2015年2月8日日曜日

蓼科だより・381号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年2月7日(土)★
★テーマ:脱芒、
小學國語讀本、微生物、「死の淵を見た男」
     ポルポトの虐殺
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 今のところ、ここ立科町では、穏やかな天候が続いています。気温も例年より若干高めですし、雪の量も少ない気がします。ですが、近年の気象変動から察すれば、いつ異常気象が襲ってきてもおかしくないと思います。
 それに、本当に世界が不穏当ですね。中東の混乱も訳が判りません。アメリカの失政だ、ロシアの陰謀だ、グローバル金融資本が第三次世界大戦をしかけているとか、いろんな推測が飛び乱れていて、訳が判りません。
 徳川家康や吉田松陰が現在に生きていたらどうするんだろうなんて考えてみますが、所詮答えが判りません。「鳴くまで待とう」と言ったって、お隣のいかつい方が泣くとは思えませんし、黒船ならぬ核ミサイルが4発西の方からいきなり飛んできて、首相官邸で緊急会議を招集している間に日本壊滅なんて、大丈夫ですかね。
ーー
 昨日、米づくりの初仕事をしました。脱芒(だつぼう/ノギとりとも言う)といって、籾に残っている穂にとりついていた毛筋ほどの枝(枝梗/しこう)を取除く作業です。餅つき機によく似た機械があって、その中に入れて10分ほど撹拌して落とします。
 私の田んぼは、昨年より1反歩増えて3反歩、つまり30アールになりました。その必要量は、計算上は3kgほどですが、塩水選(えんすいせん/塩水で軽い籾を排除する作業)でかなり減るのと、初めての苗箱による苗作りなので、何が起こるか判らないので余裕をみて30kg行いました。

 嬉しいことに、小作仲間が一人増えました。一昨年、横浜から”田舎暮らし”に挑んで蓼科牧場に移住してきた方です。20年来の東京のメル友が紹介して下さいました。信州まちづくり研究会にも入って頂き、畑と田んぼを一緒にやることになりました。
 ノギとりはそのEさんと一緒です。一人でできる作業ですが、一通り体験して覚えてもらいます。どんなことでもそうですが、仲間がいると楽しいものです。
ーー
 今日は、誘われて、子供達に本を読み聞かせている町内3つのボランティア団体が主催している「大きなおはなし会」というイベントに、見学者として参加しました。町の公民館でした。
 半分くらいしか見られなかったのですが、子供達と大人の共演による劇や、小学3年生くらいでしょうか、自作の和歌の発表や、百人一首の朗詠があったりして、とても素敵でした。
 各リーダーも全体をまとめているのも女性でした。百数十人の集まりですが、中は笑いと熱気に包まれていました。筋書きも脚本も、舞台装置も廻りの飾り付けも音響も全て手作りという心のこもったものでした。まとめていたのは私を誘ってくれた地元町区の女性リーダーでした。
 5年目、5回目ということでしたが、子供たちの演出のすばらしさに感動しました。
ーー
 今年初めてのYoutube動画をアップロードしました。おなじみのユシカフェで、素敵な戦前の教科書を見つけたからです。昭和7年に文部省が作った教科書です。ご覧ください。読んでいると気持ちがほのぼのとしてきます。

小學國語讀本・蓼科田舎暮らし日誌389号

 実は、ノギとりも撮影したのですが、何故か動画が収録されていませんでした。こんなことは初めてで原因が判りません。カメラの故障かな、と心配しています。

ーーー微生物のこと・・田中佳先生のブログから

<・・EM(有用微生物群)と知り合って10年ちょっと。EM界ではEMドクターとか言われますが、いち早く認識したのが後輩のDr.杉本一朗。同じく映画に出 てます。彼のお陰で今の私があるのですが、私も、EMが深くて、広くて、面白いのでずっと付き合ってきました。
このEMの活用範囲は農業に始まり、畜産、水 産、洗濯、環境浄化、プール清掃、建築、放射能対策などなど多方面に優れた影響を出し続ける素晴らしさを実感すると、益々好きになって、ジワジワと生活の 中に浸透していきます(いわゆるEM生活の実践)。
これ、相当に安価ですし、それ故に世界57ヶ国で現地生産され、92ヶ国に代理店があり、国家プロジェ クトにも組み込まれるEM。赤道直下だろうが、北の国だろうが、現地の菌と仲良くできるEMだからこその世界普及かと。
信じるとか、信じないとか、そうい うことではなくて、どこぞの偉い学者が何と言おうと実績が既に世界で30年ございます。
・・・有機水銀で汚染された水俣病ですが、その海からは水銀を食べる微生物が検出され、予測を遥かに上回る速度で環境改善した事実もある。・・・>


http://ameblo.jp/emkanayoshi/entry-11979432020.html

(私)は田中先生ほどEMを極めていませんが、実感として仰っていることは本当だと思います。どんな仕事でも運動でも、教わったことができる人とできない人がい、成功する人と失敗する人がいます。取組み方の問題のように思います。そういう意味では私ももう少し本気でやる必要があります。(笑)
 続きに、下記の記述がありました。

< 今の地球環境の基礎を作ったのは主に微生物である。
 汚染された環境を救うのもきっと微生物である。
  人は汚染というが、微生物はいわない。
   その環境に適した微生物が増えるだけだから。

有機水銀で汚染された水俣病ですが、
 その海からは水銀を食べる微生物が検出され、
  予測を遥かに上回る速度で環境改善した事実もある。

成層圏に住んでいる菌も居れば、
 超高圧で生きている菌も居ればで、
  マグマにも居るかもと言われていたり、
   それなら火星にも居るだろうて。

EMの中心菌の酸素が大嫌いな光合成細菌。
 この古代菌はメタンや硫化水素などを好む。
  紫外線や放射線でも光合成をしてしまう能力。
   人間が汚染と呼ぶ環境に生きる微生物を活用。 >


ーーー「死の淵を見た男」(門田隆将著PHP)
・・吉田昌朗(あきお)と福島第一原発の500日・・


 涙無しには読めません。日本人の弱点とすばらしさの両面が書かれていると思いました。長いですが、記憶に留めたい部分を抜粋してみました。(・・・は省略部分です)

< はじめに
『・・・明日の見えない太平洋戦争末期、飛行技術の習得や特攻訓練の厳しい現場となった跡地に立つ原子力発電所で起こった悲劇ーー絶望と暗闇の中で原子炉建屋のすぐ隣の中央制御室にとどまった男達の姿を想像した時、私は運命をいう言葉を思い浮かべた。
戦時中と変わらぬ、いや、ある意味では、それ以上の過酷な状況下で、退くことを拒否した男達の闘いはいつ果てるともなく続いた。自らの命が危うい中、なぜ彼らは踏みとどまり、そして、暗闇に向かって何度も突入しえたのか。彼らは死の淵に立っていた。
それは、自らの「死の淵」であったと同時に、国家と郷里福島の「死の淵」でもあった。そんな事態に直面した時、人は何を思い、どう行動するのか。力及ばず大きな放射能被害が生じた。しかし、土壇場で、原子炉格納容器爆発による放射能飛散という最悪の事態は回避された。・・・』

おわりに
『・・・そして、現場で奮闘した多くの人々の闘いに敬意を表すると共に、やはり、これを防ぎ得なかった日本の政治家、官庁、東京電力・・・等々の原子力エネルギーを管理・推進する人々の「慢心」に思いを致さざるを得なかった。
この事故を防ぐことにできる”最後のチャンス”は、私は実は「二度」あったと思う。その最大のものは、9.11テロの「2001年9月11日」である。

改めて言うもでもないが、・・・原発の敵は、「自然災害」と「テロ」である。
・・・アメリカの原子力関係者の動きは素早かった。ただちに、テロ対策を強化し、その中で、「全ての電源を失った場合、原子炉の制御をどうするか」ということが、以前にも増して議論されることになった。そして、5年後の2006年、アメリカのNRC(原子力規制委員会)が対策のための文書を決定し、それは、日本にも伝えられた。
・・・しかし、我が国の原発では、「全電源喪失」「冷却不能」の状態がもたらされる可能性を、それでも想定しようとはしなかった。

・・・もう一つのチャンスは、9.11テロの3年3ヶ月後、2004年12月26日に発生したスマトラ島沖地震である。・・・23万人もの犠牲者をだした。・・・それは、巨大地震と大津波が、人間の想像を絶するものであることを見せつけるものだった。
・・・だが、この天の啓示ともいえる二度の警告は、日本の原子力行政に携わる人間にも、そして原子力を扱う事業者にも、ついに「響く」ことはなかったのである。
・・・結局、日本では、行政も事業者も「安全」よりも「採算」を優先する道を選んだのである。それは人間が生み出した「原子力」というとてつもないパワーに対する「畏れのなさ」を表すものだった。世界唯一の被爆国でありながら、その「畏れ」がなかったリーダーたちに、私はもはや言うべき言葉を持たない。

・・・私は、事故以来巻き起こった反原発運動の凄まじいエネルギーを「当然」と思う反面、火力発電などでおこる地球温暖化などの環境問題について指摘する声が急になくなったことも、恐ろしいと思っている。
「極端」に流れるのではなく、代替えのエネルギーができ上がるまで、資源小国の日本がなんとか成立つ方法は何か、国民全体で冷静に知恵を絞らなければならないと思う。・・・・・』 >

(私)門田さんの考え方は中庸を得ていると思います。エネルギー論にも賛成です。軍部の驕りが太平洋戦争を生み、55体制(自民党官僚政治)の驕りが福島原発事故を生んだと言えるのではないでしょうか。
 更に心配になるのは、55体制の形こそ崩れましたが、日本が、敗戦国の卑屈な存在観に留まっていることです。原発事故よりもっと大きな事故が起こる可能性があるのではないでしょうか。

 柄にもなく大上段なことを書いてしまいましたが、門田さんに刺激されました。
 すばらしい本をありがとうございました。

ーーーポルポトの虐殺はあり得ない・・朝日新聞

 唯臥独村さんより頂きました。

<・・・ポルポト派(クメールルージュ)は当時、僅か人口が5~600万人しかいなかった小国の、実に200万人以上を虐殺したと言われています。
 そんなポルポト派を、朝日新聞の和田俊記者(当時)は「小乗仏教のカンボジア人はアジア的優しさを持っており、虐殺はあり得ない。虐殺の噂はアメリカのCIAが故意に流した可能性が高い」などと伝えていました。

当時、私は勤務先で和田記者の記事を「まさか」と思いつつ読みましたが、大新聞の特派員が現地から伝えているのだから本当なのだろう、と半信半疑ながら信じてしまったものです。今から思えば、飛んだデッチアゲを信じてしまったものです。朝日新聞はウソばかり、捏造ばかりですね。

※『ポルポト派を”優しい”と表現した朝日新聞のトンデモ記事』(http://blogs.yahoo.co.jp/torakyojin88/44342602.html )を参照願います。

※和田俊氏は当時朝日のカンボジア特派員で、虐殺がウソではなく真実と判明した後にテレビ朝日「ニュースステーション」の解説者となりました。「ニュースステーション」の解説者は「朝日新聞の顔」であり、してみると会社ぐるみのデッチアゲだった可能性が高いですね。 >

(私)どんなメディアでも間違いはあると思いますので、朝日新聞の悪口ばかり書きたくありませんが、ひどすぎますよね。まるで、国際共産主義組織の出先機関のように思えてしまいます。朝日新聞が共産・社会主義を理想とするのは自由だと思いますが、嘘によるプロパガンダは犯罪ですよね。

 カルフォルニア州の韓国系米国人団体が、慰安婦問題について過った記述がされている米国人作家の小説「ドーターズ・オブ・ザ・ドラゴン」を全米の図書館に送付する活動を始めたそうですが、これも朝日新聞の犯罪の余波ではないでしょうか。

★フッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
ーーーーーーーーーーーーー

0 件のコメント:

コメントを投稿