2013年11月30日土曜日

蓼科だより・320号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年11月30日(土)★
★テーマ:星空,スモール・イズ・ビューティフル,

     殺菌・抗菌を考える,アメリカの理工系の教授
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 先週当りから朝はマイナス気温となり,薄氷が冬を実感させるこの頃です。

 そして,この時期になると夜空を見上げるのが楽しみになります。夜9時頃,寒気を感じながら空を見上げると,西の空に白鳥が沈みかけ,東の空にはオリオンが半身立ち上がっています。宇宙の役者の交代劇です。そして,星全体が大きく明るく輝きだします。
 そして夜半には,ブッラクホールがあるというオリオンが南の空に堂々とあがります。

 星空を見上げながら,テレビ「神の方程式」の中で語られていた10次元はいったいどこのあるんだろうなどと,しょうもないことを考えていると,田圃をお返ししなければならないことも忘れて,心が洗われていくのを感じます。

ーーーーースモール・イズ・ビューティフル!

 前回の蓼科便りで,玄米食の関連で書きました「スモール・イズ・ビューティフル」(エルンスト・シューマッハー著)についてチョッピリ勉強してみました。実は私のライフワークである”まちづくり”のキーワードでもあるからです。

 インターネットで,「スモール・イズ・ビューティフル〜身の丈に合った時代へ」という判りやすい書評を見つけました。下段のURLをご覧下さい。要点を抜粋しました。

< 同著は、今から約40年前である1973年に英国で出版されましたが、・・中略・・シューマッハーは、同著の中で、資源・環境の両面から、際限のない膨張主義のもと、自然を暴力的に破壊・汚染する現代文明を批判しています。

 同著のタイトルになっている『スモール・イズ・ビューティフル』とは?
科学・技術の発展には新しい方向、すなわち「人間の背丈に合わせる方向」を与えるべきで、「人間は小さいものである。」
 「巨大さを追い求めるのは、自己破壊に通じる」というシューマッハ―の経済哲学の考え方を表しているものです。

【これからは「身の丈にあった時代」へ】
 日本人は、明治維新後に、近代科学を信奉し、富国強兵・殖産興業を国を挙げて進めてきました。科学主義、合理主義、効率主義、スピード主義を最優先してきました。
 第二次世界大戦を経て、我が国は、一度は廃墟になってしまいましたが、その後の復興に関しても、外貨獲得・経済大国の標語のもと、「イケイケドンドン」という言い回しが適切かどうかは分かりませんが、明治維新以降と同様、科学主義、合理主義、効率主義、スピード主義にて今日まで来ていることは、明白です。
 つまり、今までは「背伸びの時代」でした。合理的で収益力があって論理的なことばかりを追求していくと、結果として、この度の福島第一原発事故のような出来事がおこります。なぜなら、自然の力というのは、合理性とか効率性とか収益性とかでは測りきれないものを持っているからです。

 近現代の科学技術は確かに我々の生活を豊かにし、また便利にもなりました。しかし、科学技術は万能ではなく、常に、その背後にあるリスクを考慮して対応すべきだと思います。

 シューマッハーは、「人間同士とだけではなく、自然と、そしてとりわけ自然と人間を創った高い存在(神)と調和して生きてゆく道を学ばなければならない。」と述べています。
 20世紀は、技術革新が叫ばれ、理数系の学問が重点的に研究されてきましたが、自然との共生には、やはり哲学・宗教という科学技術の対極の学問もしっかりと頭の中に入れておく必要があります。
 今後は、人間的にみて(つまり科学技術の対極として人間を捉えた場合)何が本当に価値があるものなのか、という哲学的思索ならびにものの根本に立ち返って価値を意義付ける思考回路が必要だと思います。 >


http://www.law-pro.jp/weblog/2011/04/post-4.html

(私)この考え方はサステイナブル・コミュニティ(持続可能なコミュニティ)の理念そのものなのに驚きました。サステイナブル・コミュニティの理念の中では「ヒューマンサイズ」と表現しています。
 前号の文章を下さったT先生は,長岡式酵素玄米の講習会場に掲げられていた「色心不二」に通じると書いておられました。上記の「人間同士とだけではなく、自然」を色と捉え,「高い存在(神)」を心と考えれば符合します。更に,「不二」と「調和」を同じと解釈しても良いようです。

ーーーーー玄米のご注文とエール!

 玄米のご注文を頂いたN様より嬉しいエールを頂きました!

< 貴兄の「蓼科便り」は毎回拝読させて頂いております。
 そして、数々のご教示のおかげで、「私の目」も別の世界を求めるようになりました。「安中氏のハル通信」も楽しみです。
 益々のご健勝をお祈りし、今後ともよろしくお付き合い下さい。>

  
(私)ありがとうございます。こんな風に言われると照れちゃいますが,嬉しくて張り合いになります。但し,間違いもあると思いますのでご注意下さい!

ーーーーー殺菌・抗菌を考える!

ナチュラル☆ライフ実践メルマガ 第6回「菌」より抜粋致しました。
<「菌」と言って、思いつくイメージはどんなものでしょうか?
「汚いからイヤ!」、「変な病気に感染したくないわ・・・」、「キズに入らないようにしなくちゃ」、このようにあまり良いイメージと思います。

【総重量なんと1.5キロ】
 でも私たちと菌との関わりは本当に深いものがあります。味噌・醤油・お酒にパン、チーズ、ヨーグルトといったものも菌たちの活動によって生み出されます。
 食べ物に限らず、そもそも私たちの体にはカビやバクテリアなど、たくさんの菌たちが住み着いているのですから。その数100150兆匹、目には見えませんが総重量では1.5キロにも達するといわれています。

 人の細胞は60兆で構成されているといわれますが、数で言えば菌の方が多い。つまりものすごい数の菌たちと共存しているわけなのですね。こう言うと、「エー、汚い!」と思われるかもしれません。でも彼ら菌たちが私たちを守ってくれているのも事実なのです。
 例えば皮膚に住みつく常在菌の総数は約1兆匹。皮膚1センチ当たりに平均3000匹、場所によっては30万匹が集落を形成し活動しています。
 菌たちがビッシリと覆ってくれているので、たとえ外から有害な菌が来ても繁殖できるだけの隙間がありません。さらには酸を出すことで、細菌やウィルスなどの外的から私たちを守ってくれています。

【良いも悪いも無差別に!】
 こうしたありがたい存在ですが、私たちはいつしか目の敵にするようになってしまいました。
 極端な衛生主義のもと、菌を殺すことがあたかも素晴らしいことであるかのように錯覚し定着していきました。バイ菌という言葉に代表されるように、殺菌!抗菌!と忌み嫌う対象へと変化していったわけなのです。私たちは菌を殺し、弱め続けているわけです。
 
 人体に悪い影響を与える菌だけを殺すのならまだしも、そこは無差別になります。良いも悪いも区別なく一緒に殺してしまいます。殺菌・抗菌の問題は他にもありますが、まずはこの点を知っておいてもらいたいのです。>

(私)極端な衛生主義を私も危惧していました。苦労があるから幸せがあり,試練があるから鍛えられ,悔しい想いをするから努力し,病むことにより抵抗力を付けていく,そう思っています。
 できっこないのですが,もし本当に自分と環境を無菌にしたら生きていかれないことがどうして判らないのでしょうか。

 都会の子供達は土を汚いと思い,虫達は嫌なもの害をなすものと思っているようです。そのおかげで自分達が生きていられることを知らされていないのです。
 だから,ミミズやカエルを見て,「キャッ気持ち悪い」と大騒ぎです。そしてそれを手にする者を野蛮人であるかのように感じるようです。

 明らかに間違った価値観です。困ったことに親にも学校の先生方の中にもこの狂った価値観があるように感じます。ですから,当然子供達もそうなります。そういう人間が極端な衛生主義に陥り易いように思えます。
 そもそも,カエルもミミズも手に持てないような人間を教育者にするべきではないと思っています。命の恩人を嫌いなどということが教育者に許されていいのでしょうか。まともな教育ができるとは思えません。
 実は,ほっとステイをやっていると,このことを痛切に感じるのです。

ーーーーー「アメリカの理工系の教授はみんな、
      100%、企業のコンサルティング

 身につまされる話しです。LEDが目覚ましい成長をしていますが,それを発明した中村修二カリフォルニア大学教授の話が紹介されていました。
 アクアビジネスコンサルティング・メルマガ11/26より抜粋しました。

「アメリカ人も日本人が大好きですよ。とにかく約束を守る。みんながみんな、言ったことをちゃんと最後までやる。
 こんな民族は日本人だけです。だからアメリカ企業は日本の企業と提携したがるのです。アジアのほかの国では言ったこととやることがまったく違うという国もあります。
 最後に裏切られる。そういう国と比較するまでもなく日本人は優秀です。言葉さえできれば日本人はなんでもできるんじゃないですかね」

 英語で意思表示ができるようになれば、日本人はいまだ世界でもトップレベルでいられるという。また、中村氏は、大学教育の違いについても言及する。

 「アメリカの理工系の教授はみんな、100%、企業のコンサルティングをやっています。そのうち半分はベンチャー企業の経営者でもある。なぜならそういう人しか、大学が採用しないからです。
 そうやって旬の情報を学生に還元するわけです。いま起こっていることを学生に教える。だから学生も現場で起こっている生の情報を学べるわけです。
 でも日本は違いますよね。昔のことを永遠に教えている先生もいる。学生がかわいそうですよ。だから優秀な若者はどんどんアメリカに来ればいい。そういうふうな流れが当たり前になれば、さすがに日本政府も考えを改めるんじゃないですか。
 もしくは行くところまで行って沈没すれば目を覚ますかもしれない。半導体がダメ、テレビ業界もダメですから、システムを変えない限り、最後は自動車業界にまでダメになって、このままあらゆる業界がダメになっていきますよ」
 中村氏の指摘のとおり、いくらアベノミクスだなんだといっても、日本はいま、円安などで一時的に景気がよい感じがするだけであって、中小企業含め企業が大きく成長している実感はない。
 いま抜本的な改革を行なっていかないと、人口も減りつつある現在、日本は本当に衰退していくのだろう。
 英語が話せないうちに体力もなくなって優秀ささえ失われていくかもしれない。
 >

Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/中村修二

(私)アンダーライン部分はアクアビジネスコンサルティングのT社長の言葉ですが,世界で活躍し外から日本を見ている人の言葉は傾聴すべきと思います。
 日本が収縮している。若者が引きこもりになっている。海外留学生の数も減り続けているとか・・。
 そして,情けないことに,そうしてしまったのは我々から団塊(妻)の年代なのではないかと罪の意識を感じています。今日本を動かしている年代です。

フッターーーーーーーーー

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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蓼科だより・316号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年11月2日(土)★
★テーマ:0℃,ダイヤモンド婚,玄米食の結論,コウノトリ,

     水害で10万人死亡,自殺者1万人を救う
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 今週は2回0℃を記録しました。
 外に停めてあった軽トラのウィンドウの夜露が凍っていました。
 そして今日は11月2日,70歳になったせいでしょうか,時の流れが本当に早く感じられます。

 田んぼをお返しするための準備を始めました。ビニールハウスを1棟解体し,休憩小屋と道具小屋はユニックで吊って移転します。一週間くらいで終らそうと計画しています。
 昨日はシルバー人材センターにお願いして一人助っ人に来てもらいました。シルバー人材センターの人材派遣は,助っ人が必要な時にだけ来てもらえるので本当に便利です。

 今回の田んぼの返還については数人の方からお見舞いとエールを頂きました。
 ありがとうございます。
 ちょっとシンドイですが,慣行農法からの転換の研究の機会にしようと考えています。
ーー
 去る日曜日,私の親の代から大変お世話になったご夫妻の「米寿・ダイヤモンド婚・叙勲授章感謝の会」が,その家の菩提寺で行われ,ご招待いただきました。
 凄いのはご夫婦揃って米寿なのです。このご主人は終戦時に陸軍士官学校を卒業され,戦後の大変な時代を農業をしながら町議会議員や議長を歴任され,その後は県や国で活躍されている地元議員を支えてこられた方です。

 経歴もご立派ですが,来賓の心を打つのは,子供達家族が賑やかに集う姿です。それぞれ立派に一家を成している男子3人の家族による本当に心温まるお祝いでした。
 夫々のお嫁さんとお孫さん6名全員の自己紹介があり,孫の一人が「おじいちゃん,おばあちゃんへのお祝い」として,クラシックギターの演奏もあり,大きな拍手を受けていました。
 何よりもお二人がご健康であることがすばらしい。あやかりたいものです。
 お酒は雰囲気ですね。日頃口にする地酒ですが,とても美味しかったです。 

ーーーーー玄米食問題の結論!

 「ほたるの居る田んぼを創る会」のメーリングリストにFさんがコメントを下さいました。ご紹介頂いた下記URLは「なるほど」と思わせる内容でしたが,結局結論は得られませんでした。
 ところが,前回のメルマガに私が「玄米は,一分づきにする」と書いたのを読んで,翌日曜日,おなじみのUさんが問題提起してくれたのです。すぐ会って話しを聞かせて欲しいと頼みました。ユシカフェに行くと,玄米のほかほかのおむすびを二つ持ってきて食べさせてくれました。

 パクッと食べて,思わず「うま〜い,これすご〜い,おかず要らないね!」と言ってしまいました。硬さは全くなく,穏やかな甘さと奥深いまろやかさがあり,餅のようなコクがあり,今まで経験したことのない味でした。
 私はその時,玄米食問題の結論を得ました。学者達が結論を出せない問題を考えてもしょうがない,自分の体験を通して自分で結論を出そうと。理屈はどうあろうと,こんなすばらしい味の食べ物が体に悪い筈はない,と思ったのです。
 実は,このことはいつも登場する同志M氏が言っていたことです。食べ続けてみて,体調が良くなればOKということです。きっと私と同じ思考経路を辿って辿り着いたのだろうと思わずニンマリでした。とにかく,有機と微生物の世界はいろんな理論があり難しいのです。

 Uさんの玄米炊飯法は長岡式酵素玄米といい,無農薬玄米に黒小豆と塩が入っているとのことでした。

 Uさんが提起した問題の核心は,籾すりしただけの玄米と私の一分づきした玄米との酵素量の違いです。Uさんは,そこには微妙な違いがあり,発酵速度も味も変わる筈と言うのです。彼は何しろ玄米食20年以上の達人です。「安江さんのこだわりの米を一分づきにするなんてもったいない」と嬉しいことを言ってくれるのです。

 そして,実際に食べ比べれば判る筈と言い,私の籾を上記2種類の玄米にしたものを,別々に彼の炊飯器で炊いてくれたのです。大きなジャーに2種類を左右に分けて入れて渡してくれました。
 それらがどのように変化して行くか観察しながら5日間食べ続けました。答えが出ました。恐らく比べなければ判別できないほど微妙な違いですが,一分づきの方が食味が劣りました。発酵速度も遅れます。Uさんの言った通りでした。やはり20年の体験はスゴイですね!

 そして,「胃が弱いから私は食べない」と言っていた妻も,「これなら大丈夫」と言ってくれましたので,私はまずこの炊飯法をやってみようと決めました。

 更に,あまりすばらしいので,M氏にも試食してもらおうと思い,おむすびにして保温ケースに入れて届けました。そうしたら,彼もその息子も一口で感動!M氏は理論家で7年も玄米食をやっているのですが,その彼をして感動させたのですから,これは本物だと思いました。

 この炊飯法は講習を受けた人にしかその炊飯器を売らないというシステムだそうです。最初,金儲けかと思ったら正反対で,技術の間違いない伝承を目指しており,全国を廻っている講師の先生はボランティアだそうです。炊飯器も保温ジャーも並の値段のようです。

 前回ご紹介した酵素玄米Pro2の先輩には申し訳ありませんが長岡式にします。

 数日前に私の玄米を買って下さった東京のS様にも電話してお聞きすると,やはりこの長岡式だとのことでした。S様,申し訳ありません。次回から一分づきではなく本物をお送り致します。

 結局,明日3日(日)M氏と二人で川越市にある「長岡式酵素健康の会」に講習を受けにいくことになりました。講師の先生が長野県にも来るのは1月になるそうで,本部では毎日曜日にやっているということです。
 この続きは来週報告致します。

長岡式酵素健康の会
http://www.n-kousogenmai.co.jp/
ーーーーー「たかすけのお米」のご注文をお待ちしております。

 値段が高くて申し訳ありませんが,安全な品質をご理解下さい。
 最低5kgから,5kg単位で20kgまで発送致します。
 定期的な予約発送も承ります。
 販売の詳細については,下記デーランボーのURLをご覧下さい。

http://daylanbo.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html
 
ーーーーー松枯れ関連の新情報

 国特別天然記念物コウノトリが今年9月29日,上田市塩田平の溜池に舞い降りました。上田市の姉妹都市・兵庫県豊岡市(出石町)から飛来したのだそうです。
 1706年に上田藩主の仙石政明が出石城にお国替えになって以来,307年ぶりの里帰りだと,地元の人々は驚き喜んでいます。
 松枯れ防止運動で活動しているヤマンバの会事務局長村山隆氏が,この奇跡のできごとを東信ジャーナルに投稿しました。

 この投稿がメールで配信されましたので,ご承諾を頂いてNPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載させて頂きました。下記URLからお読み下さい。実に感動のリポートです。

「コウノトリが問いかけるもの」
ーーーーー1856年(江戸末期),水害で10万人死亡!

 近年,日本も世界も災害が多いですが,こんな歴史を私は全く知りませんでした。長い歴史の中には創造を絶するできごとがたくさんあるのでしょうね!
 国際派日本人養成講座「自然災害は集中的に発生する」より抜粋しました。(下にURL)

< 巨大な台風が次々と襲って、各地で大きな被害をもたらしている。今年各地で竜巻まで発生し、阪神、東日本と続く大震災と合わせ考えると、日本列島が「災害集中期」に入ったかと危惧される。

 歴史を顧みると、大災害はある時期に集中して起きている。近代では、幕末の安政年間(1854~1860年)と、終戦直後がそうだった。安政年間には次のような大災害が続いている。

・1854年、東海地震で死者数千人。その30時間後に同規模の南海地震が発生
・1855年、江戸地震で7千人以上が亡くなった。
・1856年、江戸を大低気圧が通過し、海面が急上昇して、本所・深川などで10万人が溺死。

 終戦直後も同様だ。

・1946年、南海地震(死者行方不明者約1800人)
・1947年、カスリーン台風(約1900人)
・1948年、福井地震(約3800人)、アイオン台風(約800人)
・1949年、ジュディス台風(約200人)、キティ台風(約160人)
・1950年、ジェーン台風(約540人)
・1959年、伊勢湾台風(約5100人)

 幕末と終戦直後と、なにやら一つの時代の終わりを画して大災害が集中的に襲ってくるかのようだ。

・・・こうして見ると、地震、津波、台風、洪水など、世界でも希に見る災害多発地帯に我々は住んでいることが分かる。憲法に「戦争禁止」と書けば戦争に巻き込まれないなら、ついでに「災害禁止」と書いて貰いたいほどである。

・・・ 冒頭の災害集中のデータを見て、気がつくのは、たとえば台風の被害で幕末、終戦直後、そして現在を比べて見ると、死者行方不明者の数が大きく減ってきていることだ。1856年の江戸の台風では10万人が溺死したが、1959年の伊勢湾台風では約5100人となっている。

http://blog.jog-net.jp/201310/article_7.html

ーーーーー映画「自殺者1万人を救う戦い」

 土曜会通信354号より引用しました。

 自殺との戦いにおいて、「敵」はいったい誰なのか。映画 『Saving 10,000自殺者1万人を救う戦い』 は、日本の高い自殺率の真の原因究明に挑む一人のアイルランド人の物語です。日本の自殺率は経済大国の中でダントツトップです。

 下記URLから,映画52分全編を見ることができます。
 とても考えさせられてしまう映画です。例えば,住宅ローンと生命保険の関係など現実に多数起こっていることは事実だと思います。銀行員は言います。「借金は全額返済でき,住宅ローンも終る。子どもには良い教育を受けさせられ,3000万円くらいはもらえるだろう」と!
http://www.saving10000.com/ja/

 自殺に追い込まれることは,人間尊厳否定の極限の現象ではないでしょうか。指折り経済大国の福祉国家にこのようなことがあっても良いのでしょうか。

 東尋坊では,3年で645人の投身自殺者があったそうです。
 一人の自殺の背景には10回の未遂があるそうです。現在1年に3万人ですから,30万会の未遂があることになります。「その段階で救いの手をのべるべきだ」とこの映画の作者は言っています。

フッターーーーーーーーー

世界のまちづくり・都市づくりの原則を判りやすく開設したセミナーの記録
英国・ドイツの”まちづくり”−1
http://www.youtube.com/my_videos?o=U&pi=1

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2013年11月25日月曜日

蓼科だより・319号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年11月23日(土)★
★テーマ:ビニールハウスとドジョウ,玄米食と色心不二,

     アメリカからのコメント,原爆投下と慰安婦
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 田圃をお返しするための準備が着実に進んでいます。今週は道具小屋をユニックで移動し,20mのビニールハウスの解体をやりました。シルバー人材センターから延べ3名の助っ人をもらい,おかげで明日には構築物は完全に片付きます。

 解体してみるとその構造がよく判ります。実は,作る時には業者任せで見ていなかったのです。ビニールハウスは誰が考えたか知りませんが実にうまくできていることが判りました。作るのもバラスのも簡単で,部材は全て再利用できます。ビニールだけは寿命が短いですが,それでも良いシートなら10年以上もちます。
 作り方にもよりますが,台風にも堪えられると思います。事実このハウスは10年以上経ちますが,一回も壊れたことはありません。

 英語では"Green House"というのだそうですが,材質等を工夫すれば家にもなるなと思っています。ベットから星空が見える”Green House Hotel” なんてどうでしょうか?
 今回,一番の楽しみにしていたのはドジョウ捕りでしたが,いました,いました。
 昨日,田圃の端に作ってあった安江式ビオトープに3ヶ所伏せてあった進入路用の暗渠パイプを外しました。きっとその中にはいるだろうと期待はしていましたが,バックホーで掘出して,中の柔らかいベタベタの土を出してみると,15センチもある大きなドジョウが次から次とわんさと出て来るじゃありませんか。

 学校で使った雑巾バケツほどのバケツにほぼ一杯捕りました。2時間ほど夢中で,すっかり童心に返って楽しい時間を過ごしました。ドジョウも冬眠に入っているので,ほとんど動かないので,捕るというより拾うといったほうがいいような作業でした。

 ドジョウの好きな人3名に分けてあげましたが,まだたくさんあります。一回柳川をやって,残りは甘煮にしてお正月用にするつもりです。現在泥抜きしているところです。

ーーーーー玄米食を究める!

 私がご指導頂いているまちづくり・住宅シンクタンクの理事長ご夫妻が,今週初め長岡式酵素玄米の新井先生の講習を受けられたというお知らせを頂きました。
 この先生ご夫妻は長年玄米食やってこられたのですが,長岡式についてこれは「間違いないと思う」と仰られ,早速器具一式を取り寄せ,今日最初の玄米を炊いているとのお知らせも頂きました。

 そして,何と,「キャロライン・ケネディーの大使就任と酵素健康法」という論文を起草なされ,メールで下さいました。
 彼女の父J・F・ケネディは、レーチェル・カーソン著『サイレント・スプリング』(沈黙の春)を目にして、それまでどの政治家も採り上げなかった農薬と環境の問題に取組んだことで有名です。かなり以前ですが,本を読み,ケネディーのことを映画で見たことがあります。

 先生の論文は,環境問題から農薬や放射線の恐ろしさをとりあげ,生命の元とも言える酵素の生化学に言及しています。
 長岡式酵素玄米の講習会場には「色心不二」(物質と精神を分けるな)という高橋信次先生の揮毫が掲げられていますが,その心をシューマッハの著書『スモール・イズ・ビューティフル』に結びつけて説いてあります。
 これらの考え方に共通するものは、「命は命あるものを食することによって新しい命の活動を活性化させる」という考え方である,と。

 この論文は,近い内に発表されるそうですので,その時は転載させて頂くつもりです。楽しみにしてください。
 実は,論文には,自然弁証法や素粒子などが出てくるので,私には理解しきれないところがあるのですが,長岡式酵素玄米の本質を捉えていると感じています。
 長岡式酵素玄米の講習では,哲学や神秘的とも言える生化学反応について語られるので,宗教と勘違いされる向きがあるようですが決してそうではありません。
 研究と体験に値する炊飯法だと思います。

 判りやすいブログを添付します。
ーー
 私が去る7日に長岡式酵素玄米の初炊きをして今日で17日目になります。この間に7回ほど炊き,ほとんど毎日3食これを食べ続けていますが,自分の体調について書いてみます。
 元々悪くないのですが,胃腸は以前に増して快調です。そして,便秘があった訳ではありませんが通じが一層良くなりました。難点はオナラが多くなったことです。消化は良いのですが,意識して良く咬むせいでしょうか。
 一番良かったのは,玄米食は医者に止められていると言って難色を示していた妻も毎日食べ続けていることです。
 今のところ,オナラ意外の問題点はありません。(笑)

ーーーーーアメリカから,長岡式についてコメント!

 今月3日に長岡式酵素玄米の講習を受けた時,カリフォルニア在住日本人女性K様がいらっしゃいました。お名刺を頂き情報交換をお願いしました。頂いたメールをご紹介させて頂きます。

< California米の件ですが、私は専門ではないので、専門的な事は言えませんが、California米は"寿司”営業の方たちにも評判が良いのは確かです。
 日本の名の知れているお米の殆どはSacramentの田んぼで作られています。玄米も白米も美味しいですよ。SacramentはCaliforniaの首都で すが、農業家が多いところです。San Francisco Airportから
約、2時間近くのDriveです。

 新井先生がSan Franciscoにいらしてから、かれこれ6年以上になると思います。先生は最初は日本だけの講習会と言っておられましたが、私達の必死の願いを先生が受け入れてくださって本当にありがたく思っております。
 San Francisco Areaで酵素玄米を食べている方達の確かな数は分かりませんが、30人以上の方達は毎日キチンと食べていると思いますよ。私はPortlandに越してきて一年と10ヶ月くらいに成りますが、食べていらっしゃる方達はまだ 分かりません。
・・・・と言う事で、申し訳ありませんが、お米に関して専門的は事は答えられません。

 ゲルマニュームを食事から取る事はたいてい不可能です。しかし酵素玄米にはこのゲルマニューム32が沢山含まれているのです。サルの腰掛、朝 鮮人参などのある部分にゲルマニュームが含まれています。ですからガン病患者がこの様な物が入っていると思われる薬を飲んでいます。
 ゲルマニュームを発見した浅井一彦の本があります。新井先生の所で発行しているゲルマニュームのPowderはこの方が元祖です。
 この著者の 事は全くしらず、たまたま私はこの本を手に入れ、読んでみて、後で知ったのですが、新井先生の所のゲルマニュームのPowderの事をしり、その箱をみました ら、この著者の名前が書いてあったのでした。

 本の題名は”ゲルマニュームと私”By 浅井一彦です。ゲルマニュームは四次元の世界よりももっと高い次元の「偶然」というものが存在すると仮定し、その仮定が実現すると考えることなのである。 要は、今までの科学常識では到底知り得ないものであるが、しかし実在するものである。
 このゲルマニューム32が酵素玄 米には沢山含まれているのです。
 この本を読みますと、酵素玄米がいかに偉大な食べ物なのかが良く分かります。初版は昭和50年9月1日ですから、古本屋さんに行かなくては見 つからないとおもいます。
 著者は浅井一彦です。発行所は有限会社 玄同社、きららビルと成っております。探すことが出来ましたら是非とも読んでください。私はこの本を 読んで、今までも信じて続けてきましたが、この本を読んでさらに、酵素玄米より他に健康な食事法はないと思っています。>

(私)早速,”ゲルマニュームと私”By 浅井一彦の中古本をアマゾンから注文しました。また,下記浅井先生の数奇の運命と研究の成果が判ります。
 余談ですが,先月NHKが放映したイギリス製作の映画「神の方程式」によると,この宇宙は10次元なのだそうです。まだ完全に解明されていないようですが、原子転換などもその次元の話しなんでしょうか!

ゲルマニュームの合成に成功した浅井一彦物語
http://www.asai-fc.com/about-ge/story.html

ーーーーー東京・表参道で不耕起栽培の公開セミナー!

 ほたるの居る田んぼを創る会のメールから転載します。
 どなたでも参加できます。下段のURLからお申し込み下さい。
 自然の摂理から学ぶ生命の科学だと思って下さい。
 ホームページからのお申し込みは以下をクリックしてくださいませ。
http://bit.ly/1aWAymC >

ーーーーーキャロライン・ケネディー大使とアメリカ

 唯臥独村様より前号について本音のコメントを頂きました。

<『原爆投下後の街並を見た外国人の反応』では、広島・長崎の原爆投下を殆どのアメリカ人は正当化しているようですね。イギリス人やフランス人など、白人の多くもその傾向があるようです。
 アメリカのキニピアック大学が今年8月に発表した世論調査によると、米国人の約3分の2が原爆投下は正しかったと考えていることが明らかになったとのこと。

 当時の多くのアメリカ高官が原爆投下は必要ないと考えていたことは『ああ、広島・長崎  その4(日本人再生)』(2010年8月)に書いた通りですが、日本人はなぜもっと朝鮮人や中国人のように怒らないのでしょうか。彼らは日本人による「でっち上げ」を知りながら拳を振り上げているのです。
 原爆投下は「でっち上げ」ではなく紛れもない事実なのですから、アメリカに向かってもっと怒っていいはずです。ところが、被爆者やマスコミの怒りは日本政府に向けられ、いまだに補償を求めた訴訟が続いています。何とも不思議な国民です。

 従軍慰安婦問題に関する朝日新聞のデタラメについてですが、靖国問題を中国に焚き付けたのも朝日の加藤千洋記者(http://xianxian8181.blog73.fc2.com/blog-entry-41.html   )で、南京大虐殺紀念館における田辺誠のような人物もおります。
 どうして日本には自分の国を売るようなこんな人物が多いのでしょうか。>

フッターーーーーーーーーー


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2013年11月16日土曜日

蓼科だより・318号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年11月16日(土)★
★テーマ:小屋の移動,玄米を究める,不耕起栽培の東京セミナー,

     ♥信州,ケネディ新大使,日本と中国
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 このところ,断続的に田んぼ返却のための準備を進めています。
 去る月曜日には3m×5.5mの休憩小屋を7トンユニック(クレーン付きトラック)に積んで自宅脇の空き地に移動しました。親戚筋にこのような作業の達人がいるので助かります。交通が増える前にやろうと,朝5時起きで実行でした!

 機械力はスゴイと改めて思いました。積込むと高さは4mにも達しますので,よくこんな大きなものが吊れたものだと感心します。移動途中,電線が引っかかる場所もあるので,電線を持ち上げて通過したりして慎重な運転が要求されますが,無事移動できました。

 明朝は,やはりユニックで道具小屋と簡易トイレを移動します。
 木曜日からはハウスの内部解体を始めました。月曜日には,シルバー人材センターから二人助っ人をお願いして,長さ20m程のビニールハウスを1日で解体してしまう予定です。

 楽しみは,田面の落水後も水を通してあるビオトープからドジョウを捕ることです。田んぼの端に巾50センチほどの水路を作ってあるのです。ビニールハウスの解体が済んだら,ぬかるみを掘り上げドジョウを手づかみします。小さいのは柳川に,大きいのは甘煮にして正月用にとっておくつもりです。酒の摘みには最高です!
 次の田んぼのためにドジョウとタニシの種も確保しておくつもりです。

ーーーーー玄米を究める!

 玄米食20年,長岡式にして7年の体験を持つUさんのご指導を頂き,玄米についてかなり判ってきました。
 玄米は,籾を籾すり機にかけて籾殻を取り除いた状態のものですが,籾殻の取り方,つまり,機種やオペレーターの加減により結果が違うことが判りました。

 結果とは,玄米の表面にある果皮の残量の違いのようです。私の体験からすると,従来型の粗い籾すりですとほとんど100%果皮が残りますが,籾のままのものや未熟米が混じってしまい玄米食には向きません。
 片や,性能の良いと言われる新型の籾すり機でやると,殻が取れない籾は一つもなく未熟米も僅かになり,きれいな仕上がりになりますが,これを長岡式で炊いてみると発酵の進行も食味も少しですが劣るのです。

 これは言い訳ですが,それでも従来の圧力釜による玄米よりは遥かに美味しいと思います。それは,今までに10人以上の方々に試食してもらいましたが異口同音に好評価を頂いたからです。

 実は,色彩選別機という高価な機械があり,玄米をそれにかけると籾のままのものと未熟米は取り除くことができます。しかし高価なのでこの近くにはありません。
 当面の結論として,籾が混じった玄米はやはり頂けませんので,近くに色彩選別機が入るまでは農協の新型籾すり機の玄米を販売させて頂きます。仲間のMさんのところに近々入る予定なので期待しているところです。

ご参考までに「お米の構造と栄養素」をご覧下さい。

ーーーーー東京・表参道で不耕起栽培の公開セミナー!

 ほたるの居る田んぼを創る会のメールから転載します。
 どなたでも参加できます。下段のURLからお申し込み下さい。
 自然の摂理から学ぶ生命の科学だと思って下さい。
 ちょっと飛躍しますが,子育てにも参考になると思います。植物を育てるのも子どもを育てるのも基本的は同じだと思うからです。

< さて、当普及会の広報活動の一環として、今年3月に東京渋谷で代表園原さんの講演会を行い、大変好評を博しました。そして今年のお米作りも終了し、第二弾ということで、12月7日(土)にセミナーを同じ東京渋谷・表参道にて行いたいと思います。

 今回は発芽玄米炊飯器を使用した会員の皆様の不耕起米食べ比べイベント、当会が実施しています食味検査の概要やチェックポイントの解説なども行います。
 ホームページからのお申し込みは以下をクリックしてくださいませ。
http://bit.ly/1aWAymC >

ーーーーー♥信州(あいラブしんしゅう)!

 「楽園信州」は長野県のメルマガです。そこに,”田舎暮らし”を考える人にとって多いに参考になる特集「♥信州(あいラブしんしゅう)」があります。下記URLからご覧下さい。信州各地に他県から移住した皆さんの思いと体験が書かれています。

http://magazine.nagano-ken.jp/c633.html

ーーーーーキャロライン・ケネディ氏に期待!

 昨日午後成田空港に到着したということですが,ケネディという名前のせいでしょうか,何となく親しみと期待を感じます。新しい日米関係を構築して頂きたいものです。
 私はケネディというと,キューバ危機を描いた映画「サーティーンデイズ」を思い出します。そしてアメリカを考えようとすると「原爆」のことが浮かびます。 

 今まで,読んだことがありませんでしたが,「原爆投下 アメリカの世論」でインターネットを検索してみました。たくさんの項目がありましたが,視聴率の高い方から二つばかり拾ってみました。
 世界からコメントが寄せられており,考え方と価値観の多様性に驚きます。

原爆投下後の街並を見た外国人の反応。
http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51803418.html

米国民の6割「原爆投下は正しかった!」知らされていない事実!米高官は「原爆は必要なかった」と証言!
http://www.youtube.com/watch?v=yUAe8PgdY5Q

 新大使には『Mirror for Americans: Japan』 (アメリカの鏡・日本・ヘレン・ミアーズ著)に対する所感をお聞きしたいと思っています。

ーーーーー米軍がレポートする慰安婦の実態

 国際派日本人養成講座11/3より引用しました。「・・・」は,中略の意味です。

< 米軍情報部は、北ビルマのミチナ慰安所で収容された慰安婦からの聞き取りをもとに、以下のような報告書を残している。

 女性たちはブローカー(および経営主)が、300~1000円の前借金を親に払って、その債務を慰安所での収入で返還している。経営者との収入配分比率は40~60%、女性たちの稼ぎは月に1000~2000円、兵士の月給は15日~25円。

 慰安婦たちは、通常、個室のある二階建ての大規模家屋に宿泊して、・・・寝起きし、業を営んだ・・・彼女たちの暮らしぶりは、ほかの場所と比べれば贅沢ともいえるほどであった。
 慰安婦は接客を断る権利を認められていた・・・負債の弁済を終えた何人かの慰安婦は朝鮮に帰ることを許された。
・・・ ちなみに文玉珠さんは、平成4年に日本の郵便局を訪れ、2万6145円の貯金返還の訴訟を起こして敗れている。千円もあれば故郷の大邱に小さな家が一軒買えると体験記で述べているが、現在の貨幣価値なら、4~5千万円程度の金額を、3年足らずで貯めたことになる。

「従軍慰安婦」というと、海外では"military sexual slavery (軍用性奴隷)"などと呼ばれるように、日本軍によって郷里から強制連行され、戦地では何の自由もなく、もちろん無給で、ひたすら兵士にもてあそばれた、というイメージが定着している。
しかし、この米軍の報告書では、まったく違う実態が報告されている。一体、どちらが真実に近いのか?

従軍慰安婦問題に関する朝日新聞のデタラメが解説されています。
http://blog.jog-net.jp/201309/article_6.html >

ーーーーー日本(人)と中国(人)の違いが良く理解できる!

 上海で日中ビジネスのコンサルタントをなさっている高田様から表題について納得の情報をPPTで頂いております。ご希望の方はこのメールの返信でお知らせください。別送致します。

 ごく一部を下に引用します。

< 5.反日感情  ⇔ 嫌中感情(日本にとっては)
1)中国の脅威は漠然と認識してきたが、所詮貧乏な後進国中国と思っていたら、知らないうちに、日本の経済を脅かす存在になってきた。尖閣問題などでも権益のぶつかりあいが見えてきた。
 
2)歴史問題、靖国問題について、日本は、外交上は押しこまれる一方である。日本人として釈然としないところが大いにあるが、かといって、正面から反論するに足る自己の歴史認識が熟成されておらず、イライラが募るばかり。反日デモ、尖閣列島における漁船の衝突に至りこうした気持ちは極限化している。
 
3)これまであれほど経済援助してきたのに、全然感謝されていない。歴史問題は水に流してもらいたい。
4)中国とビジネスをして中国人に騙されたという人が結構いて中国人に対する不信感を助勢している。
5)中国ビジネスにより業績を上げている企業とそれに関係のない日本の一般大衆の感覚にはギャップがある。
6)今後、日本における中国人、中国企業のプレゼンス拡大によりさらなる摩擦を生む可能性あり。 >

(私)やはり外から日本を見ることが大切だと痛感します。あくまでも私の主観的な理解ですが,中庸を得た日中論だと感じています。
フッターーーーーーー

世界のまちづくり・都市づくりの原則を判りやすく開設したセミナーの記録
英国・ドイツの”まちづくり”-1
http://www.youtube.com/my_videos?o=U&pi=1

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

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2013年11月10日日曜日

蓼科だより・317号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年11月9日(土)★
★テーマ:タニシのおつゆ,長岡式酵素玄米,農業振興,

     自殺の現実,
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 3日毎位に雨がるので畑と田んぼが乾かなくて困ります。田んぼをお返しする為にビニールハウスと小屋の片付けをやっていますが,日頃刈らない部分の草や茅が結構ありました。乾いたら火をつけたいのですができません。
 片付けで田んぼを歩いていて,タニシをたくさん拾いました。2~3日きれいな水に入れてから洗ってみそ汁にしていただきます。「美味いもんだよ,タニシのおつゆ!」と昔から言われますが,本当に美味しいです。晩酌のつまみには最高です。もちろん,無農薬の田んぼだからいいのです!
 タニシが好きだという友人にも分けてあげました。

 遅れていたタマネギの定植も半分終りました。ダイコンの育ちが悪くて心配しています。いつもより念入りに堆肥と燻炭を入れて1ヶ月以上前に土づくりをしたのですが,何故か育ちにムラがあり悪いところが大半です。去年からお借りしている畑ですが,難しいものです。課題が一つ増えました。

ーーーーー驚異の長岡式酵素玄米!

 去る3日(日),川越市の長岡式酵素玄米の普及をしている太陽の家に,Mさんと二人で講習に行ってきました。この訪問についてMさんが素敵なリポートを書いてくださったので引用させていただきます。

< 館長の新井郭之さんご夫妻の説明で、講釈と処方を見学して、試食も戴いてきました。炊きたても、発酵3日後もとても美味しかったです。

創設者は長岡勝弥医師で、酵素の効能を発見し、酵素玄米を広める為に、山形から川越に越してくる途上に、お亡くなりになられたそうで、それが40年ほど前のこと。

このくだりは下記ブログ「たてしな元気畑の朝までわくわく」に判りやすく書かれていました。何とその方は立科町の住人で知人なのにビックリです。
http://shinshu.fm/MHz/11.33/a02048/0000030938.html

玄米を自分の酵素で発酵させるという、完結した方程式が40年も前に発見されていたことが驚きで、医師でありながら余生を酵素玄米食に捧げようとした長岡勝弥先生に、岩澤信夫先生と同じ尊敬の念を抱きました。

霊能力者の高橋信次氏との邂逅が、彼をしてこの道に進むきっかけだったようで、今でもその陰が読み取れましたが、後継者の新井郭之氏がその後生涯を割いて、教えを正確に伝えていることについては、これまた尊敬すべき行為と感心致しました。

さて、その発酵玄米ですが、日本不耕起栽培普及会でも会報9月号において、紹介をされていました。

玄米を自分の酵素において発酵を促し,3日の後に最良の状態に醸し、以後10日くらいまでに食すべしと言うところは、どの炊飯器においても似た説明で、私は糀を醸せますので、それらの説明や処方に合理性を見いだしました。
 
「『無農薬の玄米を炊き』『発酵させて食す』このことが、完結した食事法であること。」が、無農薬の米をつくることの最終形であるとの意識を強くし、私は、この処方を科学的に説明することで、「ほたるの田んぼ」を広め、消費者に健康と希望をおわけする仕事をする。と、決めました。>


(私)わたしは講習の終了後,長岡式の炊飯機具一式を注文して帰りました。一昨日その一式が着払い宅急便で届きましたので,その夜と昨夜と連続一升づつ炊きました。炊き方は講習と受けないと理解が難しいので,妻にはやらせず自分でマニュアルを見ながらやりました。
 専用の電子ジャーには2升分はいるので,炊きあがった玄米飯を左右に分けて入れて観察しながら進めます。3日おいてから食べなさいと指導されていますが,2回目のからそうすることにして最初に炊いたのは翌朝からいただいていますがとても美味しいです。

 玄米を嫌っていた妻も喜んで食べています。前回書きましたが,「こんなすばらしい味の食べ物が体に悪い筈はない!」と本気で思っています。酵素の力は,体力だけでなく精神にも良い影響を与え,バランスの良い人間力をつけてくれるのではないかと期待しています。
 昨日テレビで,楽天のマー君が「下半身を鍛えることによって復調した」と語っていましたが,技術も思考力も大事なのは基礎体力だと思います。
 基礎体力があって,内蔵に酵素力があれば,病気の撃退もできる筈と感じています。 
ーー
 そして,不耕起の仲間と話しました。せっかく無農薬でお米を作っているのだから,今後は玄米を主力に販売させて頂こうと。
 玄米食には賛否両論諸説がありますが,「無農薬玄米が良い」という点では共通しているからです。そして,無農薬玄米の生産量は非常に少ないからです。

 無農薬玄米販売用の下記ブログを作りました。
 もちろん,従来通り白米も販売致します。
 お買上げ,宜しくお願い申し上げます。


ーーーーー農業振興ビジョン・パブリックコメント

 10月に立科町から立科町農業振興ビジョン・パブリックコメント実施についての通知が部落長(区における今年の私の役目)に届きました。来年度から始まる6カ年計画を策定するためということです。
 法律の分類によると私も一応「販売農家」(30アール以上の耕作をしている)であり「専業農家」(世帯員の中に兼業従事者がいない)でもありますし,農業の行方は大切な問題だと思っているので町が示している素案の内容を町ホームページで確認してみました。

 素案の根拠になっているのは,農水省の「農林業センサス 」,「 生産農業所得統計」と、「町農林課調査データ」でした。
 それらのデータは,ほとんどが既知のことではありましたが,余りにも虚しい統計数字にため息がでるばかりです。統計数字そのものに意味を感じられないからです。これらは農業統計ではなく,農家統計です。ですから,これらの数字をいくらながめても農業にはつながらないと思うからです。

 例えば,農家数の統計がありますが,専業農家がこの数年著しく増えていますが,それは兼業であった人達が退職して兼業でなくなったから自動的に専業になったというだけであることは明白です。
 販売金額規模別の300万円以上は全体の30%しかありません。しかもこれは売上であり,所得ではありません。農業機械・設備・種苗・肥料等の経費を引いて生計を立てることを考えれば,最低売上で1000万以上は必要でしょう。1000万円以上は5.3%しかありません。

 農業者と言えるのはこの5.3%だけではないでしょうか。あとはただの農家です。
 農業政策とはこの5.3%の人達のことを考えることであって,それで飯を食っていない95%の人達のことを考えることではないと思っています。

 更に,農家数の統計というのがありますが,年々減っています。これを普通の感覚で読むなら,減る=悪くなっていると受けとられますが,OECD加盟国等の統計を見れば一目瞭然ですが,全く意味が違います。
 日本は農政の頽廃により農業生産性が低すぎて,農家数,農業従事者がダントツに多過ぎるのです。であるなら,減ることは良いことになります。それは,農業で飯を食っていない農家が農業の一員としてカウントされているからです。

 公的機関が統計を発表するということは,社会を良い方向に導く為にすることでなければならない筈。農水省のやり方は,統計が意味をなしておらず,大手デパート・ホテルの食品偽装表示と同じではないかと感じています。
 何故そうなっているのでしょう。1180戸/2791戸=42.3%。これは立科町の農家比率ですが,全国的にも似たようなことが言えるわけす。この大票田を逃したくないから,地方政治家と農水省官僚とJAは,農業をしていない95%の農家を手放さず,そこになにがしかのお金が届く仕組みを維持しているのです。
 ですから,零細な私も補助金を頂けるのです。TPP反対運動もこのシステム維持のためだと思います。

ーーーーー本当にヒドい!日本の「自殺」の現実

 前回の「自殺者1万人を救う戦い」について三重県のN様から深刻なコメントを頂きました。
< 私は過去に友人を自殺でなくしており、何故あの時何もできなかったのだろうと、30年近く経った今でも思うことがあります。
そして、今はアルコール依存症だった友人に寄り添い、時々精神科へ通っています。(過去2年間は、入院中の時も通院の時も週に一度は付き添っていましたが、随分良くなりましたので、今は時間のあるときだけです。)

そこでは本当に様々な患者さんに出会いますし、映画の中でも紹介されていましたが、医師は多忙でクタクタです。幸い、友人の主治医は本当に良くこちらの話に耳を傾けて下さいますので、私たちはそのドクターにお会いするのが楽しみな程なのですが、中にはご自身が体調を崩されて休暇中という医師もいらっしゃいますし、患者さん自身も精神科に通院しているということをひた隠しにしないといけないと感じておられる方が多いようです。

この2年間で私が見聞きして来た精神科は、とてもじゃないですが、自殺者を減らせるような環境にはないと感じています。
苦しんでいる方を目の当たりにして何とか出来ないかと思っても、彼らにずっと寄り添う覚悟がなければ、結局は救えない、つまり中途半端な気持ちでは関われないと言うのが事実かと思います。
今回この映画を見て、多くの方を救うことは不可能ですが、私にできる唯一の事は、かけがえのない友人にこれからも寄り添って生きて行くことだと思いました。>

(私)更に,T様が次のようなコメントを下さいました

< 日本の自殺者の公式発表は年3万人。でもこれはウソ。他国は変死の50%を自殺に集計している。変死者は15万人だから、3+15÷2=10.5万人という。この式が真であるとすれば、人口比率で異常なダントツ。高齢化社会を引いてもダントツ異常値。

住宅ローンでも個人が保証をしなければならないのは、日本だけのようです。韓国でもノンリコースといって、住宅を担保にとって債務者は返せなくなったら住宅をてばなせば、それで終わり。欧米では常識ですよね。

企業の借入でも代表取締役が連帯保証するのは日本だけのようです。連帯保証するから、企業倒産=個人破産⇒再起ほぼ不可能⇒自殺という関係もあるようです。日本の金融秩序はある意味人の命で維持されている。

ある意味日本は怖い国ですね。この個人の連帯保証制度は、日本では敗者復活が効かない背景になっており、日本の閉塞間のひとつの原因かもしれません。>

(私)次のようなコメントも頂きました。

< 命を担保にローンを組ませるとは、ある意味よく考えたものですね。社会は完全に病んでいます。人の命を何と思っているのかと、怒りを通り越して呆れてしまいますが、私の見た精神科でさえ、患者さんをモノ扱いしているのですよ。
人権なんてありゃしない。苦しんで苦しんで行き着いた所にも彼らの居場所は無いのです。薬漬けにされて、身体の自由が利かなくなるとなおさらです。諦めて失望して…。酷い話です。

(私)たくさんのコメントをありがとうございました。
「人間を幸福にしない日本というシステム」の問題ですね!

フッターーーーーーーーー

世界のまちづくり・都市づくりの原則を判りやすく開設したセミナーの記録
英国・ドイツの”まちづくり”-1
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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