2015年1月25日日曜日

蓼科だより・379号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年1月24日(土)★
★テーマ:本物農業者、無責任は評論家、歴史修正主義者、

     鞭で懲罰、国際社会は嘘ばかり、
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 すばらしい青年をユシカフェで紹介してもらいました。4年前に霞ヶ関の役人を辞めて、Iターンで佐久市に奥さんと引っ越してきた。時に本人は33才、今はこちらに来てから生まれた赤ちゃんが増えました。

 農業は全くの素人だというのに、たった4年でしっかりと立っている感じでした。農業の将来性を見越したのでしょう。そして度胸がある。1年間有機栽培農家で研修し、翌年独立。全部借地ですが、現在は3ヘクタール=3町歩の畑を有機栽培でこなし、多品種の野菜を作り、宅配直売等で販売しているといいます。

 3町歩の内1町歩は2年がかりで林を開墾したそうです。その畑も見せてもらいましたが、ほとんど平らな良い畑です。以前の地主が20年近く放置してあって開墾は大変だったようです。長者原は高原野菜の産地なので、人気があって空地がないようです。良い商売になっているんでしょうね。

 旧望月町の里山裾の住宅団地にまだ真新しい感じの中古住宅を自宅として手に入れ、倉庫は廃業した日本酒醸造業者のものを借り、繁忙期の従業員宿舎として別のところに2階建て民家を借りて、現在自分で改修工事をしていました。夏は10人ほど臨時雇いするそうです。地域経済への貢献は大きいですね。

 すばらしいと思ったのは、彼はただ野菜を売るだけでなく、加工を始めていました。前回紹介した『スマート・テロワール-農村消滅論からの大転換-』の世界です。宿舎に改装中の軒下では、試作中だとのことでしたが、寒干し大根を1万本?とか干してありました。
 帰りには、子供を抱いた素敵な奥さんからイタリアン風なビン詰めペーストを頂きました。今日、パンに塗ってピザ風に仕立てて食べてみましたが美味しかったです。立派な商品でした。

 私は彼に聞きました。「貴方は本物の新規就農者ですが、同じような若者はどの程度長野県にいると思いますか?」と。彼は少し考えた後、「多くはありません。県全域の交流会がりますが、判っている範囲ですが、多くて片手でしょう」とのことでした。本物はそうはいないのでしょう。
 彼は農業の将来性をしっかりと捉えているようです。今、日本中にはびこっている「農業はダメ」という、誰がそうしてしまったのか判らないおかしなプロパガンダが常識になっていますが、彼にはそのことが格好の追い風になると思います。10年後どうなっているか楽しみです。

 彼は何と、1月31日に長野県農業大学校の就農体験研修のなかで講演をします。「長野県で就農をお考えの方、長野への移住を検討されている方、長野県の冬の厳しさを体感したい方、お待ちしています。」とfacebookで呼びかけています。下記ホームページの1/31日午後を見て下さい。
http://www.pref.nagano.lg.jp/nogyodai/boshu/kenshubu/agriturnh25/syuunoutaikenn26.html

 昨日は、不耕起栽培の長野県のメッカ、高山村の園原先生のところで「新春の集い」があり、武石の宮下さんと共に参加しましたが、そこに若い男女が多いのに驚きました。私は2期生でしたが、今は6期生になっており、かなり構成年齢が若返っていました。
 奥さんは大学の先生で、3才と4才の子供を連れて「私は主夫です」と名のった見るからに逞しい家族がいました。夫婦別姓ですが、お若いのに堂々としていて素敵な家族でした。不耕起栽培をやるのだと張り切っています。

 明らかに時代も農業の世界もが変わりつつあることを実感させられます。佐久市でも若者の就農があちこちで聞かれます。何だかこの数日で、私の若者観が変わってしまったようです。すばらしいです。希望が湧いてきました。
 ただ、私が知らないだけかも知れませんが、立科町でこの種の話しを聞かないのが寂しいです。

ーーー批判して稼いでいる人が・・・
 長年ご指導頂いている方から、政治と経済問題について納得のコメントを頂きました。

<・・政治と経済は難しい関係ですね。行政の現場にいると、リスクをとってビジネスをしている経営者には政府や自治体のやることなどなんと他人事だろうと見透かしているのが肌でわかります。責任をもって成長戦略を推し進めることなど政府(地方政府も含めて)にできるわけがない。

民間投資の意思決定は民間企業の社長であって政府が公共事業を行うようなわけにはいかないのは当然のことと思います。

日経をみれば政府の成長戦略を批判する記事ばかり。大学の教授も、シンクタンクのエコノミストも、マスコミ人もそこらへんの有識者と称する人々も、みんな評論家でその矛先を政府のアベノミクスに向けている。批判して稼いでいる人がくだらない情報を垂れ流し、まじめに自分の持ち場で努力している経営者のマインドをどんどん委縮させる。

ケインズが言った「アニマルスピリット」は経営者が自分のやるべきことを自覚し、将来への期待を持てた時に初めてしっかりと動き出す。

政府にできることは、そのとき背中を押して、励ますことぐらいしか実はできないのです。無責任で無能な評論家があふれて、国の衰亡を囃し、政府を貶め、将来への期待を引き下ろすことからは国の将来も地方の創生も生まれませんね。>

(私)無責任で無能な評論家を見抜く方法って、ないのでしょうか?私が考えられる範囲では、社会・経済のできるだけ実態に近いデータを常に判りやすく公開することです。
 正しい現実が見えていれば、その判断はそれほど間違うことはないように思います。前回書いた食料自給率や平均寿命のデータでは、知られるべき実態が判らず、国民は適切な判断を下すことはできません。

 世の中、何かと対立が生まれるのは、ある事柄に対して抱いている実像がお互いに違うからではないでしょうか。実像が一致すれば和解できるかも知れませんね。
 「農業はダメ」と「農業には大きな可能性がある」などはその典型ではないでしょうか。だれが実態を判らなくしているのでしょうか。

ーーー米国こそ「歴史修正主義者」である
 HAL通信1/18日号に安中さんが歴史問題の一端を判りやすく書いてくれました。一部を引用します。

<・・・米国は、米国が作り上げた戦後秩序の維持を何よりも大事だと思っている。それに対し、安部首相が目論んでいるのは、戦後秩序から脱却し、真の日本の独立を達成することである。この動きを、米国が「歴史修正主義」や「右傾化」と批判するのであれば、中国の利害と一致するわけである。

日本の外交にとっては、やっかいなことになる恐れがある。しかし、日本国民の多くは「日本が全面的に悪者」になっている戦前史を「おかしい」と思い始めている。私は、それが「まっとうな考え」だと思う。戦後、米国が日本人を洗脳するのに作り上げた「自虐史観」が、ようやくほころびを見せ始めたのである。
そもそも、戦前の日本が「100%悪かった」なんてことはないはずである。米国が広島・長崎に原爆を落として20万人の一般市民の命を奪ったことも、「日本が100%悪くて、米国が100%正しい」と言えるであろうか。

歴史の事実を丹念に集めて検証していくと、我々が学校教育の場で学んだ歴史にウソが多いことが分かる。特に、戦後教えられてきた近代史は、米国の思惑で作られた捏造された歴史である。このことは、GHQの情報将校であったヘレン・ミアーズがGHQの命令で調査結果にまとめた「米国の鏡、日本」を読めばよく分かる。

日本人が全く関与していない、このGHQの報告書には「米国が日本を戦争に引き込んだ」様子が詳細に書かれている。米国こそ「歴史修正主義者」であることの証拠である。・・・しかし、残念なことに、ほとんどの日本人は、この本を読むどころか、存在すら知らないのである。>

(私)「アメリカの鏡・日本」については何度か紹介させて頂きましたが、中学の歴史教科書に採択すべきだと思います。マッカーサーの部下であった米軍の女性将校が書いた文章ですから、信用できるのではないでしょうか。日本人が自国擁護のために書いた文章ではないからです。

ーーー「我々は普通鞭で打って息子を懲罰する。」

 吉田松陰について唯臥独村さんが詳しくブログおらほねっとで特集しています。全部読みきれないのが残念ですが、勉強になります。最近は「花燃ゆ」に因んで吉田松陰関連が多いですが、本当に凄い人だったんですね。
 下段のURLから全文をどうぞ。

<・・現代では、実の親による我が子への虐待が絶えません。今朝の読売新聞によると、「全国の自治体が実施した乳幼児健診を受けず、所在が確認できない乳幼児が37都道府県の334市区町村で計4176人に上ることがわかった」そうです。そしてそれらの乳幼児は、虐待されている恐れもあるということです。

所在の確認できない乳幼児が4176人も・・・。何ともおぞましいことですが、虐待は親から子へと受け継がれるもので、現在虐待をしている親も子供の時にその親から虐待を受けていたのだ、というのが“定説”となっているようです。もしそれが本当なら、日本人は昔から虐待を繰り返してきたことになります。本当にそうでしょうか?

 永禄6(1563)年、31歳で来日したポルトガル人宣教師・ルイスフロイスは、前後34年にわたる滞日で『ヨーロッパ文化と日本文化』や『日本史 』など多くの著作を残していますが、『ヨーロッパ文化と日本文化』には「我々は普通鞭で打って息子を懲罰する。日本ではそういうことは滅多におこなわれない。」

ただ言葉によって譴責するだけである」などとあり、この本を読んだ限りでは、ヨーロッパの子育てに比した日本のそれを口を極めて褒めそやしてこそいれ、虐待らしきことは一切書いてありません。・・>


松陰神社(吉田松陰) ③--幼児教育論
http://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=13979
(私)このブログは、長野大学の先生が運営しているSNSで、馬鹿がつく位真面目で勉強になります。ご希望があればご紹介致します。次のキャンペーンも広めましょう。

「朝日新聞を糺す国民会議」
(http://www.asahi-tadasukai.jp/ )が発足し活動しています。

ーーー国際社会は嘘ばかり〜

 国際派日本人養成講座のメルマガからですが、私はこの論調に同調します。このような考え方を、戦争をしたがっている人間のいうことだと決めつける人達がいることを承知していますが、本当にそうでしょうか?少なくとも私は違います。私の認識では、戦争は戦争に備えなかったことにより起こっています。

<1.中国の「平和的台頭」という嘘
2010年に起きた尖閣諸島における中国漁船体当たり事件は、日本中を震撼させたが、その2年前に「尖閣諸島から日中対立が起こる」ことを予測した識者がいる。本誌にもたびたび登場いただいているモスクワ在住の国際関係アナリスト北野幸伯氏である。

氏の最新著「日本人の知らない『クレムリン・メソッド』世界を動かす11の原理」では、なぜそういう予測ができたかの種明かしをしている。それは簡単なことで、「アメリカが撤退した後に、中国が何をしたのか」に関する事実を見てみればすぐに分かるという。

(1) 1973年にアメリカは南ベトナムから撤退。翌1974年1月、中国は西沙諸島の南ベトナム実効支配地域に侵攻し、占領。その後、同諸島に滑走路や通信施設を建設。

(2) 1992年、アメリカ軍はフィリピンのスービック基地、クラーク空軍基地から撤退。1995年1月、中国はフィリピンが実効支配していた南沙諸島ミスチーフ環礁に軍事監視施設を建設し、そのまま居座った。

要は、中国は米軍が後退した真空地帯にはすぐに侵出する、という事実である。尖閣諸島も当時、米軍が日米安保の対象にするかどうか明確にしておらず、また民主党政権の弱腰もあって、軍事的には真空地帯であった。

2.『国益』のために国家はあらゆる『ウソ』をつく
中国は口先では「平和的台頭」などと言っているが、「国益のために、国家はあらゆるウソをつく」というのが、国際社会の原理であり、それを見破るためには、「真実は、言葉ではなく行動にあらわれる」というのが、氏の考え方だ。

中国の「平和的台頭」に呼応するように、日本国内でも「沖縄に米軍基地はいらない」「平和憲法を守っていれば戦争は起きない」などと言う人がいまだにいる。そういう嘘に騙され続けたら、我々の子孫はベトナムやフィリピンのみならず、チベットやモンゴル、ウィグルのような目に逢うかもしれない。

それを避けるためには、こういう嘘を見破るだけの見識を我々は持たなければならない。・・>

国際社会は嘘ばかり ~ 北野幸伯『クレムリン・メソッド』を読む
http://blog.jog-net.jp/201501/article_5.html

(私)憲法の前文に、「・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、・・」とありますが、上記の内容とこの文章は整合しませんよね。もし、上記の内容が正しいとすれば、この前文は世界の常識から外れていることになりますし、その逆だとしたら、世界が狂っていることになります。どちらなんでしょう。

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農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
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団塊世代の地方移住が日本を救う
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無農薬玄(白)米の販売
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2015年1月18日日曜日

蓼科だより・378号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年1月17日(土)★
★テーマ:阪神淡路大震災、スマート・テロワール、
     フィランソロピー、長寿、人種差別、
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 阪神淡路大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
 今日のテレビは阪神淡路大震災の20周年番組で持ちきりですが、本当に時の流れは早いものです。あの当時は私も元気の良かった現役時代で、発生した時はアメリカを旅行中でした。

 数日後に帰国した時、国中が騒然としていました。帰国直後に、長野市の新建新聞社に顔を出すと、当時の伊澤和馬社長がシャカリキになって支援活動を開始しているところでした。長野工業高校の一年先輩ですが、日頃お世話になっていた先輩のその姿をみて、私も刺激を受けてボランティア活動に参加することを決意しました。

 相談すると、食事の炊き出しが良いということになり、当時の三矢工業では、米、肉、野菜をかき集め、炊飯道具と食器と水を積んで、5人ワンパーティーにして、1週間交代で2ヶ月位送り出したように記憶しています。東灘区海浜病院の裏庭を拠点にしての活動でした。
 病院のロビーの床に、発泡スチロールを一枚敷き毛布を被って寝ましたが、神戸とはいえ真冬ですから寒かったです。市内の惨状を見、公共施設にぎっしりと詰込まれた一時非難の人々の様子もみました。プライバシーも何もなく、ただ命をつなげるだけの場所でした。
 

 伊澤さんは主に水と風呂のサービスでした。数日ごとにトラックを仕立てて、水とその他を物資を満載して送り出していました。病院の裏庭に数個のドラム缶の風呂を置き、シートで囲ってサービスしていました。

 3年後位でしたか、一人のご夫人が、お礼だといって、手作りの飾り皿を持って会社を訪ねてきて下さいました。
 熱血漢の伊澤和馬先輩も昨秋不慮の事故でお亡くなりになってしまいました。私も会社を去って7年目になり、つくづく年月の流れの速さを感じます。それだけに生きているありがたさと、残された時間を有意義に使いたいという思いも強まります。
ーー
 これからが冬本番です。雪に閉じ込められているせいでしょうか、この時期になるといつも阪神淡路大震災の3年後に行われた長野冬期オリンピックのことを思い出します。丁度この時期は暖冬で雪が足りないというので、自衛隊が東北から雪を運んでいたころです。現実にはこの頃から雪が降り始めて事なきを得ました。

 情けない話ですが、正月に風邪をひいてしまい、熱も痛みもなく、寝込むこともなかったのですが、未だにすっきり全快しません。わずかですが咳が残っています。そんな訳で、黒小豆の脱穀と大豆の選別がまだ残っています。拗らせてはいけないと思い大事をとっていますが、皆さんもお気をつけください。

ーーー信州まちづくり研究会の活動

 前回のメルマガで本『スマート・テロワール-農村消滅論からの大転換-』(松尾雅彦著学芸出版社)のことをお伝えしましたが、『農業経営者』のホームページに、著者と昆編集長とのインタビュー対談が掲載されました。著書の要点が判りやすく語られていました。農業の話というより、地方創生の話です。

『スマート・テロワール』について次のように説明されています。
「スマート」とは、賢い、利口な、無駄のないという意味です。農村部の住民が参加して、農村の地域社会を創ることを 「スマート」という言葉で表しました。「テロワール」は、産地の特徴を活かした地域の概念です。合わせて「自給圏」を意味します。

 どうやったら地方を活性化することができるのか、という根本問題に対する大きな戦略的提言だと思います。これは日本をどうするか、ということと同義だと思います。信州まちづくり研究会が考えている”田舎暮らし”コミュニティもその一端を担えると考えています。

 都市の繁栄だけで国が保てるとは誰も考えないと思います。だから安倍首相も躍起になっているのでしょうが、最近の佐賀県を始めとする地方首長選挙をみていると、改革の障害は地方=農協の支配下の住民であることが判ります。住民は農協にとって不都合な事実を知らされていないのでしょう。
 農協のプロパガンダがしっかり浸透しているように思えます。外務省は、慰安婦問題と南京問題を、JA全中(農協の全国中央組織)に任せたらどうでしょう。きっと韓国と中共を丸め込んでくれると思います。

 地方を良くするためなのに、地方そのものがそれに反対するという困ったことになっています。往々にして、”まちづくり”活動でも同じようなことが起こります。「他人の財産をどうするつもりだ」、「お前らの金儲けだろう」、「先祖伝来の家屋敷に手を出すな」、等々です。

 知らない、理解できない、これが全ての問題の根源だと思います。何かをやろうとした時に、真っ先に対応しなければならないのがこの問題です。これがNPOの役目なのかも知れません。マララさんが強調する「エデュケーション・ファースト(教育を第一に)」の主張は正しいですね。

 下記URLをお読み下さい。
 上は『農業経営者』のホームページのもの、
 下は、上のURLを開けない人のために、NPOのブログに転載したものです。
 内容は同じです。


ーーー「まちかどのフィランソロピスト賞」

 私がNPO法人新現役ネットに入会していた時からおつき合いを頂いている藤解さんから、雑誌「オルタナ」の記事を送って頂きました。オルタナのコラムニストになられて、その初稿とのこと。心を揺さぶられる感動の記事です。下記URLから本文をお読み下さい。

 下記のような記述もありました。
<・・「毎回受賞者の謙虚な姿勢と芯の強い行動を知り、世の中には素晴らしい人々がこんなにいて社会を照らしているのだと感銘する。」
・・・「英語で寄付はdonationというが、元々はサンスクリット語の「ドナパティ」「ダナパティ」が語源である。前者が西ではドナーになり、後者が東では旦那になっている。・・>
社会を照らす、札幌のチェロ奏者

http://www.alterna.co.jp/14305
ーーー米国と日本、どちらが長寿?

 このコラムを書いているのは、現在の医療、食、農薬、添加物、電磁波などに警鐘をならし、予防医療に積極的に取組んでいらっしゃる横浜市の医療法人照甦会理事長杉本一朗医師です。下段のURLから全文をどうぞ。

< 本年518日,米国コネティカット州の下院で,全ての公立学校内での炭酸飲料水販売を禁止する法律が可決されました.販売できるものは水、牛乳を含む乳製品、果汁100%のジュース、人工甘味料を加えていない飲み物に限定されるとのことです.
この法案の意味合いを皆さんはどのように解釈いたしますか?ご存知の通り,2002年のデータでは日本は平均寿命が81.9歳でトップに位置しておりますが,一 方米国は77.3歳と20番目の位置におります.

この平均寿命を述べるに当たり,乳児死亡率というものを知る必要があります.日本の乳児(1歳未満)の亡 くなる数は出生1,000人に対して3.2人であります.米国はなんと7人を超えており,この数字は信じがたいことですがキューバ以上に悪い数字になりま す.
この背景には,国の保険制度が大きく左右します.日本は国民皆保険で,貧富の差は無く平等に医療を受けることができますが,米国はそうではありません。貧しい家庭は医療をろくに受けることすらできない国なのです。
この素晴らしい日本の乳児死亡率は,実は平均寿命に影響を与えます.つまり,日本の平均 寿命を押し上げている要因は乳児死亡率の改善がありますが,米国はどうでしょうか?そうです,平均寿命を押し下げていることになるのです。
では100歳以上の人口を比較してみてはどうでしょうか?2000年のデータでは日本が 11000人に対して米国は65000人と言われております.人口が米国は日本の約2倍ですから,圧倒的に米国の方が多いことになります。
しかも米国の 100歳以上の方は60%が一人で健康で生活されているのに対して日本はそうではありません。
平均寿命がトップの国でも,100歳以上の60%が寝たき り,もしくはそれに近い状況なのです。

冒頭に戻りますが,米国は1970年代から,国を挙げて食の大切さを考え取り組んでおります.その結果,1990 年から癌を含む全ての生活習慣病が減じるという結果をもたらしております。
炭酸飲料水販売禁止というものも,国の宝である子供たちに,有害の可能性がある ものを徹底的に除外する,そのためには一部の企業の損害も止むを得ないという考えに基づいております.日本は何故取り組まないのでしょうか?
(私)何ということでしょう!日本の食料自給率と同じで、統計数値そのものは嘘ではないでしょうが、統計の本来の目的との整合性において大きなまやかしがあると言わざるを得ません。
 今まで、長野県は日本一の長寿県、つまり世界一の長寿地域なんだと自慢していましたが、何という現実でしょう!寝たきり・植物人間の世界一だったとは!誰が、こんな統計を出させているのでしょう。望んでいるものがあるとすれば、この実態から利益を得ている団体だけですよね。

それにしても、このコラムはエキサイティングです。
http://www.akanedai-eysn.com/01intro/concept.html

ーーー「東洋のスイス」から「松本ヘルスバレー」へ

 長年ご指導を頂いている現松本市商工観光部部長をお務めの平尾さんから下記論文を頂きました。松本地域は何かにつけて脚光をあびていますが、この論文に書かれている成長戦略もすばらしいです。日本中のモデルの一つになっているようです。

 下記URLから、「ボトムアップ型地域成長戦略が明日の日本を創る -「東洋のスイス」から「松本ヘルスバレー」へ- 」をクリックして下さい。

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/kurasi/sigoto/Growth_Strategy_J.html

ーーーアメリカの人種差別と平和

 アメリカ人が語る平等も平和も、白人と自国についての言葉にしかすぎなかった。加瀬英明先生のブログ1/13「根深い米国の人種差別」です。
http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi
<・・・1950年代に入ると、黒人による人種平等を求める公民権闘争が盛り上がって、ようやく1964年になって、ジョンソン政権のもとで人種差別撤廃を定めた公民権法が、成立した。
・・・
アメリカにおける日本人に対する差別も、ひどいものだった。1924年にアメリカ上下院が排日移民法を立法したが、日本にとって屈辱的なものだったために、日本国民を悲憤慷慨(ひふんこうがい)させた。有名な『武士道』の著者である新渡戸稲造は、強い衝撃を受けて、「二度とアメリカの地を踏まない」と宣言した。・・・>

フッターーーーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
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無農薬玄(白)米の販売
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籾殻燻炭の販売
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2015年1月11日日曜日

蓼科だより・377号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年1月10日(土)★
★テーマ:新春の集い、お米のこと、玄米食講習会、
     地方から日本を変える、銃剣で40万人、
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 時間は、還暦後の年男になったせいでしょうか、怖いぐらい粛々と過ぎて行きます。もう平成27年の36分の1が過ぎ去ってしまいました。まだ外の作業は何もしていません。

 今日は、今年初めて上京し、GOP・グリーンオーナー倶楽部グループの「2015 新春の集い」に参加しました。(今年から直接リンクを使うように心掛けます)

 会場は、渋谷の国連大学隣の建物でしたが、国連大学前では、NPOファーマーズマーケット・アソシエーションが主催するファーマーズマーケットが開かれていて賑わっていました。聞くと、日本全国から出品されていて、毎土日の開催で、補助金は一切もらっていないとか。かなり広い前庭が出店でいっぱいでした。

 月刊『ザ・フナイ』に寄稿させてもらったご縁で、「新時代の食と農業へのいざない」(大下伸悦著 新日本文芸協会Ω)に行き会い、神谷成章先生に引き合わせて頂き、超好熱細菌由来のカーボン資材による神谷農法に出会いました。このグループでの主催で18年目だそうです。

 神谷成章先生が核になり、大下伸悦先生が引っぱっているグループですが、農業生産技術・経営効率の向上と農業生産現場=田舎の振興に大きな貢献をするだろうと期待しています。私も今年から畑作において積極的に採り入れるつもりです。良い結果が確認できれば周囲に広めたいと思います。

 このプログラムの一つに、大阪経済大学客員教授岩本沙弓氏の「消費税と日本経済」という講演があり、良い勉強になりました。経済予測については、学者によりかなり差があるのは承知していますが、現状把握の面で大きな認識違いが自分にあることを知らされました。
 「日本のマスコミは・・」と非難する識者が多いですが、本当にそのようです。消費税導入の目的と現実の詐欺的乖離、税制改革が国際公約だというウソ、財政危機宣伝のプロパガンダ、アメリカは日本の消費税を反対しているという事実、等々をデータを示して話してくれました。

 騙されていたんだと納得です。
 しかし、騙しているのは政府なのか、NHKも含めたマスコミなのか、どちらでしょう。知っていて騙しているのか、それとも知らずに共犯になっているのか。或いは学校で、「世の中はそういうもので、政府とNHKとマスコミは信用してはいけない」と教えないのがいけないのでしょうか。
 考えてみたら、文科省も政府だからダメですね。先生方も知らないでしょう。

ーーー上手なお米の保存方法と炊き方

 私も参考になりました。
http://daylanbo.blogspot.jp/2015/01/blog-post.html

ーーー長岡式酵素玄米の講習会が県内東信地区であります

 健康食にご興味のある方はどうぞ。川越の本部では年中やっています。
 やるかどうかは別として、聞いてみる価値はあります。
 どなたでも参加できますが、事前にお問い合せ下さい。会費は500円ほど。

 2月6日 上田市真田町早津様宅 0268-72-3657 
 2月7日 小諸市天池稲葉様方 0267-22-5071 

ーーー地方から日本を変える

 NHKのクローズアップ現代はいい番組だなと思いながら見られないことが多かったのですが、学芸出版社のメルマガからホームページがあることを教わりました。下に添付したクローズアップ現代のホームページから放送開始1993年以降全ての概要と部分映像を見ることができます。これはすばらしいです。

 下に引用している文章は1/6日に放映された「地方から日本を変える」の第1回のごくサワリですが、ご覧になって感動した方も多いと思います。この続きも他のもご覧になって下さい。

<・・・島根県隠岐諸島にある海士町(あまちょう・人口2300)はこの10年で島外から435人が移住、減り続けた人口はおととし増加に転じた。背景にあるのは、全国から「人を誘致」する独自の戦略だ。町は職員の給料を削減し、新たな起業支援を開始。その結果、カキの養殖やブランド牛などの新規ビジネスが次々と生まれた。・・・>

 学芸出版社のメルマガは”まちづくり”に関しては最高の情報だと思います。

 下段にご紹介する2冊の本は『農業経営者』のメルマガからの情報ですが、やはりすばらしい内容で、クローズアップ現代の上記番組の内容とピッタリ符合します。日本の地方が奥深いところから間違いなく変わり始めていることが実感できます。

 政府の地方創生策は、この確かな改革のうごめきを育てればいいのではないでしょうか。障害になっている現場の規制を一つひとつ取っ払っていけばいいのでは。そして、下に紹介する2冊の本と合体すれば、盤石だと思います。

本「美味しい田舎のつくりかた」(金丸弘美著:学芸出版社)
名もない過疎のどうしょうもない田舎が若者チャレンジによる6次産業化で活性化されていく気づきとノウハウが一杯です。

本『スマート・テロワール-農村消滅論からの大転換-』(松尾雅彦著学芸出版社)
 ジャガイモの契約栽培で市場価格の30%オフを実現したカルビー元社長の「辺境からの変革」の提案です。要旨をご紹介します。
< 消滅どころか、農業・農村にこそ成長余地がある。日本の食料自給率は40%を切り、多大な税金を注ぎ込んで整備した圃場は40%も遊んでいる。地方の経済は衰退している。つまり、需要と生産手段があるのだ。これで成立たないといったらおかしいではないか。曖昧な活用の100万haの水田を畑地に大転換すれば農村は15兆円産業を創造できる。>

(私)このジャンルの本はたくさん出ていますが、今までに知られている「地産地消」や「里山資本主義」とは次元が違い、特に『スマート・テロワール』については、自ら北海道のジャガイモ生産を再興した農業振興の実践者でありグローバル企業を育てた経営者が書いているので説得力があります。

 地域戦略が書かれています。そして、水田の畑地転換について、単なる転作とは違う革命的な提言をしています。ただ、問題に感じるのは、消費者の意識改革が前提にあることです。”まちづくり”問題についてもそうですが、当事者の意識改革が一番の難問です。

ーーー銃剣で40万人の中国人の命を奪った
 産経ニュースに次のような記事があり、「ここまで言うか〜!」と呆れています。

<・・アメリカカリフォルニア州学校の歴史教科書には、「ザ・レイプ・オブ・南京」では、日本兵は7千人の女性を強(ごう)姦(かん)し、銃剣で40万人の中国人の命を奪ったと記述している。・・>

(私)日本の同盟国であるアメリカなのに、裏付けをもって書いているとは思えません。何を血迷っているのでしょうか。私の想像では、自分が犯した日本人大虐殺に目が向かないようにするためだと思います。100%証拠があるヒロシマ・ナガサキで20万人、東京大空襲で14万人を虐殺したことをです。
 これが虐殺でなくて何でしょう。それにしても問題だと思うのは日本人の中に虐殺されたとは思っていない人達がかなりいることです。よく言われるアメリカによる日本人洗脳は完璧だったのですね。

 ヒロシマの原爆被爆者慰霊碑碑文には、「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と書かれているそうです。アメリカの占領政策の凄さに脱帽です。あれだけの虐殺を正義の行為に仕立て上げ、しかも、日本人自身にそう言わせた。世界史の中にこんなスゴイことが他にあるでしょうか。

 ただ、Wikipediaには下記の記述があり、一応正当化されていますが、世界の戦争犠牲者の慰霊碑ならそれでいいと思いますが、日本の原爆被爆者に対しては違うと思っています。

<・・浜井市長も「誰のせいでこうなったかの詮索ではなく、こんなひどいことは人間の世界にふたたびあってはならない」と、主語は人類全体とする現在の広島市の見解に通じる主張がなされている。・・>

 やはり、原爆被爆者の像を、ワシントンの議事堂前に、日本の碑文をそのままに建てるべきだと思います。果してアメリカ人はこの碑文をどう解釈するでしょう。過ちをした主語の中に自分が入っていると思うでしょうか。余計なお世話だと言うような気がするのですが・・。
 安中さんに、「外交って武器を使わない戦争です」と教わりました。言われてみればなるほどの話です。NHKの大河ドラマを見るまでもなく、戦には善悪真偽の情報が飛び交い、騙し打ちや裏切りが日常茶飯事の世界です。それは何時の時代も変わらないでしょう。
 武力の行使はその最終段階なんでしょうね。その前に長い長い冷戦があり、敵に対しては誠意とか正直などが通用するとは考えられません。政治家に清廉潔白な正直者を求めるのは間違っていと思います。

 最近、戦争についてあることに気がつきました。戦争には善悪はなく、ただ歴史があるだけだということ。勝てば官軍という言葉がありますが、それは俗の評価であって、例えば関ヶ原の戦いにしても、豊臣が悪で、徳川が善ということではないと思います。ただ、豊臣が負けて徳川が勝ったという歴史があるだけ、と思います。
 戦争することは良くないことで望ましくないことは当然ですが、戦争は善悪の次元で考えることではないと思います。相手があるから自分の意思だけではどうにもならない。だから国際法でも認められているのだと思います。太平洋戦争についても同じことが言えると思います。
 「過去は全て正しい」といった船井幸雄さんの哲学に通じると思います。

ーーーアメリカの属国になりゃ楽になるかも知れんぞ

 日本国の研究メルマガ(猪瀬直樹)1/8から引用です。これを読むと、このまんま開戦しちゃったんじゃないかと錯覚します。
 皇国思想家の橘孝三郎が『日本愛国革新本義』(昭和7年刊行後発禁)で、嘆息しながら庶民の会話を書き留めている。日本がマイナスのスパイラルに陥っていく昭和前期の漠然とした心象が語られていると思う。

「どうせなついでに早く日米戦争でもおっぱじまればいいのに」
「ほんとにそうだ。そうすりゃー景気来るかも知らんからな、ところでどうだいこんな有様で勝てると思うかよ。何しろアメリカは大きいぞ」
「いやそりゃどうかわからん。しかし日本の軍隊はなんちゅうても強いからのう」
「そりゃ世界一にきまってる。しかし、兵隊は世界一強いにしても、第一軍資金がつづくまい」
「うむ……」
「千本桜でなくともとかく戦というものは腹がへってはかなわないぞ」
「うむ、そりゃそうだ。だが、どうせまけたって構ったものじゃねえ、一戦争のるかそるかやっつけることだ。勝てば勿論こっちのものだ、思う存分金をひったくる、まけたってアメリカならそんなにひどいこともやるまい、かえってアメリカの属国になりゃ楽になるかも知れんぞ」 >
詳細は下記URLの1/8をご覧下さい。
http://www.inose.gr.jp/mailmag/

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農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
ーーーーーーーーーーーーー

2015年1月6日火曜日

蓼科だより・376号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年1月1日(土)★
★テーマ:ご挨拶、人生の無駄、SMKの活動、
     アメリカ陸軍公式文書、安倍内閣への期待、
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 新年明けましておめでとうございます

 今年も新年のご挨拶を一斉メールで差し上げる失礼をお許し下さい。

 平成26年はとても早く感じた一年でした。その訳を振り返ってみます。
 農楽では、5年間使わせて頂いた田んぼの返還と新規の借り上げと整備、畑の場所替えがあり、かなりの労力を要しました。その遅れのために、年末24日にやっと田ぶちを済ませ、水をかけることができました。何か新しいことをしようと思うと、意外な時間がかかものだと実感です。

 年末には子供と孫のつき合いで一週間ばかり潰した関係で26年最後のメルマガが書けませんでした。つき合いの内容はシ~!ですが、楽しい年末でした。毎土曜日に発信するようになってから5年程経ちますが、初めての休刊でした。

 時間が早く感じられるのは充実していたことでもあるとひとり納得しているのですが、仲間の協力を得てNPO法人信州まちづくり研究会の活動再開ができたことも大きな要因です。まだスタート台についたところですが、今年は具体的な展望を開きたいと考えています。

 いろいろありましたが、総じて実感できたのは、米づくり・野菜づくりについては、まだまだではありますが、基本的なことは理解でき、実践する自信もついてきました。農地を替えてみて、土の重要さも判りました。そして、農楽の体験とノウハウが、”田舎暮らし”コミュニティづくりに役立つという確信も深まりました。

 今年は、これまでの失敗と体験を生かして、更に農楽と”田舎暮らし”コミュニティづくりを進めていくつもりです。どうか、忌憚のないご意見とご指導をお願い申し上げます。

 孫の相手をする合間に下記の本を読みましたが、田舎地域興しのアイデアが一杯ですごく勉強になりました。是非読んでみてください。田舎の生活と経済が農=食を抜きにして考えづらいことも判ってきました。
 「美味しい田舎のつくりかた」(金丸弘美著:学芸出版社)

ーーー「どんな人生にも無駄ということはない」

 年末にNHKテレビが放送した「戦艦大和とカレーライス」という戦艦大和の生き残りを主人公にした映画をご覧になった方も多いかと思います。すごく考えさせられる内容でした。犬死にのように死んでいった戦友を想いながらも、そのテーマが「どんな人生にも無駄ということはない」でした。

 何故このことを書いたかと言いますと、もう20年も前のことになりますが、長野市へ講演にきた船井幸雄さんが言った「過去は全て正しい」という言葉がず~と頭に残っていて、上記の言葉と符合したからです。
 船井さんも大変な不幸に見舞われていますが、それでも「過去は全て正しい」と言ったところに同じものを感じました。どなたかご意見を頂ければ幸いです。

ーーーNPO法人信州まちづくり研究会(SMK)の活動

 先月半ばでしたが、町内に移住して10年以上経つ”田舎暮らし”の達人にお話をお伺いすることができました。すっかり地元にとけ込んで地元部落の重要な役割もこなす”田舎暮らし”のモデルにしたいような方です。改めてお話させて頂いたのは今回で3回目ですが、その都度内容が深くなり、核心に迫っていく感じです。

 幾つか重要な意見を頂きましたが、特に重要だと思ったのは次の言葉です。
「”田舎暮らし”をしたいと思っている都市部の生活者はたくさんいます。しかし、実行できる人は少数です。実行できる人は勇気がある人です。」
「”田舎暮らし”を実践する人は勇気があるだけに強い個性を持っています。だから、コミュニティとか共同には馴染まない。」
「現在ホームページに掲載されている、”田舎暮らし”コミュニティづくり企画書から感じられるのは、地域から隔絶された孤立したイメージです。」

 以上ですが、言われてみれば納得のいく話です。特に3番目はショックでしたが、確かに現在の企画書の書き方ではそう思われても仕方ないと思いました。決して孤立無縁なコミュニティなど創るつもりは毛頭ないのですが、他人様のご意見は広くお聞きするべきだと痛感です。

 基本的には、芦田宿の空地・空家を利用して近隣の住人もできるだけ巻込んでコミュニティをつくっていこうという考えです。それが広がって行けば芦田宿全体の再生にもつながる筈です。

 ひとつ救われた言葉もありました。「企画書は理念中心で抽象的で判りづらいが、具体的な現場的な提案があれば、希望者が現れるかもしれない。」と。

 大変貴重なご指摘を頂き感謝申し上げております。目指すところは同じでも、表現の仕方、進める方法・手順によって結果は変わってくるだろうことを教えて頂きました。他にも”田舎暮らし”の成功者が町内にいらっしゃいますので、ご意見をお伺いする予定です。

 答えはこれから協議しなければなりませんが、”田舎暮らし”を実践している人は勇気のある人、個性が強い人ということと、「”田舎暮らし”したいと思っている人はたくさんいる」を、連立方程式にして解けばいいのだと思います。

ーーー野口種苗代表の講演会が長野市で

 在来種、固定種のタネの生産・販売で有名です。NPO法人地球環境フォーラム長野の主催です。私は申込みました。皆さんも如何ですか?詳細は下記URLからどうぞ。

https://www.facebook.com/events/1380173192276889/?ref=6&ref_notif_type=plan_user_invited

ーーー慰安婦問題:アメリカ陸軍公式文書

 下記はfacebookの友達からの情報です。

< このアメリカ陸軍の公式文書は、1944年にビルマのミートキナにおいて米軍が捕虜にした韓国人慰安婦20名と民間業者2名の尋問調書であるが、当時の慰安所、慰安婦の実態に関するもっとも重要な資料の一つといえる。
なぜなら、これはうわさ話、あるいは後になってから集めた情報ではなく、現地で慰安婦本人の尋問に基づいた情報であるからである。もちろん、日本軍に対し て敵対的な感情を持っていた米兵の尋問であり、予断に基づいた解釈も含まれていることは当然予想される。しかし、基本的には実態を反映した内容であるとみ ることができる。
この報告書の最も大事なポイントは、「序文」のところで「慰安婦は売春婦にすぎない」という明確な性格付けをしていること、「給与と生活条件」のところで実収入が、月平均750円(上等兵は月10円なのでその75倍)という超高収入であったと記録されていることである。
つまり、米軍は慰安婦を超高収入を稼ぐ売春婦、という認識をしていたのであり、「性奴隷」などとは全く考えていなかったのである。
 慰安婦の真実を知るため、そして海外の人達に理解させるために、極めて貴重な資料である。英文の案内は下記の通り。

(私)習近平主席は、新年の挨拶でも南京の30万人虐殺を言い続けていますが、日本側が「証拠がない。無かったのでは」と疑問を呈しているのに、何故証拠を示しもぜずそう言い続けるのでしょうか。30万人もの人間が殺されたのであれば証拠が無いとは考えづらいです。
 私が今までに諸先生から頂いた情報から判断すると、「政治だから」ということになりそうです。中国も韓国も全て承知の上でこのカードを使っている。日本は国際政治力で負けているということになります。

 最近、『中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか』(加瀬英明著)を読みました。凄い本です。私には真偽を判断する能力も情報もありませんが、真実ではと感じています。どなたかご意見をくだされば幸いです。

ーーー安倍内閣への期待

 ネット産経ニュースに下記の記事がありました。
<安倍晋三首相は1日付で、自民党総裁としての平成27年の年頭所感を発表した。経済再生や東日本大震災からの復興などを念頭に「日本の将来を見据えた『改革断行の一年』にしたい」との決意を示した。
・・・
また、今年が戦後70年の節目となることから「私たちが目指す国の姿を世界に向けて発信し、新たな国づくりへの力強いスタートを切る。そんな一年にしたい」ともつづった。・・>

(私)是非こうして頂きたいと切望する者ですが、しかし、首相官邸のホームページに掲載されている元日の年頭所感(下記URL)には上記のようには書かれていません。
 意訳すればそう読めないこともありませんが、だいぶ違います。『改革断行の一年』も「世界に向けて発信」という言葉もありませんでした。どうしてこういう表現になるのでしょうか。どなたかご教授願えないでしょうか。

 年末に頂いた「HAL通信」には政治に関するごもっともで納得のいく意見が幾つかありました。要点のみなので判りづらいかと思いますが、引用させて頂きます。詳細をお読みなりたい方は下段のURLから配信を申し込めますのでどうぞ。(・・・部分は省略があります)

<・・2015年(平成27年)の3月11日が来ると、あの大震災からまる4年となります。・・・復興事業の多くは、巨額の税金が投入される国家事業です。・・・そして、それではいけないのですが、国民の関心はとても薄いのです。・・・遅まきながら、「復興プロジェクトの本質的な意味、意義とはなんだろう」と考えてみたのです。

・・・そもそも、このプロジェクトは「復興」ではいけなかったのです。「復興=元に戻す」という“短絡思考”の浅さが、大きな間違いだったのです。現実に、他の地域で生活や商売を始めた方々もいて、その大半は東北には戻ってきません。人口の減少は確実に経済を衰退させ、地域は活力を失います。

ですから、必要だったのは「復興」ではなく、「新しい街づくり」だったのです。・・・外から人が入ってくる、魅力ある「新しい東北」を創造することだったのです。俗にいう「イノベーション」を起こす、全く新しい発想のプロジェクトが必要だったのです。

・・・まさに、マスコミに発言の揚げ足を取られて辞任に追い込まれた、当時の復興大臣・松本龍氏が言っていた「国に期待するより、まず、自分たちが“何をしたいか”を決めて持ってきて欲しい」が正解だったのです。それが、上から目線だと責められて辞任に追い込まれました。
・・・そうして、「東北復興プロジェクト」は国家事業として、初めに巨額の予算が付き、国のリーダーシップで始められてしまいました。・・・>

 更に、【地方再生】について「国が具体策を作るのはダメ。具体策を持つ自治体への支援に徹すべき。」と書かれていますが、全くその通りだと思います。国がメニューを用意してそれを採用した自治体に金を配るのであれば、それは改革などではなく、失われた20年の繰り返しになるだけだと思います。

 実は、上記の「復興」と同じように、地方も「再生」というよりは「まちづくり」なのだと思います。そういう意味ではNPO法人信州まちづくり研究会の”田舎暮らし”コミュニティづくりの提案は大きな意味があると考えています。


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団塊世代の地方移住が日本を救う
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無農薬玄(白)米の販売
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籾殻燻炭の販売
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

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2015年1月2日金曜日

蓼科だより・376号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年1月1日(土)★
★テーマ:ご挨拶、人生の無駄、SMKの活動、
     アメリカ陸軍公式文書、安倍内閣への期待、
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 新年明けましておめでとうございます

 今年も新年のご挨拶を一斉メールで差し上げる失礼をお許し下さい。

 平成26年はとても早く感じた一年でした。その訳を振り返ってみます。
 農楽では、5年間使わせて頂いた田んぼの返還と新規の借り上げと整備、畑の場所替えがあり、かなりの労力を要しました。その遅れのために、年末24日にやっと田ぶちを済ませ、水をかけることができました。何か新しいことをしようと思うと、意外な時間がかかものだと実感です。

 年末には子供と孫のつき合いで一週間ばかり潰した関係で26年最後のメルマガが書けませんでした。つき合いの内容はシ~!ですが、楽しい年末でした。毎土曜日に発信するようになってから5年程経ちますが、初めての休刊でした。

 時間が早く感じられるのは充実していたことでもあるとひとり納得しているのですが、仲間の協力を得てNPO法人信州まちづくり研究会の活動再開ができたことも大きな要因です。まだスタート台についたところですが、今年は具体的な展望を開きたいと考えています。

 いろいろありましたが、総じて実感できたのは、米づくり・野菜づくりについては、まだまだではありますが、基本的なことは理解でき、実践する自信もついてきました。農地を替えてみて、土の重要さも判りました。そして、農楽の体験とノウハウが、”田舎暮らし”コミュニティづくりに役立つという確信も深まりました。

 今年は、これまでの失敗と体験を生かして、更に農楽と”田舎暮らし”コミュニティづくりを進めていくつもりです。どうか、忌憚のないご意見とご指導をお願い申し上げます。

 孫の相手をする合間に下記の本を読みましたが、田舎地域興しのアイデアが一杯ですごく勉強になりました。是非読んでみてください。田舎の生活と経済が農=食を抜きにして考えづらいことも判ってきました。
 「美味しい田舎のつくりかた」(金丸弘美著:学芸出版社)

ーーー「どんな人生にも無駄ということはない」

 年末にNHKテレビが放送した「戦艦大和とカレーライス」という戦艦大和の生き残りを主人公にした映画をご覧になった方も多いかと思います。すごく考えさせられる内容でした。犬死にのように死んでいった戦友を想いながらも、そのテーマが「どんな人生にも無駄ということはない」でした。

 何故このことを書いたかと言いますと、もう20年も前のことになりますが、長野市へ講演にきた船井幸雄さんが言った「過去は全て正しい」という言葉がず~と頭に残っていて、上記の言葉と符合したからです。
 船井さんも大変な不幸に見舞われていますが、それでも「過去は全て正しい」と言ったところに同じものを感じました。どなたかご意見を頂ければ幸いです。

ーーーNPO法人信州まちづくり研究会(SMK)の活動

 先月半ばでしたが、町内に移住して10年以上経つ”田舎暮らし”の達人にお話をお伺いすることができました。すっかり地元にとけ込んで地元部落の重要な役割もこなす”田舎暮らし”のモデルにしたいような方です。改めてお話させて頂いたのは今回で3回目ですが、その都度内容が深くなり、核心に迫っていく感じです。

 幾つか重要な意見を頂きましたが、特に重要だと思ったのは次の言葉です。
「”田舎暮らし”をしたいと思っている都市部の生活者はたくさんいます。しかし、実行できる人は少数です。実行できる人は勇気がある人です。」
「”田舎暮らし”を実践する人は勇気があるだけに強い個性を持っています。だから、コミュニティとか共同には馴染まない。」
「現在ホームページに掲載されている、”田舎暮らし”コミュニティづくり企画書から感じられるのは、地域から隔絶された孤立したイメージです。」

 以上ですが、言われてみれば納得のいく話です。特に3番目はショックでしたが、確かに現在の企画書の書き方ではそう思われても仕方ないと思いました。決して孤立無縁なコミュニティなど創るつもりは毛頭ないのですが、他人様のご意見は広くお聞きするべきだと痛感です。

 基本的には、芦田宿の空地・空家を利用して近隣の住人もできるだけ巻込んでコミュニティをつくっていこうという考えです。それが広がって行けば芦田宿全体の再生にもつながる筈です。

 ひとつ救われた言葉もありました。「企画書は理念中心で抽象的で判りづらいが、具体的な現場的な提案があれば、希望者が現れるかもしれない。」と。

 大変貴重なご指摘を頂き感謝申し上げております。目指すところは同じでも、表現の仕方、進める方法・手順によって結果は変わってくるだろうことを教えて頂きました。他にも”田舎暮らし”の成功者が町内にいらっしゃいますので、ご意見をお伺いする予定です。

 答えはこれから協議しなければなりませんが、”田舎暮らし”を実践している人は勇気のある人、個性が強い人ということと、「”田舎暮らし”したいと思っている人はたくさんいる」を、連立方程式にして解けばいいのだと思います。

ーーー野口種苗代表の講演会が長野市で

 在来種、固定種のタネの生産・販売で有名です。NPO法人地球環境フォーラム長野の主催です。私は申込みました。皆さんも如何ですか?詳細は下記URLからどうぞ。

https://www.facebook.com/events/1380173192276889/?ref=6&ref_notif_type=plan_user_invited

ーーー慰安婦問題:アメリカ陸軍公式文書

 下記はfacebookの友達からの情報です。

< このアメリカ陸軍の公式文書は、1944年にビルマのミートキナにおいて米軍が捕虜にした韓国人慰安婦20名と民間業者2名の尋問調書であるが、当時の慰安所、慰安婦の実態に関するもっとも重要な資料の一つといえる。
なぜなら、これはうわさ話、あるいは後になってから集めた情報ではなく、現地で慰安婦本人の尋問に基づいた情報であるからである。もちろん、日本軍に対し て敵対的な感情を持っていた米兵の尋問であり、予断に基づいた解釈も含まれていることは当然予想される。しかし、基本的には実態を反映した内容であるとみ ることができる。
この報告書の最も大事なポイントは、「序文」のところで「慰安婦は売春婦にすぎない」という明確な性格付けをしていること、「給与と生活条件」のところで実収入が、月平均750円(上等兵は月10円なのでその75倍)という超高収入であったと記録されていることである。
つまり、米軍は慰安婦を超高収入を稼ぐ売春婦、という認識をしていたのであり、「性奴隷」などとは全く考えていなかったのである。
 慰安婦の真実を知るため、そして海外の人達に理解させるために、極めて貴重な資料である。英文の案内は下記の通り。

(私)習近平主席は、新年の挨拶でも南京の30万人虐殺を言い続けていますが、日本側が「証拠がない。無かったのでは」と疑問を呈しているのに、何故証拠を示しもぜずそう言い続けるのでしょうか。30万人もの人間が殺されたのであれば証拠が無いとは考えづらいです。
 私が今までに諸先生から頂いた情報から判断すると、「政治だから」ということになりそうです。中国も韓国も全て承知の上でこのカードを使っている。日本は国際政治力で負けているということになります。

 最近、『中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか』(加瀬英明著)を読みました。凄い本です。私には真偽を判断する能力も情報もありませんが、真実ではと感じています。どなたかご意見をくだされば幸いです。

ーーー安倍内閣への期待

 ネット産経ニュースに下記の記事がありました。
<安倍晋三首相は1日付で、自民党総裁としての平成27年の年頭所感を発表した。経済再生や東日本大震災からの復興などを念頭に「日本の将来を見据えた『改革断行の一年』にしたい」との決意を示した。
・・・
また、今年が戦後70年の節目となることから「私たちが目指す国の姿を世界に向けて発信し、新たな国づくりへの力強いスタートを切る。そんな一年にしたい」ともつづった。・・>

(私)是非こうして頂きたいと切望する者ですが、しかし、首相官邸のホームページに掲載されている元日の年頭所感(下記URL)には上記のようには書かれていません。
 意訳すればそう読めないこともありませんが、だいぶ違います。『改革断行の一年』も「世界に向けて発信」という言葉もありませんでした。どうしてこういう表現になるのでしょうか。どなたかご教授願えないでしょうか。

 年末に頂いた「HAL通信」には政治に関するごもっともで納得のいく意見が幾つかありました。要点のみなので判りづらいかと思いますが、引用させて頂きます。詳細をお読みなりたい方は下段のURLから配信を申し込めますのでどうぞ。(・・・部分は省略があります)

<・・2015年(平成27年)の3月11日が来ると、あの大震災からまる4年となります。・・・復興事業の多くは、巨額の税金が投入される国家事業です。・・・そして、それではいけないのですが、国民の関心はとても薄いのです。・・・遅まきながら、「復興プロジェクトの本質的な意味、意義とはなんだろう」と考えてみたのです。

・・・そもそも、このプロジェクトは「復興」ではいけなかったのです。「復興=元に戻す」という“短絡思考”の浅さが、大きな間違いだったのです。現実に、他の地域で生活や商売を始めた方々もいて、その大半は東北には戻ってきません。人口の減少は確実に経済を衰退させ、地域は活力を失います。

ですから、必要だったのは「復興」ではなく、「新しい街づくり」だったのです。・・・外から人が入ってくる、魅力ある「新しい東北」を創造することだったのです。俗にいう「イノベーション」を起こす、全く新しい発想のプロジェクトが必要だったのです。

・・・まさに、マスコミに発言の揚げ足を取られて辞任に追い込まれた、当時の復興大臣・松本龍氏が言っていた「国に期待するより、まず、自分たちが“何をしたいか”を決めて持ってきて欲しい」が正解だったのです。それが、上から目線だと責められて辞任に追い込まれました。
・・・そうして、「東北復興プロジェクト」は国家事業として、初めに巨額の予算が付き、国のリーダーシップで始められてしまいました。・・・>

 更に、【地方再生】について「国が具体策を作るのはダメ。具体策を持つ自治体への支援に徹すべき。」と書かれていますが、全くその通りだと思います。国がメニューを用意してそれを採用した自治体に金を配るのであれば、それは改革などではなく、失われた20年の繰り返しになるだけだと思います。

 実は、上記の「復興」と同じように、地方も「再生」というよりは「まちづくり」なのだと思います。そういう意味ではNPO法人信州まちづくり研究会の”田舎暮らし”コミュニティづくりの提案は大きな意味があると考えています。


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農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
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団塊世代の地方移住が日本を救う
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無農薬玄(白)米の販売
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籾殻燻炭の販売
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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