2015年1月11日日曜日

蓼科だより・377号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年1月10日(土)★
★テーマ:新春の集い、お米のこと、玄米食講習会、
     地方から日本を変える、銃剣で40万人、
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 時間は、還暦後の年男になったせいでしょうか、怖いぐらい粛々と過ぎて行きます。もう平成27年の36分の1が過ぎ去ってしまいました。まだ外の作業は何もしていません。

 今日は、今年初めて上京し、GOP・グリーンオーナー倶楽部グループの「2015 新春の集い」に参加しました。(今年から直接リンクを使うように心掛けます)

 会場は、渋谷の国連大学隣の建物でしたが、国連大学前では、NPOファーマーズマーケット・アソシエーションが主催するファーマーズマーケットが開かれていて賑わっていました。聞くと、日本全国から出品されていて、毎土日の開催で、補助金は一切もらっていないとか。かなり広い前庭が出店でいっぱいでした。

 月刊『ザ・フナイ』に寄稿させてもらったご縁で、「新時代の食と農業へのいざない」(大下伸悦著 新日本文芸協会Ω)に行き会い、神谷成章先生に引き合わせて頂き、超好熱細菌由来のカーボン資材による神谷農法に出会いました。このグループでの主催で18年目だそうです。

 神谷成章先生が核になり、大下伸悦先生が引っぱっているグループですが、農業生産技術・経営効率の向上と農業生産現場=田舎の振興に大きな貢献をするだろうと期待しています。私も今年から畑作において積極的に採り入れるつもりです。良い結果が確認できれば周囲に広めたいと思います。

 このプログラムの一つに、大阪経済大学客員教授岩本沙弓氏の「消費税と日本経済」という講演があり、良い勉強になりました。経済予測については、学者によりかなり差があるのは承知していますが、現状把握の面で大きな認識違いが自分にあることを知らされました。
 「日本のマスコミは・・」と非難する識者が多いですが、本当にそのようです。消費税導入の目的と現実の詐欺的乖離、税制改革が国際公約だというウソ、財政危機宣伝のプロパガンダ、アメリカは日本の消費税を反対しているという事実、等々をデータを示して話してくれました。

 騙されていたんだと納得です。
 しかし、騙しているのは政府なのか、NHKも含めたマスコミなのか、どちらでしょう。知っていて騙しているのか、それとも知らずに共犯になっているのか。或いは学校で、「世の中はそういうもので、政府とNHKとマスコミは信用してはいけない」と教えないのがいけないのでしょうか。
 考えてみたら、文科省も政府だからダメですね。先生方も知らないでしょう。

ーーー上手なお米の保存方法と炊き方

 私も参考になりました。
http://daylanbo.blogspot.jp/2015/01/blog-post.html

ーーー長岡式酵素玄米の講習会が県内東信地区であります

 健康食にご興味のある方はどうぞ。川越の本部では年中やっています。
 やるかどうかは別として、聞いてみる価値はあります。
 どなたでも参加できますが、事前にお問い合せ下さい。会費は500円ほど。

 2月6日 上田市真田町早津様宅 0268-72-3657 
 2月7日 小諸市天池稲葉様方 0267-22-5071 

ーーー地方から日本を変える

 NHKのクローズアップ現代はいい番組だなと思いながら見られないことが多かったのですが、学芸出版社のメルマガからホームページがあることを教わりました。下に添付したクローズアップ現代のホームページから放送開始1993年以降全ての概要と部分映像を見ることができます。これはすばらしいです。

 下に引用している文章は1/6日に放映された「地方から日本を変える」の第1回のごくサワリですが、ご覧になって感動した方も多いと思います。この続きも他のもご覧になって下さい。

<・・・島根県隠岐諸島にある海士町(あまちょう・人口2300)はこの10年で島外から435人が移住、減り続けた人口はおととし増加に転じた。背景にあるのは、全国から「人を誘致」する独自の戦略だ。町は職員の給料を削減し、新たな起業支援を開始。その結果、カキの養殖やブランド牛などの新規ビジネスが次々と生まれた。・・・>

 学芸出版社のメルマガは”まちづくり”に関しては最高の情報だと思います。

 下段にご紹介する2冊の本は『農業経営者』のメルマガからの情報ですが、やはりすばらしい内容で、クローズアップ現代の上記番組の内容とピッタリ符合します。日本の地方が奥深いところから間違いなく変わり始めていることが実感できます。

 政府の地方創生策は、この確かな改革のうごめきを育てればいいのではないでしょうか。障害になっている現場の規制を一つひとつ取っ払っていけばいいのでは。そして、下に紹介する2冊の本と合体すれば、盤石だと思います。

本「美味しい田舎のつくりかた」(金丸弘美著:学芸出版社)
名もない過疎のどうしょうもない田舎が若者チャレンジによる6次産業化で活性化されていく気づきとノウハウが一杯です。

本『スマート・テロワール-農村消滅論からの大転換-』(松尾雅彦著学芸出版社)
 ジャガイモの契約栽培で市場価格の30%オフを実現したカルビー元社長の「辺境からの変革」の提案です。要旨をご紹介します。
< 消滅どころか、農業・農村にこそ成長余地がある。日本の食料自給率は40%を切り、多大な税金を注ぎ込んで整備した圃場は40%も遊んでいる。地方の経済は衰退している。つまり、需要と生産手段があるのだ。これで成立たないといったらおかしいではないか。曖昧な活用の100万haの水田を畑地に大転換すれば農村は15兆円産業を創造できる。>

(私)このジャンルの本はたくさん出ていますが、今までに知られている「地産地消」や「里山資本主義」とは次元が違い、特に『スマート・テロワール』については、自ら北海道のジャガイモ生産を再興した農業振興の実践者でありグローバル企業を育てた経営者が書いているので説得力があります。

 地域戦略が書かれています。そして、水田の畑地転換について、単なる転作とは違う革命的な提言をしています。ただ、問題に感じるのは、消費者の意識改革が前提にあることです。”まちづくり”問題についてもそうですが、当事者の意識改革が一番の難問です。

ーーー銃剣で40万人の中国人の命を奪った
 産経ニュースに次のような記事があり、「ここまで言うか〜!」と呆れています。

<・・アメリカカリフォルニア州学校の歴史教科書には、「ザ・レイプ・オブ・南京」では、日本兵は7千人の女性を強(ごう)姦(かん)し、銃剣で40万人の中国人の命を奪ったと記述している。・・>

(私)日本の同盟国であるアメリカなのに、裏付けをもって書いているとは思えません。何を血迷っているのでしょうか。私の想像では、自分が犯した日本人大虐殺に目が向かないようにするためだと思います。100%証拠があるヒロシマ・ナガサキで20万人、東京大空襲で14万人を虐殺したことをです。
 これが虐殺でなくて何でしょう。それにしても問題だと思うのは日本人の中に虐殺されたとは思っていない人達がかなりいることです。よく言われるアメリカによる日本人洗脳は完璧だったのですね。

 ヒロシマの原爆被爆者慰霊碑碑文には、「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と書かれているそうです。アメリカの占領政策の凄さに脱帽です。あれだけの虐殺を正義の行為に仕立て上げ、しかも、日本人自身にそう言わせた。世界史の中にこんなスゴイことが他にあるでしょうか。

 ただ、Wikipediaには下記の記述があり、一応正当化されていますが、世界の戦争犠牲者の慰霊碑ならそれでいいと思いますが、日本の原爆被爆者に対しては違うと思っています。

<・・浜井市長も「誰のせいでこうなったかの詮索ではなく、こんなひどいことは人間の世界にふたたびあってはならない」と、主語は人類全体とする現在の広島市の見解に通じる主張がなされている。・・>

 やはり、原爆被爆者の像を、ワシントンの議事堂前に、日本の碑文をそのままに建てるべきだと思います。果してアメリカ人はこの碑文をどう解釈するでしょう。過ちをした主語の中に自分が入っていると思うでしょうか。余計なお世話だと言うような気がするのですが・・。
 安中さんに、「外交って武器を使わない戦争です」と教わりました。言われてみればなるほどの話です。NHKの大河ドラマを見るまでもなく、戦には善悪真偽の情報が飛び交い、騙し打ちや裏切りが日常茶飯事の世界です。それは何時の時代も変わらないでしょう。
 武力の行使はその最終段階なんでしょうね。その前に長い長い冷戦があり、敵に対しては誠意とか正直などが通用するとは考えられません。政治家に清廉潔白な正直者を求めるのは間違っていと思います。

 最近、戦争についてあることに気がつきました。戦争には善悪はなく、ただ歴史があるだけだということ。勝てば官軍という言葉がありますが、それは俗の評価であって、例えば関ヶ原の戦いにしても、豊臣が悪で、徳川が善ということではないと思います。ただ、豊臣が負けて徳川が勝ったという歴史があるだけ、と思います。
 戦争することは良くないことで望ましくないことは当然ですが、戦争は善悪の次元で考えることではないと思います。相手があるから自分の意思だけではどうにもならない。だから国際法でも認められているのだと思います。太平洋戦争についても同じことが言えると思います。
 「過去は全て正しい」といった船井幸雄さんの哲学に通じると思います。

ーーーアメリカの属国になりゃ楽になるかも知れんぞ

 日本国の研究メルマガ(猪瀬直樹)1/8から引用です。これを読むと、このまんま開戦しちゃったんじゃないかと錯覚します。
 皇国思想家の橘孝三郎が『日本愛国革新本義』(昭和7年刊行後発禁)で、嘆息しながら庶民の会話を書き留めている。日本がマイナスのスパイラルに陥っていく昭和前期の漠然とした心象が語られていると思う。

「どうせなついでに早く日米戦争でもおっぱじまればいいのに」
「ほんとにそうだ。そうすりゃー景気来るかも知らんからな、ところでどうだいこんな有様で勝てると思うかよ。何しろアメリカは大きいぞ」
「いやそりゃどうかわからん。しかし日本の軍隊はなんちゅうても強いからのう」
「そりゃ世界一にきまってる。しかし、兵隊は世界一強いにしても、第一軍資金がつづくまい」
「うむ……」
「千本桜でなくともとかく戦というものは腹がへってはかなわないぞ」
「うむ、そりゃそうだ。だが、どうせまけたって構ったものじゃねえ、一戦争のるかそるかやっつけることだ。勝てば勿論こっちのものだ、思う存分金をひったくる、まけたってアメリカならそんなにひどいこともやるまい、かえってアメリカの属国になりゃ楽になるかも知れんぞ」 >
詳細は下記URLの1/8をご覧下さい。
http://www.inose.gr.jp/mailmag/

フッターーーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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