2016年3月24日木曜日

蓼科だより・437号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2016年3月5日(土)★
★テーマ:パソコントラブル、田舎と都会の若者、文明論之概略、

     「公」という考え方、
★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
 家の周りでは、日陰の雪もすっかり融けました。
 春一番の自然の恵みはフキノトウです。
 庭先のゆるやかな土手の陽だまりに真っ先に出ます。
 3日ほど前から妻が採りだして、
 昨夜はお勝手に香りが立ち込め、
 今朝、食卓にお目見えしました。

 あったかいご飯に添えて食べるのは最高です。
 晩酌に添えると、酒の味が冴えます。

ーー
 これでよし、と思った翌日から再びパソコントラブルに見舞われ、結局昨日まで
ほとんど仕事になりませんでした。丸3日くらい費やしたと思います。
8年前に立ち上げた時は、ウィンドウズからマッキントッシュへの切り替えだった
ので、何もかも判りませんでしたが、今回は新旧のシステムとバックアップデータ
との互換性のトラブルでした。

 素人の推測ですが、バックアップデータのどこかに不良箇所があって、起きたよ
うな気がします。ですが、前号にも書いたように、マックのサポートチームは、時
間はかかっても完璧に指導してくれます。
 電話の通話時間は15時間くらいになったと思いますが、フリーダイヤルなので助
かります。パソコン画面を両方で共有するシステムもすばらしいです。これを応用
したのがハッカーの手口なんでしょうね。

 終わってみて気がついたのは、ひとつのトラブルをあの手この手で解決していく
のですが、コンピューターですから当然のことですが、その全てが論理的であるこ
とです。ふと連想したのが小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡的な帰還の話です。

 あのとき、しきりにテレビで言ってましたが、地球から遠隔操作で、はやぶさが
搭載している制御機器を様々な手法を駆使して稼働させた。私のパソコンとは次元
が違うのでしょうが、基本的には同じ気がします。

 面白いのは、そんな理屈だらけの世界でも最後には不可解な問題が残ることです。
人間の知恵が及ばない世界があることも事実です。パソコンを扱う人はどなたも経
験していると思いますが、パソコンが動かなくなった時には、電源や通信回線を切
って入れ直したりすると、復活することがあります。こうなる原因は専門家でも解
らないと言います。電子の世界が開明しきれていないということでしょうか。

ーーー田舎と都会の若者のこと

 田舎が好きな東京の友人が、前回の私の田舎と都会の若者論について視点の違う
コメントを下さいました。私の見方に偏りがあると気がつきました。
< 地方の若者と都会の若者の話、私も同感です。
でも、以下のようにも考えるのです。
地方も都会も若者の意識に差はないのでは・・
現代の若者の大半は、都会でも地方でも、刹那的で無感動、無気力なのだと思い
ます。ただ、都会は人口が多いので、積極的な考えを持つ若者が出てきます。

そして、そのような若者から見る”今まで知らなかった”地方は、魅力的な地に見え
るのでしょう。
でも、地方は若者の数そのものが少ないので、積極性を持つ者が出にくい。
かつ、地元の若者の目には、見飽きた”衰退するわが町”にしか見えないのではない
でしょうか。だから、視線は都会へと向かってしまう・・と思うのです。

私は、福岡のプロジェクトとシンクロさせる形で、地元の農業と林業の復活を目論
んでいます。それで、高知や栃木などで行われている新しい林業の取り組みを見学
したり、時には一緒に作業したりしています。

その中の話の一つですが、高知の四万十川の上流の山林で、一人で林業を営んでい
る若い女性がいる話を聞きました。
聞けば、東京の大学を出た後、現地にやってきて、頑張っているのだそうです。
次に高知に行く時には、ぜひ訪ねたいと思っています。

少し早い話ですが、今年の田植えも6月頃ですか?
弊社の社員で、二人の子持ちのシングルマザーがいますが、
ぜひ、親子で田植えに参加したいと言っています。
4月から中学2年と小学2年になる男の子の母です。
私と一緒に参加させていただけますか?  >

(私)この友人の言う通りかも知れません。圧倒的に数が違います。

ーーー「文明論之概略」(福澤諭吉著齋藤孝訳ちくま文庫)より

 今回は、少し気取って、第7章の「規則の効能」から抜粋してみます。人間の欲
望と規則の関係を見事に表していると思いました。

<・・・日本人が生糸や蚕卵紙を製造するとき不正を行なって、一時的な利益を貪
った結果、ついに国産の商品の価値を下げて、長く全国的に利益を失い、結局のと
ころ不正をした商人も損失をこうむったことがあった。これは面目と利益を共に捨
てたものである。
これに反して西洋諸国の商人は、確かな取引をして人を欺くことがない。・・・・
・・・この様子を見れば、日本人は不正で、西洋人は正しいように思える。

しかし、詳しく事情を調べてみると、西洋人の心が誠実で、日本人の心が不誠実な
わけではない。西洋人は広く商売をして長期的に大きな利益を上げようとしている
者であって、誠実に取引をしなくては後日の差し支えになるのである。自分の利潤
の道をふさがないために、やむをえずして不正をはたらかないのだ。・・・・
・・言いかえれば、日本人は欲が少ない者であり、西洋人は欲が大きい者である。

だが、だからといって、「西洋人の誠実さは欲のための誠実さであり卑しむべきも
のだ」と言って、日本人の丸出しの不正を学ぶのは馬鹿げているだろう。欲のため
にも利益のためにも、誠実を尽くして商売の規則を守らねばならない。この規則を
守ればこそ、商売も行われて、文明の進歩を助けることにもなるのだ。・・・>

(私)実に深いと感じたのは最後にある「欲のためにも利益のためにも、誠実を
尽くして商売の規則を守らねばならない。」という部分です。欲と誠実を結びつ
けています。武士道と道徳を説くだけの江戸時代の教えからは絶対に出てこ
ない考え方ではないでしょうか。

 この本を読んでいると、諭吉がいかに西洋文明から強烈なショックを受け、文
明を信奉したかがよく判ります。お籠、牛車と飛脚の世界から、蒸気機関車と電
気・電信の世界を見たわけですから、想像がつくというものです。

 そして、文明がもたらす人類のバラ色の将来を各所で夢見ています。諭吉はこ
の本を明治8年に書いていますから、その時点では日清・日露戦争を知らず、第
一次・第二次世界大戦も知らず、日本に原爆が落とされたことなど知る由もあり
ません。
 死後50年の間に、文明の所産が憶単位の人々を殺戮したのを知ったら、諭吉は
どんな文明論を書くでしょう。ちょっと想像がつきません。

ーーー「公」(Pubric)という考え

 NHKスペシャル2/1314で放映した司馬遼太郎の日本人とは何か 武士700
年の遺産」をみました。とても参考になりました。
 壮大な内容でしたが、私が一番感じたことだけ書き留めました。それは、放映
最後の、晩年に司馬が残したという次の言葉です。

「今の日本は、本来の日本人の良さを見失っている。確かな公を作り上げなけて
いかなければ、この国は滅ぶかもしれない。」
 この種の言葉はよく耳目にしますが、「確かな公」と言ってる人はいないので
はないでしょうか。
 松尾さんがこの言葉についてコメントを下さいました。
「司馬遼太郎が言っていたことですが、日本人は、日清・日露の戦争に勝ったこ
とで「大国になった」との錯覚に陥り、その後の道を誤りました。
実は、戦争に負けた今も、意識は、その延長線上にあるのだと思います。
日本人は、第三段階の意味すら知らずに、道に迷っているだと思います。
安倍首相にしても「GDP600兆円」などという無意味な目標を掲げているのです。
第三段階の入り口すら分からなくなっているのですね。」
(私)第三段階というのは、私が「蓼科便り434号」に引用させて頂いた「文明
論之外概略」にある文明の第三段階=文明国のことです。諭吉の説明を採れば、困
ったことに、「日本はまだ文明国とは言えない」という解釈になってしまいそうで
す。

 更に思うことは、地方創生で問題になる農村の再生を考える時、農地を「公」と
考えるべきではないでしょうか。欧米の”まちづくり”と同じ発想です。家の外観は
公という考えです。私有物であっても私物ではないという考え方です。そう考えな
ければ美しい街並みなどできません。
 土地は作りだせるものではないので、有効に活用しなければならない責任があ
ると考えば、自ずと公のものということにならないでしょうか。あくまでも私権
を主張して周囲と同調しなければ、農地の有効活用など不可能だと思います。

★フッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

農村消滅論から大転換
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/01/blog-post_17.html

「スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換」を読んで
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/07/blog-post_9.html

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
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蓼科だより・436号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2016年2月27日(土)★
★テーマ:マックの入替え、オペラ「夕鶴」、ダーティーなスイス銀行、

     国勢調査と銀行、地方の農業離れ、ヒラリーとトランプ
★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
 うっかりがちょいちょいありますが、先週も日付の変更を忘れました。
 今週は、パソコンの入れ替えによるマッキントッシュの新OSと付属アプリケー
ションのバージョンアップの対応にかなりの時間が奪われました。
 古い方はちょうど丸8年使ったので、不具合が発生しても、アップルは旧バージ
ョンの製造もメンテナンスも停止しており、変えざるをえませんでした。

 スクリーンのサイズは21.5となり、若干大きくなりましたが、価格は40%
ほど安くなり、仕様も全てが数倍になっており、すばらしい進歩です。
競争がもたらした良い側面なんだろうと思います。

 マッキントッシュは一般的に必要なアプリケーションは全部ついていますので、
便利ですが、バージョンを数段階いっぺんに飛び越えたので、かなり使い勝手が
違ってしまい、戸惑いました。ですが、1ヶ月間はフリーダイヤルで無料のサポ
ートをしてくれるのでありがたいです。

 アップルのユーザーサポートシステムは最高だと思います。難しいトラブルを
完璧に解決してくれます。言葉づかいも気の使い方も、非の打ち所がありません。
さすが、パソコンの雄アップルだと感心します。30位はあるかと思えるアプリケ
ーションもすべて自社製なので、その使い方までサポートしてくれます。

 そんなわけで、今週はほとんど外へは出ずに、NPOの文書づくりをしながら
次々と発生する不明を解決しながらの一週間でしたが、ほぼ、大丈夫です。

ーーーオペラ「夕鶴」を鑑賞!

 日頃大変お世話になっている方から、上田市自慢の新文化会館サントミューゼ
で上演された「夕鶴」のチケットを頂戴しました。オーケストラのついたオペラ
を観たのは初めてです。たか〜いチケットです。私の音楽好きと貧乏が幸いし
たのだと思います。ただただ感謝です。

 ひと言、感動しました!人間の声って本当にすばらしいですね。ずいぶん前で
すが、テレビで「夕鶴」を観たことがありましたが、それとは全く違った斬新な
演出、舞台、衣装でした。わたしなどオペラを批評する知識はありませんが、
それだけは判りました。

 下段のURLの出演者・スタッフのところを見てください。この世界では日本の
最高峰のメンバーです。圧巻はソプラノの佐藤しのぶさんでした。隣にいた友
人から教わったのですが、小澤征爾さんが育てたと言われるオーケストラ・アン
サンブル金沢を指揮した現田茂夫さんはしのぶさんのご主人だそうです。ご主人
の指揮するオーケストラで歌えるなんて最高でしょうね。
 私は作曲の團伊玖磨が好きですが、音楽も素晴らしかったです。
 佐藤しのぶさんのホームページ(下段URL)から引用します。

<・・・もともとは鶴の恩返しという民話を木下順二先生が戯曲になさり、そこ
ですでに「夕鶴」という作品となり、助けた鶴が恩返しに来て、布を織り、その
姿を覗か れてしまい帰らなければならなくなった、というだけでない、深い普
遍的テーマをもつ日本の名作となりました。それが團伊玖磨先生のオペラ「夕鶴」
となった とき、「人間の普遍的な葛藤」というものがより強く浮上してくるので
す。純愛というものが、社会におけるお金や欲望という価値観によって引き裂か
れてい く。・・・>


ーーー世界中のダーティーなカネが集まるスイス銀行

 決してスイスの悪口を言いたい訳ではありません。私の無知を証明しているだ
けですが、安中さんが前号の阿部知事に絡む記事について、「さもありなん」の
コメントをくださったので披露させて頂きます。

<・・・スイスのツエルマットの電気自動車は、かなり古くからの歴史がありま
す。今でも採算にのらない電気自動車しか走れない町がなぜ維持できるのかが問
題です。それはスイスという国の特殊性にあります。

スイス経済を支えている柱の一つが、ご存知、スイス銀行です。この銀行は、
大昔から、預かるカネは無利子なのに、貸すカネには利子を付けます。ゆえに、
巨額の利益をスイスにもたらします。

その一方で、預かるカネの出処は一切問わないし、守秘義務は徹底しています。
だから、無利子であっても、世界中のダーティーなカネが集まるわけです。
その利益があってこそ、ツエルマットの電気自動車も成り立つわけです。
そして、他の国では真似できません。
しかし私は、スイスを羨ましいとは思いません。
このように、全てのことに表と裏があります。

私は、スイスの考え方を批判しているわけではありません。
このようなことを「ねずみ小僧の倫理」と名付けています。
ドラマでは悪役扱いが多いですが、江戸時代の老中、田沼意次も同じですね。
彼は、大商人たちから賄賂を受け取りながら、それを施策実行に充てていまし
た。

意次の言葉が残っています。「この銭を賄賂を送ってきたヤツのために使わず、
庶民のために使えば、悪銭も良銭になる」

似たような考え、私もしています。でも、悪行は悪行ですから、その罪は自分
が被るとの覚悟を持って行っています。スイスも意次も同様だと思います。
「倫理」とは、自分で決める自己規範であり、他人の評価など意味はありませ
ん。・・・>
(私)ねずみ小僧の倫理!ですか。世の中に、罪滅ぼしにこういう倫理で善行
をしている人が結構いるかもしれませんね。わたしなど、もう時効ですから言
えますが談合で得た利益でやってました。ですが、談合には2種類あります。
癌に良性と悪性があるように、です。その話は後ほど・・。
 いずれにしても、美味しい話も美しすぎる話も要注意ですね。

ーーー国勢調査と人口減少

 2015年の国勢調査で初めて日本の人口が減少したと報道がありました。
 一瞬、どこの国の話?と思いました。立科町では、昭和30年に合併した時に
は1万人超いましたが、今は7300人と過去半世紀以上減り続けているからです。
30%減っています。全国のほとんどの地方がそうだと思います。

 全国の人口移動分析グラフ(下記URL)があります。これを見ると、
2003年頃、三大都市圏と地方の人口が逆転しています。
 数より、問題は人口構成だと思います。わたしのような年寄りばかりが多くて
若年層と働き世代が少ないのです。
 前回、「維新の志士達も現代のやる気のある若者達も同じだなと感じます。」
と書きましたが、面白いことに気がつきました。
 明治維新は、地方の若者が国を立て直しましたが、平成維新は大都市圏の若者
が日本を救う番かもしれませんね。両方に共通しているのは、世界に目を開いて
いることのように感じます。
 こんなことを書くと叱られそうですが、地方の若者の方が都市部の若者より
思考が内向きのような気がします。実は、今書きかけの農村自給圏(スマート・
テロワール)の説明のために書いた文書があります。

「残念なことは、田舎の若者が農業を見限ってしまっていることです。
これには訳があります。零細のため農業が成立たない農家だったために、
両親から「百姓では飯が食えねえ、学校を出たら良い会社に就職しろ。」
と言われ続けて育ち、跡取を残して若者は都会に就職し、残った者は町
役場か農協、或いは通勤範囲の工場勤務になり兼業農家となったのです。
 私の世代の話です。

 子供時代に味わった過酷な農業体験も原因しています。祖父から子へ孫へ伝
承されています。事実、農業が成立つ形態ではありませんでした。ですから、
無理もないのです。今では跡取りさえも家を出てしまうケースが増えています。
 一方、そんな苦労を知らない自然志向をもった都市部の若者たちは、田舎と
農業に関するさまざまな情報を手にして、憧れを抱いて田舎に乗り
込んできま
す。そして、彼等が成功している事例が多くあります。
 
 私達の
NPOの会員の中にも六年前まで東京で国家公務員だった若夫婦が
ます。五ヘクタールほどの畑地を借りて、夏期には10人もの人を使い、野菜
の加工も手がけ、しっかりと経営しています。もう10年もしたら彼は大地主
になっているかもしれません。

 町内の高原野菜地域には茨城県に本社を持つ有機栽培会社が数年前から
入っており、小諸市の若い女性が農場長として頑張ってます。田舎の若者たち
が目覚めるまで都市部の若者の力を借りざるを得ないようです。」

ーーーヒラリーやトランプならアメリカは沈没する
 アメリカで活動している台湾民進党支持者である台湾人が書いているブロ
グが興味深い、真偽のほどは私には解りませんが、私の感覚とすれば的を得
てる話の気がします。下記の書き出しで始まっています。
 下記URLからどうぞ。

<・・・オバマはアメリカの衰退を作ったが、次の大統領が嘘言や暴言の
ヒラリーやトランプならアメリカは沈没する。・・・>


http://melma.com/backnumber_53999

★フッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

農村消滅論から大転換
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「スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換」を読んで
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農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
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無農薬玄(白)米の販売
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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蓼科だより・435号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2016年2月20日(土)★
★テーマ:千曲川流域フォーラム、TPPのこと、阿部知事のお話、

     ニッポン農業生き残りのヒント
★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
 13日夜から、パソコンが不調になってしまい、発信が遅れました。記事は14日現在です。

 数日前の雨で、深い日陰を残して雪はほとんど消えました。夜10時を廻りましたが、
温度計は5℃をさしています。まあ、こんなもんでしょうか。

ーーー「千曲川流域フォーラム」

 昨日夕方5時から、上田市内で長野大学千曲川流域学会が主催する「千曲川流域フォ
ーラム」が開催され、NPOの仲間と共に参加しました。長野大学の地域貢献活動の一環
です。
 生ゴミ処理レインボープランで有名になった山形県長井市の菅野芳秀さんと、「里山
資本主義」で著名な藻谷浩介さんの講演とシンポジウムを聞くことができました。
テーマは「山形発 食とエネルギーの自給圏づくり」。

 藻谷さんは、いつもの通り様々な人口データを用いて、鋭い世相・経済分析を示して
くれました。説得性の高い自給による経済効果の例えを2つご紹介します。

 「上田市民は一人当たり年間200万円消費します。その1%を地元産物の消費に当て
ると、32億円のお金が地元に循環して、年俸400万円の雇用が800人可能となります。」

 「上田市民は一人当たり年間50万円のエネルギー代金を使っています。もしその10%
を何らかの地元のエネルギーに変えることができれば、80億円のお金が地元に循環して
年俸400万円の雇用が2000人生まれます。」

 これはほんの一例ですが、全ての物品にこの考えを適用すれば、本当に豊かな自給圏が
できるのではないでしょうか。自給圏のスゴさが良く判りますね!

 菅野さんは、信州まちづくり研究会が取組みはじめている農村自給圏(スマート・テロ
ワール)構想の先進地である山形県の置賜自給圏推進機構の常務理事さんであり、レイン
ボープラン推進協議会の会長さんでもあります。
 レインボープランについては、以前に放映されたNHKの番組を見た方も多いと思います。
このことで、全国農業大賞も受賞していらっしゃいます。

 ご自分では、水田4ヘクタールと1000羽の自然養鶏をやっていて、養鶏の餌には学校給
食の残飯を与えているといいます。息子さんが「俺も農業をやる」といって帰ってきてが
んばってやってると、嬉しそうでした。

 昨夜に続いて今日午前中、菅野さんがお泊りになった別所温泉の民宿チロル亭で、菅野
さんを囲んでジックリと活動の内容をお聞きすることができました。
 私はお尋ねしました。「どうやったら、レインボープランや置賜自給圏推進機構のよう
なすごい組織ができるのでしょうか?」

 その思いに到った動機から、目標と理念の大切さ、リーダーの掘り起こし、人脈づくり、
展開の仕方、組織づくり等を話して下さいました。一貫して強く感じられたのは、強い郷
土愛と人間愛、目的達成への強い信念でした。

 長井市の人口は約3万人ですが、何とその5000世帯から生ごみを集めているというので
す。相当の数のボランティアが必要ですね。下記ホームページの写真をみると、おばちゃん
連が主体のようです。それを20年!そのご苦労は並大抵ではなかったと思います。

 お話をお聞きして、やはり並な人じゃない、と強烈な実感です。大学在学中から誰もが
知ってる大きな社会的闘争に参加し、挫折し、しかしその後の人生も反骨を貫き通して、
地域循環型社会づくりの活動を、市政を動かし地域を動かし、20年以上続けておられる。

 私も生ゴミ処理のまねごとをしていますが、匂いといい、汚さといい、5000世帯を集め
るなど想像を絶します。もっとスゴイのは、当初敵方だった地域の要人達を最終的には味
方につけてしまわれていることです。本当に並じゃありません!

 どうやったら、地域を変えられるか、その考え方と取組み方をお話しして下さました。
緻密な戦略と戦術の上に粘り強い努力の積み重ね、本当に凄いお話でした。
 問題はこっちです。果して、こんなすごいことができるでしょうか!

 菅野さんのブログとレインボープランのPDFをご紹介致します。

 3つの理念がすばらしくて、今後の参考にさせてもらいます。特に、ニ番目の「共に」
です。『行政主導に住民が参加することではなく、住民と行政がともに議論し、決定し
運営する「住民自治」の原則をつらぬくこと』。
 これが、肝要だと思います。

ーーーTPPのこと・・続き

 前回のTPPの記事に関連して松尾さんからコメントを頂きましたのでご紹介します。

<アメリカとオーストラリアからの米のトン輸入の約束は、毎年の収穫量約800万
トンの1%足らずで、豊凶誤差の範囲です。

つまり、懸念されていたおコメで「アメをしゃぶらせて」、畜肉関税ゼロ、関連する
畑作物小麦など「耕畜連携」を潰すという米国の戦略(日本農業を壊す)に、農業音
痴の甘利さん・安倍さんが乗せられた格好です。彼らは、輸出で最も大きい産業の自
動車(関税15%)の消長が政権維持の鍵との認識です。>

(私)松尾さんは、畜産の振興が農業再建の鍵になると仰っていて、そのためにはその
飼料穀物・作物の栽培との連携が不可欠だと強調されています。耕畜連携です。
 畜産の堆肥が、畑作農家に循環することにより、土づくりができ、生産、加工、
販売、サービス業へと地域に循環し、地域自給圏が構築される、と。鶏糞を堆肥にし
て土に還元している菅野さんのお考えも同じで、土づくりが命だということです。

ーーー阿部守一知事のお話

 立科町商工会60周年、「まちづくり協議会ユーユーたてしな」10周年記念行事で、
竹花商工会長、米村立科町長の挨拶に続き、阿部守一知事の講演会がありました。
 知事は「地消地産」といい、地域のものを消費することが先だといい、松尾さん
は「消費者が地域の生産者に手を差し伸べる」ことが大事だと言いますが、同じこと
を言っているように受けとっています。そして次のようなお話をなさいました。

<・・・スイスのツエルマットへ視察に行った時のことです。町の中は全部電気自
動車でした。しかも、全部地元産の電気自動車だというのです。その車は、ゴルフ場
のカートを少し良くした程度のものですが、何と1000万円だというのです。その
徹底ぶりには驚きました。・・>

(私)ツエルマットといえば、マッターホルンで有名な国際観光地です。環境を保護
してこその観光地、それにしても1000万はすごい、住民の環境と景観にかける情熱が
判るというものです。

ーーーニッポン農業生き残りのヒント
 日経ビジネスオンラインからですが、スゴイ若者が出てきて頼もしいです。
田舎の青年達に奮起して欲しいですね。それには親世代の「農業見限り」対策が
必要だと感じています。

<・・・大学時代。年生のとき、米シアトルの近くの農場でカ月働いて「カルチャ
ーショックを受けた」。従業員が肥料をまくチームや農薬をまくチームなどに分か れ、
作業の目的がはっきりしていて、ビジネスとして確立されていた。「日本の農業はちょ
っとやばいんじゃないかと思いました。自分のやるべきことが分かったカ月でした」

・・・このとき浅井氏が選んだのが、トマトの栽培だった。父親が植木の苗をつくって
いたハウスの骨組みのさびを落としてペンキを塗り、ビニールを張ってトマトをつくり
始めた。0.5アールの小さなハウスだった。そのトマトが地元のスーパーの社長の目に
とまり、今度はアールのハウスを新設した。・・・>

大学博士×グローバル=浅井雄一郎はトマトで三重から世界に挑む
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/252376/021700033/?P=1

(私)
これを読むと、維新の志士達も現代のやる気のある若者達も同じだなと感じます。
積極的に世界に目を開いて学んでいることが判ります。世界に目を向けるということは、
決して日本がダメということではなく、異文化に学ぶということだと考えます。
 だから西欧人は日本をはじめとする東洋に学んでいるのではないでしょうか。お互い
に自分のことは判っているわけですから、異文化が新しい価値観を生むということでは
ないでしょうか。

★フッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

農村消滅論から大転換
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「スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換」を読んで
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農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
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無農薬玄(白)米の販売
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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蓼科だより・434号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2016年2月13日(土)★
★テーマ:豆の選別、文明論之概略、TPPのこと、

★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
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 今日でやっと豆の選別が終りました。最近LPを好んで聞いていますが、特に選別作業
の時は、無心になっているのでリラックスできて良いです。最近聞いたものは、喜多郎
の絲綢之路、スタンゲッツのボサノバ、オスカーピーターソントリオのジャズなど。

 年のせいでしょう、昔の名曲が良くて、30年以上も前のレコードを引っぱり出して
聞いています。何だか最近レコードブームなんだそうですね。妹のレストランにた
まに夫婦でカツ丼を食べにくる親戚の彼が言ってました。

 妻が腕を自慢する煮豆を毎日食べていますが、確かに美味しいです。小分けした4種
の豆を訪ねてくる友人へのお土産にしたり、遠くの親戚に送るのを楽しみにしています。

 手間賃がタダの農楽だからいいのですが、もし私の時間給を1000円に計算したとした
ら、そのコストは直売所価格の10倍くらいにはなることでしょう。でもいいのです。こ
れは喜んで食べてくれる人達の顔を思い浮かべながら、好きな曲を聞きながらやるコブ
(おまけ)の作業なのです。座禅のようなものかも・・(意味不明?)。

ーーー文明論之概略

 「スマート・テロワール」の松尾さんに薦められて福澤諭吉の齋藤孝の現代語訳によ
る「文明論之概略」を読んでいます。スゴイでしょう!
 当初、アマゾンで無造作に中古本を注文したら、何と旧仮名遣い、旧漢字の文庫本が
届いてしまい、読んでも意味がつながりません。仕方なく、現代語訳を注文し直しまし
た。おかげですらすらと読めます。ですが、読むのが遅いのでまだ3分の1です。

 若い頃、解説書のようなものを読んだだけだったので、ほとんど忘れているので新鮮
です。初版は明治8年とありますから、140年も前の文章です。福澤は昭和の不幸な歴
史も戦後の発展も知らない訳ですから時代背景は全く違います。

 福澤はペリーが浦賀に来た頃丁度20才位ですから、血気盛んな青年期に激動の日本の
ただ中で生きたことになります。維新前に、渡米、渡欧して欧米の文明に接し、強い衝
撃を受けたとあります。丁髷(ちょんまげ)と牛馬の世界から蒸気機関車を見た訳です
からその驚きようは想像を絶します。文明の格差の大きさに愕然としたと思います。
 大政奉還、廃藩置県の時、福澤は33才でした。

 しかし、読んでいてあまり時代のギャップを感じません。書かれている内容が、こと
の見方、考証の仕方、価値観等が主だからだと思います。むしろ、新鮮に思えることが
、今の我々が直面している問題を浮き彫りにしているような気がします。

 「異端妄説こそが世の中を進歩させる」という小見出しがあり、「最近の例を挙げれ
ば、わずか十年ばかり前に、日本では三百の諸候がそれぞれの政府を持ち、君臣や上下
の別をしっかり保った上で、藩主は人民の生殺与奪の権利を持っていた。」とあります。

 「文明には段階がある」というところには、「野蛮」、「半開」、「文明」という3
 段階があるとして、第二段階の部分に次のように書いてありました。

「農業が大いに盛んになって、衣食は足りている。家を建て、都市を作って外形として
は「国」だけれども、内実を見てみると不足しているものははなはだ多い。文学は盛ん
だが実学を学ぶ人は少ない。人間の交際については、猜疑心と嫉妬心が強いくせに、物
事の道理を議論する際には、疑いをもってわからないところについて聞きただすという
勇気を持たない。
真似は巧みだが、新しく物を作ることについての工夫には乏しい。旧来の物を学ぶこと
は知っているが、それを改めることは知らない。社会にルールがないわけではないが、
習慣の力が強くてルールとして機能していない。これを「半開」という。まだ文明に
達しているとは言えない」

 第三段階には次のように書いてあります。
「自然界の物事を法則としてとらえる一方で、その世界の中で、自らが積極的に活動し、
人間の気風としては活発で古い習慣にとらわれず、自分で自分を支配して他人の恩恵や
権威に頼らない。
自身で徳を修め、知性を発達させ、過去をむやみに持ちあげず現状にも満足しない。
小さなところで満足せず、将来の大きな成果を目指して、進むことはあっても退くこ
はなく、達成することがあってもそこに止まることはない。
学問は虚学ではなくさまざまな発見発明の基礎になっており、商工業は日に日に盛んに
なってますます幸福の源になっている。すでに智力を用いながらも、後世にさらなる発
達を期するところがある。これがいまの「文明」というものだ。」

 ここを読んだ時愕然としました。日本は文明国ではない、と明治の人から言われた
気がしました。福澤は当時の日本は第二段階にあり、第三段階を目指すのだ、と書いて
いますが、今の日本は果して第三段階にあるでしょうか。

 一体、明治維新から150年、我々は何をやってきたのでしょうか。戦前も戦後も体力だ
けはしっかり付けたが、その体力を何に使ったのでしょう。今の国会や地方議会、
土地改良区、部落集会を見て、何が進歩しているのでしょう。全て我々自身の結果です。
 体力を持てなかったなら仕方ありませんが、有り余る体力を持った、今でも持っている
にも関わらず、です。私は決して悲観論をとるものではありませんが、すごく寂しい
気持ちです。これが文明の文明たる由縁なのでしょうか。

 この少し後に次の記述があります。
「文明には外にあらわれる「事物」と、内側に存在する「精神」の2種類がある。事物の
文明は採用しやすいが、精神の文明は得ることが難しい。国を文明国にしようと思ったら
、難しいことを先にし、簡単なことは後回しにするのがよい。」 

 「作文道場」の書評から福澤の人物評について引用します。
「幕末から明治において日本の社会は劇的に変化している。そのような時代こそ日本の
現状分析ができ、日本の歩む道をわかりやすく提示できる神様みたいな人が必要だった
のである。
  福沢は数回の西洋への旅行を経験しており、日本がいかに西洋に遅れているかを痛
感していた。遅れるだけならまだいいが、福沢は日本が清やインドみたいに西洋に植
民地化されるのを極度に恐れた。福沢はとにかく、西洋と付き合いながら、日本の独立
を守ることを真剣に考えたのである。そのため、たくさんの啓蒙書を書いた。その1つ
が「文明論之概略」である。」

福澤諭吉 

 今日は、自分の過去も顧みず、ずいぶん気取っちゃいました。ですが、正直です。
 先を読むのが楽しみですが、今、NPOの仕事が遅れていて時間がありません。 
 皆さんも読み直してみて下さい。但し、「現代語訳」です。
 高校生の教科書にしたらどうでしょう。
 
ーーーTPPのこと

 いや〜難しいです。下段にURLを添付しましたが、TPPの協定書概要を見つけまし
た。ですが、腰を据えてじっくり読まないと判りません。専門用語も多いので、いち
いち調べなければ意味が通じません。なので、識者からのご意見に期待しています。

 前回ご紹介した農業技術通信社の記事に対しても反論があります。信条としてはこ
の人を信じたいというものがありますが、本当にそうか、と問われれば、悲しいかな
自分で勉強していませんから確信が持てないのです。

 近い内に地方事務所の農業関係部門と懸案について会合を持つことになっています
ので、その時に農業関係者を集めて説明会をやって欲しいと要望しようと考えてい
ます。

環太平洋パートナーシップ協定(TPP協定の概要

下の2つのURLは、反対派と賛成派の記事です。

TPPはアメリカの言いなり」の噓 浅川芳裕(農業ジャーナリスト)
http://shuchi.php.co.jp/voice/detail/2671?


TPPはアメリカの言いなりの噓」にある下記記述は、私には正しいように思えます。
< コメについて要約すれば、自由化は避けた(現在の国産米より高い㎏341円の高
関税を維持)。その見返りに、輸入枠は増やした(米豪から
56万t、13年目以降784万t)。その分、政府が買い上げる国産米の量を増やしていく。その結果、
コメの供給量は変わらないから、米価の下落を抑えられるはず。加えて、補助金を増
額するから安心してくれ、とのメッセージである。

 総理はTPPでコメを守ったというが、これでは日本の稲作産業は衰退まっしぐらだ。
今回のTPP交渉でコメと競合となる麦については、関税に相当するマークアップ(農水省が輸入時、徴収する差益)は45%から最大50%削減されることになる。つまり、麦の価格は下がっていく一方、コメの価格は高止まりをめざす、といっているのだ。よって、麦を使った食品開発はさらに進み、買いやすくなる一方、人為的にコメ離れが進んでいく。さらには、農水省は飼料米への補助金額を大幅に増額し、家畜用の作付面積を増やすことで人間が食べられるコメを減らし、隔離する愚策強化を図っている。

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