2014年12月20日土曜日

蓼科だより・375号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年12月20日(土)★
★テーマ:除雪、半不耕起栽培、野口種苗の話、SMK,

     遺伝子操作、虚しさの漂う国、放射線被曝
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 去る17日朝の雪は、標高730mの我家で20センチでしたが、自慢の除雪機があるのでルンルン気分で雪を吹き飛ばしました。子供が大きなオモチャを与えれたのと同じです。(笑)
 機械力はすばらしいです。1時間もやれば、人間力10人分位は軽いでしょう。
 我家の前は就寝前にやっておいたので、早朝6時からは隣組の割当の雪かきを行い、続いて息子が管理しているアパートの駐車場の除雪、更に車で20分ばかりのところにある息子の家のアプローチ道路の除雪に向かいました。
 息子は泊まりでいなくて、可愛い嫁さんが一人で苦労しているのが判っていたからです。良い、おじいちゃんでしょう!
 それにしても、この時期にしては雪が多いですね。いくらルンルンの除雪でも、あまりの豪雪にならないことを祈っています。そして、日本海側の豪雪地帯の皆様にはお見舞い申し上げます。
 問題は、何を恨んだらいいのかです・・。
ーー
 実は、田んぼの作業が残っています。ワラカッターで刻んだワラ全量の散布は終っていますが、コヌカと籾殻燻炭を撒いて軽く起こす作業が残っています。
 私の場合、完全な不耕起栽培ではなく、半不耕起栽培にしています。一応、開発者である岩澤信夫先生もこれを認めてくれています。半不耕起というのは、ごく浅く起こすことです。

 ワラを土に混ぜないと分解が進まないことと、混ぜずに水を溜めるとワラが浮いてしまい風で端の方に吹き寄せられてしまうからです。もう一つの理由は、浅く起こしてあると普通の田植機で植えられることです。この三つの為に半不耕起を選択しています。

 何と、今夜は雨が降っています。もし雪が融けてくれれば、この作業ができるので期待しています。

 お断り:子供・孫達とのおつき合いの関係で、次回27日の発信は休ませて頂きます。そして、新年号は元日に発信致します。

ーーーーー野口種苗代表の講演会が長野市で

 在来種、固定種のタネの生産・販売で有名です。NPO法人地球環境フォーラム長野の主催です。私は申込みました。皆さんも如何ですか?詳細は下記URLからどうぞ。
 
<在来種、固定種のタネを扱っている「野口のタネ・野口種苗研究所」の代表、野口勲さんが、雄性不稔・F1のタネが人体に与える影響や問題点を明らかにします。現在、JAなどから流通に乗ってスーパーに並んでいる野菜は全てF1のタネから作られた野菜です。
雄性不稔・F1では無い、在来種・固定種による伝統野菜こそ健康な体をつくる為に必要です。・・>

 私はできるだけ在来種を使うようにしています。
ーーーーーNPO法人信州まちづくり研究会(SMK)の活動

 宝島社が出版している月刊誌「田舎暮らしの本」の「ユニークな取組みが自慢の注目団体」に我がNPOのことが掲載されます。ほんの小さい記事ですが、今月29日発売だそうですので、お買上げをお願い申し上げます。

 去る16日には、長野市の県庁前ビルで行われた、このNPOの理事である新井さんが理事長を務めるNPO法人長野県定期借地借家権推進機構が開催している「不動産証券化のための研修会」に出席しました。

大雪が予想されたので、田中駅から電車で行きましたが、長野は雨でした。しかし、夜家に帰ったら積雪20センチでした。そして、雪かき!

私は初めて参加させて頂きましたが、このNPOは、この業界で活動している実業人が、非常に学際的にかつ行政の動きを先取りした研修会を続けていることが判りました。

内容は、定期借地借家権活用、不動産投資市場の整備・活性化、不動産証券化についてでした。こう言われても、ほとんどの方は意味が判らないと思いますし、私も半分くらいしか理解できませんでした。ただ、要旨は理解できました。

土地余りの時代になって活用が難しい土地・建物を、所有者も、使いたい人も、お金を出す人も、お互いに信頼関係を築き、安心してその土地・不動産を活用できるようにするシステムと言えると思います。我々がやろうとしている”田舎暮らし”コミュニティづくりにピッタリの内容です。

懇親会の中で、講師を務めた国交省の不動産投資市場整備室長さんに「寂れた宿場町の空地・空家を利用して”田舎暮らし”コミュニティを創りたいんです」と話したら、「協力し、支援するからがんばって欲しい」と言われ、喜んでいるところです。

不動産証券化については、下記国交省のホームページに解説があります。

ーーーーー「遺伝子組み換え」と「遺伝子操作」

 ナチュラル・ハーモニーのメルマガからです。この問題に無関心ではいけないと思いますが、難しいです。専門の皆さんにしっかり考え、指導して頂きたいですね!(・・は省略を意味します)

< ・・・明確な学術的定義は存在していないのですが、簡単にいえば とは種を越えた遺伝子の組み換えを行うこと。つまり動物や昆虫の遺伝子を植物に移すことで、人工的に種の改変を行うということです。

これに対して「遺伝子操作」とは同じ種の中での化学的操作をする行為で、菌やタネの遺伝子に化学的な刺激をあたえて破壊や突然変異させる技術になります。

さて、2013年度、世界の主要作物の遺伝子組み換え品種の割合はトウモロコシ31%、大豆79%、綿70%、菜種24%ISAAA資料より)となっており、作付面積は10年前の2003年から比べると約2倍の17520haになっています。
・・・
一方、日本では観賞用の「青いバラ」で商業的な栽培を始めました。実は2009年から商業的栽培国になっています。試験的に食用作物の栽培も始まっており、大豆、菜種、トウモロコシ、甜菜など全国の隔離された圃場で作られています。

法的にはすでに容認されていますが、食用の作物については地方自治体などの条例で規制があり実質の商業的栽培は行われていません。・・・

たとえ試験的な栽培でも屋外で行われれば一般作物との交雑の可能性が高く、大きな不安があります。もっとも不安なことはその影響がどこまで広がるか予測できないことにあります。・・・

ここで少し話を戻しましょう。前述した「遺伝子操作」の問題では、すでに「遺伝子組み換え」技術よりも先行して一般的技術として多くの食品に応用されています。

そこで身近な食品に関して遺伝子操作技術が応用されている事例を挙げてみます。まず、主食としての米であればミルキークイーンという品種があります。よりモチモチした食感に改良された米として人気があるようですが、これは米の胚になる前の受精卵に薬品処理を行い突然変異させてできあがった米です。

また、菜種油の原料になる菜種の品種としてカナダで開発されたキャノーラがあります。これもタネに化学的処理を加えて突然変異させ脂肪酸の組成を操作したものです。
・・・
医療分野では糖尿病の治療薬であるインスリンもその技術によって製造されています。

遺伝子操作技術そのものをすべて悪というレッテルを貼ってしまうには無理があるかも知れません。しかし確実にその技術が私たちの生活に浸透してきているといえるでしょう。

参考図書:『健康のトリック』三好基晴著(花書院)>

(私)変革も突然変異も自然界でも日常的に起こっていて、それが種の進化と呼ばれているのではないでしょうか。ただ、「遺伝子組み換え」と「遺伝子操作」は人為的に行われる訳ですから、自然界では起き得ないかも知れない変化が起きる可能性が大でしょうね。自然の摂理に逆らうことがどんな結果を招くことになるのか気になるところです。

ーーーーーこれだけ裕福で、これだけ虚しさが漂う国、日本!
 リアルインサイトメルマガ12/18からです。
 下記のYoutube動画は西鋭夫(にしとしお)先生のお話です。私は初めて聞きましたが強烈です。左派系からは恐らく右翼だと言われているのでしょうが、中道を自認する私は同感です。先生は私より2年先輩ですが、すごいエネルギーの方です。
 西先生の話は、アメリカを責めているように聞こえますが、よく聞いていると日本を叱咤していることが判ります。先生は長年スタンフォード大学で教授をなさっています。アメリカが凄いのは、アメリカの悪い部分を公然と批判する日本人をも大事に抱きかかえていることだと思います。

 この種の話に好感を持つ人も不快感を感じる人も参考になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=1ls8U8ubfrk
西鋭夫先生についてWikipediaは;
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%8B%AD%E5%A4%AB

(私)
日本はアメリカの属国になっていますが、属国にしておく方とされたままになっている方とではどっちに問題があるのでしょうか。エコノミックアニマルから脱皮して、ヒューマンになりたいと思います。

 安倍首相が「日本を取り戻す」と言っているのはこのことだと思います。なので、アメリカが安倍首相を叩くのは当然ですが、民主党が「首相の暴走」と言っていることが、このことを指すとしたら、民主党に再生の芽はないと思います。

ーーーーー放射線被曝に対して、日本は神経質すぎる!

 大前研一氏がメルマガに次のように書いています。

<原子力規制委員会は10日、原発事故の発生時に現場で緊急対応する作業員の放射線への被曝限度を、現行の100ミリシーベルから、250ミリシーベルトを軸に引き上げる方向で検討に入ったとのことです。
・・・
それは、そもそも「250ミリシーベルトの被曝量で安全(大丈夫)なのか?」ということです。
被曝量の多寡は発がんリスクとの関係性で判断できますが、例えば200ミリシーベルトレベルは「野菜不足」「受動喫煙」と同レベルで、200500ミリシーベルトでも「運動不足」「肥満」「激痩せ」などと同レベルです。

そう考えれば、250ミリシーベルトがどのような量なのか判断しやすいでしょう。また日本の場合には、特に100ミリシーベルト以下の基準に問題があります。法律上、一般人の線量限度は「1ミリシーベルト/年」ですが、自然界からの放射線量だけでも「2.4シーベルト/年」に達します。
XCTを受ければ、1回あたり6.9シーベルトになります。

小学校の校庭で、1ミリシーベルト以上の放射線量が検出されたと大騒ぎして、数千億レベルの予算を割いて除染をしていますが、はっきり言って意味がありません。放射線は一様に広がるのではなく、ピンポイントで溜まる特徴があり、そこがホットスポットになります。そこだけを集中的に対策すれば良いのに、それすらもわかっていません。

東京大学の某教授の発言を引き金に、このような異常に神経質な対応をすることになったのですが、私に言わせれば、これは民主党政権が残した負の遺産の最たるものです。もっと現実的な数値に目を向けて、冷静に対処するべきだと思います。>
(私)全く同感です。もっと有害なもの・ことが世の中に溢れていると思っています。

 良いお年をお迎え下さい。

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農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
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団塊世代の地方移住が日本を救う
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蓼科だより・374号〜田舎暮らし情報


★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年12月13日(土)★
★テーマ:2度目の雪、SMK、マララさん、小林りんさん、
 相撲の神様、歴史の嘘、人種平等と日本、ペリリュー島の桜
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
 夕方からですが、我家で2度目の雪降りです。現在夜12時、まだ3センチ、予報では今回はこれくらいで収まりそうです。しかし、日本海側では豪雪予報です。本当にお気の毒です。

 レンタル屋の都合でバックホーが借りられず2週間遅れになってしまいましたが、3枚の新規田んぼの漏水防止ベルトの埋め戻しが終りました。寝雪になる前に終ってほっとしています。
 しかし、来年に向けての準備がまだ残っていますので、今日の雪が少量で助かりました。すぐ融けてしまうでしょう。

ーーーーーNPO法人信州まちづくり研究会(SMK)の活動

 去る10日でしたが、信州まちづくり研究会の斎藤理事長と二人で、山手線田町駅前にある日本最大のNPOといわれる新現役ネットを訪ねました。”田舎暮らし”コミュニティづくり推進の協力依頼でした。
 10年ほど前に何度かそこで行われた交流会に参加したことがありました。さすがに、理事長も事務局長も担当の方も変わっていましたが、親切に対応してくださり、展開に向けて幾つかのヒントを頂いてきました。

 まず、2泊3日のワークショップと田舎体験滞在の企画を作ることになりました。
 新現役とは、判りやすく言うなら、第二の人生となると思います。1万人以上の会員がいるそうです。

新現役ネットのホームページ
 
 その後、飯田橋の住宅生産性研究会のセミナールームで行われた”まちづくり”セミナーに参加し、今秋行われたアメリカ視察の成果の報告と解説がありました。住宅生産性研究会はやはりNPO法人ですが、戸谷理事長は日本の住宅産業の改革を訴え続けています。

 その論旨は次の通りです。
<日本が住宅建設業を「建設サービス業」と定義して、「フロー(流通)としての住宅による最大利益を追求してきた」が、それでは国民が不幸になるばかりである。米国では、住宅建設業を「住宅製造業」と位置付け、「ストックとしての住宅の利益、つまり資産形成を中心に据えて住宅政策が行われてきた」が、それを見習うべきである。>

 私も戸谷理事長の主張には同感です。米国と言ってますが、住宅を一生一代の資産と考え、磨き上げて価値を上げていくというのはヨーロッパも同じだと思います。先進国の中で、この問題に関しては一番遅れていると思います。
 住宅建設の総元締である国交省は、文部省に注文して、「住まいとは何か」、「コミュニティとは何か」を義務教育の中でしっかり教えるべきです。

 人間の一生で一番高い買い物が、20年や30年でただのゴミになってしまうなど、悲惨過ぎます。所得は高いけど幸福度が低い原因はここにあるのではないでしょうか。

 下記ホームページの左サイドバーにある「メールマガジン」のバックナンバーを開くと、”まちづくり”・家造りのご興味のある方には参考になる記事がづらりとあります。

ーーーーーすばらしいマララさん!

 この数日ノーベル賞の話でもちきりでしたが、マララさんの授章で失礼ですが他の受賞者が少し霞んで見えました。本当にすごい女の子ですね。とても17才とは思えません.話す言葉が本当にすごいと思います。

下記はWikipediaの記事です。

マララ語録で検索したら下記「涙が止まらないマララ・ユスフザイの名スピーチ」が見つかりました。

特に感動した言葉をひとつだけ引用します。
<・・私たちの学校にいた少年に、あるジャーナリストが
こんなことを尋ねていたのを覚えています。
「なぜタリバンは教育に反対しているの?」。
彼は自分の本を指さしながら、とてもシンプルに答えました。
「タリバンはこの本の中に書かれていることがわからないからだよ」・・>

ーーーーー小林りんさん

 マララさんとは少し次元が異なりますが、先月NHKテレビ放映された小林りんさんのことを思い出しました。見た方も多いと思いますが、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)の創設者です。

 「貧困層の教育は大事である。しかし、同時に社会に変革を起こさせるリーダーの養成が不可欠だと痛感し、この学校の設立を決意した」といいます。
 一国連職員が、資金ゼロでスタートし、当初20億円の寄付者が現れたがリーマンショックで消えてしまい、7年間寄付集めに駆け回り、幾多の困難を乗り越えて開校したのです。
 マララさんの活動と重なるものがあります。「学校をつくることは未来をつくること」と話していました。世界に誇れる業績だと思います。

 下記ホームページの「ISAKについて」を読むと感動します。
http://isak.jp/jp/

 下記URLは日経の記事です。軽井沢町へのふるさと納税の95%がこの学校の奨学金に当てられるそうです。
「世界を変える」全寮制高校@軽井沢 ISAKの挑戦 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO76269890Y4A820C1000000/

ーーーーー「相撲の神様に感謝します」!

 白鳳関の言葉です。加瀬英明先生のメルマガ12/8からですが、下記URLのコラムから全文が読めます。日本人であれば知っておくべきことだと思いました。

<・・私は白鵬関が賜杯を手にした後に、土俵の上でNHKの優勝インタビューにこたえた言葉に、深く感動した。白鵬関はそのなかで、「相撲の神様に感謝します」といい、声を張りあげて、「天皇陛下に感謝します!」と述べた。・・>
http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi

ーーーーー歴史を見直すと、そこには多くの「嘘」!

大前研一さんが書いていました。

<・・実は、第二次世界大戦の末期あたりからの数十年間の歴史を見直すと、そこには多くの「嘘」が存在しています。
・・・
最近ではこのあたりの歴史の嘘も、ウィキペディアで正確な情報が掲載されるようになってきました。例えば、北方4島返還のダレス会談の件などを読むと、日本がロシアともめているのは米国の思惑だとわかります。
その他にも気になることがあれば、ウィキペディアをぜひ読んでみると面白いでしょう。・・>
ーーーーー今日の人種平等の世界は、日本が戦ったことによって創り出された。
 加瀬英明先生がブログに書いています。ミズーリ号では、太平洋戦争の降伏文書の署名が行われた。

< 私は中学に進んでから、父にミズーリ艦上で、どう思ったか、たずねた。
すると、父は「日本は戦いには敗れたけれども、数百年にわたって、奴隷のように虐げられていたアジアの民を、解放した。そういう歴史的な大きな、新しい時代を開いたという意味で、日本は勝ったという誇りを胸に秘めて、甲板を踏んだ。重光も同じ考えだった」と、答えた。>

(私)大勢の学者・論客が同様なことを書いています。不幸な出来事があったことも事実ですが、大筋では上記の通りだと思います。下記11/18日付けのブログをお読み下さい。


ーーーーーペリリュー島のサクラ

 
国際派日本人養成講座メルマガ11/23からです。
<1.ニミッツ提督を感銘させた日本将兵の玉砕
 フィリピン南端から東に1千キロほどの太平洋上に浮かぶパラオ諸島の一つ、ペリリュー島では大東亜戦争中、日米の激戦が行われ、1万余の日本将兵が玉砕し、米軍も1万人を超える死傷者を出した。

 日本将兵の戦いぶりを、米太平洋艦隊司令長官だったニミッツ提督が次のような詩に詠んでいる。
Tourists from every country who visit this island should be told how courageous and patriotic were the Japanese soldiers who all died defending this island.」
「諸国から訪れる旅人たちよ。この島を守るために日本軍人がいかに勇敢な愛国心をもって戦い、そして玉砕していったかを伝えられよ。

 ニミッツ提督は著書『太平洋海戦史』の中でも、ペリリュー島の激戦について、こう書いている。
ペリリューの複雑極まる防備に打ち克つには、米国の歴史における他のどんな上陸作戦にも見られなかった最高の戦闘損害比率(約40パーセント〉を甘受しなければならなかった。」・・>

(私)反戦平和主義者はこのような文章を読むと、戦争の美化だと批判するだろうと思うのですが、本当にそうでしょうか。日本人の誇りだと思いますし、こんな悲惨を2度と繰り返してはいけないという教訓だと思います。
 そもそも、戦争とは、人類の業であり、どうしょうもないこと。そうでなければ、人類史上延々と戦争が続いた説明がつかないと思います。戦争は悪だ、嫌いだと決めつけて叫んで歩けば戦争がなくなるのであればことは簡単です。しかし、それが幻想であることは間違いない。

 大事なことは、戦争しなければならないように自国や他国を追い込まないこと、或いは追い込まれないためにどんな外交と軍備をしなければならないかということではないでしょうか。

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2014年12月7日日曜日

蓼科だより・373号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年12月6日(土)★
★テーマ:初雪、農楽、脱法ドラッグ、スローシティ、
     何故衆院選なのか、進歩派のNHK
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 ついに雪が降りました。今朝家の玄関前で3センチの積雪でした。朝食前に初雪かきでした。
 テレビでは、福井県の九頭竜で90センチ、広島県の八幡86センチ、岐阜県の白川68センチなど報じていました。
 今冬も豪雪の予感です。というより、予想外のゲリラ豪雨と豪雪は当たり前になったようです。今春2月の豪雪時は日本中が麻痺し、私も息子の家からの脱救出のためにクボタの除雪機を軽トラに積んで出動しました。痛かったのはビニールハウスが一棟潰されたことでした。
 今冬はしっかり備えるようにします。

 気象庁の発表している「海面水温の長期変化傾向(日本近海)」には次のようにあります。
<日本近海における、2013年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温(年平均)の上昇率は、+1.08℃/100年です。 この上昇率は、世界全体で平均した海面水温の上昇率(+0.51℃/100年)よりも大きな値です。>

 気象予報士の説明によれば、海水の温度上昇が水蒸気の増加を産み、雲が増え、雨量が増えるという当然の摂理のようですからどうしょうもありませんね。この現実に合わせた防災対策をするしかありません。私の家も、緩く小さいですが、沢の中にあるので要注意です。
 やはり、地球温暖化対策は最重要課題だと思います。
ーー
 かなり一生懸命農園アスレチックをやってきたつもりですが、来春に向けての農楽の準備が遅れています。今年お借りした3枚の田んぼの畦と排水の整備が思ったより時間がかかりました。遅れた原因は、雨が一度降るとある程度乾くまで土いじりができないことです。
 しかし、5年から10年は持つだろうと思う整備ができましたので、来年からは格段に楽になる筈です。

 まだ畑の整備が残っています。一昨日の強風で、小さなものですが、5年ほど使ったトマトハウスの雨よけビニールシートが破れてしまいました。ヤーコンの堀上も残っています。急がなくちゃ・・。

 妻は、肩が凝ると愚痴りながらも、このところ毎晩のように青豆の選別をやっています。そして、毎食茹で豆を食べていますが、とても美味しいです。長岡式酵素玄米と豆は最高の食品だと思います。
ーー
 最近とても気になることがあります。テレビで放映される事件・事故のニュースを見ていると、その原因に脱法ドラッグが多いことです。そしてその報道が表面的であることです。

 確かに脱法ドラッグを売ることも買い吸引することも悪いに決まっていますが、そのことをいくら調べても事態の改善はないと思うからです。問題は事件を起こす本人が、何故脱法ドラッグを買うのか吸うのかではないでしょうか。

 良く芸能人などが厳しい仕事に堪えきれなくて麻薬に染まる話がありますが、私は脱法ドラッグの話はそれとは事情・次元が違うと感じています。
 そして脱法ドラッグの事件の度に子供たちの発達障害のことを思い出してしまうのです。彼らはごくごく単純な他人の話が理解できず、その作業もできません。つまり、物事の良し悪しの判断ができないのです。本当に可哀相な子供たちです。

 発達障害は青年はもちろん、中高年の中にもいると思います。以前に書いたことがありますが、厚生省の発表で子供たちの7%がそうだと発表しています。この数は半端じゃありません。しかも、今に始まったことでもないと思います。
 そして、この人達は脱法ドラッグの善悪が判断できるのでしょうか。私には後を断たないこの種の事件の根本原因はここにあるのではないかと考えています。

 もし、私の推論が合っているとしたら、メディアが探求するべきは、発達障害になる原因を究明することだと思います。物事の正常な判断ができない人間をいくら問いつめても調べても答えは出てこないのではないでしょうか。

ーーーーーイタリアで生まれた新しい”まちづくり”     「スローシティ & スローライフ」

 前号のイタリアの記事に関連してM教授から貴重な資料を頂きました。
 表題の言葉は、以前から言葉だけは知っていたのですが、深く勉強したことはありませんでした。概論ですが、日経Bizアカデミーのブログに、良い記事を見つけましたので、法人信州まちづくり研究会のブログに転載させて頂きました。下段のURLから全文をどうぞ。

 その要旨を抜粋します。
<20世紀は、世界各地でグローバリズムを背景にした都市の肥大化や画一化が進んだ。そこで近年、これを見直す「まちづくり」が 盛んになった。約10年前にイタリアで誕生したスローシティー運動(伊語でCittaslow, チッタズロー)もそのひとつ。

地域性や持続可能性を重視して、住民が主体的にまちづくりにかかわろうとする運動だ。日本も近年、まちづくり行政の理念を縮 小均衡にシフトしている。したがってこの運動から学べる教訓も多いものと思われる。

スローフードに始まるスロームーブメントは、食以外の分野にも拡大していくことになる。つまり「地域文化に根ざした多様 で自律的な社会」を模索する運動について、スローの語が冠されるようになったのだ。日本で独自に定着したスローライフ概念も、この一種と捉えることもでき る。>
「スローシティー」~小都市の連携が生み出す、住民主体のまちづくりhttp://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html

(私)前号の記事で「イタリアの国にも男性にも日本にない魅力が在るのかも知れません」という言葉を紹介しましたが、上記はまさにその一つでしょう。スローフードという運動を生み出した国だけありますね。

 更に、上記記事の中にある「日本版スローシティ」(久繁哲之介著)の書評に次の記述を見つけました。NPOの活動のために要勉強だと思いました。下のURLに全文があります。

<日本を訪れた外国人に対するアンケートで、「日本に来て不便に感じたこと」の1位が「街にベンチが少ないこと」だったのを以前見たことがある。確かに日本 の都市、特に大都市は、いかにも“生産者中心”にできていて「ファスト」そのものだ。加えて個々の建物が、周囲の環境を顧慮することなくばらばらに作られ 互いに“孤立”している点を合わせると、日本の都市は「ファスト&クローズド(速く、かつ閉じている)」と言わざるをえない。
・・・
そして著者の議論は「コミュニティ」に収斂(しゅうれん)し、「開放型コミュニティ」の構築こそがスローシティ実現のための必須条件であるとのメッセージに至る。>


(私)ついでに、もう一つ関連ブログ記事を紹介します。
団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

ーーーーー何故、衆院選挙なのか?

 安中さんがHAL通信の中で次のように書いています。
<・・アベノミクスの第三の矢とは「規制緩和」だと本メルマガでも繰り返し述べているが、このところ、逆の規制強化が目立っている。これは、標的になっている官僚の抵抗の表れと見ることも出来る。規制が大幅に緩和されれば、それに伴い監督官庁の権限は大幅に縮小される。
その権限に群がる族議員たちと組んでの官僚の抵抗は激しい。

思わぬ誤算で失敗に終わった女性閣僚の登用も、真の狙いは、官僚と族議員たちとの分断だったはずである。女性議員のほうが官僚との結び付きが弱いからである。だが、官僚は闇の情報も独占している。
この登用を逆に利用して官邸を追い込んだ。
安倍政権の政敵は野党ではない。官僚と組んでいる族議員たちとその後ろにいる、かっての派閥のボスたちである。つまり、敵は身内なのである。

今回の解散の真の目的は、自民党内の敵の動きを封じるためである。選挙で「国民の支持を受けた」とのお墨付きを得、女性閣僚登用の失点を回復し、官僚と族議員たちの抵抗を排除して、アベノミクス第三の矢(規制の大幅緩和)を推進する。首相の真意がそこにあるのであれば、私は首相を支持したいと思う。
そうでなければ、「棄権」となるかもしれない。>


(私)第一次安倍政権も下記動画の高橋氏も官僚機構に逆らって潰されたようです。この事実を裏付けるのが下記Youtube動画です。両方ともリアルインサイトの配信です。
 リアルインサイトは「真実を報道する」を売りにしています。私は真実を見分ける見識はありませんが、真実なのではと感じています。すごい内容です。ご覧ください。

1_高橋洋一氏インタビューttps://www.youtube.com/watch?v=fY3Q76zkMIo#t=121
第2回_関岡英之氏インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=nTH-ezHIAzo&list=FLvxgQNGBZ92yoohin0Axlwg
尚、官僚について、メル友Y氏は次のように語っています。この種の話は複数の方からお聞きしているので真実でしょう。どうやったら、この状況を変えることができるのでしょうか。
<私には、高級官僚から天下りをした知り合いが何人かいます。財務省OBの某友人は、3つの天下り先から得た退職金は2億円を超え、財務省の退職金を含めると3億円を超えます。その彼がこんなことを言っていました。
「大手企業の社長の年収は1億円を超える。自分は退任前で2500万円ぐらいだった。その差額を考えれば、3億円の退職金は安いくらいだ」
つまり、自分は大手企業の社長と同額の価値があったのに、不当に給料を安く抑えられてきた、と言いたいのです。これが、キャリア官僚のエリート意識なのです。
彼等のような官僚が天下りする時、天下り先では新たな部署が作られ、公用車、運転手、秘書、さらに部員たちと多くの人件費および経費が必要になります。これらの費用は、特別会計から支出されるため、国会審議にもかかりません。これらの額が、毎年11兆あまりに及ぶと言われています。

消費税をいくら上げても財政赤字が消えないからくりは、このようなところにあります。>

ーーーーー進歩派たるNHK

 前々号からの続きで「最も信頼できる国」』の報道について唯臥独村からコメントを頂きました。何故か納得しちゃいます。朝日新聞と似たところがあるのですね。

<・・国策放送であるNHKがやらない理由は、おっしゃるとおり、NHKも自虐史観に取り憑かれているのでしょう。でなければ、世の中の「進歩的」といわれる勢力を未だに気にしているか、あるいは、自国を誇ったりすれば、「進歩派たるNHK」の沽券に係わると思っているのかもしれませんね。
 NHKは、自らを国策会社(公共放送=日本のための放送)だなどとはこれっぽっちも考えていないのだろうと思います。>
フッターーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
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無農薬玄(白)米の販売
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籾殻燻炭の販売
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
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2014年12月2日火曜日

蓼科だより・372号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年11月29日(土)★
★テーマ:畦漏水対策、NPOの活動、コミュニティの見直し、
     議員定数削減、イタリアの驚き、最も信頼できる国
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 前回、排水路から田んぼの水を採ることを書きましたが、うまく行きました。去る水曜日に一日小雨が降りましたが、翌朝行ってみると、その田んぼには満杯の水が溜まっていました。大成功です。たった40ミリのパイプでも24時間で約100トン(1000m2×10㎝)の水を供給できたのです。
 今回の給水は、張り巡らした漏水防止用のゴムベルトの裾の粘土を練るためなので、田植え用の長グツをはいて、ベルトの脇を踏込んで練りました。これで漏水はないでしょう。最低でも5年、できたら10年はこの漏水防止装置が持ちこたえて欲しいと願っています。
 この様子をYoutubeにアップロードしましたのでご覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=u26cSNBfqus

https://www.youtube.com/watch?v=GWcRH_gYODg&list=UUvxgQNGBZ92yoohin0Axlwg

 水曜日の雨降りには、ガレージで大豆の脱穀をしました。約20日間干しました。霜や朝露が着くので、毎日シート養生しました。その甲斐あって順調に脱穀できました。
 豆は今年お借りした新しい畑に作りましたが、今年はベストでした。数年何も作っていなかったようですが、それが良かったのでしょう。黒小豆もたくさん実をつけてくれました。岩手みどり豆という品種を作りましたが、枝豆代わりにかなり食べちゃったにもかかわらず、約280本で2斗ほど採れました。
 脱穀は原始的な棒叩きです。その記録もYoutubeにアップロードしました。

https://www.youtube.com/watch?v=yBEMnZUHiUY&list=UUvxgQNGBZ92yoohin0Axlwg

ーーーーーNPO法人信州まちづくり研究会の活動

 旅籠金丸土屋旅館に泊って、芦田宿見学会をやりました。

 ここでは、”田舎暮らし”コミュニティづくりを目指して再出発をしたNPOの活動状況を記録します。
 この見学会の目的は、県内に散らばっているNPOの会員がほとんど芦田宿を知らないことが判ったからです。自ら事業をやる場所を知らずに何も語れないからです。
 
 29日午後2時に立科町役場前に集合し、夕方5時頃まで、芦田宿の本通りとその周辺の様子を見て歩きました。相当に昔の面影を失ってしまい、戸締めの商店が多くあり、空き家になり荒れた家もある寂れた街並です。芦田宿は中山道69次の中でも一番古いらしい。

 私は芦田宿の地元なので、良く知っている場所ですが、いざ、芦田宿歴史研究会の講師さんのお話を聞いてみると、知らないことばかりで、恥ずかしくなってしまいました。

 往事の芦田宿には、旅籠14軒、商家11軒、茶屋6軒、医者3軒、髪結い2軒があり、全戸数が88戸だったそうです。現在280戸ありますが、旅籠1軒、商家5軒、茶屋0、医者2軒、髪結い2軒です。
 今旅人は、車でバオパスを通って行ってしまいます。足だけが交通機関だった当時の賑わいは大変なものだったと思います。

 見学会には6名が参加し、夜の懇親会には3名増えて9名となり、酒を交えて楽しい討論会になりました。

 泊まりは、ウダツが上がり、板の雨戸、障子と襖の仕切り、コタツの暖の金丸土屋旅館。200年の歴史をもつこの宿は、旅籠という言葉にピッタリの博物館のような宿です。素朴で率直な親孝行で名高い今の当主の田舎料理を味わいました。

 皆さん、お願いがございます。下記ブログを読んで、ご感想をいただけないでしょうか。そして、このNPOの仲間になって頂けませんか。

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

ーーーーーコミュニティが見直される!

 22日夜の長野北部地震では、私の住む立科町は震度4でしたが、記憶では過去最高の揺れでした。でも、棚のものが落ちるようなことはありませんでした。ですが、地震の揺れって怖いですね!震度6とか7とかの恐ろしさは想像がつきません。
 白馬村は多くのけが人と家屋倒壊を出しましたが、死亡者は一人もなく、救出も非常に早かったということがニュースになっています。村が主導する防災体制ができていたということでした。
 テレビでその防災体制の取材を放映していましたが、なるほど〜、と感心することがいくつかありました。ですが、これは田舎だから、コミュニティが残っているから成立つことです。

 誰が家のどこに寝ているか、健康状態はどうかまで把握されていて、イザという時のチームまで形成されている。非難済の家の玄関には黄色のタオルがかけられる、というのにも感心しました。

 都市部のマンション生活者からよく聞かされることですが、隣にいる人も判らないというような地域では白馬村のような連帯のとれた共助活動など望むべくもありません。
 傾向として、他人に干渉されたくない、電話番号も電話帳に載せない、教えたくもない、というような人・家庭が増えているように感じますが、イザという時には助けに来て欲しいというのは虫が良すぎますよね。

 私が活動しているNPO法人信州まちづくり研究会では「田舎暮らしコミュニティ」を創ろうとしていますが、防災はもちろんのこと、暮らす、楽しむ、子供を育てる、食べ物を作る等々、あらゆる面でコミュニティが必要だと考えています。
 我田引水になってしまいましたが、下記ブログの右サイドバーからご興味のあるところをクリックしてご覧ください。

http://shinshumachidukuri.blogspot.com/

ーーーーー議員定数削減の公約違反は重大だ!

 本当にひどいと思います。産経ニュースに次のような意見が載ってました。

< 国会議員定数を「衆議院300、参議院100で十分」
・・世界で最も住みやすい街といわれるカナダ・バンクーバー市。人口約60万人、議長を務める市長も含め市議会の定数は11、議員1人当たりの報酬は市民の 平均的収入である年間約6万8千カナダドル(約711万円)。生業を持つ議員が多いのと市民の傍聴機会を増やすため、議会は原則、夕方に開会される。・・>

議員定数削減で地方創生図れ
http://www.sankei.com/column/news/141127/clm1411270001-n1.html

(私)立科町と姉妹都市でるアメリカオレゴン市の人口は32,000人、シティコミッショナーと呼ばれている議員5名と市長は無報酬。議会は夕方や休日にもやると言ってました。

ーーーーーイタリアのこと、驚き!

 世界遺産の審査に関わる機関の会議でイタリアに行かれていたS様からのお便りを頂戴しました。

<・・11月3日から16日迄、2週間イタリアに会議で行ってきました.ミラノとフィレンツエです.ミラノの落書きは特に酷く一棟ごとにある状態で10年前、20年前と比較するといっそう絶望的に思えます。落書きとともに物乞い、物売りが行く手を遮り、同僚は鞄を一瞬の隙に奪われました。

ユーロが高いのでタクシーで目と鼻の先が1000円、スパゲッテイが3000円、エスプレッソを飲んでも1000円かかりました。通訳をしてくれた日本人の女性の話では、夫君の10年ほどの経験のある機械製図技師で月収13万円だそうで、日本から見て半分以下でしょう。
それでもこの期間中、日本人妻には4人ほど会いましたので、イタリアの国にも男性にも日本にない魅力が在るのかも知れません.来週から京都で庭園の学会に出かけるのですが、どのホテルを調べても空室が在りません.漸く大阪の不便なホテルが予約でき1時間かけて通います。

紅葉のシーズンとはいえ、ホテル側の話では外国人観光客は、いくら高くても泊まリ、わんさか押し掛けているようで、毎年同じ時期に開催される学会なのに如何して今年は?と思います.沢山のおみやげを買うアジア系の観光客を有り難く思わなければならないのでしょう.円安を身近に感じた11月でした。・・>

(私)日本って、すばらしいですね!なんだかイタリアのイメージが壊れてしまいました。残念です。しかし、「イタリアの国にも男性にも日本にない魅力が在るのかも知れません」の言葉には引っかかりますね。このこと、お判りの方はご教授ください。
 大事なことは正しい世界の現実を知ることだと思います。NHKには、恣意的にテーマを選ぶのではなく、世界の現実をしっかり捉えて放映して欲しいですね。 
 正しい現状認識がないと、何をやっても的外れになってしまいます。変な言い方ですが、世界の酷い現実が判れば、自国に対して誇りが持てます。逆に、良い面が判れば、努力目標ができます。
 S様にはお米を買って頂きました。ありがとうございました。

ーーーーー「最も信頼できる国」           

 前号の記事『アジアで、「最も信頼できる国」』についてコメントを頂きました。全く知らないのは私だけかと恥ずかしい気持ちでいましたら、唯臥独村さんが同調のコメントを下さいました。更に、『食人宴席』(1993年刊)についても頂きました。

<・・外務省がアセアン諸国で「最も信頼できる国」を調査したところ、日本33%で首位、つづいて米国が16%で2位。中国は5%、韓国は2%だった、という読売新聞の報道、私は全く知りませんでした。・・

・・鄭義氏著・黄文雄氏訳の『食人宴席』は凄いですね。朝日や毎日などは、かつては文化大革命を称賛していましたが、今でも共産主義への郷愁?は捨てきれていないようです。目次を見ただけでも、その凄まじさが分かります。>

(私)「最も信頼できる国」なんてすばらしいですよね。しかも外務省が調査している。何故こんな名誉なことがもっと積極的に報道されないのでしょうか。特に国策放送であるNHKが何故やらないのでしょう。こう考えると、嫌な言葉ですが、NHKまでも自虐史観に取り憑かれているのでしょうか。
 尚、増税に絡んで、下記のYoutubeをご紹介頂きました。

三橋貴明氏の『世界一金持ちの国・日本がなぜ借金大国と呼ばれるのか』
https://www.youtube.com/watch?v=Zkc81JswSuM

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農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
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団塊世代の地方移住が日本を救う
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無農薬玄(白)米の販売
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2014年11月23日日曜日

蓼科だより・371号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年11月22日(土)★
★テーマ:冬水たんぼ、NPOの活動、地方移住へのコメント

  最も信頼できる国、中国人韓国人の心、安倍首相の主導権
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 過去1週間は、この秋新たにお借りした1反歩の田んぼと、今春お借りして作付けはしたもののまだ未整備の2枚の田んぼの避け(よけ:田の端に作る用排水路)と畦の整備を行いました。
 3日位で終らすつもりが6日もかかってしまいましたが避けも畦もうまくできました、これで、5年くらいはメンテナンスフリーでいけると思います。やはり最初が肝心です。

 次の課題は冬水田んぼ(ふゆみずたんぼ)の水をどうするか、です。冬水田んぼとは、田んぼの水性生物を増殖し肥料の自然生成を促し、雑草の生育を抑制するために冬期間も田んぼに水を溜めておくことです。理想的には水深20センチです。

 問題は、秋から来年3月中旬まで用水路に水が無いことです。慣行農法では乾田と言って、収穫期から田植直前まで田んぼを干すからです。ですから、要望書を出してみましたが、水路を管理している土地改良区では、私一人のために水を流すことには応じてくれませんでした。
 それにしても、無農薬で人間に優しく、環境保全にも最適なこの農法を無視し続ける体制側諸組織の頑迷さには呆れます。

 すると、慣行栽培の場合は元々いないのですが、当然、水性生物は死に絶えます。不耕起栽培では冬水田んぼにして、冬期間も水性生物を育てること、特に肥料づくりの主である糸ミミズを増殖します。究極の不耕起栽培は無肥料でできるという理由がここにあります。

 そこで、考えたのは排水路から水を採ることです。排水路は田園地帯の一番低いところを通っているので、雨水や地下水が沁みだして流れ込み、僅かですが冬期間も流れています。それを、2枚くらい上の田んぼからパイプで引いて来て自分の田にかけます。今日、明日でこの作業は完了する予定です。

ーーーーーNPO法人信州まちづくり研究会の活動

 今日は嬉しいご縁を頂きました。女神湖畔にある妹夫妻が経営しているチホテル&レストラン・ベルにて、東京の友人からご紹介頂いた方と面談できました。

 東京の友人とは、10年ほど前入会していた日本最大といわれているNPO法人新現役ネットのコミュニケーション勉強会の仲間です。それ以来、オン・オフのおつき合いが続いていましたが、その彼が、40年ぶりに同級会で会ったという小学校時代の親友を、「考えが合いそうだから逢ってみないか」と紹介してくれたのです。
 その親友は、昨年、ご夫婦で、女神湖近くの小振りなペンションを買い、横浜から移住して来られました。

 妹の店自慢の手作りハンバーグステーキを食べて2時間以上も語り合いました。Eさんは、グローバル企業になった楽器メーカーに務めた関係で、オーストラリアを初めとして世界各国の生活を体験していらしたので、私の”まちづくり”論と話があい、多いに盛り上がり、楽しい一時を過ごしました。

 帰りに妹の店からほど近いEさんの家に案内され、奥様の美味しいコーヒーと緑茶をご馳走になりました。ご自身で、リフォームし、メンテナンスもやっているというその家は、地区20年ということでしたが、経年に相応しい味わいがあり、とても磨きあげられてとても素敵でした。

 家は自分達でメンテナンスし、価値を高めていくものというグローバルな価値観を実践しておられ、こんな身近に住文化の理解者がいることに嬉しくなりました。縁は異なもの味なもの、と言いますが、嬉しい実感でした。

ーーーーー「団塊世代の地方移住・・」に貴重なコメント!

< 先日、叔母の葬儀で新潟のいとこ達と会いましたが、米価の下落で青色吐息だと言っていました。いずれの子供たちもサラリーマンとして家を出て、兼業ですら農業には見向きもしません。彼等の代で終わりなのかなと思います。
・・・
各地のニュータウンは完全な失敗だったと思います。でも、「自分たちだけの幸せ」を築こうとしたのは日本だけではありません。米国の事情も同じです。白人たちは、よそ者(特にマイノリティ)を排除した巨大なニュータウンを各地に建設しました。
その結果、損なわれた人間関係に気づいた人たちが多くなってきて、スモールタウン(歩いて行き来できる街)への関心が高まっています。
その典型的な例がポートランドです。来年、米国視察を計画していますが、視察の最後に行きたい街です。
地方移住の勧めは理にかなっていると思いますが、問題は、団塊世代の連中(私もそうですが・・)が”都会を捨てられるか”にあります。私の友人たちの多くは引退年代ですが、東京に居続けることを望んでいます。

私の妻は、団塊のすぐ下の年代ですが、東京生まれの東京育ちです。彼女は「デパートのない街には絶対に住みたくない」と言い張っています。こうした人達を地方に動かすためには、相当に強い意識転換の動機が必要と思います。掛け声だけでは動かないですね。
堺屋太一氏は団塊の世代に対して、「今こそ必要なのは、本当の新しい時代を次の世代のために用意することだ」という檄。全くその通りで、私は自分のビジネスを次の世代に渡すことを目標に事業拡大に臨んでいます。ただ、やはり少数派です。
団塊の世代は、引退してもなお、自分のことしか考えません。特に、高級官僚だった人たちは、それが顕著です。私の友人で官僚だった連中は、ほぼ全てがそういう意識です。私は、その下の年代に期待したほうが良いのでは・・とすら思ってしまいます。
否定的な意見で申し訳ありませんが、私の周りの現実をそのまま書きました。>

(私)安中さん、貴重なご意見をありがとうございました。実感として判ります。しかし、だからこそ価値のある事業だと考えています。百年の計だと思っています。

ーーーーーアジアで、「最も信頼できる国」!

 JBpressの記事にありました。皆さんはご存知でしたか。

<・・「読売新聞」( 2014419日)に拠ればアセアン諸国で、外務省が「最も信頼できる国」を調査したところ、日本33%で首位、つづいて米国が16%で2位となったが、中国は5%、韓国は2%だった。

これは外務省が東南アジア諸国連合(ASEAN)の7か国で行った世論調査。また「ASEAN諸国にとって現在重要なパートナーはどの国か」との質問(複数回答可)でも、1位が日本(65%)だった。・・>

(私)こんなデータに嘘がある筈がないと思って良いでしょうね。知らないのはお前だけだよ、と言われそうですが、知りませんでした。
 あまり新聞を読む方ではありませんが、朝晩のテレビニュースはだいたい見ています。こんな報道はあったでしょうか。どうでもいいようなゴシップニュースをくどくどと流していますが、こんなすばらしいニュースをどうして繰り返して流さないのでしょうか。

 宮崎正弘氏が「政治宣伝で汚染された日本の報道が、あまりに過剰な左翼偏向と自虐史観に洗脳された結果であると言える。」と言っていますが、わたしにもそう思えてならないです。日本が悪玉でなければいけないという大前提に立って全て組み上げられているような・・。

ーーーーーJBpress はすばらしい!

 編集長からのメッセージ(下記URL)に次のようにあります。

<ネットメディアは紙メディアの補完でも付属物でもありません。しかし残念なことに、それらの枠組みを超えて全く新しいメディアに挑戦しようという試みは、今までほとんどありませんでした。
私たちの目的はここにあります。
・・・
なぜ日本の地方はミニ東京化してしまったのでしょうか。それは政治のせいだけではありません。

メディアの責任も重大です。東京からの情報を一方的に流すのではなく、地方にある優れた産業や企業、文化を日本全国、あるいは世界に向けて発信する。そし て地方同士の切磋琢磨を促す。これはメディアの役割であるはずです。それができれば、地方の疲弊を食い止められるし、日本が世界から忘れられるようなこと もないはずです。
私たちはそのお役に立ちたいと思います。>(私)マスメディアにはできない、ネットメディアだからこそできることをやると言ってます。非常に質の高い情報だと感じています。下記URLから、無料、有料の会員登録ができます。

ーーーーー「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」!

 何という強烈な題名でしょう!加瀬英明先生の本です。
 中国の友人知人がいるので、この種の記事は躊躇しますが、ありのままを知るべきかと・・。
 もうちょっと言い方があるのでは、と思う部分もありますが、その裏付けとなる史実をひも解いていますので、納得せざるを得ません。下記はごくごく一分ですが、このようなショッキングな内容が続々と書かれています。

「『三国志』には、冒頭で、主人公の劉備が戦闘に敗れて、さまよっていると、一夜、泊めてくれた漁師が、新妻を殺して、その肉をご馳走になる」

「紅衛兵が文化大革命の時に、いくつもの派に分かれて、全国にわたって殺しあって、食べあったという本が、訳出された。『食人宴席』(1993年刊)」

1924年に刊行されたアメリカの紀行作家ハリー・フランクが書いた『日本、台湾一瞥』という本に、日本統治下の台湾について、次のような記述がある。『台湾人が住んでいる区域ですら、中国の街のような、耐えられない不潔さがない。ニューヨークの住宅区よりも、清潔だ』」

(私)余りにも惨くて、ちょっとおかしくないと思いましたが、読み進む内に納得しちゃいました。しかし、もの凄く寂しい納得です。中国は日本に宗教と文明をもたらしてくれた国ですよね。なぜ?
 もし、朝鮮半島と日本が繋がっていたら、多分、日本は今の韓国と同じ状況に置かれているのではないでしょうか。日本は本当に恵まれているなと思えてなりません。

ーーーーー中国に、主導権を握った安倍首相!

 日本に帰化した日中問題評論家の石平氏が、WEDGE Infinityに、「追いつめられた習近平、主導権を握った安倍首相」を書いていますが、納得しちゃいました。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4439

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2014年11月17日月曜日

蓼科だより・370号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年11月15日(土)★
★テーマ:大豆の収穫、新田んぼの整備、米価の暴落、
     味覚と嗜好、侵略・人種差別、
 ★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 今週初め、岩手みどり豆(大豆)の収穫が終り、現在天日干し中です。稔りが良いので、今年は妻に誉めてもらえるだろうとほくそ笑んでいます。
 干す装置は、短管パイプと竹竿を使って造りました。あるもので間に合いました。竹竿も妻の実家の竹やぶを開伐した時のもので、役にたちました。
 今年のトウモロコシは、10月末に採れる筈の2作が天候不順のため、形にはなりましたが実りませんでした。やはり今週、諦めて刈り倒しました。孫を喜ばせる筈が残念です。

 10月に新しくお借りした1反歩の田んぼの整備を始めました。まず、一番の基本である用水と排水の、深水管理のための設計をします。そして、水を温めるための避け(田の端につくる小さな水路)づくり、畦シート張り、排水枡の取り付けと進めます。僅かですが、平坦性も直します。

 いずれもバックホーで作ります。私、昔とった杵柄で、うまいものですよ。重量2トンのバックホーをレンタルし、昨日、今日と作業しましたが、もう半日ほどかかりそうです。
 畦シートは、本来は市販の畦波板を使うのですが、数年前にリサイクル業者からタダでもらった採石場のベルトコンベアのベルトを使いました。ゴムの厚さは5ミリはあるので、結果をみないと判りませんが、畦波板より強度がありそうで長持ちするのではと期待しています。

ーーー「コメの価格が下がったら大規模農家だけが生き残る」という間違い

 JBpressのブログに掲載された記事ですが、大変なことが起こります。
 データの基づいた論説で判りやすいです。言いたいことは下記引用部分のようです。

<・・コメの年間1人あたり消費量は60キロ程度です。現在、市中に出回るコメの価格を10キロ3500円とすると、1人が年間2万1000円分のコメを消費 している計算になります。これをもっと安くしたい、これより高くなってほしくないと消費者が考えるのは当然ですが、かつてないレベルにまで農村が荒廃して もかまわないというのでしょうか。農村の荒廃と引き替えにしてまでもコメを安く食べたいのでしょうか?・・>

大規模コメ農家を吹き飛ばす米価暴落
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42177

(私)しかし、この著者は農業協同組合新聞の論説者です。当然のことながらJAを擁護する立場で書かれていますので、産業政策としての農政をやってこなかった延長線上の論理です.一般的にマスメディアもこの論調に載っています。
 ですから、農業政策を考える上で出発点となる農業と農家の問題に全く触れていません。上記の引用部分にあるように、環境保全を人質にとって、農水省とJAを守ろうとする考え方は、日本の農業をもっと悪くすると思います。

 日本が発展途上国と同じ農業をやっていたらダメに決まっています。日本の工業をみれば判ります。他国・他社が追随できない技術と営業力が結果を出しているのは明白です。
 農業も発展途上国に真似のできない高品質・高付加価値の米と農産物を作って世界に輸出すれば、オランダにも負けない結果を出せると思います。本来の産業政策がなかった結果が現在ではないでしょうか。

ーーーーー団塊世代の地方移住が日本を救う!

 前号で掲載した内容ですが、NPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載しました。我々がやろうとしていることの背景がずばり語られています。特に、堺屋太一氏が言ってる下記の言葉は傾聴すべきです。
『団塊の世代に対し、「今こそ必要なのは、本当の新しい時代を次の世代のために用意することだ」』

団塊世代の地方移住が日本を救う
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ーーーーー「味覚と嗜好」

「続ナチュラル☆ライフ実践メルマガ 第54回」より引用します。

<・・そもそも、「味覚」と「嗜好」は分けて考えねばならないという学者がいます。味覚はご存知のとおり五感の中のひとつの感覚ですよね。
触覚・嗅覚・視覚・聴覚・味覚。
・・・
感覚はタンパク質の受容体というレセプター(感知するところ)がその情報を感じて電気信号で脳に伝達されるといいます。ところが、他の感覚に比べて、味覚はレセプターが非常に少ないというのです。

味覚には苦味、うま味、甘味、塩味、辛味の5つの基本味があり、これが合わさってさまざまな味を感じます。味覚のレセプターは口の中の舌にありますが、甘味とうま味はわずか1つのレセプターしかありません。あまり、さまざまな情報を分類できないのだといいます。
・・・
嗜好は次の4つの要素があるといいます。「生理的欲求」(食欲)、「食文化」(習慣)、「情報」(   ブランド)、「依存症」(中毒性)です。
・・・
こうしてみると、嗜好とは、習慣と情報の蓄積によって形成されているといえます。ナチュラルライフにおいては、自らの感性を磨いて、食べたいときに食べたいものを食べたいだけ食べることをおすすめしています。
そのかわり、より自然なものを食べ、判断する軸を持とうとします。

食のあるべき姿を考えるとき、「食」という字は人に良いと表されるように、本来、人を心身ともに高めるものでなくてはなりません。身体を蝕むような食生活はやはり心も蝕んでしまう。
・・・
自らの感覚で、現代の物質と情報の汚染と氾濫の中を切り抜ける必要があります。だとするならば、信じるに足る感覚と感性を持つ必要があります。・・>


(私)「信じるに足る感覚と感性を持つ必要があります」、これが問題ですね。私は『農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る』の中で、「コンクリートとアスファルトとステンレススチールの環境では、まともな感覚も感性も育たないだろう」と書きました。
 私には科学的根拠はありませんが、そう信じています。以前に、東京の大学生が、「都会でショッピングセンターに行けば、何でも手に入る。田舎に行かなければならない理由が判らない」と言った言葉を紹介しましたが、私が書いたことが当っていると思います。

 この問題を解決するためにも、”田舎暮らし”コミュニティづくりを成功させなければならないと思いを新たにしています。

ーーーーー侵略・人種差別

 HAL通信11/15号「☆朝日新聞に限らず、マスコミは真実を書け」より抜粋しました。編者である安中さんは史実主義者です。これも史実です。何故かこんな重要な、国の尊厳に関わることがあまり知られていません。HAL通信はアーカイブスがないので、長いですがこの項は全部引用しました。リンクして広めて下さい。

< 歴史の復習をしたいと思う。西欧においても、第一次世界大戦までは「侵略」なる概念は存在していなかった。白人たちが形成した「国際法」も普遍的に明文化したものはなく、各国どうしの個別の条約にしか過ぎなかった。

しかも、西欧以外の地域は、西欧と同等の国とみなされず、武力によって植民地化するのは自由だと考えられていた。だから、その地域の住民を奴隷にするのも虐殺するのも白人たちの自由だった。
この原則によって、欧米列強は競ってアジア、アフリカ、南米などの有色人種の地域を武力で植民地化し、住民を殺し、奴隷にしていった。

しかし、白人どうしの全面戦争に発展した第一次世界大戦では、一般市民まで巻き込まれたことで、犠牲者が急増し、無差別に戦争を行なえば世界は破滅するとの認識が生まれ、1919年のパリ講和会議で「国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄する」との不戦条約が結ばれた。
しかし、前号で述べたように、自衛の戦争は除かれ、しかも「侵略」の定義は「当事国の自国裁量権に任せる」とされ、結局は骨抜きにされた。

もうひとつの大きな問題は「人種問題」であるが、西欧の白人たちの「有色人種=劣等民族」という概念は全く改善されてはいなかった。その改善を、国際舞台で初めて要求したのが日本である。日露戦争でロシアに勝利し、第一次世界対戦でも戦勝国となった日本は、パリ講和会議で国際連盟の規約に人種差別撤廃条項を入れるよう要求した。

しかし、人種差別当然の国であるアメリカやイギリスなどの白人国の反対で日本案は否決された。今日に至るまで、これらの白人国は、このことを公式に謝ったりはしていない。

米英やソ連は、東京裁判で「満洲事変以降の日本の政策」を侵略と断罪し、侵略を主導したとして、A級戦犯たちを有罪とした。パリ不戦条約の「自衛戦を禁止するものではない。自衛か否かは当該国に決める権利がある」を無視した判決であった。
だから、連合国は日本の戦争を「侵略」とこじつけるため、「日本は中国との不戦条約を破った」とする解釈を行った。

東京裁判でこの解釈に反対したのは、インドのパール判事ただ一人であった。だから、日本はインドに対する謝意を忘れてはならないのである。
しかも、実際の不戦条約侵犯の第一号はソ連なのである。1929年、満州を支配していた張学良政権はハルピンのソ連領事館を捜索し、満州での共産革命計画の証拠を押収し、東支鉄道の実力回収に踏み切った。

これに対し、ソ連は空陸からソ満国境を越え、満州に侵略した。アメリカ、イギリス、フランス、イタリアは、不戦条約違反として、ソ連に抗議したが、ソ連は「自衛行動」と言い張り、第三国の干渉を拒否した。

その2年後、日本は満州事変を起こしたが、ソ連と同様に「自衛行動」と主張した。しかし、米英主導の国際連盟は、日本が不戦条約に違反したとして、日本の自衛主張を否認した。
このような二重規範が第二次世界大戦の火種を作ってしまったのであるが、いまの戦勝国たちにその反省の色は見えない。それどころか、かって被害を受けたはずの中国が、戦後、チベットやウイグルを侵略し、今は、米国と並ぶ覇権国家を目指すという横暴ぶりである。

マスコミは、このような事実を、もっと国民に伝え、世界に発信せよと言いたい。>

(私)このような内容を読む度に思い出すのですが、マッカーサーの部下だったヘレン・ミアーズは次のように言っています。
「日本は、明治維新以来、先生として崇敬してきた西欧の国々のやっていることを真似しただけだ」
 人種差別と二重規範があったことは間違いないと思います。

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2014年11月11日火曜日

蓼科だより・369号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年11月8日(土)★
★テーマ:畑作、銀座NAGANO、米は完売、団塊世代が、
 ”田舎暮らし”、人間誰かの為に、私権と規制、教育勅語
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
 脱穀が済んで、そのよく2~3日とタマネギを定植しました。泉州中甲高とこがねにしきという2種類で約500本です。苗も自分で育てましたが良くできたと思います。
 今春からお借りした畑は陽当たりが良く、ペーハーは弱酸ですが、草木灰や苦土石灰で中和して、完熟堆肥とEM活性液で育てましたが、概ね良好です。隣のおばさんから「安江さんは、玄人並だね!」と誉められてゴキゲンです!
 そこで育てたのは、青豆、黒小豆、大根3種類です。豆類は収穫が終り、今大根を採り始めています。そして来春の収穫をめざして、ニンニクとタマネギを植えました。ニンニクは既に10センチほど伸びています。
ーー
 先週書き落としてしまいましたが、横浜に所要があって上京した際、タイミングよく長野県の出店「銀座NAGANO」のオープンセレモニーに参加することができました。
 長野県売りに情熱を傾けている阿部知事の肝いりなのでしょう、銀座四丁目の交差点すぐ脇のスズラン通りにファサードを木板で設えたビルの1階から4階を借りていました。地下鉄銀座駅を出て2分とかからない良いロケーションだと思います。
 詳細は下記Youtubeをご覧ください。我が町から、たてしなップルの小宮山社長が、リンゴのシードルを出品して参加していました。東京の皆さん、お買上げ下さい!

https://www.youtube.com/watch?v=Ks7Z7wcjh50
ーー
 ありがとうございました。おかげさまで新米は完売いたしました。
 ありがたいことに無農薬に拘る方が少しづつ増えているように感じます。
 今日から来年の準備を始めました。先月、新たに1反歩の休耕田をお借りしました。圃場整備が済んでいる田んぼなので快適に作業ができそうですが、不耕起栽培用に畦波板や温水路の工事をします。10年ばかり畑として使われていたためでしょうか、平坦性も悪いので直します。今日、その測量をしました。
 何ごとも軌道に乗ってしまえば楽ですが、初めは数倍の労力を要します。

ーー
 玄米についてひとこと;
 下記は新潟県コシヒカリ生産者のブログの要約です。詳細は下記URLをご覧ください。

<・・見て頂くと、青い米が混じっておりますが、それが生き青と言います。生き青は甘さも普通の玄米より数段増します。生き青は精米すると普通に白くなりますが米ぬかは少し青くなります。稲は穂の先から黄化し。根元が後になります。全部熟してから刈取ると、米全体が熟し過ぎて割れ米、変色米が多発して食味が低下します。少し手前で収穫します。
ですから、玄米に生き青が無い米は、食味が劣るので買うときは注意が必要です。

・・>

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10116479935

ーーーーー前号の記事の再訂正

 前号の記事「増税よりも“公約”を全力で実行して欲しい!」に転載ミスがあり、訂正致しましたが、それも間違っていました。原文は「バケツ」ではなく「氷バケツ」でした。
 私もこの話はよく承知していましたが、転載した時、間違ってデリートキーに触れてしまったのだと思います。それにしても一国の首相に対する言葉として不謹慎でした。お詫びして再度訂正申し上げます。

ーーーーー団塊世代の地方移住が日本を救う!


 NPO法人信州まちづくり研究会の我々がやろうとしていることの背景がずばり語られています。まるで我々が注文したような内容で驚きました。下段のURLから是非お読み下さい。
 日本ビジネスプレス(Japan Business Press Co., Ltd.)のブログ情報です。このJBpressの情報は信頼性が高いと感じています。佐久市の「VSL視点」、つまり「来訪する(Visit)」「滞在する(Stay)」「定住する(Live)」という3つの段階のことも紹介されています。要点を抜粋します。

<団塊の世代は面倒な人間関係や「しきたり」という古い日本を否定し、新天地である都市郊外にマイホームをつくり、自分たちだけの幸せを築こうとした。しかし郊外に建設されたニュータウンはゴーストタウン化し、マイホーム主義者の淋しい老後が現実のものとなりつつある。
・・・
 団塊の世代の生みの親である堺屋太一氏は「団塊の世代は競争に苛まれたとしても、諸外国の同世代に比べて先輩たちの築いた体制と価値観に安住できた幸せは大きかった」と指摘する。米国の戦後世代の多くがベトナムの戦場に駆り出されていく悪夢を経験し、中国の戦後世代が10年にわたる「文化大革命」に翻弄されたのに対し、団塊の世代が物心が付いた1950年代後半、日本の戦後体制はすでに出来上がっていたからだ。
・・・
最近、堺屋氏はそんな団塊の世代に対し、「今こそ必要なのは、本当の新しい時代を次の世代のために用意することだ」という檄を飛ばしている。その意味では、「健康なうちに地方に移住し、移住先で生活をエンジョイしつつ社会的関係を築きながら歳を重ねていく」という“人生90年時代”のモデルを作り上げるのが彼らの責務ではないだろうか。・・>


http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42117

(私)安倍首相や石破地方創生大臣には是非読んで頂きたいですね。
 次のような記述もありました。まさに我々のNPOがやろうとしていることです。
<・・S氏は「同窓会の活用をはじめ、高齢者が移住した場合に溶け込みやすいコミィニテイ作り」の必要性を力説している。・・>

ーーーーー『農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る』

 当メルマガ367号で紹介させて頂きましたが、月刊『ザ・フナイ』10月号に掲載された表記の寄稿文をNPO法人信州まちづくり研究会のブログに、出版社のご承諾を頂いて転載させて頂きました。
 文才がなく、語彙も乏しい私が、”まちづくり”に興味を持ち始めてから30年のウンチクを傾けて書いた文章です。お読み頂ければこの上ない幸せです。

 嬉しいことがありました。この寄稿文を読んで下さった東京と愛知県のまだ現役の方がNPOに入会して下さいました。入会については下記URLの右サイドバーにある「このNPOについて」をご覧ください。難しい義務はありませんので、お気軽にどうぞ!

http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

ーーーーー人間誰かの為に動いている時は、パワーが出ます

 下記引用文章は3年前に私の「蓼科便り」に頂いたコメントです。そのT様からお米のご注文を頂きました。送り状を書くために、アドレス帳にメモってあった下記文章を読み返して一人感激致しました。その時もすごく勇気づけられたことを思いだし、感謝申し上げながらお米をお送り致しました。

< いつも楽しくメルマガ拝読しています。
3年前会社から退かれた時も、メールを差し上げましたが、私が安江さんのメールを楽しみにしているのはその後も、自分の考えを曲げずに生きていらっしゃるからです。
その時も書いたかと思うのですが私も6年前会社の社長をやめ、全財産をなくしその後の生活がいまの安江さんとダブルのです。思いを捨てていないところも同じです。

人間誰かの為に動いている時は、パワーが出ます。私は私の住んでいるまちが私の理想のまちになっていってほしいし会社を辞めてからやっている仕事も人の為に役に立ちそうで生きがいを感じながら暮らせています。私のやっているNPOラーバン千葉ネットワークのHPです。・・>


ーーーーー私権が規制を阻んでいる!

 10/31日、NHKスペシャルで御岳山の噴火災害に因んで「土砂災害」を取り上げていました。
 国交省の防災担当者が悔し涙を流しながら「私権が規制を阻んでいる」と語っていたのが強く印象に残りました。彼は更に次のように述べていました。

「危険地域の指定は住民の手に寄って潰された」
「いざ災害が発生すると、責任を他所に求めるばかりで、自分は犠牲者だという立場をとり続ける限りこの悲劇は繰り返される」

(私)確かにこういう側面があることは事実だと思います。しかし、家を建てて住み着いてしまってから、「実はここを致死災害区域に指定する」と言われてもどうしょうもありません。
 いつも疑問に思っています。そもそも、そういう地域の開発許可を何故出すのか、その地域の建築確認許可を何故出すのか、です。テレビの取材ではやはり私権・利権が規制を阻んでいるのは間違いないようです。

 ”まちづくり”にも同様なことが言えます。「私権が”まちづくり”を潰している」例がたくさんあります。ゴミ御殿問題などその典型ではないでしょうか。崩壊寸前で街の景観を壊し、隣に迷惑をかけることが判っていても何もできない放置家屋問題しかりです。
 私権と行き過ぎた人権など、岩盤規制だけではなく、エゴの壁も打ち砕かなければならないと思います。毅然としてという言葉がありますが、最大多数の人命を守ることこそ毅然としてやって欲しいものです。

ーーーーー教育勅語がアメリカでベストセラーに!

 そんな馬鹿な!とおもいました。リアルインサイトの11/3日付けメルマガからです。

<・・先日、息子のお宮参りで明治神宮にお参りしたのですが、その時に、明治天皇が示された教育勅語、五箇条の御誓文、明治天皇御製 昭憲皇太后御歌 一日一首とその現代語訳を頂きました。

改めて目を通しても、やはり、GHQが教育勅語を禁じた正当性は一切分かりません。しかし、GHQがこれを破壊したかった理由はよく分かります。

ここに、清く、正しく、強く、美しい日本人の精神があるから。
確かに、彼らの狙い通り、現代人が失ってしまっている大切なことも多いです。
そして何と、この教育勅語は、米国で『The Book of Virtue』とされ、本になり、全米で聖書に次ぐ大ベストセラーになっています。・・>


(私)おかしな先入観念で「そんな馬鹿な!」と書きましたが、しかし冷静に読めば、「終戦の詔勅」と同じですばらしい内容です。ネットで検索したらありました。下記ブログをお読み下さい。チョッピリ引用します。

<この「The Book of Virtues」は、現代の第二の聖書と呼ばれるくらいにベストセラーになり、アメリカだけでなくドイツやイギリスにも広がりました。>

http://www.moral-science.com/history.html
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2014年11月2日日曜日

蓼科だより・368号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年11月1日(土)★
★テーマ:脱穀、不耕起の成果、新米を買って下さい!

     続・日本の司法制度、増税より公約、大西中将、
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 今週の火・水と脱穀をしました。近所の友人を助っ人にお願いし二人で1日半ばかりで終了しました。ワラの片付けが残りましたが、昨日済ませました。
 3枚とも今春からお借りした田んぼですが、来年の準備をする前に、補修・整備しなければなりません。特に畦と給排水整備です。やはり、落ちついた作付け管理ができるようになるまでには3年くらいはかかりそうです。やってみて、いろいろ問題が見えてくるのです。

 嬉しい話があります。今年は数年作っていなかった田んぼだった(自然の肥料が溜まっている)ことと、EM活性液の大量投入が原因だろうと分析していますが、周囲の1割不作に反して豊作でした。
 とは言っても、落ちついて分析してみると玄米にして1反部当り10俵でした。この収穫量はこの地方の平均値だと農業指導員が言ってました。
 ですが、不耕起栽培と有機栽培の世界では8俵くらいが目標ですから、かなり出来が良かったことになります。但し、私たち不耕起栽培の仲間「ほたるの居る田んぼを創る会」では、多収穫を目的とはしていません。品質第一です。何といっても無農薬が一番の売りです。

 先週でしたが、仲間の宮下さんが「良い研究材料があるから見にこないか」というので、取材に行ってきました。彼は私とほとんど同じ考え方で不耕起栽培を積極的に進めて規模も拡大を続けています。

 標高900mの場所で、地主が「もうダメだ」と言って放り出した田んぼを借り集めて、不耕起とEM活性液の活用で、生まれ故郷を蘇らせてみせるとがんばっています。彼がやっているのが農業であり、私のは農楽です。ですが、農林系金融機関は不耕起と無農薬を掲げる彼を無視し、絶対お金を貸さないのです。
 この現実は何を意味するのか考えています。

 昨年すでにこれは行けるぞ、という感触は得ていましたが、今回の取材で、不耕起栽培とEM活性液の効果と実績ははっきり証明されました。今年の成果はまだ充分とは言えませんが、不耕起栽培への3年間の取組みで、その理論と農法がほぼ確定したのです。取材していて私も嬉しくて、元気が出てきました。下記Youtubeをご覧下さい。

すばらしい不耕起とEMの成果・蓼科田舎暮らし日誌375号
https://www.facebook.com/takasuke/posts/782255065166834

ーーーーー再>私の新米をお買い上げ下さい!

 全くの無農薬で有機肥料だけで、蓼科の水で育てました。
 太陽のパワーをいっぱい吸ったハゼ掛け米です。
 昨年より1kg当り200円料金を下げ600円にしました。
 自信がついてきましたので。(笑)
 脱穀が済みましたので、発送は直ぐできます。
 現在ご注文を頂いているのは約500kgですが、
 あと500kgほどお買上げ頂きたいのです。

 少量定期発送もお受け致します。
 宜しくお願い申し上げます。
 詳細は下記URLをご覧ください。

http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

ーーーーー続・日本の司法制度は腐っている

 前回のこの記事に関連して、上海のアクアビジネスコンサルティングの高田勝巳社長からご本人に密着したコメントを頂きました。長いですが、深い内容の文章ですので、ご了解を頂いて転載させて頂きます。紙面の都合であちこち省略してあることをお許しください。(・・・の部分は省略があります)

< 「中村修二氏のノーベル賞受賞について思うこと」
東京でタクシーに乗車中、携帯電話で朝日新聞の速報を見て、中村さんの受賞を知りました。早速、タクシーの中から同氏のメールアドレスに「ノーベル賞受賞おめでとうございます。」とだけ、お祝いのメールを出しました。翌日米国にいる同氏から「ありがとう。ところで○○の件は無事うまく行きました。」と、普段通りの返事がありました。
・・・
中村さんとはかれこれ10年近くのお付き合いになるでしょうか。武漢の友人に頼まれて中村さんを武漢に招待したのがきっかけです。
・・・
中村さんが私の話で特に気に入ってくれたのが「天然の鮎」の話です。私は「天然の鯛」といったのですが、中村さんは「鮎」で覚えてくれていて、講演の際にもこの話をしてくれているそうです。
要するに、豊かな海で育った天然の魚のほうが自然界で健全な危機意識を持って自分の潜在能力を発揮しながら生きて来たので、より健康的でおいしいはずだという話です。

それに対し、養殖で育った魚は、養殖筏の中にいて狭い環境に我慢さえすれば、危機を感じることなく、生きていける、しかしながら、潜在能力が発揮されず感覚が鈍ってくる中で抗生物質は投入されるし、不健康になってしまい、味も天然にはかなわない。

この養殖の環境は日本そのものではないか、だから我々は日本の養殖の枠から飛び出したほうが、潜在能力を生かせて、自己実現をし、より充実した人生を送り味のある人間になれるのではないかと。
日本人は去勢されて本能が鈍っているのではないかという話もしましたが、この意味を中村さんと二人で英語でスティーブに説明するのに苦労したのを思い出します。

この話を、中村さんは、日本を飛び出して米国で活躍する中村さんご自身のことだと感じてくれてのではないかと考えております。ですから、今回の受賞を受けて、「天然の鯛」の中村さんが「養殖の魚」である日本のメディアからのインタビューを見ていて、大いに違和感というか、噛み合わなさを感じております。

日本のメディアは、日本に現存する数少ない保護産業のひとつですから、そういう意味では上記にいう養殖筏のなかの住人なのではないかというのが私の見立てです。

そもそも、日亜との訴訟の話も私が聞いている話とはずいぶんと違います。私が中村さんと中村さんを相当取材している小平さんから聞いている話では、最初に訴えを起こしたのは日亜側と聞いております。
(詳細は中村さんの著書をご参照いただければお分かりいただけると思います。)

カルフォルニア大学教授のスティーブに三顧の礼で招聘されて米国で充実した研究生活を送っていましたら、日亜が研究差し止めの訴訟を中村さん個人、カルフォルニア大学、その他関連会社に対して米国で起こし、それに対抗するために日本でも訴訟を起こしたというのが真相のようです(米国での訴訟では中村さんが完全勝利したそうです。)。

中村さんは金が欲しいから日亜を訴えたような印象を我々は持たされていますが、元はといえば、自分の研究生活を守るために戦ったわけです。ですから中村さんとしては、一審の200億円の判決が二審で8億円の和解になりましたが、元々は自分の研究を続けるための訴訟でしたので、それで中村さんの当初の目的は達成されたとも言えるわけです。

それにしても、日本のメディアはなぜ米国での訴訟のことを一言も触れないのでしょうか。中村さんが「日本の司法は腐ってる」といったことは言い過ぎとは思いますが、中村さんが一番言いたかったのは、両国の証拠開示制度の違いからくる裁判の公平性、透明性の問題なのだと思います。

何でも、米国では原告被告とも証拠をすべて裁判所に提示しなくてはならず、更に承認も宣誓をし、偽証をしたら厳罰に処せられますので、相当透明性が確保されるとのことです。
それに対し、日本では、証拠を開示する義務がないので、都合の悪い証拠は出さなくていいそうです。ですから、証人は都合の悪い証拠は開示されないという前提で証言するので、証言の信憑性に対して疑義を感じることが中村さんの裁判でも多く見られたそうです。

特に、かつて共に働いた元部下の証言には氏も心を痛めることが多々あったとのことでした。
中村さんによると、この点は、米国における知的財産権に関する訴訟でも大いに関係があり、個人や中小企業の弱者であっても、世界的な大企業に対しても十分対等に戦える素地があり、だからこそ、大企業が高い対価で個人や中小企業の知的財産権を買うこともするのだそうです。

中村さんが本当に言いたいのはこうしたシンプルなことです。中村さんの「怒り」は、200億円を取れなかったからではなく、こうした理不尽感からから来ているのです。今回私が見る限りでは、日本のメディアではこうした話は聞けなかったので、私から皆さんにお伝えする次第です。

なお、今回テレビを見ていて、今回中村さんがカルフォルニア大学でのインタビューに対し、モチベーションを支えたものとして「怒り」といっておりましたが、これは中村さん一流のウイットであるのではないでしょうか。
最近中村さんの話を聞いていると、日本に対しては「怒り」ではなく、「残念」、「憂慮」というのが中村さんの本心のような気がいたします。
・・・
中村さんの件、日本の多くの人は、歪んだ情報しか植え込まれていないので、歪んだ認識をしてしまうのではないでしょうか。安江さんの言われる「アメリカによる日本罪悪国家の日本人への刷り込みは」と同じことと思います。
アメリカが日本を刷り込み、その刷り込まれた日本のエリートとメディアが日本国民を刷り込む構造と思います。

中村さんは、単純で、優秀、天才的な、職人、研究者、学者です。自己のPRは下手で余計なことも言いますが、人類に貢献する実績を残しました。
日本はそうした天才を海外に流失し、流出した天才を正当に評価しないばかりか批判し、自らの体制の弱みに目を向けず、日本国内の優秀な芽を摘んでいるのです。このままでは日本は取り残される、中村さんが批判してやまないのはそういう日本です。
・・・
安倍さんの第三の矢は、アベノミクスのキーコンテンツともいえるものとおもいます。それがうまくいかないのは、彼自身がが米国の筏の中から抜け出そうとする覚悟と戦略が不十分だからのような気がします。>
(私)とまあこんな判りやすい内容です。中村教授は非道で非常識な人間だという厳しい批判の情報も届いていますが、私は高田様の良識と言葉を信じます。安倍首相の第三の矢は養殖筏に向かってこそ放たれるべきなんですね!

ーーーーー 増税よりも“公約”を全力で実行して欲しい!

 昨日のHAL通信から引用します。安中さんの主張は的を得ていると思います。

<・・安倍首相はケツでもかぶって、頭を冷やして冷静になって欲しい。裏付けの乏しい「強気の見通し」の発表は、かっての「大本営発表」とダブってみえます。まして、税制の歪みを放置したままの増税が良い結果を生むはずがありません。

安部首相は、増税よりも“公約”を全力で実行して欲しい。まずは、国民に約束した国会議員の定数削減の早期実現です。最近の首相は、この課題に関しては「知らん顔」です。それは、無責任過ぎませんか。
それと並行して実現すべきは、新しい経済を作る障害になっている規制の撤廃です。
・・・
首相は自らを「岩盤規制を崩すドリルになる」と宣言しました。あの決意はどこへいったのでしょうか、今では影すら見えません。あの宣言こそ「第三の矢」の扉なのにです。・・>


(私) 政治家が自らを正さなくて国民が納得する訳がなく、自由化=規制撤廃こそが進歩・発展の根本だと思います。歴史の流れを素直にみれば、共産・統制経済は廃れ、自由経済が栄えていることは明白です。

 農水省が、平成21年に一般法人の賃借による農業参入を自由化し、個人に関しては「農地取得は、地域の実状に合わせて自由に設定可能」としました。ですが、これができるのであれば、何故、法人も個人も自由に農業に参入してください、と言えないのでしょうか。

 農業生産法人への個人出資制限も10分の1から4分の1に緩めましたが、他産業の一般法人では考えられない規制です。個人的な働きを嫌う共産主義思想に犯されているのでしょうか。

 農業の国際競争力をつけるために大規模化を重要な政策に掲げていますが、工業や商業にそんな政策があったでしょうか。自由経済に任せれば、競争力をつけるために必然的に起こってくる現象であり、政府が口を挟む必要などない筈です。補助金を餌にして手綱を握っていたいだけの話ではないでしょうか。
 つまり、原則規制は変わっていなくて、小出しに手綱を緩めているだけです。補助金と手綱を持っている限り自分達の仕事は確保し続けることができるからです。思想などという高邁なものが原因ではないかもしれませんね。

ーーーーー大西中将のこと!

 前回、『「特攻の創始者」と呼ばれた大西瀧治郎(たきじろう)海軍中将』と書きましたが、大きな間違いがありました。安中さんから「事実」に基づくというコメントを頂きました。

<・・特攻隊については、私のメルマガで何度も書いていますが、軽々しく事実以外のことは言えません。大西中将が「生みの親」と言われていますが、私の知る事実は違います。

大西中将は、特攻実施に追い込まれてしまった犠牲者の一人です。当時の日本国内は、敗戦必死の状況の中でも、原爆を落とされても、ごくわずかを除いて「切迫感が薄かった」のです。
その状況を作ったのは、大本営の参謀たちとマスコミです。ここにスポットが当たらない限り、特攻の悲劇は繰り返される恐れがあります。・・>

 
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2014年10月27日月曜日

蓼科だより・367号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年10月25日(土)★
★テーマ:コンバイン、国保税、日本の司法、侵略国、

     大西中将、死んだら心は、
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 昨日からやっと天気が回復しましたが、脱穀は来週にならないとできそうもありません。ですが、私の田んぼの周囲を見渡すと、ほとんど終了していて、ハゼが残っているのは私だけになりました。
 コンバインによる収穫が主流になったので、家族・親戚が集まって大勢で作業する風景はあまり見られなくなりました。また、ライスセンターで燃料を使って強制乾燥するので、少々の雨や湿気をものともしません。

 最近、町営温泉で知合いの兼業農家さんと農作業の話をしました。田んぼを3町歩(3ヘクタール)やっているそうですが、田植は朝4時から8時まで4時間で終了する、稲刈りはコンバインでやはり4時間くらいで終了すると言ってました。8条の田植機とコンバインだそうですが、機会の威力はすごいです。

 私の1.6反歩が、人力ですが1日かかるとすると、コンバインは4時間で30反ですから、単純計算すると37.5倍の仕事をしていることになります。私の場合の1日の経費を仮に4万円(4人×1万円)とすると、コンバインの仕事は150万円の価値があることになります。

 同規模の仲間と組合を作って補助金をもらって共同購入しているそうです。このような合理化をしても計算すると赤字になるとぼやいていました。仮にこの組合が10名で構成されているとして、一人3町歩としても、せいぜい30町歩ですから、農業経営の規模とすれば零細です。
 日本でも米所に行けば100町歩単位でやっていますし、アメリカでは500町歩位は普通だそうです。
 農政改革は大問題です。口では大規模化を説きながら、やったことはそれとは正反対の零細農家(農業ではないのに)を保護と農地の小口化です。しかも長過ぎました。それだけにこの改革は大事だと思います。

 私は農業ではなく農楽ですから、上記の話は関係ありません。私の田んぼを8条植えの田植機でやったら10分ほどで終ってしまいます。それでは運動になりませんし、孫達もやることがなくなります。
ーー
 私が副理事長を務めているNPO法人信州まちづくり研究会で、”田舎暮らし”コミュニティづくりを始めたので、”田舎暮らし”に関連する諸問題を調べていますが、今週は、都市部から地方への移住者の国民健康保険税のことで新発見をしました。
 65才まで東京で働らき、66才で地方に移住したとします。誰しも若い内は病気はあまりしません。ですから保険税は納入する一方ですから首都圏の自治体は制度運営が楽な筈です。ところが、地方に来てから病気になったとすると、国民保険による医療費の給付は地方の保険組合から支払われることになっています。

 この仕組みはおかしいですよね。たくさん保険税を納めてもらった首都圏の自治体は得をして、もらうのは少なく払いが多くなる地方の自治体は損をしていることになります。
 実は、国もそのことは判っていて、移住者が増えた団塊世代のために、都市部の保険組合から地方の保険組合に対して過剰負担分を補填する仕組みがあったのです。

 ところが、その制度が今年度で廃止になるというのです。今のところその代替え案はないということなので、非常に心配しています。というのは、”田舎暮らし”を推奨する事業をやると、地元自治体に損失を増やさせる迷惑事業になってしまうからです。
 非常のおかしな問題ですし、しかも、地方創生を強調している政府の方針に相反します。まだ来年3月まで時間がありますので、国会議員の皆さん、この問題に是非対応して下さい。

ーーーーー私の新米をお買い上げ下さい!

 全くの無農薬で有機肥料だけで、蓼科の水で育てました。
 太陽のパワーをいっぱい吸ったハゼ掛け米です。
 昨年より1kg当り200円料金を下げました。
 自信がついてきましたので。(笑)
 発送は来月上旬になります。
 販売可能数量は500~600kgと見積もっています。
 現在ご注文を頂いているのは約100kgです。

 少量定期発送もお受け致します。
 宜しくお願い申し上げます。
 詳細は下記URLをご覧ください。


ーーーーー日本の司法制度腐っている

 この便り365号に掲載しました表題の記事について、稲刈りにご参加頂いた弁護士さんからコメントを頂きました。私のような素人ではなく、弁護士さんが仰っていることにご注目ください。

<「日本社会では諸問題を正しく評価し裁定する仕組みがおかしい」⇒その通りです。
  どうも立法・司法・行政全てに切迫感が無いというのが私の印象です。・・>

ーーーーー「日本は侵略国だった」

 安中さんが教えてくれた、元細川首相が「日本は侵略国だった」と言ってしまった件について、「何故糾弾の声が上がらなかったのでしょう」と問うと、下記のような返事を頂きました。

<・・「細川発言を糾弾する世論がおきないのは、「日本は侵略国だった」との刷り込みが日本人の意識になされているからです。その行為者は、社会主義者(教員の多くはそうでした)でした。
そして、朝日新聞は、彼等の機関紙の役割をしていました。若き日の私も、この思想を刷り込まれ、学生デモにも参加していたのです。
「朝日を読むのはインテリ、社会主義は先進思想」との刷り込みも同じ理屈ですね。」・・>


(私)な~るほど!です。アメリカによる日本罪悪国家の日本人への刷り込みは徹底していたようですね。同時に、世界に共産主義への大きなうねりがあったことも影響していると思います。
 このような話になる時にいつも思いだすのが、ヘレン・ミアーズが書いた『Mirror for Americans: Japan』 (アメリカの鏡・日本)のことです。
 日本を占領した連合国軍最高司令官マッカーサーの部下であった彼女が、日本擁護論とも思える内容の本を書いたのです。日本占領中にも関わらず、マッカーサーは日本での出版は禁止しましたが、アメリカでは許したのです。さすがに言論の自由の国だと感心しました。どなたか、朴大統領に教えてあげてください。

お読みになっていない方は是非読んでみてください。日本人が書くべき文章を書いています。私は、自分の考えが大きく変わったことを覚えています。

お忙しい方は下記書評が良いと思います。
http://d.hatena.ne.jp/AtoB/20091124/1259047608
ーーーーー吾死を以て旧部下の英霊と其の遺族に謝せん!

 こんなことばかり掲載していると、安江は右翼になったのかと言われそうですが、私は右翼でも左翼でもなく胴体だと思っていますので、ご理解下さい。
 国際派日本人養成講座メルマガからの引用です。全文は下段のURLからどうぞ。
「特攻の創始者」と呼ばれた大西瀧治郎(たきじろう)海軍中将の話です。

<■1.「祖国を憂える貴い熱情」
フランスの元文化大臣、アンドレ・マルロー(ミロのビーナスを日本に持ってきた)は次のように言っている。
「確かに日本人は第2次大戦で敗れた。だがその代わりに何ものにもかえ難いものを得たことを忘れてはならない。それは世界のどの国にも真似のできない特別攻撃隊である。戦後フランスの大臣として日本を訪れたのは私が最初だが、その時も陛下(昭和天皇)にとくとそれを申し上げておいた。」

「日本の純真な若い特攻隊員たちは、ファナチック(狂信的)だったとよくいわれる。それは違う。彼らには権勢欲とか名誉欲など露ほどもなかったし、ひたすら祖国を憂える貴い熱情があるばかりであった。」・・・
しかし、他方、送り出した方はどうなのか。最近、ある読者からいただいたお便りに、次のような一節があった。
「特攻隊の自滅死戦術は 国の責任によって行われた。国の上層部は黙認したのか?」
もっとも至極の疑問である。本号は「特攻の創始者」と呼ばれた大西瀧治郎(たきじろう)海軍中将を取り上げて、送り出した側の考えを探ってみたい。

■2.「吾死を以て旧部下の英霊と其の遺族に謝せんとす」
大西瀧治郎中将は、終戦の翌日、昭和20(1945)年8月16日午前2時45分に、遺書を残して割腹自殺した。

作法どうり腹を十文字にかき切り、返す刀で頸(くび)と胸を刺しながら、なお数時間は生きていた。従者が発見して、軍医を呼んだが「生きるようにはしてくれるな」と頼んだ。駆けつけた部下には「介錯不要」と言った。「できるだけ永く苦しんで死ぬのだ」 その遺書には、こう書かれていた。

「特攻隊の英霊に曰す。善く戦ひたり、深謝す。最後の勝利を信じつゝ肉彈として散華せり。然れ共其の信念は遂に達成し得ざるに至れり。吾死を以て旧部下の英霊と其の遺族に謝せんとす。」 >


http://blog.jog-net.jp/201410/article_5.html

(私)たぶん、軍国教育だという批判があるのでしょうが、これは人間の生き様の話だと思うので、こういう史実も歴史教育で教えるべきだと思います。感情を挟まずに事実だけを教えるのです。どう判断するかはひとり一人の課題であり、そこで各自が考えれば良いのでは。教える側が解釈を押しつける必要はないと思います。

 ともかく、この国際派日本人養成講座のメルマガはすばらしいです。いつも書いているように、史実を自分で確かめることはできないので、絶対正しいとは言い切れませんが、私の常識から判断すると、基本的に事実の記述で構成されているように感じています。

上記URLからもメルマガの受信申込みができますので、トライしてみてください。

ーーーーー死んだら心はどうなるのか

少し前の号に書いたこのテーマについて、O様が情報を下さいました。
作家の立花隆さんが、世界を廻って、臨死体験の研究を取材した動画が入っていました。NHKスペシャルでも「臨死体験」について放映したようですね。

「死んだら心はどうなるのか」
http://ouchicafebar.blog11.fc2.com/

<・・
立花隆「結局、人間の死ということは、死と神秘と夢が隣り合せのボーダーランドに入っていくことだ。だから、死ぬことはそれほど怖いことではない。ギリシャの哲人は、『人生の目的は結局アタラクシア、心の平安ということを得るのが最大の目的』と言っている。・・>

(私)何だかよく判りませんが、動画は興味深かったです。
 
フッターーーーーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/09/blog-post_29.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
ーーーーーーーーーーーーー

2014年10月20日月曜日

蓼科だより・366号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年10月18日(土)★
★テーマ:脱穀、不耕起と慣行、不良資産処理、教育論、
     自衛と侵略、日本人妻、ドイツの電気料金
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 今日、家の周りで初霜を確認しました。霜をみると、いよいよ冬支度かと、ちょっと切迫した気持ちになります。蜜蜂を呼ぶ秘密兵器の金陵辺も軒下に移しました。
 今日は、最初に稲刈りしてところで、含水比が16%になったハゼだけ脱穀しました。小さなハゼ1つ分ですが、30kg袋に4.5袋でした。全体の10%程です。他のハゼは、台風19号直前に刈り取ったものなので、まだ含水比が18〜19%あったので、もう数日乾燥させてからです。近くのJAが測定してくれるので助かります。

 不耕起仲間の宮下さんから、良い学習材料があるから動画を撮って発信して欲しいという電話があり、上田市武石まで行ってきました。
 確かに良い教材でした。彼は私の農楽と違って本物の農業を目指していて、大規模化と機械化を進めています。コシヒカリと深山錦という酒米を作っています。

 説明を聞きながら動画を撮りました。荒らしてあった田を今年から借りて、不耕起で深山錦を植えた田んぼでした。初年度なので、半不耕起にしようと思い、トラクターを入れたが、爪が通らないほど硬かったそうです。ところが、深山錦を植えたその2枚の田んぼは見事に実っていました。
 茎が太くてどっしりしていて穂が大きいのです。普通は100〜120粒くらいですが、180〜200粒着いていそうです。標高890mでは信じられないできです。きっと廻りの人はビックリしていることでしょう。

 注目したのは、その隣で慣行栽培で作っている深山錦との比較でした。その稲はまだ穂の形成が半分もできていない未成熟な状態でした。霜が降るほど寒くなった現状ではそれ以上実が入るのは無理のように思えます。
 宮下さんの方が田植が遅かったにも関わらず、稲が立派に育ったのは、不耕起農法とEM活性液のおかげだと彼は分析していますが、私も自分の体験に照らしてもその通りだと頷きました。

 失敗例もありました。昨年まで地主さんがトラクターで草退治のために年に数回起こし続けていた田んぼに植えた深山錦はできがダメでした。
 つまり、耕さない不耕起の方が断然できが良いことが証明されたのです。EM活性液も私と同じで数回投入したようです。その複合作用であることは間違いないと思います。

 全部文字で書ききれませんが、月曜には、記録動画をYoutubeに公開しますので、ご覧ください。
ーー
 安中さんが私が現役時代に造成販売した”まちづくり”開発事業を泊まりで見に来てくれました。私の手料理を食べながら、田植体験以来の諸事鬱憤ばらしのような会話を楽しみました。明日は、彼が九州で企画・設計している”まちづくり”開発の担当者を交えて、フォレストヒルズ牟礼とフォレストヒルズ平井を見る予定です。

ーーーーー価格をゼロにしても売れない不動産!

 前号で、競売しても売れない不動産のことを書きましたが、都市部では土地価格が高いのでこのようなことは起こらないと思います。 
 建物つき不動産の場合ですが、土地価格の安い田舎では、例えば白樺湖の湖畔ホテルなど、老朽化した5階建てホテルの解体費が土地代を上回ってしまうので、競売落札予定価格をゼロにしても売れないのです。

 年ごとに外見ははげ落ち崩れ落ち無惨な姿を晒し続け、その地域の景観は台無しになってしまいます。夜、大きな建物に灯がないのは気味が悪いです。これで観光地経営が成立つでしょうか。所有者は倒産していません。唯一権利者として残っているのは抵当権利者である金融機関だけです。
 この状況は、ただ困ったと言っているだけで済まされる筈がありません。この状況に対処できる法整備があってしかるべきだと思います。
 このような場合、誰が後始末の責任をとるべきなのでしょうか.もし誰もいないとしたら、自治体か国がやるしかないと思います。税金を使ってでも始末しないことには、地方創成など夢の又夢に終ると思います。

ーーーーー教育論あれこれ!

 唯臥独村さんから女性の就業について下記コメントを頂きました。とても勉強になります。

母親の愛情の大切さについては、『松陰神社(吉田松陰) ③--幼児教育論』

 更に、公務員の新規採用数の削減についても下記コメントを頂きました。「今回の方針決定は、現職公務員の給料の削減や、定員削減、出先機関の廃止等には全く言及しておらず、自らの政権公約に抵触するのではないか。」と書いてあります。

『殿!お言葉ですが、それはちょっと・・・。』

ーーーーー自衛か、侵略か!

 ちょっと長いですが、日本の今後を考える上で非常に重要な情報だと思います。不勉強な私もこのことは知りませんでした。歴史教科書にはこのような記載はなかったように思いますが、こんな大事なことをどうして教えてくれなかったのでしょうか。HAL通信10/15号から抜粋します。

<戦後は、“勝手”に他国を攻めること(つまり侵略戦争)は国際法違法となっています。では、どんな法律(条約)に違反するということなのでしょうか。
それは、1919年のパリ講和会議で締結された「国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄する」との不戦条約です(一般に「パリ不戦条約」と呼ばれています)当時のアメリカ国務長官ケロッグとフランス外相ブリアンの名前から「ケロッグ・ブリアン協定」とも呼ばれています。

この条約で「国際紛争は戦争ではなく平和的手段により解決する」と規定されたのです。ゆえに「戦争放棄に関する条約」とも言われていますが、「自衛の戦争は除く」とされたのです。

パリ不戦条約は「侵略は悪」と初めて定めた画期的な条約だったのですが、肝心の「侵略」の定義は「当事国の自国裁量権に任せる」とされました。要するに、その国が侵略戦争と認めれば侵略戦争、自衛戦争と認めれば自衛戦争ということになったのです。

現代の誰しもが、「そんなバカな」と思いますね。でも、条約に参加した各国の“お互い様”の思惑で、こういう規定にするしかなかったようです。
安部首相は、かって「未だ『侵略』の定義は定まっていない」と発言して、内外の批判を浴びましたが、それが“正しい”解釈であることは、上述の説明を読めば分かると思います。
(これは安部首相の擁護ではなく、パリ不戦条約の定義上の解釈です)

ゆえに、韓国に侵略して朝鮮戦争を引き起こした北朝鮮も、独立国であったチベットやウイグルを侵略した中国も、ベトナムやイラクを侵略したアメリカも、自分たちの戦争を「侵略戦争」とは認めていません。

つまり、自らを「侵略国」などという国は永遠に現れるわけはないはず・・だったのです。東京裁判でA級戦犯たちが、日本の戦争は「自衛戦争」だったと主張したのも、この解釈に沿った主張です。
インドのパール判事が主張した日本の「無罪論」も、パリ不戦条約への違反にはならないという解釈でした。

ところが、1993(平成5)、当時の細川護煕首相は「日本は侵略戦争をした」と言ってしまったのです。この結果、日本は世界で唯一の「侵略国」となってしまったのです。
軽い言葉の首相を持った悲劇です。・・>

(私)これに関連して、何故自虐的思考に陥るのかを考えてみました。次のようになりました。
「皇国・軍国価値観から一転、世界の実状を知らされないまま(ここが重要)、日本悪玉論に洗脳されてしまい、結果として、世界共通の判断力を失しない、自虐を良心と勘違いしてしまった、と解釈できないでしょうか。」
 欧米列強の常識を知らなかっただけ、ということにならないでしょうか。
ーーーーー朝鮮の男が日本女性を妻にした!

 これも唯臥独村さんから、前号の緒方竹虎の記事について頂いたコメントですが、大きく頷ける主張だと思います。この中に、スペイン人によるインディアスの破壊についてのスペイン人修道士による報告書の紹介が載っています。凄まじい虐殺が行われたんですね。下記ブログをどうぞ。

<・・「被植民地の男(朝鮮人)が植民者の女性(日本人)を妻とすることは、当時の世界の常識からは考えられないことです。」6千7百人もの日本人妻がいたということは、「朝鮮半島は日本の植民地だった」などというのは朝日など左翼の吐いた大きなウソであり、デタラメです。朝鮮半島の人々は、法的にも、実質的にも日本国民だったのです。・・>
『インディアスの破壊についての簡潔な報告』(ラス・カサス著)に詳述されています。http://sendatakayuki.web.fc2.com/etc6/syohyou336.html

ーーーーードイツの標準家庭の電気料金は、約2倍に!

 昨日の産経抄にやっぱりそうか、という当然ごもっともなエネルギー問題評がありました。放射能は恐ろしいですが、経済恐慌は戦争を引き起こすことも歴史の事実です。第一次と第二次世界大戦でヨーロッパだけで7000万人〜8000万人が犠牲になったと、木村尚三郎監修「ヨーロッパの歴史」に書かれています。

http://www.sankei.com/column/news/141017/clm1410170004-n1.html

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田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/09/blog-post_29.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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