2014年1月12日日曜日

蓼科だより・326号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年1月11日(土)★
★テーマ:雪,パソコントラブル,自然栽培,Pizzer窯づくり,

     田舎暮らしコミュニティ,中国問題
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 9日の夜から10日朝にかけて,立科町の里では始めて雪らしい雪が降り約10センチ積もり,雪かきを楽しみました。
 年末から雪がない日が続くと,いつも平成10年の長野冬期オリンピックのことを思い出します。今頃大騒ぎして自衛隊を出動させ,雪の多い地方から雪をトラック輸送していました。それ以来,こんな天候が多いような気がします。
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 今回の「蓼科便り」を書き始めたのは丸一日遅れ12日(日)午前10時でした。
 丸1日遅れた原因は,6年間使ったアップルのiMac20のハードディスクが不調になったからです。問題が発生する度に教えて頂いていたコンピューターのプロTさんから,「この次トラブったらハードディスクを交換しなければダメだよ」と言われていました。
 大事です。処理を間違うと過去のデータを全て失います。もちろん,パソコンの中など見たこともない訳ですから「自分でできないこともないよ」と言われてもイザとなると尻込みします。壊してしまっったら元も子もありません。

 マッキントッシュ(アップルのパソコン名)は取扱店が少なくパーツも一般の電気屋には置いてありません。長野県ではただ一つ長野南バイパスにあるPCDEPOが扱っていました。往復3時間でした。
 交換作業も打診しましたが,1週間位待たされ9千円ほどかかるというので,自分でやる決断をしました。妻のパソコンでハードディスク交換作業のホームページを見ながら約2時間で終了しました。作業は慎重を要し,最初に吸盤で表のガラスパネルを外す時はドッキドキでしたが,終ったときは「やったぞ』と胸を叩きました。

 ご興味のある方は下記URLを覗いて見てください。
 パソコンの中までよく判りますよ!

 やってみればできるものですね。しかしこんなことが可能なのは,このような高度な情報が誰でも見られるからです。もし,このような情報がなかったら,パソコンをメーカーに送らねばならず,高額な料金を請求され,都合2〜3週間は待たされることでしょう。

 問題はデータの復旧です。初めてのことだったので試行錯誤しながら6時間ほどかかってしまいましたが,OS(基本システム)や全てのアプリケーションとデータを完全復旧することができました。
 マッキントッシュはタイムマシーンというバックアップシステムを持っていて,常時作動しているので,いつ壊れても完全復旧できるすばらしいマシーンです。約160GBの記憶情報を,キーを1回叩くだけで,2時間ほどで完全復旧します。

 それにしても,こんなスゴイことができたのは,Tさんというプロを知っていたからです。8年ほど前にインターネットで探し当てた方ですが,本当に感謝しております。もしこの方と巡り会っていなかったら,マッキントッシュを使っていなかったでしょうし,Youtubeの投稿もしていなかったと思います。

ーーーーー自然栽培とは?

 「ナチュラルライフ実践メルマガ」12/30に判り易い情報がありました。
 12月12日に,自然栽培を普及しているナチュラル・ハーモニーの河名秀郎社長が,参議院議員会館で行った講演会の記録Youtubeが添付されていました。
 この自然栽培には多いに惹かれます。というのは不耕起移植栽培に通じるものがあるからです。仲間とやっている不耕起移植栽培も最終的に目指しているのは無肥料だからです。
 ごく一部を転載しますが,下のYoutubeをご覧ください。

< ・・・河名は、講演会やセミナーで自然栽培についてお話しする際、「無肥料で野菜が育つ理由はまだ解明されていない」,「実際にできているのは事実だが、なぜできるかは科学的に証明されていない」とお伝えしています。

・・・講演を終えた河名の元に駆け寄ってくるひとりの男性がいました。その男性とは、世界的に有名な物理学者の佐野千遥氏だったのです!ご存知の方も多かとは思いますが、佐野千遥氏がなぜ有名かというと、この250年~300年間、世界中の誰も解くことができなかった数学の超難問を4問も解いたという大天才だからです。

その佐野先生が河名に向かって開口一番、「大丈夫!君らの主張は証明できる!」と断言してくれました。
続けて、講演中に取っていたご自身のメモを片手に、10分間にわたりその理論を説明してくださったのですが、難解すぎて私たちには理解できず…(汗) >


河名秀郎 特別講演会】
http://youtu.be/uE_IuOZnNbo

(私)「無肥料で植物は育ち,良いものができる」という実践に対する疑問がこの数年,ず〜と頭にあります。このYoutubeを見た後,ふと思ったことがあります。
 地球は最初火の玉だった。冷えても岩,無生物の世界。ところが,今の地球は水が溢れ,森林と緑がいっぱい。誰が地球に肥料をくれたのか?

 つまり,無機から有機が生じている訳です。最近,元素転換というオカルトっぽい概念を教わりましたが,上記のことを考えると,もしかしたら有り得るかも,なんて思うようになりました。
 「そんなことあり得ない」。これが常識の答えですが,下記Wikipediaに真面目な記載があります。


ーーーーーPizzer(ピッツア)窯づくり
  
 旧武石村役場前の柳沢そろばん教室の庭で,宮下和美さんの指導でPizzer(ピッツア)窯づくりを11日から始まりました。私も参加させてもらいましたが,誰でもできそうです。
 商売人に頼めば数十万円かかりそうな窯が,自分で造れば購入する資材費を合わせても10万円以下でできそうです。自分の庭先か畑の隅に造って友人と楽しむには良いと思います。
 参加ご希望の方は下記ケイタイへ電話して要領をお聞きください。

 (宮下)090−3093−9692

ーーーーー”田舎暮らし”へのご意見を下さい!

 自分が理事を務めているNPO法人信州まちづくり研究会への提案としての「田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿」の企画を作っています。
 基本の考え方は,北欧で生まれ欧米で拡がりをみせている「エコヴィレッジ」の構成要素である「コウハウジング」に倣っています。参考資料は下記URLをご覧ください。


 コウハウジングでは,環境保全,コミュニティ形成,そしてプライバシーと共同のバランス等が重視されますが,一番の特徴は提示された基本理念の下に予め集まった入居希望者が自分達でコミュニティのルールを作ることです。
 これらの考え方に基づいて作り上げた素案を年末に,8年ばかりアメリカでの生活体験を持つ息子に意見を求めたところ,次のような回答が返ってきました。

<いまどきの商品は、コンセプトがはっきりしていないと売れないのでそういう意味ではそれが明確なのでいいと思います。私が一番心配なのは、売りやすさです。コウハウジング方式で進めるので意思決定をさせるまでに
時間がかかりすぎます。

 今の日本では、残念ながらアメリカのような共同生活に対する理解はいまだにありません。何人かお世話をしましたが、田舎にくる理由の1つは、それまでの人間関係から開放されたいというところなので、移住してからまた人間関係を持ちたくないというのが本音です。

 また、夫婦間の仲も良いとは言えず、妻にとっては夫に捧げてきた人生を振り返り、夫の定年後もまだ自分の時間を捧げなければならないのかという思いが強いようです。
 妻が田舎暮らしを反対する理由は、田舎が嫌いなのではなく夫に従うのが嫌なだけ、という感じがします。熟年離婚の大きな理由の1つですね。

 ということで、移住希望者がミーティングを重ねて自分たちのコミュニティを作るというのは、今の日本では難しいと思います。やるなら、こちらでコミュニティルールなどを先に決めておいて、一気に売るという形にしないと、多分ミーティングを重ねてもまとまらないと思います。>


(私)「やはりそうか」。大凡の見当の通りでした。
 NPO法人信州まちづくり研究会が活発に活動していた頃,仲間と共に北欧や欧米に何度か視察に行き,”まちづくり”の歴史や現実を研究しました。エコヴィレッジの発祥は北欧です。その良いところ,望ましい”まちづくり”(住宅地づくり)を地域社会の中に造ろうと今まで努力してきました。

 結局,”まちづくり”の原点は向こう3軒両隣の良好なコミュニティを造ることでした。だた,隣同士が仲良くしていれば良いというような単純なことではなくて,人間の一生を心豊かに全うし,心身共に健全な子供達を育て,公序良俗を維持継承していけるコミュニティでなければなりません。
 人生の生涯コストを下げられること,福祉を補完できること,幸福度を上げられることだと思っています。

 そのためには,上からや誰かから与えられたものでなく,自分達で作ったルールが必要です。そこから出発しようというのがエコヴィレッジであり,コウハウジングの考え方です。
 大上段の言い方ですが,民主主義社会の原点をつくるような考え方だと思います。国民の成熟度を表すのではないでしょうか。

 そういう観点から息子の答えを読むと,非常に残念ですが,日本の悲しい現実が見えてきます。欧米では,かなりのスピードでコウハウジング造りが進んでいます。アメリカでは20年ほど前に始まったのですがたぶん数百ヶ所になっていると思いますが,日本では本格的なものはまだありません。
 その創始者(アメリカ人夫婦)をNPOの講演にお呼びしたことがあります。

 日本では,アメリカのビジネスを採りいれるのは早くて上手いですが,”まちづくり”は苦手のようです。皆さんはどのようにお感じでしょうか?できるだけ大勢の皆様のご意見をお聞きしたいのです。宜しくお願い申し上げます。”田舎暮らし”にご興味のない方もお考えください。

 下記NPOのホームページに私の案が載っていますので,ご興味ある方はご覧ください。以前のものより簡潔に判り易くなっていると思います。

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿・企画案
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/01/blog-post_12.html

ーーーーー対中,高田様の提案!

 アクアビジネスコンサルティングから下記メルマガを頂きました。
 言うは易く行うは難しの内容ですが,やはりこれしかないのだと思いました。上海で生活し,長年中国相手にコンサルティングしている方の発言を傾聴すべきと感じています。

< 年頭に当たり、自分として思うところを整理してみましたので、新年の挨拶に代えて以下に述べさせて頂きたいと思います。

1.まず、我々日本人は、日中関係を考えるに、とかく、中国に対し、こうあるべきだとか、毅然とした態度をとるべきであるとか、日本は米国との連携を強化してけん制をするべきとか、 自分から相手に対しなにか働きかけることを考えを持ってしまいがちです。しかしながら、現段階は、日本が中国に対してどのような働きかけをしたから中国が態度を変化させるようなシンプルな段階にはないのではないかということです。

2.一方、中国が日本に対して現在のような態度をとる原因には、中国自身から発する要因と、日本から発する要因と両方があるということにあると思います。

3.中国自身から発する要因について、日本は影響を及ぼすことはできませんが、日本から発する要因については、自ら決定することができます。
それは、まず、日本の対中という視点の前に、国際社会に生きるうえで、精神的にも、物理的にも、更に歴史観としても、より自立、自律する姿勢を示すことであり、それができれば、中国の日本に対する態度も自ずと日本が期待する方向に変わってくるものと思います。

4.次に、この点は、ある意味、中国側にとっても同じことであると思います。中国側も、日本が自分が期待するようには反応しないので、イラついているように感じられる点があります。
中国も、又日本とは違った意味で、自らを見つめなおすことにより、日本の中国に対する見方も自然と変化が現れ、結局は中国が期待するような反応を示してくるということはあると思います。

5.例えば、日本の識者が指摘するように、中国が、自国内の矛盾、不満を外に向けさせる為に日本に対する批判が強まってしまうことが本当にあるとすれば、自国の問題は自国の内面的な努力に依り自律の方向性を強めれば、中国自身の為にもなりますし、日本、延いては世界の中国に対する見方も変わってくると思います。

・・・>


(私)倫理法人会という組織が使っている「対者我映」という言葉があります。相手の姿は自分の姿勢の反映であるという意味と解釈していますが,良い言葉だと思います。高田様の言わんとするところは,「お互いに自分を一段高見に上げよう,まず自分を律しよう」ということではないでしょうか。

 このところ,M教授から教えて頂いた「おどろきの中国」(講談社/東大の先生3人の鼎談)という本を読んでいますが,なるほど,と思う部分がたくさんあり中国観が変わりました。

 ただ,南京虐殺の後,日本軍が数千万人の中国人を殺したという記述があり驚いています。元より,正否の判断など私にできる訳がありませんが,余りにも数字が多き過ぎます。とても隠蔽できる数字ではありません。何故,国際問題にならなかったのか?です。
 
 南京問題,戦争責任問題は本当に難しいですね。
 しかし,曖昧なままではいけないと思っています。

フッターーーーーー

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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