2014年1月5日日曜日

蓼科だより・325号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年1月4日(土)★
★テーマ:ごあいさつ,「青春の詩」,「緑響く」,

     原発コーナー(最終回),南京事件
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 新年明けましておめでとうございます

 「何故,『蓼科便り』を書き続けるのか?」を自らに問うことがあります。その都度,「都会暮らしの皆さんに田舎の良さを知って頂くため」などと言ってきましたが,還暦になったせいでしょうか,ひとつ気がついたことがあります。
 「自分の生活の証しを残したいんだ」という想いがあることにです。
 この想いは,たぶん,世俗的な地位と財産の全てをなくした結果として,心に巣くったものだろうと感じています。側にいる者達から見れば,迷惑なことだろうなと思いながらも,今年も生き甲斐を感じながら「蓼科便り」を書かせて頂きます。(笑)

 田舎者が毎日,土に親しみ自然を肌で感じながら,思うがまま感じたままを認めます。もとより不勉強者ですので自分の考えが正しいかどうか何の確信もありませんが,あるがままということでお許し頂きたいと思います。

 ひとつだけ確信をもって言えることがあります。
 それは農楽する自称田舎者を誇りに思っていることです。(笑)
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 昨年末でしたが,頂いたメールに,サミエル・ウルマン(Samuel Ullmann )の『青春の詩』のことが書かれていて,その詩と再会しました。有名な詩ですのでお好きな方も多いのではと思いますが,読み直してみると,やはり年のせいなんでしょうね,感慨一入でした。

 この詩は,マッカーサー元帥が日比谷の占領軍総司令部の自室に架けてあったもので,ある日本人が見つけ,感動し漢詩調に翻訳したのだそうです。それが後に松下幸之助氏の眼に止まり,雑誌に紹介されたために一躍有名になったということです。

 そこで,還暦の新年を機に蓼科便りのアーカイブスを載せているブログに掲載させて頂きました。ご興味のある方は下記URLを開いて見て下さい。謂れや原文も掲載しました。
 ここにはエッセンスの部分だけ抜粋致します。

  人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
  人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
  希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる


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 前回,モーツァルトと東山魁夷氏について書きましたが,これを知らせてくれた友人から詳細情報を頂きました。天才画家の心の内を覗けるような素敵な文章ですのでご紹介致します。

日経ポストカードブック、「東山魁夷『白い馬の見える風景』」より

< 「白い馬の見える風景」について    東山魁夷

 昭和47年(1972)、その年に描く何点かの作品の構想を漠然と考えていた時、ふと、モーツアルトのピアノ
協奏曲イ長調(K四八八)の第二楽章の旋律が浮かんできた。嬰ヘ短調八分の六拍子で書かれたこの楽章は、穏やかで控えめがちな主題が、まず、ピアノの独奏で奏でられる。
 心の奥に揺らぐ影を訪ね求めてゆくような低いモノローグが伝わってくる。深い奥底から立ち昇る嘆きとも、祈りとも感じられる。オーケストラが慰めるかのように応える。主題がピアノの独奏で変更されると、フルートやファゴットが加わり、優しい語らいを交す。

 ふたたび主題の独奏とオーケストラの応答ーーやがて弦楽器がピチカートに伴奏されて、ピアノは静かに旋律を繰り返しつつ、消え去ってゆく。すると、思いがけなく一頭の白い馬が、針葉樹の繁り合う青緑色の湖畔の風景のなかに小さく姿を表わし、右から左へと、その画面を横切って姿を消した。
 私はこの幻想から一枚の構図を作った。すると、不思議にも白い馬が小さく見える風景が、次々と浮かんできた。こうして、この年に描いた十八点の風景画(習作を含めて)による「白い馬の見える風景」の連作が生まれた。
 この白い馬はいったい何を表わすのかと、よく、人に聞かれる。私はその度に、見る人の心にまかせたいとのみ答えてきた。それは、私の心に内在しているものの象徴であることは間違いない。心の祈りとでもいうべきものであろうか。 >

東山魁夷館ホームページ

ーーーーー原発コーナー最終回(第40回)

 年末のHAL通信に表記の予告があり,下記ホームページを確認しました。
 安中さんには,すごく良い勉強をさせて頂きました。
 私は科学的論証については判りませんが,価値観と論理の展開(弁証法というのでしょうか?)は納得しています。
 学ばせて頂いたことの中で,もっとも重要と思ったことは,「100%の安全」などというありもしないことを求めたのは間違いだったということと,安全性とリスクの問題はコストとのバランスの上にあるということでした。

 この最終回の中から私なりにエッセンスだけ抜粋してみますが,皆さんも是非下記URLをお読みください。
 「・・・」は,前略,中略を意味します。

<・・・福島の場合は、政府と東電の無策が混乱と恐怖を大きくしてしまったと言えます。また、マスコミの偏向的な報道と市民の知識の乏しさが、過剰反応を生み出したとも言えます。

・・・「放射性物質」といっても、トリチウムによる放射線障害は心配するレベルではありません。・・・唯一、気になるのは内部被曝ですが、海水中の現在の測定量(17万ベクレル)程度では問題ないでしょう。この海水を毎日飲んだとしてもです。つまり、この問題も、報道がセンセーショナルに煽(あお)りすぎということです。

・・・トルコの受注などに見られるように、海外では日本の原発に対する評価は高いのです。商業用原発を世界最初に稼働させた英国は、・・・このたび、原発の新設を決定しました。しかし、停止している間に技術が失われてしまったため、日本メーカーとの提携を考えているとのことです。

・・・ある新聞に、以下のような論文が載りました。
「(前略)しかし何より問題なのは、原発事故に関する事実の隠蔽、国民をミスリードするメディアの統制、いわゆる"原子力ムラ"の中での利害とご都合主義による政策決定の独走といった民主主義の基本を逸脱した問題があまりにも目につくことだ。(後略)」
 この通りだと思いますが、この論文には「100%の安全を求める民主主義の無理強いが事故を招いた要因のひとつ」とする視点が抜けています。一番大事な視点だとおもうのですが。

・・・冒頭の「黎明期」で述べたように、優秀な若い科学者たちが、戦後の焼け野原からの復興を目指して欧米から原子力技術を持ち帰りました。しかし、同時に「大きな力がもたらす負の側面」にも目を向け、その抑制も考えるという「真のリーダー」は育ってこなかったのです。
 そこへ「100%の安全」を求め、決して妥協しない反対者たちがいて、狂気のごとく先鋭化する。この両者の不毛の対立が、原発事故の真の原因だと分析しています。

・・・原発事故という代償を払った日本は、この原因の全てを解明し、後世に残さなければいけない。
そして、より安全性の高い技術を確立し、これも後世に残す必要がある。
それは、「原発をゼロにする」という後ろ向きの結論ではなく、「原子力を人類の未来に役立てる」という前向きの結論であるべきだと私は思います。 >

第40回(最終回):原子力という力

(私)「100%の安全」を求めるということと,安全性を限りなく高めるといういうことは根本的に違うと思っています。それは「永遠のゼロ」の中で語られていた,生還率の低い爆撃にも進んで出撃するということと,十死零生の特攻に出撃することは全く別次元のことだということの裏返しだと思います。

 「100%の安全」を求めること自身が,リスク管理の根本思想から外れていると思うのですがおかしいでしょうか。それを訂正できなかった学会も専門技術者も,特にマスコミの責任は大きいと思います。
 アポロ計画でもソユーズ計画でも犠牲者を出していますが,「100%の安全」などというリスク管理の根本原理を否定するようなことは絶対ないと思うのですが如何でしょうか。

 私は安中さんの最終回の結論に賛成です。非常に安全性の高い新型原子炉が開発されていることも書かれています。現在原発を推進している人々も,決して核のゴミを放ったらかすつもりは無くて,処理を科学で解決しようと努力していると思います。

 安中さんが仰るように,「原子力を人類の未来に役立てる」という前向きの結論であるべきだと私も思います。

ーーーーー南京事件の記事が更新されました12/20

 自分で確かめようのない,科学でも解決できないこの種のことを扱うのは,私には難しすぎます。しかし,一人の日本人として,もし冤罪であるなら晴らして欲しいという願望がありますので掲載致します。一部を抜粋しますが,下段のURLから詳細をお読みください。ご意見をお待ちしております。

< 南京事件があったとされてから今年で七十六年目になる。十二月二十三日、新しい南京本が発売された。『謎解き「南京事件」』である(阿羅健一著、PHP研究所刊、千五百円)。
 これまで南京事件は、戦時宣伝という見方から研究が進み、中華民国による宣伝であって事実無根であると明らかにされてきたが、新しく発売される本は、東京裁判が下した判決を分析することによって、南京事件が架空であったことを改めて明らかにしたものである。

 東京裁判は昭和二十三年十一月に判決を下したが、日本軍によって引き起こされた不法行為として次の八つをあげた。
一 最初の二、三日で一万二千人の市民を殺害した
二 二万人の女性を強姦した
三 南京で欲しいものをなんでも奪った
四 南京市街の三分の一を焼き払った
五 兵役年齢の二万人の男性を城外で殺害した
六 南京郊外で五万七千の一般人を殺害した
七 三万人の中国兵を揚子江で殺害した
八 一般人と捕虜の殺害数は二十万人以上に達した

 八つの不法行為を起こし、結果として二十万人以上を殺害したと判決した。 『謎解き「南京事件」』は、これらすべてを俎上にのせ、一つ一つに反論し、その結果、検察の立証は事実に基づいたものでなく、判決は検察の主張を一方的に認めただけ、と明らかにした。
 詳しくは本書を読んでもらうことにして、検察の主張がどのようにでたらめで、どのように崩れたか、ここでは二番目にあげられた二万人の強姦について紹介する。・・続く。>
 続きは下記をお読みください。
「謎解き『南京事件』が発売に」
http://ameblo.jp/nankinkokumin/entry-11732889710.html

フッターーーーーーーーー

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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