2013年4月28日日曜日

蓼科だより・289号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年4月27日(土)★
★テーマ:私の稲,パソコントラブル,厭戦平和主義,
  スゴイ中国情報,ソウルの”まちづくり”,再掲:神風
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 わたしの稲の苗はまだ第2葉のままですが,丈はこの一週間で1センチほど伸び,籾から計って5.5センチほどになりました。毎朝見に行くのが楽しみです。
 去る24日には苗床下12センチに布設した電熱線のデンゲンを切りました。地温が上がってきて,穴あきビニールとシート養生だけで朝の最低温度を10℃以上に保てるようになったからです。
 4月7日から24日まで17日間電源を入れていましたが,昼間はほとんど切っていたので,実質稼働は半分だと思います。

 今日仲間から新たな課題を提起されました。陸稲と水稲は根の構造が違うということは聞いていましたが,実際にどのような状況下でどのように変化するのかが理解し辛いのです。
 水がない状態で作れば陸稲の根になり,それを水(田)に入れると1ヶ月位かけて水稲の根に変わるのだそうです。稲というのはすごく強かな植物です。

 私の場合,他の人と違う水苗代で作っていますので,水は苗にまで冠水させていませんが,5センチ下には水があります。果して私の苗は陸稲か水稲かという訳です。どちらになっているかによって水管理の仕方が変わります。
 弱りました。いつも相談にのってくれる頼りになる仲間が顕微鏡を持っているので,見てみようと考えています。それで判別できるかどうかも判りませんが・・。

 こうやって考えるのが,ワクワクしてまた楽しいのです。(笑)
ーー
 前回,DNAや酵素などについて書きましたが,その続きです。

 植物や動物に必要な酵素等の微生物には活動の適温があり,私が教わった範囲では凡そ36℃のようです。そして10℃以下になると活動が止まったり,40℃を越すと死んでしまうものがあるようです。
 我々不耕起移植栽培の仲間が使っているEM菌群もそうです。
 ふと思ったのです。36℃は人間の標準体温です。そして10℃以下になったり40℃を越すと死ぬかもしれません。ということは,40℃を越すと生命体を維持・コントロールしている酵素等の微生物が死滅,或いは機能しなくなるから人間が死んでしまうのではないだろうかと。

 つまり,人間が微生物を使っているのではなく,微生物の都合と生理で人間も動植物も作られていると考えるべきではないでしょうか。

 ???ですが,どなたかご教授下さい。

ーー
 過日は私のパソコントラブルのことでご心配をおかけ致しました。プロのご指導を頂いて,受取拒否の方法を教わったり,ウィルスチェックアプリケーションを購入したりして,今のところ落ちつきました。
 マッキントッシュを使い始めて丸5年経ちますが,Macはトラブルに強いと言われていますが,それでもやられました。素人ながら情報戦争の恐ろしさを垣間見た気がしました。
 万一戦争になったら,もしかしたらコンピューターが約にたたず,モールス信号が復活するのではと思ったくらいです。

 このトラブルのおかげで,心温まるメールを多く頂きました。一つご紹介致します。

<K様より
 通信が不調ということでしたので、お礼がてら発信しております。
田園の居に帰るのように自然と一体感のない現代人、特に日本人は自立することができない依存性の塊のような嫌な人種になっているようで心配でした。
安江さんのメルマガに同志の様な感慨を持ちお互いに頑張ろうと励まされています。>

(私)こちらこそ励みになりました。ありがとうございます。

ーーーーー厭戦平和主義へのコメント

 東京のM様より前回の記事について同感のコメントを頂きました。

<長野の平野部では観測史上で最も遅い春雪だったそうでうが、苗の育成には問題は有りませんでしたか?とにかく東京でも、数日の間に20℃からの寒暖差が生じ、本当に驚きました。

 苗のDNAの話しはとても興味深いですね。自然界の動植物すべてに云えることですが、人間の成すことは、その自然の営みをことごとく書き換えると云うか、破壊をしているのかも知れません。

 厭戦平和主義が戦争を招く!に付いて…
 これと同じような現象が近頃は会社組織でも起こっているような気がします。市場経済の名の下に熾烈な企業間競争(経済戦争のようなものです)が、行われています。
 社員は前線へ出て行く兵士と例えるならば、会社の為に常に戦い続けなければ成りませんが、その戦いぶり=競争意識が少し脆弱になりつつあるように思われます。今は好戦家<厭戦家の方が好まれます。
 その反面、権利主張ばかりが強くなり、会社にして貰いたい事や要望が些か多過ぎる様に成ったかと思えてなりません。

 JFケネディの有名な演説が有りました。確か、この国にして貰う事よりも、自分がこの国に何を出来るかを考えることが大切で有るような話でしたよね。
 国を会社に置き換えれば分かり易いです。厭戦と油断の観点からは少し外れているのかも知れませんが、私はこの話から会社組織の防衛感覚を連想させられました。
 私は戦争支持派では有りませんが、自分達を守るためには戦わざる得ない気持ちは強い方です。>

(私)ありがとうございました。私は気楽になってしまいましたが,会社経営をなさっている皆さんのご苦労は大変なものだと思います。

 納税と国家予算,国民の権利と義務はバランスがとれていない状態が長引くと破綻すると思います。今の日本は,本当のことが言えない,捩じ曲げられた論理の上での虚講のバランスとでも言いたくなるおかしな状況にあると思います。
 阿部総理が,難しい状況の中にあっても本音を出してきたように感じています。歓迎すべきだと思っています。

ーーーーースゴイ!中国情報を見つけました。

 Youtubeで「長江の豚」を検索しましたら「日本新唐人テレビ」を見つけました。Wikipediaではこのテレビを下記のように紹介しています。

<中国の真相を掴む独自の情報網、マスコミに報道されない中国の真実の姿。中国のNews、政治経済や伝統文化、ドキュメンタリーなら新唐人テレビ。あらゆる圧力に屈することなく、報道されることのない真実を客観的立場から公正にお伝えします。>

 Wikipediaの記事はほぼ信用できるのではないでしょうか?これをご存知の方がいらっしゃいましたら,信憑性についてご教授下さい。
http://www.ntdtv.jp/

 中国当局がよくこれを許しているなと驚きました。インターネットでどんどん暴露記事が流れるので,もう止めようがなくなってきたのではないでしょうか。それにしても凄まじい内容です。
 中国の統治がとても心配です。機能しているのでしょうか?
 人間の欲望と自由を否定する組織が機能するとは思えないのです。独裁ですから,武力と権力で形を整えることはできても,人心を統括することはできないのではないでしょうか。
 下記URLはこのテレビ局のニュース動画「環境」です。
http://www.ntdtv.jp/ntdtv%5Fjp/environment%5Fvns/

 二つばかり,拾ってみました。
「上海黄浦江が「豚江」に 原因は」
http://www.ntdtv.jp/ntdtv_jp/environment/2013-03-13/908637729306.html

「黒龍江省 豚コレラが蔓延――病気の肉が市場で販売」
http://www.youtube.com/watch?v=orv8U4i-tL0

ーーーーー李明博前大統領のソウル市大改造記録

 メルマガ[matiza]4/24より。これは,”まちづくり”関係出版で有名な学芸出版社のメルマガです。
 今回すばらしい記録を公開して下さいましたのでご紹介します。
 李明博前大統領のソウル市大改造は有名ですが,韓国の”まちづくり”の記録です。

■2012年度第8回都市環境デザインセミナー
 ソウル、釜山の都市の魅力づくりの最新事情
                            金永敏先生記録 10.12/大阪

 金永敏氏は大阪大学で博士号を取得されたあと、ソウルでコンサルタントを立ち上げ、都市環境にかかわる仕事を行う傍ら、国立金烏工科大学校の建築学部で兼任教授を勤められています。
 昨年10月、来日される機会があり、韓国の都市の魅力づくりの状況をご紹介いただきました。

http://www.gakugei-pub.jp/judi/semina/s1210/index.htm

ーーーーー再掲:『祖国・愛国心・そして感謝』

 アメリカの9.11テロ翌日のニューヨークの新聞は,大見出しで「KAMIKAZE ATTACK」と書いたそうです。この時,日本のメディアはこのことについて何も書かなかったそうです。
 今井氏はこの記事に講義して,ワシントンで行われた講演の際,下記のように語ったのです。
「カミカゼ特攻隊は決してテロではない。もしこれをテロと言うなら,一日本人の考え方として言うが,百歩譲ってカミカゼがテロだと言うなら,46億年の歴史の中で人類史上最大のテロはヒロシマ・ナガサキだ!」
 開場は凍ったような空気になったそうです。
 神風特攻隊のことを語れば,右翼だ軍国だと攻撃されると思いますが,それは余りにも短絡過ぎます。家族や祖国のために命を捧げた我々の親たちを敬えないような国は滅びると思います。
 下記URLをご覧になっていない方は是非見て下さい。納得いただけると思います。

『祖国・愛国心・そして感謝』
http://amba.to/YwTIsa

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「サッチャー首相と住宅政策」
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html

「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

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2013年4月21日日曜日

蓼科だより・288号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年4月20日(土)★
★テーマ:稲の生理,日本産米輸出,朝鮮学校補助金,厭戦平和主義
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 4月7日に種(籾)蒔きした苗代に産毛のような芽が出たのが14日でした。そして,現在は第二葉の伸び始めていますが,果たして正常なのかどうか,初めてのことなので客観性がもてません。近日中に仲間のを見せてもらおうと考えています。
 発芽から成長の過程をYoutubeにアップロードしましたので,先輩方のご意見を承りたいと思っています。宜しくお願いいたします。

 稲の生理を勉強させてもらい,研究熱心な仲間からの情報もあり,おかげさまで生き物について根本的なことが判ってきたように感じています。
 な~るほど!と思うのは,種のDNAにはその生物の生き方が全部書き込まれているということです。例えば,籾は8℃~10℃で,水分と酸素と光があれば発芽しなさいと書かれているようです。
 そして,一定の成長を達成すると,体の成長を止めて実(種)を作るように命じるのです。刈り取られた後は,発芽しないようにもなっているそうです。そして条件が整えば発芽させるのです。

 これらの書き込まれた設計を動かしているのはホルモンと酵素だといいます。成長を促進したり止めたりする様々なホルモンと酵素があるようです。結局,生物を生かしているのは微生物なんですね。当然,人間も一緒だと思います。
 こうして考えてみると,やはり化学薬品を使うことが危うく思われてきます。微量な微生物が影響を受けない筈がないからです。
 除草剤の悪口を言いたい訳ではありませんが,稲だけが生きていて,草が一本もないマッサラな田んぼを見ると恐ろしさを感じます。そこにあるのは,稲以外の全ての生命活動が止まった世界です。

 しかし,この問題は人間の食料確保と食品の安全について,どのような価値観でどのような尺度で見るかによって答えは変わります。一概に決めつけることはできないと思っています。

 ただ,私自身が一番気になるのは,本来あるべきホルモンや酵素が損なわれている食品が,人間性を狂わせたり,DNAに書き込まれた設計に狂いを生じさせ本来の生命形成が損なわれることです。
 「キレル!」などという言葉が日常的に使われることも,発達障害が小中学生の7%(全国で50~60万人/厚労省発表。私の実感ではもっと多いと思います)もいることもこの問題と無関係とは思えません。



ーーーーー日本産米輸出

農業ビジネス2/15より
「意地と度胸で国境を越えた日本産米輸出のパイオニア」

2011年における日本産米の輸出量は2129t(財務省「貿易統計」)、輸出相手国のトップ3は香港、シンガポール、台湾。その台湾を中心に約100tを輸出していたのが、新潟県新潟市にある農業生産法人(株)新潟玉木農園だ。同社の若き経営者、玉木修は日本産米の輸出が時期尚早と見られていた2005年から輸出事業に積極的に取り組んだパイオニアとして知られている。
 あえて高校にも進学せず、若くして農業で食うことを決意したこの男、幾度も襲った困難をどのような覚悟で乗り越えていったのか。撮影・取材・文/紺野浩二

・・中略。
TPPには結局賛成かそれとも反対かと聞かれても、答えは出せない。というか、導き出される答えがひとつだけだとすれば、そんなのは無理。ウチは国内事業と海外事業の2部門あって、国内事業の立場でいえば外国産米が安価で入ってくるわけだからノーだし、海外事業であれば輸出しやすい仕組みになるわけだから、農業のグローバル化にはイエスという答えになりますよ」

 「でも、流れは止められないですよ。貿易自由化はあくまで国家間の話であって、日本の農家が何万人、いや何百万人反対したところで覆せるはずがない。反対署名はオバマ大統領のところに行くわけじゃないし、届けたところでどうにかなるはずもないじゃないですか。それだったら、TPPに参加した場合の仮説を立てる、影響を受けない戦略に基づき経営を実現していくしかない」

・・中略。
 頓挫しかかっていた輸出事業がブレークスルーしたのは、向こう見ずな玉木の行動だった。日系デパートで門前払いを食らい続けた彼は、東京にある三越(現・三越伊勢丹)本社に電話をかける。「台湾でコメを売りたいが、担当者につないでほしい」と告げたのだ。多少時間は要したものの、現地の新光三越の副社長と面会の機会を得ることに成功。

 偶然にも副社長の妻が新潟県出身ということもあり、玉木のコメは現地最大の日系デパートに置かれることになった。その後、またたく間に台湾の日系デパートがこぞって「玉木米」を扱い始める。こうして輸出量は平成18年産米約2t22年産約80t23年産約100tに増加。現在輸出継続中の24年産米は昨年の3倍以上の量が見込まれている。

・・中略。
 玉木を取材した筆者の率直な感想は「ああ、この人って去勢されていないな、オスなんだな」というものだった。むき出しの野心、闘争本能、生存本能といったものは、筆者が知る限り、同世代の農業者から感じられることがない。そんな玉木は、きっとコメ農家にとって困難な事態が予想されるTPPに日本に参加することになっても、あらゆる手段と策を使って生き残ろうとするはずだ。
 
 もちろん、農業開国の日には無傷ではいられまい。しかし、今後も日本と台湾を中心とした、東アジアを股にかける農業経営を確立していければ、彼が目指す世界一の最強農家の座を狙える位置にいることだろう。>

ーーーーー長野県が朝鮮学校に補助金!

 最近の産經新聞に朝鮮学校に対する補助金のことが出ていましたが,見ると長野県も支給しているとありました。
 以外に思って,念の為に長野県の教育委員会に聞いてみましたら,「外国人学校」という範疇で支給している。予算は,平成24年度に239万円,25年度は243万円です。」との返事でした。

 外国人学校とはどんな学校があるのかと聞いたら,「松本市にある長野朝鮮初中級学校1校です」とのことでした。
 その職員は言い辛そうに「朝鮮学校にではなく,外国人学校に補助しているのです」と弁明していましたが,なんだか気の毒になりました。

 産経新聞によると,補助を打ち切っているのは自治体全体の3割位らしいですが,長野県はしていないと勝手に思い込んでいたので意外でした。
 いろんな考え方はあるのでしょうが,拉致問題を起こし,その解決もせず,日本国内で反日教育を行い,東京を火の海にすると喚いている北朝鮮の学校に補助金を出す理由も心情も理解できません。

 私が知らないだけかも知れませんが,知事は「検討課題」と仰っているとのことでしたが,議会では話題にした程度のようで,問題意識は感じられませんでした。
 金額は小さいですが,額の問題ではないと思います。国と民族の尊厳の問題ではないでしょうか。何故こんなことになっているのでしょう。非常に寂しい気持ちです。

 アウン・サン・スー・チーさんのスピーチやインタビューをテレビでみましたが,彼女の持っている人間と国家の尊厳に対する強い信念と行動力を見ていると,我々が失ってしまった大事なことを示してくれたような気がします。オーラがあるように感じました。
 次の言葉に感じ入りました。

「大事なことは,したいことをするのではなく,やるべきことをやることです。」
「努力しない者は,希望を持つ権利がない。」

ーーーーー厭戦平和主義が戦争を招く!

再生日本21のメルマガより(下段にURL
<日本が戦争と平和について冷徹に考えられない戦後の空気は極めて危険である。かつてヨーロッパでもこうした厭戦平和主義が広がった時期があった。1500万人もの犠牲者を出した第一次大戦後である。 その結果どうなったか。ヒトラーの侵略を許すこととなったのである。
・・中略。
 193637日、ドイツ軍がラインラントに進駐した。ラインラントとは、ヴェルサイユ条約で非武装化が定められ、これに違反することは敵対行為とみなすとされていた。しかし、フランスはこれも容認したのだ。
 第二次世界大戦後(勃発は1939年)、フランス軍に尋問されたドイツ軍のハインツ・グデーリアン将軍は、「もし1936年にフランス軍がラインラントに進軍すれば、我々は敗北し、ヒトラーは失脚していただろう」と答えている。
・・中略。
 軍事から目を背けることが平和につながるという意識は、日本人の中にしっかり根付いている。2005年に電通総研などが行なった世界価値観調査によれば、「(もし戦争になったら)進んで国のために戦うか」という問いに対して、イエスと答えた日本人は15.1%で世界でダントツの低さである。ちなみに、中国は75.7%、韓国は71.7%、米国は63.2%、ロシアは60.6%となっている。
・・中略。
 同じ調査における「国民の暮らしに国は責任を持つべきか」という問いへの回答は71.4%がイエスと答えている。ちなみに、2010年の調査では76.4%とさらに上昇した。
 国のために戦うのは嫌だが、国は国民の暮らしに責任を持ってほしい。今の日本人の多くは、こういう意識を持っているのである。・・・>

(私)再生日本21代表浅井隆氏の著書からの引用ですが,「何故,第二次世界大戦が防げなかったか」,その大きな理由にフランスとイギリスの厭戦と油断にあると論じています。下にごく一部を引用します。現在の日本と同じ状況のように思えます。
 浅井さんは過激な表現もしますが,考え方には同調します。

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「サッチャー首相と住宅政策」
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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農楽のすすめ!
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2013年4月14日日曜日

田舎暮らし便り287号(蓼科より)

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年4月13日(土)★
★テーマ:稲の発芽,田植の助っ人募集,佐渡・辻井を聞く,

     シアトルからの便り
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 昨日夕方,苗代を確認すると2ミリほどの芽があちこちに出ていました。発芽です。7日に種蒔きしましたから5日目です。
 温度管理は,芽が1センチになるまでは,夜温は21℃,日中は23℃です。10℃以下だと稲は生長せず,温度が高すぎると苗が徒長するから良くないのです。1センチ以上になると夜温は10℃以上とします。

 「不耕起移植栽培の苗作りの基本は,苗を鍛え学習させ,丈夫に育て,冷害を回避し,多収穫にするため伸ばさない育描法です。」と岩澤信夫先生の著書「不耕起でよみがえる」にあります。私は,最初これを読んだ時,子育と一緒だと思いました。

 夜温の方は,穴あきマルチと苗代全体を覆うブルーシートで防寒し,加温は耕土中12センチに埋め込んだ1KWの温熱線をサーモスタットで管理します。
 全てが初めてなので,計画通りに装置や防寒が機能するかどうかかなり神経を使いましたが,要領が判ってしまえば難しいことではありません。

 一般の育苗法で作られる苗は稚苗といい,1ヶ月以下の日数で草丈20センチに育てますが,不耕起の育苗は約2ヶ月かけて稚苗と同じ草丈の五葉の苗を育てます。できあがった苗を見ると,丈は同じですが,太さは稚苗の2~3倍ありがっしりしています。
 稚苗は2.5葉から3葉ですが,機械植えと生育期間短縮に適した設計になっているのだそうです。

 田んぼの方は,昨日第一回目の代掻きを行いました。「何故?」と思われたことと思います。不耕起ですから,前2年間は田ぶちも代掻きもやっていませんが,今年は草退治と手植えを目的をした半不耕起栽培としました。

 この半不耕起栽培は岩沢先生の本にも記述されていますし,高山村の塾でも除草と一般の田植機を使う方法として学習しました。特に除草の為には乳酸菌の散布と組み合わせて,田植前に3回代掻きをする予定です。田植後はチェーン除草の計画です。

 以前に書きましたが,今年は手植えで縦横33センチ間隔の1本植えでいきます。自給自足の機械不要農法の確立を狙っています。前号で書きましたように,自分達の分だけでしたら面積が小さいので,楽しみながら運動にしながら全て手作業で稲を作ることができます。

 しかし,ここでお願いがあります。
 私の場合,7家族分程ありますので,一人ではちょっとシンドイので助っ人を募集させてもらいます。余裕をみて3人です。私を入れて4人で植えます。
 一人で腰を屈めて植えっぱなしはキツイので,3人で交代しながら植えていく方法をとります。宮下式手植え法です。植えているのは常に一人です。手植えは今後続けていく予定です。

 募集条件は,朝9時から終るまで,終らなくとも最終は夕方5時とします。昼食はバーベキューを召し上がって頂き,秋にはこの田んぼから収穫したお米5kgを送らせて頂きます。
 重労働ではありませんが,腰の弱い人には向きません。

 現在の様子から判断すると,田植は5月末から6月初旬になりそうですが,手植えですから苗が多少早すぎても遅すぎても問題ありませんので,6月2日(日)とします。

 このメルマガの返信で結構ですから,〒,住所,お名前,性別,年齢,ケイタイを書いてお申し込み下さい。万一応募多数の場合はどうするかは,その時点で考えます。(笑)

 「チョッピリ体験を」なんて方がいらっしゃいましたら,昼食代込み2000円位でどうでしょうか?

 Youtubeに苗代づくり・その一とその二をアップロードしました。

ーー
 この2週間ばかり,断続的に畑の土作りをしながら各種野菜の苗作りをしています。苗作りには夜10℃は保つことができるバイオマス温室が役に立っています。

 タマネギとニンニクの追肥と春の手入れをし,ジャガイモの種芋を切り日陰干ししています。天然ミツバが5センチ程に伸びてきたので,雑草取りやEM活性液散布などしています。ミツバの場所は昨年かなり手入れしたので今年は良いものがたくさん収穫できると思います。

 ミツバは,今年も昨年と同じ条件で,直売所販売と通販をする予定ですので,お買上げください。私の小遣い稼ぎです。

 尚,籾殻燻炭の販売をしております。籾殻燻炭を作り始めて3年目ですが,ようやく上手に焼けるコツが判ってきましたので,生焼けの混入がほとんどなくなり品質は良くなりました。

ーーーーーBBCフィルハーモニック日本ツアー

 今の私にとっては分不相応な最高のコンサートに連れていってもらいました。これは書かずにおこうとも思いましたが,余りにもすばらしかったので書かずにいられません。
 昨日,ホクト文化ホールで行われた佐渡裕指揮,辻井伸行ピアノの「BBCフィルハーモニック日本ツアー」コンサートです。

 佐渡さんも辻井さんも有名ですからテレビでは何回か見たことがありましたが,世界に誇る日本の名指揮者,名ピアニストの生演奏を聞くことができるとは思っていませんでした。

 B席だったのですが,二階席の一番後の真中でした。連れていってもらって贅沢を言えたものではありませんが,最初ちょっとガッカリ。
 しかし,演奏が始まって判りました。遠いので,演奏者の顔がよく見えないのが難点ですが,音がすばらしかったです。下や横から見るのと違って,上から指揮者とオーケストラを見おろす感じなので指揮と演奏の様子が3次元で見ることができてとても良かったです。
 大きなホールに行く時はオペラグラスを持っていくべきでした!

 このツアーは,ホームページによると次のように出ています。
<国際的に活躍する指揮者の佐渡 裕が英国の超名門BBCフィルハーモニックと共演。昨年、初の凱旋公演として注目されながら、東日本大震災と原発事故により中止を余儀なくされていた日本ツアーの後半5公演が2年余りを経て、2013年春についに完結する。
 ソリストには、'09年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝し、世界中を感動させた奇跡のピアニスト辻井伸行。メインとなる演目は佐渡の18番でもあるチャイコフスキー『ピアノ協奏曲第1番』とドヴォルザーク『新世界』。
 そしてCDでも大ヒットしたラフマニノフ『ピアノ協奏曲 第2番』。機能的で高性能なパワーを備えたBBCフィルを自在に繰る佐渡 裕とのコラボレーションはもちろん、深い絆で結ばれた辻井伸行との豪華共演が与える感動を堪能していただきたい。>

 これは宣伝文句ではありますが,実際私は大感動しましたし,大ホール約2200人の聴衆の拍手はスゴいものでした。皆感動していました。

 昨日演奏された『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番』は誰もが馴染みのある曲だと思いますが,私にとっては,先輩に連れられて名曲喫茶で初めて聞いた本格的なクラシック音楽でしたので,悩みの多かった青春時代を思い出しながら感動していました。

 そして,『ドボルザーク:交響曲第9番「新世界より」』も馴染みの曲ですが,生演奏を聴くのは何十年ぶりでした。本当にすばらしかった!

 私には音楽の批評などできませんが,日本の範疇に収まらず世界で認められ活躍するお二人の演奏に酔いしれました。お二人とも天才ですね。なんで,こんなスゴイことができるのか!私の人生で最高のコンサートでした。心から感謝です。

ーーーーー男の子が,女子の3分の1?

 二人の息子家族の長女と次女の小学校入学式が終り,孫から電話が入りましたが,喜びの声と同時に驚きのニュースが入りました。男女の構成比です。
 佐久市の小学校1年生となった長男の次女のクラスは,女子が37人男子が13人で,男子の割合が26%。名古屋に住んでいる次男の長女のクラスは女子が12人,男子が9人で43%。ところが,名古屋の5年生の子のクラスは,女子27人,男子9人で25%しかいない。

 これは大問題じゃないかと驚いて,全国ではどうなっているのかと思い,パソコンで日本の人口ピラミッドを見ると面白いことが判りました。人口ピラミッドは5才単位で表示されていますが,男女の比率は50~54才を境に逆転します。
 何と孫たちの実数に反して,50~54才から下は男子が多いのです。そこから上は女子が多くなります。4才以下では男子が5%多く,85才以上では女子が男子の2.7倍います。頷けますね。

 孫たちの男女比率を聞いた時にはビックリして,もう10年もしたら一夫多妻制にしなければいけないかと思いましたが,人口ピラミッドを見る限りでは,そのアンバランスは単なる偶然の所産だと判り安心しました。
 どんな物事も,スポットの情報で判断するととんでもない間違いをするという教訓「群盲,象をなでる」を思い出しました。保守の人が赤旗を読むと言いますが必要かも・・? 

ーーーーーーシアトルからの日本人メルマガより

<今朝、地元高校生で日本語を履修している生徒対象に少林寺拳法の体験学習を担当してきました。 武道は剣道と少林寺拳法。 他に和太鼓、書道、生け花、日本料理、方言などいろいろなカリキュラムが用意されていました。

持ち時間は70分。

 突いたり、蹴ったりなどの実技をちょっと体験してもらいながら、一番伝えたかったのが、「武」の意義と思いやり。 ポケットに手を突っ込んだりは当然許さず、きちんと結手構え(手を前に揃え、踵もつけた)で話を聞く姿勢からスタート。 その後、鎮魂行といって坐禅と聖句、誓願、信条も唱和。

 物事を理解するには「形」から入ることは大切だなと実感しました。 武術や芸事の形にはそれなりの意味がある。 理屈抜きにそれを繰り返えす。

 常に疑問など考える癖のもと、そうした意識をもって望むことの大切さとは反対。 つべこべ言わずに骨身に染みるまで黙ってやる。 東洋、日本的な教え方のひとつかもしれません。 でも説明しない意味もあると思います。>

(私)シアトルでIT企業を経営している尾中泰さんです。こんなすばらしい日本人がたくさんいらっしゃると良いですね。
http://www.enlinxpartners.com
http://tao-harmonybalance.blogspot.com

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農村ツーリズムとは何か?
http://www.youtube.com/watch?v=fuQzkGU_CHA

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2013年4月6日土曜日

蓼科だより・286号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年4月6日(土)★
★テーマ:何故手植え?,TPPに中国も,祖国・愛国心・・,

     対談:続き
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 稲作りについて,昨年一年間,園原先生から教わって,本を読んで判ったつもりになっていても,イザ現実に対処してみると判らないことだらけです。
 初めての稲苗づくりは夫々の作業の勘所が判らず,隣町の米作り先輩のMさんにケイタイで確かめながらの進行となりましたが,不耕起移植栽培の成功という共通の目標があるので心強いです。

 一般的には小規模・兼業農家の皆さんはほとんどがJA或いは専業農家からできあがった苗を購入しているようです。お年寄りががんばっている農家では種籾をJAから購入し自家用の苗を育てています。しかし,私がやろうとしている手植え専用の苗を水苗代で作っている人はなさそうです。

 何故こんなことをしているか不思議に思われている方も多いと思いますので,説明致します。私の最終目標は,「田舎暮らしコミュニティ」をこの地域に造ることです。

 そのためには,”田舎暮らし”を考える皆さんに,こうしたらステキな”田舎暮らし”ができますよというモデルを提示する必要があります。

 ステキなというのは,心身共に健康で,安価なコストで,安全で楽しい生活ができて,充実した余生を過ごすことです。その第一歩が自給自足だと考えています。全食品を自給というのは無理ですが,主要な食品の自給であれば,決して難しくないと考えています。

 ここで細かい説明はできませんが,例えば,夫婦二人の一年間に食べるお米を作るには,2アール=200m2あれば足ります。とても小さな面積です。この面積であれば,全部手作業でやってもできると思います。田植も手植えで十分です。なので,私は手植えにしたのです。
 因に私の田んぼは16アールありますから,8夫婦分あることになります。長野県の標準の田んぼの面積は30アールですから,1枚の田んぼを借りて共同で作れば,15家族分があることになります。

 野菜づくりも同様です。夫婦二人分であれば小さな畑で楽しみながら作ることができます。しかも健康の元である食材を減農薬・無農薬でつくることができます。自信ができて子供や孫たちの分まで作れるようになれば最高です。
 更に,一つのコミュニティを形成し,協同できる仕組みを組み込めば,経費も安く,何よりも安全・安心な生活を送ることができると考えています。

 話しを元に戻します。今日催芽(さいが:種籾が芽を出す直前の状況にすること)が確認できました。籾の芽になる部分が膨らんでくるのですが,どこで良しとするかが判りませんでした。
 これで良いだろうと思った時には,目見当ですが,10%くらいが発芽してしまったのです。そうなってみて気がつくのですが,その手前で止めなければいけなかったのです。これで判りました。
 芽が出てしまうと,培土に蒔きつけるまでの作業過程で芽がとれてしまう恐れがあるからです。

 どんなことでも,やってみなければ判らないと,実感です。

 今日は強風と雨でしたが,明日は晴れそうなので蒔き付けを行うつもりです。

ーーーーーTPPに中国も巻込む戦略!

「農業ビジネス」メルマガより
「TPPの解き方(3) 【対中戦略(下)】 キヤノングローバル戦略研究所・山下一仁研究主幹」

 私は昨年の2月に、米国のホワイトハウスのすぐ近くにある全米商工会議所で講演した。そうすると真っ先にコメントしてくれたのが、つい最近までホワイトハウスで働き、今は世界で有数のシンクタンクの部長として働いている人物。
 この人がコメントしてくれて、「いや、まさにあなたのおっしゃる通りなんだ」と。「オバマ政権はTPPについて中国を排除する仕組みとは考えていないんだ。むしろ中国をこのアジア太平洋地域に取り込むために考えている仕組みなんだ」と。
 つまりTPPが拡大すれば、いずれ中国も入らざるを得なくなる。自由貿易協定というのは、入るメリットはあるが、入らないデメリットはとても大きいから。
日本が「TPPに入る」と言い出したら、カナダやメキシコもあわてて参加を表明しましたよね。

 カナダもメキシコも、米国市場に対してはすでにNAFTAという北米自由協定がある。ところが日本がTPPに参加すれば、巨大な経済圏ができあがってしまう。その中に自分達は入らなければ排除されてしまう。この恐怖感がカナダとメキシコをTPP参加に駆り立てたわけだね。
 そういう意味でTPPが拡大すれば、中国もいずれ入らざるを得ない。その時に中国に対して貿易・投資について高いレベルの規律を課そうとしているんだと。これが米国の戦略だというんだね。残念ながらアメリカは日本の市場を食いつぶそうみたいな、そんなケチなことは考えていない。
 悪いけれど、もはや日本はそんなに魅力のある高い国ではなくなっている。そういう力関係がこのアジア太平洋地域には働いているということだね。(続く)

ーーーーー『祖国・愛国心・そして感謝』

 「希望日本投票者の会」がすばらしい情報を下さいました。これは決して右翼じゃありません。左寄りとリベラルの方は敵情を知るつもりで,右寄りの方は自分の思想を確認する意味で,下記URLを是非開いて下さい。本当にすばらしい動画です。
 ハリウッド,ワシントン,ロンドンで,そして国連でも上映したということです。私が疑問に思っていたことの答えがありました。

■■希望日本 オープンセミナー

【平成立志社】主催勉強会 俳優/演出家/映画監督 今井雅之 先生
テーマ 『祖国・愛国心・そして感謝』
http://amba.to/YwTIsa

■■希望日本研究所チャンネル

みんなで学ぼう!一票の格差【第2期】

ーーーーー前回の続き:対談「預金封鎖と不平等条約」

(安中)
「預金封鎖」のエピソードを一つ。少々長くなりますが、辛抱(?)してお読みください。

 23年前、創業を前にして、夫婦で南米を旅しました。ちょうど、外交官の妹がブラジルに赴任していたので、サンパウロの妹の住むマンションを起点に各地に行きました。その出発少し前に妹から連絡が入りました。「持てる限りのドルを現金で持ってきて!」

 驚いて、妹に理由を尋ねました。「昨日、ブラジルの全銀行に預金凍結令が出されたの。今回は外国人も対象で、外交官といえども公金以外の私的な預金が凍結されたのよ。同僚たちも生活費にこと欠く有様で、みな困っている」とのこと。
 それで、銀行に行き、1万ドル(当時のレートで200万円ぐらい?)を調達しました。

・・・中略

 なんと、当時のブラジルでは、額面が同じでも、価値が1/1000ずつ違う紙幣が3種類も併存していたのです。年率1000%を超えるインフレの凄まじさを実感しました。
 その中にあって、ドルだけは安定していたのです。商店も日用品以外は、ドルでなければ売ってくれない、というひどさです。


 私の持っていった1万ドルは、妹の同僚たちから大歓迎されました。妹は、それぞれの家族数に応じて分配していました。自分のことだけでなく、同僚たちのことまで考えていた妹に感心すると同時に、
肝心の外務省は何をしているんだと疑問を持ちました。

 最後に、妹に尋ねました。「預金が凍結されて、市民が暴動を起こさないのか?」
 妹いわく「そんな心配ないのよ。そもそも預金を持っている国民の割合は5%ぐらい。おまけに金持ち連中は、海外に預金を持っているから別に困らない」
 私「あっ、そうなの・・」でした。

(私)
 ということは,「インフレで物価が上がる」とよく言いますが,それは間違いで「インフレでお金の価値が下がる」というのが正しいのですね。

(安中)
 そうです。その逆でデフレは「おカネの価値が上がる」です。だから、大口預金者、年金暮らし、生活保護者の天国なのです。「なにもしない者が儲かる経済」です。

(私)
 物価が上がるのではなく,その国の通貨価値が下がるんですね。だからドルで買えば,以前の価格で買えるんでしょうね。

(安中)
 そうです。宝石類などの高額商品は、現地通貨(クルーゼル)では売ってくれません。ドルでないと売らないのです。しかし、庶民にはドルは手に入りません。だから、地下のドル売買商売が生まれます。
 ブラジルだけではありません。パキスタンの現場をやった時なども、現地人から「ドルを売ってくれ」としつこくせがまれましたから。「ドル」は貨幣というより、貴重な「商品」なのです。

(私)
 不平等条約のことも,冷静に考えてみると,その言葉はアメリカが使う言葉であって,日本からみれば「保護観察受託条約」になるのでは。「身売り条約」と言った方が正しいかも知れませんね。

(安中)
 そのとおりで、笑ってしまいますね。

(私)
 日米安保は,同盟とは名ばかりで実態がない訳ですから,「国益を守るため」がアメリカ側の論拠だとすれば,もしアメリカが国益に反すると判断すれば,日本は捨てられますね。

(安中)
 これは笑えませんけど、ご指摘の通りです。中国や北朝鮮の脅威がなくなった時、沖縄が捨てられ、
やがて日本も捨てられ・・というより、米国の対日圧力が激化するでしょうね。

(私)
 吉田茂はどんな気持ちでこの条約を結んだのか考えてみました。
 「今は日本民族と国を生き残すことが最優先,だから,とりあえずはアメリカの権益に甘んじよう。その先は次の世代にまかせよう」と考えたのでは・・。
 敗戦の凄まじい状況下ではこれしか選択肢はなかったのではないでしょうか。その時は,正しかったと思います。問題は,ダーウィンじゃありませんが,環境の変化について来られなかったことではないでしょうか。時代はどんどん変わったのに,憲法も安保も昔のままです。ドイツなんか40回も憲法改正しています。

(安中)
 その通りだと思います。


(私)
 そして,反安保闘争が不純で,本質は反米・社会主義革命闘争だったのではないでしょうか。アメリカをソビエトか中共に変えたかった。成れの果てが浅間山荘事件では。
 共産・社会主義者たちの不毛の闘争の影響で,国家の根幹に関わる憲法と防衛の適正化ができなかったのではと思っています。
 日本を一度破壊したい人達にとって,日本が正しく強くなることは好ましくなかったのでは。この歪んだ心情が,日本の正常化を妨げてきたのではないでしょうか。

(安中)
 それに、マスコミが乗り、国民をだまし続けてきたわけです。もっとも、騙され続けてきた国民の責任が大きいのだと思います。学生時代、私もその口で、デモにも行きましたが、やがて目覚めましたが・・
 しかし,多くの国民は、若い頃に刷り込まれた思想から抜け出せないでいるようです。

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農村ツーリズムとは何か?
http://www.youtube.com/watch?v=fuQzkGU_CHA

「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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