★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2016年1月2日(土)★
★テーマ:ご挨拶、孫のつきあい、「発展する地域、衰退する地域」、
★テーマ:ご挨拶、孫のつきあい、「発展する地域、衰退する地域」、
農業保護、大村智さん
★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
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ーーー農業保護を測る指標
<・・・大村智(さとし)が東京・墨田区の夜間高校で物理と化学の
農村消滅論から大転換
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/01/blog-post_17.html
「スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換」を読んで
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/07/blog-post_9.html
農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html
無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html
農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html
”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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新年明けましておめでとうございます
昨年も、私の拙い勝手言に対して、大勢の皆さんからエールと
コメントを頂戴しました。本当にありがとうございました。
あらためておことわり申しあげますが、この便りは、
信州の田舎で、二人の息子とその嫁と4人の孫を持ち、
その子供や孫達のために農楽(下にURL)に取組んでいて、
どちらかというと自然派で、基礎知識が乏しいくせに理想追求型で、
良くも悪くも田舎(者)の実態を首都圏の皆さんに知って頂こうと思い、
裏づけも確信もないのに時世を思い、
力もないのに地域のことを何とかしたいとNPOの事務局をやり、
今は農村自給圏(スマート・テロワール)構想にとりついて、
事業失敗経験の過去を抱えて、それでも理想を捨てようとは思わない、
今のところ健康な男のほぼ本音、ほぼありのままの独り言です。
今年もどうか宜しくお願い申し上げます。
ーー
孫のつきあいで、大阪に、29日に出発して今日2日夕方帰宅しました。
悪いことではないのですが、孫のことは割愛致します。
ひと言だけ。長男、次男の子供たちは共に小学校3年と中学1年生ですが、
会話や遊びの中で成長が目に見えるのが楽しみでした。
ついでに連れて行ってもらったユニバーサルスタジオはさすがに
エキサイティングでした。特にハリー・ポッターの人気には驚きました。
ーー
気になるのは天候です。大阪も暖かでしたし、佐久平駅に降りても
雪がありません。家に帰ってから、スキー場脇で営業している妹に聞いても、
雪が全く降らず、人工雪だけだと言います。
環境問題というのは、ゆでガエルの話と同じじゃないかと思います。
じわじわと来ているからその重大さに気がつかないのでしょう。
ちょっと待てよ、本当は気がついているんですよね。温暖化だと。
ですが、かけ声の割に具体的対応が採られていないように思えてなりません。
いろんな問題提起のところに書かれていますが、殺菌、除菌、消毒洗剤、
そして農薬も大きな要素でしょう。それに洗剤のコマーシャルの多さです。
テレビ局はスポンサーの営業妨害になるような放送はやり辛いのでしょうね。
ですから、これらを減らす広報が行われていないと感じます。
我家の流し台や洗濯を見ていても、一日に流される洗剤の量は相当なものです。
これが日本中で毎日放出されていると思うと大変なことだと思います。
包装紙とビニールゴミがどんどん増えているように感じます。
瞬く間にゴミ箱が一杯になります。今何もかも一品づつビニールで包んでます。
特に女性の過剰な衛生意識と日本人の潔癖性が影響していると思います。
ーーー「発展する地域、衰退する地域・地域が自立するための経済学」
ジェイン・ジェイコブス著ちくま学芸文庫の文庫本です。紹介して下さった
松尾さんにこれを読まれると恥ずかしいのですが、6月に購入して、
未だに3分の2しか読んでいません。
難しいです!まるで哲学書を読んでるみたいです。ですが、読むにつれて
その内容には説得力があり強く魅かれます。説得力があるのは、世界の都市
の興亡例をたくさん引用しているからだと思います。日本のことも出てきます。
人気ランキングをみると、ちくま学芸文庫の中では12位、コミュニティと
いう範疇では24位にランクされていますから相当な人気のようです。
一般的な政治・経済論、地域づくり、都市づくり論とは全く異質な視点から
地域問題を視ています。元自治官僚、元鳥取県知事、現慶応義塾大学教授で
ある片山善博さんが次のように本の裏表紙に解説しています。
「大都市の気ままな流行や、公共事業、工場誘致に頼るのはもう終りにしよう!
それぞれの地域が持つ財を利用し、住民の創意を活かした活動をしない限り、
経済的発展はない!かつてのベネチアのように、必要なものを自らの手で作り、
近隣地域と共生的な交易を行えば、技術は高まり、雇用も生まれ、地域は
自然と活性化する。アメリカで大規模再開発により街が「死んで」いく
過程を観察したジェイコブスは、街や地域が生み出すダイナミズムに注目、
経済が発展・衰退する鍵を、古今東西の無数の例から掘出した。地域が
自立するための処方箋を描いた先駆的名著。」
「スマート・テロワール」を著した松尾さんは、「もし、私が
ジェイコブスを読んでいたら、これを書かなかったろう」と仰っいましたが、
地域発展・衰退の本質が書かれていると思いました。
判り辛い言葉ですが、「スマート・テロワール」の「自給」という言葉を
ジェイコブスの「置換」という言葉で置換えると2つの本のかなりの
部分が重複するように感じました。
キーワードは「発展」の説明に使われるインプロビゼーションという
言葉です。解読するのに時間を要しました。本の訳者である中村達也氏が
長い「訳者あとがき」に次のように書いています。
「最後に訳語について補足しておくことにする。本書の重要な概念の
一つであるinprovisationは、ジャズ用語で即興演奏や即興曲を意味する。
ジェイコブスはこの語を用いることによって、住民が状況に応じて
臨機応変に創意を働かせて共生的な関係を創り出してゆく過程を表現して
いるのであるが、それに相当する適切な日本語が見当たらないために、
あえて「インプロビゼーション」とカタカナで表示することとした。」
また、経済発展についてジェイコブスは次のように記述しています。
「もしも経済発展を一語で定義するとすれば、
それは「インプロビゼーション」ということになるだろう。しかし、
実行できないようなインプロビゼーションでは意味がないから、
より正確に言うなら、発展とは、日常の経済活動の中に
インプロビゼーションを取り入れることができるような状況のもとで、
絶えず創意を加えて改良する過程である。」
ジェイコブスは、2006年まで生きたアメリカ人女性で、本は1986年に
書かれたもので、2012年にこの文庫本になりました。
どこまで信じられるか、それは私に論じられるものではありませんが、
率直な私の感想を述べれば、地域問題を考える人なら必読の書だと思います。
願わくば、もう少し素人にも読み易い意訳本を出して頂ければ、
日本を変える起爆剤になるように思います。是非お願いいたします。
ーーー農業保護を測る指標
いろいろ読んでみますが、難しくてよく判らないのです。
どなたか判りやすい情報を頂けないでしょうか。下記はWebからです。
< 農業保護を測る指標としては、OECDのPSE(Producer Support Estimate、
生産者支持評価額)やWTOのAMS(Aggregate Measurement of Support、
助成合計量)がある。両方とも、政策に基づく内外価格差×生産量と
財政支援額を足したものであるが、前者は、関税を含む政府による総ての
価格管理による内外価格差、及び総ての財政支援を対象としているのに対して、
後者は、貿易歪曲的な政策の削減を目指すという立場から、
行政的価格支持による内外価格差、及び直接支払いなどを除き、
削減対象となるべき財政支援に限って算出されている。>
農業保護の国際比較(PSEベース)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0308.html
<「日本は高い関税と手厚い価格支持政策に依存した 農業保護大国である」
農業保護の国際比較(PSEベース)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0308.html
<「日本は高い関税と手厚い価格支持政策に依存した 農業保護大国である」
という指摘がしばしば行われる。 しかし、日本の農産物の平均関税率は
すでに低く、国 内の価格支持政策の大きさを示すWTOのAMS
(国内保護総額 ) の値もアメリカより小さい。 それではな ぜ日本が
農業保護大国であるというような見解がいま だに存在するのか。>
農業保護政策の国際比較 ――日本農業過保護論の誤解を解く
http://www.jc-so-ken.or.jp/pdf/ja_report_writer/H-adachi/28-13WI-H-Adachi.pdf
ーーー大村智(さとし)さんのこと
ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智さんのことは、
農業保護政策の国際比較 ――日本農業過保護論の誤解を解く
http://www.jc-so-ken.or.jp/pdf/ja_report_writer/H-adachi/28-13WI-H-Adachi.pdf
ーーー大村智(さとし)さんのこと
ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智さんのことは、
マスメディアで言い尽くされていると思いますが、素敵な文章だった
ので国際派日本人養成講座から引用しました。
<・・・大村智(さとし)が東京・墨田区の夜間高校で物理と化学の
試験を監督している際、ふと目にしたのは、一人の生徒が鉛筆を握って
いる手の指に油がこびりついている事だった。
改めて生徒たちの姿を見ると、洋服の所々に油をにじませている生徒もいる。
改めて生徒たちの姿を見ると、洋服の所々に油をにじませている生徒もいる。
昼間は働き、夜はこうして勉学のために登校してくる。
大村は改めて、その姿に感動した。
大村は自分の高校生時代の生活を思い出した。裕福な農家の長男として
生まれ、何一つ不自由なく過ごした高校時代は、勉強などしないで
スキーや卓球に明け暮れていた。高3の2学期からは受験勉強をしたが、
大学に入ってからも、勉強に打ち込んだ覚えはない。
昼は油にまみれて働き、夜はこうして必死に勉強に取り組んでいる夜間
昼は油にまみれて働き、夜はこうして必死に勉強に取り組んでいる夜間
高校の生徒たちを見て、自分はもっと何かをしなければ済まないという
気になった。大村は胸の奥から湧き上がるようなエネルギーを感じた。
フッターーーーーーーーーーー
農村消滅論から大転換
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/01/blog-post_17.html
「スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換」を読んで
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/07/blog-post_9.html
農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html
無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html
農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html
”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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