2013年8月25日日曜日

蓼科だより・306号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年8月24日(土)
★テーマ:スズムシ,即身成仏,英語力,デトロイト市,
     中村明一先生の尺八,売春ドライブイン
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 慌ただしかった盆が過ぎてホットした気分になると,スズムシ(鈴虫)の音が耳に入りました。澄んだ音で,決して大きくはないのにどこまでも響いて行きそうな凛として高貴な音色です。やはり,最高の鈴であり,虫達のプリマドンナですね!

 3年目になる大豆の断根摘心大豆栽培が,今年はうまくいきそうです。樹の勢いが良く花もたくさん着きました。
 この栽培の特徴は,岩澤先生によると断根してあるので肥料をたくさんくれても蔓ぼけしないことです。一般栽培より2〜3倍の収穫があるという訳です。しかし,私は過去2年,樹が立派に育たず収穫は予定の5分の1程度で,失敗しました。

 その肥料は10アールで窒素量で20kgと書かれています。岩澤先生は尿素が良いというので,わたしはこの大豆栽培に限って科学肥料を使っています。
 今年がうまくいってるのは,苗作りのコツが判ってきたことと,定植のタイミングが良かったように感じています。何事も立ち上がりと初期段階が重要なようです。

 稲は,相変わらず色が濃すぎるのが心配ですが,茎は太く穂が大きいです。数えてみたら,1本の穂に平均150粒はあります。これで,分げつ数が平均20本確保されれば反(10アール)当り60kgの収穫が見込めることになります。
 ただ,穂が出る前に分げつ数を数えた時には,平均20本はあったのですが,穂の数を数えてみると,18本くらいです。穂のでない無効分げつがあるということです。

 9月上旬は,ニンニク,タマネギ,ダイコンを蒔く時期です。実は,昨年も今年もタマネギを失敗しました。玉の大きさが半分以下でした。妻から笑われていて,面白くないのです。

 そこで,今度こそはと想いを新たに,大先輩のところに教えを乞いに行きました。その先輩にはチョイチョイ教えて頂いていますが,やはり,真面目に農業一筋に生きてきた方の知恵はすばらしいです。
 問題なのは,先方に言わせれば「教えようにならないこと」があることです。それは畑の土と環境を見て,土の現状を判断することです。しかも,1枚の畑でも場所によって違います。観察力のある篤農家は自分の農地の性質と適性が頭に入っているようです。

 その能力を持つことは,私のような農楽のレベルでは無理だと思います。科学的分析もあるのですが,お金と時間がかかるのでやりきれません。
 ですから,農楽者の割り切りが必要です。それは,量と品質には拘らず,安全性を優先させる。量が欲しかったら面積を倍にするのです。どっちみち猫の額のような大きさですから大したことはありません。

ーーーーー即身成仏
 前号の記事についてT様がコメントを下さいました。<>内です。

< いつも情報有難うございます。従兄弟の方の正に即身成仏だと思います。
 そのような生きざまをされる諸先輩が身の回りに多くいられることは、我々にとってどれだけ励みになる事かと思います。

 農村の復興については、私は、コンクリート事業中心の日本の公共投資を環境循環型の林業投資に替えて都会の若者を林間に引き込む事が日本の長期的な国益にかなうと考えております。

 職があれば、田舎に暮らした若者は幾らでも居ると思います。現状の日本の政官財のもたれ合いの実情では難しいと思いますが、この先日本がもっと行きずまった時にそういうチャンスが現れればと考えております。 >
(私)ありがとうございます。即身成仏については,弘法大使がそれで入滅したと教わったことがあったので私の懸案になっていました。従兄弟のあまりに見事な最期を見聞きして書いた次第です。

 農村の復興については大賛成です。日本の林業は地形が険しいために競争力がありません。しかし,現在問題になっている荒廃農地や休耕田は地形の緩やかな里にあります。そこを山林にすれば良いと思います。なだらかな地形であれば機械が使え管理も楽なので,美しい森ができる筈です。

 緑が増え,国土が整備され,雇用が確保される。一石三鳥とはこのことです。
 国の豊かさとは何か,人間の本当の幸せとは何かをよく考える必要があると思います。

ーーーーー日本人の英語力は「北朝鮮」並み

 国際派日本人養成講座のこの記事には驚きました。本当に酷い現状ですね。大変な金と労力を使っているのになんというゴソマツでしょう!文科省と教師に問題があるのではないでしょうか。抜粋します。

< アジア各国の英語力を比較すると、日本より下は北朝鮮のみ、というショッキングなデータがある。国際的な英語力テストであるTOEFL(Test Of English as Foreign Language)2001/2002年の結果で、日本はアジア30カ国中29位だった。
 と言っても、1997/1998年には同点の最下位だったので「北朝鮮並み」と言っても過言ではない。
 1位のシンガポール、2位のインドなど、かつては英国の植民地で、今も英語で高等教育が行われている国々にかなわないのは当然としても、近隣の中国12位、韓国19位、台湾23位にも水をあけられている。
 世界第2位の経済力、技術輸入の2.6倍もの技術輸出を行っている技術力、そしてここ毎年ノーベル賞受賞者を輩出している科学力などから見れば、日本人の知力は世界でもトップレベルにあるはずだ。
 それなのに英語力だけは、経済破綻により2~3百万人が餓死して、英語の勉強どころではない北朝鮮並みとは、どうした訳だろう >


(私)本当に驚きです。インターネットで検索したら,下記2010年のデータが出てきました。文科省と先生方は恥ずかしくないのでしょうか。
TOEFLの国際順位(2010年に日本は27位)
http://english-columns.weblio.jp/?p=195

 国際派日本人養成講座のメルマガは下記から無料で配信を受けられます。
無料購読申込・取消: http://blog.jog-net.jp/

ーーーーーデトロイト市の悲惨な状況

 大前研一ニュースKON479より抜粋します。

< フォードと日本の不協和音という意味を考える時には、米国の自動車産業の「聖地」とも言える「デトロイト」という街のことを念頭に置いておく必要があると思います。

 フォードのアラン・ムラーリー最高経営責任者(CEO)は評判が良く、優秀な経営者です。
そのムラーリー氏が考えていることの1つは、「デトロイトを守る」ということです。ゆえに、TPPに対する日本の農業のごとく、デトロイトを守るために「ハンディキャップ」を獲得しようと画策しているのだと思います。
 ご存知の通り、先日デトロイト市は財政破綻しました。その結果、今のデトロイト市はどうなっているか?というと、1日のうちに十数件の放火や犯罪がある状況です。街灯も40%しか行き届いておらず、ますます犯罪が増えるという悪循環に陥っています。

 米経済誌フォーブス電子版が今年2月に発表した「惨めな米都市番付」でも、暴力犯罪の多さや高い失業率、人口の減少や金融危機の影響などにより、デトロイトがワースト1位になっています。

 日本はこれを他人事だと思っている余裕はありません。 >

(私)デトロイトの都市圏人口は450万人,全米第9位の都市だそうです。日本でも夕張が破綻し大変なことになっていますが,規模が大きいだけに大変さも大きいのでしょうね。
 自動車産業はアメリカが創り育てたアメリカの基幹産業であり誇りであった筈です。そのメッカであるデトロイトが破綻したということはアメリカのショックは大きいと思います。


ーーーーー中村明一先生の尺八

 唯臥独村さんの「おらほねっと」のブログの中に,中村明一先生のことがありました。日本の楽器なのになかなか聞く機会がありません。かなり前ですが武満徹さんのレコードを買ったことがありました。それ以来です。
 今は便利です。インターネットで検索したら,Youtubeに4分割になって,尺八について判りやすい解説が載っていました。とてもすばらしいです。下記です。

http://www.youtube.com/watch?v=lLIC4kc1MAI
 また,「密息」という日本古来の呼吸法が紹介されていました。すごく興味が湧いたので,中村氏の著書「密息で体が変わる」を注文しちゃいました。

ーーーーー売春ドライブイン「セックスボックス」登場

 facebookにあった情報ですが,スイス・チューリヒにあるそうです。
 こんな平和な時代にもセックス産業は廃れません。明日は命がないかも知れないと戦場で慰安所を必要としたことが世界共通であることは当然だと思います。
 日本も公に認めていないだけで実情は酷いことになっているのではないでしょうか。

20130819日 17:13 発信地:チューリヒ/スイス
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2962489/11215197
 
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「穏やかな道」
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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2013年8月18日日曜日

蓼科だより・305号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年8月17日(土)★
★テーマ:新盆,神道の葬儀,古希,対抗できる物差し,
     就社と就職,環境危機の本当の問題
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 慌ただしいお盆でした。妻の母の新盆がその実家であり,その法事の最中に,隣町に住む大変お世話になった従兄弟が亡くなってしまい,昨日その葬儀がありました。

 妻の実家は旧家ですが,義父は妻が生まれる前に戦病死しておらず義母一人で守っていましたが,数年前にたった一人の兄が亡くなり跡取りがいなくなってしまいました。
 義母の死後は手入れが行き届いていなかったので新盆準備が大変でした。しかし,何とか体裁を整え,光徳寺のご住職と見舞客を迎えることができました。

 終ってみて妻と思うことは,今後この家をどうしょうか,でした。いろんなことを考えていますが,何れにしてもこの数年で決めなければなりません。
 妻の実家は中山道芦田宿の中にありますが,ご他聞にもれず芦田宿も且つての賑わいは消え失せて,住人のいない家がぽつぽつとあり,一人暮らしのお年寄りの家も多く,10年後を想像すると恐ろしい気がします。

 以前に「撤退の農村計画」というSNSを紹介したことがありましたが,引き算を足し算に変える”まちづくり”だと思います。マイナスに思えることも前向きに取組むことによってプラスに転じようという考え方です。今こそ,これに取組むべきです。下記URLをご覧下さい。


 私は,今「田舎暮らしコミュニティ」づくりを企画中です。
 
 従兄弟は享年82歳でしたが,昨年末まで働いていました。終戦後,岐阜からこの地へ来て,建具屋に弟子入りし,やがて独立し家と工場を建て,働きづくめに働いてきた勤勉そのものの人でした。
 病気を知らない人でした。体調がおかしいと言い出して4ヶ月であの世に行ってしまいました。まさにピンコロの最期でした。

 最終的に不治の癌だと判った時に,故人は「もう充分生きた」として入院も延命治療も一切拒否し,自宅で自然死の道を選びました。だんだん食べられなくなり,ジュースも飲めなくなりましたが,全家族に見守られて,苦しむこともなく感謝の言葉を口にして静かに息を引きとったそうです。
 私はふと思いました。これが悟りでなくて何でしょう。
 これって「即身成仏」じゃないか,と。
 これ以上の死に方はないと思います。
 私もこうありたいと思っています。

 神道の葬儀でした。故人は3人の子供に6人の孫がいますが,中学生の男子が出棺に先立ち三味線で別れの曲を奏でていました。お金は残せなかったようですが,最高の財産・家族を残したと思いました。
 
 神道の葬儀はとても質素で判りやすくて,かつリーズナブルなお値段で良いと思いました。
 我家は曹洞宗ですが,仏教は改革すべきといつもご住職に申し上げています。

 下記Wikipediaに「即身成仏」があります。いろんな解釈があるようです。難しいことは判りませんが,自己流の判断では,従兄弟の死に様こそ即身成仏だと思っています。神道の場合は神になるのですが・・。

ーー
 話題を変えます。12日にカンボジアからこの春帰国した次男一家が帰郷し,16日朝名古屋に帰っていきました。半年に一回の再会だと孫の成長にいつも驚きます。ぐんぐん伸びる,という実感です。
 毎年のことですが,次男の長男が私と同じ誕生日なので,間違いなく誕生祝いをやってもらえますが,主役は孫です。(笑)

 私はついに古希になってしまいました。子供達から地酒の最高級酒と好きなものを買うようにと金一封をもらいました。お酒とお金,何時もらっても嬉しいですね!
 大勢のみなさんからfacebook等でお祝いを頂戴しました。そして,新たな気持ちで頑張れ!と。ありがとうございました。

 次男一家が帰る時は大変です。普通乗用車に親子4人ですが,トランク内はもちろん,足の踏み場もないほど車の中はお土産で一杯です。お米を初めとして,畑にあったものをありったけ詰込みます。完熟してないトマトまで採ってしまうので,翌日私たちの食べる分がありません!

 病虫害と狸から守り抜いたトウモロコシもたくさん持っていきました。
 ちょっと自慢させてもらいます。トウモロコシは農薬無しには作れないと言われていますが,宮下さんから教わった「スギナの煎じ液+竹酢+水」の点滴によって,無害で作ることができました。

 処方については状況によるということなので,当初は薄めにやりましたが効果が悪かったので,現在はスギナは20倍,竹酢100倍でやっていますが,今のところ病虫害は受けておらず,過去最高のできとなりました。1週間に一度は噴霧器で点滴します。薬草を使う場合は点滴というのだそうです。
 参考までに:竹酢100倍液はpHは7,つまり中性です。
 狸・ハクビシン対策は前回書きましたラジオ・電灯のコンビネーションです。

ーーーーー(暴)力を正しいとする物差しに対抗できる物差し

 メルマガ303号について,安中さんがコメントを下さいました。<>内です。

< 川上村の藤原忠彦村長のTPP論は、一考に値する考え方だと思います。
どんな場面でも生き残る工夫・努力が大事なのではと思います。

 「(暴)力を正しいとする物差しに対抗できる物差し」を興味深く拝読しました。
 私の考えは、以下の通りです。
それは、柳生流や一刀流といった優れた剣法の奥義です。
柳生流の奥義「真剣白刃取り」や一刀流の奥義「切り落とし」は、攻めの剣ではなく、守撃の剣です。
相手が斬りかかってこない限り、使えない技です。
しかし、相手が斬りかかってきたならば、必殺の剣なのです。
現代でいうと、「専守防衛」の剣といえるでしょうか。
イージス艦のイメージも少し重なるかもしれません。

これが私のモットーでもあります。
「こちらから攻撃を仕掛けることはない。
しかし、攻撃されたならば、相手の攻撃力を逆手に返す・・」です。

「専守防衛」のことを述べます。
これが可能なのは、攻撃側より優れた防衛能力を有する場合だけです。だから、敵のミサイル基地を発射寸前に攻撃することは「防衛」の範疇に入るとされています。(実際には困難ですが)

 日本の対潜哨戒能力が世界一と言われたりしていますが、これも「専守防衛」のたまものですね。ミサイル防衛網も「専守防衛」と言えるでしょうが、攻撃能力を上回る防衛能力は、セットを変えれば卓越した攻撃力になります。
 その意味から、「専守防衛」には軍事的意味合いだけでは不足で、「外交」や「政治」の力が合わせて必要です。 >

(私)守撃の剣は知りませんでした。考えてみれば,自主自立で防衛できるというのは,国が心身共に健康でなければできませんよね。弱みをみせたらつけ込まれますものね。
 攻撃と防衛と,どうもよく判りません。料理の包丁と人を殺す包丁は同じです。心一つの置きどころではないのでしょうか。

 実は,安中さんは「縮み志向の日本人」(イー・オリョン著)の解釈について小林様の解釈には異論があると仰っています。しかし,私自身まだその本を読んでいませんので,これについては読み終えてからにさせて頂きます。いろんな味方,解釈の仕方があって良いと思っています。

ーーーーー就社と就職

 我々日本人の会社と就職というものに対する考え方について,尾中泰さんがメルマガ「人生50年?」5/19の中で衝撃的な提言をしています。わたしはこの通りだと思います。日本が長い低迷から抜け出せないのはこのためではないでしょうか。

< 先週クライアントの新入社員歓迎会を思い出しました。
 挨拶のひとつに ー 大学卒業時から自分はサラリーマンにはならない。 ビジネスマンになると言い聞かせていました ー と話しました。 サラリーマンという言葉には、月末になれば給料が貰えるニュアンスを感じていました。
それが嫌いでした。
 一流大学であれば何学部でも良い、一流企業であればよいという寄らば大樹の陰と同じスタンスがサラリーマンという言葉に同じニュアンスを感じてしまいます。
 やりたい「職」に就くのでなく、安定性を求め「社」に就く。
 職に就くから就職です。 不満から逃げ出すのは「転職」ではなく、実は「転社」でしょう。 起業となるともっと厳しくなります。 会社は登記する受皿です。 起こすのは会社ではなく、事業(仕事=職)です。
 就職であって就社であってはならない。
 転職であって転社であってはならない。
・・後略。 >

 
(私)この考え方は正しいと思います。仕事とは何か,労働とは何か,会社とは何かを考える時の基本となる考え方だと思います。
 日本は現在変りつつあるのだと感じていますが,組織を絶対視する社会主義的価値観から個の確立によるもっと自由な創造的価値観への転換ということでしょうか。ご感想をお聞かせください。

ーーーーー環境危機の本当の問題

 このスピーチはすばらしいです。考えさせられます。

<リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ (日本語版)
なんということでしょう。リオ会議(Rio+20)は環境の未来を全世界で決めて行く会議で、日本メディアも新聞やテレビで大きく取り上げてきたのに、もっとも衝撃的で環境危機の本当の問題を唯一示し、考えさせられるウルグアイ大統領の本音スピーチを誰も日本語に訳していません!

http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/ >

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2013年8月10日土曜日

蓼科だより・304号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーー2013年8月10日(土)★
★テーマ:出穂(しゅっすい),狸と知恵比べ,「産直コペル」

     暴力に対抗できる物差し
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 毎年同じ頃ですが,今年は8月4日朝出穂(しゅっすい)を確認しました。まばらでしたがあちこちで散見できました。
 出穂の特定日は8月7日としました。「としました」というのは,稲から穂が出てくるのは一斉にではなくバラツクからです。岩澤信夫先生の本によると,「一般的に出穂というのは穂が40%出た時をいいます」とあるからです。

 穂が出ると続いて花が咲き始めます。稲の花は本当に小さなもので我々が見るものは穎(えい:この時期の籾殻のこと)の外に小さな白いゴミのように見える葯(やく)と呼ばれるおしべでだそうです。頴が1時間ほど開いておしべを出して閉じてしまうのだそうです。
 下記URLを開いてください。中に図解の写真があり,良く判ります。
http://www.google.co.jp/search?q=稲の花&client=safari&rls=en&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=LiYGUo7mF8m5lQWumoGIBg&ved=0CCsQsAQ&biw=979&bih=826

 開花・受粉すると15日ほどで頴の中に米の形が整い,それから二十日ほどで米が満杯詰めになるのだそうです。これを登熟(とうじゅく)と言います。更にバラツキのタイムラグ14日を考えると,開花から約49日目(15+20+14)が刈取り適期となるといいます。

 私の場合,8月7日が出穂ですから,そこから計算すると9月26日頃が刈取り適期となりそうです。天候の加減で多少前後しますが,例年そんな頃に刈り取っています。
 今年は一応,9月29日(日)に予定するつもりです。稲刈りに参加ご希望の方は予定しておいてください。正規のお知らせと確認は改めてさせて頂きます。
ーー
 先週からあたりから,キュウリとトマトが採れだしました。ですが,今年は全般的に野菜の育ちが悪いと皆さん言っていますし,私も例年と比べると悪いです。夫婦二人だけでは余るので,息子家族にも分けています。

 ナスとピーマンの収穫はこれからです。長崎の妻の叔母が種を送ってくれる七角オクラはようやく花が咲き始めました。食べるホウヅキは苗作りに失敗し,苗をもらってきましたが,やはり一番花が咲いたところです。
 今日はミョウガの初収穫ができました。昨年は品質が良くて皆さんから好評でした。ご希望の方はご予約を入れて下さい。

 トウモロコシは2週間毎に6回種蒔きしました。現在3回目のものを食べています。問題の狸・ハクビシン対策ですが,昨年同様にラジオと電灯をタイマーでセットしましたが,最初のトウモロコシは半分ほどやられてしまいました。
 これは知恵比べだな,と思い,タイマーの性能を上げ仕掛けをバージョンアップしました。時間を変えて10回までセットできるタイマーがたったの900円で売ってましたので,それを使いました。セロファンをかけて電灯の色を変えたり,タイマーのセットを変えたりして,狸の学習効果を混乱させているのです。
 2回目,3回目のトウモロコシはやられていません。今のところ私が勝っています。(笑)

ーーーーー産直新聞社が隔月刊誌「産直コペル」を創刊

 メル友の毛賀澤明宏氏が社長兼編集長です。
 産直新聞は,長野県内の直売所や加工所をつなぐネットワークの新聞として2006年から発行されてきましたが,今回,直売所の全国的広がりの中で全国誌として発行されることになりました。
 この業界の情報誌としては唯一のものではないでしょうか。

 この創刊号の中に,これは注目すべきという記事を見つけました。それはレタス王国として有名な長野県野辺山高原川上村の藤原忠彦村長(全国町村会長)がTPPについて本音と思われることを語っていたからです。その要点だけ引用致します。

<「TPPは包括的な協定だから大変,難しい問題だ」と前置きしながら。
 「結局,対応策としては二極分化せざるをえないのではないか。外国への輸出などを含めて競争力のある大型農業・大型農家は,自由経済の競争原理で発展を目指す。
 他方,山間地の地域を地域として成立たせているような農業は,国が手厚く保護政策を取り,その下で,継続的な発展の道を探るべきだ。
 後者は,経済政策の視点だけではなく,地域政策の側からも位置付けられなければならない筈だ」 >

(私)この考え方こそ、TPPに対する農業者の答えではないでしょうか。藤原村長が先頭にたって台湾,香港に野菜を輸出しているからこそ理解でき言える内容でだと思います。
 私はかねがね農業と農家は違うと考え続けてきました。農業と農家の両方を束ねている村長だからこそ言える内容ではないでしょうか。条件はついていますが,TPP容認論だと思います。
 この発言の中でハッキリ見えてくることは,農業政策と農家政策を分けることです。当然の帰結であり,そうするしかないと思います。業でないものを業としてきたところに問題の根源があると思っていたからです。

 正直言って,産直新聞がTPP容認論を記事にするとは思っていませんでしたので驚きました。誌名に「コペル」が入っている訳が判りました。コペルとはコペルニクスのことだそうです。
 ただ,地動説は認知されるまでに数百年かかったそうですが,認知されようとされまいと地球は動いていたから問題はなかったのですが,TPPはそうはいきません。認知しないと日本は前に進めないのではないでしょうか。

ーーーーー(暴)力を正しいとする物差しに対抗できる物差しは?

 ありがとうございます。前回メルマガの私の下記問いに対して,カナダ在住の小林徹さまが意味の深い提言を下さいました。ご了解を頂いて披露させて頂きます。<>内です。

(問)(暴)力を正しいとする物差しに対抗できる物差しは,いったいどんな物差しになるのでしょうか。私には判りません。どなたかご教授をお願い申し上げます。
< 以前、私は、ある新聞に連載していたエッセーの中で、イー・オリョン教授の「縮み志向の日本人」という本を、ご紹介させて頂いたことがあります。その中の一文が下記です。

「枯野(からの)の船」
 前回、「縮み志向の日本人」について述べましたが、この最終章で、著者のイー・オリョン教授は、日本の将来進むべき道へのヒントは未来にあるのではなく、過ぎ去った昔の時間にあるとして、「古事記」のなかに出てくる「枯野の船」の神話をあげておられます。
 その神話の解釈の素晴しさゆえに、私はこの本をクラシック的名著であると見なしているのですが、まずはその神話から。(武田祐吉氏訳)

 「この御世にとのき河の西の方に高い樹がありました。その樹の影は、朝日にあたれば淡路島にいたり、夕日にあたれば河内の高安山を越えました。そこでこの樹を切って船に作りましたところ、非常に早く行く船でした。
 その船の名は枯野といいました。それで、この船で朝夕に淡路島の清水を汲んで、御料の水と致しました。この船が壊れましてから、その船材で塩を焼き、その焼け残った木を取って琴に作りましたところ、その音が七郷に響きました。」

 これを、イー・オリョン教授は、次のように解釈しておられます。

 「高い樹を切って船をつくるということは、巨大な樹木が縮小されたことを意味しますが、逆にその縮みによって巨樹は可動的なものになり、もっと広い海を走ることができるのです。
 また、その舟は焼かれたからこそ、たえず流動する海から塩をつくることができ、美しい琴の音を呼び起こすことができたのです。

 塩は結晶した小さな海なのです。そこには暴風も荒波もありません。腐敗するものを防ぎ、生命の血になるのです。そして、琴の音は人の心を揺さぶり、船が走った海よりもっと広い七郷に響いたのです。」

 これからの日本のめざすべき道は、巨大主義にあこがれて拡がり志向にいくようなことはせず、人類とともに生きていく繁栄の国際感覚を身につけ、万人に共感を与えうる生命の響、つまり真の文化がもつ力を身につけることだ、と、教授は述べておられます。

 私は、この力こそが、今、非力に見えたとしても、長い歴史の目で見れば、安江さんの求めておられる物差しになるのではないかと思っております。

 さらに、この万人に共感を与えうる生命の響は、私が「穏やかな道」という文の最後で、「やさしい音」とは、自分の中から沸きおこってくる泉の音だと書かせていただいた、まさにその音と、同一の響きを持つものと確信しております。
 一人一人の心の中から沸きおこってくる泉の音だからこそ共鳴して、七郷に響き渡るのではないでしょうか。>

(私)「安江さんが求めておられる物差し」と言われましてもイメージするのが難しいです。しかし,これだ,これしかない,と思ってしまいました。

 日本にはいろんな平和と国際貢献に関する運動があります。その最たるものが,いつの間にか自然消滅したようですが非武装中立論であり,今も続いている反核・反戦・平和運動だと思います。しかし,わたしはこの運動に組する気にはなれません。

 言葉と反対だけで,中身があるとは思えないからです。この運動をしている人々の話しを聞いていると,兵隊さんは皆人殺しで戦争が好き,原発をやっている人々は金儲けのために核をすき好んでやっているように聞こえます。ですが,そんなことはありえないと思っています。

 戦争と人殺しを一番したくないと思っているのが兵隊さんで,核の恐怖に戦きながら仕事しているのが原発従業員ではないでしょうか。

「穏やかな道」は2005年に小林様から頂いた小論文です。北米大陸のネイティブ・インディアンの教えを元に,当時,姉歯建築士による耐震偽装事件によって日本の建築業界・官界・学会が大混乱していた時に,日本の世情を憂えてカナダから送っていただいたものです。

 このメルマガに転載するには長過ぎるのと,大勢の方にお読み頂きたいので,NPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載させて頂きました。
 下記URLからお読み下さい。

 イー・オリョン教授を知りませんでしたが,下記Wikipediaで読むと韓国の学者で大学やマスコミで活躍しており,東京大学とも縁のある方のようです。
 1982年、日本語で書かれて出版された『「縮み」志向の日本人』(学生社)は日本でベストセラーになり、国際交流基金大賞を受賞されたそうです。詳細は下記URLをご覧下さい。

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2013年8月5日月曜日

蓼科だより・303号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年8月3日(土)★
★テーマ:モグラの穴,立科えんでこ,判りやすい相対性理論
     バンクーバーの”まちづくり”
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 先週,田んぼの最後の田の草取りを2時間ばかりやりました。目的は,ところどころですが,我が物顔にY字型の葉っぱを高々と伸ばしているオモダカを取るためです。
 全面を歩く中で,数カ所,分げつ数を数えました。ありがたいことに多いところでは25本ほどありました。まだ10本以下の部分もありますが,平均で20本にはなったかと推測できるようになりました。

 どうなることかと心配していたので本当に嬉しいです。しかし,今でも,以前ほどではありませんが,歩く度にガスは湧いています。この現実を見ると,あのガス抜きは必要だったのかどうか疑問が残りました。
 「リンゴが教えてくれたこと」(木村秋則著)を読んで,農業の常識に間違いが多いことを知ってしまったので余計懐疑的になってしまいました。ですが,楽しみが増えたとも言えます。

 次は分げつの抑制です。多すぎるのも良くないからです。4日ほど前からより深水管理にしました。そうしたら,水深18センチ位のところで,畦から水がジャンジャン漏れている箇所を発見し,スコップで掘り調べたら,モグラの穴でした。補修し,現在は20センチを越しています。
ーー
 今日は,我が町の夏祭り第24回「立科えんでこ」でした。毎年,8月の第一土曜日と決まっています。「立科えんでこ」は,亡き父が建設業の社長を務める傍ら商工会長を引き受けていた頃,父と同志が運動して立ち上げた祭でしたので,不詳な息子である私にとっても意義深い年中行事の一つです。
 「えんでこ」という言葉はこの地方の方言で,「歩いておいで」という意味です。

 今年は廻り番で地元町区の部落長を仰せつかっている関係で,踊りの責任者が割り当てられました。祭は,子供みこし,「よさこい立科」と「たてしな音頭」の踊り,そして大人神輿が主要行事です。傍らで,地元中学・高校のブラスバンド演奏や御泉水太鼓(祭と一緒につくられた)が披露されます。

 一つの特徴は,わが町区が神輿をひとつ提供して地元蓼科高校の生徒達に担がせていることです。1年生から3年生までの男女混成のグループですが,礼儀正しく神事から神輿の煽りまでキチンとこなしていました。見せ場では,校長先生を神輿の上に載せて煽り,喝采を受けていました。

 若干の雨予報にもかかわらず,幸い降られずに,例年より盛り上がった感じでした。町区のおどり連も区長の気合いもあって昨年より5割増ほどの踊り手が集まりました。もちろん,私も踊りました。ウマイものですよ!(笑)

 ひとつ大きな問題を見つけてしまいました。地元に神社あるにもかかわらず,神輿に「ご神体」が載っていなかったのです。何のための神輿なのか祭なのか考えてしまいました。いかにも戦後日本的な曖昧な日本を象徴する現実だなと思いました。
 ただの箱を担いでいるのです。複雑な背景があるようです。この問題は機会を改めます。

ーーーーー判りやすい相対性理論?

 お恥ずかしいながら,本当の相対性理論は判りません。ただ,たぶんこういうことだろうという概念的ことは判っているつもりです。

 少し前の号に「心の時計がゆっくりになると,現実の時間が短くなる」ということを書きましたが,数日して「それって相対性理論じゃない」って思ったのです。笑わないでください。(笑)

 ちょうどそんなことを考えていた時,カナダ・バンクーバーで建築デザインの仕事をしていたK様(数年前にリタイアー)から同じ趣旨の小話を頂きました。すてきな小話なので披露させて頂きます。
(ただ,この小話の転載はご遠慮下さい)

ーー
 『ミコちゃんと鈴』

「お父さん、この鈴なあに」
ミコちゃんは、お父さんの釣りの道具箱の中から、鈴を見つけ出したのでした。
「ああ、それか、ハハハ」
「なにがおかしいの」
「いや、思い出したんだよ」
「なにを」
「お父さんが、はじめて川釣に行ったときの話さね。その鈴を腰にぶらさげて、シャンシャン鳴らしながら、釣り場を求めて歩いていたんだ。
その鈴は熊避けなんだよ」

お父さんは、釣具店のオヤジさんのアドバイスに従ってその鈴を買ったのでした。
ですが、歩いているうちに、次第にその鈴が邪魔に思えてきたのでした。

「あのオヤジのいうこと聞いて、こんな大きな鈴を買ってしまったけど、歩くたびにうるさい音だよな」と、後悔しはじめたのです。

そのとき、ジャランジャランと、もっと大きな音がしだし、やがて前方の草むらを掻き分け、釣竿を持った一人の男が現われました。

その男、「ハイ!」と声をかけ、「熊が出るから気をつけな」と云いつつ、ジャランジャランと去っていきました。

その腰にさげた鈴の大きかったこと。

お父さんは思わず、自分の腰の鈴と見比べてしまったのです。

すると、つい先程まで、大きくて邪魔だと思っていたその鈴が、急に小さく頼りなく見えだしました。歩きだすと可愛い音がシャンシャン。

「こんな音で大丈夫かな。熊が遠くからでも聞こえるかな。耳の悪い熊だったらどうしょう」と、お父さんは心配しきり。

しかし、釣りに格好な場所を見つけたとたん、鈴のことは忘れ、しばらくは釣に熱中してしまいました。

ところが、ふと気付くと、鈴が無い!

どこに落としたものかと、お父さんは慌てて探しはじめました。

「ああ、今にも熊がでてくるんじゃないか。」と、焦る気持ちで必死で探し、やっとのことで、岩の間に落ちていた鈴を見つけました。

「ああ、あった!あった!」

そのときの鈴は、お父さんには、とっても大きく見え、振ってみると頼もしく大きな音でジャランジャランとなったそうです。

「フウン、面白いね。同じ一つの鈴が、比較したり、気持ちだけで、大きくも小さくもなるんだね」

遠くに目を移しながら、ミコちゃんは、
「幸せもそんなものかも知れないな」と思っていたのでした。

ーー

(私)その時々の自分の心の有りようが見る物の大きさを変えてしまうのですね。日々の対人関係も社会観も同じなんでしょうね。自分の心の持ちようで,相手が小さく見えたり大きく見えたりする。

 中村天風さんのだと思いますが,「心一つの置きどころ」という言葉があります。本当にそうだなと思います。誰もが自分の物差しでしか世間を見ることができません。その物差しが小さければ世間は大きくなり,逆に物差しが大きければ世間は小さくなることになります。

 これって,相対性理論と考えても宜しいのでしょうか?

ーーーーーバンクーバーの”まちづくり”

 同じ方ですが,下記の情報を下さいました。日本も注意しなさいという警鐘だと思いました。

< 私は、バンクーバー市の隣のバーナビー市に住んでいるのですが、リタイアしてからは、バンクーバーに行く事は、めったにありません。それに、あまり行きたくもなくなっております。バーナビー市の方が、まだ、緑がずっと豊かなので、穏やかな感じがしますね。

 かって、シンガポール建国の父、リカンユーが、バンクーバーに立ち寄ったとき、その美しさに魅せられて、バンクーバーを理想として造ったのが、シンガポールだったそうですが、そのバンクーバーも、どんどん変化してきております。
 特に、バンクーバー空港のあるリッチモンド市はひどいですね。原因の大半は、やはり、中国でしょうね。

 中国は経済成長が著しいというものの、内部は酷い状態で、このままでは存続出来ないことを一番よく分っているのは、独裁し、富と権力を握っている共産党の幹部党員自身ですので、すでに、彼らは、中国破綻に備えて、かなり以前から、私財を外国に持ち出しつつあります。

 バンクーバー空港でも、不法大金を所持した中国人が、多数捕まっているのが現状ですが、彼らの投資マネーにより、バンクーバーの不動産が買いあさられ、そのため、値上がりし、普通のカナダ人が、もはや、買い難くなってきているのは、まことに心苦しいことです。
 最近のこちらの新築建築も、大半は、それら中国の投資マネーが絡んでおりますので、私も、まあ、はやくデザインの仕事を切り上げて良かったと思っております。 >

(私)軍事力と経済力だけで環太平洋を二分しようとオバマ大統領に提案する中国は恐ろしいと感じます。しかしそれは,鈴の話しに照らすと,自分の物差しが小さいからですよね。
 ですが,(暴)力を正しいとする物差しに対抗できる物差しは,いったいどんな物差しになるのでしょうか。私には判りません。どなたかご教授をお願い申し上げます。

ーーーーーフッター

新しい国づくりの考え方「公と私」
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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農楽のすすめ!
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