★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年6月7日(土)★
★テーマ:田植終了、日本農業の哀れな実態、そば処「磊庵」
★テーマ:田植終了、日本農業の哀れな実態、そば処「磊庵」
自衛権、諸国民の公正と信義
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今週の農楽アスレチックは厳しかったですが、乗りきりました。
昨日、久しぶりに佐久市のそば処「磊庵」(らいあん)に妻と食事に行きました。そばというと、一般的には大衆的な食事処というイメージですが、磊庵さんは違います。こだわりを通り越して、徹底的にそばの根源に迫ろうとしているように思えます。
ただそば切りのみに拘っているのではなく、そばの実からモヤシを育てたり、独自のそば茶を焙煎したり、様々なお菓子にしたりその料理は創意に溢れています。人それぞれの好みが大きいとは思いますが、味は最高だと思います。特に信州産蕎の手碾蕎麦は逸品です。
田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
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無農薬玄(白)米の販売
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籾殻燻炭の販売
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
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今週の農楽アスレチックは厳しかったですが、乗りきりました。
6月1日には1反歩(1000m2=10アール=10人1年分のお米)の田んぼを、「手一本植33」稲作法(私の命名)で行い、4日には約7畝(700m2)の小さな2枚の田んぼを機械植えしました。
当日のみならず、腰を屈めて手作業で行う植付け不良箇所の補植と補正作業があり、その方がきつかったです。しかし、晩酌して風呂につかり、一晩寝ればすっかり回復するので、かなり体力が増強されたと実感しています。
1日には、できることなら全部終らせたかったのですが、私の段取りが悪かったのと初心者が多かったため1反歩しかできませんでした。実は、昨年は経験者が3人もいたので1.6反を1日で終えました。
「手一本植33」は、33センチメッシュに縦横を揃えて植えつけます。中古で買った3連のエンジン付き除草機を走らせるためです。33センチピッチに目印した綱を張って植えつけるのですが、ビニールヒモだったので伸縮が大きくて、ふと気がつくとメッシュが歪んでいて直すのに時間を取られました。
このような神経を使う作業は、全て無農薬でお米を作るためです。除草剤を使うのであれば、こんな面倒な作業は全く不要です。除草剤を土手から投げ込めば良いだけです。それだけで稲以外の生物は皆殺しにできるからです。スゴイ技術だと感心しています。しかし、そこから見える光景は異様です。
メッシュに歪みが生じたのは、基準線を片側にしか作らなかったのが原因でした。他にもいろいろと反省点があり、結果として1反歩しかできませんでした。
しかし、反省点や結果から判断すると、子供でも間違いなく作業が進む段取りができて、人もある程度馴れれば、1反歩の田植は5人で半日だと思います。
実は、この「手一本植33」農法は機械力ゼロで無農薬のお米を自給する為の農法として開発しています。目標は、現在の平均的日本人の年間米消費量60kg(1俵)を生産する1人1アール(100m2)の稲作農法の確立です。
この辺りの生産量で考えると、1反歩の田んぼは10人分(10俵採れる)です。5人で半日とすれば、1人分は2時間で終ることになります。これは田植だけの話ですが、稲刈りも脱穀もほぼ同様です。体力トレーニングには足りない程度の作業量だと思います。
機械力ゼロというのは、不耕起栽培だからです。
私の今年は、3枚の田全部が数年耕作していなかったため、地力は増しているのですが田面が荒れていたり凹凸が多かったので2度も代掻きしましたが、田面が整えば機械は入れません。
岩澤信夫先生が30年以上かけて完成された農法です。私は自然耕塾@高山村で園原久仁彦塾長からその思想と科学と技術の伝授を受け、その現実を体験し確信をもって実践しております。
この農法は、慣行農業の常識から考えると理解できないと思いますが、しっかりした科学的研究と論証が行われてきた技術です。オカルトや催眠術ではありません。
ご興味のある方は、本「不耕起でよみがえる」(岩澤信夫著:創森社:2003年)を手にとってお読みください。下記「日本不耕起栽培普及会」のホームページもご覧ください。
NHKテレビが放映した「田んぼに命がよみがえる」の録画DVDもあります。
SRI農法でやる予定だった小さな2枚の田んぼの方は、断念してから機械植えに切換えました。幸い地元の農業仲間から無農薬の苗を手に入れることができラッキーでした。しかし、その機械操作に慣れないことと苗採り本数調整を最小にしたため植えられていない箇所が多く発生し、補植に1日程かかってしまいました。
いろいろありましたが、圃場整備をやってない田んぼは形が悪いため何をするにも効率が悪いことと、一般のお百姓さんが除草剤を手放さない気持ちが良く理解できました。
しかし、不耕起栽培のための田んぼの環境整備が整えば、慣行栽培と同じ程度の労力でいけると感じています。無農薬はもちろんですが、無肥料も可能かも知れません。田んぼの命がよみがえり、生物多様性、特にイトミミズが最高の肥料をつくりだしてくれるのだと思います。
田植の様子をYoutubeにアップロードしました。
ーーーーー日本農業の哀れな実態!(日経ビジネスより)
「日本は世界第5位の農業大国」(浅川芳裕著:講談社新書)にもあった通りで、オランダの農業の実態を見れば、日本農政の大失敗は言い訳のしようがないと思えます。
農水省の官僚もJAの幹部もこの実態をよく知っている筈です。どんな気持ちで現状のような農政をやってきたのか、せめてもの罪滅ぼしに何時の日か本音を語って頂きたいものです。
下記URLからごく一部分を抜粋します。( )内の数値は日本です。
<・・・オランダの人口は1679万人(1,2712万)、農地は190万ヘクタール(456万)、国土面積も415万ヘクタール(3780万)にとどまる。いずれの規模も日本の1割程度という欧州の小国だが、農産物の輸出額は年間893億ドル(32億)と米国に次いで2位の座を保つ。農業はGDP(国内総生産)の1割(2%)を占める。特にトマト、花、ジャガイモ、タバコは世界トップの輸出シェアを握り、施設園芸を活用した生産や加工品の販売を強みとしている。・・・>
「背水の農」
ーーーーーそば処「磊庵」
昨日、久しぶりに佐久市のそば処「磊庵」(らいあん)に妻と食事に行きました。そばというと、一般的には大衆的な食事処というイメージですが、磊庵さんは違います。こだわりを通り越して、徹底的にそばの根源に迫ろうとしているように思えます。
ただそば切りのみに拘っているのではなく、そばの実からモヤシを育てたり、独自のそば茶を焙煎したり、様々なお菓子にしたりその料理は創意に溢れています。人それぞれの好みが大きいとは思いますが、味は最高だと思います。特に信州産蕎の手碾蕎麦は逸品です。
そばのルーツを世界に探し求め時折旅をしています。昨年はスロヴェニア共和国で開催されたそばシンポジウムにも参加され、国際的な交流・研究をなさっています。
話がはずんで来春フランスブルターニュ地方にいくとの話が飛び出しました。聞いてみると、ブルターニュ地方は、蕎麦粉で作るガレットという料理の本場だそうです。
話がはずんで来春フランスブルターニュ地方にいくとの話が飛び出しました。聞いてみると、ブルターニュ地方は、蕎麦粉で作るガレットという料理の本場だそうです。
現在、長野在住のシルビー・ジャコさんへ通ってフランス語の勉強をなさっているとか!
余談ですが、彼女には、もう20年も前ですがNPO法人信州まちづくり研究会の講演会に講師として佐久市にお呼びしたことがあります。
ーーーーー「戦争か否か」の議論は全く無意味!
安中さんが、6/2日付HAL通信で次のように書いています。
< 今号は、経済、経営の話題ですが、議論になっている「集団的自衛権」のことを少々。
「憲法9条は“自衛の戦争”まで否定しているわけではない」との解釈が一般化している以上、
自衛権は個別であれ集団的であれ「持っている」と考えるのが自然です。
そして、これ以上の議論はするべきでは無いと考えます。
なぜなら、憲法9条は、自衛のための戦力をも否定しているからです。
しかし、それではあまりにも非現実的であるとして、憲法解釈でかろうじて「自衛権の保持」を
確保してきたわけです。
ゆえに、今の憲法下で深い議論など出来るはずもないのです。
反対派は、それを分かっていながら、「戦争を目論む安倍首相」を印象付けようとやっきです。
“姑息”としか言いようがありません。
経済的観点からは、「戦争は避けるべき」が当然です。
安倍首相も、現代の戦争は経済的にはマイナスしかないことくらい、分かっているでしょう。
「戦争か否か」の議論は全く無意味です。>
(私)全く同感です。世界の軍事用語に個別だの集団などという言葉がないと聞いています。だいたい、自衛隊という言葉もないようです。全ての原因が、あまりにも非現実的な憲法第9条にあると思っています。
この論争は、政争の具にするための言葉のもてあそびでしかないように思えます。しかし、もし本気で個別だ集団だと言っているとしたら、且つての非武装中立論と大差ないのではないでしょうか。
吉田茂も本気で第9条を考えていたようですが、この非現実的な憲法を作らせた方も受入れた方も、余りにも悲惨な大戦の結末に正気を失っていたとしか思えません。
しかし、ドイツ・イタリアは何故そうならなかったのでしょうか。そう考えると、どうしても人種問題が頭をもたげてきます。
ーーーーー諸国民の公正と信義、とは?
安中さんが、6/2日付HAL通信で次のように書いています。
< 今号は、経済、経営の話題ですが、議論になっている「集団的自衛権」のことを少々。
「憲法9条は“自衛の戦争”まで否定しているわけではない」との解釈が一般化している以上、
自衛権は個別であれ集団的であれ「持っている」と考えるのが自然です。
そして、これ以上の議論はするべきでは無いと考えます。
なぜなら、憲法9条は、自衛のための戦力をも否定しているからです。
しかし、それではあまりにも非現実的であるとして、憲法解釈でかろうじて「自衛権の保持」を
確保してきたわけです。
ゆえに、今の憲法下で深い議論など出来るはずもないのです。
反対派は、それを分かっていながら、「戦争を目論む安倍首相」を印象付けようとやっきです。
“姑息”としか言いようがありません。
経済的観点からは、「戦争は避けるべき」が当然です。
安倍首相も、現代の戦争は経済的にはマイナスしかないことくらい、分かっているでしょう。
「戦争か否か」の議論は全く無意味です。>
(私)全く同感です。世界の軍事用語に個別だの集団などという言葉がないと聞いています。だいたい、自衛隊という言葉もないようです。全ての原因が、あまりにも非現実的な憲法第9条にあると思っています。
この論争は、政争の具にするための言葉のもてあそびでしかないように思えます。しかし、もし本気で個別だ集団だと言っているとしたら、且つての非武装中立論と大差ないのではないでしょうか。
吉田茂も本気で第9条を考えていたようですが、この非現実的な憲法を作らせた方も受入れた方も、余りにも悲惨な大戦の結末に正気を失っていたとしか思えません。
しかし、ドイツ・イタリアは何故そうならなかったのでしょうか。そう考えると、どうしても人種問題が頭をもたげてきます。
ーーーーー諸国民の公正と信義、とは?
6月4日付け加瀬英明先生のメルマガに次のような記述がありましたが、私は同感です。
< ・・・オバマ大統領とケリー国務長官は、ロシアがクリミアで分離独立を問う住民投票を行わせたのが、「国際法違反」であると繰り返し非難した。しかし、インドネシアの一部であった東チモールが分離独立を求めると、アメリカや、ヨーロッパ諸国が強引に介入して、1999年に住民投票が行われ、東チモールが独立した。
強国は、国際法を都合のよい時だけ、持ち出すことを、教えている。今回のウクライナ危機に当たって、国連は役にまったく立たなかった。ロシアが安保理事会で、拒否権を持っているからである
日本では長いあいだ、「国連中心主義」という言葉が罷り通っていたが、“役に立たないものを中心とする主義”のことだった。
万一の時には、条約も、国際法も、国連も頼りにならない。「諸国民の公正と信義に信頼」(日本国憲法前文)しては、いられない。
アメリカが、内向きのサイクルに入った。だが、アメリカ国民が厭戦気分へ振れたら困るというなら、日本の平和主義は身勝手な贋物だ。自分の国を自分で守る覚悟が、必要だ。・・・>
(私)かつての非武装中立論同様、この言葉程ロマンチックというよりメルヘンチックな言葉はないと思います。
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田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html
無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html
籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html
農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html
”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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