2012年7月29日日曜日

蓼科だより・250号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年7月28日(土)★
★テーマ:太陽光サウナ,動噴,EMボカシ,お詫びと訂正,トレッキング,佐古先生,スウェーデンの原発
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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  太陽光サウナだとウソブイテ,毎日農楽していますが。30分も動くと下着は汗まみれ,1時間経つと半袖シャツも襟だけ残して汗で濡れてしまいます。
そんな私を見る人達は,「暑いね〜。大変だね。倒れないでね」と心配してくれますが,サウナ風呂だと思えば,痛快です。気持ちの持ち方だけです。
8月生まれだから強いんです,と豪語してますが,自分が逞しくなっているように感じています。
ーー
去年の倍作ったタマネギを米倉庫に収納し,ニンニクを掘りました。私が掘り起こして妻が拾います。何故かタマネギのできは良くありませんが,ニンニクの出来はとても良かったです。早速料理に使われ,暑さを跳ね返すエネルギーにしています。
農業先輩からお借りしている動噴(動力噴霧器)を使い,役場から借りたジュエット噴口(シャワーのように噴出させる)を装着して,稲と3ヶ所にある畑全部に,EM活性液の葉面散布を実施しました。

病気予防と生育のためです。今後は月2回位のペースで実行しようと計画しています。軽トラに50Lタンク7本と動噴とロールに巻いたホースを積込み出陣です。要領が判れば,半日で全部終了します。
ところが,お借りしている動噴は発動機のマフラーが付いてなくて,ケタタマシイ音がします。1ヶ所人家の側があるので気になっています。JAの修理工場に頼んだのですが,古くて部品がないとのこと!でもエンジンはすこぶる調子が良いのです!

7月末から10月末までトウモロコシを食べ続けられる作り方をやっています。昨日は名古屋の孫にその初便を発送し,畑には,6回目・最後の種蒔きをしました。
ーー
 EMボカシ作りは,1回につきコヌカ量で42Lづつ作りますが,今週の仕込みで今年3月以降で11回目になりました。これも要領が良くなり,所要時間は以前の半分ほど約90分です。
そして品質の精度も良くなりました。以前は紙袋で保管・発酵させていたのですが,4月以降は50Lのポリタンクを使っています。一番下に新聞1日分,トップの内蓋の下にも新聞1日分を湿度調節のため入れます。

ポリタンクなので完全密閉できるのが強みです。そのせいでしょうか,失敗がなくなりました。
先月から始めたEMボカシによる生ゴミ処理もうまくいってます。20年ほど前にやった時には,キチンと勉強しないでやったため,酷い腐敗臭に悩まされ失敗してしまいました。今回は正しい対応ができたので,うまく発酵処理ができ,それを草堆肥づくりに使っています。
わたしなりにポイントをまとめると,空気量の最小化と適正湿度の保持です。それらの原理と勘所が判ってきたのです。楽しみです。
ーー
 ひとつお詫びして訂正しなければならないことがあります。前号で,稲作りについて下記の記述をしました。
<専門家の間では,この葉色と施肥の関係には大きく二つの理論があり,不耕起移植栽培では「への字稲作」という方をとっています。私にはまだことの善し悪しを判断する能力などありませんので,今は先生の教えを忠実に実行するだけです。>

この記述は私の早とちり,間違いでした。今日,自然耕塾@高山村(不耕起移植栽培の勉強会)があったので,先生にお尋ねすると,「不耕起移植栽培は二つの理論のどちらにも組みさない」ということでした。
二つの理論というのは,農薬と化学肥料で稲作りをコントロールしようとする考えにたっており,「農薬や化学肥料を使わず,イトミミズや有益菌類のパワーを使う不耕起移植栽培は全く次元の違う農法である」とのことでした。
お詫びして訂正致します。

ーーTHE BEST OF TATESHINA の4人組が行った
昨秋に続く2度目のトレッキングに参加しました。曇天でしたが,おかげで暑くなく,しっとりと優しい森林の香りと癒しの空気を満喫しました。
癒されるという言葉はこのためにあるのだと,再度実感実感しました。今回は白樺湖畔から女神湖畔まで「役行者越え」と言われる約5kmを,ゆっくりと約3時間かけて歩きました.
記録をYoutubeにアップロードしましたのでご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=C4GAVH6hNWw

ーーーーー「志高く生きる」の先生から

毎日メルマガ「元気便り」を発信している大島健作さんのおかげで,以前にご紹介させて頂いたことのある「志高く生きる」の著者佐古利南先生と交信の栄を頂きました。
読ませて頂きましたが,教育に関する日本社会の問題を解明し,対応策を提言しています。すばらしい内容だと思いました。佐古先生からご承諾を頂きましたので,書籍のURLを添付致します。

◯僕は人に役立つことをしたい(表紙付きフリップブック)
http://goo.gl/6IeM7
◯志高く生きる(フリップブック)
http://goo.gl/JqcMS
◯明日へ(フリップブック)
http://goo.gl/A6QxM

ーーーーー安中さんが,原発問題のまとめに入っています

ハルシステム設計ホームページ「第34回:原発を保有する意味とは」からごく一部ですが抜粋します。

<(原発輸出について)それぞれの企業に、様々な地域の国から引き合いがあるという。
国内では福島第一原発の事故により日本の原発メーカーは敬遠されると言う人もいるが、実際は逆である。
大地震、そして津波を受け、たしかに福島第一原発は事故を起こした。
しかし、放射能による人的被害は出さなかったし、原子炉自体は自動で停止した。
その技術力、経験に期待する声が世界では高いのである。

・・中略。福島第一原発の事故は衝撃的な事実であり、国民の意識が「原発反対」に傾くことは仕方ないことである。
再生可能エネルギーへの転換をという声も当然である。しかし節電に努めても、エネルギーの必要量はこの先も増大し続ける。緊急事態ということで動かしている老朽化した火力発電所の事故も増えるであろう。
それらの需要を賄うには再生可能エネルギーはあまりにも力不足である。

・・中略。ちなみに、映画にもなった黒部ダムは出力33.5万KWの水力発電所であるが、建設費は当時(1956~63年)の費用で513億円(関電の当時の資本金の5倍)にもなった。
現在、同等のダムを造ろうとしたら5000億~1兆円はかかると思われる。
100万KW級原子炉5~10基分の費用である。(出力の差を考えると15〜30基分となる)

・・中略。中立国であり、環境問題に関心が深いスウェーデンは、意外に多くの原発を持ち、依存度は50%である。実は、1980年の国民投票において、稼働中の原発12基の全廃を決定した。
しかし、2009年2月にスウェーデン政府は、国民投票において決まった原発の段階的廃止という方針を修正した。

再生エネルギーの開発・普及などによるエネルギー構造の転換は続けていくものの、既存の10基の原子炉の寿命が来た際に新設原子炉による更新が必要とされれば、その更新を認めるという決定を行ったのである。>

(私)安中氏の論調を支持します。こう言うと原発「肯定・推進論者」と指弾されますが,本心は脱原発ですし,「肯定・推進論者」と言われている人のほとんどがそうだと思っています。
現在の国際競争下で,国が生きて行けて,原発に代わって発電する手段があるのであればそれにこしたことはないからです。誰だって少しでも安全な方が良いのは当たり前です。
中立国スウェーデンの決定も現実的妥当なものだと思います。
抜粋したのはごく一部です。是非下記URLをお読み下さい。


原発が最悪の事故を起こしたら,どえらいことになり,国の存亡にも関わるでしょう。しかし,国の存亡に関わる問題は他にも幾つかあります。過去に起こった国家の存亡は,みな原発が理由ではありません。
私がほっとステイで体験した子供達の実情など,数の面からも,全国的であることからも,ことの深刻さから見ても,放射能に負けずとも劣らない重大事象だと思っています。
原発の爆発で吹っ飛んだ建て屋の映像を毎日見せつけられますが,子供達の異常は見えないので判らないだけです。ですが,私には民族の危機と思えてなりません。

だからと言って,原発は無条件で良いなどと言うつもりは毛頭ありません。我々は毎日リスクの選択の中で生きています。家を一歩でたら,絶対安全などはありません。ですから,諸々のリスクのバランス感覚が必要であり,ひとつに偏ることは良くないと言いたいだけです。

生きていられるということは,皆が支えている諸々のリスク(たとえば自衛隊)の配当に与っていると考えられないでしょうか。リスクの配当は受けるが,そのリスクには関わりたくないというのはどこか違うように思えてならないのです。

ーーーーーブログを更新しました

いよいよ始まった,21世紀の”まちづくり”
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虫たちの夏
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2012年7月21日土曜日

蓼科だより・249号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年7月21日(土)★
★テーマ:キリギリス,佳境の稲作り,F1,原発と「日本的システム」
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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 夢中で次々と農作業を続けていると辺りの変化にうとくなり,ふと気がつくとガラリと環境が変化していることがあります。
今週中頃,キリギリスが勢いよくギーチョンと,それもたくさん鳴いていることに気がつきました。真夏を告げる鳴声です。昨年は,17日付のメルマガで,数日前に鳴きはじめたとありましたからきっと同時期なのだと思います。
今月は良く働きました。西日本の皆さんには申し訳ない話しですが,昨日の雨を除いたら,この1ヶ月ばかり雨らしい雨はありませんでした。お昼と夕方は汗でぐっしょり濡れた下着と半袖作業衣を全部着替えました。そして缶ビールが美味しかったこと!
ーー
稲はこの7月が一番気を使う時期です。稲穂の元ができ,その成長が始まる時期だからです。穂が眼に見えるようになる出穂(しゅっすい)の30日前にコシヒカリは穂の元(幼穂:「ようすい」と読む)が生まれると教わりました。

 出穂は8月5日頃と想定しているのですが,その20日前頃,幼穂が5ミリほどになり,穂肥を施肥する時期とのこと。ところが,ことは単純ではなく,昨秋来の施肥の量や気象により稲の成長は異なります。
 それを見分けるのは葉の色と成長具合であり,その判断により施肥量が変わるのです。私の場合,北半分は色が濃く,南半分は薄かったので,南半分に窒素量に換算して1反部当り1kgのEMボカシ肥料を散布しました。
ありがたいことに前回書きました「葉色カラースケール」があるので助かります。本当はその頃,実際に稲を抜取り,茎を切り裂いて幼穂を確認しなければならないのですが,そこまではやりませんでした。
専門家の間では,この葉色と施肥の関係には大きく二つの理論があり,不耕起移植栽培では「への字稲作」という方をとっています。私にはまだことの善し悪しを判断する能力などありませんので,今は先生の教えを忠実に実行するだけです。
最近,信州せいしゅん村の小林村長の田んぼを見せて頂いたら,やはり「への字稲作」だと一目で判り意を強くしました。緑の濃さが周りと全く違うからです。
ーー
苗が売り切れてしまい,種を採り寄せた料理用イタリアントマト「ボンジョールノ」が立派な苗になり,先週小学5年生の子供達と共に定植しましたが良く活着し,昨日誘引を終えました。

今年は種から苗を作ることを覚えましたが,大失敗したのは,昨年長崎の叔母から鞘に納まった種をもらい,すばらしく成長し実った七角オクラでした。発芽はしたのですが,1ヶ月経っても3センチばかりにしかなりません。種を差し上げた方に聞いたら,やはりダメだというのです。
結論として,交配種(F1)だろうということになりましたが,では何故去年は良かったのかという疑問が残ります。鞘に入ったのをもらったからです。今後の課題です。
参考にWebで見ると,メンデルの第一法則「優劣の法則」が出てきました。黒髪と金髪が結婚すると第一代の子供達は全部黒髪になることも書かれていました。面白かったです。

ーーーーー原発と「日本的システム」
高城剛氏のメルマガ(経済金融まぐ)に,福島原発国会事故調査報告書について下記<>内の記述がありましたが,全くその通りだと思いました。

<(報告書では)事故の根本原因について、『これまで何回も対策を打つ機会があったにもかかわらず、歴代の規制当局及び東京電力がそれぞれ先送り、不作為、あるいは自己の組織に都合の良い判断を行うことによって、安全対策がとられないまま3.11を迎えたことで発生したもの』、すなわち日本の組織を優先する考え方、そして世界標準とはかけ離れたやり方よるもの、としています。



この問題は、多面的にいくつか別の問題を内包しています。まず、原発事故の問題を日本の文化論で片付けてはいけない、ということです。かねてから、このメールマガジンや自著でも書いていますように、日本の問題は「日本式システム」にあります。


  匿名的で不透明なシステムは、なにも原発事故に限った話しではありません。年金や財政も、いつなにが噴出するか、まったくわからない上に、それを追求するマスメディアまでもが、この「日本式システム」に内包されていることが、日本の悲劇だからです。ですので、いまも今後も自浄作用は働きません。

・・中略。続いて、今回の国会事故調査報告書は、実は日本語版と英語版の一部が違っていて、英語版には権威に盲目的に従う国民性について書かれていますが、日本語版には書かれていません。

・・中略。世界に配布された英語版には、事故の根本原因が日本人に染みついた慣習や文化にあるとし、権威を疑問視しない、反射的な従順性、集団主義、島国的閉鎖性などを挙げ、それが「メード・イン・ジャパン」と日本人自らが喧伝していると、海外で記事になっています。>

(私)「日本式システム」のことは,「人間を幸福にしない日本というシステム」(ウォルフレン),「犬と鬼・知られざる日本の肖像」(アレックス・カー),満州事変(緒方貞子),「昭和16年夏の敗戦」(猪瀬直樹)等の著書に共通する結論です。
立派な皆さんの仰ることがこれだけ共通すれば,問題の本質をついているとみていいと思いますが,声高にこの「日本式システム」について論じる学者やメディアはあるのでしょうか。どなたかご教授下さい。
そして,「それを追求するマスメディアまでもが、この「日本式システム」に内包されている」とありますが,前回書きました米ギャラップ社の「2011年度世界メディア報道自由度調査」の結果がその事実を如実に表しています。
日本人の66%が報道の自由が守られていると答えているにも関わらず,世界から見た客観的自由度は64位で,台湾の17位より89位の中国の方に近いとは驚きです。
 この数値が絶対的な評価ではないにしても相対的には当っているとすれば,日本のメディアの「日本システムへの内包度」はかなり高く,日本人のマインドコントロール度は中国に近いことになります。
 しかも,このショッキングな発表を日本のマスコミは誰も報道していません。できませんよね,自己否定ですから!
 日本人の多くは中国の諸々の酷さを感じていると思いますが,もしかしたら欧米人は日本が中国を見るような目で日本を見ているのではないでしょうか!?
ーーーーーあとがき
頂いている材料はたくさんあるのですが,長過ぎるのでやめます。
来週からまた暑くなりますが,私は暑い方が好きです。
8月生まれですから。

ーーーーーブログを更新しました
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2012年7月15日日曜日

蓼科だより・248号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年7月14日(土)★
★テーマ:大島順子先生と共に,女神湖トレッキング,報道自由度,石原慎太郎
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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  ラッキー!というのはこういうことを言うのかと,一人で感激しています。偶然の幸運が重なって,大島順子先生が立科町へ来て下さったのです。
 11日午後早く佐久平駅に着き,12日は千葉県から来た小学校5年生の「ほっとステイ」を共にし,13日は信州せいしゅん村の小林村長(むらおさ)を訪ねたのです。行動を共にしました。
 大島先生は日本のグリーンツーリズム,特に「ほっとステイ」を知りたいというのが目的でした。先生はお酒がお好きで,私と波動が合い地酒冷酒「牧水」で話しがはずみました。この3日間を通して多くのことを勉強させて頂きました。

 ありがたいことに,12日の小学5年生はとても良い子供達で,私にとっても本当に楽しい「ほっとステイ」でした。元気が良くて,素直でハキハキした子供達でした。
 草取から始まり,トマトの苗定植,トウモロコシの種蒔き,田んぼ歩きを午前中に行い,午後は約1時間,槌の子編機でコモ編みをやりました。
 自然と命を体感してもらうために,全ての作業は素手で行い,田んぼも素足で入ります。ミミズやカエルがいっぱい出てきて,好きな子も嫌いな子も大騒ぎでした。
 田んぼを歩くのは皆初めてで,ぬるぬるの感触を楽しんでいました。ミミズとカエルが「気持ち悪い」子供も,帰るまでにはすっかり慣れてくれるのが,本当に微笑ましい。

 大島先生は行動を共にされ,写真もたくさん撮って下さいました。「なかなか良いですね。この内容なら農水省が行っている『教育ファーム』の基準に合うのではないか。」と仰っていました。

 信州せいしゅん村では,木の香り一杯のセミナーハウスで,パワーポイントを使ってフランスの”田舎暮らし”とグリーンツーリズムのプレゼンをやって頂きました。
 日本との違いを際立たせるのは,とにかく古い物を大切に使うこと,景観が美しいことでした。フランスのグリーンツーリズムは,農民の自発性から始まっていることと観光目当てではないことも判りました。
 目的は,自分の村を良くすることと,自分達の生活を良くすることという。
 前回引用した下記の内容が良く理解できました。
<フランス人は,心の豊かさを追求して生きている。お金をかけずに楽しむ術も知っていると思う。休日を過ごすにも,親しい人たちの間で開く家庭での食事会,農村や森を散策するだけで楽しめるのだ。
 食事会では,長い時間かけて,おしゃべりも楽しむ。昼から始まった食事が,真夜中まで続くこともある。特別なことはしないでも,彼らは充実感を味わえるのだ。日本のように,お金を使わないと贅沢した気分になれないのととは対照的だ。>

 大島先生のプレゼンを見て・聞いて,信州せいしゅん村は基本的にフランスのグリーンツーリズムと同じ理念と価値観に立っていることが判りました。
 フランスだから良いのではなく,自然と農業に対する愛着と心の豊かさを求める生き方が,今後我々が向かうべき必要且つ十分な道だと思うからです。

ーー
 園原先生に手配して頂き,「水稲用:葉色カラースケール」(富士平工業株式会社)が届いたので,早速田に行って照合して見ると,7段階ある内の4~4.5と判断しました。これはスグレモノだと思います。
 現時点では3.5くらいが適当とあります。ちょっと濃いということなので,今穂肥の時期ですが様子を見ることにしました。
 ただ,私の田はミネラルが不足していることが判っているので,籾殻燻炭にEM活性液を含ませて散布する予定です。

ーーーーートレッキングに参加しませんか!
 THE BEST OB TATESHINA が下記の要領で行います。もちろん,私は行きます。昨年のすばらしかった女神湖~長門牧場トレッキングを思い出しています。

白樺湖~女神湖間の秘密のルートを歩きます。
日時:7月22日(日)8:00蓼科牧場大駐車場集合 12:00終了予定
参加費:3,500円(昼食,保険,ガイド料込。宿泊パックだと9,500円)
持ち物:雨具,行動食,防虫スプレー

お問い合せ・お申し込み先
レストラン&プチホテル・ベル:0267-55-6200
蓼科荘:0267-55-6301
せんすい:0267-55-7575
ロッジ・グランシャルモ0267-55-6255

ーーーーーlivedoor'ニュースより 日本は64位!?
 ギャラップ社が133カ国・地域を対象に行った「2011年度世界メディア報道自由度調査」の報告書によれば、台湾は世界17位で、アジアではトップだった。
アジアNIEs4カ国では、香港が19位で台湾に次ぐ。
韓国は87位。シンガポールは96位で、89位の中国を下回った。

日本は64位で、回答者の66%が報道の自由が守られていると答え、守られていないと答えた人は26%だった。
なお、世界トップ10のうち6カ国をヨーロッパの国々が占め、米国は16位だった。

(私)「日本は64位で、回答者の66%が報道の自由が守られていると答え、守られていないと答えた人は26%だった。」とありますが,
 これって,国民の66%は良いと言ってるが,外部から見ると良くない(64位)と言うことは,国民が洗脳されちゃっているということになりませんか?!
 しかも,香港,台湾より遥かに悪い。Wikipediaによると,ギャラップ社は高い信頼性があると書かれています。不都合を通り越して問題の真実ですね!
 わたしは新聞を読まないので判りませんが,これは報道されたのでしょうか。

ーーーーー『石原慎太郎 残酷な歴史の原理』(7/2産経)
 下記引用部分が基調ですが,URLをお読み下さい。
<ヨーロッパに誕生した近代文明はほぼ一方的に世界を席巻し植民地支配を達成したが、その推進は決定的に勝る軍事力によって遂行された。それは古代から変わらぬ歴史の原理であっていかなる高邁な宗教もそれを否定出来まいし、宗教の普遍の背景にも歴然とその力学が働いているのだ。
・・中略。この今になって私はかつてフランスの大統領だったポンピドーの回想録のある部分を思い出す。引退後彼が訪問して話した当時のシナの最高指導者毛沢東に、「あなたは水爆などを開発し何をするつもりなのか」と質したら、「場合によったらアメリカと戦争をするかも知れない」と答え、「そんなことをしたら二、三千万の国民が死ぬことになりますぞ」と諭したら、「いや、わが国は人間が多すぎるので丁度いい」と答えられ仰天したという。>

(私)は90%この論に同調します。10%は,冒頭の「いかなる聖人がいかに高邁な教えを説こうと、それが物事を大きく動かしたという事例はほとんど見当たらない。」の部分です。例外的でしょうが,マハトマ・ガンジーのような聖人もいるからです。
 4日の新聞に,ロシアのメドベージェフ首相が国後島に強硬入国という記事があり,テレビでは尖閣諸島の領海に絡んで台湾が領有を主張しているとありましたが,大丈夫なんでしょうか?

 しかし,上記の報道自由度を考えると,どこまでこういう報道を信じて良いのか疑問が湧いてくるのが悲しいです。

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ーーーーーYoutubeへアップロード
体験農園2012年5月・田舎暮らし便り305…
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2012年7月8日日曜日

蓼科だより・247号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年7月7日(土)★
★テーマ:もってのほか,あわれな子供達,フランスの”田舎暮らし”
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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  食用菊「もってのほか」を仮植えから定植しました。もってのほかをご存知でしょうか?私は昨年春知りました。農楽先輩Sさんから,観賞用菊と共に苗を頂き植えました。
わが家のバラの花で虫をまつアマガエル
良い香りの中で,最高の気分でしょうね!

料理法も教わりやってみると,すばらしい美味!妻が友人達に差し上げると大好評でした。
もってのほかは山形の特産品になっているらしい。Webで,このへんてこな名前の由来を調べると次のようです。
<正式には「延命楽」と呼ばれる品種だが、県(山形)内では「もってのほか」という愛称の方が広く知られている。名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」とか、「もってのほかおいしい」といったことから転化したらしい。>

昨年の経験からすると,鑑賞菊と違って芽欠きをする必要もなく,病害虫にも強いので,育て方は楽です。トライしてみて下さい。
わたしはSさんから,昨年の残り株から今年用の苗の作り方を教えて頂き,苗を作りました。今のところうまくいっています。
ーー
243号で嘆かわしい子供達のことを書きましたが,今週受入れた子供達も,前回より少しましですが,これは正常ではないと言わざるをえない子が6人中2人もいました。
非常に単純なことを間違えるので,元に戻して繰り返させますが,何度繰り返しても直らないのです。「おじさんの説明が判らないかい?」と聞くと「判ります」という。しかし,やらせるとできないのです。それを繰り返すのです。

 一体,これをどう解釈したらいいのでしょう。13年間,親と先生が育てたこの結果をどう理解したらいいのでしょう。わたしは背筋が寒くなるような不気味なものを感じます。私が子供時代のヨタガキとは全く異質のものです。
 受入れる6人の班の中に1人か2人必ずいるのです。仮に1人としても,もし600名の中学校だとすると100人いることになります。もしこれが全国的に言えるとしたら,いったいどれほどの数になるのでしょう。

たまたまメル友Wさんから頂いた情報によって知った日本小児精神神経学会理事で小児外科医中村博志先生にこのことについて情報交換させて頂くことができました。次のようなご返事を頂きました。
「いわゆる「軽度発達障害」として位置づけられる集団がおります。この集団は少なくとも7~8%、場合によっては約一割存在することが既に分かっております。」
専門家の仰ることに異をとなえるのはもってのほかとは思いますが,私の実感ではそんな数字ではありません。この数が今後の社会に対してマイナスに作用する可能性が大きいと危惧しています。怖いです。
中村博志先生ホームページ
http://www.death-education.com/

ーーーーーフランスの”田舎暮らし”情報

244号で書きましたフランスで活躍している女性から,親友が書いたというステキな本「フランス田舎めぐり」(大島順子著JTB発行)をご紹介頂き今読んでいます。成熟した価値観と文化があり,見習うべきと強く感じました。とてもステキです。
大島さんはヨーロッパのグリーンツーリズム(特にフランス)を研究なさっています。

”田舎暮らし”を売ろうとしている私にとって,この本のフランスはまさに”田舎暮らし”のユートピアです。羨ましくなるような田舎の生活と美しい田園と,そこを舞台にしたグリーンツーリズムが描かれています。
著者が30年ほど前,短期留学先としてパリではなくブルゴーニュ大学を選んだのが縁でこの物語は始まります。「はじめに」からこの本のエッセンスをご紹介します。

<そのとき私は,子供が4人いる家庭にホームステイした。ご主人はサラリーマン,奥さんは下宿屋を営んでいた。大きな家ではあったが,経済的には特に裕福な家族ではない。生活の基本となる住居や食事に対する支出は惜しまないが,それ以外の所ではかなり倹約しているように見えた。それなのに,ゆとりを感じさせる家庭だった。 「生きることを楽しむ国」と言われるフランスだが,ブルゴーニュ地方では特にその傾向が強い。日常生活を楽しむフランス人たちを見ながら生活するうちに,日本の社会は,本当の豊かさをなおざりにしているように思えてきた。
当時の日本は,高度経済成長が始まった時期にあった。しかし日本人は,経済的な発展ばかり優先して,個人の生活をないがしろにしていると感じたのである。
フランス人は,心の豊かさを追求して生きている。お金をかけずに楽しむ術も知っていると思う。休日を過ごすにも,親しい人たちの間で開く家庭での食事会,農村や森を散策するだけで楽しめるのだ。
食事会では,長い時間かけて,おしゃべりも楽しむ。昼から始まった食事が,真夜中まで続くこともある。特別なことはしないでも,彼らは充実感を味わえるのだ。日本のように,お金を使わないと贅沢した気分になれないのととは対照的だ。
私を受入れてくれた家庭はディジョン市にあった。中世を彷彿とさせる旧市街のある美しい町である。ブルゴーニュでは最も大きな町なのだが,人口は15万人にすぎない。町を出ると,すぐに農村が広がっていた。
ステイ先の奥さんは,私を車に乗せて何度も田舎に連れていってくれた。私が通った大学でも,外国人留学生のために,週末に農村のボランティア家庭を訪れて昼食をご馳走になるという企画もあった。「田舎で過ごす日曜日」という言葉も,このときに覚えた。
東京に住んでいた私は,フランスの田舎の美しさに魅せられた。草原に咲いている花々は,花屋さんの花よりも美しかった。牧場で牛やヤギを見て感動した。中世そのままの姿を残す美しい村を散策するのも楽しかった>

(私)江戸末期から明治にかけて,日本を訪れた多くの著名外国人が「日本の美しさに驚嘆した」という文献をたくさん残しています。著者の大島さんは,当時の日本を訪れた外国人のような感慨をフランスで持ったのではないでしょうか。
 しかし今の日本はどうでしょう。日本はその美しさを破壊してしまい,何とも悲しい惨めな姿を世界に晒しているように感じます。これでは国と業界をあげて観光客のインバウンドを増やそうとしても,虚しいとしか言いようがありません。
大島さんは,日本が失ってしまったものをフランスで見つけたのではないでしょうか。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が語った日本は残っているのでしょうか。
「犬と鬼・知られざる日本の肖像」(アレックス・カー著)に書かれている通りになっているように思います。今後の我々の課題はとてつもなく大きいと思います。
日本の今後の進路を考える上で重要な示唆が書かれていると思います。グリーンツーリズムに関わっている皆さん読んでみて下さい。前述の子供の問題も包含されると思います。
ご意見・ご感想を頂戴したいと,お待ちしております。
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ニューアーバニズムとは
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蓼科山麓のジャズライブ・田舎暮らし便り…
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ーーーーー今夜は七夕
実は自然耕塾@高山村で平家蛍の観蛍会がありました。園原塾長が無農薬で9年間作り続けた田んぼには幻想的でロマンチックな蛍が優雅に舞っていました。一切人間が手を加えていない全く自然の蛍です。
私も皆も感動しました。
(因に,蛍で有名な辰野町は蛍のために6億円の税金を使ったということです。)

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本
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2012年7月3日火曜日

蓼科だより・246号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年6月30日(土)★
★テーマ:今週の農楽,ミミズのことで大発見!「岳の幟」の祭り
★,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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  九州・四国地方の皆さんには申し訳ないような気がしますが,空梅雨です。土がカラカラで水くれが日課です。
今週は,カボチャ・白爵とゴーヤ,食べるホウヅキ等を定植しましたが,何れも種から育てました。種からの育て方がだんだん判ってきました。食べるホウヅキは,ほっとステイの子供達と植えました。

カエルに触れなくて困っている女子中学生
断根摘心の大豆栽培は今年も失敗した感じです。定植した直後3〜4日は良かったのですが,今になると活着率は50%くらいかな・・。
原因はどうも苗作りにあると推測しています。苗の貧弱さが気になっていました。昨日,挿木しましたが,新たに17日に種蒔きした丹波のクロマメを,培土と安置場所を変えて育てています。
今週は,ミミズ特集号になっちゃいました!

ーーーーーミミズのことで大発見!感動します!

ほっとステイの子供達に,「ミミズやカエルが嫌いな人間は,食べ物を食べるたり,エコが大切などと口にする資格はない」と教えている手前,ちょっと勉強してみようと思いWebで「ミミズ」を検索してビックリしました。
ミミズって,本当にすごいです!幾つか読みましたが,「ミミズの土壌学」と称したURLから要点のみ抜粋してみます。是非原文を読んでみて下さい。

・大地の虫」として世界でもその有益性を高く評価される
・「蚯蚓」と書いて「ミミズ」と読む。まさか「丘を引く虫」というわけではあるまい。「土竜」「赤竜」「地竜子」などとも書く。
・「竜」の文字がミミズに用いられているというのも単純にその細長い体型からの連想だけではないはずである。ミミズとはどこか尊いものという概念があって初めてこの文字が用いられたとは考えられないだろうか。
・英語でミミズは アースワーム(Earthworm)と呼ばれる。こちらは丘を引くどころか「地球の虫」という壮大な名称である。

・進化論で著名なあのチャールズ・ダーウィンが、後半の約40年をミミズと土壌の研究に費やしており、死の前年には『ミミズの作用による腐植土の形成』(1881年。邦訳『ミミズと土』[平凡社・1994年刊])を出版している。
・「道端に出てくるミミズに 日本人は顔をしかめるが、欧米人はそっと摘み上げて草原(くさはら)の中に戻す」と。

・国内ミミズ研究の第一人者といわれる中村好男氏の『ミミズと土と有機農業』を参考にしながら大急ぎで覗いてみることにしよう。
・ミミズを「自然の鍬」と呼ぶことさえある。つまりミミズの土中を耕す力の大きさを表したものだ。
・土塊や餌をその口吻(こうふん)でせっせと摂取する。その摂取された土塊や餌が糞として排泄されたとき、「黄金の土」とでも名づけるべき滋味豊かな栄養物を多く含む土として生まれ変わる。
・しかも根が吸収しやすい形態へと変化して植物に対してよき肥料となっているのである。
・そして環帯と呼ばれるあたりから排泄される尿は、やはり栄養価の高い培養液となっている。さらにミミズは死してなお、体内に蓄積された高い栄養価ゆえに、死骸が分解されて地味をより豊かにしていく培養基として働くのである。

・ギリシャの哲人アリストテレスは、ミミズのこうした働きを評して「大地の腸」と呼んだ。
・自らの体内で土壌を豊かに変え、動物の腸が体内に栄養分を補給するように、大地に栄養分を摂取させる働きをしている点で、まさに「大地の腸」と呼ぶにふさわしい。
・周辺土壌に比べて、ミミズの糞では窒素が3倍、燐酸が2.5倍、植物に吸収されやすい無機のカルシウム、カリウム、マグネシウムが1~2倍、また植物の腐食物質である腐食酸が14倍にまで高められていたという。
・ミミズが土中を掘り進むことによってそこには無数の穴が開けられる。穴の数は時により1立米中800にも達し、その長さは150~200mにも及ぶ。穴の体積はざっと計算して1~2リットル分もある。雨を浸透させ,土の流壊を防ぐ働きをしているのだ。
・ミミズは、さまざまな物質を体内に蓄積させる働きも有している。この体内蓄積を「生物濃縮」と呼ぶ。カドミウム,鉛など,周辺土壌の数十倍の蓄積をする。

・レイチェル・カーソンの著作には、オランダニレ病のために殺虫剤散布後にコマドリが多数死亡したその理由が、ミミズを餌としたことにあるとの指摘がある。濃縮後のミミズをどうするかも、実は大きな課題なのである。
・ミミズが必須アミノ酸を豊富に備えているところから、これを乾燥後粉体にし、漢方薬として用いることもあり、その豊富で質の高いタンパク質は、いつか人類のタンパク源になることもあるだろうと予測する学者もいる。
・ミミズには全世界でおよそ3000以上もの種類がいるとされる。大型類と呼ばれるものには2 mにもなる南アメリカやオーストラリア産のものもいるが、日本では最大で50~60cm程度だという。
・すべてのミミズにおいて、同等の働きが示されるわけではないことをお断りしておく。

・シマミミズが堆肥棲息型である性質を活用して、生ゴミを餌として与え、その糞から良質の肥料を作り出す「ミミズコンポスト」への期待が高まっている。
・ミミズのサイエンスに関するかなりの話題を取材させてもらった。その簡単なコラムは、写真キャプションに譲るが見せてもらったシマミミズは、間近に見ると、予想以上に美しく淡
い色をした生き物であった。
大地を耕し、滋養に満ちた土に変えることのできるミミズとの付き合いは、環境の時代にあって、今後私たちが長く付き合っていかなければならないテーマとなるかもしれない。
・そう思うとき、コンポストの中でせっせと生ごみを摂(と)りながらこれを豊かな肥料に変えていくミミズの存在に、どことなく愛着を覚え始めた。

(私)不耕起移植栽培の守護神はイトミミズです。畑の守護神もミミズなんですね。しかし,書いてありましたが,汚染土壌の濃縮が怖いですね。
上記抜粋の「ミミズの土壌学」URLは下記です。
ミミズコンポストに挑戦してみたくなりました。もしかしたら良質な培土になるのではと考えたのです。元々私の畑にはたくさんいますし,草堆肥も作っているので簡単にできるような気がします。
別のURLから下記の記事を読みましたら,ますますやりたくなりました。引用記事は,畑ミミズ移入後の土壌成分の変移を見たものです。

東北農業試験場の中村先生上席官は、こういったことを調査されていろいろな事柄が分かってきたようです。ペーハー値、カリウム、EC値は無肥料とほとんど同じでしたが、カルシウムの含有量が増加しました。発芽時期や成長も早くなりました。収穫量は1.6倍になりました。全窒素は3倍、燐酸は2.5倍、置換性塩基類のカルシウム、カリウム、マグネシウムは1~2倍、腐植酸量は14倍も高まりました。ミミズのいない畑では遊離アミノ酸は2種類しか見つからなかったのに対し、ミミズのフン中には33種類ものアミノ酸が見つかっています。その量も多く、非必須アミノ酸のプロリンや必須アミノ酸のバリンは特に多くなっています。これはミミズのいる畑での収穫物にはたんぱく質含量が増加することと関連があると言えそうです。そして連作障害の弊害も軽減されるようです。

ーーーーー長野県メールマガジン [楽園信州 186]より
●インターネット版「広報ながのけん」を創刊しました!
http://magazine.nagano-ken.jp/e8757.html
上田市の別所温泉地区において、「岳の幟」の祭りが行われます。
「岳の幟」の祭りを楽しんだり、「信州の鎌倉」を散策して、のんびりと別所の湯につかる・・・。なんとも贅沢な気分になるのではないでしょうか。
詳細は,http://magazine.nagano-ken.jp/e8753.html より。

ーーーーーまぐジャーナル! <journal@mag2.com>6/26より
高野 孟 2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」担当。
明治以来の官僚主導体制を打破する改革は、15年や20年かけてやるべきことです。3年間でできなかったからといって、「民主党政権は終わった」とは思いたくない。
たとえば、地域主権国家の実現は、民主党の理念の大きな柱ですが、手もつけていません。政治が官僚から主導権を奪い取り、中央集権の国の仕組みそのものを転換していかなければならない。
何も変わらないまま政権を放り出されても困る、という感じです。・・後略。

(私)同感です。登場する政治家は変わるのでしょうが,これからです。
今回は,感激のあまり,ミミズのことを引用過ぎて頂いたコメントが掲載できませんでした。

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本
http://jp.youtube.com/user/takasukey

Skype名 takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)

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