2022年8月15日月曜日

日本人の魂の死体が憲法第9条

 

西鋭夫<ルネサンス編集部>メルマガ  2022815日 からです。

過激な表現ではありますが、これが本当だと思います。

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本日815日は、終戦の日。

今からちょうど77年前の正午、昭和天皇による玉音放送によりポツダム宣言の受諾・連合国への降伏がラジオと新聞で日本国民に伝えられました。

そして、GHQの占領を受けた後

主権を回復した日本は戦後の悲しみや屈辱をバネにするかのようにみるみると経済成長を遂げ、あっという間に先進国の仲間入りを果たします。

しかし…占領史研究の世界権威であるスタンフォード大学フーヴァー研究所教授西鋭夫氏によると、そんな私たち日本人は終戦直後に失われた“あるもの”を未だに取り戻せていないと言うのです。一体、西教授が言及する“あるもの”とは何なのでしょうか?

今回のメルマガでは、西教授の大著『國破れて マッカーサー』から引用し、今でも癒えないGHQの呪いについてご紹介いたします。

 

日本人の魂の死体が憲法第9条

 愛国心と誇り

国破れて、占領が始まった。1945(昭和20)年の真夏から、「無敵の日本帝国がなぜ負けたのか」と国民は自責の病に冒され、惨敗の理由探しに苦しんだ。

「精神力では勝っていた」と占領の屈辱を耐えた。

飢餓寸前の食糧危機の中で自分を慰めるかのように、この念仏を呟き、「富」の蓄財に奔走した。「富」の魔力に惑わされ、「富」に真の幸せがあると錯覚し、日本国民は形相物凄く「富」を追求した。

戦勝国アメリカが「世界一素晴らしい」アメリカ国内市場を日本の企業に提供してくれた。

「日本のために」「経済復興のために」と。しかし、「富」という甘い麻薬への代償は、日本が最も大切にしていた「大和魂」を失う事だったとは国民誰1人として気づかなかった。

この危ない絡繰に気づいて警告を発した人がいたとしても、「極右」とか「軍国主義者」と罵倒を浴び、無視されただろう。

アメリカにモノを売って日本は金儲けをした。アメリカにとっての見返りは、日本人の服従。日本人の勇敢さ、戦闘心、「武士道」。脈々と絶えることなく流れ続けた日本国の歴史。歴史に育  

まれ、成長してきた愛国心と誇り。即ち、日本人の「魂」。この無形の「見返り」をまんまと日本から取り上げたアメリカは、「また、勝った!」と思っている。

銭では計れない、赤字・黒字決済簿に出てこない「誇り」を、アメリカは敗戦直後の虚脱状態にあった日本国民の心の中から、永久平和と民主主義という甘い言葉で誘い出し、アジア・太平洋の「征夷大将軍」マッカーサー元帥の密室で扼殺した。その死体が、憲法第9条。 

憲法9条と平和教育

第9条は「愛国心」の墓。富める国の真っ只中にありながら、忘れ去られた墓。誰も訪れない無縁墓地。ブランド物の美しい服で着飾り、美味しいものを食べ、多額の金を使い世界へ物見遊山に行き、またハイ・テクの小道具で日常生活を楽しんでいる富国日本の人々の心の中にはペンペン草が生えているのだろう。

己を顧みず、国の歴史となんの絆も持たず、国の栄光と失望、夢と後悔、誇りと反省などには目もくれず、ひたすら「物・富」を追いかける今の日本の姿は、飢えていた5歳の私と同じではないのか。

我々の「誇り」は第9条の中に埋葬されている。

 日本国民は、戦後、第9条があるから日本が「平和」でおられたと信じている。そのように教育されてきた。今でも、そう教えこむ。

アメリカは自国の国益を護るため、自国の安全を確保するため、あの猛勇日本、あの「神風特攻隊」を生み出す日本、国のために玉砕する日本人を2度と見たくなかった。我々日本人から「命をかけても護らなければならないもの」を抹殺しなければ、いつまた日本が息を吹き返し、強い国になり、太平洋で、アジアで、アメリカの進出を邪魔するかもしれない、アメリカに報復するかもしれないと恐れていた。

日本の文化から、日本の歴史から、日本人の意識から、「魂」を抜き去り、アメリカが「安全である」と吟味したものだけを、学校教育で徹底させるべし。

マッカーサー元帥の命令一声で、日本教育が大改革をさせられたのは、アメリカの国防と繁栄という最も重要な国益があったからだ。

アメリカが恐れ戦いた「日本人の愛国心」を殺すために陰謀作成された「洗脳」を、日本は今でさえ「平和教育」と呼び、亡国教育に現を抜かしている。

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