★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2014年2月22日(土)★
★テーマ:交通マヒと除雪,雪害,気象異変と飢饉と戦争
★テーマ:交通マヒと除雪,雪害,気象異変と飢饉と戦争
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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この一週間,この地方の交通は半身不随でした。今日あたりから8割回復くらいだと思います。アチコチで衝突・接触事故が相次ぎ,さぞかし板金屋さんはお忙しいのではないでしょうか。宅急便も20日まで止まっていました。
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この一週間,この地方の交通は半身不随でした。今日あたりから8割回復くらいだと思います。アチコチで衝突・接触事故が相次ぎ,さぞかし板金屋さんはお忙しいのではないでしょうか。宅急便も20日まで止まっていました。
佐久市に長男の家がありますが,降った2日目になってもまだ家から脱出できないというので,クボタ製の除雪機を軽トラに積んで脱出除雪の応援にいきました。その午前中にVベルトをコメリ東部店で調達することができ,修理が完了していました。
長男の家は国道から2m巾の農道を約200m入らなければなりません。私が現場についた時は80センチほどの雪はそのままで,周囲の田んぼとの境が判らないほどでした。長男夫婦は遥か遠くで家の近くの除雪をしているのが見えました。
それから約3時間,エンジンをフル回転させて除雪し終わったら真っ暗でした。でも機械の力はすばらしいです。人間の手でやったら10人はかかるのではと思いました。
家まで除雪機が到着すると,孫娘二人が跳びついてきました。こういう時のおじいちゃんは英雄です!
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蓼科便り323号でお伝えした今月末予定の産直サミット(年一回の直売所イベント)が延期になってしまいました。今回の豪雪で,この地域一帯の農業施設,特にビニールハウスの損壊が多く発生し,イベントどころではないとのことでした。
県の発表だと,今日現在判っているだけで5239棟の損壊といいます。立科町を含むこの東信地域が一番被害が多くなっていました。除雪が進まずまだ確認できていない地域もあるということです。
仲間の話では,高齢の農家は再投資意欲を失っており,元の数には戻らないだろうと話していました。またハウス販売会社は,「何十年もかけて建設してきたハウスが一気にやられたので,とても生産・建設が追いつかない」と話しています。
春を目前にして,育苗施設の建設と消費税率引き上げによる駆け込み需要も重なっているので,資材の取合いになっているとのことです。
何れにしても今年の農作物の供給は大混乱が予想されます。
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「致知」のメルマガに映画『地球交響曲』(ガイアシンフォニー)のことが書かれていたことに触発されて,ひとつおねだりがあります。
10年ほど前だったと思いますが地球交響曲4番を鑑賞したことがありました。その時とても感銘を受けたので,7番まである他の映画も見たいと思い中古のDVDを探してみましたが,人気があるのでしょうね,皆値段が高いのです。
そこで,おねだりを考えました。何番でも結構ですから,送料+アルファー位のお値段でお譲り頂けないでしょうか?或いは,送料だけでお貸し願えないでしょうか?仲間と一緒に見たいと思います。
宜しくお願い申し上げます。
ーーーーー気象異変と飢饉と戦争
先週末の歴史的豪雪に遭遇して,少し気象と飢饉についてネットで読んでみました.読むほどに背筋が寒くなるような史実が記録されていました。
今の私達は飽食の時代を生きていて飢餓を知りません。しかし,歴史をみれば,つい最近まで飢餓が世界中で頻繁に起きていたことが判ります。今も,戦前ほどではありませんが起きています。
大前研一さんが最近のメルマガで,「米国を断続的に襲う寒波、日本での度重なる大雪に加え、世界各地で「異変」が起きています。・・・果たしてこれが本当に『異常』なのか、それとも数年に一度はこのようなことが起こるのか、正確には、実態は明らかになっていません。」と書いています。
しかし,ネットのWikipediaで,世界と日本の飢餓の歴史を読むと(下段にURL),100万人単位の餓死者を出すような大きな飢饉が,50年~100年単位で日本でも世界でも起きていたことが判ります。
原因は,トップが冷害・水害・降雨・降雪・霜降等の気象異変で,害虫,疫病と続きます。
1230年の寛喜(かんき)の飢饉では,7月20日に岐阜県で降雪が,8月25日に霜降があったとの記録があるそうです。
戦前までの歴史は飢餓との戦いだと言っても過言ではないと思います。女子の身売りも諸国間の戦争も日常茶飯事であったことも判ります。事実として,飢饉の後には必ずと言っていいほど大きな一揆,反乱,戦争が起きたことが書かれています。応仁の乱も満州事変もそうです。
Wikipediaでは,日本の中世以降の歴史上大きな飢饉を8つ挙げていますが,その内容を読むとまさに地獄の物語です。それが戦前まで,50年~100年単位で起こっていたのです。
私の浅薄な学習ではありますが,大前さんの問いに対する答えは,「人間の環境破壊説も否定はできないが,気象変動は昔からあった」ということです。
憶測をはさむなら,昔からあった異常気象を人間の環境破壊が更に助長するであろう。それが,近年世界で頻発するひと廻り大きい異常気象となって表れるのではということです。
ただ現在は,近代から発達してきた科学の力で変動の影響を小さく押さえ込んでいると思います。例えば平成5年の東北の大冷害も,戦前までの稲作技術であれば,その被害は数倍に及んだのではないでしょうか。
第二次世界大戦後,農薬と農業技術は目覚ましい発達をしたと言われています。そのおかげで戦後飢饉はあってもその被害は格段に少なくなっているのだと思います。
先週末の歴史的豪雪に遭遇して,少し気象と飢饉についてネットで読んでみました.読むほどに背筋が寒くなるような史実が記録されていました。
今の私達は飽食の時代を生きていて飢餓を知りません。しかし,歴史をみれば,つい最近まで飢餓が世界中で頻繁に起きていたことが判ります。今も,戦前ほどではありませんが起きています。
大前研一さんが最近のメルマガで,「米国を断続的に襲う寒波、日本での度重なる大雪に加え、世界各地で「異変」が起きています。・・・果たしてこれが本当に『異常』なのか、それとも数年に一度はこのようなことが起こるのか、正確には、実態は明らかになっていません。」と書いています。
しかし,ネットのWikipediaで,世界と日本の飢餓の歴史を読むと(下段にURL),100万人単位の餓死者を出すような大きな飢饉が,50年~100年単位で日本でも世界でも起きていたことが判ります。
原因は,トップが冷害・水害・降雨・降雪・霜降等の気象異変で,害虫,疫病と続きます。
1230年の寛喜(かんき)の飢饉では,7月20日に岐阜県で降雪が,8月25日に霜降があったとの記録があるそうです。
戦前までの歴史は飢餓との戦いだと言っても過言ではないと思います。女子の身売りも諸国間の戦争も日常茶飯事であったことも判ります。事実として,飢饉の後には必ずと言っていいほど大きな一揆,反乱,戦争が起きたことが書かれています。応仁の乱も満州事変もそうです。
Wikipediaでは,日本の中世以降の歴史上大きな飢饉を8つ挙げていますが,その内容を読むとまさに地獄の物語です。それが戦前まで,50年~100年単位で起こっていたのです。
私の浅薄な学習ではありますが,大前さんの問いに対する答えは,「人間の環境破壊説も否定はできないが,気象変動は昔からあった」ということです。
憶測をはさむなら,昔からあった異常気象を人間の環境破壊が更に助長するであろう。それが,近年世界で頻発するひと廻り大きい異常気象となって表れるのではということです。
ただ現在は,近代から発達してきた科学の力で変動の影響を小さく押さえ込んでいると思います。例えば平成5年の東北の大冷害も,戦前までの稲作技術であれば,その被害は数倍に及んだのではないでしょうか。
第二次世界大戦後,農薬と農業技術は目覚ましい発達をしたと言われています。そのおかげで戦後飢饉はあってもその被害は格段に少なくなっているのだと思います。
飢饉の記述の中に,害虫と疫病被害が多く出てきますが,現在は農薬がそれを防いでくれています。農薬を嫌っている者が言いたくないのですが,いかに農業技術と農薬の発達が人類を飢餓から解放してくれたかが判ります。農薬と化学肥料がなかったら,戦前までの頻繁な飢饉と餓死の歴史が今も続いていると思われます。
しかし,それを良しとしてはいけないと思います。化学薬品による環境破壊か,それとも50年~100年毎に100万人単位の餓死者を出すかというような単純な二者択一ではなく,第三の道,望むらくは無農薬栽培による食糧確保ができないかということです。
しかし,それを良しとしてはいけないと思います。化学薬品による環境破壊か,それとも50年~100年毎に100万人単位の餓死者を出すかというような単純な二者択一ではなく,第三の道,望むらくは無農薬栽培による食糧確保ができないかということです。
一般的には,この考えは「たわ言」で始末されることは承知しています。ですが,決して夢物語ではないと思っています。現にプロの農業者として,ほたるの居る田んぼを創る会の会長も会員も実践しているからです。過去30年にわたって,冷害と病虫害に強い米づくりを実証してきました。
お断りしておかなければなりませんが,私がやっているのは,不耕起栽培ではありますが,農業ではなく自給自足の「農楽」です。「農楽」は農業と区別する為の私の造語です。昨年は手植えをしましたが,農業ではそんなことはやっていられません。
ともかく,私も今まで飢饉も飢餓も昔の話と思っていましたが,こうしていろいろ読んでみると,そうは思えなくなってきました。前回書きましたが,平成5年の冷害による緊急輸入の時,幸い東南アジアが健在でしたから助かっただけで,最近の気象異変をみれば,東南アジアを含んだ異変が起きないとは言えません。その時はどうなるのでしょう。
ひとつだけ日本の飢饉の歴史をWikipediaから抜粋します。最後の飢饉と言われているそうですが「昭和東北大飢饉」です。
<・・・1930年(昭和5年)から1934年(昭和9年)にかけて、東北地方を中心に度々発生した飢饉である。第二次世界大戦前の軍国主義化の一背景となった。
<・・・1930年(昭和5年)から1934年(昭和9年)にかけて、東北地方を中心に度々発生した飢饉である。第二次世界大戦前の軍国主義化の一背景となった。
・・やませの発生による冷害を主因とする東北地方の凶作は、江戸時代には天明の大飢饉、天保の大飢饉をもたらしたが、明治時代以降でも明治5年、明治35年、明治38年、明治43年、大正2年、大正10年、昭和6年、昭和8年と断続的に発生した。
飢饉は昭和時代まで多発したが、とくに昭和8年から昭和10年にかけて発生した飢饉は、日本史上最後の飢饉といわれている。
昭和恐慌(昭和5年-昭和6年)期の飢饉は、都市部の大失業と所得減少、都市住民の帰農による人口圧力などによって農村経済は疲弊、農家の家計は窮乏化し、東北地方や長野県などでは女子の身売りが起こり、欠食児童が続出した。これは、世界恐慌からはじまるブロック経済の進展などもあいまって、満州事変につながる背景ともなった。・・・>
更に,当時の秋田魁新聞(昭和9年10月26日)には下記の記述が;
<・・山裾にある町村は、未曾有の凶作に悩み、木の実・草の根、人間の食べられるものは全部刈り取り掘り尽くし、米の一粒だに咽喉を通すことのできぬ飢餓地獄にのたうつ惨状、秋田県由利郡直根村百宅部落のごときは、空飛ぶ鳥類さえ斃死(へいし:のたれ死に)したかと思われ、
400名の部落民からは生色がほとんど奪われ、天に号泣し地に哀訴の術も空しく飢え迫る日を待つのみの状態である。・・>
下に,私が読んだWebページを添付します。
世界の飢饉は:
http://ja.wikipedia.org/wiki/飢饉の一覧
日本の飢饉は,下記のURLから飢饉名をクリックしてお読みください。
(URLが開かない時は,コピペして下さい。飢饉まで全部)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:日本の飢饉
更に,当時の秋田魁新聞(昭和9年10月26日)には下記の記述が;
<・・山裾にある町村は、未曾有の凶作に悩み、木の実・草の根、人間の食べられるものは全部刈り取り掘り尽くし、米の一粒だに咽喉を通すことのできぬ飢餓地獄にのたうつ惨状、秋田県由利郡直根村百宅部落のごときは、空飛ぶ鳥類さえ斃死(へいし:のたれ死に)したかと思われ、
400名の部落民からは生色がほとんど奪われ、天に号泣し地に哀訴の術も空しく飢え迫る日を待つのみの状態である。・・>
下に,私が読んだWebページを添付します。
世界の飢饉は:
http://ja.wikipedia.org/wiki/飢饉の一覧
日本の飢饉は,下記のURLから飢饉名をクリックしてお読みください。
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蓼科田舎暮らし日誌・343号・豪雪の田園風景
蓼科田舎暮らし日誌・345号・我家の豪雪
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無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html
籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html
農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html
”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
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