2015年4月28日火曜日

蓼科だより・392号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年4月25日(土)★
★テーマ:ウグイス、土づくり、コミュニティづくり、
 藻谷さん講演、シビック・アグリカルチャー、投票所
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 木曜日朝、ついにウグイスが鳴声を聞かせてくれました。
 待ちこがれた恋人に再開した気持ちでした。
 「数日前に今春初めて、」と書いたのが4月4日号でしたから3週間以上です。
 それにしても、その間、ウグイスは何をしていたのでしょうか?
 私が聞き漏らしていた可能性もありますが・・・、
 気にしていましたので・・。

 まだ、練習中の鳴き声でした。
 「ほー ほけきょ」とならずに、「ほ~ けきょ」なんていうしまつ。
 例年ですと、1週間もあれば立派なプリマドンナになれるのに、です。
 やはり、この3週間は、練習してなかったとしか思えません。
ーー
 ようやく23日から天気が回復して、予報ではしばらく晴天が続きそうです。ニュースからも仲間のメールからも天候不順の弊害が伝えられていましたが、皆さん、ホッとしていることでしょう。
 私も外でバリバリ動き回っています。家の前の畑2枚の土づくりです。本来は昨年末までにやらなければならない粗造りをしてなかったために、少々慌てています。

 草丈が20センチほどに伸びてしまったために、そのまま耕運機で荒起こしという訳にもいかず、いったん草刈り機で刈り取ってから、自家製の草木灰を散布し荒起こしをしました。数日したら、超好熱細菌由来の土壌改良材と完熟堆肥を蒔いて細起こしをします。
 
 ジャガイモと葉もの野菜は、既に別の畑に種蒔きしましたが、果実野菜とツルものとトウモロコシはこれからです。
 昨年からの懸案だったミョウガの植え替えにも思いきって挑戦しました。時間がないので、ちょっと乱暴なやり方をしちゃいましたが、耕運機の荒起こしモードでミョウガの根を掘り起こしました。
 果して、これで芽が出てくれるのかどうか心配ですが、やってみます。ミョウガは酸性土壌好みなので、草木灰(今日アルカリ)は使わず、酸性の土壌改良材と完熟堆肥だけで細起こししました。月末頃、保存した根を植込むつもりです。

ーーー”素敵なコミュニティづくり”に参加しませんか!

 前回のこの記事には全く反響がありませんでした。首都圏を中心とした約2000名の方々にこのメルマガを差し上げています。どの位の方が読んで下さっているのかも不明ですし、2000名という数自体が少なすぎるということもありますので、これで一喜一憂してはいけないと思いながらもちょっと寂しい思いをしています。

 どなたか、こういう呼びかけを広める手段をご指導頂けないでしょうか?

 できることはやっていこうと思い、NPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載し、facebookにリンクしました。前回の記事に書き足して判りやすい内容にしたつもりです。近々、このブログをホームページに載せ変える作業を進めております。とりあえず、ブログをご覧ください。

 尚、このブログをリンクして下さい。”田舎暮らし”やコミュニティづくりに興味のお持ちの方をご紹介下さい。移住することが前提でなくても、勉強、研究だけでもOKです。宜しくお願い申し上げます。

http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/04/blog-post_23.html

ーーー藻谷さんの講演と上田と私

 藻谷浩介さんは、先生と呼ばれるのを嫌っておられるので、さん付けとさせて頂きます。去る月曜日、信州まちづくり研究会の斎藤理事長に誘われて、上田市商工会議所で行われた講演会「地方創生!中心市街地発 里山資本主義のすすめ」を聴講しました。

 上田市役所に藻谷さんのご友人がいらっしゃる関係で、上田市には過去に数回来て頂いているようです。テレビでおなじみのひげ面で、昨日は日本の青森で、そして明日は九州とか、飯を食う時間もないとか、疲れてるとか言いながらも声はすこぶる元気で気迫の講演でした。

 「2016年のNHK大河ドラマに「真田丸」決定したが、このチャンスをどう生かすが真剣に考えるべき。過去の大河ドラマ効果による地域振興に成功したところはごく僅か。同じ轍を踏まないように。チャンスは後に毛が無い、前髪を掴め、今ですよ!」とハッパ!!
 口には出しませんでしたが、「皆さん、もっとしっかりしなくちゃダメよ!」と言っているようでした。
 私なりに要点をまとめるとは大きく3つになりました。
・観光客の数を数えるのを止める。
・総人口に意味がない。統計を分析する。
・域内でお金を使う仕組みをつくる。

 説明がないと意味が判らないと思いますが、内容をお知りになりたい方には先生から頂いたパワーポイントの資料をお送りします。お知らせください。こんな判りやすい、問題の本質を伝えている資料は他にないと思います。
 藻谷さんの凄いところは、ご自分の資料を惜しげも無く提供して下さることです。10年ほど前かと思いますが、佐久市で講演なさった時のパワーポイントを今でも持っています。今でも充分有効です。

 実はそれ以来、「蓼科便り」を送り続けていました。講演の後の懇親会の席上、藻谷さんにNPOの名刺を差し出すと、「あ、安江さんですか、あなたのメルマガだけは読んでますよ。ウグイスはまだですか?」と聞かれ、私のメルマガを読んで下さっていることを知って感激しました。

 藻谷さんは、社会・経済の変化の根本原因は、総人口ではなく、要素別の人口動態にある、ということだと思います。確かに、若者、現役世代、65才以上、或いは女性、男性の年次系列の動態を見れば、一目瞭然です。
 彼は口を酸っぱくして語ります。「私が使っている資料は、全て公式機関から公開されているものばかりです。みんな見ていない。活用すべきです。そうすれば正しい現状認識ができます。」と。
 我が立科町の哀れな状態もしっかり出ていました。町の職員にもパワーポイント見てもらうつもりです。

 「スマート・テロワール」のことをお話しましたら、「『里山資本主義』より理論的ですばらしいです。」と仰っていました。松尾様に最近お会いしたとも。この二つの根本思想は同じだと思います。
 たまたま、今日のfacebookに大塚貢先生(下記URL参照)の学校の食育のことが載っていましたが、これも自給圏構想の一環と見ることができると思います。というより、地域の小中学校を起点に、自給圏構想の起爆剤にできるのではと思いました。

 藻谷さんからご忠告も頂きました。私が他のメルマガから引用する歴史問題や外交問題の記述については、それぞれの政治的立場で書いているので「信用してはいけません」と。
 その通りだと思います。言い訳ですが、過去のことはもちろん、現在のことも、目に見えない微生物のことも、何一つ自分で確認することなどできませんので、絶対正しいなどと思って引用、ないし書いたことはありません。ただ、「こういう考え方もあるんだ!」ということを知っていた方がいいという立場です。

 こうも仰っていました。「今の日本は世界からもっとも好かれている国です。戦後、平和のために最も貢献してきた国だからです。世界は日本が好きなんです。もっと自信をもって世界に向かうべきです。」と。

 会津と長州の話しになり、次のように仰っていました。
「自分は長州の出身だから、会津に行って講演する時には、まず最初に『戊辰戦争時の長州の蛮行』をキッチリ謝ってから始める。そうしないと聞いてもらえない。」
 「このことはアジアについても言える。キッチリ謝れば判ってもらえる。日本は東南アジア諸国には戦後まもない時期にキッチリ謝罪行脚をしています。だから、日本に友好的です。しかし、韓国と中国に対しては、内戦や共産革命等の様々な政治的要因によりその機を逸してしまった。そのために現在まで引きずっている。」
 なるほどですね。納得です。ただ、判らないのは、原爆2発と大都市無差別空襲により数十万の一般日本人を虐殺していますが、アメリカが日本に謝ったなどという話しは聞いたことがありません。しかし、大部分の日本人はアメリカを許しています。これは何故でしょう。
 一般的には、「日本が悪かったから、罰を受けたんだ。だからアメリカのやったことは正しいので、謝る必要はない。」という説を耳にしますが、「世界史の中にそういう解釈があるのだろうか」という疑問と、「悪いことをした人間は虐殺しても良いということか」という疑問が残ります。私の今後の課題です。
 藻谷さん、ありがとうございました。講演は、年間600回だそうですが、多過ぎるのでは?
 呉々もご健康にご留意頂き、お国のためにご講演を続けて頂きたいと思います。

Wikipedia「藻谷浩介」

ーーー『シビック・アグリカルチャー』

 本「スマート・テロワール」の中に出てくる言葉ですが、月刊誌『農業経営者』のメルマガにこのことが掲載されました。この雑誌はすばらしいです。

 引用した記事は、「農村経営研究会」の案内ですが、農政問題の本質をずばり書いていると思います。下記URLに詳細があります。一部引用します。
http://www.farm-biz.co.jp/2015/04/22-111522.php
<・・今回は、トーマス・ライソン著『シビック・アグリカルチャー』の翻訳者である北野収氏(獨協大学教授)を講師としてお招きします。北野氏に『シビック・アグリカルチャー』とローカリゼーション」というテーマで解説をいただくとともに、・・・

・・・北野氏は、米国への留学以前に農水省に勤務し、 “村づくり対策”を担当する仕事をしていました。米国留学時の研究テーマも「グローバル化時代の農村活性化対策」でした。

しかし、留学中の研究その後のメキシコなどで調査を通して、地域おこしをやって観光客を集めたり、特産品の開発や販売ルートづくりで成功しているケースを農水省で表彰していくということでは問題解決にはならないということに気づいたそうです。

そこで表彰されるような村も、もっとすごいことをやる村にとって代わられるし、同じ条件なら東京に近い村が有利になるという市場競争をしているに過ぎないのではないか。グローバリゼーションに対抗してと言いながらナショナルレベルで競争をするということになり、それは本当の答えにならないと北野氏は言います。

松尾雅彦氏が『スマート・テロワール』で言う、“自給圏”という概念はこうした北野氏あるいはトーマス・ライソン教授が『シビック・アグリカルチャー』で語る問題意識に発しています。
「農村経営研究会」は“自給圏”という概念だけに縛られるものではありませんが、この本質的なテーマを脇に置くことはできないし、ローカリゼーションをいかに実現していくべきかを考えるべきだと思います。・・>
(私)自給圏構想こそ、本当の農政改革提言だと思います。本質的なことを言ってると思います。
 今までの農政は、目先の戦術の羅列でしかなく、思想と戦略がなかったということではないでしょうか。従って、現在の農政の延長線上には明るい展望が浮かんできません。その証拠があります。この数年私は、それなりの地位にいる方に次のような質問を続けてきました。

 「立科町があらゆる面で衰退を続けていますが、20年、30年先の当町について何か展望をお持ちでしょうか?」と。しかし、残念ながらどなたからも「展望はあるよ」という答えを頂くことはできず、逆に「何か考えがありますか?」と聞かれるだけでした。

 「スマート・テロワール」はその展望を開く提言だと思います。底の浅い私のレベルでの話しではありますが、この種の提言を今まで聞いたことがありませんでした。
 6月28日に東御市のラヴェルティで行われる「あべ守一後援会」総会の記念講演講師として「スマート・テロワール」の著者松尾雅彦氏が登壇されます。
 皆さんもお出かけください。会場で著書も販売致します。ご期待下さい。
 「スマート・テロワール」につきましては、下記ブログに紹介記事を掲載しました。

農村消滅論から大転換
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/01/blog-post_17.html
ーーー投票所を身近な施設に設置しよう!

 これはすばらしい提案だと思います。一般財団法人希望日本投票者の会のメルマガからです。下記URLから署名しましょう!

<・・・投票所の多くは小・中学校などに設置されていて、交通の面で不便な場合もあります。
それなら、近所のコンビニ、スーパー、ファミリーレストランなど、人が自然と集まるところに投票所があればどれだけ便利か、容易に想像が付きます。それこそが投票率向上の特効薬だと考えています。

あなたの署名で身近な投票所を実現しましょう。
署名はコチラ ⇒ http://tramp-ex.jp/L2720/i13892/1621・・・>

フッターーーーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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2015年4月21日火曜日

蓼科だより・391号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年4月18日(土)★
★テーマ:コミュニティづくりに参加を!、お褒め、
健康と腸、
   玄米食、メタボと色気、貧困率、出光「日章丸」の帰還
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 不順な天候が続いています。
 あのウグイスもどうしたのでしょう、未だに美声を聞かせてくれません。
 家の周りは草が10センチほどに伸びて緑一色になりました。
 夜になると北斗七星が高く上がってきて美しく見えています。

 家の側の苗代に置いてある稲苗は平均2センチほどになりました。
 朝晩、サーモスタットと2重のシートで温度管理しています。
 パートナーになってくれたEさんも手伝ってくれるので助かっています。
ーー
 裏庭に、ワムハウスと呼ばれる旧国鉄が住まいに改造して売り出した貨車が置いてあります。もう10年以上も前のことですが、不注意で水道配管を凍結で破損させてしまいました。今回、それを「NPOの家」にするために、壁を取り外して修繕し、給湯器も直して使えるようにしました。凍結防止策もしっかり行いました。

ーーー”素敵なコミュニティづくり”に参加しませんか!

 こんなこと言われても意味が判らないよ!と皆さん仰るでしょう。
 しかし、漠然とでも「できることなら自然豊かな田舎で暮らしたい」と、考えている方はたくさんいらっしゃるだろうと思います。そんな皆さんへのお誘いです!

 実は、私も理事の一人であるNPO法人信州まちづくり研究会(平成13年設立)が、このプロジェクトの推進役を務めようとして、昨年からこの取組を始めましたが、現在、ワークショップをしながらコンセプトと推進計画を固めているところです。

 我々NPOのメンバーは、過去十数年世界の”まちづくり”を視察し研究を重ねて参りましたので、一応の理想像は持っていますが、個別の事象に対する時は、その地域の歴史や社会状況に合った計画をつくる必要があります。もちろん、移住をお考えの皆様の想いを考慮する必要もありますので、ことは簡単ではありません。

 住まう、生活するということは人間にとって一番大切なことであり、人の一生の基盤です。その場所が”まち”であり、コミュニティと呼ばれるのだと思います。又、”まち”は人間が造れる最大の創造物でもあり、都市遺跡が世界遺産とされる由縁ではないでしょうか。
 そして我々は、「永遠に持続可能なコミュニティ」づくりを目指しています。サステイナブル・コミュニティと呼ばれています。永遠の芦田宿を創りたいのです。

 決して大ボラなどと決めつけないで下さい。世界にはそう呼ばれている”まち”がたくさんあります。我々にできない訳がないと思っています。しかし、計画づくりを始めて着手するまでに3年、ある程度の姿になるまで10年、完成には30年はかかるだろうと考えています。次世代に引き継いでいく仕事です。
 そのために、この4月から、第三土曜定例ワークショップを開始しました。今日はその初日でした。

 皆さんをお誘いしたいのは、このNPOの会員になって頂き、定例のワークショップに参加することです。年会費はたったの6,000円です。詳細は下記ホームページをご覧下さい。結果として芦田宿に移住することがないとしても、「コミュニティ」や「田舎暮らし」や「移住」を研究するためには、最高の場になると自負しております。

右サイドバーの「♡このNPOについて」をご覧ください。

 もちろん、入会も退会も、会合やワークショップへの参加もご本人の自由です。何の束縛もありません。仲間は皆、気さくで明るい人ばかりです。NPOの家や体験農園の利用などの特権もあります。全くの素人でも、自分のお米や野菜作りをすることもできます。

 本当の豊かさへのアプローチを始めませんか!

ーーーお褒めを頂きました。

 自画自賛で照れますが、最近、お世話になった御礼に差し上げた僅かばかりのお米のことです。最初ご主人から「とても美味しい」とのメールが入りました。お世辞だろうと受け流しましたが、数日後奥様から次のハガキが届きました。

「・・・早速心して炊き、娘と2才の孫、主人と私でいただきました。最初のひと口でその美味しさに魅了されました。不耕起移植栽培の素晴らしさに、驚かされました。孫も正直で、ひと粒残さずあっという間に完食。安全で安心なお米ができるまでの道のりを考えますと、・・・」

 お世辞もあると思いながらも、ひとりで悦にいっております。
 実は昨秋より、白米は8分づきにしております。胚芽がかなり残っておりますので、旨味が増します。皆さんもやってみて下さい。・・・米自体が良いんだ、と呟きながら・・・。(笑)

ーーー★健康で丈夫なカラダは“腸”がつくる

 日経BPメールより。下段のURLからどうぞ。<>内は引用です。

テレビや雑誌などで最近注目されている「腸内フローラ」。ヒトの腸の中に存在する何百種類もの細菌が、腸の壁にびっしりと張りついて育っている状態を花畑に例えて、こう呼ばれているのです。この細菌群が分布するバランスは、環境や食生活、遺伝などの影響で人それぞれ異なるため、腸の状態で人の性格が決められるとまで言われています。・・・
・・・腸内細菌には未発見のものが多く、腸についての研究はまだ始まったばかりです。しかし、何はともあれ腸が元気じゃないと、お腹に力が入らず、頑張りもきかなくなります。まずは腸の不調を長引かせないこと。腸内環境を整えて健康で丈夫な体をつくるということは、生活習慣病の予防にもつながるのです。・・・>

http://h.nikkeibp.co.jp/h.jsp?no=226671 

(私)これを読んで判ることは、引用文にもある通り、判らないことがたくさんあることです。ただはっきりしていることは、全部生きものだということです。電子顕微鏡でも見えないような微生物が有害な化学物質と出会うとどうなるか、を知りたいものです。

ーーー長岡式酵素玄米 講習会のお知らせ

 長野県内各地で、5月中に13回も講習会があります。この玄米食にご興味のある方は下記ホームページの「太陽の家」に電話して、場所と日時を確認して下さい。もちろん、全国でも行われています。

http://www.n-kousogenmai.co.jp/
ーーーメタボの改善に必要なのは、“色気”と“ときめき”

 船井メディアのメルマガからです。
 国際和合医療学会( http://kokusaiwagoiryo-gakkai.or.jp/ )のセミナーの内容紹介です。

<主催者の陰山先生にいたっては、「医療費削減のために政府はまず、メタボ対策としてメタボ検診を導入しました。でも、その結果、なんと医療費は1.2倍に上がってしまったのです。

メタボ対策に必要なのは検診ではないのです。メタボの改善に必要なのは、“色気”と“ときめき”なのです!!
いま、日本人にそれらが欠如しているからメタボになるのです」 >

ーーー 日本の貧困率は実はかなり悪い

 ちょっとこの記事には驚いています。JBpress4/13からです。

<日本はかつて「1億総中流」というキーワードがあったことからも分かるように、貧富の差が少ない暮らしやすい国と思われてきた。だが現実は大きく異なっている。最近は貧困に関する報道が増えてきたことから、ようやく社会にも認識されつつあるが、日本の貧困率は実はかなり悪い。>

事態は深刻、下方向に広がる日本の格差
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43479

ーーーアバダンの日章旗(上),(下)~ 出光「日章丸」の帰還 

 「イギリスの圧力をものともせずにイラン石油を持ち帰った出光は、日本国民を奮い立たせた。」という書き出しでこの記事は始まりますが、本当に出光左三という方は凄い方、戦後日本を窮地から救ってくれたお一人なんですね。「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)のモデルだそうです。
 下段のブログを是非お読み下さい。

<・・・「大国民の態度」「堂々と再建設」とは、佐三が次に下した決定に現れた。海外から引き揚げてくる857名の社員を一人も首にしない、全員引き取ると宣言したのである。
 役員たちは唖然とし、それから強く反対した。満洲から中国、東南アジアで石油の配給を行ってきた海外事業はすべて壊滅した。国内での仕事もない。役員たちは、佐三が全てを失って気が狂ったかと思った。しかし、佐三はこう考えていた。・・・

・・・石油しか資源のないイランでは、AI社に石油を独占されて、80%もの国民が栄養失調になるほど苦しんでいる。かたや日本では経済発展しようにも、国際石油資本から高い石油を買わざるを得ない。
 イランから直接石油を買い付けて日本に運ぶことは、真に両国民の幸福を考えたら、「広い大道」を行くような「ごく自然な歩み」である。それが佐三の言う人間尊重主義であった。・・・>


http://blog.jog-net.jp/201504/article_1.html
http://blog.jog-net.jp/201504/article_3.html

フッターーーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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蓼科だより・390号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年4月11日(土)★
★テーマ:ジャガイモ植、農政の大矛盾、有機は環境に良い?、
     両陛下のパラオ訪問、中国の若者、
     慰安婦問題、4/17は戦勝記念日
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 前回のメルマガの発信日が前々回の日付になっていました。失礼致しました。
 ウグイスはどうなってしまったのか、あれ以来鳴声が聞こえません。

 今週は天気が悪く、畑の作業はほんの少ししかできませんでした。それでも、僅か半日ばかりの土の乾きを待って、農楽仲間になってくれたEさんと二人で、管理機で畝たてし、マルチして、ジャガイモの種芋を植えることができました。
 私はダンシャク6kg、キタアカリ3kgを植えました。植え方は神谷方式に則り、マルチの上から棒で穴を開け、種芋を落とし込む方法です。植えた場所は、昨年岩手みどり豆を作ったところですが、結果を見るのが楽しみです。

 コシヒカリが苗箱でやっと発芽しました。地温は初日だけ10℃を少し下廻りましたが、その後は10℃以上をキープしていたのに、12日目もかかりました。水苗代だと6日ほどでしたが、倍かかりました。日中の気温が低かったことが原因かな、と想像していますが、もしかして、ウグイスが鳴かないのと関係があるのでは・・・?

ーーー農政の大矛盾

 日本の農業が発展しないのは、農地が小さすぎるのが原因だとして、農地の大規模化が農水省の大目標になっています。しかし一方で、農家には特権を与えて限りない細分化を認めています。言行不一致、大義が無いとはこういうことを言うのではないでしょうか。

 非農家の人が立科町で農地を買うか借りるかしようとする時には、最低3反歩(30アール)を手に入れなければなりません。しかし、農業を全くやったことのない、やる気もない、農家の次男・三男坊は相続権があるという理由で、例え1アールでも相続し所有権移転ができるのです。
 農地法では、非農家は、どんな理由があっても、最低10アールでなければ、所有権移転は認められないのにです。こういうのを差別というのではないでしょうか。他の産業では聞いたことがありません。

 農家の次男・三男坊が、農業について特殊技能でも持っているというのであれば、認めてもいいとは思うのですが、家を出てしまっていて、田植と稲刈りに、米をもらう都合で顔を出す程度の経験しか持ったことない人間に、なぜ、日本農政の大義に反してまで所有権移転の特権を認めるのでしょうか。

 しかし、このことが国会で問題になったこともなければ、地元の農業委員会で討論された話しも聞きません。国会の農林族議員も立科町の農業委員会も特権意識の麻痺状態にあるとしか思えません。

 この状況の理解を敢えて求めるならば、特権を与えることによって得られる見返りは何かというところに必然的に行き着いてしまいます。票欲しさに道理を曲げた自民党の負の遺産でしょう。

ーーー有機は環境にいい? 悪い?

WEDGE Infinityメルマガ4/8より引用しました。

<・・・完璧な防除を目指さずに「この程度の虫食いなら実害がないからいい」というレベルの管理に留めることで、経営的にも環境的にも無理のないやり方が探られていますよね。

わかっている人はどんどんそうやっている。3040年前の有機農業の教科書とはまったく別の考え方で、すごいなと思いますね。間違った理念で続けてきたダメな農家が淘汰されていった結果でもあるのだと思います。

経営合理性を考えられない人は、経営環境が悪くなれば生き残れない。環境負荷の高い人は経営コストも高くなるから、いつか淘汰される。だから、基本的には放っておけばいいと僕は思っています。農薬は「強い武器」で、あれば使いたくなるものだけど、そこに検証意識がないのは怠慢だと思います。

逆に、有機農業をロジックの伴わない理念だけで長く実践している人たちの野菜も、すごくレベルが低い。どっちもいつか淘汰されていくのだろうけど、まだまだどちらも声が大きいのが業界的な問題なのかも知れませんね。あなたたちのゴールは何なの? と聞いてみたくなります。・・・
「エコな農家」か「農家のエゴ」か 
有機は環境にいい? 悪い?
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4863?page=1

(私)上記記事は一般的な考え方だと思いますが、私や仲間達が目指し実践しているのは、「ロジックの伴った有機農業」です。上述されているように、一般的に「ロジックを伴わない有機農業」をやっている人が多いように思います。そういう人達がやり散らかして撤退し、有機農業の評価を潰しているのです。

まだ私も偉そうなことを言える立場ではありませんが、やはり、科学的なロジカルな思考は必須だと思います。

ーーー天皇、皇后陛下のパラノ訪問によせて

 下記は、昨年12/14日の「蓼科便り」の記事からの転載です。私はこのことを知りませんでした。

<ペリリュー島のサクラ・・国際派日本人養成講座メルマガ11/23からです。
1.ニミッツ提督を感銘させた日本将兵の玉砕
フィリピン南端から東に1千キロほどの太平洋上に浮かぶパラオ諸島の一つ、ペリリュー島では大東亜戦争中、日米の激戦が行われ、1万余の日本将兵が玉砕し、米軍も1万人を超える死傷者を出した。
日本将兵の戦いぶりを、米太平洋艦隊司令長官だったニミッツ提督が次のような詩に詠んでいる。
Tourists from every country who visit this island should be told how courageous and patriotic were the Japanese soldiers who all died defending this island.
「諸国から訪れる旅人たちよ。この島を守るために日本軍人がいかに勇敢な愛国心をもって戦い、そして玉砕していったかを伝えられよ。」

ニミッツ提督は著書『太平洋海戦史』の中でも、ペリリュー島の激戦について、こう書いている。
「ペリリューの複雑極まる防備に打ち克つには、米国の歴史における他のどんな上陸作戦にも見られなかった最高の戦闘損害比率(約40パーセント〉を甘受しなければならなかった。」・・>
(私)反戦平和主義者はこのような文章を読むと、戦争の美化だと批判するだろうと思うのですが、本当にそうでしょうか。日本人の誇りだと思いますし、こんな悲惨を2度と繰り返してはいけないという教訓だと思います。

 上記のミニッツ提督の言葉の石碑が、リアルインサイトのメルマガに掲載されたYoutube画像(下段にURL)の中にもあります。この画像の内容には泣かされます。私はこんな感動的な話しを知りませんでした。この内容から見えてくるものは、今回の両陛下訪問に対するパラオの歓迎内容と合致していると思います。

 ニミッツ提督の著書『太平洋海戦史』もこの画像も虚偽の創作であるとは思えません。こんな明白な事実を何故学校で教えないのでしょうか。何故、NHKはじめマスメディアはこのことを国民に伝えようとしないのでしょうか。どうしても理解できません。

 そんなに日本軍、つまり私達の親や先祖を称えることができない理由は何なのでしょう。親や先祖たちを「極悪非道」にしておかなければならない理由は何でしょう。
 悪事を隠蔽することも許されませんが、同様に、明白な善事を明かさず、根拠の曖昧なマイナス情報ばかりを流すことはもっと悪いことであり、自虐的と言われる所以だと思います。特に、国民のため公共放送であるNHKに対して大きな憤りを覚えます。唯一、産經新聞だけが違っています。

 今回、天皇・皇后両陛下のパラオ訪問の報道の中で、何故かこの誉ある史実を見聞きすることはありませんでした。同様に、パラオを初めとして、日本に感謝している国が他にもたくさんあることも報じません。

 何故、日本のマスコミはこんなに捻くれてしまったのでしょう。この状況は、戦前、戦争を煽り立てたマスコミと同じだと思います。戦後は極悪非道な日本軍をこぞってつくりあげました。戦前の報道が間違っていたことは明白ですし、現在同じ間違いを繰り返していることもその内証明されると思います。
誇リ高キ大日本帝国 「日本とある国のお話」
https://www.youtube.com/watch?v=5s7prx1Uh-Q
ーーー中国の若者の多くは日本に憧れ、日本が好きです!
 安中さんがAIIB(中国が主導するアジアインフラ投資銀行)のことに絡んで、次の嬉しい事実を書いています。

<・・・41日付けで、中国人の青年が弊社に入社しました。中国の大学を出て、筑波大学の大学院に留学し、この3月卒業した若者です。我々のプロジェクトの主幹をしていただいている筑波大学の先生の、研究室の院生でした。
彼のCADCGの能力の高さに惚れ込んで、私がくどき落としました。あれほどの人材は、今の日本の学生の中にはいません。本日(4/1)、もうひとりの新人(日本人)と一緒に、簡単な入社式をして、社員に紹介しました。



昼に、中国人の彼と話した時に、彼から質問を受けました。「日本は、なぜAIIBに参加を表明しなかったのですか」とです。私は、少々驚きながら、「君は、日本の参加を期待していたのか」と聞きました。

彼は、うなづき、こう言いました。「日中は敵対すべきでない、自分の友人や家族も、みなそう思っている」

私は、こう聞きました。「中国では、反日教育によって、日本嫌いが多いのではないか?」

彼は、断言しました。「自分が日本に留学したから言うのではないが、中国の若者の多くは日本に憧れ、日本が好きです。私も、こうして日本で雇ってもらって大変幸せです」

もちろん、私は、本人が入社した会社の社長ですから、たぶんに外交辞令が入っているとは思いますが、真剣に話をしていました。

マスコミが、真実を歪め、誤った意識を国民に植え付けているのですね。彼の今後の仕事ぶりが楽しみです。・・・>
(私)もちろん、心からの反日もいると思いますが、上記のような若者がかなりいることも確かだと思います。私の次男は中国に留学させましたし、友人もいます。他の東南アジアの反日についてもこの種の論説によく触れます。
 やはり、朝日をはじめとする日本のマスコミの論評は根本的におかしいと感じています。敗戦国の卑屈さの現れでしょうか。それとも既に消滅してしまった社会主義(ロシア、中国)へのノスタルジーから醒めないのでしょうか。中国と朝鮮への媚は何を意味するのでしょうか。

ーーー慰安婦問題、どんどん論戦してほしい!

慰安婦問題の論戦が本格化しそうです。どんどん論争して真実に近づいて欲しいものです。宮崎正弘のメルマガから添付します。下記URLから日本語・英語の両方ダウンロードできます。英語版に期待です。

http://www.seisaku-center.net/node/840

ーーー4月17日は、日清戦争勝利の日です

 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」からですが、こういう記事を掲載すると、直ぐ、軍国だ右翼だと指弾されるように感じるのですが、私の思い過ごしでしょうか。私自身は、右翼でも軍国でもなく、普通の国民だと思っています。

 私も景気の良かった頃、海外にかなり行かせてもらいましたが、どこに行っても戦没者慰霊碑は最高の敬意が払われています。しかし、日本では見向きもされません。
 最終的に相手国との条約によって結論を出した戦争勝利を祝い、犠牲者となった多大な先祖の霊を慰霊するのは世界共通のことであり、右翼だとか軍国とは関係ないと思うのですが、おかしいでしょうか。
 これは、軍国だ、右だ、左だという問題とは次元が違うと思っています。こんな非人間的なことをしていたら、日本国民は本当に罰があたると思います。
 ただ、記述に間違いや恣意的なものがあるとしたら、当然それは糺されるべきだと思います。下段のURLから全文が読めます。
<「下関条約120周年 日清戦争を考える国民の集い」

4月17日は「下関条約」から120周年。日清戦争勝利の日です
現在、中国と韓国によって、「歴史戦」が仕掛けられ、日本は猛烈に貶められています。
1985年4月17日、下関において伊藤博文、李鴻章は日清戦争終結の条約を結び、賠償金ならびに台湾割譲を獲得しました。しかし朝鮮半島をめぐる戦雲はおさまることなく、十年後には日露戦争へと拡大し、ポーツマス条約へといたります。

この日清・日露戦争が世界史的に果たした意義は大きく、アジア諸国の覚醒があり、やがてインド独立運動などへ結びつくのですが、現代日本では爾後の「大東亜戦争は日本の侵略戦争だった」などとする自虐史観が依然としてまかり通っています。

GHQ史観の押しつけや戦前の図書焚書などにより国民は洗脳されたまま。まして「反日」を掲げる中国と韓国は、改竄した政治的プロパガンダをつづけ、日本を貶める「歴史戦」を世界的規模で展開しています。いつまで、この状態に日本は甘んじているのでしょうか。

心ある国民はたちあがらなければなりません。・・・>

http://miyazaki.xii.jp/

(私)は日本がやったことが全て正しかったなどとは思っていませんが、はっきり言えることは、当時の世界の列強が植民地でやっていた暴虐に比べれば遥かに良いことをしてきたと思っています。その一つの証明がパラオではないでしょうか。

 このことは、いつも引き合いに出します米軍女性将校が書いた『Mirror for Americans: Japan』 (アメリカの鏡・日本・ヘレン・ミアーズ著)にハッキリ書かれています。アメリカ人が書いたと言えば、皆さん信用なさるのではないでしょうか。
フッターーーーーーーーーーー


農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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2015年4月5日日曜日

蓼科だより・389号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年3月28日(土)★
★テーマ:ウグイス、剪定枝焼却と焼芋、神谷農法、田植、

     農業統計、自立できない人を誰が尊重する
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 数日前に、今春初めてのウグイスの鳴声を耳にしました。毎年のことですが、実にたどたどしく聞くに耐えない鳴き方でした。その後曇天が続いたせいでしょうか、耳にしていません。
 今夜は皆既月食だとニュースで報じていましたが、残念ながら何も見えませんでした。

 今週は昨日小雨があっただけで、凍みも一部日陰を残してほとんどが融けて乾いたので、家の周りの環境整備・清掃に集中しました.ゴミのほとんどが落葉と枯れ草です。冬中の剪定枝とこのゴミで2間四角のブルーシートの下が山盛り一杯になるほどの量になりました。

 消防署に通告して、丸一日がかりで焼却し、丁度孫娘がきたので焼き芋を楽しみました。最初にトライした時は、焼き過ぎて真っ黒になっていましましたが、2度目からは時間を計ってうまくいきました。昼食は孫と3人で芋ですませましたが、とても美味しかったです。
 残った灰を、畑に入れるために篩って採りましたが、50リットルほどになりました。上質のミネラルの補給と酸性土中和剤になります。

 昨年新たにお借りし、良い豆が育った畑の荒起こしと細起こしもやりました。今年から、畑には超好熱菌由来の有機肥料を使った神谷式農法を、EM農法と並行して行うことにしたので、荒起こしする前に、今年から仲間になってくれたEさんと一緒にキラグリーンSを所定量散布しました。どうなるか楽しみです。

 少し心配なのは、今日で8日目なのに、種籾の芽がまだ出ません。過去2年は水苗代だったので4月中旬の種蒔きで6日目には発芽していました。しかし、稲作り先輩Mさんは「心配するな」と言ってくれました。
 いずれにしても、忙しくなりました。

 田植は6月第二日曜日14日の予定です。田んぼ全3反歩(30アール)の内、2反歩は機械植えで、1反歩を手植えの予定です。田植を楽しみたい方はお出かけの計画を立てて下さい。お待ちしております。

 一つ訂正があります。前回のメルマガの冒頭で「籾の播種(はんしゅ)」と書きましたが、読みが(はしゅ)の間違いでした。私のパソコン辞書で「はんしゅ」と入れるとこの文字が出てくるのですが、カナは(はしゅ)になっていました。ひとつ利口になりました。お知らせありがとうございました。
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 今日はすばらしいことが成就しました、町内ボランティアによる映画「じんじん」上映会が、運動公園にある町民体育館に約500人の町民を集めて行うことができたのです。
 私は途中から誘われてお手伝いしたのですが、数回の打合せ会議を重ね、チケットを売り、試写会と本番では司会を努めましたが、楽しかったです。

 主役の大地康男の想いがこもっているという、「絵本の読み聞かせ」で町おこしをした北海道剣淵町(絵本の里けんぶち)の実話を元に作られた映画だそうですが、感動と涙で、命の洗濯になった気がしました。
 剣淵町は、人口たった3,300人足らずの町ですが、年間80万人ほどの観光客があるとか・・。
 絵本というのは、言葉と絵を組合わせることにより、言葉では表せない何かを人の心に訴える不思議な力を持っているようです。。

 この映画は東北シネマという会社が大地康男の想いを映画化したものですが、その配給方式は「スローシネマ」というのだそうです。下記「じんじん」公式サイトを見ると、その謂れが書かれています。
 スローフード、スローライフ等の言葉に共通する響きがありますね。いそがないとか、地域密着のイメージでしょうか。とにかく心が洗われる映画です。都合3回見ましたから、私の心もかなりきれいになったと思います!


ーーー農業統計の不思議???

 日本の農業従事者数が減り続けていて大問題、という意味の記事が農業問題を論ずる時、必ずと言っていいくらい出てきますが、実は全くの的外れであると浅川芳裕氏は「日本は世界第5位の農業大国」(講談社新書)の中で述べています。私もその通りだと思っています。

 マスコミが書いているのは、戦前の大本営発表と良く似ているように感じています。
 統計が意味しなければならないことと現実が違うことを知らないで書いているとすれば余りにも不勉強ということになるし、もし知っていて、農水省とJAの主張していることをそのまま書いているとすれば、朝日の虚偽記述問題に相当する悪事だと思います。

 数値の上からだけ見ると、世界と比較すると農業人口は多過ぎるのです。ところが、日本の農業人口は全く宛てになりません。農「業」になっていない兼業の人口がほとんどだからです。それで飯が食えないし、食うことが無理なことも良く承知している私も含まれます。これを農業従事者と言えるでしょうか。

 自給自足の農業は、本来の農業ではありません。自給自足にコストも経営もありません。商売(業)になっていないのです。する気もありません。農地を持っていれば農業にカウントされるだけです。これらの農地の面積や、その従事者の数に何の意味があるでしょうか。数字そのものに意味がないのです。

 一口で表すなら、農業の実態を表す数字がないとしか言えません。頭の良い官僚の皆さんは、このどうしょうもない矛盾の中で、きっと酷い苦しみをしているのではないでしょうか。もし、良心なるものを持ち合わせていればですが・・。

 楽しみと実益を兼ねて、電気製品や木工製品を作っている人はたくさんいると思いますが、経産省はその人達を工業の諸統計にカウントするでしょうか。答えは明らかです。なぜ、農業だけが違うのでしょう。
 私の答えは一つです。農業だけ、国家統制経済(共産主義)をず~と引きずっているからではないでしょうか。

 もっと大問題は、農業を打ち立てようにも、その基盤が未整備なことです。40%も余らせている田んぼと山間放棄農地の畑地と牧草地への転換が必要です。米作以外の農業をやる基盤が未整備なことです。しかし、話題にも上がっていません。これらは「スマート・テロワール」を読んで判ったことです。

 日本の地方と農村の再生は農業にかかっていると思います。そして、日本の将来は地方創生にかかっていることは自明ではないでしょうか。

ーーー自立していない人を誰が尊重するでしょうか?

 よく引用させて頂いていますが、上海に拠点をおくアクアビジネスコンサルティングの高田様から、ガ~ンと一発殴られたようなショックを受けたメールを頂きました。長いですが、ご了解を頂いたので披露させて頂きます。
 高田様は世界を跳び歩く中で日本を客観的に見ております。今回のメルマガもアメリカ滞在中に書かれたものです。文中に出てくる中村教授は、ノーベル物理学賞を受賞された中村修二氏です。

 ここに書かれていることこそ、日本の最大の問題だと大きく頷いてしまいました。

<・・・日米中韓の現在のポジションと文化習慣の違いに及び、中村教授より、韓国の日本に対する態度に関し高田はどう思うのかと聞かれましたので、以下の通り回答しました。

「韓国は中国と米国という大国の間に挟まれて、常に大国の顔色を見ながらしぶとく生きてきた国ですよね。日本の弱みもよくわかっていて、そこはしっかり突いてくるけど、日本が下手に反論してもエスカレートするばかりで何にもならないのではないでしょうか。

まずは、日本が米国とそして次に中国と大人の付き合いをできるようになれば、韓国も自ずと日本に対する態度を変えてくるのではないでしょうか。」

大人の付き合いとは簡単なことです。
日本が、軍事的に米国に頼っているのである程度米国に干渉され持ちつ持たれぬ関係を維持するるのはやむを得ないとしても、自分の意思と自分の頭で自国の将来像を描いてもらいたいということです。そうすれば米国に対してもこれはイエスこれはノーという是々非々の判断ができ、その上で妥協点を見出す事が出来ると思います。

私は政権の中枢にいるわけでないのでわかりませんが、外から見ていると自国の将来像である国家戦略までも米国に丸投げしているかのような印象を持ってしまいます。中韓もそう見ていると思います。だから尊重されない、簡単に言えばなめられていると思います。

要するに米国との関係を維持しつつももう少し精神的に自立する必要があると思います。自立していない人を誰が尊重するでしょうか?安江さんが問題提起される農業問題も根は同じと思います。米国だってこちらのガッツを認めればそれなりの扱いになると思いますしそう望んでいるかも知りません。

日本は敗戦により日本という国が成り立ってから数千年経って初めて異民族による統治を経験したわけです。最初は茫然自失になっても仕方ありませんが、そろそろその茫然自失から少しづつ立ち直ってもらいたい、でもまだまだ時間がかかるので焦ってはいけないと思っています。

そういう意味では中国、韓国も欧米各国も日本の大先輩です。彼らは異民族による統治という苦しみの中から生き残りのノウハウを民族のDNAに蓄積してきたとおもいます。憎たらしいと思ってもまだまだ彼らからは学ぶところはあると思います。

私はたまたま中国人と議論し、時には論争する機会が多いのでこうした視点に少しづつ気がついてきました。日本にいるみなさんにも気づいてもらいたいと思い情報発信しております。

米国はまだまだ力強いと思います。以下の個人の金融資産額の推移を見ていただければわかります。リーマン後も米国のそれは順調に伸び日本の総額と同じくらい伸びています。日本のそれは米ドルベースで見るとほとんど伸びていません。

米国は貧富の格差ゆえ治安問題はあると思いますが、米国を支える中間層以上は健全でモラルも高いと今回感じました。米国で街を歩き、買い物をし、音楽を聴き、ディズニーランドで遊び、商談をし、車を運転するあらゆる局面でそう感じました。

http://www.nicmr.com/nicmr/data/market/retail.pdf・・・>

フッターーーーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
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団塊世代の地方移住が日本を救う
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無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
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