2012年5月30日水曜日

今年4回目の「ほっとステイ」

今日は,新緑が匂うような快適な一日だった。
9:25,いつものように,私の家に通じる狭い道路の入口に,子供たちを載せた大きな観光バスが,今回は少し早めのついた。

女の子2人,男子4人の横浜市立中学2年生のパーティーだった。
今回は,バスから降りてくる時の,子供たちや先生の対応からして雰囲気が良かった。

昨夜,その中学校についてインターネットで調べておいた。市立中学とは思えない方針と特色のある活動をしていた。
その期待に応える感じの挨拶の交換に嬉しくなった。

挨拶と何気ないコミュニケーションを交わしただけで,今回の子供たちのレベルが高いことは感じ取った。
こちらも気持ちが弾んできた。

いつもと同じパターンで,はじめた。
我々は何億年の命を生きてること。
自然は生きている,土は生きている。

それを維持してくれているのがミミズやカエルなんだ,だから,「嫌いなんて言ったらバチが当たるよ」と半ば脅して,ミミズやカエルを手にとることを強制するところから始めるのが,私のパターンになった。

午前中は,家の前の体験農園で,草とり,赤かぶの苗植え。
作業中に,ミミズやカエルを見つけて大騒ぎだ。
毎回,嫌がる子供に,ミミズを掴ませるのに難しさがあるのだが,このグループはそういう子供が少なかっただけでなく,子供同士で行動し解決してしまった。

そして昼食。妻が畑の野菜と酢屋茂味噌で美味しいみそ汁とウドの葉の天ぷらを作ってくれる。これは子供たちに大評判だ。

午後はチンゲンサイとアスターの苗植え,最期に断根摘心大豆栽培の挿木をやった。難しい作業だが,彼らは真剣にまじめにやってくれた。
昨年も中学生に挿木をさせたのを思い出した。
昨年は私の判断ミスで挿木を失敗してしまったが,今年は大丈夫の筈。

毎度のことだが,先生とカメラマンが,記念写真撮りと視察に廻ってきた。
帰りのバス時間が,14:45と早かった。
ちょっと,短すぎると思う。

反省会で,嬉しいことを言ってくれる。
「ミミズやカエルが平気になった」
「土が命の元であることが実感できた」
「素手で草取や作業をしたので,土や水のありがたさが感じられた」
等々である。

バスで送る時,爽やかな気持ちだった。
良い子供たちだった。
命の奇跡と土や生き物の大切さを理解できたことを祈る。

反省会の最期に下記メッセージを朗読させるが,皆ビックリして帰っていく。

本「アメリカの心/グレー・マター・キャンペーン」より

『これで君の気分は楽になるだろう』 



もし君がときに  
落胆することがあったら,
この男のことを考えてごらん。
小学校を 
中退した。
田舎の雑貨屋を営んだ。 
破産した。
借金を
返すのに
15年かかった。
妻をめとった。
不幸な結婚だった。
下院に立候補。
2度落選。
上院に立候補。
2度落選。
歴史に残る
演説を
ぶった。
が聴衆は無関心。
新聞には 
毎日たたかれ 
国の半分からは 
嫌われた。
こんな有様にもかかわらず,
想像してほしい 
世界中いたるところの 
どんなに多くの人々が 
この不器用な,
ぶさいくな,
むっつり者に 
啓発された 
ことかを 
その男は自分の名前を
いとも簡単にサインしていた。
A.リンカーン,と。


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2012年5月27日日曜日

ほっとステイ5/24

今年2回目のほっとステイに,24日,横浜市緑が丘中学から来てくれた。
楽しい子供たちとの交流です。
今回,ミミズが嫌いな子が7名中6名。
ヒマワリの種蒔き

いつものように,命の連鎖と土が命の元であること,
それを守っているのが,ミミズやカエルや微生物であることを話し,
嫌がる子供たちが返る時には,
「おじさん,なんだか好きになれそうです」と言ってくれるのを楽しみにして。

前回は大豆の種を蒔いたが,今回はヒマワリ・トライアンフの種蒔きと草取をやった。

ミョウガ畑の草取
毎回気になることがある。
一行6〜7人の中に,行動とコミュニケーションに不自然さを感じる子が一人か二人必ずいることだ。


無気力,呼びかけの反応が鈍い,目線が弱い,基礎的な行動がうまくできない,等々。
この種の統計を調べたことはないが,ちょっと多すぎるように思う。
この子供たちが将来,社会の負担にならなければ良いがと心配している。


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蓼科だより・241号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年5月26日(土)★
★テーマ:田植作業終了,乳酸菌の不思議,南京事件,宗教とは,

★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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19日に,松本市の同志のと同日に自分の田植を行い,その後補植も行い,昨日は動噴(動力噴霧機)を使って,除草のためのEM活性液と乳酸菌の混合液の散布をおこないました。
動噴とピストル噴口で,EM活性液と乳酸菌を散布
一番神経を使ったのは,40%も減収になってしまった昨年と同じ間違いを起こさないことでした。

昨年は,田植前1ヶ月間,畦畔整備のために田面を干してしまったことが原因で,粘土が硬くなってしまい,想定外のことが起きてしまいました。
不耕起専用田植機の特徴である土を切り刻んでいく装置が,土が硬かったため,土をはじき出してしまったからです。そのため,稲の根張りが悪く大減収になってしまったのです。
ですが,今年は大丈夫そうです。昨秋から水を貯めっぱなしで,特に3月以降は約20㎝の深水管理を徹底したので,土はかなり柔らかくなり,苗は良い状態で土に納まっていました。第一関門は突破できたと思います。

次は,除草です。農業は雑草との闘い,とどなたもオッシャイマス。
 一昨年,昨年と20日以上も朝晩田んぼに入りっぱなしでしたが,自然耕塾@高山村の学習で,そんな労力を使わなくても除草できることを学んだので,今年はそれを実践することにしました。
 ただ,様々な条件と闘わなければならないので,一筋縄では行かないようですが,成功例がありますので,可能性十分です。

その方法は,乳酸菌散布とチェーン除草の組み合わせです。乳酸菌の散布は,既に昨秋と田植前に行ってあり,田植後に行う今回で3回目です。
乳酸菌について勉強したら,生物にとって非常に重要な様々な働きをしていることが判りました。腐敗や食中毒の原因になる微生物の繁殖を抑える効果があるため多くの食品に使われ,人体の各所で生体を守り,発がん物質の排出・分解をしたり,とかです。

今日,自然耕塾@高山村があり,その講座の中で,乳酸菌の除草効果についても教わりました。乳酸菌は田んぼにある草の種子の殻を柔らかくし,発芽させる作用をするそうです。
そのため,土中で殻を破られた種子は発芽できず腐ります。しかし,表面にあった種子は成長が促進されてしまいますので,乳酸菌散布3〜4日後にチェーン除草し,その発芽種子をトロトロ層に沈め発芽を抑えるという仕組みです。
これを少なくとも2回,できたら3回繰り返します。これで除草剤(農薬)を使わずに米作りができるという農法です。所要時間は,2反部ほどの圃場で,1サイクル当り2〜3時間です。

ところが初歩的な問題がありました。昨年から数回乳酸菌を所定のマニュアルに従い作ったのですが,毎回腐敗臭が出てしまうのです。自分のやり方が悪いのだろうと思い,田植前の時は仕方なくEM活性液(乳酸菌が主成分)で代用しました。
 困ったあげく,先輩に相談したところ一つの理由が判りました。高温殺菌(125℃)の牛乳だと菌がいないのでダメだとのこと。牛乳に高温殺菌と低温殺菌(65℃)があることを知りませんでしたが,スーパーに行ってみて良く判りました。

早速,低温殺菌の牛乳を使ったらうまく行きました。インターネットで調べたら福島式という方法があり,米の研ぎ汁と牛乳を8:2で混ぜ常温で放置するだけでした。やってみると,4日でみごとにpH4の良い味の乳酸菌ができました。
2リットルのペットボトルを使ったのですが,上の方に真っ白い柔らかい固形物ができました。牛乳とお米の研ぎ汁からできたものですから,悪い物の筈はないと思い,それを食べてみたらビックリです。チーズでした。
昨日の朝,トーストにその白い物をぬって食べてみましたが,爽やかで素直な味でした。いわゆるナチュラルチーズではないでしょうか。どなたかお詳しい方,ご教授をお願いいたします。

EM活性液の培養もうまくいきました。殺菌や温度管理をキチンとやりましたら,一次活性液は,前回書きましたようにpH3.5になり,味も匂いも良好で成功しました。更に,20リットルタンクに二次培養しましたが,これも成功しました。
 冒頭に書いた「EM活性液と乳酸菌の混合液」は上記の乳酸菌とEM活性液を使いました。

動噴は,「あるものはみんな使って良いよ!」と言ってくれる篤農家先輩からお借りしました。古い機械でしたが,エンジンは一発でかかり,90mほどのホースもおかりしたので,軽トラックの上に溶液と動噴を積んだまま作業できました。
その先輩は,役場農林課にピストル噴口という遠くまで噴散できる道具があるということを教えてくれたので,借りて装着してみると,実にうまくいきました。16アールの田に,40リットル4本の溶液を散布しましたが,準備から終了まで約1時間でした。

今日は自然耕塾@高山村の日でした。明後日はチェーン除草をやります。更にもう1回繰り返しますが,それで田植までの一連の作業は完了です。これまでの様子を動画にまとめYoutubeにアップロードする予定です。ご覧下さい。
ーー
 239号でお伝えした天然ミツバですが,だんだん良くなってきました。1日に一箱程度ですが,6月上旬頃まで出荷できそうです。蓼科の自然の味と香りをお楽しみください。ご注文(このメルマガの返信で)をお待ちしております。
当初,山ウドと組み合わせましたが,山ウドが終ってしまいましたので,他の山菜或いは野菜を一緒に入れさせて頂きます。

ーーーーー「南京」の真実は?
『河村発言を支持し「南京」の真実を究明する国民運動』より一部抜粋します。
http://ameblo.jp/nankinkokumin/entry-11260181263.html

5月19日、名古屋市で<自由な議論で「南京」の真実を究明しよう!公開討論会>(主催:南京事件を自由に議論する議員有志の会)が開催されました。

司会は山本久樹名古屋市議(民主)。冒頭に、この討論会を催した趣旨と今日までの経緯を藤沢ただまさ<有志の会発起人代表・名古屋市議(自民)>から報告、続いて河村たかし市長からの挨拶がありました。

ここから討論。
1.「南京事件」について
2.南京事件はなぜ議論できないのか
3.なぜ今回”あった派”に来てもらえなかったのか
4.『中日新聞』意見広告拒否事件について
5.今後の姉妹・友好都市の進め方について

の各テーマで、出席者から次々と発言がありました。その後、質疑応答、最後に河村市長から総括があり、終了となりました。

(私)は,「あった論」でも「無かった論」でもありませんが,この会員になっています。真相究明熱望論者だからです。この運動を進めている皆さんは,「無かった」ということを基調にしていますが,討論と究明を求めている姿勢は正しいと思います。

拒絶と無視からは何も生まれないと思います。「あった論」,「無かった論」,両論の人達が討論の場に出て,証拠を示して意見を闘わすべきではないでしょうか。
出ることさえ拒否するということは何を意味するのでしょうか。これだけ世論が多岐に渡っているのですから,討論する意味がないとは考えられません。となれば,何か政治的な意図と力,それとも狭量な感情論が働いているとしか考えられません。

ーーーーー加瀬英明先生のメルマガ
加瀬英明メルマガ「イスラム色に染まるアラブ社会のカンバス」より抜粋。
<パキスタン北部のギルギットとフンザで、イスラム教スンニー派とシーア派の抗争が激化して、高齢者を含む日本人観光客77人が危険にさらされ、日本政府がパキスタン政府に要請して、無事に救出された。

国際政治を理解するためには、宗教が何であるか、知る必要がある。
日本語には明治に入ってしばらく後まで、「宗教」という言葉がなかった。それまで日本語には、宗門、宗旨、宗派という言葉しかなかった。日本では宗派がつねに共存したのに、自分の信仰だけが真実であり、他宗を排斥する西洋語のレリジョンが、日本にはなかった概念だったから、宗教という新しい翻訳語を造らねばならなかった。
・・後略。>

(私)「ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか」につながります。
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本
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2012年5月20日日曜日

蓼科だより・240号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年5月19日(土)★
★テーマ:不耕起2年目の田植,EMのpH,
     御泉水自然園しゃくなげ祭,石原知事「日本よ」
     食料自給率が13%?,安中さんのめーる,
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域の情報をお伝えします
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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  昨日正午から今夜9時まで,春最大の農楽作業を行いました。
田植です。今年は特別緊張しました。私にとってもまだ2回目の不耕起の田植なのに,新規参入の同志の田植を頼まれてしまったからです。

 昨日12:30,地元のリース屋から4トンユニック(移動車)を借りて,立科から約70kmの高山村へ行き,園原先生のところで,その同志と落合いました。
 不耕起移植栽培専用機イセキ6条植PAR63と苗を積み込み,そこから100km以上離れた松本市芳川に運び,機械と同志の苗を降ろしました。
 和田峠を越して約70kの立科に帰り,自分の苗を田んぼに降ろして,家に帰ったら9時を廻っていました。

 今日一日で,松本の同志と私の両方の田植を終らせようとはりきって,今朝は6時に移動車を運転しわが家を出発。7時半に芳川に到着し,同志夫妻と共に田植に着手しました。
 まず,田んぼの泥濘の状況を歩いて調査。うっかり機械をぬかるみに沈ませてしまうと大変なことになるからです。2ヶ所ばかり入ってはいけない箇所を特定し,イボ竹で印しました。

 1年前の記憶が乏しくて,田植機が作動するまでにかなりの時間を要しました。たわいもないことが思い出せず,園原先生に数回電話をかけてしまい,8時半頃ようやく作業開始。
 機械が入れない場所は後日手植えをしていただくようお願いしました。同志夫妻は,始めてとはいえ,とても気が利いて先回りして動いてくれたので,作業も順調に進みました。10時過ぎには13アールの機械植えは終了しました。

 一度機械がもぐり込みそうになりヒヤッとしましたが,4輪駆動にチェンジアップしてこと無きを得ました。同志夫妻も,私の危なっかしい機械操作を見ながらハラハラしていたと思うのですが,田植が終った田んぼを見回して「良かった良かった」と喜んでくれたのでホッとしました。

 一番神経を使うのは機械の積み降ろしです。細い桟橋を登り降りしなければなりません。農業機械専用運搬車なら安全にできているのですが,リース屋になかったために4トンユニックを使ったからです。ひっくり返しでもしたら,関係者に大変な損失と迷惑をかけてしまいます。

 11時頃同士の田んぼを出発し,午後12時半頃には私のところに着きました。昼食は同志の奥さんが作ってくれた大きなおむすびを運転中にいただきました。こういう時のおむすびは格別美味しいです。
 今日中には機械を高山の先生のところにお返しし,レンタカーを返さなければならないので,昼休みも取らず作業を開始しました。経費節約の涙ぐましい努力です!

 私の田は4年目,不耕起を始めて2年目ですから,同志の田んぼからみるとかなり状態は良好です。私の慣れもあって,1反6畝ですが,2時間ちょっとほどで終了しました。奥様に,植えているところをビデオにとってもらったので,近い内にYoutubeに載せます。

 夕方4時半頃立科を出発し,6時半頃高山村到着。機械を降ろして,園原先生に状況報告し,帰路に着いたのが7時半過ぎでした。
 リース屋に車を返し,家に戻ったら昨日とおなじ9時過ぎでしたが,事故もなくまあまあの出来で終了することができたので,大きくホッとしてこれを書いています。
 何よりも仲間が増えたことが本当に嬉しいです。来年も増えそうです。

ーーEM(イーエム:有用微生物群)のpH(ペーハー:水素イオン指数)
 EMは自分で増やせるというので,やってみましたら,目標値のpH3.5に何としても届かず,4で留まってしまいました。おかしいと思い,信濃公害研究所の友人に相談してみると,リトマス試験紙に問題があると判りました。
 やはりリトマス試験紙が古かったため違っていました。新しいので計測し直しましたらチャンと3.5になっていました。このために,EM生活社の担当者と数日やりとりしてしまいました。何でもやってみるといろいろあります。全て実験と現場の積み重ねなんですね。

ーーーーー「御泉水自然園しゃくなげ祭」のお知らせ
 蓼科の白樺高原にて御泉水自然園しゃくなげ祭(5/27〜6/10)があります。
新緑の蓼科をお楽しみください。

下記「ロッジ・グランシャルモ」ホームページに詳細説明があります。
http://www.2530m.net/event/syakunage-web.jpg

そして,6/9日(土)夜は,太田寛二のジャズライブがあります。
http://www.2530m.net/event/web-kanjisan-LIVE.jpg
http://www.kanji-ohta.com/

 お問い合せはケイタイまでどうぞ!(フッターに)

主催者の1員である「レストラン&プチホテル・ベル」(下記URL)は私の妹の店です。食事が美味しいですよ。パッケージプランもあります。
http://www.sas.janis.or.jp/~bell2000/

蓼科の素朴で美しい自然を体験してください!

ーーーーー食料自給率が13%に?
 農協の機関誌農協の機関誌「jaHoo」2012 5月号に,特集「TPPを考えよう」がありました。その中に次の記述があります。
<農林水産省は,日本の食料自給率は現在の39%から13%にまで低下すると試算しています。自給率が下がると,世界的な異常気象などで農業輸出国から農産物が輸入できなくなったとき,国内で食料を補えなくなるという事態に陥ることも考えられます。>

(私)は,このようなことにはならないと思っています。日本中の都市中心部に住む人々は別にして,田舎はもちろん,都市周辺部はほとんど自給自足していると言って間違いないと思います。
 実は,この自給自足の数値は食料自給率計算には入っていないのです。その大きさを想像してみて下さい。はかなりのものだと想像できます。
 
 カロリーベースの自給率という世界で日本だけしか使っていない方式を使い,自分の政策に都合のいい統計しかとらない手法による数値です。
 しかし,「jaHoo」は農協の機関誌ですから,日本の津々浦々まで届けられています。どのくらいの読者がこの記述を鵜呑みにするか判りませんが,こういう現実をどう理解したら良いのでしょうか。
 随分飛躍した話ですが,太平洋戦争についても,こんな感じで,世界の現実を知らず(真実を知らせず)に突入してしまったのではないでしょうか。
 終ってみれば,軍と東條英機が諸悪の根源ということになっていますが,いつも世論を誘導するのはマスコミとジャーナリズムですが,責任を問われたことはあるのでしょうか?。 

上記の関連です。昨年1月でしたが,再生に1時間以上もかかる下記動画をアップロードしたところ,500人近い閲覧があったことに驚いています。関心が高いんですね!
「日本は世界第5位の農業大国」・田舎暮…

ーーーーー石原都知事と猪瀬副知事
産経5月14日「日本よ」より,「石原慎太郎 中央集権の打破こそが」

私は石原知事と猪瀬副知事の一連の発言と行動を,当然のことだと思っています。
ごく一部を<>内に抜粋します。
<総理となった岸信介や賀屋興宣、椎名悦三郎といった人物の見事さは、戦前戦中絶対的存在であった軍部の軋轢(あつれき)に抵抗して理を通した経験に依(よ)るものだった。岸は戦争中総理の東条英機に反抗して内閣を総辞職に追い込み、賀屋は軍縮会議で海軍に反論し、腹をたてた山本五十六が命じた手下の山口多聞に殴られまでした。>

続きは;
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120514/lcl12051403050000-n1.htm

ーーーーー2012.0510安中さんより
毎週、病院に行き、診察とリハビリ(出来る範囲だけですが)を受けています。
今週は手術後、6週間の検査だったのですが、整形の先生もリハビリの先生も、私の回復の早さにびっくりしています。
最初の壊死しかかった状態からの回復の時も、その速さに驚かれましたが、今度もです。
トミージョン手術からの回復は、通常、6~7ヶ月で日常生活が出来るレベルになるとのことですが、私の場合、3~4ヶ月ぐらいに縮まると思っています。

先生方は「若い頃の鍛錬のたまものですかね?」と言っておられますが、前にも述べたとおり、放射線被曝に起因するホルミシス効果もあると思っています。

(私)本当は,北アルプス登山で大けがをしたことはバラしてはいけないのかもしれないと思いながら出しちゃいました。スミマセン。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2012年5月13日日曜日

蓼科だより・239号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年5月12日(土)★
★テーマ:天然ミツバ,辛い訃報,松本市の同志訪問,

     農業と農協,サッチャーとフランス革命
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  夜一人の時間の始まりに,香を焚いて,enyaの歌声を聞くと不思議なほど気持ちが落ち着きます。気取って書いている訳ではなく,本当にスムーズ気分になるのです。
だいたい,仏壇以外で香を焚くことなど知りませんでした。偶然家の古い引き出しから茶筒1本分くらいの香が出てきたからです。すばらしい発見でした。
ーーお詫び
前号の書き出しで間違いがありました。「4月2日以来・・」とありますが,「4月29日以来・・」が正しいです。申し訳ありませんでした。

ーー天然ミツバ
やはり春は農楽に忙しいです。先の7日以来,236号にいわれを書いた天然ミツバを採取し地元の直売所で販売しています。野菜の初販売です。
ほんの僅かな数で僅かなお金ですが,わたしの貴重な小遣い稼ぎです。そして今日は初めて全部売れました。土曜日だったからでしょう。やはりお客さんの出が違います。
無肥料,もちろん無農薬です。手前味噌ですが,自然の香り,すばらしい味です!(笑)たくさんはないですが,ご希望があればお申し付けください。
中サイズの菓子箱ほどの箱に,ミツバと山ウドの詰め合わせで,送料込みで1500円で如何でしょう。数箱しか出せないかもしれません。「中身はおまかせ」という勝手をご了承ください。
いろんな食べ方はありますが,定番は,ミツバはおひたし,山ウドは天ぷらです。このところ,毎晩のようにこれで晩酌ですが,最高です。

ーー訃報
 悲しいできごとを書かなければなりません。去る5月4日,不耕起移植栽培の開発者である岩澤信夫先生がご逝去されました。享年80才。死因は肺炎とのことでした。最後の最後までこの農法の普及活動をなされていました。
1980年から不耕起移植栽培に取組まれ,鋭い観察を基に実証を積み重ね,科学的解明にも注力し,この農法を完成されました。
わたしはこの農法に関心を持って3年目,昨年から実践していますが,この農法は少し大げさに言えば,人類を救う農法になると確信しています。
現在の大量の石油・化学肥料・農薬消費型の米作りからの脱却です。不耕起ですから,トラクターが要りません。このメルマガでは説明しきれませんが,化学肥料も使わず,無農薬ですばらしい美味しいお米ができるのです。
諸先輩の話しの受け売りではありますが,主食であるお米が無農薬になれば,非常に多い子供たちのアレルギーやアトピーは大幅に減ると考えています。いろんな実証例に基づいた推測です。

だからと言って特殊な作り方をする訳ではなく,田植機で植えて,コンバインで刈り取ります。今,着実に全国に広がり初めていますが,遠くない将来,日本に米作り革命を起こすと思います。
自然耕塾@高山村の園原塾長は「痛恨の極み」と悲嘆にくれていましたが,岩澤先生にはその結果を見て頂きたかったというのが塾生一同の想いです。
農協はこの農法については,農業指導員に聞いても「知らぬ存ぜぬ」で通しています。NHKが何回か全国放送していますから知らない筈はないのですが,農機具・化学肥料・農薬の販売で食っている農協にとっては,絶対に認められない一線なんでしょうね。
誰のため,何のためかは言わずと知れたこと。以前にご紹介したことがありますが,国連のOECDの統計(下記URL)によると,日本の農薬使用量はダントツ世界一,アメリカがベストなのです。

下記URLに先生の略歴が記載されています。「この項目は亡くなったばかりの人物について扱っています。」というWikipediaです。

こういう方にこそ,最高位の勲章を授与すべきだと思います。

ーー松本市の不耕起移植栽培の同志を訪ねる
先週,園原塾長から電話があり,松本の同志の田植を私にやってくれというのです。私とてよちよちの不耕起2年生,しかし松本は初年生だというのでお請けすることにしました。
今日は,その現地確認に行ってきました。自宅は村井駅の近くでしたが,借りてるという田畑はそこから車で20分ほど西方の山の麓でした。
驚いたことに,奥様共々東京で会社経営をしており,毎土日,電車でこちらに来て,農業を楽しんでいらっしゃる。「それじゃあ,何時休むの?」とお聞きしたいところですが,去年春からそれを続けているというのです。
更に,松本出身と思いきや,ご出身は和歌山県熊野,奥様は大阪とか!仕事の関係で長野に来て滞在したら,気に入ってしまい,こういうことになったと言います。そして今年から不耕起で米作りを始めるのです。本当に,自然と農楽が好きなんですね!

昨年の画像ですが,長野県に1台しかないというイセキの不耕起用6条田植機の実働映像をご紹介致します。

ーーーーー月刊『農業経営者』メールマガジン・5月9日号
下記の書き出しで始まる栗田義夫氏の記事「農業法人を中心に農業が活性化すれば疲弊した地方は必ず復活できる!」という記事がありました。私は,月刊『農業経営者』のTPP賛成の論調が正しいと思っています。
<>内に抜粋します。続きは,http://agri-biz.jp/item/detail/16335 からどうぞ。

<コメ減反は世界に対する不義行為
2011年、世界の人口はついに70億人に達しました。しかし、その中で腹を満たせるだけの食料をとれる人はわずか10億人ほどしかいないということはあまり知られていないのではないでしょうか。そんな状況にもかかわらず日本はコメの減反政策で4割もの優良な農地を遊ばせています。これは地球規模の視点で見れば罪と言っていい話です。しかも生産高1兆9000億円のコメを保護するために毎年8000億円もの税金を使っている。TPPが施行されれば間違いなく日本の減反政策は転換するでしょうし、この税金を農業事業者の大規模化や有望な作物の輸出奨励などに有効利用できます。それだけでも私がTPPに賛成する理由としては十分です。>

(私)今,元農水省官僚山下一仁氏の書いた「農協の大罪」を読んでいますが,『農業経営者』の主張と符合しています。本来の使命から大きく逸脱した実態が克明に書かれています。
きっといろんな側面があるのでしょうが,私は農水省と農協は一心同体と思っていたのですが,実態は,農水省も農協には手を焼いているようです。TPP反対論にもかなりのプロパガンダを感じます。

ーーーーーフランス革命は,ただの虐殺!?
234号で,マーガレット・サッチャーのことをチョコッとかきましたが,最近,加瀬英明先生のメルマガ2012.0501を読んで,イギリスのサッチャー元首相が「フランス革命は大虐殺にすぎなかった」として,1989年のフランス政府による革命200年祭の招待を断ったという意味が判りました。
メルマガの一部分を<>内に引用します。

<私は30代になった時に、はじめてノートルダム大寺院を訪れた。戦慄が走った。私は一瞬目を閉じて、1793年を想った。フランス革命だ。
 1789年にパリの民衆がバスティーユ監獄を襲撃したことは、よく知られている。その3年後に王制が廃止され、共和暦が採用された。
 共和暦2年の1792年1月にルイ16世が処刑されると、翌年、恐怖政治が吹き荒れた。この年だけで30万人以上が逮捕され、1万7千人がギロチン台へ送られて処刑された。そのうえに、おびただしい数の国民が裁判なしに殺されるか、獄死した。
 自由、平等、博愛は公を失った 
 科学的合理主義をかざして、「自由、平等、博愛」の標語のもとで、全土にわたって恐怖政治が行われた。革命政権は神と伝統文化を否定した。神もギロチンにかけられた。>

(私)それにしても,エレサレムを聖地とする宗教はよく人を殺しますね。フランス革命,数多くの内戦,2度の大戦,共産革命,自爆テロ,等々を数え上げると億単位の殺戮が行われています。
彼らは血を見ないと生きていかれないのでしょうか,信じられません。愛の宗教,右のほほを打たれたら,云々,これはどこの言葉でしょう?左手に聖書,右手に機関銃,の方が合っています。

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2012年5月11日金曜日

立科町の直売所でミツバを売る

今月7日に初めて天然ミツバを直売所「菜ないろ畑」に出荷した。
今日で4日目だが,100円の束が平均すると6つほど売れている。
何とか平均10束に持っていきたいと思っている。
毎日1000円になれば,自分の食費代くらいにはなるかな,と。

山桜の下の土手がミツバの最終場所
朝,1時間半ほどの作業で直売所に出すことができる。

採取場所は,一昨年から借りた畑の土手。
家の目の前にあるからありがたい。

農道1本隔てて雑木林に面した北向きの大きな土手に密生している。
調べたら,隣の先代が20年以上も前に作ったことがあったという。
今はその畑にはないが,私が借りた畑の土手に種がこぼれ,
土壌・環境がミツバにあったのだろう,
びっしりと繁茂している。

実は,その畑をお借りした時,その土手は2m以上の雑木や野バラが生い茂るひどい薮だった。私は数日かけてその薮を退治した。
その畑はあまり使っていなかったので,ミツバがあることに気がついたのは去年の夏近くだった。
すばらしく美味しかったので,今年は出荷することにした。

正確にいうと天然ではないのかもしれない。
しかし,人間の手を一切かけずに20年以上も自然に繁茂したのだから,
天然と言っても許されると勝手に判断した。

直売所など,以前はちょっと馬鹿にした雰囲気を持っていたが,
現役を退いてみると,自分が動くことによって,
たとえ500円でも1000円でもお金になるということは,
直売所の仕組みはすばらしいと思うようになった。
全国に直売所広がっている訳が判ってきた。

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2012年5月10日木曜日

今年初の「ほっとステイ」


今年の「ほっとステイ」が始まった。
今日は,横浜市の中学2年生一行が立科町にやってきた。
私の家には7名の男女がきた。
断根摘心栽培の大豆種蒔き

9:35,予定通り到着。
元気よく挨拶して,ゴーヤのお茶を飲みながら,自己紹介とミーティング。
昨夜は,白樺湖の八子ケ峰ホテルどまりという。
女子3名が吹奏楽部だった。がラッパが吹けるのかと心配になるほどハキがない。
珍しく男子の方が感度が良かった。

いつものように,地球生命誕生以来の生命の連鎖の中に行きていること。そして生きていることが奇跡であることを話す。
ミミズとカエルに喩えて,生き物が自然界を循環させ,人間に食べ物を与えてくれていることを話す。
ミミズとカエルが嫌いな子が多いからだ。もし本当に嫌いなら,食べ物を食べる資格がない,エコを口にする資格もないと。
土が生きていることも。

このようなことを,土いじりをしながら,ミミズとカエルを手にとって,命の循環を体験して欲しいと話すと,皆納得してくれたようだったが,果たして・・・。

天気予報は,午後雨だったので,午前中は体験農園のミョウガ畑で草取をやった。
皆ぎごちない,土を相手に作業するという経験がないのだろう。
いつも感じることだが,掘る,打つ,投げる,切る,抜く等の生活基本動作ができないのだ。恐らく家で何もやらせないのだろう。

午後は,野菜の苗を一人1本づつ植えた。植え終わること雨が降りだした。
続いて,昨年失敗した断根摘心栽培の大豆の種蒔きをした。
種の量とトレイの大きさの関係で,計算をさせたが,暗算できる子は一人しかいなかった。算盤をやらないせいだろう。

一人,かなり我侭で精神力のかなり弱い女子がした。蜂が側に来たら動けなくなり,泣きだしてしまった。他の子は,怖いなと良いながらも何ともなかったが。

毎回のように思うのだが,6名前後パーティーに1名は肉体的が精神的に弱い子がいる。率にしたら約16%程になる。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。学校の先生も大変だと思うが,将来の日本が心配になる。


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2012年5月9日水曜日

農業法人を中心に農業が活性化すれば疲弊した地方は必ず復活できる!


 この内容は,月刊『農業経営者』メールマガジン5月9日号で紹介された有限会社クリタ園芸 代表取締役 栗田義夫氏の論文の転載です。
 私は,月刊『農業経営者』のTPP賛成の論調が正しいと思っています。
 今,元農水省官僚山下一仁氏の書いた「農協の大罪」を読んでいますが,『農業経営者』の主張と符合しています。本来の使命から大きく逸脱した実態が克明に書かれています。

ーーーーーーーーーーーーーーー以下転載


コメ減反は世界に対する不義行為

 2011年、世界の人口はついに70億人に達しました。しかし、その中で腹を満たせるだけの食料をとれる人はわずか10億人ほどしかいないということはあまり知られていないのではないでしょうか。そんな状況にもかかわらず日本はコメの減反政策で4割もの優良な農地を遊ばせています。これは地球規模の視点で見れば罪と言っていい話です。しかも生産高19000億円のコメを保護するために毎年8000億円もの税金を使っている。TPPが施行されれば間違いなく日本の減反政策は転換するでしょうし、この税金を農業事業者の大規模化や有望な作物の輸出奨励などに有効利用できます。それだけでも私がTPPに賛成する理由としては十分です。

 そもそもTPPに批准するということがどういうことなのか、多くの農家はその本質を理解せずに反対しているように私の目には映ります。TPP問題に限らず、日本の農家はもっと自主性を持たねばならないと常々思ってきました。作物の出来が悪いとお天道様のせい、輸入作物との価格競争に負けると政府のせいで、結局最後は国民の税金で助け船を出すというのはおかしな話。農政も国民の食料確保から、グローバルな視点での食料生産という転換が求められていると思います。


日本の農家はコスト意識を持て

 私の家は父の代まで小規模な耕地しか持たない零細コメ農家でした。農閑期は当たり前のように出稼ぎに出なくてはなりませんでしたし、それでも足りずに借金がどんどん膨らむような状態でした。私はそうした負の連鎖をなんとか断ち切るべく努力と工夫を重ねてきました。

 法人化後は「面白い農業、儲かる農業の追求」をテーマに掲げ、特に次の点に力を注いでいます。

 (1)品質競争に勝つ(2)コスト競争に勝つ(3)自己資本率50%以上の死守(4)徹底した経営分析5徹底した内部改革
この中でもコストについては、「コストミニマムの追求」を最大の目標にしています。施設園芸を始めるにあたっては、高価な鉄骨ハウスは1棟さえ建てず、すべて強度のあるパイプハウスにしました。豪雪地帯でありながら独自の当社融雪システムを活用するなど、固定費を通常の3分の1まで圧縮できました。燃料費は毎月入札で仕入れています。

 もちろん出荷は納品先、単価を決めてから生産しています。たとえ施設が空いていても納品先がないものは作りません。資材についてもメーカーと代理店契約するか、入札で仕入れています。また当社は、「品質こそが最大の営業」という言葉をモットーに、営業部門を廃止し、その分を品質向上に集約し、全品目95%以上の出荷率を死守するようにしています。

 しかし、これらのノウハウはすべて農業以外の製造業では当たり前に取り組んでいたことであり、私の経営に可能な限り導入すべく努力した結果です。このような取り組みをしていくと、経営って本当に面白いなぁとつくづく思います。恵まれた自然環境の中で、自分の描いた目標達成のために、家族や従業員の協力を得て、自分の土地と施設を持ち、自分の好きな花を栽培し利益を得、働いてくれる人々の生活まで保障する……、社長として事業を展開し続けられるこの仕事を。私は天職だと思っています。・・続く。


続きは,下記URLからどうぞ;
http://agri-biz.jp/item/detail/16335

有限会社クリタ園芸 ホームページ
http://www.tohoku.meti.go.jp/2008/shinki/jirei/36.pdf#search='栗田義夫'
 
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2012年5月5日土曜日

蓼科だより・238号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年5月5日(土)★
★テーマ:農楽様々,アミノ酸酵母液,映画「東京裁判」,πウォーター
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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初めてこんなにステキに咲きました。EMの効果かも?
  4月29日以来,最低気温が10℃を下廻りません。とたんに自然界が活気づいたように感じました。土手が草で一斉に緑に染まり,野菜もぐんぐんと伸びだしました。10℃というのは自然界のターンニングポイントなんでしょうか。
雨が降ると家の中にいて,翌朝外に出ると一面のタンポポ!草もビックリするほど伸びていて,昨日は1回目の草刈りをしました。これからは草退治に追われます。
ーー
友人からアミノ酸酵母液のことを教わり,無料でお試しサンプルが頂けるというので早速送ってもらいました。病害虫対策で教わったのですが,同封されていた立派な冊子を読むとEMと同じような感じで使えるようです。
EMもそうですが,土を良くし,野菜を強く美味しくする効能があるということです。このサンプルはEMを使う部分とは分けて使い,観察・記録することにしました。楽しみです。
ーー
昨年,先輩から頂いて作った菊の株から新芽が10センチほどに伸びたので,挿し芽しました。頭5センチくらいを折り採り,葉を2~3枚残して細粒鹿沼土を入れた128穴の育苗トレイに挿しました。
 5種類頂いたのですが,観賞用の菊は私の手入れが悪くて満足なものになりませんでした。食用の「とんでもない」は甘酢で処理した酢の物が大評判でした。ので,今年は特にそれを重点に作ります。観賞用も作りますが,あまり自信がありません。
ーー
今年はバイオマス温室があったので,周りの皆さんより1ヶ月早く自家製野菜が食べられます。既に赤かぶとコマツナは食べています。今週から春菊と小カブも食べられそうです。
先週から育苗箱を温室から出しました。日中暑くなり過ぎるからです。もう外でOKです。10種類ほど野菜と花の育苗をしています。
7月末から10月末までトウモロコシを食べ続けるという秘伝を教わり実践しています。5月1日には2度目の種蒔きを2号体験農園にしました。エダマメは最初のポット苗を今日定植し,2度目がポットで芽を出しています。
ーー
今日は,私特製「つるものネットシステム」を作りました。手元にあったパイプを,友人の鉄工所で道具を借りて加工させてもらい組み立てました。どんなものかご覧になりたい方は,下記Youtube「’12 4月の体験農園」をご覧下さい。以前に作ったものが写っています。

ーーーーー東京裁判のDVD
孔雀サボテン:こんなにたくさん立派な花は初めて!
自分の無知を曝け出しますが,映画「東京裁判」を初めて見ました。お世話になったメル友に誘われて,何と靖国神社で。会場は満員で150人以上ということでした。
「アメリカ国防総省(通称:ペンタゴン)に3万巻にもおよぶフィルムが保管されていた実写フィルム『極東国際軍事裁判(通称:東京裁判)』をみませんか。」という呼びかけだったので,私は新しくできた映画だろうと思い込み,アメリカの情報公開はスゴイなどと感じていました。

家に帰って調べてみると,映画「人間の条件」(仲代達矢主演)の監督小林正樹氏が1983年に,足掛け5年の歳月と4億円の費用をかけて米国国防総省の保管フィルムや内外のニュース映像などをつなぎ合わせて作った映画でした。
 4時間37分の大作。音楽は武満徹,ベルリン国際映画祭の受賞もしています。これを理想科学株式会社羽山社長がDVDにした(5~6年前?)ものが社会に出回っているようです。Webで検索したら蔦屋にレンタルビデオもありました。

内容は,実写だけあって,迫力があるだけでなく,国家と人間存在の根源に関わる問題が,天皇を始め被告達が死と向き合う中で繰り広げられる2年半の裁判記録は,まさに国の運命が裁かれているようで,喩えようのない重みを感じました。
国権の発動たる戦争とは何か,戦争責任とは,敗戦の責任とは,人道の罪とは,事後法とは等々,人間として当然心得ていなければならない事柄が裁判で討論されています。裁く側に立つアメリカ人弁護士が,彼らの人格をかけて,日本人被告を強く弁護しているところが深く印象に残りました。

望月のユシカフェの常連に,「この映画を見たことがありますか」と聞きましたら,見た人は誰もいませんでした。安中さんにお聞きしたら,さすがに「ニュルンベルグ裁判」とこれの両方を見ていますとのことでした。

この映画(DVD)は国民全員が見るべきだと思いました。何故このような実録映画が,しかも立派な監督と音楽家が作ったものが広まらなかったのかよく理解できません。
もしかして知らなかったのは私だけでしたら恥ずかしいですが・・。みなさん,是非ご覧になって下さい。

「自国の歴史を見失った国は滅びる」と誰か高名な方が書いていました。本当だと思います。

ーーーーーEM ~ π(パイ)ウォーター ~ 放射線
メル友広瀬さんが,facebookで私の前回メルマガのEM記事を紹介して下さいました。そうしたら,広瀬さんのご友人が下記のようなコメントを下さいました。「」内です。

「微生物 EffetiveMicroorganismsがπウォーターを作ることは知っていましたが、放射線に変化を与えるとは… 水の分子は単体は存在しておらずイオンの作用でクラスター化しているそうです。汚水は大きいクラスターを形成している場合が多い。綺麗な水でもミネラルによっては形状を変えて体内に吸収しにくくします。πウォーターは電気的な何かの力でπ化してクラスターのサイズが小さくなると言われています。この変化の時に放射線が使われたとすれば…科学者の皆さん早速実証実験して下さい。」
(私)πウォーターという言葉を聞いたことはありましたが,忘れていました。パソコンで付け焼き刃の情報を探してみましたら,すごいことが書かれていました。生命の根源に関わる水なんですね。母体の胎児を育てる羊水であり,生体水のことと書かれていました。
そのπウォーターをEMが作るとは,またすごいことです。私には理解しきれない内容ですが,EMと放射能の係わりに結びつきそうな気がしてきました。

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2012年5月2日水曜日

日記:5月2日曇後雨

晴耕雨読を地で行っている。
朝一で,コイン精米で籾一袋を白米にした。2袋のコヌカも頂いた。
午前中は曇っていたので,昨日仕込んだEMボカシの保存を工夫した。
今の時期はまだ外気温が低いので保温が必要だと考えた。
トマトハウスの下の真中が開いているので,そこに厚い(5センチほど)発泡スチロールの板を敷き,その上に紙袋に入れたEMボカシを置き,ポリシートでラップした。

夕方は姪にもらった招待券をもって,妻と長野市のホクト文化会館へ向かった。
「オールショパンの夕べ」と題した,姪の恩師であり,ショパン協会会長であるカジミエシュ・ギェルジュド氏のピアノコンサートだった。

早く着いたので,特等席に陣取った。
すばらしかった!感動した!
ポロネーズ,スケルツオ,ノクターン,等々。
それほど多くはないが,かつてコンサートはよく行ったが,ピアノがこんなすばらしい音を出すとは,初めての感覚!
きっと,観客全員が私と同じに感じたのだろう。拍手が止まず,ギェルジュド氏も感じ取ったのだろう,4曲もアンコールに応えてくれた。


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動画:田舎暮らし便り(蓼科より)
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2012年5月1日火曜日

日記:5月1日

今朝庭を見ると,桜の花びらで白くなっていた。桜が散る風情も良いものです。

午前中,今年2度目のEMボカシづくりをした。教科書にある標準の仕様書には,魚粉が入っているが,品切れになったので,川合肥料が出している魚ソリューブルというアミノ酸肥料を使うことにした。

理由は,魚粉が非常に高いことと,魚ソリューブルの在庫があったため。有効微生物の増殖に良いとあったので試してみることにした。ミネラルは籾殻燻炭で補うことにした。

参考書を読んでいると,人により様々なやりかたがあるようなので,私も自分也に研究していろいろ実験してみることにした。今回は糖蜜の使用を止めたのもやってみた。その分,魚ソリューブルを増やしてみた。

午後一番で,草堆肥を使った土作りをやった。籾殻燻炭,コヌカ,EM活性液500倍液を使用した。初めての草堆肥なのでどうなるか楽しみだ。

今年2度目のトウモロコシ”ユメノコーン”の種蒔きをした。田んぼの方の畑に。7月の末から10月末まで食べ続けられる方法を先輩から伝授してもらった。要は,収穫の切れ目がないように一定の間隔で植え続ける。

一昨日,初めて最低温度が10℃を上回った。昨日も今朝も11℃だった。草の伸びが違うような気がする。


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