2011年10月29日土曜日

蓼科だより・211号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月29日(土)★
★今回のテーマ: 冬期堪水完了,タマネギ植え &

       「田舎暮らしコミュニティ」づくりプレゼン
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16アールの田んぼに,13日に藁を撒いてから,続いて腐葉土を750kg,米糠を240kg撒きました。全部手撒きなので,腐葉土は延べで8時間,米糠は5時間かかりました。そして28日,田んぼには満々と水が溜まりました。冬期堪水の完了です。
腐葉土は昨年11月,落葉と米糠と山土で作ったものです。ミネラルが充分入っていると思います。米糠は昨年の3倍です。コイン精米がすぐ近くにあるので調達できるのがありがたいです。

最近米糠の成分を調べて驚きました。油分と栄養分が多いだけではなく,抗がん性のあるフィチン酸,コレステロールを吸収するオリザノール,脂肪肝に良いイノシトール,酸化防止のフェルラ酸等が多く含まれているのです。更にミネラル分を含んでいます。
 不耕起栽培の岩澤先生は10アールに200kgでも良いと本に書いておられますので,思いきって集めて撒きました。

こんなすばらしい米糠を美味しく食べることができたらスゴイだろうなと思い,試しに,米糠を細かい網でふるって小麦粉と混ぜて牛乳で溶いて薄焼きにしてみたら美味しかったです。研究すれば何か良いものができるような気がします。

23日からタマネギの定植を始めました。850本の予定ですが,初めて作った苗をとってみたら500本しか無くて,足りない分は買いました。ニンニクもタマネギもマイナス10℃以下になる冬を裸で越します。「すごいな」と思いながら植えています。他の作業と組み合わせてやっているのでもう2日はかかりそうです。

ーーーーー「田舎暮らしコミュニティづくり」プレゼンテーション
懸案だったNPO法人信州まちづくり研究会のホームページをgoogleのブログを使って作りました。無料でかつ素人にも作れるのが魅力です。末尾にURLを添付致しますのでご覧下さい。

前回添付しました提案書やYoutubeの動画を見られた方は,たぶん「これは非常に面倒くさい。手間ひまかかって大変だ」と思われたのではないでしょうか。
確かにそうです。優れた仕組みをつくるには,それもお仕着せではなく自分達でつくるにはどうしても手間ひまがかかります。

一番簡便な方法は,売りに出ている地方都市郊外のマンションか中古民家を買われることですが,それで折角の”田舎暮らし”の良いところが得られるでしょうか。
それに”幸せ”には値段がつきません。無上の価値があると思います。それがリーズナブルな価格で,自分達で創りだすことができるとしたら,相当な手間ひまをかける価値は充分にあると信じます。

 面倒なことは全て行政か大企業頼みの習慣がついている日本人にとって,自分達でルール作りから創りあげていくというのは最も苦手なことなのかもしれませんね。

実は,今のところ二人しかお申し込みがありません。残すところ1ヶ月を切りましたのでいろいろ努力しています。首都圏の10以上の地方紙にWebで告知公告をお願いしましたが,無料或いは格安でお願いしているのでなかなか見つかりません。

現在,横濱タウン新聞がウェブに無料で掲載して下さいました。本当に感謝です。

お金を使わずに告知と集客をするアイデアがございましたら是非ご教授ください。
 とりあえず知人ご友人,社内に伝達をお願い申し上げます。

NPO法人信州まちづくり研究会のホームページには,プレゼンの開催要領と提案書ばかりでなく諸情報が掲載されています。

Youtubeにも提案書の概要が動画になってアップロードされています。

 尚,素敵な本をご紹介します。「コウハウジング」(コウハウジング研究会/チャールズ・デュレ,キャサリン・マッカマン著/風土社/1890円/アマゾンでOK)です。
 著者二人はアメリカ人ですが,1984年~85年,北欧の46ヶ所のコウハウジングコミュニティに,それぞれ数日から6ヶ月間滞在しながらコウハウジングについて研究しました。

1987年に二人はコウハウジング社を設立し,以来全米にコウハウジングを広めました。NPO法人信州まちづくり研究会では,10年ほど前に彼等が来日した際佐久市にお呼びして講演して頂きました。

英語が達者な方は下記URLを開いてください。コウハウジングについて,欧米の歴史と現状が詳しく書かれています。

  欧米の現状だけ書きます。北欧には数百ヶ所,アメリカには使われているのが113ヶ所,計画中が100ヶ所,オランダでは300ヶ所以上,イギリスでも完成しているのが10ヶ所,計画中は多数,等々とあります。私の知る限りでは日本にはまだないようです。10年以上からかけ声はあるのですが何故かありません。
 もし,我々が創ることができれば日本初になるのかも知れません。

合理的・経済的で生活費も福祉費も軽減でき,何よりも人間疎外を最小にできる21世紀の理想的なコミュニティだと信じています。
皆さん,もし自分ができなくても子供たちに教えるために是非研究してください。ご紹介した本をお読み頂ければ手に取るように判ると思います。

ここにも開催要領を掲載致します。

【プレゼンテーション開催要領】
このプレゼンテーションの特徴は,単独家族で未知の地域に飛び込むのではなく,予めコミュニティをつくるところにあります。

日時:平成23年11月26日(土)午後1:30~4:30
会場:住宅生産性研究会の事務所 飯田橋駅から5~600m
大きな地図で見る
お出かけ頂きたい方:この提案書にある理念と手法にご賛同頂ける方ならどなたでも結構です。
参加費:お一人5,000円 但し,ご夫婦の場合は2,000円追加と致します。


内容:提案書の詳細説明,
長野県の”田舎暮らし”に関する諸情報,
長野県東信地区に関する諸情報
プレゼンテーター:NPO法人信州まちづくり研究会
副理事長 安江高亮
お申込み方法:このメールの返信にて,お名前,住所,性別,年齢,ケイタイをご記入の上お送りください。
お問い合せ:このメルマガの返信,或いはフッターの連絡先へどうぞ。

ーー
このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。
ーーーーー 
すばらしい阪神ファンの友人が,「虎ファンのお神酒」を売り出しました。
美味しいそば焼酎です。ぜひ飲んでみて下さい!
http://torafan.com/ からご注文頂けます。
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2011年10月22日土曜日

蓼科だより・210号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月22日(土)★
今回のテーマ: 初トレッキング & ユシカフェの石窯火入れ
  & 「田舎暮らしコミュニティ」づくりプレゼンテーション
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去る19日,蓼科牧場でプチホテル&レストラン・ベルを経営している妹夫婦に誘われて,初のトレッキングに参加しました。
NPO法人八ヶ岳スーパートレイルクラブが設定した,八ヶ岳連峰を周回する約200kmに及ぶ「歩く旅の道」の一部分約2.5kmを歩いたのです。
 女神湖から長門牧場まで,緩い起伏が続く森林地帯を歩き,江戸時代から農業水路を守ってきたという清水が流れ生気溢れる番所跡で休憩し,やがて本州一大きいという長門牧場に到達します。
森林の落葉を踏みしめて,深く清々しい山の匂いを体感しながら,木漏れ日と戯れながらゆっくり歩きました。太陽に透けて見える紅葉の美しさは格別でした。
地元のペンション「ロッジ・グランシャルモ」を経営しているインストラクターがガイドしてくれました。最高の癒しでした。Youtubeにアップロードします。
ーー
 10/19日夕方より,ユシカフェの庭に作られたパン・ピザ石窯の火入れ式が行われました。この石窯は以前に炭焼きでご紹介した中野宏さんが造りました。ロケットストーブ方式という新方式で,日本では初めてかもしれないと言ってました。
 参加者は全員で340名ほどでしたが,遠くは燕三条から,愛知からも若い男女が駆けつけていました。すてきな雰囲気でした。ユシカフェの人気がなせる技です。
新規就農者が3組出席されお披露目がありました。いずれも20代の若い人達で,その意外性に驚きと期待が溢れていました。

ーーーNPO法人信州まちづくり研究会が,参加者を募集しています
「田舎暮らしコミュニティ」づくりプレゼンテーションを東京で行います。
会場が決まりました。”サステイナブル・コミュニティ”とツーバイフォー建築の権威者である戸谷英世先生が理事長を務める住宅生産性研究会(HICPM)のセミナールームをお借りすることができました。
レクチャーも頂けることになりました。この先生のホームページはすばらしいです。下記URLをお読み下さい。

 このプレゼンを行うのは,私が副理事長兼事務局を務めている「NPO法人信州まちづくり研究会」(斎藤兵治理事長)です。 このNPOは,平成13年より”まちづくり”に関する活動を続けて参りましたが,この数年経営難に陥り低調な活動しかできませんでしたが,再スタートです。
とは言っても,パワーが限られておりますので,ハード面には手を出さず,コミュニティづくりのソフト面,具体的にはプレゼンテーター,ファシリテーターとして活動していくことにしました。
提案書と,このNPOの紹介文は,末尾に添付致します。
この提案書に基づき,プレゼンテーションを下記要領にて東京で開催致します。

ーー【プレゼンテーション開催要領】
このプレゼンテーションの特徴は,「提案書」Ⅸに書きましたように,単独家族で未知の地域に飛び込むのではなく,予めコミュニティをつくるところにあります。

日時:平成23年11月26日(土)午後1:30〜4:30
会場:住宅生産性研究会の事務所 飯田橋駅から5〜600m
お出かけ頂きたい方:この提案書にある理念と手法にご賛同頂ける方ならどなたでも結構です。
参加費:お一人5,000円 但し,ご夫婦の場合は2,000円追加と致します。
内 容:提案書の詳細説明,
長野県の”田舎暮らし”に関する諸情報,
長野県東信地区に関する諸情報
プレゼンテーター:NPO法人信州まちづくり研究会
副理事長 安江高亮
お申込み方法:お名前,住所,性別,年齢,ケイタイをご記入の上,
takasuke@mitsuyakogyo.co.jp 宛メールして下さい。
お問い合せ:上記メールアドレス,或いはフッターの連絡先へどうぞ。
ーー
このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。
ーー
事前に学習なさりたい方は,下記URLをご覧下さい。長野県が発信している情報をはじめ,”田舎暮らし”に関係する様々な情報がリストアップされ,リンクしています。
http://tateshinadayori2.blogspot.com/2011/09/blog-post_8629.html

ーー「提案書」と「NPO紹介」を添付します。
このブログには添付できませんので,下記アドレスへ,
「添付資料を送れ」としてメールして下さい。
takasuke@mitsuyakogyo.co.jp


ーー提案書の概要を,Youtubeにもアップロードしました。

ーーーーー 
すばらしい阪神ファンの友人が,「虎ファンのお神酒」を売り出しました。
美味しいそば焼酎です。ぜひ飲んでみて下さい!
http://torafan.com/ からご注文頂けます。

ーーメルマガ [週刊信州156]より
■「信州を味わう夕べ」を東京都内で開催します。
http://magazine.nagano-ken.jp/e5917.html

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[所在地] 〒384-2305 長野県北佐久郡立科町芦田2076-1
[連絡先] 090-3148-0217、0267-56-1033
[Skype] takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
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2011年10月16日日曜日

蓼科だより・209号〜田舎暮らし情報


★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月15日(土)★
★今回のテーマ: NPO法人信州まちづくり研究会からお知らせ
 「田舎暮らしコミュニティ」づくりの提案
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10月3日に稲刈り,11日(火)に脱穀,12日に新米試食,13日に稲ワラを裁断し田面に散布しました。これで23年の米づくりは終り,今後は来年の準備になります。
 16アールの耕作で18袋(30kg入)の収穫となり,昨年比マイナス10袋,一昨年比マイナス15袋というお恥ずかしい結果になってしまいました。33袋位がこの辺りの標準です。 ですから今年は販売ができなくなってしまいました。毎年お買い上げ頂いたみなさんごめんなさい。
原因は前回書いた通りで,理由は判っているので次回こそ失敗しないようにがんばりま~す。
手前味噌ですが,味はスゴく良いです。少ない稲穂に栄養分が集中したせいでしょうか,コクと旨味が強いです。皆さんにお分けできないのが残念です。

ーーーーーNPO法人信州まちづくり研究会からお知らせ
 今回は,私が副理事長兼事務局を務めております「NPO法人信州まちづくり研究会」(斎藤兵治理事長)から,<「田舎暮らしコミュニティ」づくりの提案書>と,そのための「プレゼンテーション参加者募集」を掲載致します。
NPO法人信州まちづくり研究会は,平成13年より”まちづくり”に関する活動を続けて参りましたが,この数年経営難に陥り低調な活動しかできませんでしたが,再スタートです。
とは言っても,パワーが限られておりますので,ハード面には手を出さず,コミュニティづくりのソフト面,具体的にはプレゼンテーター,ファシリテーターとして活動していくことにしました。
提案書と,提案者NPO法人信州まちづくり研究会の紹介文は,末尾に添付致します。
この提案書に基づき,プレゼンテーションを下記要領にて東京で開催致します。
ーー【プレゼンテーション開催要領】
このプレゼンテーションの特徴:「提案書」Ⅸに書きましたように,単独家族で未知の地域に飛び込むのではなく,予めコミュニティをつくるところにあります。

日時:平成23年11月26日(土)午後1:30〜4:30
会場:都心の交通の便の良いところを探索中です。
参加ご希望の方に後日お知らせ致します。
お出かけ頂きたい方:この提案書にある理念と手法にご賛同頂ける方ならどなたでも結構です。
参加費:お一人5,000円 但し,ご夫婦の場合は2,000円追加と致します。
内容:資料に基づき;
提案書の詳細説明,
長野県の”田舎暮らし”に関する諸情報,
長野県東信地区に関する諸情報
プレゼンテーター:NPO法人信州まちづくり研究会
副理事長 安江高亮
ーー
 このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
 このチャレンジが成功できますように,皆様のご協力をお願い申し上げます。
 ”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。
ーー
事前に学習なさりたい方は,下記URLをご覧下さい。長野県が発信している情報をはじめ,”田舎暮らし”に関係する様々な情報がリストアップされ,リンクしています。
http://tateshinadayori2.blogspot.com/2011/09/blog-post_8629.html

ーー「提案書」を添付します。
このブログには添付できませんので,
別送で添付しますので,メールで「資料送れ」と送信して下さい。
takasuke@mitsuyakogyo.co.jp

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2011年10月9日日曜日

蓼科だより・208号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月8日(土)★
★今回のテーマ:ニンニク植え & 農村セラピー協会第1回イベント
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  去る火曜日にニンニクを植えました。昨年より20本多い130本です。昨秋植えて今春堀上げたニンニクは自己採点80点くらいにできたので,今年はそれを種にしました。これも初めての挑戦です。
S先輩から教わりながら種取りにも挑戦しています。長崎の七角オクラをはじめ5種類ばかり採りました。
 ただ,ハイブリッド種はダメだから気をつけなさいと言われていますが,自分では判断できないので,苗を買った店に聞いてみるつもりです。
来週は,腐葉土づくりのために,昨秋薮を刈り払って整備した落葉収集の仕掛けを仕上げなければなりません。何のことはない大きな土手の草を刈り,落ちた小枝を拾いきれいに整備するだけですが,今までの2〜3倍の落葉が,しかも楽に集まると期待しています。
ーー
数日内に臨時号で,かねてより温めていた「田舎暮らしコミュニティ」づくり提案書を発信させて頂きます。私が副理事長兼事務局を務めているNPO法人信州まちづくり研究会からの情報です。

ーーーーー農村セラピー協会第1回イベント
 昨日・今日と飯綱高原の公共の宿アゼリア飯綱で行われた農村セラピー協会主催の「第1回農村セラピーDAY」に出席しました。
農村セラピー協会は,「ほっとステイ」の生みの親信州せいしゅん村の小林村長(むらおさ)が会長を務める理想高く夢多き団体です。今年2月に設立されました。その初イベントです。
小林会長とその仲間の皆さんが10年の歳月をかけて創り上げた農村活性化と農村セラピーの仕組みが県と国に公式認知された日と言えると思います。本当にすばらしいことです。

 信州せいしゅん村はたくさんの農村セラピーシステムを創り上げました。その柱となっているのは,日帰り体験農園「ほっとステイ」と,生きる力を確かめると銘打つ「観郷(かんきょう)ウォーク」です。
セラッチ(セラピー値の意味)という評価基準を創り上げ,癒しを科学しています。小林さんは元は私と同業ですが,本当にスゴイ人です。
詳細は,http://www.murada.com/ をご覧下さい。
阿部県知事が7日の情報交会と8日のシンポジウム両方に参加しました。国交省と農水省からは局長さんが,そして田舎暮らし誘致で名をあげている足立飯山市長さんもシンポジウムに参加しました。

冒頭の基調講演は立教大学観光学部特任教授清水慎一氏が「観光と農村の融合」と題して講演されました。私なりに要約してみます。
「3.11の大災害の後,その復興のキーワードは「絆」であり,その絆を支えたのがグリーンツーリズムだった。そして観光のあり方にもグリーンツーリズムが決定的ともいえる大きな役割を持つようになった。
その中身は,「農家」と「農村環境」と「農村景観」がセットになった農村の「暮らし」そのものである。」

 故木村尚三郎氏の「旅人は生活者」という言葉を引き合いにされ,「生活」「暮らし」そのものが観光であると強調されました。「長野県観光行政はこれ一つに絞り込んでも良いのではないか」とも。
阿部知事もこの考え方に同調されていました。そして農村セラピー協会の発足と活動は大歓迎であり,「県と一緒に推進しましょう」と強調されました。
 シンポジウムの最期に,知事と賛同者一同名で「国際青少年交流農村宣言」(内容はホームページに載ります)が阿部知事の朗読で満場の拍手で採択されました。
 更に,観光庁長官溝畑宏氏からの下記メッセージが披露されました。
「あらゆる国や地域の若者の交流の場となる世界一の青少年交流農村づくり。長野県様によるこの画期的な取組みを心より応援しています!」

 午後4時20分に閉会しましたが,大成功でした。
小林会長,本当におめでとうございます。
農村の一員として,「ほっとステイ」ホストの一員として,小林会長に心より感謝を申し上げます。
ですが,これからですね。私も微力ですが努力致します。
ーー
景観については,”まちづくり”の恩師元立教大学環境学部長溝尾良隆先生の著書「観光額と景観」に,観光景観論から始まり,日本と世界の景観について歴史的・文化的考証を詳細に説かれています。
先生は,「本来の日本の自然は大変に美しいのに,人間が壊し続けている」と述べていますが,私の海外視察の経験から考えてもその通りだと思います。
総じて日本の景観は汚いと思います。外国人観光客の入り込みが少ないのはこれが大きな原因だと思っています。

ーーーーーメル友情報
下記<>内は私のメル友が船井幸雄さんから頂いたという転送メールです。

<今月15日に『超マインドコントロール』(池田整治著 マガジンハウス刊)が発刊されました。著者は去年12月に陸上自衛隊を退官したばかり(退官時、陸将補)。もちろん私、船井幸雄の親しい人です。
本書の企画・構成が昔なじみの中島孝志さんだったのでさっそく読みました。
1福島第一原発の実情と今後の見とおし
2日本の政治家や官僚の実態
3第2次世界大戦の実態
4アメリカという国の建国以来の歴史と現状
5中国のこれから
6今後の日本のあり方
だれにも分るように綴られた警告書です。いま、これだけ分りやすく、「ずばり」1冊にまとめられた著作は知っている限り他にはありません。
この1冊で、日本人なら知らねばならないはずのことがよく分ります。私も20-30%ぐらいは知らなかったことを教えられました。
池田さんや中島さんの人間性から、私が言えることでもあります。
ともかくこれは奨めたいだというので20人ほどの友人(いまの日本のリーダーたちと言っていい人たちです)に奨めました。買いそうにないと思える人には10冊余を送りました。>
(私)また図書館にお願いしよう!

ーーーーー長野県メールマガジンより小諸城址「懐古園」で、1022日から「懐古園紅葉まつり」が開催されます。
園内は、色づいた木々に苔むした石垣と、風情ある美しい景色が広がります。
続きは≫http://magazine.nagano-ken.jp/e5852.html 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<わたしのサイト>・リンクを貼って頂けませんか?
田舎暮らし情報館(蓼科より): http://tateshinadayori2.blogspot.com/
田舎暮らし動画: http://jp.youtube.com/user/takasukey
追加アップロード
草堆肥づくり・田舎暮らし便り272号(蓼科より).mov
下記は昨秋ヒットした動画です
初秋の白樺高原・女神湖・田舎暮らし便り217号(蓼科より).mov

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2011年10月1日土曜日

蓼科だより・207号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年10月1日(土)★★今回のテーマ: 苦戦した稲刈り & 浅川氏著書
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 28日(水)から一人で始めた稲刈りが今日でほぼ終了しました。
昨年は体験希望の皆さんと楽しもうと思い,土日に合わせようとして天候の具合が巧くいかず,結局1ヶ月も遅れてしまいました。今年は予告した24~25日が流れてしまったので,ひとりでやることにしたのです。
 一般的な農法であれば一人でも2日あれば楽勝ですが,昨年から有機・無農薬栽培に移行し,今年からは更に不耕起移植栽培に移行した関係で思わぬ障害に遭遇してしまいました。私にとっては全く想定外(本当です)のことでした。
以前に書きましたが,不耕起専用田植機のシステムと強粘土の適合の悪さから,植えた苗が半浮き苗状態になり100%活着にならなかったのです。私の感覚的な判定では30%位の活着だったと思います。
どうもおかしいと思い気がついた時には1ヶ月以上経っていましたので手の打ようがありませんでした。後日一部始終をYoutubeに公開しますので,今後この農法に挑戦なさる方は参考にして下さい。根を抜いて見ると昨年の3分の1位しか着いていませんでした。

結果として,分けつ(稲の茎数が増えること)が5~6本から20本(普通は20本から30本)にしかならず,成長も80%ほどにしかなりませんでした。
 おまけに,稲の生長が悪いので田面に太陽光が充分入るので草の生長が旺盛で,コナギが全田面に憎らしい程見事に生え揃いました。ホタルイは田の草取りでかなり取りましたが。
 完全に失敗です。ですが,決して不耕起移植栽培が悪いのではありません。私のやり方の問題です。原因は土が堅かったためです。対処策は決めていますので次回は失敗しません。
このために,稲刈りが難航しました。草が邪魔して機械の結束と排出が巧くいかないのです。そこで,稲刈り機の底に7センチほどのゲタを履かせ高い位置で刈り取るようにしたのです。それでも一部分機械で刈れないところが残ってしましました。
従って,稲束の状態が悪かったので,ハゼかけする時ひと束づつ不具合を直しながらかけていったので3倍程時間がかかったと思います。

一般の農法では除草剤を使いますので,田面は本当にきれいなもので何一つありません。ですから,田の草取りは不要(わたしは今年も20日以上)で,全ての作業がスムーズにいきます。
 勤め人であったり大規模に田んぼやっているのであればとても私のようなことはやってはいられません。一般の農家からみれば私のやっていることなど気違い沙汰です。
私は農園アスレチックだと思って田の草取りをやっているので良いのですが,兼業の方や大規模農家は除草剤なしには不可能だと思います。

世間に有機・無農薬栽培が理想の農業のようにイメージアップされていますが,それが実現性を持つのは全員が昔のように自給自足をする時でしょう。
もちろん私は限りなく有機・無農薬栽培を目指しますが,かと言って時間は有効に使いたいので何時までも20日以上もの田の草取りはやりたくありません。腹に策はあります。

ーーーーー農地法??
 20年程前から折に触れて農地については研究しているのですが,今回またしても奇妙なことに気がつきました。
農地法或いは農業基本法から派生する市民農園整備促進法,特定農地貸付法,農業経営基盤強化促進法等のややこしい法律がありますが,ごく一部の例外を除いて,農地を活用するに当って「営利を目的としてはならない」となっているのです。
宗教だって営利をやっています。「業」とつく産業に何故このような考えがまかり通っているのか理解できません。こんなふうに考える私がおかしいのでしょうか。どなたかご教授願えないでしょうか。

ーーーーー「日本の農業が必ず復活する45の理由」(浅川芳裕著/文春)
前著「日本は世界第五位の農業大国」をより深く掘り下げ,且つ新証言を付け加えています。ごく一部ですが要約してみます。ーーとーーの間。
ーー
 全体を通して透けて見えてくるのは,農水省が全ての統計,あらゆる分析を操作して打出す政策の全てが「自給率の向上」一つに集約されている状況です。それを裏打ちしているのが,食料に関する全分野における危機感の醸成です。
そして,全ての危機感から引き出されるのは,「だから自給率の向上をしなければダメなんだ」となっているのです。全ての規制も補助金もインフラ整備もそのためにあるのだと。
更に,外国の学者がCO2の削減のために唱えたフードマイレージ論や,水資源の乏しい国の水の有効利用を解析したバーチャル・ウォーター論を曲解して食料輸入罪悪論にまで仕立て上げて,それもこれも自給率が低いためと誘導している。
 TPP32年前大平総理が言い出したことであること,日本は世界最高の食料輸入国ではないこと,世界の水不足も農地不足もないこと,農家数の統計が全く意味のない内容であること。
更に,宮崎の口蹄疫問題の収束報告書は「宮崎県の対応が遅かった」となっているが,事実は農水省の怠慢と家畜伝世予防法の不備にあったこと,フランスは農業大国だと言われていたが国際統計ができて以来常に日本が上位にいたこと等が,文書と数値で示され論証されています。
オランダ農業の実情にも驚きです。国土は九州程度,輸出高は米国についで世界第2位790億ドルで日本の30倍,農家数はたった77千戸,農家一人当り外貨取得額14600ドルでダントツ世界一,研究が発達し化学工業から出るCO2をパイプラインで農業ハウスに引いている,
ただの批判書でないことは最期の項目で判ります。「どうすれば日本の農業はもっと強くなれるか」として,具体的な提言がなされています。
ーー 
 私はこの本の全てが真実で妥当な分析と提言であるか判定できる情報と知識を持ち得ません。尊敬する先輩から痛烈な批判も受けています。
ただ思うことは,現代世界における統制経済の破綻の事実,国際分業と自由貿易によって受けている日本の経済的恩恵を前提に考え,農業先進国の実情を知れば,大筋において間違っていないと感じることです。
地方を語る時農地のことを抜きにして語れません。農地と山林しかないからです。地方のこと農業のことをお考えの方にお薦めします。ご批判を頂ければありがたいです。

ーーーーーあとがき
今年も冬支度の季節となりました。先週から朝10℃を切るようになりました。真っ先に必要になるのが蘭の収容です。毎年悩みます。お金をかけずにどうやって春まで保持するかです。
10月はニンニクとタマネギ苗を植える月です。今年は自分で苗を作りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<わたしのサイト>・リンクを貼って頂けませんか?
田舎暮らし情報館(蓼科より): http://tateshinadayori2.blogspot.com/
田舎暮らし動画: 
http://jp.youtube.com/user/takasukey
追加アップロード
下記は昨秋ヒットした動画です