2011年11月27日日曜日

蓼科だより・215号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月26日(土)★
★今回のテーマ:バイオマス温室,プレゼン & 放射線
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
10日程前から霜が降るようになりました。私の家ではまだマイナス1~2℃ですが,冷え込んだ時は高山ではナゴが発生します。樹も地肌もに霜が着いたように真っ白になり,その朝陽に映える様は神々しくさえあります。
ナゴは方言のようで,辞書にもWebにもありませんでした。霧氷とは違うように思います。霜ではないかと思っていますがどなたかご教授願えないでしょうか?
着実に季節は移ろって行きます。時間だけは,容赦なく!しかし万人平等だから文句は言えません。

バイオマス温室の穴を掘りました。深さ1m,巾2m,長さ5mの穴を,ミニバックホウで6時間ばかりでした。掘った土はその穴の周囲に盛り上げ,ウッドチップと有機肥料の混合物を2m積み上げる予定です。
 計画としては,冬期間,発酵熱だけで1.5坪の温室を,最低でも2℃を下らないようにする予定です。
 問題は地下水です。バイオマス温室の考案者から,「地下水は禁物だよ」と注意を受けているからです。水がウッドチップに浸透すると発酵が促進されコントロールできなくなるからです。

ところが,僅かですが沁み出してきたところがありました。幸い一番下だったことと一部分だったので,小石と砕石で水の通路を作ることによって水を封じ込むことができました。

このバイオマス温室のスゴいところは発酵をコントロールできることです。すごい発見です。その方はバイオマス温室に関して特許を3つ取ったと仰っています。
私のこの実験がうまくいったら,バイオマス温室を売らせてもらおうと思っています。
ーー
今日,東京飯田橋の住宅生産性研究会(HICPM)の会議室をお借りして「田舎暮らしコミュニティ」づくり提案のプレゼンテーションをやらせて頂きました。
 最終的に2名のままでしたが,住宅生産性研究会理事長の戸谷先生も聞いて下さり,貴重なコメントを頂きました。

戸谷先生は,まちづくり,サステイナブル・コミュニティ(持続可能な)開発に関しては日本の第一人者です。ただの研究者ではなく,日本各地でサステイナブル・コミュニティ創りを指導していらっしゃるからです。その実践を通して書かれた著書がたくさんあります。メルマガも”まちづくり”のエスプリが詰まっています。下記ホームページをご覧下さい。

特に,最近書かれた著書「アグリカルチュラル・アーバニズム」は,今後の地域振興のバイブルになると思います。社会問題に関心を寄せている皆さんには是非ご一読願いたいと思っています。上記ホームページのフッターに書籍注文があります。

下記Youtube動画では,先生が”まちづくり”について基本思想を語っておられます。

今回のプレゼンは私にとっても初めてのことであり心配しましたが,たとえ2名でも参加して頂き実行できて良かったと思います。反省点はたくさんありますが,一番のことは2名ではどうしょうもないということです。
根本的に戦術の練り直しが必要です。戸谷先生からアドバイスを頂きましたが,皆さんのお知恵もお借りしたいのです。宜しくお願いいたします。

これは余談ですが,プレゼンの資料を探している中で偶然「主要国の農薬使用量推移」という国連OECDが発表しているグラフを見つけました。何と,日本はワーストワンで,農水省が悪のイメージを振りまいているアメリカはベストでした。ビックリ仰天です。さすがの農水省も国連にまでは情報操作が及ばないようです。

更に農水省は,日本は世界最大の食料輸入国と言っているが,それも嘘だと判りました。1位はアメリカ,2位ドイツ,3位中国,4位が日本でフランス,オランダ,イタリアと肩を並べています。何が問題なのでしょう?

ついでにお願いがあります。TPPが問題になっていますが,20年程前だったと思いますが牛肉・オレンジ自由化問題がありました。その時も現在同様の問題になりましたので,そのビフォー・アファターをレビューするべきだと思うので,Webでいろいろ検索してみたのですが資料が見つかりません。

どなたかご存知でしたら公開して頂けないでしょうか?この種のデータがないところをみると,きっと都合の悪いデータなのかなと勘ぐりたくなります。

ーーーーー 古川聡久さんが半年ぶりに地球に帰還されたので,
放射線のことをチョット。下記<>内は,蓼科便り205号に転載した記事です。

<微量の放射能は健康に良い、という学説を最初に唱えたのは、ミズーリ大学の生命科学の教授トーマス・D・ラッキー博士だった。ラッキー博士はアメリカ航空宇宙局(NASA)から、宇宙における放射線の、宇宙飛行士への影響を調査することを依頼された。
宇宙船内では、毎時45マイクロシーベルト(μSv)の放射線を浴びる。宇宙船内で約半年間を過ごすと、19万μSvほどになる。地上で我々が浴びる自然放射線量は世界平均で年間2400μSvなので、その80倍程度である。
また福島第一原発から20~30Kmのエリアでは8月末現在で1万μSvだから、宇宙飛行士の被曝量はその19倍ほどにあたる。(1000μSvは1ミリシーベルトmSvに相当するが、本稿では分かり易いように、すべてμSv〔マイクロシーベルト〕で統一する)

しかしラッキー博士が10年以上をかけて、多くの宇宙飛行士の健康状態を調べると、宇宙に行く前よりも、行った後の方が、良くなっている、という事実が明らかになった。>

 いつも疑問に思うのです。ICRP勧告の許容範囲内の数値であっても神経質に書き立てるマスコミが,宇宙飛行士の安全に関しては一切書きません。人命軽視ではないでしょうか。
 何故宇宙飛行など即刻止めるべきだと主張しないのでしょう。少なくとも宇宙飛行士が被曝している客観的事実としての放射線量を書くべきではないでしょうか。こんなことを考える私がおかしいのでしょうか。

Wikipediaには下記<>内のような記述もあります。

<高度が高くなると宇宙からの放射線は空気という遮蔽物が減るために、1,500mごとに約2倍になる。国際線のジェット機では国内線より長時間高高度を飛行するために比較的強く放射を受ける。通常の飛行高度は1万m程度なので、これらの値から計算してみると地上の約100倍もの放射線量に被曝することになる。>
 とすると,毎日のように高度1万mを飛行している世界に何万人いるかも知れない長距離ジェットパイロットの安全はどうなっているのでしょう。これもマスコミは書きませんね。宇宙飛行士やジェットパイロットの安全などどうでも良い?のでしょうか。
どっかおかしいと思えてならないのです。

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
わたしのYoutube下記URLをお気に入りに!11/14更新!
http://jp.youtube.com/user/takasukey

0 件のコメント:

コメントを投稿