2014年12月20日土曜日

蓼科だより・375号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年12月20日(土)★
★テーマ:除雪、半不耕起栽培、野口種苗の話、SMK,

     遺伝子操作、虚しさの漂う国、放射線被曝
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 去る17日朝の雪は、標高730mの我家で20センチでしたが、自慢の除雪機があるのでルンルン気分で雪を吹き飛ばしました。子供が大きなオモチャを与えれたのと同じです。(笑)
 機械力はすばらしいです。1時間もやれば、人間力10人分位は軽いでしょう。
 我家の前は就寝前にやっておいたので、早朝6時からは隣組の割当の雪かきを行い、続いて息子が管理しているアパートの駐車場の除雪、更に車で20分ばかりのところにある息子の家のアプローチ道路の除雪に向かいました。
 息子は泊まりでいなくて、可愛い嫁さんが一人で苦労しているのが判っていたからです。良い、おじいちゃんでしょう!
 それにしても、この時期にしては雪が多いですね。いくらルンルンの除雪でも、あまりの豪雪にならないことを祈っています。そして、日本海側の豪雪地帯の皆様にはお見舞い申し上げます。
 問題は、何を恨んだらいいのかです・・。
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 実は、田んぼの作業が残っています。ワラカッターで刻んだワラ全量の散布は終っていますが、コヌカと籾殻燻炭を撒いて軽く起こす作業が残っています。
 私の場合、完全な不耕起栽培ではなく、半不耕起栽培にしています。一応、開発者である岩澤信夫先生もこれを認めてくれています。半不耕起というのは、ごく浅く起こすことです。

 ワラを土に混ぜないと分解が進まないことと、混ぜずに水を溜めるとワラが浮いてしまい風で端の方に吹き寄せられてしまうからです。もう一つの理由は、浅く起こしてあると普通の田植機で植えられることです。この三つの為に半不耕起を選択しています。

 何と、今夜は雨が降っています。もし雪が融けてくれれば、この作業ができるので期待しています。

 お断り:子供・孫達とのおつき合いの関係で、次回27日の発信は休ませて頂きます。そして、新年号は元日に発信致します。

ーーーーー野口種苗代表の講演会が長野市で

 在来種、固定種のタネの生産・販売で有名です。NPO法人地球環境フォーラム長野の主催です。私は申込みました。皆さんも如何ですか?詳細は下記URLからどうぞ。
 
<在来種、固定種のタネを扱っている「野口のタネ・野口種苗研究所」の代表、野口勲さんが、雄性不稔・F1のタネが人体に与える影響や問題点を明らかにします。現在、JAなどから流通に乗ってスーパーに並んでいる野菜は全てF1のタネから作られた野菜です。
雄性不稔・F1では無い、在来種・固定種による伝統野菜こそ健康な体をつくる為に必要です。・・>

 私はできるだけ在来種を使うようにしています。
ーーーーーNPO法人信州まちづくり研究会(SMK)の活動

 宝島社が出版している月刊誌「田舎暮らしの本」の「ユニークな取組みが自慢の注目団体」に我がNPOのことが掲載されます。ほんの小さい記事ですが、今月29日発売だそうですので、お買上げをお願い申し上げます。

 去る16日には、長野市の県庁前ビルで行われた、このNPOの理事である新井さんが理事長を務めるNPO法人長野県定期借地借家権推進機構が開催している「不動産証券化のための研修会」に出席しました。

大雪が予想されたので、田中駅から電車で行きましたが、長野は雨でした。しかし、夜家に帰ったら積雪20センチでした。そして、雪かき!

私は初めて参加させて頂きましたが、このNPOは、この業界で活動している実業人が、非常に学際的にかつ行政の動きを先取りした研修会を続けていることが判りました。

内容は、定期借地借家権活用、不動産投資市場の整備・活性化、不動産証券化についてでした。こう言われても、ほとんどの方は意味が判らないと思いますし、私も半分くらいしか理解できませんでした。ただ、要旨は理解できました。

土地余りの時代になって活用が難しい土地・建物を、所有者も、使いたい人も、お金を出す人も、お互いに信頼関係を築き、安心してその土地・不動産を活用できるようにするシステムと言えると思います。我々がやろうとしている”田舎暮らし”コミュニティづくりにピッタリの内容です。

懇親会の中で、講師を務めた国交省の不動産投資市場整備室長さんに「寂れた宿場町の空地・空家を利用して”田舎暮らし”コミュニティを創りたいんです」と話したら、「協力し、支援するからがんばって欲しい」と言われ、喜んでいるところです。

不動産証券化については、下記国交省のホームページに解説があります。

ーーーーー「遺伝子組み換え」と「遺伝子操作」

 ナチュラル・ハーモニーのメルマガからです。この問題に無関心ではいけないと思いますが、難しいです。専門の皆さんにしっかり考え、指導して頂きたいですね!(・・は省略を意味します)

< ・・・明確な学術的定義は存在していないのですが、簡単にいえば とは種を越えた遺伝子の組み換えを行うこと。つまり動物や昆虫の遺伝子を植物に移すことで、人工的に種の改変を行うということです。

これに対して「遺伝子操作」とは同じ種の中での化学的操作をする行為で、菌やタネの遺伝子に化学的な刺激をあたえて破壊や突然変異させる技術になります。

さて、2013年度、世界の主要作物の遺伝子組み換え品種の割合はトウモロコシ31%、大豆79%、綿70%、菜種24%ISAAA資料より)となっており、作付面積は10年前の2003年から比べると約2倍の17520haになっています。
・・・
一方、日本では観賞用の「青いバラ」で商業的な栽培を始めました。実は2009年から商業的栽培国になっています。試験的に食用作物の栽培も始まっており、大豆、菜種、トウモロコシ、甜菜など全国の隔離された圃場で作られています。

法的にはすでに容認されていますが、食用の作物については地方自治体などの条例で規制があり実質の商業的栽培は行われていません。・・・

たとえ試験的な栽培でも屋外で行われれば一般作物との交雑の可能性が高く、大きな不安があります。もっとも不安なことはその影響がどこまで広がるか予測できないことにあります。・・・

ここで少し話を戻しましょう。前述した「遺伝子操作」の問題では、すでに「遺伝子組み換え」技術よりも先行して一般的技術として多くの食品に応用されています。

そこで身近な食品に関して遺伝子操作技術が応用されている事例を挙げてみます。まず、主食としての米であればミルキークイーンという品種があります。よりモチモチした食感に改良された米として人気があるようですが、これは米の胚になる前の受精卵に薬品処理を行い突然変異させてできあがった米です。

また、菜種油の原料になる菜種の品種としてカナダで開発されたキャノーラがあります。これもタネに化学的処理を加えて突然変異させ脂肪酸の組成を操作したものです。
・・・
医療分野では糖尿病の治療薬であるインスリンもその技術によって製造されています。

遺伝子操作技術そのものをすべて悪というレッテルを貼ってしまうには無理があるかも知れません。しかし確実にその技術が私たちの生活に浸透してきているといえるでしょう。

参考図書:『健康のトリック』三好基晴著(花書院)>

(私)変革も突然変異も自然界でも日常的に起こっていて、それが種の進化と呼ばれているのではないでしょうか。ただ、「遺伝子組み換え」と「遺伝子操作」は人為的に行われる訳ですから、自然界では起き得ないかも知れない変化が起きる可能性が大でしょうね。自然の摂理に逆らうことがどんな結果を招くことになるのか気になるところです。

ーーーーーこれだけ裕福で、これだけ虚しさが漂う国、日本!
 リアルインサイトメルマガ12/18からです。
 下記のYoutube動画は西鋭夫(にしとしお)先生のお話です。私は初めて聞きましたが強烈です。左派系からは恐らく右翼だと言われているのでしょうが、中道を自認する私は同感です。先生は私より2年先輩ですが、すごいエネルギーの方です。
 西先生の話は、アメリカを責めているように聞こえますが、よく聞いていると日本を叱咤していることが判ります。先生は長年スタンフォード大学で教授をなさっています。アメリカが凄いのは、アメリカの悪い部分を公然と批判する日本人をも大事に抱きかかえていることだと思います。

 この種の話に好感を持つ人も不快感を感じる人も参考になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=1ls8U8ubfrk
西鋭夫先生についてWikipediaは;
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%8B%AD%E5%A4%AB

(私)
日本はアメリカの属国になっていますが、属国にしておく方とされたままになっている方とではどっちに問題があるのでしょうか。エコノミックアニマルから脱皮して、ヒューマンになりたいと思います。

 安倍首相が「日本を取り戻す」と言っているのはこのことだと思います。なので、アメリカが安倍首相を叩くのは当然ですが、民主党が「首相の暴走」と言っていることが、このことを指すとしたら、民主党に再生の芽はないと思います。

ーーーーー放射線被曝に対して、日本は神経質すぎる!

 大前研一氏がメルマガに次のように書いています。

<原子力規制委員会は10日、原発事故の発生時に現場で緊急対応する作業員の放射線への被曝限度を、現行の100ミリシーベルから、250ミリシーベルトを軸に引き上げる方向で検討に入ったとのことです。
・・・
それは、そもそも「250ミリシーベルトの被曝量で安全(大丈夫)なのか?」ということです。
被曝量の多寡は発がんリスクとの関係性で判断できますが、例えば200ミリシーベルトレベルは「野菜不足」「受動喫煙」と同レベルで、200500ミリシーベルトでも「運動不足」「肥満」「激痩せ」などと同レベルです。

そう考えれば、250ミリシーベルトがどのような量なのか判断しやすいでしょう。また日本の場合には、特に100ミリシーベルト以下の基準に問題があります。法律上、一般人の線量限度は「1ミリシーベルト/年」ですが、自然界からの放射線量だけでも「2.4シーベルト/年」に達します。
XCTを受ければ、1回あたり6.9シーベルトになります。

小学校の校庭で、1ミリシーベルト以上の放射線量が検出されたと大騒ぎして、数千億レベルの予算を割いて除染をしていますが、はっきり言って意味がありません。放射線は一様に広がるのではなく、ピンポイントで溜まる特徴があり、そこがホットスポットになります。そこだけを集中的に対策すれば良いのに、それすらもわかっていません。

東京大学の某教授の発言を引き金に、このような異常に神経質な対応をすることになったのですが、私に言わせれば、これは民主党政権が残した負の遺産の最たるものです。もっと現実的な数値に目を向けて、冷静に対処するべきだと思います。>
(私)全く同感です。もっと有害なもの・ことが世の中に溢れていると思っています。

 良いお年をお迎え下さい。

フッターーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html


団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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