2015年3月29日日曜日

蓼科だより・388号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年3月28日(土)★
★テーマ:籾の播種、「スマート・テロワール」、玄米給食、

     「まいみその」、
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 春の重要な作業のひとつである籾の播種(はしゅ)が、昨日無事終了しました。
 私にとっては7回目の米づくりですが、苗箱への播種は初めてなのであれこれと気をもみました。成苗用の播種機はいつもの米づくり先輩Mさんが貸して下さり、私の家まで1トントラックで運んでくれました。

 私の稲作り設計は、1坪当50株(一般は60株)とし、1株当の植付け本数は2本(一般は5本)としました。種籾の表面は乾燥させ、中は湿潤状態の籾を苗箱1枚に約70グラムで計算し、余裕を50%持たせると、1反部当り15枚となり、今年は3反歩(30アール)なので、45枚作りました。
 今年は初めてなので、かなり余裕を持たせましたが、慣行農法の半分以下の苗数でOKです。過去の経験から言って、収量は大差ありません。

 仲間がいる、中でも本物農業を目指す農業者がいるということは本当にありがたく心強いことだと、つくづく思いました。資機材は何でも持っているし、何よりもノウハウが現実的です。
 Mさんは本物農業者で、息子さんが本気で取組んでいます。そこに農楽の私と、一昨年当町に移り住み私の仲間になってくれたEさんと、やはり佐久市に移住してきた20代の青年が加わりました。皆不耕起栽培に取組んでいる仲間です。

 昨日作った苗箱数は、私が45枚、佐久市の青年が100枚、合計145枚でしたが、楽しみながらゆっくりやって午前中に終りました。馴れれば、4人で1時間の仕事です。
 これだけの種籾が実れば、約100人の1年分のお米が採れます。(日本人平均の米消費量から)
 妻の力作カレーライスで美味しく昼食。
 午後はEさんと二人で、昨年まで水苗代をやった苗間を、箱育苗用に環境整備をやり直して45箱を設置し、サーモスタットを取り付け、温床線のスイッチをオン。続いて保温用のトンネルを作り作業完了。
ーー
 一昨日、26日は私にとって記念すべき日になりました。現役時代から長年お世話になっているM社長さんが、私が最大の関心を寄せている「スマート・テロワール」(フランス語で「自給圏」の意)の著者、前カルビー株式会社社長(現相談役)松尾雅彦氏に引き合わせて下さったのです。

 M社長と私は、茅野駅前のすてきな美術館内の瀟洒なレストランで、昼食をとりながら、2時間ばかりお話しさせて頂くことができました。松尾相談役は、前日南信地区で講演があったそうで、その帰りに時間を作って下さいました。
 開口一番「あの本のどんなところに関心を持ちましたか?」と聞かれました。
 「農地のゾーニングによる米作と畑作と牧畜の均衡のとれた農地再編です」と答えました。
 「次には?」と聞かれ、
 「自給圏の構築による地域の自立と振興です」と答えました。
 更に、「真善美を目指すべきだとありましたので、立科町を『日本で最も美しい村』に加入できればと考えています」と申しあげました。

 私が一番お聞きしたかったのは官僚・政治論でした。次の質問をしました。
 「農地のゾーニングと水田の畑地転換は、且つての農業構造改善事業(水田整備)に匹敵する大事業になると思います。困ったことに、この提案は自民党と農水省が営々と行ってきた日本農業を水田整備によって立て直すという根本政策の半分を否定することになります。
 果して、自民党に、自分の過去の政策を否定するようなことができるでしょうか?」
 このお答えは控えさせて頂きますが、要旨は次の通りです。
 「この構想の基本は地方の自立です。政治も国(官僚)も頼ってはいけません。自力でやるのです。まず、近しい5〜6人で始めるのです。」とのことでした。

 考えてみれば、地方自立の体制をつくるのに中央の力を借りるというのは矛盾しています。本の中にも、福沢諭吉の「独立自尊」「自主自立」のことが書かれていました。ですが、非常にシンドそうですね。
 しかし、日本各地で既に立ち上がっている町村がありますが、確かに自主自立しています。

 現実的に考えてみますと、圃場整備の済んでいる田んぼは、水路と農道は既にできていますから、畑にするには耕土を剥いで、土手を崩すだけですから、ブルドーザーの作業だけですので、それほど費用がかからないかも知れません。
 関係者が団結して立ち上がり、町村独自の補助金か融資制度を作れば可能だろうと思います。生き残るためというような悲愴な想いではなく、発展生成のために進めるべきではないでしょうか。問題は、工事費より、そこまで辿り着く合意作りと団結だと思います。

 この本の提案は、坂本龍馬の「船中八策」に相当するのではないかと思っています。米づくり、瑞穂の国体制の造り変える農業の平成維新だと感じています。明治維新が必要だったように、衰退の一途にある農業の維新を行わなければ日本の将来の姿が描けないのではないでしょうか。

 著書「スマート・テロワール」にサインを頂きました。松尾様にお会いできたことは、一生の記念になると思います。 
 M社長さん、本当にありがとうございました。

 関連ですが、日経ニュースメール3/23にすてきな情報がありました。書き出し部分を下に転載します。下段にURL。

<『住みやすい町、日本一 「究極の地方創成」はこれだ!』
 名古屋市に隣接する愛知県長久手市。人口5万人の一見何の変哲もないベッドタウンだが、「快適度」「子育てがしやすい」といった各種調査で「日本一」に輝き、今も人口流入が続いている。
人口減によって、2040年には日本の半数の自治体に消滅の恐れがあると指摘されるなか、長久手市は何が違うのか。日経電子版は創刊5周年企画として、地方創生の解を探ろうと長久手市を取材した。そこでは地方自治の常識を覆すような取り組みが繰り広げられていた。

http://mxt.nikkei.com/?4_33503_1238287_1 >


(私)この文章の中に、次のような言葉があります。
 「地方自治は民主主義の学校と言われるが、市民に力がないと成り立たない」

 地方自治は、国の問題でも政治の問題でもないということ。裏返せば、国が悪い、政治が悪いと言って、つい他人のせいにしてしまいますが、そんな市町村では自立できないということになるのでしょうか。とは言っても、厳しいですね。・・・しかし、他に道はあるのでしょうか。
 誰かが助けに来てくれるのは待ち続けるのか、それとも自ら立ち上がるか・・・・
 そもそも国がくれる「自治」ってあるのでしょうか?

 安中さんがこの問題に関連して次のコメントを下さいました。
<・・故郷新潟の農業の現実を見ていると、安江さんが書かれているとおりの状況です。全くの私の私見ですが、日本人の大半は、農業=米作りの意識しかないのだと思います。そして、この意識は、江戸時代、侍の俸給が米で支払われていたことに由来するのだと思います。

「加賀百万石」の百万石の中身は、全て”コメ”であり、野菜などの収穫高は入っていないのではないでしょうか。結果、国民の意識にも、「コメだけが農業」が刷り込まれてしまっていて、未だに解けない呪縛になっているのだと思います。農政を法律から変えない限り、この呪縛から抜けられない気がします。>

ーーー玄米給食を実践している保育園!

 致知出版社の「人間力メルマガ」より転載致します。下段URLの「保育実践内容」をご覧ください。抜粋は「致知」に連載されたこの園長さんの文章です。

< 昭和43年の園創立の頃から食に関心を持っていた私が玄米給食を始めたのは、約20年後の平成元年。皮膚がジュクジュクになったり、喘息になったりする子が増え始めた頃のことでした。

いまでこそアレルギー症状であることが明らかになっていますが、当時は原因も分からず、多くの園でそういう子が受け入れてもらえないという事態にまでなっていました。専門医や保護者と関わり続ける中で見えてきたのが食生活との関わりでした。

高脂肪、高タンパクの洋食が増え、冷凍食品や出来合いの総菜が広く普及するにつれて、これらの症状も急増していたのです。私たちは食について勉強会を始め、それまで与えていたお菓子をやめ、白米を玄米に切り替え、野菜も調味料も無添加のものにしました。

いまのように自然食が知られていない時代でしたが、私たちの熱意が通じたのか、保護者からの反対意見は聞かれませんでした。それどころか、アレルギー症状が軽減した園児が1人、2人と増えるにつれて、地元はもとより遠方からの入園希望者が相次ぐようになりました。

アレルギー症状だけでなく、年少児の「かみつき」も確実に減っていき、先生の話を聞く姿勢も明らかによくなってきました。そして、何より嬉しかったのは、園でのこの取り組みが家庭に、そして地域社会に広まりを見せていったことです。

食を躾けられた園児たちは家でも和食を好んで口にし、添加物は無意識に遠ざけようとします。それは家族を感化し、お母さんと一緒に調理をするようになった子も増えていきました。・・・

※この続きは『致知』2015年4月号 P94~P95をご一読ください。>

高取保育園のホームページ

ーーー『まいみその』の証明!

 上田市武石の米づくり先輩宮下氏の下段ブログからの引用です。無農薬の力が判ります。
<・・・栽培工学ですからトヨタの大野哲学を導入しました。カンバンでは出来ませんが、『次工程はお客様』

当社では、まいみそのを主力製品にしようとしています。そこで、コメつくりの次工程に、糀出しを目標にしました。「糀が深く食い込むお米を生産すること」を目標に研究を重ね、ついに糀活性の高い米の生産に成功しました。

『まいみその』がその証明です。どの味噌よりも、甘く美味しいのは糀の活性化が寄与しています。どの程度か?甘酒を作るには、60℃6時間が通常ですが、当社の糀を使いますと、60℃3時間で強すぎる甘さの甘酒が出来ます。

糀活性と呼んでいますが、それの高いコメを作った結果、このコメを使って作った日本酒は、糀活性が高いために、だれでも醸造が簡単に出来るようになり、狙った味に仕上げることができています。

1昨年、酒米の新種での栽培に失敗して、恥かいたことが研究心を呼び起こし、糀活性の高いコメに向かわせました。どう栽培したら良いか?それがわかったのです。品種は『いのちの壱』『美山錦』『コシヒカリ』どれも糀最適米になりました。

新しい日本酒、もうじき発売になりますが、凄いことになっているようです。
ここでも、失敗が動機になって、予期せぬ成功を呼んでいるような気がします。・・>


無農薬のススメ

(私)「まいみその」も酒も本当に美味しいです。下記URLの再下段にある「問い合わせ」から様子を聞くことができます。

無添加ジャムの美ヶ原ベリー園

フッターーーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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2015年3月23日月曜日

蓼科だより・387号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年3月21日(土)★
★テーマ:農業機械を頂いた、農協改革と農業改革、

     戦後70年談話、消滅可能性と首長選挙
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 今日はお彼岸の中日。寒さ熱さも彼岸までといいますが、毎年感じるのですが、春への変化は急激に来るように思います。つい数日前まであった日陰の雪の塊が、ふと気がつくとほとんど消えかけています。そして、日向には草の緑が目立つようになり、今日は蝶が舞うのを見ました。テレビでは桜前線がニュースになっています。

 また今日は、とてもありがたいことがありました。近くの兼業農家さんから素敵なプレゼントを頂きました。田畑を耕すヤンマー耕運機、畑作用のイセキ管理機、2条植えのイセキ田植機、1条刈りのバインダーです。何れも20年以上前の機械ですが、オイルと燃料を点検して始動すると、どの機械も一発でエンジンがかかりました。

 その農家さんは、お年が89才、5年前に農業を止め、以来機械類は機具庫の中で眠っていたものです。片付けながら、点検しながらの移動作業だったので、正味一日かかりましたが、どの機械も調子が良いので、今年の作業が楽しみです。

 困ったのは、お代を受け取って頂けないことです。これだけの機械を新品で買えば、ゆうに100万円を超えるでしょう。知合いということもあるのでしょうが、つくづく人の良さを感じました。最後には、今年の新米でお礼させて頂くことで了解して頂きました。

 兼業農家の農業機械は、一年に1回しか使わない機械が多いので、経年はしていても、機械自体の老化はあまり問題ないと思いますが、20年以上の技術進歩は大きいので、その点が心配です。
 特に気がかりなのは田植機です。不耕起栽培では、慣行栽培の稚苗5〜6本植えと違い、成苗1〜2本植えにしますので、苗を摘み取る部分の性能が重要です。これについては先輩諸氏に教わろうと考えています。昨年、お借りした4条植え田植機では植付けの欠落が多くて、補植に手間取りました。

 いずれにしても忙しくなりました。今年はNPOの”田舎暮らし”コミュニティづくりの活動が本格化しますので、スケジュール管理が大事になります。
ーー
 去る19日には、武石の宮下さんのところで種蒔きの実習をさせて頂きました。園原先生のところで学習して以来の体験です。酒米450枚、コシヒカリ300枚でした。便利な機械があって、1時間に150〜200枚くらいはできます。成苗用のオート播種機です。

 あいにく雨降りで日照がなかったり、他の都合があって1日で終りませんでしたが、段取りが整っていれば、1日に千枚位は可能かなと思います。やはり農業の基本は機械化による効率・能率の向上が鍵ですね。農楽とは根本的に違います。
 しかし、国もJAもこれらを一緒くたにして論じています。矛盾だらけの農政になるのは当然の帰結です。

 因に、ネットで「ことばの意味」をみると、次のようにありました。
<一般的に「能率」は一定の期間でこなせる仕事の絶対量を表すのに対し、「効率」は仕事の成果とそれに要するさまざまなコストとの相対的な比較を表す傾向があります。>

ーーー農協改革と農業改革

 櫻井よしこ氏が週刊新潮に下記のような記事を寄せています。そこに書かれていることは間違いだとは思いません。

<・・・29日に安倍政権が決定した農協改革案は、全国農業協同組合中央会(JA全中)が下位の地域農協に強い監査権限を持ち続けることを許さないという大事な点はきっちりおさえた。4年後、全中は農協法から外れて一般社団法人になり、各農協に対する監査権限を失う。
 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の山下一仁氏が次のように説明した。

「農協法に担保されたこの監査権限こそ、全中は守りたかった。農協組織の末端まで支配できる最重要の手段ですから。安倍首相側が全中を農協法から外すために出した手練手管の策が、農協加盟の准組合員の数を規制するという条件でした」

農協の正組合員は467万人、517万人の准組合員のほうが多い。農協は准組合員の給与を預り、保険を扱い、生活用品のあらゆるものを買ってもらっている。地域農協が集める金はJAバンク(JA・信連・農林中金)に預けられ、その預金量は90兆円に達する。三菱東京UFJ銀行に次ぐ日本第2のメガバンクだ。・・

・・・「地域農協にとって准組合員を規制されたら経営が成り立たない。絶対呑めない条件を出された地域農協は、准組合員を取り上げられるくらいなら、全中の特権であり、その下で自分たちも行使している監査権限などを諦めようと考えたのではないでしょうか」・・・>


(私)しかし、私にはこれは農業改革の本質とは思えません。准組合員の問題もこれは金融・銀行問題です。大事ではないとは言いませんが、問題の本質ではないと思います。本質は農業そのもの、現場(=農地)にあると思います。私には、全中問題は農業問題の目くらましのように感じられます。

 大問題は、米が生産過剰が現実となり生産調整を始めた1970年から現在に至るまで、農水省はひたすら田んぼだけ(100%ではないが)を造り続けたことです。約40年間兆円単位の税金を注ぎ込み続けました。誰が考えてもおかしくないでしょうか。要らないものを造り続けたということです。

 結果として、多額の税金を注ぎ込んで造った田んぼの40%が減反(作ってはいけない)になっています。何故余ると判っている田んぼを造り続けたのでしょうか。土手の面積と耕作面積が同じになるような急傾斜地にも何故田んぼを造り続けたのでしょう。
 余剰米を輸出して外貨を稼ぐとという計画があったのであれば理解できないことはありませんが、どう考えてもそのような意図も可能性もあったとは思えません。

 私の周辺では、山沿いの傾斜地の田んぼでは、圃場整備したにもかかわらず、耕作が放棄されています。米作適地ではないのです。しかも驚くことに、土手の草だけ刈っていれば、中山間地農業直接支払事業の給付金がもらえるのです。何も作っていないのにです。
 もしこれが牧草地になっていれば、結果は変わっている筈です。

 何故、畑作と牧畜を無視したのでしょうか。誰が洗脳したのか判りませんが、先進国の農業を研究せず、畑作はダメと決めつけていたように思います。日本の四国ほどしかない小国のオランダが世界第2位の農産物輸出国であることをどう理解したらいいのでしょうか。
 食料自給率40%という現状は、政策を過った当然の結果ではないでしょうか。しかも酷いことに、自分達の失政の結果を逆手にとって、不毛なバラマキ補助金行政を続けてきたのです。

 私は、『スマート・テロワール-農村消滅論からの大転換-』(松尾雅彦著学芸出版社)を読んでこれらのことが判りました。もやもやしたパズルがすっきり解けました。
 全中の改革を無意味などというつもりはありませんが、農業の現場を後回しすることは優先順位を間違えています。また、世の論者もメディアも何故このことに触れないのでしょうか。

 先進諸国の農業は、穀物栽培と野菜栽培と牧畜とのバランスの上に成立っていると松尾さんはリポートしています。全農地をゾーニングし直して、適地敵作のバランスの良い農業に転換すれば日本の農業は再生すると説いています。
 これは革命的な大事だとは思いますが、私には日本の再生はこれしかないと思えてなりません。小手先の改善政策をいくら積み重ねても補助金をいくら注ぎ込んでも、農地活用の根本的な転換なしには農業と農村の再生はあり得ないと思えてなりません。しいては地方の活性化無しに日本全体の向上もあり得ないと思います。

 現状のままでは、農村と農業は疲弊の一途を辿ります。毎日いろんな人とあった時に、「立科町の10年後をどう思いますか」と尋ねてみますが、一人として希望を持っている者がなく、「どうしたら良いのでしょうか?」と尋ねても、「どうしょうもない。判らない。20年後には近所の7割が空家になる。」というばかりです。

 日本中の農村が生命力を失った時に、東京だけが生き残れると考えている人はいないと思います。舛添知事は、オリンピック招致だけに飽き足らず、東京にカジノを造りたいと運動しているようですが、東京だけ良ければいいと考えているのでしょうか。

 減反政策を調べていたら、Wikipediaの記述の中に下記がありました。

<・・戦後の食糧難は深刻を極め、1946年(昭和21年)の東京・上野駅での餓死者は1日平均20.5人で、大阪でも毎月60人以上の栄養失調による死亡者を出した。
だが、米は引き続き食糧管理制度に基づく政府の固定価格での買い上げだったためヤミ米が横行、ヤミ米を食べることを拒否し法律を守った裁判官山口良忠が餓死するという事件も起こっている。・・>


http://ja.wikipedia.org/wiki/減反政策

(私)戦争の真の原因は飢餓だと私は思っていますが、つい6070年前に上記のような現実があったこと、5060年前まで娘が売られ公娼宿が日本中にあったことを忘れてはいけないと思います。 
 戦前まで、飢饉と飢餓が1020年毎くらいに起きていたことも記録に残っています。

ーーー戦後70年談話

 HAL通信3/17より引用します。
< 安倍晋三首相が今夏発表する戦後70年談話に関する有識者会議座長代理の北岡伸一国際大学長が、シンポジウムで「侵略して悪い戦争をして、たくさんの中国人を殺して誠に申し訳ないということは、日本の歴史研究者に聞けば99%そう言う。私は安倍さんに「歴史学的には侵略だ」と日本は侵略だと言ってほしい」と述べた。・・・

・・・焦点の70年談話ですが、この談話で安倍首相が「侵略した」とはっきり言ってしまえば、日本は永遠に「犯罪国家」となってしまいます。
以前のメルマガで書いたように、国際条約で侵略戦争を定義したのは、1919年のパリ講和会議の「国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄する」という、いわゆるパリ不戦条約のみです。

この時、自衛の戦争は放棄対象から除かれ、「侵略」の定義は「当事国の自国裁量権に任せる」とされました。つまり、戦争当事国が「侵略戦争」と言わない限り侵略国家とならないということなのですが、東京裁判では、侵略戦争を行った罪でA級戦犯7名が死刑となりました。
ちなみに、7名の被告はすべて、黙秘か否定で「侵略」を認めませんでした。・・>
(私)最近私は日本人の戦争観に間違いがあるのではないかと疑問を持っています。戦争を犯罪だと考えているのではないでしょうか。好ましいことでないことは当然ですが、戦争は正当な国事行為なのだということが理解されていないように感じます。

 Wikipediaを読むと、次のようにありました。
<戦争とは、おもに内政問題あるいは外交問題の武力解決であり、国家による政治の一手段である。>

 私は学校で上記のように勉強した記憶がありません。習ったのは、悲惨な戦争、侵略戦争、独立戦争、でした。戦争の意味については教えてくれなかったように思います。
 戦争=国家の犯罪=侵略戦争と短絡しているのではないでしょうか。

 更に、Wikipediaの「不戦条約」には次のような記述があり、HAL通信に書かれている通りです。

<・・・自衛戦争の対照概念たる「侵略」の定義がおこなわれておらず、・・・国際法は相互主義を基本とするので、「侵略か自衛か」「どこが重要な地域であるのか」に関しては当事国が決めてよいのであり、当時の世界中の学者から、「侵略」は事実上の空文と評されていた・・・。>

http://ja.wikipedia.org/wiki/戦争
http://ja.wikipedia.org/wiki/不戦条約

(私)浅薄な知識でこのような大事を論じてはいけないと思う一方で、国民の大部分である素人の感じ方を披露すべきとも思っています。HAL通信の内容や、Wikipediaの記述から読み取る限りでは、北岡伸一国際大学長の冒頭発言は間違っていると思わざるを得ません。

 しかし、私なんぞより遥かに知識も能力も高いと思われる名門大学の学長さんの仰ったことですから、きっと凡人の知り得ない理由があるのだろうと思いますが、どなたかこの学長さんに「馬鹿にも判るように説明してやってくれ」をお願いして頂けないでしょうか。

ーーー消滅可能性が高い上位100の市町村の過半数の首長選が無投票!

毎日新聞ニュース3/17より引用します。

< 民間の有識者会議「日本創成会議」の分科会(座長・増田寛也元総務相)が昨年推計した「消滅可能性都市」で、消滅可能性が高いとされた上位100の市町村のうち、過半数の52市町村で直近の首長選が無投票になっていたことが分かった。地方の衰退が、民主主義の基本である選挙にも影響を及ぼしている。・・・>

▽消滅可能性都市:上位100市町村、無投票の首長5割 現職17人、一度も選挙経ず
http://mainichi.jp/m/?zNzBzx
▽消滅可能性都市:上位100市町村、無投票の首長5割 消滅可能性都市を指摘した増田寛也元総務相の話
http://mainichi.jp/m/?L3BluA

(私)幸い立科町は、上位100市町村には入っておらず、首長選も町議選も行われそうです。辛うじてというところでしょうが・・。

フッターーーーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
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団塊世代の地方移住が日本を救う
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無農薬玄(白)米の販売
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籾殻燻炭の販売
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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2015年3月16日月曜日

蓼科だより・386号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年3月14日(土)★
★テーマ:焼きぬか、佐久広域、東日本大震災、ちゃたまや、

     侵略国家、慰安婦、
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 まだ寒さが残るもののすっかり春めいてきました。今週始めには今年初の籾殻燻炭を焼き、久しぶりにすえた香りの煙りを辺りにまき散らしましたが、離れの一軒家だからできる仕事です。今回は量が多かったので、朝8時に点火して焼き上がったのが夜10時となり、14時間もかかってしまいましたが、約900リットルできました

 籾殻燻炭は、この辺では焼きぬかと言いますが、炭なので全く微生物も病原菌も草の種も入っていなくて、ペーハーは中性で7、しかも細かいので苗作りに使うのに適しています。
 今回の焼きぬかは、武石の稲作り先輩、いつものMさんと私自身の稲の苗づくりに使います。焼成培土と完熟堆肥と共に混ぜ合せて使います。Mさんは今日、800枚もの苗箱に入れる作業をやっていました。私はたったの40枚です。彼は農業で、私は農楽ですから。
 昨日、今日と庭木の剪定もしましたが、陽当たりの良いところで素敵な春を見つけました。フキノトウです。清々しい香りと淡いニガミ、これで晩酌すると間違いなく春を実感します。

 年中行事で、役場に税金の申告に行きました。恥ずかしいからこんなこと書くなと妻に言われそうですが、年金にかかる僅かな源泉税だけで、農業所得もマイナスになるので、所得税申告は免除され、必要なのは住民税申告だけでした。ですが、やはりいばって納税したいですね。
ーー
 前回の記事の訂正があります。佐久広域のホームページについて下記のように書きました。
 <このデータをネットで見られるかなと思い、佐久広域のホームページを探しましたがありませんでした。・・・折角のデータを公表していないのは、如何なものでしょう。是非オープンデータにして欲しいものです。>

 ところが、よく見たらど真ん中に判りやすく出ていました。佐久広域事務局のK様、すみませんでした。これはとても良いデータです。佐久地方のことにご興味のある方はご覧になって下さい。きっといろんなヒントが得られると思います。
 下記URLの「観光を基軸にした交流人口創出プロジェクト『温故知新』」をご覧ください。

 他地域はどうなっているのか気になったので、上田地区広域連合と北信地区広域連合のホームページを覗いてみましたが、それらしきものはありませんでした。軽井沢があるせいでしょうか、佐久広域はすごく良い仕事をしてるなと感心しました。

 ただ、オープンデータにはなっていませんでしたので、是非やっていただきたいですね。オープンデータのことを知ったのは最近のことですが、ネットでみると、欧米ではかなり使われているようですが、日本の総務省では取組の検討を始めたばかりのようです。下記は総務省のホームページです。

 面白い事例をひとつ紹介します。佐久地域観光意向調査というデータの中に「佐久広域エリアの周遊時の障害要因」というのがあります。その要因として、交通の利便性、渋滞、情報不足等々がありますが、何と一番多かった回答が「障害になっている要素はない」となっています。

 蓼科は、軽井沢から遠い、などを言い訳にしてはいけないということでしょうか。言い方を変えれば、観光客が少ない理由は、遠いからではなく他にあるということですね。
 これを他のデータと重ね合わせて見ていくと何かが見えてくるということです。

 観光スポットの認知度・興味度の立科町関連では、蓼科ふれ合い牧場が17位、田舎体験が20位でした。残念です!

ーーー東日本大震災満4年に思う

 3月11日、東日本大震災満4年の追悼行事やいろんな特集番組の報道が当時のことを思い出させ、被災した人々の逞しい生き様を見せられていろんなことを思いました。
 私が一番感じたのは、「被災した人々が想像を絶する苦難の中で逞しく生きていることを思えば、我々の日常の不満や苦労など何するものぞ、その気になればできないことなどない筈」という思いでした。
 一方で、世界では戦火と飢餓が耐えません。今、たとえ貧しくても、平穏に生きられていることが、如何に贅沢で幸せなことか気付かせてくれました。人々は、何かことに当るとできない理由を上げつらって、結局何もしない、動き出さないということがよくあります。私もそうです。

 ”田舎暮らし”コミュニティを創ろうをいうNPO活動を始めていることを何度か書いていますが、確かに楽ではない仕事です。障害は山ほどあります。でも、津波に、親兄弟も家も流されたと思えば、何のそのだと思うようになりました。皆さんは如何でしょうか。

ーーー話題の「ちゃたまや」の卵!

 佐久市にある鶏卵生産・販売をしている話題のたまごやさんです。最近頂いて食べましたが、確かに美味しいです。説明を読むと、発芽玄米を餌に混ぜ込んでいるというので、きっと健康に良いと思います。1個250円と高いですが、全国に発送しているそうです。健康は食が基本だと思っています。
 但し、この「命のたまご」はまだネット通販にはのっていなくて、電話でのみ注文を受けているそうです。ホームページと電話は下記です。

下段URLの左サイドバーから「命のたまご」をクリック!
http://www.chatamaya.com/
0267-51-5810

ーーー日本は本当に邪悪な侵略国家だったのだろうか?

 加瀬英明先生が3/13日のメルマガで呟いています。
<・・・長い歳月だ。だが、いったい先の戦争から70年がたって、日本にとって戦後が終わっているのだろうか?1月に、アメリカ国務省報道官が、安倍首相が第2次大戦終結70周年に当たって、談話を発表するのについて、「村山首相談話と河野官房長官談話を継承することを、望む」と、2回にわたって発言した。

 これからも、日本は棘(いばら)の冠を戴いて、戦勝国が強いた犯罪国家史観という、十字架を背負って歩まなければ、ならないのだろうか。村山談話も河野談話も、その時の国民の総意に基いたものでなかった。2人の罪は重い。

 アメリカ政府は首相が靖国神社を参拝することにも、反対している。一昨年、安倍首相が靖国神社に詣でると、在日アメリカ大使館報道官が非難する談話を発表した。
 だが、小泉首相は在任中に靖国神社を6回参拝したが、ブッシュ(子)政権は1度も、不満を唱えなかった。小泉首相が訪米すると、大統領とエルビス・プレスリーがギターを鳴らして歌う、2人で真似をして興じた。

 オバマ政権と、その前のブッシュ(子)政権の間に、日本にとって危険な、大きな亀裂が開くようになった。いったい、どうしたのだろうか?・・・>

< ニューヨーク・タイムズ、ロンドン・タイムズ、ファイナンシャル・タイムズの日本支局長を歴任した、ヘンリー・S・ストークス氏の著書『連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書)という良書が、一昨年12月に出版されて、10万部以上売れるベストになっている。

 本書は、日本は先の大戦を自衛のために戦い、アジアを西洋の植民地支配から解放したが、侵略したのではない、日本は「アジアの光」だった、東京裁判は不正な復讐劇だった、“南京大虐殺”は中国のプロパガンダにすぎない、慰安婦は売春婦で、性奴隷ではなかったなどと、説いている。

 ところが、本書を原文で出版しようとしても、尻込みするアメリカの出版社が多い。日本で英語の本を出版して、アメリカ全国の書店に唯一つ配給していた、講談社インターナショナルは経営が行き詰まって、昨年春に解散を強いられてしまった。これでも、日本は国際大国といえるのだろうか。 >
(私)我々の親と先祖が極悪非道だという前提でしか歴史を語れない人々にとって、加瀬先生の言葉は嘘だ、軍国主義社だというのでしょうね。でも、本当にそうでしょうか。私が尊敬する筋の通ったことを語る先生方はだいたい加瀬先生に同調するだろうと感じています。

ーーー朝日新聞の「従軍慰安婦」報道小史

 またか、という話しです。この国際派日本人養成講座のブログに嘘が書かれているとは思えないのですが、「反省も謝罪もなく、今までの姿勢を継続していく、という決意表明なのである。それがどのような姿勢なのか、本稿では、今までの朝日の報道を時系列に概観して、読者各位の判断に供したい。」と書いてます。皆さんは如何でしょう。

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2015年3月8日日曜日

蓼科だより・385号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年3月7日(土)★
★テーマ:ブランド推進講演会、「スマート・テロワール」、

     大学との連携、政治は不得手、日本の蛮行
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 季節の変わり目ですね、雨になったり、雪になったり。インフルエンザにかかったという話しもよく耳にします。私も大きなくしゃみがでました。

 3月は年度末、いろんな公共的組織の会合が続きます。今日は、私が加入している中山間地域農業直接支払事業土遠集落の総会と、立科町主催の「たてしなの農畜産物ブランド推進講演会」がありました。

 町主催の講演会が、4時間半と時間も長かったですが、内容がとても良かったのでそのことを書きます。佐久広域連合事務局木次氏の「立科町が元気であり続けるためのヒント」、カルビー株式会社加藤氏の「手軽で効果的な農畜産物の売り方とは?」、デザイナー中沢氏の「農畜産物ブランド推進におけるデザインの力」の講演が続き、
最後に、佐久農業改良普及センター伊藤氏のコーディネイターによるパネルディスカッション「立科町の農畜産物をもっと売るために必要なこと」が行われました。

 どの講師の先生も、たくさんのPPTの資料を配布して下さり、判りやすく良い勉強になりましたが、あまりの情報の多さに頭の整理が追いつきません。これから内容をよく読み直していこうと思っています。
  
 木次氏は、佐久広域の観光客の意向・動態調査や別荘客の意向調査データに基づいた説明があり、交流人口創出指南書と銘打った「Mining The Miners」(マイニング・ザ・マイナーズ/アメリカのゴールドラッシュ時代の言葉)という冊子の紹介等がありました。この冊子には貴重なデータがたくさんあり、今後参考にすべきと思っています。

 今までの常識を破るようなデータもあり、いろんな気づきがありました。そうか、と思ったのは、認知度・興味度データに「蓼科ふれあい牧場」が中の上あたりにあったこと。蓼科牛もそこそこの評価があった。やはりと思ったのは、全ての観光要素に対して女性の興味度が高いこと、地元食材に関心が高いことでした。

 このデータをネットで見られるかなと思い、佐久広域のホームページを探しましたがありませんでした。Mining The Miners」のコンセプト「機会は均等に、チャンスは全員に」が表紙に大きく書かれていますが、折角のデータを公表していないのは、如何なものでしょう。是非オープンデータにして欲しいものです。

 カルビーの加藤部長は、カルビー発展の実体験を元に、「プライマリー・ベネフィット」(決定的な購買動機/買う理由は一つだけ)と商品開発の要諦を話してくれました。そして、「森が危ない。水が足りなくなる」という強い危機感にたって、環境貢献型事業への取組と、J-クレジット(排出権)制度活用による差別課が大事だと強調されていました。

 加藤部長の一番印象に残った話しは、商品の売れ方についての価格要素が以外に低いことでした。その現実をいろんなデータで示してくれて納得です。キーワードは「お客様は何を求めているか?」、「それはただ一つ!」でした。

 加藤氏が部長を務めるカルビー株式会社カルネコ事業部は、環境省のマッチング支援事業であるEVI(Eco Value Inerchnge/日本の森と水と空気を守る/2011年設立)を運営しています。EVIというのは、カーボンオフセットのプロバイダー(仲介業)のようです。

 因に、カーボン・オフセット (carbon offset) とは、人間の経済活動や生活などを通して「ある場所」で排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業(排出権購入)によって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動の総称。(Wikipediaより)
 私なりに翻訳すると、定められた数値以上の炭酸ガスを出している工場等が、環境保護を行っている人・組織から炭酸ガスを出す権利(排出権)を買う仕組みのこと、となります。

 私は、不耕起栽培の稲作りが低炭素農法であること、持続可能なコミュニティ(エコタウン)が低炭素コミュニティであることを考え、カーボンオフセット事業にならないか、加藤氏に相談してみるつもりです。

 デザイナー中沢氏の「農畜産物ブランド推進におけるデザインの力」では、今まで身近に目にしていた商品デザインのいくつかが氏のものであることを知りました。現小宮山町長肝いりで設立した地元ブランドづくりの会社「たてしな屋」のマークもそうでした。小布施の商品も数多く手がけていました。
 商品販売には、ブランドとマークの確立が重要だということは頷けます。きっと、関係者全員の意思統一とやる気の象徴なのでしょうね。

 3名の講師に共通して出てきた言葉は、「来訪者(第三者)目線で評価する」、「買う側の言葉で考える」ことでした。私の”まちづくり”の考え方にもこれが欠けていると気づかされました。
 パネルディスカッションの最後で、佐久地域外から来たお二人の講師が、揃って「立科町は知らなかった」と本音を漏らしてくれたことはよく覚えておこうと思います。

 終ってから、私に残った疑問は、今日の話しの全ては現在の農村構造と農政の継続を前提にしていることです。農村の現状改善には役立つと思いますし、お話の有為性を否定するものではありませんが、現在の農村・農政構造のままで、果して講師の皆さんの考えが実現できるだろうかという疑問です。

 一番の問題は、農家の99%が兼業農家だからです。兼業農家の生計は会社勤めの給料で成立っていて、朝晩と休日作業で作られる農作物は農家のゆとりと豊かさをサポートしてはいますが、農業で生計を立てる意志のない農家の集団で果して自給圏を構築することができるかです。
 キーワードは、自給自足であり、自給圏だからです。

ーーー『スマート・テロワール-農村消滅論からの大転換-』

 著者の言葉で「スマート・テロワール」を説明します。
<「スマート・テロワール」の「スマート」とは、賢い、利口な、無駄のないという意味です。農村部の住民が参加して、農村の地域社会を創ることを 「スマート」という言葉で表しました。「テロワール」は、産地の特徴を活かした地域の概念です。よくワインやお茶などの産地に使われる言葉です。二つを組 み合わせて「スマート・テロワール」としました。
 それは「美しく強靭な農村自給圏」のこと。>

 次のようにも語っています。
<・・私は、日本のジャガイモがどうやったら米国のアイダホのフレンチフライに勝てるかと考えました。地元愛に基づいたマーケティングが唯 一、勝てる方法だと思います。それ以外にチャンスはありません。それがこの本の重要なコンセプトでもあります。
 グローバリゼーションは永遠に続きます。で すから、地産地消のベースをつくって、グローバリゼーションに対処する「砦」を築くことを勧めています。「スマート・テロワール」は、消費者が供給者に手 を差し延べ、消費者と供給者が一つの環としてつながることによって生まれます。・・>

<・・安い、おいしい、もうかる。これがカルビーの不敗神話ですね。価値があるから高 くして認めてもらおうというのは、ものづくり屋さんの失敗の始まりですね。 ・・

 下記URLは、『農業経営者』に掲載された著者とのインタビュー記事全文ですが、「スマート・テロワール」の要点が判ります。

 実は上記講師の加藤氏はこの本の著者松尾雅彦氏の部下でした。現在、著者はカルビー株式会社の相談役です。そんなことがあったので、講演会の休憩時間に加藤氏と「スマート・テロワール」について話しをさせて頂きました。

 「御社相談役の本を読ませて頂き、「スマート・テロワール」の考え方に強い関心を持っています。農村の改革はこれしかないのではと思っています。ただ、「スマート・テロワール」の考え方のベースになっているのは、「消費者が供給者とつながることで生まれる」という考えですが、今の農村には供給体制がありません。

 この状況を変えていくためには、二つの問題があります。一つは、農地全体のゾーニングによる稲作圃場の畑地転換が必要です。これは大工事であり、金がかかります。その為に一番の問題は、自分が莫大な税金を使って、半世紀にわたり構造改善してきた田んぼを壊してつくり直すことを、自民党ができるかということです。

 田んぼのまま畑作をするのは余りにも不幸率非生産的です。しかし、過去数十年の農政の間違いを認めなければ踏み出せない政策です。この点をどのようにお考えでしょうか。二つ目は、本気の農業者の育成です。兼業農家では対応はできないと思います。」

 残念ですが、時間切れでこの答えはお預けになりました。
 今後メールで教えを乞おうと思っています。

ーーー大学と地域の連携

 おらほねっとのミッチーさんより嬉しい便りです。「連携」って、キーワードになってきていますね!

<・・地元の方々に大学をもっと活用していただくとお互いにメリットが出て来る可能性があります。そういう関係が一番望ましいと思っています。
長野大学と立科町の連携協定もあるのですが、蓼科高校との連携協定もあります。その関係もあって、私は来年度蓼科高校で数回にわたり「地元を学ぶ」出前講座をする予定になっています。これ、実は今から楽しみなのです。・・>

ーーー政治は日本人にとって最も不得手な分野

 EMが無視され続け、一方でSTAP細胞問題や佐村河内問題が騒がれる現実を見ながら、小金先生は日本の科学と政治について独自の分析をなさっていますが、私はこの見方に同感です。

 小金芳弘先生のホームページ(下段にURL)内の「科学革命とこれからの経済成長」より抜粋しました。
<・・幕末以後の日本人は、欧米の科学や技術の威力を知るのにつれて、初めの内は彼らに支配されるのを恐れ、次は彼らに負けないようにと思って頑張ってきたが、今は彼ら自身が行き詰まってしまったので、これから先どうするかは自分で考えなければならならなくなった。そしてそのような時には、他人のことなどは考えず、自分が得意なことを見つけてやるようにするのが、最も賢明な方法である。

 日本人は昔から、物質を利用することよりも生き物を育てることの方が得意だったし、人を支配し管理することは苦手だったが、人を「もてなす」ことは上手だった。江戸時代には、物質を大量に利用しながらそれを生産する技術を開発することはできなかったが、鯉の養殖や生け花、盆栽などでは天才的な能力を発揮した。
 また植民地の経営や占領地の管理は下手だったが、お客をもてなす時は、山海の珍味を並べたり豪華な宴会を開いたりしなくても、質素な茶室でお茶を立てることによって相手を喜ばせることができた。・・・>
小金芳弘のホームページ
http://www.geocities.jp/ryuryuiso/

ーーー「日本の歴史的蛮行」は中国自身の伝統的行動である

 3月2の産気新聞の櫻井よしこさんの論説です。櫻井さんというと右翼論者と決めつけられる向きが多いように思いますが、何故でしょう。すごく全うなことを言っているように思います。

<・・・慰安婦問題に関して国際社会が日本非難の土台としている文書のひとつに、国連人権委員会特別報告者のクマラスワミ氏の報告書がある。・・・
・・・被害証言の中に北朝鮮のチョン・オクスン氏のものもある。・・・
・・・反抗的な態度をとった慰安婦の少女を日本兵が裸にして手足を縛り、くぎの突き出た板の上で転がして血だらけにし、最後に首を切り落とした。その遺体を煮て、泣き叫んでいた他の慰安婦に食べさせると言った。・・・

・・・中国の歴史書、資治通鑑に次のように書かれている。
・・くぎの板による無残な罰は、五代十国時代の●(びん)の国の軍使、薛文傑が考え出した刑罰から始まっていた。罪人をくぎの突き出た狭い箱に入れて揺らして死にいたらしめる刑である。また人肉食、罪人も幼子も殺して食べる事例は数限りなくといえるほど、資治通鑑に記されている。・・・>


(私)自分達がやってきたことを引き合いに出して、日本軍がやったと言っているようですが、信じがたいことです。これを日本軍がやったと信じる日本人がいることを不思議に思います。その方々に言わせれば、お前が洗脳されてるんだと言うのでしょうね。皆さんは、如何お感じでしょうか。

「日本の歴史的蛮行」は中国自身の伝統的行動であることを世界に発信せよ
http://www.sankei.com/column/news/150302/clm1503020005-n1.html

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2015年3月3日火曜日

蓼科だより・384号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年2月28日(土)★
★テーマ:ミツバチ、塩水選と浸種、栽培工学研究会
   信州まちづくり研究会、近現代史を語れない日本
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 今日で今年の6分の1が終ります。オリオンもかなり西に傾きました。日時のことが気になるのは年のせいなんでしょうか。

 前回、日本ミツバチの採蜜のことを書きましたら、信州せいしゅん村の小林村長(むらおさ)が農薬害についての情報を下さいました。ミツバチの大量死の原因だと疑いが濃厚な欧米では禁止されているネオニコチノイド系の農薬のことです。
 ただ、私のミツバチがたくさんの蜜を残したままいなくなってしまったのは、農薬を使う時期が過ぎてからなので、不思議に思っています。

 日本ミツバチ飼い先輩の従兄弟は、籾殻燻炭の煙りのせいではないかと教えてくれました。しかし、考えてみたら、昨年秋は燻炭を焼きませんでした。
 長年日本ミツバチを飼っている仲間に聞いても、よく判らないという返答でした。それにしても、1グラムにも満たない小さな虫が、半年足らずの間によくあんなに蜜を溜めるものだと、本当に感心します。
ーー
 去る木曜日に、先にノギとりしてあった籾の塩水選(えんすいせん)を行い、浸種(しんしゅ)しました。塩水を使って不良な(軽い)籾を取除く作業です。稔りの悪い籾は浮いてしまうので、それを取除きます。
 慣行農法の塩水比重は1.13だそうですが、不耕起栽培では1.15にします。塩の真比重から計算すると、水7リットルに対して2.24kgになります。

 この作業に昨年まで疑問がありました。この比重で籾を入れると大部分が浮かんでしまうからです。これでは100倍もの量を選別しなければなりません。たぶん、籾の中に空気が入っているのではないかと想像したので、いつも教わっている稲作りの先輩、宮下さんに聞いてみましたら、やはり思った通りでした。
 そこで、1時間ばかり籾を水に浸けてから塩水選を行ってみると、10%位が浮かぶようになり、程よい不良率ではないかと自己満足しています。ですが、何故かこのことはどなたの教科書にも書いてありません。何故でしょう。今後の課題です。

 塩水選の終ったものを浸種(しんしゅ)と言って、冷たい流水(私の水は4℃)に約1ヶ月漬けます。慣行農法では数日しか行わない作業ですが、不耕起栽培の基本です。こうすることによって強い苗を作ると教わっています。
 ほんの僅かな沢水を使っていますが、今年は取水の仕掛けを造り変えました。水の湧く位置が変わってしまったからです。その様子は、Youtubeにアップロードしましたのでご覧ください。
 ノギとり同様、今年は仲間が一人増えたので、作業の楽しさが増しました。

塩水選と浸種・蓼科田舎暮らし日誌390号
https://www.youtube.com/watch?v=R0uoYQAjmkM
ーー
 水曜日には、宮下さん(ほたるの居る田んぼを創る会)の主催で、上田市武石の公民館で「栽培工学研究会」という超真面目な勉強会が開催されました。
 お知らせ文書には次のような主旨が書かれていました。
「今年の作業に入る前に、イネの成長原理を学び、種子の仕組み、光合成の所以などを通じて、生命は酵素に依って生きていけることを知り、その原理原則に従った栽培を心がけることにより、身体にやさしい農業や食生活あるいは生き方を進めることができると信じ、皆様と一緒に勉強したいと思います。」

 彼は、学者肌で、私には読みこなせない専門書を読み解いて、私たちに判りやすく話してくれます。何故、稲は種だけの力で2.5葉まで育つのか、稲の命はどうやって成長を始めるのか、酸素と太陽光の役割は何か、特に生命の営みと酵素との関わりについて深く研究しています。

 これらの生命の営みの中に化学物質が入り込むとどうなるのか。今回の研究会ではその点を説明してくれました。最近、テレビ等でも酵素が話題になっていることが多いように感じますが、どうも酵素というのは全ての生命現象に関わっているようです。

 農薬に含まれている化学物質はもちろんですが、その何万倍もの量が投入される化学肥料の化学物質が問題のようです。それらが酵素の働きの阻害要因になる。彼は味噌や酒も作っていますから、発酵の様子の違いからその阻害要因がよく判るようです。彼の無農薬米で作られた日本酒が大好評だったのも頷けます。

 数日前に、クローズアップ現代で、腸内細菌のことをやっていましたが、腸内にはまだ未知の細菌がわんさといて、非常に大切な働きをしているようです。電子顕微鏡でも見えないような世界で働いてくれている細菌や酵素の世界に、無機な化学物質が送り込まれたら、異常が起こりうるであろうことは容易に想像がつきます。
 肥料とは何か、窒素、リン酸、カリとは何か、妄信から科学への転換を志しています。ただ、彼は言います。「この研究会は、在来農法を批判することが目的ではありません。真理を探究するためです。本当に人間にやさしい農業を極めるためです」と。

 若者たちの精子、卵子の異常、異常者の増加、認知症の蔓延等々、毎日報道される理解不可能な凶悪事件を見ていると、食の汚染が人間(生物)の異常をもたらしているのではないかと思えてなりません。

 川崎市の事件も、何故殺したか、殺されたかではなく、何故あのような子供を育ててしまったのかを極めるべきと強く思います。真の原因を見つけ対策をとらない限り、この種の事件は限りなく増え続けると思います。加害者だけを裁いてもことが解決するとは思えません。

 本当に良い勉強になりました。宮下さん、ありがとうございました。

ーーー信州まちづくり研究会の活動

 前回、長野大学で行われた「International Open Data Day」のことも書きましたが、私はNPOの事務局として参加しています。
 昨日も、立科町商工会の主催で、『「地方創生」政策下における小規模町村の対応戦略』という研究発表があり、聴講しました。その研究員であり講師を務めたのも長野大学の相川陽一助教でした。

 長野大学には度々お世話になっていたのに、大学について良く知りませんでしたが、昨日の商工会長の挨拶で、長野大学と立科町商工会は連携協定を結んでいることを思い出しました。そこで、ネット探ってみると次のことが判りました。ネットから引用します。

<長野大学は、1966年に公設民営大学として開学し、上田市塩田の地に50年地域と共に歩んで参りました。
本学は、「地域貢献」を大学憲章のひとつに掲げ、今日も「地域に根ざした大学」を目標に様々な地域貢献活動を行っており、その結果、日本経済新聞社産業地域研究所が行っている「大学の地域貢献度ランキング」において、私立大学部門4年連続第1位(2010年〜2013年)にランクインしました。
これからも地域に根ざした大学としてみなさまとともに取り組んで参ります。・・>

 そして、相川助教の立科町の研究結果も非常に多くの示唆に富んでおり、とても勉強になりました。
 国の地方創生政策は良いことではあるが、「やはりトップダウンであり、東京の持続可能性を求めているようにも思える」として、「地方として多いにその政策を活用すべきだが、振り回されないようにしなければならない」と注意を促していました。
 立科町の現状についてもかなり高い評価をしていましたが、「移住者の仕事の確保はどうしたら良いか」という経済的自立については、口を濁していました。答えが難しいということでしょう。

 全ての施策も、やはり経済的自立無しには完結しません。少し前に紹介しました『スマート・テロワール-農村消滅論からの大転換-』(松尾雅彦・元カルビー社長著学芸出版社)を読んでいますが、すばらしい思想と現実と可能性が書かれています。

 藻谷さんの里山資本主義も含まれていますが、もっと包括的な、副題である「農村消滅論からの大転換」論だと思います。松尾さんは世界をよく見て研究し、自分の事業に適用し実践している方です。NPO法人「日本で最も美しい村」連合を立ち上げたお一人でもあります。
 立科町も「日本で最も美しい村」連合に加盟できないか考えてみます。

 地方の自立と日本の再生をお考えの方は是非お読みになって下さい。私にはこれしかないのでは思えます。次回このことを書きたいと思います。

 ひと言だけ引用します。
<世界の工業で成熟した国には、農村だけに成長余力があり、事実そうなっています。日本だけが逆になっています。食と農は、どんなに社会が変転しても、人が生きている限り存在し続ける産業だからです。食と農で日本型の成功を得られれば、同じアジア・モンスーン地帯に生きる人々の先導者たりうるのです。>

NPO法人「日本で最も美しい村」連合

ーーー近現代史を語れない日本(JBpressより)
 私もその一人なので、この記事を掲載するのは憚られるのですが、たまたま中條先生の話しを聞く機会が2度もあり、長野県の出身でもあり、何よりも内容がすばらしくて、その本(『
おじいちゃん戦争のことを教えて―孫娘からの質問状』)も感動と共に読んだ記憶があります。
 この記事の著者は次のように語りながら日本の近現代史を語っています。
「「資本主義から社会主義への発展は必然」というマルクス主義の理論は、人類解放の理論として私を強くとらえた。共産党に入党することは、歴史の「必然的」な発展に寄与するというのだから、そこには強烈な使命感が付与されるのは当然であった。」
 この記事は、40年間共産党員として生き、国会議員にまでなった筆坂秀世氏が書いているところがスゴイと思います。そして、「だがこれからの私の立ち位置は、保守である。左翼とは、きっぱり縁を切った。」と語っています。私はこの方の立ち位置と価値観に100%同調します。

近現代史を語れない日本はまともな国なのか?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42985

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