2014年12月7日日曜日

蓼科だより・373号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年12月6日(土)★
★テーマ:初雪、農楽、脱法ドラッグ、スローシティ、
     何故衆院選なのか、進歩派のNHK
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 ついに雪が降りました。今朝家の玄関前で3センチの積雪でした。朝食前に初雪かきでした。
 テレビでは、福井県の九頭竜で90センチ、広島県の八幡86センチ、岐阜県の白川68センチなど報じていました。
 今冬も豪雪の予感です。というより、予想外のゲリラ豪雨と豪雪は当たり前になったようです。今春2月の豪雪時は日本中が麻痺し、私も息子の家からの脱救出のためにクボタの除雪機を軽トラに積んで出動しました。痛かったのはビニールハウスが一棟潰されたことでした。
 今冬はしっかり備えるようにします。

 気象庁の発表している「海面水温の長期変化傾向(日本近海)」には次のようにあります。
<日本近海における、2013年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温(年平均)の上昇率は、+1.08℃/100年です。 この上昇率は、世界全体で平均した海面水温の上昇率(+0.51℃/100年)よりも大きな値です。>

 気象予報士の説明によれば、海水の温度上昇が水蒸気の増加を産み、雲が増え、雨量が増えるという当然の摂理のようですからどうしょうもありませんね。この現実に合わせた防災対策をするしかありません。私の家も、緩く小さいですが、沢の中にあるので要注意です。
 やはり、地球温暖化対策は最重要課題だと思います。
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 かなり一生懸命農園アスレチックをやってきたつもりですが、来春に向けての農楽の準備が遅れています。今年お借りした3枚の田んぼの畦と排水の整備が思ったより時間がかかりました。遅れた原因は、雨が一度降るとある程度乾くまで土いじりができないことです。
 しかし、5年から10年は持つだろうと思う整備ができましたので、来年からは格段に楽になる筈です。

 まだ畑の整備が残っています。一昨日の強風で、小さなものですが、5年ほど使ったトマトハウスの雨よけビニールシートが破れてしまいました。ヤーコンの堀上も残っています。急がなくちゃ・・。

 妻は、肩が凝ると愚痴りながらも、このところ毎晩のように青豆の選別をやっています。そして、毎食茹で豆を食べていますが、とても美味しいです。長岡式酵素玄米と豆は最高の食品だと思います。
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 最近とても気になることがあります。テレビで放映される事件・事故のニュースを見ていると、その原因に脱法ドラッグが多いことです。そしてその報道が表面的であることです。

 確かに脱法ドラッグを売ることも買い吸引することも悪いに決まっていますが、そのことをいくら調べても事態の改善はないと思うからです。問題は事件を起こす本人が、何故脱法ドラッグを買うのか吸うのかではないでしょうか。

 良く芸能人などが厳しい仕事に堪えきれなくて麻薬に染まる話がありますが、私は脱法ドラッグの話はそれとは事情・次元が違うと感じています。
 そして脱法ドラッグの事件の度に子供たちの発達障害のことを思い出してしまうのです。彼らはごくごく単純な他人の話が理解できず、その作業もできません。つまり、物事の良し悪しの判断ができないのです。本当に可哀相な子供たちです。

 発達障害は青年はもちろん、中高年の中にもいると思います。以前に書いたことがありますが、厚生省の発表で子供たちの7%がそうだと発表しています。この数は半端じゃありません。しかも、今に始まったことでもないと思います。
 そして、この人達は脱法ドラッグの善悪が判断できるのでしょうか。私には後を断たないこの種の事件の根本原因はここにあるのではないかと考えています。

 もし、私の推論が合っているとしたら、メディアが探求するべきは、発達障害になる原因を究明することだと思います。物事の正常な判断ができない人間をいくら問いつめても調べても答えは出てこないのではないでしょうか。

ーーーーーイタリアで生まれた新しい”まちづくり”     「スローシティ & スローライフ」

 前号のイタリアの記事に関連してM教授から貴重な資料を頂きました。
 表題の言葉は、以前から言葉だけは知っていたのですが、深く勉強したことはありませんでした。概論ですが、日経Bizアカデミーのブログに、良い記事を見つけましたので、法人信州まちづくり研究会のブログに転載させて頂きました。下段のURLから全文をどうぞ。

 その要旨を抜粋します。
<20世紀は、世界各地でグローバリズムを背景にした都市の肥大化や画一化が進んだ。そこで近年、これを見直す「まちづくり」が 盛んになった。約10年前にイタリアで誕生したスローシティー運動(伊語でCittaslow, チッタズロー)もそのひとつ。

地域性や持続可能性を重視して、住民が主体的にまちづくりにかかわろうとする運動だ。日本も近年、まちづくり行政の理念を縮 小均衡にシフトしている。したがってこの運動から学べる教訓も多いものと思われる。

スローフードに始まるスロームーブメントは、食以外の分野にも拡大していくことになる。つまり「地域文化に根ざした多様 で自律的な社会」を模索する運動について、スローの語が冠されるようになったのだ。日本で独自に定着したスローライフ概念も、この一種と捉えることもでき る。>
「スローシティー」~小都市の連携が生み出す、住民主体のまちづくりhttp://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html

(私)前号の記事で「イタリアの国にも男性にも日本にない魅力が在るのかも知れません」という言葉を紹介しましたが、上記はまさにその一つでしょう。スローフードという運動を生み出した国だけありますね。

 更に、上記記事の中にある「日本版スローシティ」(久繁哲之介著)の書評に次の記述を見つけました。NPOの活動のために要勉強だと思いました。下のURLに全文があります。

<日本を訪れた外国人に対するアンケートで、「日本に来て不便に感じたこと」の1位が「街にベンチが少ないこと」だったのを以前見たことがある。確かに日本 の都市、特に大都市は、いかにも“生産者中心”にできていて「ファスト」そのものだ。加えて個々の建物が、周囲の環境を顧慮することなくばらばらに作られ 互いに“孤立”している点を合わせると、日本の都市は「ファスト&クローズド(速く、かつ閉じている)」と言わざるをえない。
・・・
そして著者の議論は「コミュニティ」に収斂(しゅうれん)し、「開放型コミュニティ」の構築こそがスローシティ実現のための必須条件であるとのメッセージに至る。>


(私)ついでに、もう一つ関連ブログ記事を紹介します。
団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

ーーーーー何故、衆院選挙なのか?

 安中さんがHAL通信の中で次のように書いています。
<・・アベノミクスの第三の矢とは「規制緩和」だと本メルマガでも繰り返し述べているが、このところ、逆の規制強化が目立っている。これは、標的になっている官僚の抵抗の表れと見ることも出来る。規制が大幅に緩和されれば、それに伴い監督官庁の権限は大幅に縮小される。
その権限に群がる族議員たちと組んでの官僚の抵抗は激しい。

思わぬ誤算で失敗に終わった女性閣僚の登用も、真の狙いは、官僚と族議員たちとの分断だったはずである。女性議員のほうが官僚との結び付きが弱いからである。だが、官僚は闇の情報も独占している。
この登用を逆に利用して官邸を追い込んだ。
安倍政権の政敵は野党ではない。官僚と組んでいる族議員たちとその後ろにいる、かっての派閥のボスたちである。つまり、敵は身内なのである。

今回の解散の真の目的は、自民党内の敵の動きを封じるためである。選挙で「国民の支持を受けた」とのお墨付きを得、女性閣僚登用の失点を回復し、官僚と族議員たちの抵抗を排除して、アベノミクス第三の矢(規制の大幅緩和)を推進する。首相の真意がそこにあるのであれば、私は首相を支持したいと思う。
そうでなければ、「棄権」となるかもしれない。>


(私)第一次安倍政権も下記動画の高橋氏も官僚機構に逆らって潰されたようです。この事実を裏付けるのが下記Youtube動画です。両方ともリアルインサイトの配信です。
 リアルインサイトは「真実を報道する」を売りにしています。私は真実を見分ける見識はありませんが、真実なのではと感じています。すごい内容です。ご覧ください。

1_高橋洋一氏インタビューttps://www.youtube.com/watch?v=fY3Q76zkMIo#t=121
第2回_関岡英之氏インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=nTH-ezHIAzo&list=FLvxgQNGBZ92yoohin0Axlwg
尚、官僚について、メル友Y氏は次のように語っています。この種の話は複数の方からお聞きしているので真実でしょう。どうやったら、この状況を変えることができるのでしょうか。
<私には、高級官僚から天下りをした知り合いが何人かいます。財務省OBの某友人は、3つの天下り先から得た退職金は2億円を超え、財務省の退職金を含めると3億円を超えます。その彼がこんなことを言っていました。
「大手企業の社長の年収は1億円を超える。自分は退任前で2500万円ぐらいだった。その差額を考えれば、3億円の退職金は安いくらいだ」
つまり、自分は大手企業の社長と同額の価値があったのに、不当に給料を安く抑えられてきた、と言いたいのです。これが、キャリア官僚のエリート意識なのです。
彼等のような官僚が天下りする時、天下り先では新たな部署が作られ、公用車、運転手、秘書、さらに部員たちと多くの人件費および経費が必要になります。これらの費用は、特別会計から支出されるため、国会審議にもかかりません。これらの額が、毎年11兆あまりに及ぶと言われています。

消費税をいくら上げても財政赤字が消えないからくりは、このようなところにあります。>

ーーーーー進歩派たるNHK

 前々号からの続きで「最も信頼できる国」』の報道について唯臥独村からコメントを頂きました。何故か納得しちゃいます。朝日新聞と似たところがあるのですね。

<・・国策放送であるNHKがやらない理由は、おっしゃるとおり、NHKも自虐史観に取り憑かれているのでしょう。でなければ、世の中の「進歩的」といわれる勢力を未だに気にしているか、あるいは、自国を誇ったりすれば、「進歩派たるNHK」の沽券に係わると思っているのかもしれませんね。
 NHKは、自らを国策会社(公共放送=日本のための放送)だなどとはこれっぽっちも考えていないのだろうと思います。>
フッターーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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