2014年9月13日土曜日

時間と自然のリズム


下記メルマガの内容が、”田舎暮らし”には非情に大事なことなので転載させて頂きました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

続ナチュラル☆ライフ実践メルマガ 42回 「時間と自然のリズム」
日時: 2014913 19:12:04JST



時間。
忙しい毎日……
だからこそ、より充実した時間を求める方は多いことと思います。

世の中にも時間を売る商売は多いですね。

「5分でわかる○△☆□はとっても便利……」
「3分間クッキング!!」
「1000年の歴史をたった3日のツアーで体験」

などなど。

そんな中、時間を切り詰めることももちろん大切ですが、
今回は、ちょっと壮大な宇宙的視点から「時間と自然のリズム」について、
ナチュラルライフのまなざしを共有できればと思います。

夏が近づくと青いサンゴ礁で、のんびりと過ごしてみたいと
思うのは私だけでしょうか。

ところで実はこのサンゴ礁のサンゴ、
考古学的にも貴重な生き物だそうですね。

というのもサンゴは毎日毎日、成長しているわけですが、
その際、カルシウムの層を毎日毎日作っていることをご存知でしょうか。

1年に365日、365枚の層を作っているわけです。このサンゴの化石を見ることで、
その時代の時のうつろいを垣間見れるというのです。

今から丁度、4億5,000万年前、
デボン紀の頃には、サンゴは1年に400枚の層を作っていました。
つまり1年は400日あった……。

どういうことかというと、地球の自転のスピードが速く、
一日は22時間だったそうです。

そして地球は太陽の周りを1年で、
400回も自転しながら回っていたのですね。

さらに、9億年前には、サンゴの化石に1年で485枚の層があり、
1年は485日あったことが報告されています。

自転のスピードがデボン紀よりもさらに
速かったことになります。なんと1日は18.2時間だったそうです。

こんな話を聞くと、デボン紀が1日22時間だったなら、
1日2時間、時間をつめられると1年間で35日、
約1ヵ月分も時間を手にすることになる。

そんなふうに改めて思っている自分がいました。

それとともに、宇宙の大きな仕組みと悠久の時の流れを感じずにはいられません。
ロマンが広がりますね。

サンゴも太陽や地球の動きと連動しながら
時間を自分の身体に刻んでいたのですね。

現代に生きる私たちも、
同じくさまざま太陽や月の影響を受けているわけです。
月の影響でいえば、月経がありますよね。そして海の干満があり、
多くの生命がその干満のリズムと、生殖のリズムを重ねています。

そしてこの太陽や月の側に膨らんだり縮まったりするのは、何も海だけでは
ありません。

たとえば2001年9月11日に崩壊したアメリカ合衆国の世界貿易センタービル。
ご記憶の方は多いと思います。

その崩壊前のビルでの記録があるのですが、あのビルは、月や太陽の力で
35cmも上下していたそうです。これは地球潮汐といって、地球の地殻自体が
太陽と月の影響で膨らんだり縮んだりしていることを意味しています。

また、太陽が東から昇るときには
5cmも東のほうにビルが傾いていたというのです。

これだけの引力を天体が持っているわけですから、
私たち地球上の植物や動物がこの影響を受けないわけがないですよね。

私たちには、地球や太陽や月の働きが深く作用している。
これらの事実のひとかけらは、
私たちが大きな宇宙の一員であることを実感させてくれます。

そして悠久の時を私たち自身が刻んでいることに気付かねばなりません。
人間をはじめとする多くの生物が体内に時計を持っている、
そのことを多くの科学者がたくさんの事例とともに指摘しています。

そのメカニズムを解明すれば、
ノーベル賞は間違いないといわれるほどだそうです。

自然栽培の農家がいいます。

「地球も春夏秋冬と呼吸をしてリズムを持って動いている」

そして

「どんなことも、枯れた冬から順序を追って春になり夏を過ぎて実りの秋を
迎え、また枯れて蓄える冬を迎える。
そして年輪を刻み、徐々に徐々に大きく強く生長していく。それが自然の姿だ」

というのです。即席はないよということでしょうか。

忙しい時間の中で、私たちはともすれば、カンタンにできるだけ効率よく、
結果を得ようとします。そのことは決して悪いことではありません。

しかし、どうしてもいきなり理想を求め、理想を知るとそれ以外のものや
途中段階にあるものを否定してしまう場合がありますよね。

たとえば、自然栽培の農産物ひとつをとっても、
作物がしっかりと育つ土ができるようになるには時間がかかります。

ということは、理想の途中段階の農産物や土も受け入れ
認めなければならない。

冬の枯れた時代から芽を出し、夏の盛りを生長して過ごし、
秋に実を実らせていく。その歩む時間をじっくりと待ち、
ものごとを計画するときも、その時間を見なくてはならないというのですね。

自分や人の成長に対しても、物事を成し遂げていくにしても、
決して裁かず、あせらず、その事柄に応じて
時間を見る必要があるというのです。

サンゴが一年で365枚の層を重ね、さらに木々が年輪を刻み、
鍾乳石が何千年もかけて柱となるように、
そして地球が何億年もかけて自転の速度を変えてきていることに思いを馳せて、
積み重ねる力を持たねばならない。

自然栽培やサンゴの日々重なるカルシウムの層、
樹々の年輪を思うたびに教えられている気がします。

時間は大切にしつつも、あせらず急ぎたいものですね。

今回は「時間と自然のリズム」を通して
ナチュラルライフについて考えてみました。

フッターーーーーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
ーーーーーーーーーーーーー
Topに戻る

0 件のコメント:

コメントを投稿