forwarded message:
差出人:希望あふれる日本へ <mail@kibounippon.jp>
日時:2012121217:03:38JST
宛先:<mail@kibounippon.jp>
件名:2012年衆院選は今後の日本を左右する重要な選挙 島田晴雄先生セミナー動画公開! 希望日本メールマガジン 第24

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2012年衆院選は今後の日本を左右する重要な選挙

島田晴雄先生セミナー動画公開!

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【新着動画】
衆院解散からこれまでの政党の離合集散を
政治背景から読み解く!
また、
今の日本の政治
原発と新エネルギー
農業政策などを
多くの裏話を交えて舌鋒鋭く斬ります!



※公開できない部分は音声カット
してあります。ご容赦ください。


千葉商科大学学長
慶應義塾大学名誉教授
島田晴雄先生
20121129()収録分


http://p.tl/8R6D
(当会HPのセミナー動画ページに
リンクしています)

希望あふれる日本へ
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
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2012年12月9日日曜日

蓼科だより・269号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年12月8日(土)★
★テーマ:農楽記録,クラインガルテン利用者募集,農薬,

  大阪府メルマガ,「戦後レジームからの脱却」,選挙について
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 今朝もマイナス6℃でした。まだ,来年に向けての畑作業が終っていないものですから,土の凍み具合が気になりますが,この位の温度だと軽い霜柱が立つ程度でまだ土そのものは凍っていません。
 もちろん,バケツに入った水は氷になっていますが,大地が持つエネルギーは偉大です。
 土室作りが今日完了しました。トマトの雨よけハウスの真中に縦長に作りました。毎年,スコップで掘っていたのですが,今年は叔父のミニバックホーを借りることができたので余裕で掘ることができました。
このメルマガには写真を添付できないのが残念ですが,5m長の雨よけハウスの両側からバックホーの腕を入れて60センチ巾,深さ40㎝程の溝を掘りました。このメルマガのアーカイブスにしている下記ブログには写真を載せますのでご覧下さい。

 今年は保存野菜が多いので,今までの倍位の収容を考えると,5mのハウスから1mばかり外にはみ出してしまいました。上ふちには厚手の板を廻し杭で固定し土が崩れてこないようにしました。
 昨日,ダイコン3種類(あじまろみ,総太り,青首),ヤーコン,ネギ2種類,ヤーコンの種根,ダリヤの塊根を収容しました。上掛けは今年の2〜3月に自分で編み上げたムシロです。
 雨よけハウスも,冬はビニールを下まで降ろし,出入り口も塞いで完全に密閉しました。しかし,ビニールの断熱性は低いので,外より多少良い程度でしっかり気温が下がりますが,「ムシロを2枚かければ,マイナス20℃まで大丈夫」という教えてくれた先輩の言葉を信じています。
ーー
 初めて作ったヤーコンでしたが,サツマイモのような形の芋が鈴なりになっていて驚きました。このところ,スティックかセンギリにして毎日食べていますが,甘くてシャキシャキと爽やかでとても美味しいです。
 妻は,これを食べてるとお腹の調子が良いと言いながら私よりたくさん食べています。Wikipediaでヤーコンを見ると次のようにありました。

<食用としての伝統は日本では浅いため、食材そのものとしてよりも、豊富に含まれるフラクトオリゴ糖が乳酸菌の増殖に寄与する、プロバイオティクスの整腸作用や、作用メカニズム不明の血糖値抑制効果などの健康に対する効果が注目され、一種の機能性食品と扱われる傾向が強い。>

 上記のフラクオリゴ糖は人間の健康に良い効能がたくさんあるようです。また赤ワインに多く含まれるポリフェノールも多いとありました。
ーー
 今春,大勢の方からすばらしいとお褒めを頂いたミョウガの手入れもやっと完了しました。昨年末仕込んだ腐葉土をたっぷりかけ,その上に籾殻をかけ,来年も良い花穂をつけてくれよと祈りました。食べる部分は中に蕾みをたくさん持った花穂だそうです。

ーーーーー人気のクラインガルテン:利用者募集

立科町クラインガルテンの1区画が,契約満了のため利用者募集が行われます。
募集期間H24年12月14日〜H25年1月31日
募集区画数は1区画(約250m2,内農園100m2)です。
人気が高いので,たぶん抽選になります。
詳細は下記立科町ホームページをご覧下さい。
但し,募集については12/14以降掲示されるようです。
http://www.town.tateshina.nagano.jp/koukyo/agriculture/nonki_Kleingarten.html

ーーーーー(前号の)農薬についてのコメント

 信州せいしゅん村小林村長さんから下記<>内を頂きました。

<一方的に農薬使用量が単位面積当たり多いと書くことで、読む人にとっては安江さんの論調だけでは誤解が生じ過ぎると思われます。
それぞれの立場の考え方を平等に扱っても良いのではないでしょうか。
 使わなくては生きていかれない農業生産者の立場を理解してあげないといけないし、従来型農産物を求める一般的な消費者のあり方も問い掛けなくてはいけないと思います。

 単純に農薬の使用量を全耕作面積で割った比較では、確かに日本における使用量はアメリカに比べ多いことになります。過去には7倍、最近のOECDの統計資料においてもアメリカの約8倍という数字が残っています。ところが、作物ごとの農薬の単位面積当たりの使用量を比較すると、ぶどう(殺菌剤のみの使用量)では日本はアメリカの3分の2、大豆では約2倍と作物ごとに異なり、一概に日本での農薬使用が過剰と言う訳ではありません。
・・中略。
 単純に単位面積当たりの農薬使用量の多寡でもって環境負荷にまで言及すべきではないことです。農産物の安定生産に必要な農薬使用量は病害虫の発生量、品種による病害虫に対する抵抗性の違い、農耕・栽培形態の違い、農薬の性能や残留性などの違いから変わってきますし、気候や生物循環のスピードも環境負荷に大きな影響を与えるからです。
・・中略。
アメリカのように全栽培面積のなかで、農薬の使用量の少ない作物の占める割合が大きい国ほど、全使用量を全耕作面積で割った数字は、当然、少なく算出されてくるのです。>

(私)小林さん,ありがとうございました。確かに平均値でものを語ると問題が残ります。相手の立場を理解することも必要です。それを理った上でものをいう必要がありますね。良い勉強になりました。
 そして,「一般的な消費者のあり方(見た目,形を重要視する)も問い掛けなくてはいけないと思います。」も重要だと思います。下記は小林さんが下さったデータです。

ーーーーー12/5付 大阪府メルマガより

<松井一郎の「再生と挑戦」
■全国初!「地方税ゼロ」特区を実現

 ヒト・モノ・カネが集まる「稼げる都市」。そんな都市をめざし、大阪府では、「関西イノベーション国際戦略総合特区」に内外から広く企業を呼び込むため、新たな優遇税制を創設しました。
 ライフサイエンスや新エネルギー等の事業者が、特区内に新たに進出する場合、法人二税(法人府民税・法人事業税)を5年間ゼロ、続く5年間は2分の1に軽減するものです。不動産取得税は、事業計画認定後3年以内に取得した不動産についてゼロとする、全国でも類を見ない取組みです。
 そして、大阪市においても、固定資産税等の税目について、府の取組みとあわせて「地方税ゼロ」となる軽減措置を実施します。>

(私)大阪都構想が具体的に動いていますね。行政の仕組みを変えるとは,こういうことを言っているのではないでしょうか。NHKのテレビニュースは毎日見ていますが,このことはニュースにならなかったようです?(見落としているかも知れませんが)

ーーーーー安倍総裁の「戦後レジームからの脱却」?

 解釈の難しい「戦後レジームからの脱却」という言葉を探ってみました。Googleで検索して,俗にいう右より,左より両方を拾いだしてみました。
 この両方を読むと,左右両方の主張がかなり鮮明になります。
 左寄りの主張は,安倍総裁のいう「戦後レジームからの脱却」は新憲法制定時以前に戻ること,つまり明治憲法に戻ることを意味していると結論づけていますが,安倍総裁はそんなことは言っていないと思いますが・・・?
 この問題は難しいですね。我々は近現代史の教育をほとんど受けていません。ですから,何となく左右の論者から聞きかじった情報を元に,どちらかと言えば情緒的な判断をしているだけに思えます。
 私はどちらかと問われたら右寄りですが,確信を持った主張はできません。素人が原発問題を単純な感情・情緒論で判断するのが無謀なように,「戦後レジームからの脱却」のことも近現代史を勉強せずに判断するのは危ういと思うからです。


 右寄りから,「戦後レジームからの脱却」(産経「正論」稲田朋美衆議院銀より)
http://ameblo.jp/sankeiouen/entry-11225360109.html

 左寄りから,「第42回戦後レジームからの脱却」(法学館憲法研究所/中学生のための憲法教室より)
http://www.jicl.jp/chuukou/backnumber/42.html

 もう一つ関心を持っているのが,前号でご紹介した高田勝巳氏の日中関係論です。NPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載しましたが,特に「今後の日中関係について(その1)」です。
 上記の左右両方と違う見解を展開していますが,わたしは現実的で次元の高い主張だと感じています。
 その中で,日中国交回復時に周恩来首相が言ったという「日本人民と中国人民はともに日本の軍国主義の被害者である」という言葉が重要な意味を持っているように思います。
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html

(その2)に,高田氏の友人である中国人の分析として,下記の記述がありましたが,いかにも中国人らしい。
<9.なお、釣魚島の問題については、中国のネットでも騒がれているが、人民日報1953年1月8日版に中国が尖閣諸島を日本の領土として認めている記事がある。これは毛沢東時代のもので、毛沢東は尖閣列島を日本のものと認めていたということになる。
 こういうことであれば、中国共産党は、釣魚島の主権を主張するべきでないと考える。中国は、こういう場当たり的なことをするから、国際的な尊敬が得られないのだと思う。
 ただ、中華民国を継承する台湾は認めていないので、主張する権利があると思う。中国にとって賢いやり方は、台湾に主張をさえておいて、台湾を支持するという立場をとればいいのだと思う。これであれば国際的にもメンツが立つと思う。>

ーーーーー選挙について

 過去20年程,「変える,変える」と叫びながら選挙が行われたように思っていますが,いったい,何が変ったんだろうというのが実感です。敢えて言うなら,日本が悪い方向に変わっている。
 猪瀬直樹さんや緒方貞子さんが太平洋戦争や満州事変を顧みて,その原因は誰が何かを言ったとかやったとかということではなく,統治システムの問題だったと結論づけています。

 今の日本も同じではないでしょうか。統治システムを変えるとは,国のパラダイムを変える,行政の仕組みを変える,ということではないでしょうか。これらをどのように変えていくのか,それを争点にして欲しかった。
 今,争点と言われている原発,消費税,TPPの問題はその新しい仕組みの中で考えて決めていけばいいと思うのです。

 そもそも,今の日本で選挙民が大きく間違わない判断ができるとは思えません。卑近なれいですが,JAが全国農家に配布している月刊誌を読んでいる限りでは(私は<一応>農家なので)できるとは思えません。
 TPPに関して,農業者に判断できる情報は与えられていません。米を語るなら,世界中の米生産状況と米価に関する情報開示をするべきですが,JAの主張に都合の良い情報だけ示して「農業が壊滅する」を叫んでいるだけです。

 「蓼科便り248号」に書いたギャラップ社の調査によれば,
<「2011年度世界メディア報道自由度調査」の報告書によれば、台湾は世界17位で、アジアではトップだった。香港が19位で台湾に次ぐ。韓国は87位。シンガポールは96位で、89位の中国を下回った。
 日本は64位で、回答者の66%が報道の自由が守られていると答え、守られていないと答えた人は26%だった。>

 この数字を信じる限りでは,国民はマインドコントロールされているとしか思えません。
 正しい情報が与えられていれば適正な判断ができますが,プロパガンダ的な情報に踊らされていては,行く先には悲劇しかないと思います。少なくとも私が知る農業はそうなっています。
 不勉強なわたしにこういう主張は似合わないと思いながら書いてしまいました。ご批判ください。
 長くなり過ぎました。申し訳ありません。
 
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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2012年12月1日土曜日

蓼科だより・268号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年12月1日(土)★
★テーマ:田んぼの作業一段落,金陵辺,思考停止,

  農村ツーリズム,すさまじい中国,日中関係論
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 先週から,朝の外気温はマイナス5℃〜0℃です。畑に残っているのは春植えのネギと11月に定植したニンニクとタマネギだけとなりました。春植えのネギは来週には採り込み,室に収納する予定です。
 毎年感心しているのですが,山の木々もチャント芽をつけています。ネギ類と山の木々の芽はどうしてマイナス10℃〜20℃に耐えられるのでしょうか。その科学を勉強してみたいです。。
ーー
 昨日,やっと田んぼの来年に向けての作業が一段落しました。不陸(凹凸)直しに3週間ほどかかってしまいました。山から土を運び,ミニバックホーとクローラダンプで田んぼ内に配り,均しは人力でやりました。
 土均しが終ってから,タナクラミネラル(福島県産の天然ミネラル)を散布し,採れたワラ全量を動力カッターで散布しました。正味の時間にすれば一週間とはかからない仕事量ですが,乾いたと思うと雨が降り作業ができなかったからです。

 田んぼに関して残る作業は,水入れとその深水管理です。これが不耕起移植栽培の最大の特徴でありノウハウになっています。一年間高山村へ通ったのは,深水管理と不耕起の科学だったと言えます。
 正直なところ,冬期間の深水管理にはいろいろ問題があり非常に悩ましいところです。まず,土地改良区が水をかけさせてくれません。雨水頼りなので水量の確保が思うにまかせません。更に,1〜2月は雪と結氷で水が一滴もなくなります。
 2月末に雪どけが始まると解決しますが,要対策研究です。
ーー
 今日は,下諏訪へ「日本みつばち講習会 in 諏訪」に行ってきました。去年と今年の日本みつばち飼育失敗のリベンジを期してです。ミツバチを強力に誘引するという金陵辺というランの講習会でした。
 金陵辺は,シンビジウムの一種で,数年前から話題になり品不足が続いているというネパール原産のランです。高知県で金陵辺の生産をしている明石よしかさんが講師で,「生産者があまり話したくない話し」と言いながら,丁寧に話してくれました。
 妻の皮肉に一矢むくいようという思いを込めて,私にしては大金で一鉢買ってきました。早速,冬期間0℃〜5℃位に保てる環境を作らなければなりません。楽しみがひとつ増えました。

ーーーーーMさんから前号へのコメント

(267号)農薬の害はよくご存知だと思います。以前にメルマガに書き,OECDのグラフもお見せしましたが,日本の単位面積あたり農薬使用量はダントツ世界一なのです。

(M)Tvの通販番組を見ているとよく「安心の国産」という枕詞が使われますね・・・・・これを信じる人がいるとすればそれはもう「思考停止」ということですよね!

(私)通販番組だけではありません。歴代農水大臣は全員が言ってます!

ーーーーー農村ツーリズム・シンポジウムにどうぞ!

(お詫び:前回まで,上記「農村」を「グリーン」と間違えていました)
 グリーンツーリズムシンポジウムで講師をして頂く⼤島順⼦先生から当日の資料を頂戴しましたが,すばらしいです。全国の人に聞いてもらいたい心境です。
 本当の幸せとは何か,田舎の重要性,農村・自然体験のすばらしさ,教育ファームの大切さ等々,非常に考えさせられる内容です。我々が持っているものとは違った常識があることが判ります。

 今,国では変革が求められていますが,このお話は農村の再生,というより自覚とでも言った方が良いような将来への方向性を示唆する内容だと思いました。
 特に,自治体の首長さん・議員さん,教育委員さんには是非聞いて頂きたいので,これを読まれた方は,身近にいるこれらの皆さんにお伝えください。

 頂いた資料の前文だけご紹介致します。
<学⽣時代、フランス語を学ぶために夏休みを過ごしたブルゴーニュ地⽅で、カルチャーショックを受けました。フランスは、ファッションの国でも、気取った⽂化が⽀配する国でもない。国⼟の半分が農地という農業⼤国で、農村の素晴らしさを最⼤限に享受する⽂化がある国だったのです。
 本当の豊かさとは何か? 東京育ちで、⽥舎もなかった私には、それを初めて考える機会になりました。
 オイルショックの後、⽇本は産業重視の経済⼤国であり続けることを推し進めてきたのに対して、フランスは農村への回帰の⽅向に進みました。フランスの⼤都市は、少しでも農村の良さを取り込んで、都市住⺠も⼈間らしい⽣活ができるようにと知恵を絞って政策を進めています。
・・中略。
 ⽥舎の空気を吸いに⾏かないと窒息してしまう、という強迫観念を持っているようにも⾒えるフランスの都会に住む⼈々…。東京に住む⼈々には、パリ住⼈のような都会独特のストレスは感じていないようだと思っていたのですが、最近では、ひと昔前には⾒られなかった苛⽴った⼈々を⽬撃するようになりました。

 パリっ⼦たちは、出会った⼈にエスプリのきいた意地悪を⾔ってうっぷん晴らしをし、週末や⻑期休暇には農村に出かけてストレスを発散しています。
 しかし、⽇本⼈は我慢強い…。我慢の限界に達して破裂してしまう前に、農村体験の癒しの効果を、⽇本の都会に住む⼈々がもっと味わう必要があるのではないでしょうか?
 首都圏から⾏きやすい⻑野県に期待します! 60年以上の歴史を持つフランスの農村ツーリズムでも、初めに農家⺠宿を誕⽣させ、その後も新しいコンセプトを⽣み出しながら農村ツーリズムを発展させてきたのは、アルプス⼭脈のある⼭間部の地域だったのです。>


 下記のような書き添えもありました。
<この夏、安江さんの「ほっとステイ」を見学させていただいたときには感激しました。農村体験に来た千葉の子どもたちの嬉しそうな表 情...。このような活動が、首都圏から行きやすい長野県でもっと発展してくれたら... と願っています。 >

下記ブログにシンポジウムの詳細を掲載しています。
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2012/11/1219.html

ーーーーー凄まじい中国の歴史!

再生日本21のブログより
<今日(11月29日)全国一斉発売される『日中開戦!(上)』(浅井隆著・第二海援隊)からの抜粋です。
よく「中国4000年の歴史」と言われますが、それは私たち日本人が一般にイメージするような悠久の歴史ではありません。

 抗争と断絶、さらに言えば、大虐殺と粛清の歴史なのです。
日中関係を考えるにあたって、私たちはこの凄まじい隣人の本当の歴史を知る必要があると思います。
是非、本レポートをお読みいただくとともに、本書全体を通読されることを、お薦めいたします。
http://www.saisei21.jp/report/2012/report-1>

(私)上記URLは,この本の一部分ですが,中国の古代から続く王朝の興亡に伴うすさまじい殺戮と粛正の歴史です。この中に次のような一節もあります。

<毛沢東は、1928年から、湖南省・江西省・福建省・浙江省の各地に革命根拠地を拡大していくが、その時の行動方針が「一村一焼一殺、外加全没収」であった。意味は「一つの村では、一人の土豪を殺し、一軒の家を焼き払い、加えて財産を全部没収する」である。1928年から1933年までの5年間で、「一村一焼一殺」で殺された地主の総数は、10万人に及んだという。中国共産党が政権を取ると、「一村一焼一殺」は中国全土に徹底して行なわれることとなった。全土で吊るし上げにあった地主は六百数十万人。うち二百万人程度が銃殺された。共産革命はどこの国においても大量殺戮と略奪を伴う惨たらしいものであるが、毛沢東の行動を知っていくと中国史の伝統の焼き直しにも見える。
>

(私)には,物理的な国境がないということがこのような悲惨な歴史を作っているように思えます。ヨーロッパでも第一次世界大戦以降現在に至るまでに,共産革命の数も含めれば悠に1億人を超す殺戮が行われました。
 もし日本海がなくて,日本が大陸と陸続きだったら恐らく同じ運命を辿っていたのではないでしょうか。日本は本当に恵まれていますが,古代・中世の日本の指導者もすばらしかったのだと思います。
 何故なら,イギリスは同じ島国ですが,ヨーロッパに飲み込まれていますが,日本は中国に飲み込まれませんでした。これって,凄いことじゃないでしょうか。こんな学説ありましたっけ?(笑)
 本は,図書館で買ってもらおうと思ってます。

ーーーーー在中国日本人の刮目すべき日中関係論!

 高田氏からシリーズで頂いている「今後の日中関係について」は,NPO法人信州まちづくり研究会の下記ブログに掲載させて頂きました。現在(その3)までです。
 釣魚島はじめ日中間の諸問題について中国人との本音の会話などが載っています。高田氏の心情・信念からして偏向のない率直な内容だと思います。こういう情報が広がってくれれば良いなと思いながら掲載しております。リンクを貼って頂ければありがたいです。

ーーーーー新動画アップロード

10月19日,たまたまチャンスがあって,10月1日に開業した新東京駅を見学しました。美しく,懐かしく,国定重要文化財として誇れる建物だと思いました。
Youtubeに様子をアップロードしました。
http://www.youtube.com/watch?v=Gj8jrgusYgA
 
ーーーーーーーーーー発信者のアピール
無農薬のお米を販売!
http://daylanbo.blogspot.com/

「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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2012年11月24日土曜日

蓼科だより・267号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2012年11月24日(土)★
★テーマ:自然耕塾打ち上げ,お客様の声,不耕起栽培がめざしていること,

     農村ツーリズムシンポジウム,姪のディナーコンサート,
     HAL通信より,国際派日本人養成講座
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
 めっきり寒くなりました。朝は0℃前後です。このところ雨がなければ,収穫の終った野菜の樹の片付けと根菜類の保存,そして来春の備えをやっています。
 今日は,トマトとオクラの樹の始末と一部のダイコン抜きをしました。
 叔父から借りたミニバックで野菜保存用の土室の掘削をやりました。
 土室については,先輩からビニールハウス内で楽にできる恒久的な方法を教わったので,来年はそれを作ります。一般的に作られているコンクリートの室より安くできそうです。
ーー
 18日夕方より自然耕塾@高山村の生徒達が集まり24年度塾の打ち上げ懇親会がありました。ところは高山村の山田温泉。
 3月から8回通いましたが,本当に良い勉強をさせてもらい,良い仲間をつくることができました。
 自己実現のためにきている人と理想の農業(生計を立てる)のために来ている人とがいましたが,いずれも真剣そのものでした。ですから,山田温泉の夜は熱のこもった話しが尽きなくて,私の部屋は寝たのが深夜1時でした。
 1年勉強したからといって全て判る・できるなどということはありえませんが,全員が何か確かなものを掴んだという思いでいることは言えると思いました。
 園原久仁彦先生に心からの感謝を捧げます。
ーー
 自然耕塾@高山村で知り合った宮下和美(隣・上田市)さんの下記ブログは農業の楽しい情報がイッパイです!
 息子さんが後継している「美ヶ原ベリー園」(ジャム製造・販売)のホームページにもリンクしています。
 本人が化学薬品過敏症なので,この無農薬は本物間違いありません!無農薬の情報がイッパイ!
http://kuiin.blogspot.jp/

ーー「たかすけの米」をお買上げください!
 シツコクすみません。出荷実績が50kgになりました。残り50kgです。
 詳細は下記URLをご覧下さい。
http://daylanbo.blogspot.com/
 ここで,買って下さった方から嬉しいお知らせを頂いておりますので披露させて頂きます。
 東京都A様より:
<先週末から送って頂いたお米を食べています。
美味しい!甘味があって本当に美味しいです。
はじめは「高いお米ねぇ」と言っていた女房も、「たしかに美味しいわ、これなら納得」と曰わっています。(^^)
有難うございます。
息子夫婦にもお裾分けしました。>

 埼玉県Y様より:
<お米は昨日届きました。早速夕飯にいただきました。
炊飯器を開けた瞬間にフワーッとただようほんのり甘い香りはまさにコシヒカリ!
炊き上がりの米粒の白さは今まで食べていた「一目ぼれ」に比べてちょっと薄いかな?
その昔一世を風靡したササニシキに近い感じです。
かみしめた後にジンワリとくる甘味は他の地方のコシヒカリとなんら遜色なし。
お米の味や品質をうんぬんするほどの味覚と見識の持ち主ではないのでこの辺にして
おきますが、おいしかったことだけは強調しておきます。>
ーー
 ここで少し能書きを言わせて下さい。

 実は不耕起移植栽培が目指している米作りは,味は並プラスです。
 我々が一番大切にしているのは,安全な米と豊かな水田環境です。
 お米は主食です。このお米を食べ続けることにより,病気にならない体をつくる,病気を治す手助けになれることを目指しています。

 そのために,重視しているのが,微生物,水中生物と天然ミネラルです。当然,農薬は使いませんし,有機肥料のみです。

 結果として,我々の田んぼには,天然肥料を作ってくれる夥しい数のイトミミズとたくさんの水中・水辺生物が生きています。稲も環境も生き活きしています。

 周囲の慣行田を覗くと,草一本,虫一匹いません。実にきれいです。害虫と雑草だけ殺してくれるなら良いのですが,そんなに都合よくいく筈がありません。有用な生物も殺してしまいます。
 私は,怖いと思います。

 ただ,残念ながら,我々が目指している目標は,一般的には計測ができません。現時点としては信じて頂くしかないのですが,必ず良い結果がでると思っています。

 農薬の害はよくご存知だと思います。以前にメルマガに書き,OECDのグラフもお見せしましたが,日本の単位面積あたり農薬使用量はダントツ世界一なのです。念のためURLを添付します。
 日本の農政と農協の指導の結果です。
 どうしてこんなことになってしまったのでしょう!
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0540.html

 アトピーやアレルギーや発達障碍が増え続けているのは,農薬の使用料と無関係とは考えづらいです。判りきったことを申し上げて失礼ですが,人間の体は自分の口から入る水と食べ物によってしか作られません。

 植物の耐病性や耐腐蝕性をつけるのに,微量ミネラルが重要であることは定説となっております。それらを科学肥料で補うことには限界があります。
 人間についても同様であることも周知のことです。

 多少手間が余計かかっても,収量が減っても,安全な主食を作ることが不耕起移植栽培が目指している目的です。
 ご理解ください。

ーーーーー農村ツーリズムシンポジウムのお知らせ!

 264号でお知らせしたシンポジウムの追加情報です。
 長野県のホームページに掲載されました。

 講演する大島先生は,フランスのど田舎・ブルゴーニュ地方にお住まいです。ワインとエスガルゴの匂いのする”田舎暮らし”が聞かれるかもしれません!
 申込み締め切りは11/30日です。私は申込みました。

ーーーーー姪(ピアノ)のディナーコンサートのお知らせ

場所:蓼科牧場・女神湖商店街 レストラン・プチホテルベル
日時:12月15日 17:00よりお食事会(バイキング/要予約12/8まで)
          19:00より演奏会
料金:お食事会と演奏会 5,000円
   演奏会のみ    2,000円
   宿泊・朝食   + 6,500円
コンサート ピアノ 斎藤寧子 ショパンの曲
   ギター・歌  黄金井脩

お申し込みは:0267-55-6200
  或いは:bell2000@sas.janis.or.jp

ーーーーーHAL通信は読み応えがあります!

 編集後記に下記のような記述がありましたが,私もそうしようと考えています。中国の新体制についても詳細に書かれていました。

<猪突に解散・総選挙になったことで、多くの国民は選挙の実感が乏しいのではないかと思います。
ですが、これから報道が過熱していきます。否応なしに選挙の実感が湧いてくるでしょう。
日本国民は、バラ色の公約やバラマキの弊害を、いやと言うほど味わったはずです。
私は、自分で政治に期待することを一点だけ決め、それに合致する人(小選挙区)と政党(比例代表)に入れたいと思います。
複数の候補が合致した時のことを考え、第二、第三の期待も決めておきます。
今度ばかりは悔いのない投票を心掛けます。 >

下記からメルマガ配信申込みができます。
http://www.halsystem.co.jp/mailmagazine/index.asp

ーーーーー動画アップロードのお知らせ

「我家の秋」をアップロードしました。同じ画像ですが,日本の歌・故郷とホイットニー・ヒューストンの歌”I will aways love you”の二つです。

ーーーーー国際派日本人養成講座

 このブログには,俗に右翼と評されるような論者(私は,一概にそうとも言えないと考えています)も多いので敬遠される向きがあるかと思いますが,ここからメルマガ配信されている「歴史教科書読み比べ」はすばらしいと思います。
 下記URLからメルマガを申込むことができます。
 教科書出版No1の東京書籍にはない記述をしている自由社版の記載例が紹介されていました。

<日本の国の成り立ちは、8世紀に完成した日本で最も古い歴史書である『古事記』『日本書紀』に、神話の形で書かれている。神話や古い伝承は超自然的な物語をふくみ、ただちに歴史事実として扱うことはできない。
 しかし、これらの神話・伝承は、古代の人々が、自分たちの住む国土や自然、社会の成り立ちを、古くからの信仰なども取り入れながらまとめたものと考えられる。神々が織りなす物語は一貫したストーリーに構成され、大和朝廷の始まりにつながっている。>

 
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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ケイタイ 090-3148-0217
Skype名 takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
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2012年11月19日月曜日

蓼科だより・266号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2012年11月17日(土)★
★テーマ:初雪,冬支度,アメリカ視察,日中関係論,東京裁判
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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  15日の夜更けに雪が散らつきました。すぐ雨に変わり融けてしまいましたが我家の初雪でした。しかし,標高1500mの蓼科の観光地ではもう2度も除雪出動がありました。

 冬支度に気ぜわしいこの頃です。晩秋の数少ない植付け・ニンニクとタマネギの定植も終りました。今シーズン最後の収穫はダイコンとヤーコンですが,来週の予定です。
 ビニールシートで防寒したトマトも,未熟なトマトをたくさん残したまま,数回の霜と雪の寒さでついに葉がダメになってしまいました。青いまま残ったトマトはピクルスする予定です。
 食べるホウヅキは,かなり弱ってはきましたがまだがんばっています。案外寒さに強い植物です。驚くのはラズベリーです。今のところ健在です。来年はもっと増やそうと思います。

 先週から始めた田んぼの不陸(高低)直しがまだ終了しません。雨が降ると2日ほど入れないからです。このような作業が実際の稲作りより多くの時間がかかっています。何でも軌道に乗せるまでが大変です。段取り八分とか苗八作とか言いますが本当です。
 昨日は,春から秋まで楽しませてくれたキュウリ,ナス,ピーマン,シシトウ,ゴーヤ等の樹を全て抜き取りました。だんだん野菜造りのコツが判ってきて,何れの野菜も昨年より良いものがたくさん採れました。70点と自己評価しています。

 一番の自己評価は完全無農薬・無化学肥料で育てたことです。大した病気も出ずに良いものが採れたのはEM(Effectve Microoganismus:有用微生物)の効用があったのではないかと考えています。私の土作りは,腐葉土と籾殻燻炭とEMボカシと草堆肥+EM活性液が基本です。
 特に主食の米が無農薬で作られるのはすばらしいと思います。10年以上も不耕起移植栽培を続けている先輩方の話しではアトピー等の病気が改善された,直ったというような話しも出ています。こういう話しは眉唾に思われるかも知れませんが本当です。

ーー「たかすけのお米」をお買上げください!
 詳細を,「デーランボー」のホームページにアップロードしました。僅かばかりで恥ずかしいですが,ご注文をお願いいたします。
 100kg販売予定のところ,出荷したのは現在まだ20kgです。普通のお米より高いですが,内容はあるつもりです。主食は無農薬で!
 詳細は下記URLをご覧下さい。
http://daylanbo.blogspot.com/

ーーーーーアメリカへ視察に行きませんか?

 私の”まちづくり”の恩師戸谷英世先生の企画・コーディネイトしている質の高い視察です。
 内容が盛りだくさんですが,私が強調したいのはフェニックス(アリゾナ)の「農業と住宅を一体にしたアグリトピア」と,ラスベガスのインターナショナル・ホームビルダーズショー(毎年一回)の視察です。

 下記URLからこの視察企画をご覧下さい。申込みもできます。その際,「安江から聞いた」と告げて頂ければ幸いです。
http://www.hgkk.co.jp/new/201210291864.html

 アグリトピアについては,NPO法人信州まちづくり研究会のホームページに説明を掲載しています。判りやすく書いたつもりです。下記URLからお読みください。
アグリカルチュラル・アーバニズムの実践

 インターナショナル・ホームビルダーズショーについては下記を:
National Association of Home Builders (NAHB)

ーーーーー在中国日本人の刮目すべき日中関係論!

(facebookにも掲載しました)
 NPO法人信州まちづくり研究会斎藤理事長のご縁で,緊迫している日中関係について,(株)アクアビジネスコンサルティング 代表取締役社長高田勝巳氏より, 現実的で斬新で高邁な論文を頂戴しました。
 多くの皆さんにお読み頂きたいと思います。賛否両論あると思います。ご本人もご意見を頂きたいと述べておりますのでお願いいたします。
「今後の日中関係について」

 ごく一部分を引用します。 
<日本では、今回、2010年の漁船の衝突事件で、中国側が一方的に挑発をして来たという意見も根強いようですね。仮に本当にそうだとしら、それは反日的な保守的な勢力の仕業かもしれませんし、本流のリーダーたちが、日本に対して報復したい衝動を抑えられなかったのかもしれません。だとしたら、何なのでしょうか、挑発されたらすぐに反撃するのが唯一の毅然として態度なのでしょうか。挑発したい勢力をうまくいなすのも、同じく毅然とした態度ではないでしょうか。日本は、過去の日米開戦において、米国に挑発されて真珠湾で仕掛けた結果、米国の思うつぼになったのでないのでしょうか。二度と同じ過ちを起こすことのない様に肝に銘じたいと思います。>

 下記は締めの文です。
<最後に、日本の皆さまにご理解いただきたい事があります。それは、東日本大震災の日本人の勇気ある行動を見て、多くの心ある中国の人たちはすでに十分日本人の芯の強さ認識し、尊敬しているということです。
 強い日本を再認識した、だからこそ、日本が誤った方向に進んでしまうと大変なことになると誤解して、過剰反応してしまうところもあるのだと思います。
 どんなに中国が経済、軍事大国になろうとも。ですから日本人も絶対に焦ってはいけないと思います。真の強さとは何かを考え、もっと自信をもっていきたいものです。>

高田氏については下記ホームページをご覧下さい。

(私)の友人である中国人女性(日本人と結婚して上田市に住んでいる)も下記のように書いてきています。<ありがとうございます。私もそう信じています。テレビのニュースに出ている中国人はすべての中国人の代表じゃありせんし、大体そういう人は生活に不満があって、ただ自分の不満を発散したいだけです。日本に友好的に思っていいる人が本当にほとんどですよ。>

ーーーーーすごい本を読みました:「東京裁判」!

 戸谷英世先生からご紹介いただいて,初めてこんな重い本を読みました。
「東京裁判ー第二次世界大戦の法と秩序の追求」(戸谷由麻著:みすず書房)です。 456ページの文字ぎっしりの単行本です。近所にはなくて,長野県立図書館から借りました。(インターネットで申込むと往復の送料図書館もちで貸して頂けます!)
 
 私は「東京裁判」に関する他の書物を読んでいないので,比較することなどできませんが,浅学を顧みず感想を述べさせてもらえば,非常に冷静な目で,偏らず,裁判の証拠書類と賛否両論の諸論文を解析・論評しています。しかも,その判断の価値観が私には公平・普遍に思えました。
 よく話題になるパール判事のことも検証はもちろん,近年のアメリカ世論がパール判事の反対意見に近いことなども冷静に分析し,功罪両面を詳細に論評しています。

 私が今まで東京裁判について漠然と疑問に思っていたことのほとんどの謎が解けました。
 事後法論争の経過,天皇の戦争責任はどうなったのか,平和と人道に対する罪とは,共同謀議とは,原爆は虐殺ではないのか,連合国側には戦争犯罪はなかったのか,朝鮮と台湾の植民地統治が何故とりあげられなかったのか等々です。

 著者は,戸谷先生の娘さんです。
 2005年カリフォルニア大学バークレー校で博士号取得(歴史学専攻)。ハーヴァード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所を経て、ネヴァダ大学の歴史学部助教授。2008年からハワイ大学の歴史学部助教授。(みすず書房ホームページより)

 膨大な裁判記録と証拠書類,諸論文を検証してこの本は書かれています。内容については,余りにも多岐にわたり膨大すぎて,短い文章の中でとても書けるものではありません。

 著者が結果として『まとめ』の中に下記のようなことを書いていました。(私が意訳しています)
<ニュルンベルグ裁判と東京裁判は,人道主義の思想を現実的な国際法として発展させていく過程に貴重な遺産を残したのであり,この事実は積極的に評価されていくべきであろう。>

 この本を読むと上記のことが納得できます。ただ,これだけ読むと東京裁判を無条件に肯定しているように感じられるかと思いますが,そうではなくて,東京裁判には負の部分もあるとして,それらも詳細に論述しています。
 下記は安中さんから頂いたのですが,ニュルンベルグ裁判と東京裁判の歴史的位置付けが大局的に理解できます。
<ニュルンベルグ裁判と東京裁判は、戦争の後始末を、初めて裁判という形で行った画期的な試みと評価しています。
 それ以前の処理方法は、領土の割譲と賠償金でした。日清・日露戦争、第1次世界大戦の処理を見れば明白です。
 さらに、それ以前の時代は敗戦国のリーダーの斬首、さらに以前は、敗戦国の国民の奴隷化でした。
しかし、第1次世界大戦後、多額の賠償金に苦しめられたドイツがナチスを産んだことを反省し、第2次世界大戦の処理には裁判が用いられたわけです。>

 戦争裁判は,人類史上初めての試みだったんですね。こんなことも知らなかったと恥ずかしい限りです。

 私の読後感は,近現代史の重要性,特に第二次世界大戦の敗北とその処理について理解することの重要性に気がついたということです。全て我々の親達がやったことです。
 このことは,今の日本人の出発点であり,自分の立ち位置を知る座標軸の原点なのではないかと思うようになりました。

 近年,日本の漂流とか,アイデンティティの喪失とか,政治の混迷とか,若者の無気力とか,いろいろ社会不安を憂えることが言われていますが,この座標軸の原点を認識していないために起こっているのではないでしょうか。

 またしても,難しいことを長々と書いて恥さらしをしましたが,大勢の人にこの本を読んで欲しい気持ちでいっぱいです。
 どなたかこれを読まれた方,或いはこれからお読みになる方は是非ご感想をお聞かせください。

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
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2012年11月10日土曜日

蓼科だより・265号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2012年11月10日(土)★
★テーマ:落葉と農楽,お米の販売,アメリカへ行きませんか,

     田中文科相は何をしたのか,
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 このところ朝は5℃前後です。霜の降る時は零度です。平年並みでしょう。2週間ほど前から落葉が舞いはじめましたが,だんだん多くなっています。西に傾いた太陽に映える落葉の光景は実にロマンチックです。隣に誰もいないのが残念です。
ーー
 今年のトマトは雨よけだけでなく寒さ対策をしたので,今でも5日に一度ほど採れています。熟成に時間がかかっているので,美味しくなっています。特に料理用のボンジョールノが良いです。
 毎日採れているのは,少しづつですが,食べるホウヅキとラズベリーです。食べるホウヅキはすばらしい味です。今年は霜よけをしたので今月一杯くらいは採れそうです。
 ラズベリーは10日位貯めて,妻がジャムにしますが,光るような鮮やかな赤と味は抜群です。
ーー
 今週は,近所に住まいの叔父からミニバックホーと2トンダンプを借りて畑の環境整備をしました。古い機械なので最初の2日はエンジンの修理をしましたが,楽しかったです。来週は田んぼをやります。
 若い頃,父の手伝いで発動機の分解修理をしたり,土木の現場でいろんな機械を操作したことがとても役にたちます。農業は土をいじる仕事なので建設業から入りやすいと言われますが,その通りだと実感です。
ーー
 先週予告しました「たかすけのお米」の販売を,「デーランボー」のホームページにアップロードしました。僅かばかりで恥ずかしいですが,私の貴重な越年資金にしますので,ご注文をお願いいたします。
 値上げをしちゃってすみません。実は当初から目指していた価格です。ご理解ください。詳細は下記URLをご覧下さい。

ーーーーーアメリカへ視察に行きませんか?

 私の”まちづくり”の恩師戸谷英世先生の企画・コーディネイトしている質の高い視察です。
 内容が盛りだくさんですが,私が強調したいのはフェニックス(アリゾナ)の「農業と住宅を一体にしたアグリトピア」と,ラスベガスのインターナショナル・ホームビルダーズショー(毎年一回)の視察です。

 アメリカの”まちづくり”,家造り,住宅文化を学ぶには最高のツアーだと思います。(アメリカのとは言っても,彼等はヨーロッパから学んでいます)

 まず,下記URLからこの視察企画をご覧下さい。申込みもできます。その際,「安江から聞いた」と告げて頂ければ幸いです。

 Cコースがいいと思っています。私も費用が工面できれば行きたいのですが,家計から支出する訳にはいきませんので,今思案しているところです。
 実は,私が拘っている「田舎暮らしコミュニティ」づくり実現のために本を書こうと考えています。その研究の一つとしてアグリトピアを見たいのです。
 今世界が直面している省エネと食の安全の確保を可能にする理想的な開発手法だと思っています。

 アグリトピアについては,NPO法人信州まちづくり研究会のホームページに説明を掲載しています。判りやすく書いたつもりです。下記URLからお読みください。

 更に詳しくお知りになりたい方は下記英文の記事とホームページをご覧下さい。


 下記URLは,インターナショナル・ホームビルダーズショー主催者のホームページです。この中にショーの詳細が載っています。

National Association of Home Builders (NAHB)


 15年以上も前のことですが,全米ホームビルダーズショーには数回行ったことがあります。本当にすばらしかったです。規模と内容において日本の住宅展を遥かにしのぎます。  

 アメリカの住宅産業界はすばらしい組織をもっており,カーペンター(大工)を要請する仕組みもキチンと整備されています。
 オレゴン市の私の友人の息子はその仕組みを使ってカーペンターになり,現在は大きな建築現場のスーパーバイザー(現場監督)になっています。日本では家を造る大工が消滅しようとしているのに羨ましい限りです。

ーーーーー田中文科相は何をしたのか?

 新聞・テレビでは田中文科相を変人扱いしていますが,彼女が「認可前に何故校舎ができちゃってるのか?」と呟いているのがとても気になりました。
 「確かに不思議な話」だと思い,私の”まちづくり”の恩師の一人である帝京大学地域経済学科長溝尾良隆先生にこの不思議の訳をお聞きしてみました。溝尾先生は立教大学の観光学部新設(二台目学部長)に関わっていたからです。

 下記のような答えを頂きました。
<ほんとうにおかしいのです。認可の条件に、ちゃんと教室や図書館、運動場、体育館があるか調べるのです。これで落とすわけにはいかないでしょう。
 わたくしも新しい観光学部をつくるとき、バカじゃないかと思いました。
 例えば、2年前に書類審査して、OKを出したら、建物を用意することにしたり、教員をそろえ、それが予定通りに行っていたら、最終的にOKにすべきです。建物や設備をすべてそろえ、教員人事も終えてからの審査なんておかしい。
 ・・中略。
 彼女は正しいのですが、いまNOではまずい。来年度以降から厳しくするといえばいいのです。>

(私)更に次のようにお尋ねしました。
<先生の文章から類推すると,実質的には当初に条件付き認可になっているけれども,認可証を出すのは「諸条件が整ってから,審査して」ということでしょうか?
 もし,そうだとすれば認可拒否は有り得ないことになります。つまり,法律そのものがおかしい。

 田中大臣がこんなことを知らない筈はないと,私には思えます。彼女は,このことを承知の上で,放置されている制度改革を進めるために敢えて拒否と言ったのでしょうか?

 とすれば,「3校を認可する。大学設置のあり方の見直しはかなりの方が賛成していると分かった。これが私が知りたかったことだ」と田中さんが言ったことは理解できます。
 学校を造らさせ,先生を採用した後で審査なんていうシステムは,バカげていて話しになりませんね。

 このシステムは,関東軍が本国政府の承諾無しに満州の侵略を進め,その結果を政府が事後承諾していったことの逆の現象ですね。この結果が日米開戦につながってしまったと教わっています。
 関東軍がやったことを指弾しなければいけない筈の政府が容認してしまった。片や条件を満たした大学を認可するしかないのに最後に審査・認可するシステム。この二つは同じ政治風土ですね。整合性を求めようとしない風土です。
 満州事変等の大きな国家的問題の原因が日本の統治システムにあったというのは多くの論客が指摘している通りですが,この大学認可の問題も,統治システムの一つと考えれば,文科省の統治システムが戦前と変わっていないことになりませんか?
 こういう問題があらゆるところにあるように感じています。少なくとも農地法にはあります。>

 再度ご返事を頂きました。
<その通りです。田中真紀子さんのいうのは本当です。ひどい大学が多すぎます。某大学の某学部は、120名のところに無試験で入れたり、軟式野球部から入れたり、授業料と住居費を無料にした外国人を入れたりして辻褄合わせをしています。
 他の学部が儲けているから大丈夫。学長と理事長が同じなので、分けたら、最初は文科省の役人、次があの年金でいじめられた厚生労働省の次官?柳沢です。長野大学の観光学科もなくなりました。>
(私)田中さんは「制度の見直し」を引き出したかったのですね。そういう意味では「正しい」。しかし,やり方は下手でしたね。自分を危うくしてしまいました。

 それにしてもマスコミの捉え方は浅薄だと思います。この一件の本質は,「大学の認可制度システムがおかしい」という点にあるのに,そのことを問題にせず表面的な事象だけ追いかけています。本質に気がつかないのでしょうか。
 もしそうではなくて,意図的に本質から目を反らしているとすれば,報道の責任を放棄し国民を欺いていることになると思います。
 民放は視聴率のために良心を売っているのでしょうが,公共放送であるNHKまで同じなのはどう理解したらいいのでしょう。

 更に,歴代文科省事務次官は東大卒が多いようですが,「変なおばさん」にここまでやらせなければ制度の見直しができないとは,本当に優秀なのでしょうか。

 私はこういう問題の度に,「人間を幸福にしない日本というシステム」(ウォルフレン著)を思い出します。法とシステムの問題だと思います。「アイマイ」ではダメなんではないでしょうか。

ーーーーー元松下政経塾頭上甲晃先生が
「どういう教育をしたのか?」と毎日攻められていると話しています!

とても考えさせられる動画でした。

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
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2012年11月9日金曜日

蓼科だより・264号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年11月3日(土)★
★テーマ:初霜,中山道ウォーキングin たてしな,

   農村ツーリズムシンポジウム,うれしいコメント,南欧の街並
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 朝8時に畑は0℃,文化の日に初霜が降りました。冬の到来を肌で感じました。
 食べるホウヅキに設置した霜よけシートは役にたちました。外にはみだした部分は白くなっていましたがシートの下はOKでした。
 ダイコンやネギ類は真っ白になっても平気ですが,ミズナやコマツナは影響がでます。先輩に教わった散水を初めて実行しました。「霜が融ける前に霜を散水で融かすと害はでないよ」というものです。
 ミズナ,コマツナ,ピーマン,ナスなどを噴霧器で霜を流して,昼間確認してみるとシャンとしていました。これもOKです。

 トウモロコシの栽培が計画通り10月31日で最後の収穫を終えました。モロコシ作りの達人と言われる先輩から教わり,4月10日に第1回を種蒔きし,7月末までに都合6回種を蒔き順次収穫しました。
 成熟までに約90日。10月31日に最後の収穫をしたのは7月末に種蒔きしたものでした。ただ,2作目は土地が悪くて失敗し,4作目はハクビシンと狸にやられ全滅しました。しかし,他のものはまあまあに収穫できて孫達を喜ばせることができました。
 そしてあのラジオと電灯と暗闇のコンビネーションは成功でした。

 自慢するのも気が引けますが,自分の米を一昨日初めて食べてみましたが,すばらしく美味しかったです。問題は収量です。今年のリベンジは失敗してしまいましたが,来年こそ成功させます。
 少しばかりで恥ずかしいですが,100kgほど販売させてもらいます。詳細は下記デーランボーのブログに明日掲載致します。無農薬で有機肥料のみで育てたお米を味わってみて下さい。

ーーーーー好評だった「中山道ウォーキングin たてしな」

 10月21日(日),柿色鮮やかな秋晴れの下で行われました。
 中山道唯一の松並木,往事のままの屋敷が残る芦田宿本陣,200年以上の歴史を持つ現役の金丸土屋旅館,1000年以上の歴史の津金寺,銘酒をつくる二つの酒造会社等々を見ながら,説明を聞きながらのウォーキングでした。
 私も一緒に歩かせてもらい,宿場のボランティアのみなさんや,可愛い小学生の茶坊主や袴姿の中学生のおもてなしを受けながらウォーキングをビデオ取材しました。
 地元にいながら恥ずかしい話しですが,私は初参加でしたので知らないことも多くて大変勉強になりました。また,このイベントのために大勢の人々が裏方でがんばっていることが判り,すばらしいと思いました。
 私は食べられませんでした(お客様のみ)が,昼食「和宮御膳」がすばらしかったとの評判でした。
 1861(文久元年)に和宮親子内親王が徳川家に降嫁された際,中山道を辿りこの芦田宿で御昼食をとられたことに因んで,残っていた当時の食材記録を元に池の平ホテルの和食料理長が腕をふるったものです。
 「参加費3000円でこんなすばらしい食事を食べさせてくれるなんて安すぎる」という声がありました。(来年は,お出かけ下さい!)


 尚,ついでに下記URLで「皇女和宮について」読みましたが,幕末の凄まじい歴史の渦中に生きたんですね。我々は明治維新をもっと知るべき,学校で教えるべきと思いました。

ーーーーー農村ツーリズムシンポジューム開催!

1 開催趣旨
 「国際青少年交流農村宣言」の普及を図り、市町村、地域と一体となったグリーン・ツーリズムと農村の癒し体験を取り入れたニューツーリズムを推進することを目的として開催する。
2 日 時 平成24年12月19日(水)13:00~16:30
3 会 場  長野市「ホクト文化ホール」
4 主 催 長野県、長野県学習旅行誘致推進協議会、
      農村セラピー協会(ほっとステイの仲間が参加),他

(私)基調講演は以前にご紹介した「フランス田舎めぐり〜田園で過ごす癒しの旅のすすめ」や「フランスの教育ファーム」を著した大島順子先生です。グリーンツーリズムでは先進地であるヨーロッパの様子など今後の参考になると思います。
 一般参加ができます。問合せは下記です。
 長野県 観光部 移住・交流課
 Tel:026-235-7248(内)3553

ーーーーー嬉しいコメントを北海道から頂きました

かつてお世話になったガーデニングの白井温紀(しらいはるき)先生から,前号で書いた自然栽培に絡んで嬉しいコメントを頂きました。3年前に鎌倉から北海道に移住され,現地で活躍なさっています。
 長野県伊那市ご出身で,「蓼科便り76号」にご紹介させて頂いたことがあります。下記URLをご覧下さい。
http://www.hgs.co.jp/designers_a.php
 ご承諾を頂いてメールを転載させて頂きます。最近の先生のご様子が判ります。<>内です。

<安江さま 北海道へ移住して、まもなく3年が経ちます。
 関東の首都圏で暮らしていたころと、環境は激変しました。今日は、そのお話を少しと、それに関連して、来月全国でロードショーとなる映画についてお知らせをさせていただきます。

 私は長く東京、神奈川で暮らしましたが、日々の暮らしは全く別物となりました。著しい違いは、住まいのすぐ隣に手つかずの自然があること、そして十勝ならではの広大な農地面積です。
 鎌倉に居たころは、主に都市生活者のために庭づくりをしておりましたが、十勝へきて、自然の中に身を置き、人間について、人間の文化について改めて考えさせられました。

 お陰様で、移住後に、北海道初のガーデンショーに招待作家として庭造りを依頼され、今年6月~10月、十勝清水町の大庭園「十勝千年の森」(下記URL)で開催された「北海道ガーデンショー」にて庭の展示をさせていただきました。
URL: http://www.tmf.jp
題して「あなたに会いたくて -楡の木蔭の庭で」

 これまでお世話になった方々、過去に出会った素敵な人たち、これから出会うであろう新しい友人・知人を想い、私の知る限りの十勝の素晴らしさを庭という形に込めて、「素敵な庭を造って待っているから会いに来て」、という思いで作品を創りました。

 私の出会った十勝の素晴らしさの中には、最近安江さんのおっしゃる、「自然栽培」も含まれます。
青森のリンゴ栽培農家の木村秋則さんが十勝へ指導に来られ、運動は高まりましたが、それ以前からも、徹底した無農薬・無肥料の栽培をする農業者たちがいます。

 彼らの世界観、宇宙観に触れたのも、手つかずの自然に囲まれて暮らすことと同様に、庭造りの原点に返らされる衝撃でした。庭造りと農業は決して切り離せない、と確信するにいたりました。

 十勝千年の森でも自然栽培の試みは続けられ、食と風景の結びつきもまた、庭の考え方の一つとして重きを置かれています。その流れの中で、ショーのクロージングイベントとして、日本の宝と言える料理家・作家の辰巳芳子先生(下記URL)の講演が開催されました。
 十勝の旬の食材を用いた、辰巳先生のレシピによるランチも出され、宇宙と結びついた、いのちと食べることとの、深く感動的なお話がありました。

 辰巳芳子先生の映画(「天のしずく」下記URLにあります)が、来月3日から全国で封切られます。詳細を添付します。いま大切なものや、ものごとが、凝縮された価値ある映画です。
http://www.tatsumiyoshiko.com/

白井温紀 北海道広尾郡大樹町より>

(私)の妻も芳子と言いますが,「スープの先生」として尊敬していると話していました。

ーーーーー[matiza] 10/28メルマガより
 
 ”まちづくり”にご興味のある方はどうぞ!
 南欧の街並についてたくさんの写真と共に,興味深い街並論を展開していて,ステキです。

「世界の集落に魅了されながら日本の集合住宅のあり方を提案し続けられている江川直樹さんは、昨年4~7月の3ヶ月間じっくりと、南仏の小集落を巡りました。
 それは自らの仕事を振り返り、持論の「場所の声を聴く」旅であり、これからの日本の都市デザインのあり方を再考する旅でした。」という紹介です。

 Youtubeに投稿された下記動画から見ることができます。
「揃えないこと・揃えること~美しい南仏小集落から」

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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農楽のすすめ!

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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2012年10月28日日曜日

蓼科だより・263号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーー2012年10月27日(土)★
★テーマ:タニシ汁,タマネギ他,郡上一揆,自然農法,

     国のイジメ,廃藩置県
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 タニシ汁は美味しかった!10年以上食べていなかったと思います。大きいのは味付けして煮ましが酒のつまみには最高です。食べきれない分は冷凍にしました。
 5月初めから7月末まで6回に分けて種蒔きしたトウモロコシも,現在,最後6番目の収穫をしています。5〜10本づつですが,孫を楽しませています。
 この栽培法を教えてくれた先輩の言った通り,ピッタリ10月末に最後の収穫となりそうです。
 タイマーによるラジオと電灯と暗闇による獣害対策は成功でした。設置してから悠に一ヶ月以上経ちますが何の被害もありませんでした。ひとりで悦にいっています!
ーー
 タマネギの苗が立派に育ったので,今日から定植を始めました。
 苗は初めて作りましたが,昨年まで種屋さんから買っていた苗より良いものができたとほくそ笑んでいます。EMボカシと籾殻燻炭だけの土作りですが,今年覚えたワラ養生も良かったのではないかと思います。
 全部で約500本の予定ですが,今日は約3時間で120本ばかり植えました。
 ただ,過去4年間タマネギ作りは失敗続きです。一応できるのですが,玉が小さかったり,腐敗が多かったりして満足なものができません。家族から馬鹿にされていて悔しいです!
 土作りに問題があるのではないかと思い,工夫しています。成功したら種明かしを致します。
ーー
 須坂のメル友から教わったナスの栽培はうまくいきました。樹の丈は2mになっていて,秋になってから成長は遅くなりましたが未だになり続けています。とても美味しいです。
 食べるホウヅキも,教わった剪定をしたらとても良い実が採れます。ナスやピーマンと同じで3本仕立てにして,9月以降の花は切り落とします。
 夏咲いた花が今は緑のホウズキになっており,それがたくさんついていますが,霜にあたるとダメになってしまいます。去年はたくさんの実が着いたままダメになってしまったので,数日前,パイプでアーチを作り,ビニールシートを架けて霜よけ対策をしました。
 食べるホウヅキは,ビタミンとイノシトールが多く含まれており,イノシトールは美容に良いと言われています。エキゾチックな優雅な味です,

ーーーーー壮絶な百姓一揆「郡上一揆」!

 壮絶な百姓一揆が江戸中期にあったんですね。メル友Iさんから教わりました。
 6年にわたる一揆は幕府にまで及んだ末,郡上藩主は取り潰され首謀者達は処刑されて終るのです。
 Iさんは,映画監督神山征二郎さんの作品「郡上一揆」の映画祭の参加して,「私は,新しい政治の再生の未来を感じた。」として下記のコメントをくださいました。

<・・前略。「百姓は、お天道様以外に怖れるものはない」と、社会の生産の担い手であるという誇りをもち、子どもたちもまた「村のために役立つ人間になるように」という教育を受ける。
 このような知性も品性も揃えた大人が百姓たちのリーダー格として存在するという土壌の中に育まれる。当時の百姓たちの、自治や教育といったものは、はかりしれない水準であった。
・・中略。
 当時、命がけで決起した百姓たちに比べて、「議会」だ、「民主主義」だ、「人権」だ、等、言っているが、真に、社会の生産を担う主体としての誇りはあるだろうか。地域や県・国をつなぐ、真の自治の力、団結する力は、どれほどのものだろうか?
 後略・・>

(私)下記は,Wikipediaと映画の「郡上一揆」のURLです。緒形拳の息子直人が主人公を演じています。見たいものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/郡上一揆#.E4.B8.80.E6.8F.86.E5.8B.A2.E3.81.AB.E5.AF.BE.E3.81.99.E3.82.8B.E5.88.A4.E6.B1.BA

ーーーーー長野県メールマガジン10/26より

「理想の農業を求めて二人三脚で育てる暮らし(2)」

大阪府から上高井郡高山村へ移住された、三浦和俊さん・祥子さんご夫妻。
前編では、高山村へ移住をするまでのお話をお聞きしました。
後編では、自然農法・自然栽培で育てている三浦さんこだわりの米作りの様子や
移住を考えている方に向けてのアドバイスなどをご紹介します。

★ 続きはこちらから ★

(私)2ヘクタール以上も作っているというので驚きました。いろんな方,いろんな農法があるもんですね!

ーーーーー中国,ロシア,韓国

イジメのテレビを見ていてふと気がついたんです。
日本は中・露・韓国からイジメを受けてるんだ,と。
イジメは良くない,悪いことですが,虐められる方にも問題があると思います。
その問題というのは,虐めたくなる原因を作っているということです。
 
根性の悪い連中は,強いものを相手にできないから必然的に弱いものをイジメるのでしょう。
ひ弱そうな相手をみれば虐めたくなり,無防備な女性をみれば襲いたくなる,のではないでしょうか?これは恒等式だと思います。
とすれば,イジメを無くすにはその原因を取り除くしかありません。
虐める国に対応(適応)できる国になるしかありません。
適者生存の法則です。

しかし,その原因を取り除く為に戦争するのはバカげた話しです。日本のお家芸,柔の術,それを政治用語で言えば外交ではないでしょうか。敵のイジメ(暴言)を利用して投げ飛ばすのです。

そんな政治家が出て欲しいです!
石原〜橋下アライアンスに期待します!

ーーーーー壮絶な廃藩置県

 今論じられている維新八策を含めた改革論は,明治維新の改革に比べたら軽いのではないでしょうか。
 その一つ廃藩置県(明治4年)では,全国の300以上もあった藩主とその武士を首にしたのですから,想像を絶する大処分です。今に例えれば,県知事と県職を全員首にしたようなものです。

Wikipedia(下記URL)より:
 <廃藩置県は全国約200万人に上るとも言われる藩士の大量解雇に至るものであった。
・・中略。
 藩は県となって知藩事(旧藩主)は失職し、東京への移住が命じられた。各県には知藩事に代わって新たに中央政府から県令が派遣された。なお同日、各藩の藩札は当日の相場で政府発行の紙幣と交換されることが宣された。>
http://ja.wikipedia.org/wiki/廃藩置県#.E5.AE.9F.E8.A1.8C

 別のブログに下記の記述がありました。
<維新により、武士は士族(足軽は卒族)という身分になり、秩禄処分で政府から一時金を貰って、以後は自分の才覚で生きていくことになります。
 
例として、徳川宗家に使えた旧幕臣を上げますと、彼らは徳川家達に従って、静岡に移ります。
ここで牧の原を開墾し、お茶の生産を始めます。
当初は筆舌に尽くしがたい苦労の連続でしたが、明治末に杉山彦三郎氏が新種の開発に成功し、経営が安定します。>

ーーーーーYoutube動画紹介

トレッキング・蓼科の秋 2012・田舎暮ら…
http://www.youtube.com/watch?v=FHwgw-b4LQA
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
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