★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年5月16日(土)★
★テーマ:初ほっとステイ、我町の人口統計、田植体験イベント、
★テーマ:初ほっとステイ、我町の人口統計、田植体験イベント、
美しく強靭な農村自給圏、米国の人種差別
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今朝は3時間ばかり降ってくれて、畑の野菜も一息つけたと思います。それでも夕方行ってみると、表面は既に乾いていました。深植えしたジャガイモの元気さだけが目立ちます。
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今朝は3時間ばかり降ってくれて、畑の野菜も一息つけたと思います。それでも夕方行ってみると、表面は既に乾いていました。深植えしたジャガイモの元気さだけが目立ちます。
トマト3種はみごとに発芽しましたが、ナスとキュウリと花類の発芽が悪いです。稲苗の生育も悪いので、JAで売っている有機顆粒肥料を使い施肥しました。窒素量に換算して、1箱当り約2グラム与えましたが、まだ葉色がうすいので、更に追肥する予定です。
葉色を見ながらの施肥量管理ですが、やはり、水苗代とはかなり勝手が違います。箱育苗は昨年に続き2年目ですので、今年はなんとか施肥管理手法をものにしたいものです。
手植えの体験イベントを6月14日に行います。
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去る水曜日、今年初のほっとステイとなり、楽しい一日を過ごしました。
横浜市東永谷中学2年生6名。発達障害的な子供もいなくて明るく元気で活発な子供達でした。全員が長野県は初めてだと。前日バスで横浜を出て、昨夜は白樺湖を見おろすホテル(標高1500m)で、オリエンテーションだけして泊り、当日、農村体験のため700mまで下ってきたのです。
トウモロコシとコカブと春菊の種蒔きを、畝づくりから給水、養生まで体験させました。午後は、トマト定植予定地の土づくり。これには、冬中の生ごみをEMボカシで処理して保管してあったものを土中に混入します。最後は黒マルチで養生しますが、2週間後にはホカホカのつくり土ができ上がります。
毎回、お弁当のおかずに、みそ汁と山菜天ぷらだけを出すのですが、今回の子供たちは、全員がみそ汁をお代わりし天ぷらもきれいに食べてくれました。実に気持ちが良い!中にはみそ汁が飲めない子供もいるのです。
最後は、里山を通り抜けて、近所で飼っているヤギと戯れに。
私は、触るもの見るもの動いているもの全てに命を感じることと、全ての作業を素手でやることによって、畑の土の柔らかさを感じることを勧めています。山中で、落葉をかき分けて黒いふわっとした腐葉土に触れさせると皆感動します。土は生きていると。
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”まちづくり”研究の参考にと思い、役場に行き昭和大合併(昭和30年)以来の町全体と我が区の人口動態データが欲しいとお願いしました。数えると、今年で丁度60年なんですね。やはり還暦というのは大きな節目なのかもしれませんね。町自体の存亡が問われています。
何と、整理されたデータがなかった。私に攻められて、受付の職員が困っていました。とじヒモで片隅をしばり、釘にかけてあったのか、隅がめくれ上がって書類とは呼べないような束を持ってきて、これしかないんです、と言う。コンピューターに入ったデータもなく、古いデータは、書庫の中にある筈と。
チョット待てよ、人口って、自治の基本数値ではないのか。全職員の机にパソコンがづらりと並んでいますが、その中に人口データがないというのです。何を根拠に諸行政を行っているのか。
各部署に断片的にはあるのでしょうが、トータルで見られる経年人口データはないということです。そのデータ無しに、何を根拠に過疎を語るのか、何を根拠に人口政策を作っているのか、私は唖然としました。
担当の女性職員は、申し訳ないと思ったのか、私が返った後、倉庫に行ってデータを探してくれて、「昭和40年以降のものは見つけました」と、電話をくれました。当方も手伝ってデータを整理しましょう、ということになりました。でも、良い職員ですね!
ーーー田植体験イベントのご案内
手植えの体験イベントを6月14日に行います。
詳細とお申し込みは、下記URLをご覧ください。
田植体験イベント
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2015/05/blog-post_16.html
ーーー「スマート・テロワール」=「美しく強靭な農村自給圏」
「スマート・テロワール」に書かれていることは本当にすばらしいと思います。静岡県知事川勝平太さんは「美しく強靭な農村自給圏」と表現していますが、別な表現をするなら、「地域の特徴ある生産物とその加工・流通手段を持つ自立したコミュニティ」と言えると思います。
ーーー「スマート・テロワール」=「美しく強靭な農村自給圏」
「スマート・テロワール」に書かれていることは本当にすばらしいと思います。静岡県知事川勝平太さんは「美しく強靭な農村自給圏」と表現していますが、別な表現をするなら、「地域の特徴ある生産物とその加工・流通手段を持つ自立したコミュニティ」と言えると思います。
地方の再生は、恐らく、これしかないだろうと思っています。本を読んだ大勢の人が同じ感想をもらしています。私はこれを「好都合な真実」だと思いました。真実だと言ったのは、現に世界に実在するからです。
確かに大きすぎる話しです。ですが、「サステイナブル・コミュニティ」(持続可能なコミュニティ)と同義語だと思い至ったのです。我々は、今までサステイナブル・コミュニティを狭義に解釈してきています。つまり、経済はどこかで成立っているという前提に立って、生活の場だけを論じてきました。
ですが、本来は経済的な裏付けのないコミュニティなどあり得ない訳です。
「サステイナブル・コミュニティ」(川村健一、小門裕幸共著学芸出版社)に紹介されているアワニー原則の「2コミュニティの原則」に次のようにあります。
確かに大きすぎる話しです。ですが、「サステイナブル・コミュニティ」(持続可能なコミュニティ)と同義語だと思い至ったのです。我々は、今までサステイナブル・コミュニティを狭義に解釈してきています。つまり、経済はどこかで成立っているという前提に立って、生活の場だけを論じてきました。
ですが、本来は経済的な裏付けのないコミュニティなどあり得ない訳です。
「サステイナブル・コミュニティ」(川村健一、小門裕幸共著学芸出版社)に紹介されているアワニー原則の「2コミュニティの原則」に次のようにあります。
(アワニー原則とは、1991年にカリフォルニア州ヨセミテ公園のホテルアワニーで発表された、現代の”まちづくり”原則のバイブルとも言えるものです)
<1. すべてのコミュニティは,住宅,商店,勤務先,学校,公園,公共施設など,住民の生活に不可欠なさまざまな施設・活動拠点をあわせ持つような,多機能で,統一感のあるもとして設計されなければならない。>
もちろん、生活必需の100%を完結することなど不可能ですが、完結度が高いほど強いコミュニティだと言えるのだと思います。
ともかく、我々は、とんでもない「好都合な真実」を知らされてしまいました。今まで言ってきた「コミュニティづくり」そのものは変わりありませんが、全体構想は仕切り直しせざるを得なくなりました。
松尾様から、今夜も長時間電話でご指導を頂きましたが、最重要なことは、しっかりした科学的裏付けをもった「30年ビジョン」を策定すること、でした。そのビジョンをしっかり掲げることによって、必ず協力者は現れる。首都圏にはそうい気持ちの人がたくさんいる。でした。
<1. すべてのコミュニティは,住宅,商店,勤務先,学校,公園,公共施設など,住民の生活に不可欠なさまざまな施設・活動拠点をあわせ持つような,多機能で,統一感のあるもとして設計されなければならない。>
もちろん、生活必需の100%を完結することなど不可能ですが、完結度が高いほど強いコミュニティだと言えるのだと思います。
ともかく、我々は、とんでもない「好都合な真実」を知らされてしまいました。今まで言ってきた「コミュニティづくり」そのものは変わりありませんが、全体構想は仕切り直しせざるを得なくなりました。
松尾様から、今夜も長時間電話でご指導を頂きましたが、最重要なことは、しっかりした科学的裏付けをもった「30年ビジョン」を策定すること、でした。そのビジョンをしっかり掲げることによって、必ず協力者は現れる。首都圏にはそうい気持ちの人がたくさんいる。でした。
常に強調されることは、地域の住民が自発的に美食の開発と地域内流通の仕組みづくりに参加すること、そして行政を頼ってはいけない、でした。
まず、地元住民が地域の食材を美味しく食べることを知ることが先決だと言います。ヨーロッパで起きた美食革命(スローフード、ガストロノミニー)のことです。
東京で売る競争ではダメ。地元住民の為の、地元レストランによる、地元シェフによる、地元の美食の開発が最重要だと説きます。有名シェフは、立派な「30年ビジョン」を掲げれば募集できる、とキッパリ。
私が「スマート・テロワール」に傾注するのは、自惚れるなと叱られそうですが、このような具体的かつ現実的な提案を他に知らないからです。思想的なものや断片的な改革論はたくさんあります。しかし、総合的で科学的で根本的な、つまりサステイナブルな改革提言を他に知りません。
遅きに失しましたが、一昨日、立科町の図書室に、「サステイナブル・コミュニティ」(川村健一、小門裕幸共著学芸出版社)を寄贈してきましたので、お読み下さい。
尚、この本の中にあるアワニー原則(The Ahwahnee Principles)の和・英文ファイルを持っていますので、ご希望の方はお知らせください。”まちづくり”を考えるには多いに参考になると思います。
ーーー戦後70年を経ても変わらない米国の人種差別!
なるほど〜、知らないことばかりです!ほぼ全文をコピーしましたが、
遅きに失しましたが、一昨日、立科町の図書室に、「サステイナブル・コミュニティ」(川村健一、小門裕幸共著学芸出版社)を寄贈してきましたので、お読み下さい。
尚、この本の中にあるアワニー原則(The Ahwahnee Principles)の和・英文ファイルを持っていますので、ご希望の方はお知らせください。”まちづくり”を考えるには多いに参考になると思います。
ーーー戦後70年を経ても変わらない米国の人種差別!
なるほど〜、知らないことばかりです!ほぼ全文をコピーしましたが、
最下段のURLの「コラム」から、全文を読むことができますが、
< 戦後70年に、日米戦争の原因について考えたい。その1つが、人種差別にあった。昭和天皇が敗戦の翌年に、対米戦争の原因について、つぎのように述べられている。
「この原因を尋ねれば、遠く(大正8年のパリ講和会議に)日本の主張した人種平等案は列国の容認する処(ところ)とならず、黄白の差別感は依然残存し加州移民拒否の如きは、日本国民を憤慨させるに充分なものであった。
かゝる国民的憤慨を背景として、軍が立ち上つた時に、之を抑へることは容易な業(もの)ではない。(『昭和天皇独白録』)・・・
・・・太平洋戦線で、アメリカのほとんどの部隊が日本人を蔑視して、投降する兵や、負傷兵を見境なく虐殺した。
そう聞かれると、驚く読者もおられようが、チャールズ・リンドバーグの『第二次大戦参戦記』(学研文庫)、マサチューセッツ工科大学(MIT)のジョン・ダワー教授の『容赦なき戦争(ウォア・ウィズアウト・マーシー)』(平凡社)をはじめとする、多くの著作に克明に描かれている。
アメリカ兵が沖縄戦で住民を虐殺したことが、イギリスの歴史作家M・ヘイスティグスの『日本との戦い1944―5年』(ハーパース、未訳)に、取りあげられている。
ノース・カロライナ大学のG・ホーン教授の新著『人種戦争(レイス・ウオア)』(6月に祥伝社から刊行)によれば、トルーマン大統領がホワイトハウスで「神は白人を土から創り、黒人(ニガー)を屑から創った。その残りが、シナ人(チャイナマン)だ。
神はシナ人(チャイナマン)とジャップが大嫌いだ。私もだ。人種差別だが、私は黒人(ニガー)はアフリカへ、黄色(イエローメン)のはアジアにいるべきだと強く主張する」と語った。
アメリカは日本について、まったく無知だった。そのよい例が、戦争中にアメリカ政府の委託によって、人類文化学者のルース・ベネディクトが、日本の国民性について研究した『菊と刀』である。
ベネディクトは日本語もできず、日本を訪れたこともないが、日系アメリカ人を拘禁した収容所をまわって調査し、西洋が内面の「罪の文化」であるのに対して、日本は外面だけを飾る「恥の文化」だと、結論づけた。・・・
・・・ベネディクトが似非(えせ)学者なら、日本にもその男版がいた。
私は有斐閣の昭和47年初版の『六法全書』を、所蔵している。我妻栄東京大学教授が編集代表として、編纂したものだ。日本が独立を回復して20年後に刊行されたというのに、憲法篇の扉にアメリカ独立宣言文が、全文、英語と日本語で載っている。
「われわれは、次の真理を自明なものと考える。すなわち、すべての人間は、平等に造られている。彼らは、その造物主によって一定のゆずり渡すことのできない権利を与えられている‥‥」から、始まる。
アメリカ独立宣言は、アメリカ3代大統領となったトマス・ジェファーソンが起草したが、南部の荘園主で、奴隷主だった。「すべての人間」というのは、白人だけのことだ。
アメリカ独立宣言文は、鞭打たれる黒人たちの悲鳴を聞きながら、書かれたものだった。>
http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi
< 戦後70年に、日米戦争の原因について考えたい。その1つが、人種差別にあった。昭和天皇が敗戦の翌年に、対米戦争の原因について、つぎのように述べられている。
「この原因を尋ねれば、遠く(大正8年のパリ講和会議に)日本の主張した人種平等案は列国の容認する処(ところ)とならず、黄白の差別感は依然残存し加州移民拒否の如きは、日本国民を憤慨させるに充分なものであった。
かゝる国民的憤慨を背景として、軍が立ち上つた時に、之を抑へることは容易な業(もの)ではない。(『昭和天皇独白録』)・・・
・・・太平洋戦線で、アメリカのほとんどの部隊が日本人を蔑視して、投降する兵や、負傷兵を見境なく虐殺した。
そう聞かれると、驚く読者もおられようが、チャールズ・リンドバーグの『第二次大戦参戦記』(学研文庫)、マサチューセッツ工科大学(MIT)のジョン・ダワー教授の『容赦なき戦争(ウォア・ウィズアウト・マーシー)』(平凡社)をはじめとする、多くの著作に克明に描かれている。
アメリカ兵が沖縄戦で住民を虐殺したことが、イギリスの歴史作家M・ヘイスティグスの『日本との戦い1944―5年』(ハーパース、未訳)に、取りあげられている。
ノース・カロライナ大学のG・ホーン教授の新著『人種戦争(レイス・ウオア)』(6月に祥伝社から刊行)によれば、トルーマン大統領がホワイトハウスで「神は白人を土から創り、黒人(ニガー)を屑から創った。その残りが、シナ人(チャイナマン)だ。
神はシナ人(チャイナマン)とジャップが大嫌いだ。私もだ。人種差別だが、私は黒人(ニガー)はアフリカへ、黄色(イエローメン)のはアジアにいるべきだと強く主張する」と語った。
アメリカは日本について、まったく無知だった。そのよい例が、戦争中にアメリカ政府の委託によって、人類文化学者のルース・ベネディクトが、日本の国民性について研究した『菊と刀』である。
ベネディクトは日本語もできず、日本を訪れたこともないが、日系アメリカ人を拘禁した収容所をまわって調査し、西洋が内面の「罪の文化」であるのに対して、日本は外面だけを飾る「恥の文化」だと、結論づけた。・・・
・・・ベネディクトが似非(えせ)学者なら、日本にもその男版がいた。
私は有斐閣の昭和47年初版の『六法全書』を、所蔵している。我妻栄東京大学教授が編集代表として、編纂したものだ。日本が独立を回復して20年後に刊行されたというのに、憲法篇の扉にアメリカ独立宣言文が、全文、英語と日本語で載っている。
「われわれは、次の真理を自明なものと考える。すなわち、すべての人間は、平等に造られている。彼らは、その造物主によって一定のゆずり渡すことのできない権利を与えられている‥‥」から、始まる。
アメリカ独立宣言は、アメリカ3代大統領となったトマス・ジェファーソンが起草したが、南部の荘園主で、奴隷主だった。「すべての人間」というのは、白人だけのことだ。
アメリカ独立宣言文は、鞭打たれる黒人たちの悲鳴を聞きながら、書かれたものだった。>
http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi
(私)これを、アメリカの大学に学び、ブリタニカの編集長を務め、英語屋を自認する加瀬先生が書いているところに大きな意味があるように思います。私は、これを本当だろうと感じながら読みましたが、もしこれに間違いがあるようでしたら、その箇所と理由をご教授頂ければ幸いです。
フッターーーーーーーーーーーー
農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html
団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html
無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html
籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html
農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html
”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
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団塊世代の地方移住が日本を救う
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無農薬玄(白)米の販売
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籾殻燻炭の販売
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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