2012年8月25日土曜日

蓼科だより・254号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年8月25日(土)★
★テーマ:メダカ,スズムシ,立科の夏祭り,「いつも何度でも」,

  8/15日に絡んで,チェルノブイリの真実
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 残暑お見舞い申し上げます。 

 日中は相変わらず暑いですが,朝晩は過ごしやすくなりました。
 今日は高山村の自然耕塾の日でしたが,ついでに昨年来の懸案を解決しました。田んぼからメダカをすくってきて私の田んぼに放したのです!
 土着の生物はできるだけ他所に移動しない方が良いと聞いていたので,地元で探していたのですが,ついに見つからず,園原先生の田んぼから頂戴したという訳です。30尾ほどです。
 問題は無事生育・繁殖してくれるかどうかです。祈るような気持ちで田んぼに放しました。

 今,トマト,ゴーヤそしてミョウガが旬です。子供家族にも送り毎日楽しんでいます。
ーー
 盆が過ぎると,キリギリスとコオロギの鳴声に混じって,ひときわ澄んだスズムシの音色が日増しに大きくなります。7月半ばからキリギリス,8月に入るといろんな種類のコオロギが鳴きはじめ,そして盆過ぎにスズムシの登場です。
 スズムシはコオロギ科の一種ということですが,何といっても虫のプリマドンナだと思います。
 そして昼間はミンミンゼミが最盛期,声を限りにと鳴き競っています。
 遅れてしまいましたが,7月の体験農園記録をアップロードしました。
ーー
 8月4日の「立科えんでこ」祭の夕べ,元住民やウルグァイからの帰省母子に町区のプラカードを持ってもらったことを書きましたが,その際,Youtubeにその映像をアップロードすることを約束していました。
 今日,やっとその約束を叶えることができ,その母親にメールで知らせました。今頃地球の裏側で見ていてくれるのではないかと思います。

ーーーーーソプラノで「チェルノブイリとヒロシマ」

 偶然見つけたのですが,Youtubeの「チェルノブイリとヒロシマ」!
「いつも何度でも」(「千と千尋の神隠し」の主題歌 )をテーマに,ナターシャ・グジーさんが語り歌います!感動しました!
あらためて,「千と千尋の神隠し」と歌「いつも何度でも」のすばらしさを知りました。金熊賞やアカデミー賞を受賞し欧米各国でテレビ放映された訳が理解できました。
http://www.youtube.com/watch?v=ry_WACFd8Ds&feature=plcp
この動画の説明にある「作詞の覚さん」も是非見てください。
「私たちは,からだをとおして,現実とむかいあっている。コンピューターには体がないから・・・」
・・・・・・さよならのときの 静かな胸
 ゼロになるからだが 耳をすませる
 生きている不思議 死んでいく不思議
 花も風も街も みんなおなじ・・・・・・・・・・

ーーーーー8月15日に絡んで・・・

 加瀬英明氏21日メルマガ「大東亜会議で人種平等を宣言」より,一部分を抜粋します。下記URLからホームページで本文を読むことができます。大東亜会議は昭和18年。

<ヘンリー・S・ストークス氏は、ニューヨーク・タイムズ、ロンドン・タイムズなどの東京支局長を歴任した、イギリスの大記者である。この8月に、私とともに著した『なぜアメリカは対日戦争を仕掛けたのか』(祥伝社)が刊行されたが、同氏が第2部「ペリーからマッカーサーまで」を執筆している。
 ストークス氏はこのなかで、日本が先の大戦で侵略戦争を戦ったのではなく、「いったん戦端が開かれると、アジア人のためのアジアを創造する、強い情熱によって駆られた。これこそ、日本人による大きな国際貢献だった」と、説いている。
 そして、大東亜会議が「人類に人種平等をもたらした、出発点となった。まさに日本史における、輝かしい一瞬だった。今日、日本の多くの学者が大東亜会議は日本軍部が『占領地の傀儡』を集めて、国内向けに宣伝のために行ったと唱えている。このような日本人こそ、日本を精神的に支配しようとする外国の傀儡ではないか」と、述べている。>

(私)加瀬先生は,俗に右翼と称されているのだと思いますが,何故かこの先生の発言に惹かれます。
 100%正しいかどうか私の判断の及ぶところではありませんし,場合によると「そこまで言わなくても」と思う発言もありますが,「ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか」を読んで以来,メルマガも頂いています。

 戦争には暴走と悲劇が必ずつきまとうのは日本の戦争に限らないと思います。戦後の日本の歴史観はその暴走と悲劇にだけスポットライトを当てていて,歴史の真実から目を背けてきたように感じられてならないのです。
どんな人間にも国家にも過ちも間違いもあると思います。自分の主義主張に都合の良い部分だけを見る態度は間違いだと思います。素人感覚ではありますが,近現代史をおろそかにしていると思えてなりません。
 歴史の真実とは自分のルーツを知ること,真実の自国を知ることではないでしょうか。良いことも悪いこともありのままに見つめ,そのありのままを世界の規範と照らして自分のとるべき道を決めていくことではないでしょうか。
ーー
 偶然ですが,加瀬先生のテーマに符合する情報を,祇園祭のたくさんの写真を送って下さった方から頂きました。頂いたメールの一部を<>に引用します。

<8月15日、終戦記念日です。この暑さでこの日のことを考えてしまいます。
 最近ある方に薦められて、ヘレン・ミアーズの著作、『Mirror for Americans: Japan』 (アメリカの鏡・日本)を読みました。
 彼女はマッカーサーの日本占領時のスタッフとして派遣され、46歳で戦後日本の労働基本法の策定に携わった人で、48歳の時に本書を著わしましたが、マッカーサーから日本での翻訳を禁止されました。

 何故マッカーサーが発禁に? これはお読みになれば当然分かりますが、ここまで日本を公正に分析した人が女性の、しかもアメリカ人であることに驚かされました。
 小さい字で書かれた400ページ。極めて多くの引用や、詳細な脚注、膨大な資料に基ずき事実を誇張もなく実数で確実に記し、大げさな言葉による誇張は一切なく、云わんとすることを強烈に伝えています。
 私は読み進む内に、日本人の特に戦争を知らない若い世代の必読の書であると思いました。
 終戦の日、私は敗戦の日と呼んでいますが、毎年この日を迎えて、何故日本は戦争に向かったのか、そして何故、根こそぎ徹底的に敗れたのか。
 日本の進んだ道は、何故、アメリカ人達、この達には、イギリスやフランスを含めた西洋人達の意も含まれているようですが、これらの人達の鏡が日本なのか。>

(私)この本が数日前に届きましたのでこれから読みます。ヘレン・ミアーズは日米開戦前にも日本と中国を訪れ東洋学を研究していました。下記URLに書評があります。http://hon-ga-suki.at.webry.info/200710/article_10.html

ーーーーー報道されていないチェルノブイリの真実

 メルマガ「撤退の農村計画」より,一部分を<>内に引用しますが,下記URLを是非お読みください。チェルノブイリの実態が判り,日本の報道がかなりおかしいことも判ります。
 私はこのメルマガの執筆者の皆さんは信用できると思っています。少し前に書いた米ギャラップ社の調査(日本の報道の自由はまやかし)が正しいようです。

<7日はチェルノブイリ、8日はウクライナ国家戦略研究所を訪問しました。こちらの専門家は、「日本の規制は厳しすぎる。実現できないのではないか」と言っていました。
 その一人(物理学者)は「放射能汚染よりも情報汚染のほうが心配だ。前者はまだ除染などの対策ができるが、後者は無理である」とまで言っていました。彼はそれを福島大学でも話したとか。
 不思議なのは、チェルノブイリを視察して(あるいは彼ら自身が福島に来て)彼らの説明を聞いた人はたくさんいるはずなのに、そのように紹介した人を今まで私は聞いたことがない。チェルノブイリでは内部被曝が心配だという情報だけが日本に伝わっているように思います。
・・中略。
 福島の過剰な規制は、やがて見直されるでしょう。そのときに、過剰規制を求めたことが(ダイオキシンのように)タブーとなるのか、真摯に議論されるのかが問われるだろうと思います。>


ーーーーーあとがき
 またまた長くなってしまいました。できるだけご紹介したいと思いながら編集しているとこんなことになってしまいます。毎回,積み残しに悩みます。
 
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

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2012年8月19日日曜日

蓼科だより・253号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年8月18日(土)★
★テーマ:農楽いろいろ,祇園祭,8月15日,ハルシステムホームページ,地域のイベント
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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  一昨年からお借りしている畑の大きな土手の草刈りが残っていたので,一昨日から1時間くらいづつ始末しました。始末と書いたのは,大きな外来種の草は2mにもなってしまったので,一筋縄ではいかないからです。
 しかも,土手の下部には今春直売所に出荷した拘りのミツバがあります。普通なら上から下へ刈り落とすのですがそれができないので,いろいろ工夫して始末しました。傾斜がキツイのでかなりハードなアスレチックになり,ビールの味が倍増でした。
 それにしても,肥料もくれないのに,どうして草は良く育つのでしょう?
ーー
 田んぼの稲の状況が心配です。出穂まではかなり良い状態だと思っていたのですが,出穂が進むにつれて,場所によって稲の色と穂の形状にかなりバラツキが出てきました。
 前々から肥料のことが気になっていました。収穫後に切りワラを撒いてから水を入れますが,全部ではありませんが,浮いたワラが風で寄ってしまうのです。そのことが結果として出てきました。
 一番の課題は稲の栄養分=肥料をどうやって上手に与えるかです。化学肥料だとバラツキの問題はないようです。有機肥料は米ぬかに代表されるように,軽いので風や水の流れで移動してしまうからです。
 ワラは機械で10センチほどに刻んで散布しますが,ストローですので中に空気が残るので浮きやすいのだと思います。しかも硬いので分解が遅い。今秋の切りワラ散布までに何とかこの課題を解決したいと考えています。
ーー
 今年の成功はトーモロコシとトマト作りです。トーモロコシは,7月末から10月末まで食べ続けられるという作り方を教わり実践していますが,今のところ巧くいってます。
 今日も子供家族から,「こんな美味しいトーモロコシ,食べたことがない」と絶賛され,ゴキゲンです!トマトの味も人気です。他の野菜もだんだん良くなっています。
 無農薬,有機肥料だけが良いのかも知れません。
 失敗も多々あります。(笑)
ーー
 EMボカシづくりも13回目になりました。要領を得て失敗がありません。そこで,このノウハウはお勧めだと思うので動画にしました。雨降りだったので画面が暗いですがご覧下さい。
ーー
 変わった動画をYoutubeにアップロードしました。
昨年の4月頃でしたが,素敵なメル友ができました。京都・祇園の女将さんです。まぐまぐで私のメルマガを読まれたのがキッカケのようです。
 時々メルマガにコメントを頂いておりましたが,最近,祇園祭りと八朔(はっさく)という年中行事の芸妓・舞妓のたくさんの写真をCDとDVDで送って下さいました。

 やはり,千年に余る歴史の京都の祭と文化はスゴイですね。こんな歴史のある祭は世界にないのではないでしょうか。だいたい,国自体が続いていないですよね。
 京都・祇園について漠然とした認識はありましたが,千枚以上の写真を見て驚いています。ついでに,祇園について勉強させてもらいました。
 そうそう,舞妓というのは芸妓になる修行中の妓をいうのだそうです。新知識です!
 僅かな数ですが,海外のメル友に見てほしいと思い,テロップは全て英語にしました。京都のことは英文のインターネットにたくさん出ていましたので,コピーしました。下記URLからご覧下さい。
「Gion-Matsuri in Kyoto Japan」

ーーーーー猪瀬さんのメルマガ[MM日本国の研究711]より
「東條英機 処刑の日」(猪瀬直樹著)より抜粋。

<八月十四日の正午過ぎまでかかった御前会議が終り、阿南陸軍大臣は市ケ谷台へ戻った。
 午後2時、阿南惟幾陸軍大臣が講堂の壇上に現れた。唇をかみしめ、意を決した表情でつい先ほどまで開かれていた御前会議について語り始めた。
 ・・中略。
 宮内省の建物の内部で昭和天皇がマイクの前に立ち、録音を終えたのは深夜である。
 青年将校たちは玉音放送が録音されたと知り、翌日の放送を阻止するために録音盤を奪い取り、皇居占拠して本土決戦に持ち込もうと考えた。

 八月十五日午前1時を過ぎていた。近衛師団本部二階の師団長室にいる森赳中将を説得し、決起に同意させようとした。師団長室へ入った青年将校らは、森師団長が断ると拳銃を発射し、たまたま居合わせて師団長を庇おうとした妹婿の白石通教中佐を軍刀で斬り殺した。
 森師団長と白石中佐を殺した一団は、ニセの師団長命令を作成して、一部の近衛連隊を巻き込みクーデターを決行する。>
 
(私)この後,クーデターは失敗に終り終戦を迎えます。私はこの本を読みましたが,今の日本の出発点はここにあるのだと感じています。まだ67年しか経っていません。今の子供達にこの日のことをよく教えるべきだと思っています。
 私は8月15日が誕生日なので,この日のできごとに特に興味があります。日本を占領したのがスターリンや毛沢東でなくて本当に良かったと,毎年思います。かつての左翼系の人々はこの現実をどう感じているか聞いてみたいものです。
 アメリカを極悪人であるかのように言う人も多いですが,じゃあ,どの国と組したら良いのだろうと考えますが,答えが見つかりません。かつての共産諸国,アメリカを敵視しているイスラム系勢力,アメリカと組しない西欧諸国のどこかなんでしょう。

ーーーーーハルシステム設計のホームページ
 の「第34回福島原発の事故を考えるコーナー」を読み返してみましたが,原発問題の真髄が書かれていると思いました。ハイライトは【原発と国家安全保障:各国の事情】だと思います。下記URLを読んでみてください。
http://www.halsystem.co.jp/column/detail.asp?id=99

ーーーーー地域のイベント
八ヶ岳山麓スーパートレイル『フォトコンテスト及び写真教室』
「テーマ」八ヶ岳山麓を取り巻く高原での自然と人(風景のみでも可)
応募方法:郵送または 持ち込み
作品募集期間 平成24年12月21日
詳細は「八ヶ岳山麓スーパートレイルクラブ」下記公式ホームページをご覧下さい。
http://www.ystrail.jp/

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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蓼科だより・252号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年8月11日(土)★
★テーマ:次男の帰国,2020年オリンピック招致,原爆のパラドックス
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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  今年の夏は涼しいです。この数日夜は毛布1枚では寒いくらいです,例年ですとシーツ1枚で寝る季節です。
 今年はこの地方は空梅雨でした。野菜は水不足が続いており痩せています。軽トラに散水用と思われつ黄色い大きなタンクを積んで走っているのをよく見かけます。
 私も散水にかなりの時間を割いていますが,農楽を始めた時に設置したミニダムが今でも有効に働いており,天水で散水しています。その時の動画は下記です。
ーー
 今日は,今年4月からカンボジアへ海外勤務(単身)している次男が,家族と共に里帰りしてきました。海外勤務というのは珍しくはなくなりましたが,現実に自分の家族に起こってみると,やはり大きな時代の変化を感ぜざるを得ません。
 次男は大学時代に中国へ2年間留学した経験を持っているので,ある程度異文化への対応力は持っていたのでしょう,何とか現地への適応はできたようでした。
 やはり盆というのはご先祖様がとりもってくれていますね。一家・一族が集う最高の機会です。妻は,大勢押しかけてくるので大変だお金がかかると,口ではぼやいていますが,楽しんでいるのがよく判ります。

 常識を覆すカンボジアの話しを二つばかり披露致します。
 一つ目は,家を継いでいくのは末娘だということ。
 二つ目は,カンボジア人は非常に正直で嘘を言わないということ。次男は,中国で何回も騙された経験を持っているので,カンボジアも同じだろうと思って行ったら全く違ったというのです。
 ついでにもう一つ。気温は40度もあるが爽やかで過ごしやすく,日本の方が暑くてたまらない,と言うのです。
 世の中,何でも体験しないと判らないものですね!
ーー
 私はこの数日かなり忙しい日程をこなしました。今日は8月1日に続く墓掃除。私生活最大の失敗と感じている大きな墓を作ってしまったので,掃除が大変です。一人でやると丸一日はかかります。
 ですが,掃除をやりながら考えました。これもご先祖様の計らいなのかもしれないな。一族で集う良い機会を作ってくれたと思えばいいんだ。数人でやれば半日で楽勝,午後はバーベキューでもやって,一家の将来を語るのが良いのでは,と。
 この地方の習慣では8月1日が墓掃除ですが,我家では8月第日曜日を一族集合して墓掃除とすることに決めました。私の失敗がもたらした福だと考えました。こう考えれば,世の中すべて塞翁が馬です。

ーーーーー猪瀬さんのメルマガから

 2020年の東京オリンピックに絡んでロンドンに行ってきた猪瀬さんがインタビューに応えて「なるほど」ということを話しています。<>内です。

<彼(ポリスロンドン市長)は、イギリスの人口の半分が観光客だと、フランスはフランスの人口以上が観光客だと言っていました。パリとロンドンの違いは、やっぱりパリの方が、観光客が多い。だけど、文化はロンドンの方がある。
 さまざまな、例えば、グリニッジの標準時だったりとか、シェークスピアだとかいろいろある。東京もやっぱり歴史的な都市だと思うんです。
 新しくできた、文化の深みのない都市ではなくて、ロンドンと東京は、それぞれ文化と伝統をもっている都市だと思う。そういうところで、僕たちがやるのがふさわしいのではないかという話をしました。
 やっぱり、街並みが綺麗ですね、ロンドンはね。(ロンドン市長は)こう言いましたよ。「パリは公共の自転車を入れたが、盗難にあう。しかしロンドンも貸自転車を入れたところ1年間でたった8台しか盗まれなかった」と。東京だったら1台も盗まれないだろうね。
 別にパリの悪口をいうわけではないが、ロンドンと東京は、そういうある種の安定した秩序というか、人がそれぞれ真面目で、もてなしの気持ちがあって、治安が良くて、というところが、ロンドンと東京がやっぱり似ているんじゃないかな。
 それと、歴史の重みがある、ロンドンの街を歩いてると。風情があるんですけど、やっぱり東京にも新興国とは違う風情があるんですよね。そういうところを東京に来て、見てもらえれば一番いいと思う。>

ーーーーーアメリカの手先?からのコメント

 前号のメルマガ「国会事故調報告書」にコメントを頂きました。<>内です。

<安中です。まさに私も「アメリカの手先」と言われていると思います。
大前研一氏のメルマガは読みましたが、的を得ていると思いました。事故調報告書は、政府のものも国会のものも、参考にもならない代物です。

まず、技術的な欠陥の有無は、圧力容器の中を開けてみるまでは、本当のことは分からないでしょう。
スリーマイル島の事故も、10年後に原子炉を開けたことで、炉心の45%が溶融していた事実が確認されました。それまでは、100%溶融されたという意見が大勢を占めていました。

福島第一の事故も、技術的な解明には10年は要すると思われます。でも、米国では、全原発を10年間止めることはしませんでした。新設は凍結しましたが、事故から33年後の2012年(今春)に、新設の再開を発表しました。
しかし、この間に米国の原発技術は停滞し、新設の原発は、東芝・ウェスティングハウス(経営的には東芝の傘下)製の原発になるとのことです。

一方、行政あるいは運営組織上の欠陥を「人災」と称しているのだと思いますが、各論がありません。具体的には、私がさんざん「原発コーナー」で指摘した事柄だと思います。
先日「福島で、作業員が線量計を付けずに入った」とマスコミが騒いでいますが、35~40年以上も前から今日に至るまで、現場では、そんなこと半ば常識化していました。
私自身がそうでしたから、「何を今さら・・」の感想しかありません。

安江さんの仰る通り、人災なら「犯罪」ですが、この種の犯罪を裁く法律がありません。よって警察も検察も動くことはありません。>
別メールで,次のように語っています。一部分を<>内に抜粋します。
<結局、(原発の絶対安全論争は)どこまで行っても不毛の論争です。ですから、国民の負託を受けた政治(国会)が判断するしかないのです。
国民は、その判断に不満を持つなら、政治を変えることが出来るのですから。それでダメだったら、日本の民主主義がその程度だということです。

この67年間、世界戦争を防いだのは核兵器だと思っています。人間の英知や平和を希求する心ではありません。一歩間違えば人類全体を破滅に導くのも核兵器ですから、これまた大いなる矛盾です。
これは永遠に解けないパラドックスだと思います。>
ーー
(私)決して安中さんの太鼓持ちをしている訳ではありませんが,私はこの考えに同調します。「国民の負託を受けた政治」とは民主主義は選んだ側に責任があるという都合の良い言葉です。
ーーーーーYoutubeアーカイブス

諏訪湖の花火2011・田舎暮らし便り266号
http://www.youtube.com/watch?v=3JKAaDMulOE

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
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2012年8月5日日曜日

蓼科だより・251号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年8月4日(土)★
★テーマ:立科の夏祭り,EMボカシ作り,日本的システム,国会事故調
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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  毎回,発信は日曜になっても,書くのは土曜の内にできていたのですが,今年初めて,書き上がるのが日曜になってしまいました。
 毎年8月第一土曜日,夏祭り「立科えんでこ」で疲れとお酒で寝込んでしまったという次第です。
 私も今年は町区5班で公民館という役を仰せつかり,区の踊り連の責任者となり,踊り連の先頭でプラカードを持つことになりました。
 踊りは2回。曲は「立科音頭」で同じですが,「よさこい立科」と「たてしな音頭」の2種類です。そこで考えました。キット,日本各地或いは海外から帰省している家族がいるに違いない,その家族に思いで作りの一つとしてプラカードを持ってもらおうと!

 うまくいきました!5時20分からの「よさこい立科」の方は,南米のパラグァイから帰省したという母娘でした。ちょっと狡い手を使いました。「Youtubeという全世界に配信される動画にあなた達の画像を載せるから,良い記念になるよ」と。
 6時25分からの「たてしな音頭」の方は,ご主人の仕事の関係で数年前まで立科町に住み,今は佐久市に住んでいるという親子でした。今の子供はパソコンをやるので判るんですね!
 先の方は母娘で持ってくれて,後の方は兄妹で持ってくれました。いろんな会話をしながら,動画を撮りながら一緒に歩きましたが楽しい一時でした。彼らも楽しんでくれたようなので,キット良い思い出になったと思います。
 この数年夕立にやられていましたが,昨夕はなくてラッキーでした。今週中にはYoutubeに「立科えんでこ2012」としてアップロードする予定です。
ーー
 昨日は12回目のEMボカシを仕込みました。いつものように42リットルのコヌカに所定のものを混ぜ,50リットルポリオケに仕込みました。すっかり手慣れました。とても良好な仕上がりになります。
 失敗の予防策は,4〜5日経った時に開けて,中の様子を確認することです。甘酸っぱい心地よい匂いであればOK。ちょっと異臭がある時は即処理します。
 私の場合は,タンク壁への青・赤・黒色を伴った水気の多い固着層ができるので取り除きます。恐らく水分過剰でしょう。所定の水量でやっていますが,コヌカなどの含水比が,時に違いがあるためだと思われます。

 4回に1回位そういうことがあります。こういう時は,吸湿用の新聞が濡れているので新聞紙を交換し再度密閉します。そうすると正常に戻ります。やはり水分がポイントです。除去した部分は1ヶ月以降に使う予定の畑地に入れます。
 混入する活性液を扱う時に極力雑菌が入らないようにするのも重要だと思います。どんな良いものでも扱いを間違えたらダメです。何かやる時には要点をキチンと勉強しておかないとダメだな,と,昔のことも含めて遅すぎる納得です。
ーー
 トマトとキュウリがとても美味しくなりました。癖のない素直な旨味です。有機農法にはたくさんの方法があります。私の場合は,EMボカシを主とする有機肥料だけで無農薬で育てている結果だと自負しています。
 1ヶ月遅れになってしまいましたが,「6月の体験農園」をアップロードしました。

ーーーーーメル友より

 前々号の「日本的システム」について,メル友がナルホドと思うコメントをくれました。
<先日お伝えした、中央大学武田邦彦教授の「ガリレオ放談」ですが,最近相当変化したように思います。特に音声でお聞き頂ければより真剣さと、丁寧さが伝わってきます。
 最近のタイトルco2(下記URL)では、安江さんの日本人が中国に抱くイメージが日本も同じように世界から見られているという原因が語られていると思います。>

(私)このブログを書いている高田邦彦先生をよく存じ上げませんが,少し読ませて頂いた範囲では納得する主張でした。常識を覆すことが書かれています。

ーーーーー国会事故調報告書

 国会事故調査委員会報告書を,ダイジェスト版ですが読んでみました。これには,福島原発事故は,事故ではなく人災であるとありますが,犯罪ではないのでしょうか。
 法律に定められたことをやっていなかったのであれば事故が起きなくても犯罪です。しかし,この報告書では人災だと言っているだけです。おかしくないでしょうか。
 結局はこの委員会も,お互いに何の責任もとらない旧体制側なのだと思えてきます。日本という統治システムの問題に帰結するようです。

(国会事故調査委員会報告書 http://bit.ly/MPL6Z3)より抜粋。
このように、今回の事故は、これまで何回も対策を打つ機会があったにもかかわらず、歴代の規制当局及び東 電経営陣が、それぞれ意図的な先送り、不作為、あるい は自己の組織に都合の良い判断を行うことによって、・・略・・。

・・中略。当委員会は、本事故の根源的原因は歴代の規制当 局と東電との関係について、「規制する立場とされる立場が『逆転関係』となることによる原子力安全についての監 視・監督機能の崩壊が起きた点に求められる。」と認識する。
  何度も事前に対策を立てるチャンスがあったことに鑑みれば、 今回の事故は「自然災害」ではなくあきらかに「人災」で ある。

・・中略。当委員会は、事故の進展を止められなかった、あるいは 被害を最小化できなかった最大の原因は「官邸及び規制 当局を含めた危機管理体制が機能しなかったこと」、そして「緊急時対応において事業者の責任、政府の責任の境 界が曖昧であったこと」にあると結論付けた。

又,大前研一氏はメルマガに次のように書いています。

<このような基本的な事実関係をおさえられていないのは非常に残念です。政府と国会のどちらのレポートも、結局のところ原発再稼働問題に 対して何ら役に立つ内容にはなっていないと思います。

 また原発再稼働・建設への懸念として、「活断層」がある地域に原発を置くのは危険が高いという議論がありますが、 私は少し違う見解を持っています。
 もちろん、活断層があっても何も心配する必要はないとは言いませんが、基本的に活断層があっても原発建設を中止する理由にはならないと思います。

 なぜなら、活断層が原因で大地震が起きて「外部電源」が破壊されたとしても、「原子炉そのもの」は緊急停止しているからです。

 直下で新潟中越地震が発生しても緊急停止した柏崎刈羽原発はその代表的な事例です。

・・中略。再生可能エネルギーは3%~5%程度であれば扱いやすいものですが、現実として20%~35%依存するというのはあり得ません。>

(私)もしかしたら,こういう考え方をする人々を「アメリカの手先」というのでしょうか。金品をもらって書いているのでしょうか。もしそうだとしたら,私もアメリカの手先ということになりますが,アメリカから何も頂いていません。
 私などにくれる筈がありませんが・・(笑)
ーーーーー地域の催し
高原の花火は美しい!

ーーーーーYoutubeアーカイブス

諏訪湖の花火2011・田舎暮らし便り266号

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ケイタイ 090-3148-0217
Skype名 takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
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