2016年2月23日火曜日

蓼科だより・433号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2016年2月13日(土)★
★テーマ:豆の選別、来たれ!TPP、You are what you eat.
     先輩Sさんに誉められて、日本を救った男、★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 シャーベットになった雪の後は、大寒らしい冷え込みが続いていて、先月20日
に積もった雪がまだ半分は残っています。しかし、それ以来雪が降りませんので
異常は変わりません。南南東を向いて、あまり気候が狂わないことを祈りなが
ら、恵方巻を食べました。今年のは美味しかったです。

 一日に1〜2時間、先週はじめた豆の選別をまだ楽しんでいます。このところ
の日課は、豆の選別以外はほとんどNPOの仕事で、パソコンか同志勧誘の出歩
きです。朝昼夜と30分位づつ気分転換に最適です。
 妻が、黒豆、青豆、白豆と、鍋にとっていって煮込んでいます。毎日食べてい
ますが、自分で手をかけたものの味はどこか違います。妻は「私の腕が良いか
ら」と言います。(笑)

 最後に残ったのが黒小豆で、もう2〜3日かかりそうです。悩ましいのは不良
率です。今までの計測だと約3割です。多すぎます。更けて白い黴が付いている
ものが多い。原因は判っています。昨秋の天候は偏っており、長い日照りと、長
雨が交互にきて、豆の収穫時期に長雨が重なったので収穫できなかったからです。
私の友人など、鞘の中から芽が出てきたと嘆いていました。

 特に黒小豆が酷くて、半分くらいダメです。10kg以上になりそうな屑豆は全
部田圃の肥料になりますが、NPOが取組みはじめている農村自給圏(スマート
・テロワール)構想では、耕畜連携の考え方の下で、穀物のハブキは全て畜産の
餌になる設計です。

ーーー来たれ!TPP(前編・基本講座)
 これは、農業技術通信社が出している月刊誌『農業経営者』の記事タイトルで
す。そのWeb版を購読しています。最も信頼のおける農業情報誌だと思っていま
す。読んでみてビックリです。こんなことがあって良いのかと思うことばかりで
す。

 日頃TPPについて勉強してないせいだと思いますが、新聞テレビで一般的に言
われていることとは大違いです。ただ、TPPの解釈には両極端があり、いろんな
主張や反対論があるので、正直なところ素人にはどれが本当なのか判断が難しい
です。

 私は一応読みましたが、あちこち理解しきれないところがありますので、これ
からしっかり読みこなそうと思っています。農村自給圏(スマート・テロワー
ル)を掲げている以上必須だと思っています。これをよく理解しその上をいく
戦略・戦術をもたない限り成功はあり得ないと思えます。

 きっと、この問題を論じている新聞を始めとする情報源はたくさんあると思い
ますが、これは是非目を通してほしいと思います。正しいかどうかではなく、
TPPが何を意味しているのか、本当の問題は何なのかが書かれていると思うから
です。

 これを読むと一般に行われている報道が茶番劇に見えてきます。何故、日本の
農業が衰退の一途なのか、一般報道されないー恐らくメディアもグルになってる
ー深〜い闇の世界があることも判ります。下段にURLを添付します。

 TPPは経済のグローバリゼーションの話ですが、我々が取組もうとしているの
はローカリゼーションの農村自給圏づくりです。一見、敵対する考えのように思
えてしまいますが、そうではなくて、うまくリンクさせて調和させるべきことで
あり、それにはまず自立することが条件だと感じています。
 うまく言えませんが、自分と社会の関係と同じかな・・と思うのです。

 ショッキングな内容をひとつ紹介します。豚肉についてです。
 難しい専門用語が出てきますが、とばして読んでも意味は通じます。(笑)

<【よくある説明】
TPPで最も大きな影響を受ける品目は豚肉である。なぜなら、関税が現在の1㎏
当たり482円からTPP発効後10年で、50円へと大幅に下がるからだ。その結果、
安い輸入豚肉が大量に入ってくることになる。
また、豚肉は外国産と国産で味の差がつきにくいため、価格を重視する消費者が
多い。そのため、関税引き下げによって、国内価格が値下がりして、養豚農家に
大きな打撃を与える。その影響額は4140億円に及ぶ(日本養豚協会の試算)。

【実際の報道】
「豚肉の関税の大幅削減などで譲歩を余儀なくされた」(1月4日付北海道新
聞)、「関税50円はもはや撤廃と同じ」(週刊東洋経済15年12月12日号)

【農水省の説明】
差額関税制度・分岐点価格を維持するとともに、セーフガードを設置。コンビネ
ーション輸入が引き続き行なわれるのではないかと想定されることから、当面、
輸入の急増は見込みがたい。生産減少額は、約169億円から322億円と試算。

【ほんとの説明:差額関税制度による脱税ポークの常態化】
もし現在、輸入豚肉に対して1㎏当たり482円の関税がかかっているのであれば、
【よくある説明】はもっともだ。しかし、事実はそうではない。輸入時の関税を
財務省に問い合わせると、1㎏当たり482円支払っているケースはゼロである。
平均すると、その20分の1以下の平均23円となっている。それを実質の関税率
に直すとわずか4%強だ(図1参照。関税収入を輸入額で割って算出した)。
TPP以前に自由化しているも同然である。
一体どういうことか。豚肉には差額関税と呼ばれる特殊な制度がある。・・>

来たれ!TPP(前編・基本講座)
http://agri-biz.jp/item/detail/4240

(私)全部は引用できませんが、闇の世界を感じとれたと思います。
   上記URLから全文をどうぞ。

ーーーYou are what you eat.

 環境専門雑誌オルタナのメルマガからです。
「食はあなたそのもの」と。食について納得のいくお話です。

< 英語で You are what you eat. という言い回しがあります。
米国でダイエットの先生もよく使う通り、「あなたはあなたが食べたものでで
きている」という意味ですが、もう一つの解釈もできます。

つまり、どんな食材でどんな食事を作り、あるいは食べ物を買い、どのように食
べるのかがその人の生き方や考え方を表し、しかもそれは周りに見られているー
ーという意味合いです。

今年4月の電力自由化が近付いてきましたが、実は「電気を選ぶ」ことも、食を
選ぶことと同じなのです。いまテレビでは盛んに電気料金の安さを訴えるCMが
増えています。もちろん価格もサービス選択において重要な要素です。ただ、
その電気はどう作られているのか、だれから買うのか、その結果、私たちは社会
をどう変えていきたいのかーーも同時に問われているのです。
この続きは⇒ http://www.alterna.co.jp/17358  >

(私)このメルマガは無料で読ませて頂けます。とても参考になります。
下記URLの上部メニュー「編集長メルマガ」から申込めます。

http://www.alterna.co.jp/

ーーー先輩Sさんに誉められて!

 日本を代表する大手企業の役員を務められ、現役時代にお世話になった先輩S
様からコメントを頂きました。誉められるとすぐその気になる私です。(笑)

<・・いつも蓼科便りのメルマガ配信有り難うございます。ご活躍ぶりに感心し
ながら、毎回楽しみ拝読させていただいております。
こちらは相変わらず竹の活用に専心でもう10年近くになります。
農業・畜産・食品への活用から、バイオマスプラスチックへの複合の工業製品へ
と用途を広げ、最近は乳酸発酵竹粉から抽出したエキスの化粧品の開発と抽出後
の超微細粉末のサプリメントの開発を始めています。
今回の号で家畜改良センター 佐久市場長の記事を読み、勉強したいので、
下記PDF資料を宅ファイル便で送信いただけませんか。・・・>

(私)農村自給圏の活動が軌道に乗り出したら、技術提携したくなります。
その時は宜しくお願い申し上げます。

ーーーちょっとコマーシャル!
 私のfacebookには主に農村自給圏(スマート・テロワール)関連のトピック
スを載せますので、皆さん、リンクと友達リクエストをお願いいたします。
応援して下さい!

https://www.facebook.com/takasuke

ーーー日本を救った男、破滅に追い込んだ男

 下記のような記述がありますが、その訳を知りませんでした。とても納得の
いく話です。下段のURLを読んでみて下さい。この著者は、米国スタンフォード
大学フーヴァー研究所の教授で日本人です。どうして、こんなスゴイことを教え
てくれなかったんだ、と言いたい!
<日本海海戦で、史上まれに見る圧勝をしたとしても、国力の差は圧倒的だっ
た。武器弾薬を買う戦費は底をつき、陸戦で勝っていても、追撃するだけの弾
薬も尽きていた。そのため、ロシアが戦争を継続したら、圧倒的な物資の差で
日本は必ず負けていた。日本にはこれ以上、戦争を続ける体力はなく力尽きて
いた。

一方でロシアは、「まだ局地戦に負けたにすぎない」と思っていた。しかし、
 ロシアは負けたまま戦争を停止し、講和条約に応じた。
なぜロシアは戦争を継続しなかったのか?なぜ日本を叩きのめさなかったの
か?>

http://you.prideandhistory.jp/nirk2_sp1/

★フッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

農村消滅論から大転換
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/01/blog-post_17.html

「スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換」を読んで
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/07/blog-post_9.html

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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