2011年9月25日日曜日

蓼科だより・206号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年9月24日(土)★
★今回のテーマ: 稲刈り不調,農地,台風 & 原発 
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  台風15号は21日に信州は通り過ぎたのですが,今日の稲刈りは,田んぼがくちゃくちゃでできませんでした。また昨夜は一番の冷え込みで10℃になり,布団を持ち出しました。
よくしたもので秋野菜は長雨の中でも着実に育ちます。総太りダイコンが本葉4枚になったので昨日おろ抜きしました。サラダで食べるととても美味しいです。自分で採った種から蒔いたナガネギが発芽しました。タマネギの苗も順調に育っています。
 私の背丈以上に伸びた長崎の七角オクラは4〜5本が風に倒されましたが,支柱で回復させました。
食べるホウヅキが収穫適期に入ったようで美味しくなりました。食べるホウヅキは他にない非常に個性的な酸味と甘みがあり,ビタミン類を多く含み,特に肝脂肪や高脂血症に良いとされるイノシトールが多いそうです。

ーーーーー農地のこと
メルマガ204号の農地法の記述で間違っているとこがありました。下記部分です。

「もっと根本的な問題があります。農地法で5000m2の制限をしながら,一方において特区申請をすれば1000m2まで下げられという。」

これを下記<>内のように,お詫びして訂正加筆致します。
農地法が平成21年に改正になり,契約による農地取得下限面積が”原則”50アールであることは以前のままですが,下限面積については地元市町村の農業委員会の判断で引き下げることができるようになりました。
引換えに,特区の認可で10アールまで減らすことができた特例は廃止されました。尚,相続による取得には,既得権として下限がありません。
 ところが,何とも呆れた仕組みになっているのです。表向き自由にしたようになっていますが,意地の悪い「農地法施工規則」(最下段に添付)がついています。
その第一項で,農業委員会が検討の際目安とするべき数的制限をかけ,第二項において,曖昧な規定で第一項の制限を外せるようになっています。これが曲者です。
第二項に,曖昧な部分「相当程度」という表現がありますが,それについては県の担当者から口頭で指導があったようです。ここが問題です。
 現実にどういうことが起こっているか,自分の立科町と隣の佐久市の農業委員会に確認しました。結果として,佐久市内で,以前特区で10アールにしていた地区が40アールになってしまい,立科町では検討した結果50アールのままです。しかも特区はもう使えません。 つまり,以前より縛りが強化された結果になりました。ですが,農水省は問いつめられれば第二項の曖昧な規定を持ち出して,「やればできますよ」と逃げることができます。
 何とも呆れた狡猾さです。「下限面積については農業委員会の判断で決める」すれば良いものを,表看板(法)だけ「地元の裁量に任せます」として,実質的(施工規則)では縛りを強化したのです。どこまでも国が管理するんだ,ということでしょう。
地方の土地の活用をなんで中央官庁がここまで口を出さなければいけないのでしょう。何故地方の問題を地方に任せられないのでしょう。>
津波,震災,原発等,全ての政治の流れをみていると,日本に地方自治など存在していないことが証明されたのではないでしょうか。国民,市町村長,県知事全員が口を開けば「国が,・・・」と言ってます。東電もまるで国営になったみたいですね。
そう感じるのは私だけでしょうか。
ーーーーー台風12号関連
 私の”まちづくり”恩師からの情報です。
<十津川村(奈良県)が今回はこれでも被害は「少し」ですみましたが、明治22年の洪水で全村崩壊、生活基盤を失った600戸の村民が北海道に入植し、新十津川村をつくったのです。札幌の北、岩見沢市の西に新十津川村はあります。「十津川物語」という本に詳しく書かれています。

私は、仕事で新十津川村のまちづくりを手伝いました。
 13-16日、被災地に学生400名を連れてボランティア活動と学生にいかに被災地がたいへんなのかを知ってもらう目的で、でかけます。学生のめんどうだけでも大変です。教員も20名参加します。>
(私)この先生は実践派です,町おこし会社の代表取締役もやってます。こんな大学教授がたくさんいると良いのですが・・。
ーーーーー原発問題
 前号の<放射能ヒステリーの正体>を教えて下さった唯臥独村さんから,下記のコメントを頂きました。<>内。
<昨夜(09/19)のNHKBSプレミアム『宇宙の渚に立つ~世界初・生特番~』では、JAXAの科学者が「宇宙船内では1日で地球上の6か月分の放射線を浴びる」と言っていました。>

同じく唯臥独村さんからの情報です。<>内。
<三輪明宏さんが先月の週刊朝日にこんな趣旨のことを書いていました。「ナガサキでは百年生えないと言われた草木もすぐに生えだし、みんなバラックを建ててすぐに住み始めた。
 私も爆心地へも母を探しに何度も行った。当時は除染は愚か、“除染”という言葉すらなかった。それでもみんな子や孫とともに長生きしている」と>
Wikipediaより三輪さんについて:
10歳だった美輪は長崎への原爆投下時、長崎市本石灰町(爆心地から約4キロ)の自宅におり無事だったが、その後、近くの防空壕で待機した後に爆心地近くにあった生母の実家へ祖父母を1人で探しに行き惨状を目の当たりにする。>
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 私がホルミシス論ばかり紹介しているので,ホルミシス論に固まっているように見えるかも知れませんが(正直なところ傾いていますが),ホルミシス論で固まっている訳ではありません。
私の感性でご紹介できる情報がないのです。反核・反原発んの皆さんの主張に共通しているのは,恐怖感と感情論が主流でデータがないことです。ですから,反核・反原発の皆さんの情報には説得力がないのです。
チェルノブイリの甲状腺がんも,非被曝地域との罹病・死亡率の比較データで発表されています。
こういうデータがあれば,説得力もあります。

 恐らく普通の人間であれば,反核・脱原発に反対の人はいないと思います。代わるものがあるならそれにこしたことはないからです。
 反戦・平和と一緒だと思います。好戦・混乱好きなんてある筈がありません。ですが,残念ながら軍隊(暴力装置)はいらないとはならない筈です。

豊かな生活の確保と,危険性のある文明(軍隊,車,ジェット機,ケイタイも)との微妙なバランスの上に現在の生活が成立っています。このバランスをどのように考え選択するかという問題ではないでしょうか。
万人の自殺者は,自分の生活と文明社会とのバランスがとれない人々が犠牲になっているのだと思います。戦後だけで200万人近い自殺者のことを何故もっと騒がないのか不思議に思っています。
先進国でダントツ1位です。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.html

ーーーーー閉め
まだまだ頂いている情報がありますが,オーバーですよね。
凡人にはとても言えない天才の言葉で終りにします。
「無限なものは2つ存在する。それは宇宙と、人間の愚かさだ。しかし、前者については断言できない」アインシュタイン
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<わたしのサイト>・リンクを貼って頂けませんか?
田舎暮らし情報館(蓼科より): http://tateshinadayori2.blogspot.com/
田舎暮らし動画: http://jp.youtube.com/user/takasukey

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