2013年7月28日日曜日

蓼科だより・302号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年7月27日(土)★
★テーマ:稲の回復,「リンゴが教えてくれたこと」,
     食と農薬,奇妙な縁,政権交代
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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 前回,稲が回復基調と書きましたが,かなり分げつが進み成長しました。少ないのでも6〜7本,70%位は18〜20本になって空が映らなくなり,丈も85センチに達しました。
 葉色は相変わらず5です。廻りの田の葉色は3位です。かなりの差がありますが,稲作理論の違いだと思います。どちらが正しいのか私には判りませんが,私は以前に書きました「ヘの字稲作」です。

 過去10日間ばかりの間に延べで10時間ほど手で田の草取りを行いました。深水ができていた部分は今のところほとんど草は出ていませんが,田面の高い部分は出ています。ほとんどがコナギです。尚,全体が車軸藻(しゃじくも)で覆われています。
 問題はこれからです。昨年の例ですと,車軸藻をかき分けてコナギが繁茂してしまいました。お米の収量に影響しなければ良いのですが,今後の課題です。仲間全員の課題でもあります。
ーー
 蓼科便り297号で映画「奇跡のリンゴ」のことを書きましたが,不耕起栽培の仲間Oさんに薦められて「リンゴが教えてくれたこと」(木村秋則著)を読みました。やはり,すばらしいかったです。

 「はじめに」の部分にエッセンスが書かれていると思いましたので引用します。

 「私は全国の農家の人にこう言ってます。皆さんの体にリンゴ一つ,お米一粒実らすことができますか。人間はどんなに頑張っても,自分ではリンゴの花一つ咲かせられません。米を実らせるのはイネです。リンゴを実らせるのはリンゴの木です。
 主人公は人間ではなくてリンゴの木やイネです。人間はそのお手伝いをしているだけです。そこを十分わかってください,と。
 当時,私はリンゴを作っていると思い上がっていました。失敗に失敗を重ね,この栽培をやって知ったことは,私ができるのはリンゴが育ちやすいような環境づくりのお手伝いをすることぐらいということでした。
 地球の中では人間も一生物にすぎません。木も動物も花も虫たちも皆兄弟です。お互いに生き物として自然の中で共生しているのです。
 人間はもっと謙虚であるべきだと思います。人間は自然の支配者ではなく,自然の中に人間がいる,と考えるべきです。」


 また,本文の中に次のような一節があります。
 「日本に欠けているのは本物の食です。食を変えないと日本は滅びるかもしれません。政治によって世の中が変わる時代は終わりました。細々かもしれないけれど,志を持った生産者が全国の消費者と確実につながっていけば,世の中は変わると確信しています。」

(私)映画を見て,本を読ませてもらって思うことは,木村さんが上記の結論に達するには塗炭の苦しみの10年の歳月が必要だったこと,心の大きな義父と夫を信じて疑わない妻や子供たちの家族愛に支えられてできたということ,やはり並大抵の人ではないということです。

 秋則さんが真理に気がつくのは,追いつめられてロープを手に山に分け入って死に直面した時でした。その時の様子を次のように書いています。
「私は死に損ねた訳ですが,死ぬ気持ちで行かないと自然は答えを教えてくれませんでした。自然は残酷だと思いましたが,こうして自然栽培のリンゴにたどりつくことができました。」

 並々ならぬ思いと努力と勉強の結果から書かれている言葉はすごく重くて心に響きました。

 本物の食について書かれていますが,このことは本当だと思います。人間の全て,肉体だけでなく,感性,知能,神経等も口から入ったものからしか作られないからです。
 人間については,遺伝子のことまで含めてかなりのことが解明されていると思いますが,まだ解明されていないことも多くあると思います。ですが,自然が与えてくれる食べ物はその未知の部分まで供給してくれている筈です。

 適切な食品が体に供給されないことによって,体のいろんな部分に欠陥が生じるのではないでしょうか。発達障害もそうではないかと想像しています。決してサプリメントを否定するものではありませんが,多様なサプリメントの摂取で健康が維持できるなどと考えるのは浅いはかだと思います。
 特に恐ろしいと思うのは脳への影響です。一番怖いのは物事の善悪の判断がつかなくなること,正常な感性と知性が働かなくなることだと思います。近年の殺人事件の共通項を括れば「誰でもよかった」ではないでしょうか。これはどう考えてもまともではありません。

 「食を変えなければ日本は滅びかも」と書いてありますが,高齢者を看るだけでも大騒ぎをしているのに,ちょっとおかしな日本人が人口の1割を超えたら社会秩序が保てるのでしょうか。

ーーーーー食と農薬

 ひと月ほど前でしたが,唯臥独村さんからコメントを頂いていました。披露させて頂きます。

< 田植え、お疲れ様でした。私も小学校高学年~中学生の頃、よく家の田植えを手伝ったものです。当時は機械がなく、すべて手植えでしたから、朝から晩まで泥んこになって、腰が痛くて閉口したことを覚えております。でも、そういう苦労は皆、実りの秋に報われるのでした。
 仰るように、手植えの適度な労働は医者要らず、自然との共生は生き甲斐ともなります。粒粒皆辛苦の「手一本植33」と「ヘの字稲作」方式、きっと実りの秋にはたわわな収穫となって報われることでしょう。
 6才の女の子も1才3ヶ月の男の子も、可愛い盛りですね。将来が楽しみです。

 ところで、日経新聞で読んだのですが、EUがネオニコチノイドという農薬を使用禁止にするそうです。理由は、この農薬が果物の受粉などに欠かせないミツバチの減少の一因になっているのではないか、と疑われているからのようです。日本でもこの農薬は使われており、規制を求める声が環境保護団体から出ているそうです。
 この農薬も、人間は勿論、昆虫などの動植物や自然環境に与える影響を何回もの試験などを重ねた上で検討され、使用を認められたのでしょうが、それでもこのような疑いが出てきます。
 現在の農業では、ネオニコチノイドに限らず多種多様な農薬が使われています。それらの農薬の幾分かが残留農薬として主に口から体内に入ってきます。

 たかちゃんさんの感覚で15%はいるという発達障害の子供たち、恐らくはこの子供たち本人やその親御さんたちには何の罪もなく、その原因はこれら農薬にあるのではないか、確たることは言えませんが、私はそんな気がしております。
 その意味でも、たかちゃんさんの無農薬農業は時代の農業として大いに期待されるものだと思います。 >

(私)このメールを頂いた後,「リンゴが教えてくれたこと」(木村秋則著)を読んで,無農薬栽培について意を強くしていつところです。(笑)

ーーーーー奇妙な縁!

 数日前ですが,下記のメールをアメリカ・アイダホ州のSさん(日本人)から頂きました。切れそうで切れなかった奇妙な縁のお話です。とても嬉しかったです。

< 色々とありがとうございました。
 これも何かのご縁なんでしょうね。
 引き続き、メルマガを読ませていただくようにします。

 おそらく安江さんとは、何かのセミナーでご一緒をさせていただいたと記憶しています。
 僕の方は、現在はアメリカのアイダホ(ポテトが有名)に今年の5月から移住しました。
現在は裏庭に野菜畑を作り、のんびりと過ごしています。 >

(私)実は,さる5月,蓼科便りの配信を止めて欲しいとメールが入りました。後で判ったのですが,渡米が理由だったんですね。
 ところが,4つも知らせてくれたSさんのメールアドレスがいくら探しても私のアドレス帳に無くて配信を止めることができませんでした。両方で調べたのですが,未だに理由が判りません。
 上記のメールはその結果だったのです。嬉しい結果でした。
 これで,アメリカで蓼科便りを読んでくださる方は4人になりました。

 Sさんは,日本の翻訳会社で働いていましたが、その間にアメリカ人女性と出会い結婚。今年の5月にアメリカの生活に憧れ(『東京の生活に疲れ』と言ってます)、奥さんの実家近くのアイダホ州(ヘイリー)に移住しました。現在は、奥さんと翻訳会社を設立し、活動を開始したそうです。

 私もオレゴン州には姉妹都市の関係で何回か行かせてもらいました。カスケード山脈の東に広がる大平原を思い出しました。アイダホには行ったことがありませんが,その大平原の中にあるようです。
 奇妙な嬉しい縁に感謝していることろです。

ーーーーー政権交代は何故うまくいかないのか!

「大前研一ニュースの視点」でプレジデント誌の下記事が紹介されていました。
「なぜ日本の民主党は政権運営に失敗したのか。結論を先に言えば、戦後60年弱に及ぶ自民党一党支配によって、「日本は政権交代ができない国になってしまった」と私には思える。」として,その理由を書いていますが,納得の記事です。
日本で政権交代がうまくいかない本当の理由(プレジデント 2013/7/29号)

(私)これを読むと,「なるほど無理もない。これじゃ誰が変わってもうまくいかない」と納得してしまいます。何故,こんなひどい仕組みに対して警鐘をならす政治学者も政治家もいなかったのでしょうか。私が知らないだけかもしれませんが・・。

ーーーーーNPO法人信州まちづくり研究会のブログに新情報

 住宅生産性研究会(HICPM:理事長戸谷英世)が発行しているメルマガを転載させて頂きました。日本の都市開発,住宅地開発,まちづくりのあり方を客観的に考えることができます。

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2013年7月21日日曜日

蓼科だより・301号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年7月20日(土)★
★テーマ:キリギリス,稲が回復基調,可哀相な16歳,

     赤線・娼婦・慰安婦,
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 暑中御見舞い申し上げます 
 先週からキリギリスが鳴き始めました。
 ギ~~チョン,ギ~~チョン,・・と,昼間から賑やかです。

 虫の音,というと秋を連想してしまいますが,賑やかさでいうなら間違いなく今頃からお盆までです。キリギリスといろんな種類のコオロギの音に,賑やかなセミの鳴声が加わるからです。
 しかし,あの何とも美しく澄んだスズムシの音は盆を過ぎないと聞かれません。スズムシの音は最高です。なので,虫の音と言えば秋になってしまうのだと思います。スズムシはコオロギの一種だそうですが。

ーー稲が回復基調
 遅れてはいますが,田んぼの稲の分げつが順調に進んでいます。少ないのは5~6本ですが,多いのは17~18本になりました。気持ちが晴れやかになってきました。単純なものです。(笑)

 今朝は6時からEM活性液200倍液の葉面散布を行いました。稲の生育と分げつを促進するためです。動力噴霧機にジェット噴口を装着して,噴霧状にしてかけます。この作業は風があるとだめなので,早朝が最適です。朝凪という言葉は海辺で使われますが,山にもあるのでしょうか。

 17日には,稲の生長の定点観測をするために,22ミリのアルミパイプに,赤ペンキで10センチ目盛りを書き込み,畦に近い平均的な生長の稲に添わせて建てました。2日毎に日付入りで撮影を続けます。
 現在,身長75センチ,葉色スケールで葉色を見ると5,水深は15センチです。実は今の時期の標準葉色は4とされていますので,濃すぎます。肥料は「ヘの字稲作」の考えに従って標準量しか投入してありませんが,注意深く観察していくつもりです。

 不耕起仲間の宮下さんにヒントをもらって,理想の分げつ数を計算してみました。目標は1反歩=10アール=1000m2の作付け面積で10俵=10×60kg=600kgです。従って,1m2当り600gです。全て玄米重量です。玄米というのは,籾から籾殻だけを取った状態の精米する前のお米です。
 因に,籾を玄米にすると約20%重量が減ります。更に白米にすると玄米から8%減ります。

 私の稲は縦横33センチ間隔で植えたので,1m2当り9ヶ所(1本植。これが分げつで増えていきます)です。1ヶ所当りの必要量は,600g/9ヶ所=66.7g となります。
 コシヒカリ品種の標準1粒重量は0.022gなので,1本の穂に150粒着くと想定すると,1本の穂の重量は,0.022×150=3.3gとなります。一般的には1本に90粒~110粒ですが,不耕起栽培では順調に育てれば150粒つきます。
 従って,1ヶ所当り必要分げつ数は,66.7g/3.3g=20.2本 となりました。
 宮下さんの言った通りでした。

 私の場合その心配はないと思いますが,10俵以上採れると味が落ちるので,欲で余計採ってはいけないと教わっています。ですから,分げつが20本以上になるようなら,水量の調整によって分げつを止めなければなりません。そんなことになってくれれば万々歳ですが・・。

 ついでに,私が提唱している無農薬自給自足米作り一人100m2=10メートル四角=30坪で採れる量は,600g×100m2=60kg=1俵となります。この面積であれば,全作業,機械無して手作業でできます。
 皆さんは1年間にどれほどお米をお食べになるでしょうか。

ーーーーー可哀相な16歳少年少女達

 山口県で何とも悲しく残虐な事件が起きました。
 事件だけを見れば,極悪非道に違いありませんが,私には,あの少年少女達を罵倒する気にはなれません。それは,彼らが人間としての正常な感性と理性を持っているとは考えられないからです。どう考えても欠陥人間です。

 製造業の世界では,欠陥のある商品が原因で事故が起これば,それは製造会社の責任となりますが,人間社会ではどう解釈するのでしょう。私は同じだと思っています。育成者(製造者)責任を問うべきではないでしょうか。子どもは勝手に大きくなった訳ではないからです。

 物事の善悪の感知も判断もできないという欠陥です。
 それも人間にとって一番大切な命についてです。
 あの少年少女達を非難する前に,私は彼らの廻りにいる大人達に怒りを覚えます。責任は,あんなデタラメな生活を許して来た家庭,学校,地域社会にあるのではないでしょうか。
 何という冷淡で人間疎外された社会なんでしょう。
 欠陥を持たされた側も被害者だと思います。

 心配なのは,この事件は氷山の一角ではないか,場合によると私の身近で起こるかも知れないという不安です。
 ちょっと飛躍しますが,田舎には夢も希望もないといって,日本中が大都会にあこがれ,集中し,世界一の過密都市東京を作り続ける日本,農村の子どもが土いじりができずミミズやカエルが嫌いなどと言ってる社会はおかしいと思えてなりません。

 基本的な何か,価値観というか倫理観というか,国として人間としての基本的な何かがおかしいのではないでしょうか。怒りから,難しいことを書いてしまいました。どなたかご教授願えませんか。

ーーーーー赤線,娼婦,慰安婦

 加瀬英明先生のメルマガ7/19付より引用しました。これが実態なんでしょうか?

<どの国であっても、軍隊が外地で戦う場合には、将兵が性病にかかることがないように、兵士の性欲の処理にかかわって、管理するものだ。日本軍も例外ではなかった。日本軍の場合には、売春宿を経営する業者に女性を募らせて、慰安所を設けた。

 いったい、韓国には、軍人のための慰安婦がいなかったのだろうか?
 私は日韓国交樹立の前年に、韓国をジャーナリストとして訪れてから、足繁く通ったが、『東亜日報(ドンアイルボ)』をはじめとする韓国の主要新聞に、米軍のための「慰安婦(ウイアンプ)」を募集する広告を、よく目にした。「慰安婦」という言葉は、旧日本時代から引き継いでいた。

 韓国における「慰安婦」について、韓国の学者グループによる研究があるが、2年前に『軍隊と性暴力』(現代史料出版)として訳出刊行された。
 同書は、「慰安婦」が朝鮮戦争の勃発から、国連軍(米軍)と韓国政府がかかわって管理されたことが、克明に検証している。
 ・・中略。
 「慰安婦」の「目的は、第一に一般女性を保護するため、第二に韓国政府から米軍兵士に感謝の意を示すため、第三に兵士の士気高揚」のためと、述べている。

 韓国軍にも、慰安婦がいた。「『慰安婦』として働くことになった女性たちは、『自発的動機』がほとんどなかった。」「ある日、韓国軍情報機関員たちにより拉致され、1日で韓国軍『慰安婦』へと転落した。」

 「国家の立場からみれば公娼であっても、女性たちの立場からみれば、韓国軍『慰安婦』制度はあくまでも軍による性奴隷制度であり、女性自身は性奴隷(ソンノーエ)であった」と、論じている。

 2002年に韓国陸軍の「慰安婦」についての研究が発表された直後に、「韓国の国防部資料室にあった韓国軍『慰安婦』関連資料の閲覧が禁止された。(略)『日本軍「慰安婦」問題でもないのに‥‥』と言葉を濁らせた」という。

 ソウルの国会と、アメリカ大使館前にも、慰安婦像を設置することになるのだろうか。>
(私)日本に売春禁止法ができたのは確か昭和33年,私の中学3年まで「赤線」(公認売春宿街)が日本各地にありました。立科町に隣接する各町村にありました。貧しい家の娘が売られて売春婦になっていたと教わりました。

 私の青年時代,酒の席になると年配者達から決まってその話が出て,「あの頃は良かったなあ。金がないから,蔵から米を持ち出してさ,通ったもんだよ。」と聞かされたものです。
 昔の赤線の近所に住んでいる先輩からは,当時の娼婦数人がその後結婚して,今でもこの町に住んでいると聞いています。
 その後も闇の売春(青線)が続き,昭和40年代は日本人,その後は韓国,台湾,フィリピン,タイ,等々から女性が日本に押しかけて稼いでいたようです。今でも続いていると思います。
 ですが,この状況は世界共通のようです。

 アメリカは日本に対しては戦後早々に売春禁止法を強要しましたが,何故韓国にはそうしなかったのでしょう。韓国では,この21世紀になってもまだ新たな売春禁止法に対して反対しており,公娼制度を求めています。下記URLにその記述があります。

http://sasagoro.shinobiashi.com/rekisi/kosyowo-motomeru-syukai.htm

 下記Wikipediaには,世界の慰安婦について詳細に書かれています。客観的・中立的に書かれていると思います。長いので読み切れませんが,拾い読みした範囲では今までの私の認識の範囲内でした。
 人類の歴史と慰安婦・売春は切り離せないようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/慰安婦

 この中に下記のような記述もあります。世界中同じとしか思えません。

<第二次世界大戦当時の戦地性政策の三類型

 秦郁彦によれば、第二次世界大戦当時の戦地での性政策には大別して自由恋愛型(私娼中心。イギリス軍、米軍)、慰安所型(日本、ドイツ、フランス)、レイプ型(ソ連、朝鮮)の3つの類型があった。
 自由恋愛型とは英米軍が該当し、・・中略。アメリカ軍もフィリピンなどの植民地慰安所をのぞくと慰安所を設置しなかったが、ノルマンディーに上陸したアメリカ軍が多数のフランス女性をレイプし、性行を行っている姿を見ないで街を歩くことが出来ないほどの状態になったため,
ル・アーヴルでは市長が郊外に慰安所の設置をアメリカ軍指揮官に懇願したがアメリカ軍はこれを拒否している。
 ドイツ軍は国家管理型の慰安婦・慰安所制を導入し500箇所あったといわれ、ドイツと同様の制度を導入した日本軍慰安所は400箇所あったとされる。フランス軍、インド駐留イギリス軍、イタリア軍にも慰安所があったが、慰安婦を現地で募集する場合とそうでない場合とがある(詳細は下記節で述べる)。
 日本軍慰安所設置にあたっては性病対策のほか強姦対策もあったが、強姦罪は跡を絶たなかったともいわれる。南京事件では日本軍による虐殺とともに強姦が発生したともされるが、研究者間で確定しておらず論争になっている(南京大虐殺論争を参照)。
 早尾乕雄『戦場心理の研究』によれば1938年の上海では強姦や輪姦が頻発し、南京では「皇軍に強姦されたら、幸運に思え」と怒鳴った隊長[誰?]がいたと報告している。>

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2013年7月14日日曜日

蓼科だより・300号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年7月13日(土)★
★テーマ:田んぼと蛍,田舎の自治,中国崩壊期待感,

     260年の仇,教育改革メルマガ
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 
 いつの間にかこのメルマガも,おかげさまで300号になりました。いつの間にかというのは,夢中で書いていたというのが正直なところです。ただ,夢中というとかなり無理をしているように響くかもしれませんが,そうではなくて,皆様に田舎の情報と田舎人の有りのままの想いをお伝えすることを楽しんできました。

 以前にも書きましたが,私は自分の考えが絶対正しいなどと考えて書いてはいません。何故なら不勉強な凡人であり,いろんな問題を自ら検証する手だてもお金もヒマも無いことを良く承知しているからです。
 良いも悪いもなく,正も誤もなく,有りのまま,庶民としての検体の一つとして,思いのままを書かせてもらっています。

 私が一番欲しいのは,皆様からのお叱りとご意見です。
 実はたくさんのお叱りとご意見を頂きました。
 その皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。
 私は欲が深いのです。もっと頂いたいのです。
 どうか宜しくお願い申し上げます。
ーー
 先週あたりから分げつが進み始めました。しかし,隣の田んぼは水面が全く見えませんが,私の田んぼはまだ空が写っています。ですが,間違いなく進んでいますので,気持ちが落ちついてきました。
 祈るような気持ちで毎日田んぼを見ています。

 10日夜,仲間がメーリングリストに蛍のことを書いてあったことに刺激されて,晩酌はお休みして,蛍探索に出かけました。我が立科町にも以前から蛍復活の活動があることを聞いていたので,それらしき場所を訪ねてみました。
 軽トラのライトを消し,エンジンを切って,暗闇に目をこらします。ピカ~,と光って糸を引くように闇に消える光を見つけた時は胸が躍りました。何ともロマンチックです!

 この夜,立科町で私が確認できたのは3ヶ所でした。しかし,いずれも数は少なくて,目視できたのは5~10匹ほどでした。残念なのは,不耕起で3年目になる私の田んぼはゼロでした。冬期間水が止まってしまうのが原因ではないかと考えています。

 私の一番の目当ては,不耕起のメーリングリストに書いていた上田市武石の宮下氏の田んぼでした。ケイタイで道案内を受けながら辿り着くと,いました,いました!下武石の穀倉地帯の真中辺りでした。

 ピカ~,ピカ~,ス~,ピカ~,ピカ~,ス~と乱舞する様子は本当にすてきです。一人で見るのがもったいないと思いました。ほどなく,宮下夫妻が来てくれましたが・・。
 土手を静かに歩くと,草むらにたくさん光っていました。

 宮下氏は今年からこの田んぼを借りて作り始めたのですが,不耕起の先輩が4年間有機・無農薬で作り続けた田んぼだったのです。だから,蛍なんです。
 そして,廻りには蛍はいません。この2枚の田んぼだけです。
 ほたるの居る田んぼを創る会の面目躍如です!

 因に,昭和30年代頃(私の幼少時代)までは,どこでも蛍は見ることができました。
 田んぼにいる蛍は小型のヘイケボタルだそうです。
 Wikipediaからコピーします。

<体長8mm前後で、ゲンジボタルより小さい。おもに細流や水田などの止水域で発生する。幼虫はカワニナだけでなくモノアラガイやタニシなど様々な淡水生巻貝類を幅広く捕食し、やや富栄養化した環境にも適応する。また時には干上がる水田のような環境でも、鰓呼吸だけではなく空気呼吸を併用し、泥に潜って生き延びる。成虫の出現期間は長く、5月から9月頃まで発光が見られる。>

ーー
 今年は地元芦田区第3部落長という役目を引き受けている関係で公用がチョイチョイあります。今週も2回会議に出席しました。農道や河川・水路の管理も今がピークですし,地元神社の環境整備や夏祭りの準備やらで早朝の役務も重なります。

 月に2回は町から全町民への配布物があり,区費や火事見舞いの集金があったり,今年は特に参院選挙の配りものもあります。
 こういう役目をやらせてもらうと自治の仕組みがよく判ります。わたしは現役時代にはこういう役目をやったことがなかったので,遅すぎる自覚ですが,日本の自治システムはすばらしいと感心しています。

 微に入り,細にわたり行き届いています。敢えて批判するするなら,これを自治というには余りにも均一化・システム化されており,情報源は全部役所なので「自」がどこにあるのか疑問です。
 お役所の下請けシステムとしては,格安に使えるので上手に仕組まれていると思います。少し皮肉を言うなら,自分達の天下り先もこのように発想するべきではないでしょうか。

ーーーーー中国崩壊期待感!

 アクアビジネスコンサルティングのビジネスコラムに掲載された高田様の「中国崩壊期待感」について意見交換をさせて頂きましたので,その部分だけ抜粋致します。

(安江) 日本に中国崩壊期待感があるのは事実です。私もそうですが,中国のやることが余りにもエゲツナイからです。何をするか判らないと感じています。
 これも日本のメディアが作りだしているのでしょうか?

(高田) 期待感は、元々日本人の心に中にある部分と、それをメディアが作り出している部分と両方あると思います。ここで申し上げているのは、確かに存在するその期待感を煽るような記事を書く傾向にあるということです。

 対中国に限らず、人の心には人の不幸を表向きには同情すると言いながら、期待してしまう人間のいやらしいところがあると思います。
 そういう気持ちを煽るような行動は我々の倫理観からは褒められるものではないと思います。相手が敵であったとしても、相手の不幸を真に悲しめる心の余裕を持てる事が日本人の美徳なのではないでしょうか。

 又、中国の行動にえげつない事があるのは、私もそう感じています。ただ、えげつない事をしているのは、中国ばかりでなく、例えば米国もスマートな形でえげつない事を沢山しているように感じています。
 私がいつも感じるのは、日本を出たら、日本よりもえげつない事が溢れており、それを一つ一つ責めていてもはじまらないということと、えげつない事をされるのは、自分のわきが甘い、牽制ができていないという日本人の甘さから発する部分もあるということです。


 世の中の全ての事情は単独では発生しておりませんよね。全てがお互いに影響されながら発生しております。中国にえげつない事をされるのが嫌であれば、どのような行動をとることにより上手にスマートに牽制すればいいのかを考えることであると思います。

 中国はえげつないとただ非難ばかりしても、外国からは、それは負け犬の遠吠えに聞こえてしまうでしょう。別にわれわれがいわないくとも、中国のえげつなさを、外国もそれは感じています。
 また、中国のえげつなさは分かりやすいので、メディアも取り上げやすいということもありますし、米国の巧妙なえげつなさをメディアはあえて取り上げないということもあるように最近感じています。
ーー

(私)以上ですが,高田さんのお考えはすばらしいと思いました。特に,下記の言葉は問題の本質をえぐっていると思います。

「えげつない事をされるのは、自分のわきが甘い、牽制ができていないという日本人の甘さから発する部分もあるということです。」

 私は,常々思っていました。尖閣・竹島の問題って,国際「イジメ」ではないかと。上記の言葉を読んで,被イジメの論理だと思ってしまいました。イジメの論理はまた別ものだと思います。
 学校のイジメ問題も同じではないでしょうか。一方的に虐められたものは可哀相,虐めたのは悪という単純な図式では,問題の本質は見えてこないと思います。

 又,「相手が敵であったとしても、相手の不幸を真に悲しめる心の余裕を持てる事が日本人の美徳なのではないでしょうか。」という言葉を教訓にするべきと思いました。

 日本の外に出ると,一つ高い次元から日本を見ることができるのだと思いました。

ーーーーー戊辰戦争は260年前の仇!

安中さんがコメントをくれました。
上海の高田様のコメントは頷けますね。400年前、関ヶ原で敗れた島津と毛利は、徳川幕府に屈辱の恭順を示し、必死の延命を図りました。
 彼らが戊辰戦争で、その屈辱を晴らしたのは260年後でした。
日本の真の復権も、そのくらいの時間が必要なのかと思う時があります。
今は「臥薪嘗胆」の時期なのでしょうか。
 >

(私)こういう目でNHKの大河ドラマを見ると複雑な気持ちになりますね。恨みだけが原因とも思えませんが,その気持ちが民主主義を見つけさせたのかも知れませんね。
 かつて植民地支配を受けた世界の国々はもう200年もしたら,西欧を植民地にするのでしょうか。人間を動かしているのは理性ではないかもしれないと,ふと思ってしまいます。

ーーーーーこんなすばらしい学校がある!

「Japan On the Globe ■■ 国際派日本人養成講座」のメルマガより抜粋します。

 弟分のガールフレンドが他校の高校生にレイプされるという事件が起こり、今田はそのレイプ犯を呼び出し、問い詰めた。相手が「それがどうした」と開き直ったので、今田はそいつの横っ面を思いっきり平手でひっぱたいた。

 ひっぱたかれたレイプ犯の少年は、家に帰って、自分のやったことは棚に上げて母親に訴えたので、母親は「また、あの札付きの良一め」と警察に訴え出た。

 野田校長は今田を呼び出して、事情を聞いた。彼の話を聞くと、校長は感動して思わず今田を抱きしめ、「お前は男の中の男だ。俺が見込んだだけのことはある。お前のことは俺が守ってやるから心配するな」と言って、腕に力を込めた。


(私)こんなすごい学校があるんですね!国際派日本人養成講座のメルマガの「教育改革シリーズ」はすばらしいです。上記はごく一部の抜粋です。下記からご購読ください。無料です。
 勇志国際高校は株式会社清風学園が平成17年に設立した広域通信制,単位制高校です。

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ーーーーーお詫びと訂正

 前号の「蓼科便り」で,「マゾヒズム」と書くところを,間違えて「サディズム」と書いてしまいました。お詫びして訂正致します。

ーーーーーーーフッター

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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2013年7月6日土曜日

蓼科だより・299号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年7月6日(土)★
★テーマ:足踏みガス抜き,草刈り,慰安婦,ドイツの戦後処理

世界はひとつ,アベノミクス,原発コーナー,ダイアナ・ロス
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 先週は田転がしでガス抜きしましたが,今週は足踏みでやりました。
 あまりカッコウ良いもんじゃありません。一条またいで,両足をガニマタに開いてこまかく水中の土を踏んでいくのです。ブクブクと小気味良いほどガスがでます。条間が33センチなので,ちょうどうまく足が入ります。田転がしよりガスが良く出たのではと感じました。

 ちょっとキツメの農園アスレチックです。粘土で足の取られるところもあるので,一往復すると約30分。5日間ばかり,他の仕事を挟みながら断続的に行いました。良い足の運動になります。

 短調に歩きながら思いました。80歳でエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さんのテレビを見た時に,三浦さんが外出時には常に両足に重りを付け,20 kg近いリュックを背負うというトレーニングをしたとレポートされていましたが,それに比べたら私の農園アスレチックははるかに軽い運動です。

 退屈しのぎは,般若心経や修証義を足のリズムに合わせて唱えてみました。お経がリズムペースメーカーになり,気分よくできました。心の時計が遅くなると時のたつのを早く感じるのだそうです。

 いつも不耕起の仲間と話しています。「あいつはちょっとおかしいと思っていたが,やはりまともじゃないな!」と言われてるよ!と。大笑い!
 ですが,私は,無理せず,気張らず,世間体を気にせず,お金をかけず,自分にできるベターの行動をする,を心情としています。これしかやりようがないのですが・・。

 肝心の稲ですが,ある程度活着したので軽く引いた位では抜けなくなり,分げつも少しづつ進みだしました。しかし,隣の田んぼでは既に水面が見えないほどに茂っているのに,私の田んぼは空がきれいに写っています。
 寂しい風景ですが,きっと回復してくれると期待しています。今日も田んぼに入ってみると,まだガスがでます。ガスをボンベに詰めて売りたいものです!
ーー
 今日梅雨明けが宣言されたようですが,この一週間ばかり良く降ったので草が猛烈に伸びました。毎日1時間位づつ草刈りをしていますが,いつも遅れ気味なのでお叱りを受けています。
 草刈り機はすばらしい。1時間もやるとかなりの面積をきれいにすることができます。今日は田んぼの土手を刈りましたが,周りを見回すと本当にきれいに刈り上げられていて,いつも感心します。

 一面緑の田面と,刈り上げられた土手が波を打つように続く光景は素晴らしく美しいです。外国人がこいう光景をみたら,日本人の清潔さと勤勉さに驚くのではと思っています。
 渡辺京二著「逝きし世の面影」に,江戸時代に日本に来た外国人達が日本の美しい田園風景を見て驚嘆したことが書かれた手記が載っていますが,日本の優れた文化だと思います。

ーーーーー慰安婦についてコメント

 上海の高田様より下記コメントを頂きました。複眼的で説得力のあるご意見でいつも納得させられます。物事は外から見ないとダメなんでしょうね!

<従軍慰安婦の件、この問題は簡単そうで複雑だと思います。強制連行の証拠はないというのはその通りなのだと思います。
 ただ、日本軍も慰安と治安維持のために慰安所が必要で官民軍一体となって阿吽の呼吸で維持していたのは確かだと思います。

 結局韓国側が国際世論に訴えたいのは、その辺なのだと思います。彼らにとって証拠があるないは関係ない事だと思います。
 日本の有力政治家が認めてしまったので、証拠あるなしに拘わらず、韓国側がそこをなし崩し的に責めて、日本も認めたと国際世論に訴えているのだと思います。

・・中略。
「それにしても、敗戦国はいつまでも叩かれるのですね。それが悔しいです。」

 というお気持ちは理解できます。しかしながら、戦争に負けて、他国に統治されると言う事はそういう事だと思います。日本人はその点を認識しないといけないと思います。
 中国、朝鮮は、何度も他民族に征服された経験をしているので、他国に征服されても自分のアイデンティティーを失わない強さを持ち合わせていると思います。

 日本人は何千年の歴史で初めてそれを経験したのです,ほんの60年余り前に。他国に統治されるということは、自国の歴史をも蹂躙されるということなのだと思います。
 悔しくともそれを一旦受け止めて、まずは、自国の歴史、事実関係を粛々と整理してまずは、日本国内で伝える事が我々のすべきことと思います。
 その上で、韓国の言っている事がどう違うと反論するよりも、自分たちが認識してる事実関係はこの通りだとして、世界に対しても冷静に発信していくことであると思います。

・・中略。

 なお、慰安婦については、日本でも戦後立川に米軍用慰安施設があり、慰安婦も白人用黒人用と別れていたそうですが、そこでも、米軍のMPと日本の警察が共同で治安の維持に当たってそうですね。  
 現に、私の友人の父親が日本の元警官でMPと慰安施設のパトロールをしていたそうです。正に韓国の慰安所も同じようなものでしょうか。今、韓国がしようとしているのは、これを国の強制連行あり犯罪であると言っているのと同じなのだと思います。

 まさか立川では強制連行はなかったと思いますが、生きるすべのない日本女性が米軍兵に体を売るのはある意味強制ともいえる部分はあると思います。ただこれをもってアメリカもしただろうといっても、逆効果です。
 橋下さんみたいになります。勝者と敗者の立場が違うわけですから。>

(私)には,とっても納得のいく内容でした。
 下記URLから高田様のブログ配信を申込めます。
http://blog.jog-net.jp/201306/article_1.html

ーーーーードイツの戦後処理

 安中さんから,表記について頂きました。

<ドイツは上手に戦後処理をしました。歴代首脳は巧みに謝罪して戦争責任を立派に果たしたと言われています。ですが、これは巧妙なトリックです。

 戦争犯罪は、すべて「ナチスの犯罪」としてドイツから切り離したのです。ニュールンべルグ裁判でも、ユダヤ人虐殺の罪で死刑になったナチス幹部はいましたが、戦争犯罪で有罪となった者は皆無です。
 極東軍事裁判とは大きな違いがあります。ホロコーストに関与した証拠がなかなか見つからず、ナチスの副総統だったヘスは危うく無罪となるところだったくらいです。

 降伏40周年の記念式典で、当時のヴァイツゼッカー大統領は、「ドイツはナチスから解放された」という言葉を使いました。おかしな発言です。ナチスは、当時のドイツ国民による合法的な選挙で政権についたのですから。

 大統領は1995年の来日講演でも、「ナチスの12年間はドイツ史の例外、あれはナチ党という暴力集団に短期間、ドイツの歴史が占領された」と言いました。「ウソだろう」と言いたいですが、これが世界の常識なのです。日本のように、自国を悪く言うほうが非常識なのです。

 推薦できる本としては、以下があります。
『<戦争責任とは何か>』木佐芳男著:中公新書
『歴史を裁く愚かさ』西尾幹二著:PHP文庫>

(私)このドイツのやったことを外交力というのではないでしょうか。国民の生存をかけた戦いだと思います。
 わたしは上記のことを知りませんでした。高校の世界史ではこのことは出てこなかったと思います。忘れている可能性もありますが,皆さんは如何でしょう。
 悪事を認めること(正常)と自虐(サディズム)は違うと思います。自虐には,腹切りの文化が影響しているのかと,最近感じています。

ーーーーー「世界はひとつ,人類皆兄弟」

 「世界はひとつ,人類皆兄弟」という言葉を知らない人も嫌いな人もいないと思います。
 ですが,その意味を理解していない人が多いように思います。

 世界はひとつという言葉が一つの国になるということであるなら,ひとつの国の中ではビザもパスポートも税関もありません。これがひとつという意味だと思います。
 であるなら,TPPに反対する人々は表記のスローガンには反対ということになります。しかし,本当にそれでいいのでしょうか。

 グローバル化という言葉も同義語だと思います。一つになるということは,あらゆる格差・差別を縮小するということでしょうから,持てる国は持てない国へ全てを移転して平準化することを意味しています。持てる国は当然その負担をしなければなりません。

 TPPは,その方向に向かった世界の動きの一つだと解釈しています。
 しかし,ドイツの外交に倣って,少しでも国民の負担を軽くするのは当然です。

 日本の歴史を遡れば,戦国時代には国内にたくさんの国がありました。夫々の国は統治の考え方も仕組みも違ったので,国境では様々な規制があり,戦が絶えませんでした。
 それを憂えて,織田・豊臣・徳川が3代かけて日本を統一し,国内の戦争を無くしました。

 TPPで自由貿易圏が広がるということは,「世界はひとつ,人類皆兄弟」の方向に向かっているということだと思います。もし,織田・豊臣・徳川が生きていたら,きっとその道を進むと思います。
 ロマンチックなスローガンに憧れているだけでは外交などできないし,結果的に負けると思います。

ーーーーーアベノミクスの疑問

大前研一ニュース6/21より抜粋します。詳細は下記URLからどうぞ。

<国土交通省は11日に発表した「首都圏白書」で、2040年時点の東京圏の生産年齢人口(15~64歳)が2010年に比べて23%(550万人)減少し、高齢者人口は5割増になる見通しを明らかにしました。

 これについて、空き家の増加や介護保険施設の不足が深刻になると指摘。
 鉄道など公共交通網の維持も課題になると指摘しています。
 ここにアベノミクスの最大の問題が指摘されています。
 アベノミクスは日本の人口減への対処策は何も示していません。

 1000兆円の借金を抱えている国家財政を考えたとき、誰がこの借金を返すことができるのか?
この点について言及しない限り、アベノミクス第2の矢である「財政出動」は片付きませんし、第3の矢「成長戦略」を実現することも当然のことながら不可能です。>


http://www.lt-empower.com/koblog/viewpoint/2652.php

ーーーーー福島原発の事故を考えるコーナー第38回

 HAL通信7/1号に表記が連載されました。下記URLからお読み下さい。
 建設に携わった人でなければ書けない内容です。ごく一部を抜粋します。

<世の中に「絶対」に壊れないモノはなく、「絶対」壊れないモノを作る技術もない。
当然、「絶対安全」な原発は造れないのである。
なのに、原発だけは「絶対安全」と言ってきた。
いや、正確に言うと、「絶対安全であらねばならぬ」となってしまっていた。
この実現不可能な「絶対安全」という呪文が、福島第一原発事故の最も深い原因である。>


ーーーーー京都から,もう一曲!

 おじさん,おばさんならダイアナ・ロスを知らない人はいないでしょうね。日本にも10回ほど来ているようです。”Hero” に続いて,”If We Hold On Together” をいただきました。
 田んぼのガスで悩んでいる今の私に勇気を与えてくれる素敵な歌です。
 Sさん,ありがとうございます。 

ーーーーーーーーフッター

新しい国づくりの考え方「公と私」
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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