2014年6月15日日曜日

蓼科だより・348号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーー2014年6月14日(土)★
★テーマ:おかしな梅雨、金陵辺と蜜蜂、自然栽培キャンペーン、
     アメリカの人種差別、外国人労働者
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 からからの天気が続いた後、今週から梅雨に入りチラッと陽がさすこともありますが、ほとんど曇り空です。梅雨というと、シトシトと降り続く雨を想うのですが、近年の梅雨は天候現象が激しくなっています。
 シトシトではなく、激しい豪雨と強風と雷が一緒にくるような感じで、しかも短時間で降ったと思ったら陽が差したりと言った具合です。これじゃ、人間も情緒不安定になるのではないでしょうか。
 余談ですが、最近のフジテレビ「特ダネ」で、小倉アナウンサーが「最近の事件は全く訳が判らない」と首を傾げながら呟いていましたが、地球の異常気象の影響は考えられないでしょうか。

 農楽作業の方は、田んぼのチェーン除草と動力除草の両方をやりました。チェーン除草の方は下記Youtubeにアップロードしました。動力除草の方は追ってアップロードしますのでご覧ください。田んぼの作業は水の中なので、どうせ濡れるので雨でも平気でできます。水冷式ですから、見た目より案外快適ですよ!
 これらの作業は全て無農薬栽培のためです。確かに面倒ですが、体力トレーニングになる上、自分達と子供夫婦と、何よりも可愛い孫たちが食べてくれると思えば何のそのです。

 実はすばらしいできごとが10日にありました。丸2年空だった私の巣に、日本蜜蜂が入ったのです。金陵辺(きんりょうへん)という日本の蘭(中国原産、室町時代に日本に)のお手柄です。
 日本蜜蜂を引き寄せるというので、一昨年の暮れ大枚5000円をはたいて金陵辺をひと鉢買いました。妻から、「高い巣箱を買ったのにちっとも蜜が採れない」とチクチクと言われていたので、何としても蜂を入れようという悲願の結果でした。

 しかし、昨年は全く咲かず恨めしい想いで金陵辺を世話していましたが、ついに咲いてくれたのです。7日に開花し、8日に巣箱の側に置いて、10日午後4時頃、日本蜜蜂がやってきました。2年越しの悲願が実現したのです。
 蜂の分蜂と金陵辺と巣入りの様子は感動的でした。偵察隊が来てから全部が巣に入り終わるまで約1時間のドキュメンタリーでした。その一部始終を動画に記録することができ、抜粋ですが下記Youtubeにアップロードしました。

 分蜂とは社会性昆虫である蜜蜂が自分の群を増やすための大切な現象だということです。分蜂の群は、バロック音楽の通奏低音のような羽音の唸りをあげて、直径数メートルの蜜蜂の乱舞の塊になります。初めて見た時にはビックリしました。
 ですが、日本蜜蜂は逃げ出すことも多いというので、蜜蜂では先輩で私の先生である岐阜の従兄弟から教わりながら大事に世話するつもりです。


ーーーーー『自然栽培を認めて下さい』キャンペーン!

 私は自然栽培でありませんが、似たようなものです。農水省は補助金の目的を本末転倒しているようです。農業を良くすることが目的ではなく、お金を配ることが目的のように見えます。下記URLをお読みください。下に抜粋しています。

https://www.change.org/ja/キャンペーン/農林水産省-自然栽培-を認めて下さい?utm_source=action_alert&utm_medium=email&utm_campaign=55126&alert_id=wXKpNZEnMK_QYhppIBald

< 皆さまこんにちは。私は、山形県高畠町で自然栽培(無施肥・無農薬)を行う農家で、中川吉右衛門と言います。実はこの「自然栽培」のアプローチが、現在の農政の中では認められていないことを、皆様はご存知でしょうか。
例えば、「環境保全型農業直接支払い交付金」という交付金制度があります。これは、環境保全に効果の高い取組をしている農家さんを対象に、交付金を与えましょうと言うものですが、なぜか無施肥・無農薬の自然栽培には一切認められていないのが現状です。
農水省としては、以下ような理由で交付金対象外と言っております。「環境保全に効果のある営農活動の普及推進を図るうえで、必要となる掛かり増し経費に対し交付金を支払う制度となっております。」
要するに、とにかく「肥料」を使えと言う事なんです。
その肥料その物が、いかに環境に負荷を与えるかという視点は完全に無視し、とにかく、化学肥料の代わりになるものを使用せよ!と言う事です。それ以外の農業スタイルは認めません!ってことなんですよね。
これはどう考えてもおかしくないでしょうか?
低農薬や特別栽培、有機栽培は国も行政も認めるにもかかわらず、本当の環境保全に貢献する自然栽培農家は、いつまでたっても規格外なのでしょうか?
だから僕は!
この制度の見直しを心から求めます。>

(私)本末転倒とはこのことです。何のための誰のための農政かを見失っている結果です。シェークスピアが生きていたら歴史に残る悲劇を書いてくれると思います。
ーーーーーアメリカの人種差別!

 「アメリカは何時人種差別をやめるようになったのでしょうか?」と、加瀬英明先生に今年3月に質問しました。その答えが先生のブログにありました。
 先生は自ら米国屋、英國屋と称していますが、痛烈な批判も多くしています。

 ごく一部を引用します。
< ヘンリー・S・ストークス氏は、ニューヨーク・タイムズ、ロンドン・タイムズなどの東京支局長を歴任した、イギリスの大記者である。この8月に、私とともに著した『なぜアメリカは対日戦争を仕掛けたのか』(祥伝社)が刊行されたが、同氏が第2部「ペリーからマッカーサーまで」を執筆している。

 ストークス氏はこのなかで、日本が先の大戦で侵略戦争を戦ったのではなく、「いったん戦端が開かれると、アジア人のためのアジアを創造する、強い情熱によって駆られた。これこそ、日本人による大きな国際貢献だった」と、説いている。

 そして、大東亜会議が「人類に人種平等をもたらした、出発点となった。まさに日本史における、輝かしい一瞬だった。今日、日本の多くの学者が大東亜会議は日本軍部が『占領地の傀儡』を集めて、国内向けに宣伝のために行ったと唱えている。このような日本人こそ、日本を精神的に支配しようとする外国の傀儡ではないか」と、述べている。

 そして、「当時の日本人にとって、アジア解放は大義だった。いまの日本人に、そのような気概があるだろうか。(中略)今日、日本がアジア諸国から尊敬されなくなったのは、アメリカに追従して、経済利益だけを追求して、先の大戦に敗れるまでいだいていた気高い精神を失ったからにちがいない。歴史を失った国には、品格がない」と、断じている。>


(私)下記URLを開いて、左最上部にあるワード検索に「大東亜会議」と入れて検索してください。「戦時国際法と戦争犯罪」と「大東亜会議で人種平等を宣言」というコラムに一連の記述があります。残念ながら私にはこの記述を検証する知識も能力もありませんが、何となくこれが正しいように感じています。
 というのは、この記述は前に書いたことのある、マッカーサーの部下だった女性米軍将校が書いた『Mirror for Americans: Japan』 (アメリカの鏡・日本・ヘレン・ミアーズ著)の内容と符合するからです。ミアーズは欧米白人社会の有色人種差別論理で植民地政策も対日開戦圧力もかけられたと書いています。
 この本が何故日本でベストセラーにならないのか不思議に思っています。

http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi
 前々回のメルマガで「シュリーマン旅行記 清国・日本」のことを取りあげ、「今の日本の常識ではとうてい推し量ることのできない記述が多くあります。」と書きましたが、たった140~150年前のことです。
 近年の歴史問題や慰安婦問題を聞いていて思うことは、現在の法律や倫理観・価値観で歴史を解釈するととんでもない間違いを起こすことがあるということです。事実起こっていると思います。

 明治から昭和初期の時代は世界は帝国主義・植民地主義の時代であり、日本はそのことを欧米から教わりその通りに実効したに過ぎないと、ヘレン・ミアーズは書いています。当時の欧米では黒人や黄色人種は奴隷であり人権をもった人種ではありませんでした。
 その黄色が白人のロシアを負かし、立派に帝国主義の真似をしたことを許せなかったのだと、やはりヘレンが書いています。これがアメリカが日本を挑発した真実だと今の私は思っています。

ーーーーー外国人労働者、自衛隊、農家

 去る木曜日、クローズアップ現代で外国人労働者のことを特集していましたが、それを見ながら、日本という国は本当に特殊な国だと思いました。

 NHKが労働者という言葉を使っているのに、法律と政府は労働者ではないと言っています。テレビには明らかに労働の場が写っています。憲法9条では、戦争放棄、戦力不保持及び交戦権の否認に関する規定を置いてあるのに、自衛隊を持っています。自衛隊は明確に軍隊です。
 農水省は農業をやっていない農家を農業者として農政の対象にしています。

 しかし、これらは全て嘘ではないでしょうか。苦し紛れであることは理解していますが、へ理屈と詭弁を弄して虚構を築き上げ、それを元に延々と議論を積み重ねている国会はいったい何でしょう。またこれを良しとしている日本の世論は誰が操っているのでしょうか。

 もっと不思議に思うのは、良識の府である筈の日本のアカデミーと参議院からこれらに関するアナウンスが聞こえてこないのは何故でしょう。私が知らないだけかも知れませんが・・。

 私ごときが心配することではないと思いますがとても気になります。こんな見え透いた虚構の上に成立っている社会で教育を受けている若い世代が、日本の社会・国家に対して信頼と愛国の情が育つのだろうかということです。
 最近の韓国を見ていて思うのです。国家が嘘を公然と行っている社会で、全うな理念や社会正義を築くことはできない、と。日本も韓国の二の舞を演じないようにしたいものです。

 経済的繁栄を良いことにして、理由にして、2千年以上続いてきた日本の本当の良さが失われていき、その先にあるものは内部崩壊ではないでしょうか。

 大変気負ったことを書いてしまいました。ご意見をお願い申し上げます。

フッターーーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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