2015年2月1日日曜日

蓼科だより・380号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2015年1月31日(土)★
★テーマ:後藤さんの死、ユシカフェのパン、終活ノート、

 友人からコメント、イノベーション、宗谷、21世紀の資本
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 後藤さんもついに殺されてしまったようです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 何といういうことでしょう。暗澹たるとはこういう気持ちを言うのでしょうか。海外で暮らしている日本人始め同盟国の人々は安心して外も歩けないのだと思います。

 ですが、冷静に考えて見ると、世界は膨大な規模で人間を虐殺し続けています。カンボジアのポルポトなど100万単位の虐殺をしたのは事実のようです。たった40年前のできごとです。数万単位の虐殺は常にどこかで起こっているのではないでしょうか。虫けらのように殺されて・・。公開されないので判らないだけです。
 アイシルがインターネットで公開したから世界中に知れることになりましたが、黙って殺されていれば判りません。あの地域では毎日戦闘が続いていて、軍・民を問わずかなりの犠牲者が出続けているのだと思います。

 私は戦争死でも事故死でも、ベット上の死以外は皆悲惨だと思っています。交通事故にしても、挟まれて潰れていたり、燃えて黒焦げになっていたりするのでしょう。ただ、そういう写真は公開されることがないので、その悲惨さを直接感じることがないだけです。建設現場の事故死もそうでした。

 それにしても知りたいのは、どうしてアイシルのような組織が生まれたのかです。アイシルを作りだしたのは国際金融資本だという指摘があります。第三次世界大戦に導こうとしているとも言っています。昔から聞かされていた「死の商人」は本当にいるのでしょうか。
 私にはとても、こんな地球規模の問題にコメントを挟むことなどできませんが、いるのかもしれないな、と思うこともあります。下記URLはこれについて語っています。

ーー
 昨年末に隣組で大きな変化が起きました。私が物覚えついた頃からやっていた酒屋が閉店しました。店主は私の友人で、2年ほど前から「赤字でダメだから閉める」と呟いていましたが遂にその時がきたようです。毎日その前を通りますが、閉めっぱなしのシャッターを見るのは何とも寂しいものです。
 ところが、とんだ余波があることが判りました。閉められた店の通りを挟んだ向い側に、食品移動販売をやっている青年の拠点店舗があるのですが、客が半減してしまったというのです。

 この場所から車で2分もかからないところに立派なスーパーがあるので、元々訪れる客は限られているのですが、いわゆる買い物難民救済には大きな貢献をしています。
 私も今までその店に行ったことがなかったのですが、友人の友人だということを知ってから、その店にあるものは買わせて頂こうと考え通っています。好感の持てる青年で、過疎地の食品販売についていろいろ聞かせてもらいましたが、懸命に取組んでいる様子が判って「立派だな」と思いました。

 ”まちづくり”などと口にしている人間がこんなことに気がつかなかったことを恥ずかしいと思いました。何の商売でも同じだと思いますが、やってる本人が熱心にやるのは当然ですが、その地域の住民の応援も不可欠です。過疎が進行している地域だからこそです。

 移動販売の1トン車に積める限りの食品ですから、品数も少なく、値段も安くはないかも知れませんが、良心的な商品を置いています。すぐ近所にある老舗豆腐屋のしっかりした豆腐と油揚がり、魚の切れ実の品質については自慢していましたが、確かに美味しかったです。日常の必要食品は一通り揃っています。

 食品といえばスーパーへと、何の疑念も挟まず直結していました。車に乗れる人は皆同じだろうと思います。これはまずい、問題だと思いました。悪くすると、撤退などいうことも起こりうるのではと感じたからです。近くて、歩いて行けますから、ガソリンもかからず問題ない筈と思います。何よりも買い物難民を出させちゃいけませんよね。

 何かお手伝いできることはないか、と考えています。

ーーーユシカフェのパン

 「TENPODO BREAD 地粉の食パン」:地元の(無農薬、無化学肥料)小麦を使った1斤で500gもある食パンです。どっしりとして美味しいパンです。一般市販のフカフカの食パンとはまったく異質なものです。つぎのようなコメントがついています。
「遠クバカリ見テイルト 結構気ヅカナイ モノダケレド 本当ニ素敵ナモノッテ 足元ニ転ガッテイル」

 良い言葉ですね。ユシカフェのマスターのセンスと感性の良さは評判ですが、流石だと思いました。皆さんも食べてみませんか?発送もしているようです。1斤380円、プラス送料500円。意味あり・価値あり商品です。
 私は、酢屋茂の味噌とマヨネーズと砂糖を練り合わせてペーストにして、この食パンに塗り、ピザ風にトッピングしてオーブンで焼いて食べます。すばらしい味に仕上がります。
 電話は下記です。
 0267-53-1043

ーーー終活ノート(エンディングノート)

 去る金曜日のNHKテレビでした。
 「ひとり死 支え合うために」のお話。医師の周防正行さんと渡辺エリさんの出演。
 日本の一人暮らしは600万人だそうで、このテーマは私にとっても切実な現実的問題です。

 終活ノートとコミュニティのことが大きなテーマとして語られていました。もちろん、私はコミュニティの方を強調したいのです。よく言われる言葉ですが、「遠くの親戚より近くの他人」という言葉も出てきました。

 少し考えれば判ることですが、本当に大きな問題(震災や戦争)が起こった時に、消防署や警察署が役に立つとは思えません。過去に日本で起きた大震災や津波を考えればすぐ判ります。何もかも全てが被災してしまいます。

 ケイタイもパソコンも通じない。道路も通れない。スーパーにもコンビニにも商品が届かない。ガソリンがない。電気もつかない。そんな時、助け合えるのは隣近所だけです。つき合いが煩わしいなんて言ってられるでしょうか。
 お互いに心を閉ざして交流がなかったら、イザという時に助け合いができません。良好なコミュニティこそ、生活の安全と安心を担保してくれる究極の砦だと思います。
 下記のURLに次のように書かれていました。
<・・2011年に「エンディングノート」という映画が公開され、エンディングノートという言葉も普及し、2013年の今、耳にする機会も増え、書店では数十冊のエンディングノートを目にします。エンディングノートとは、直訳すると「最期の覚書き」といったところでしょうか。>

http://明るい終活.com/index.php?%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88

ーーー友人Kより、「国際社会は嘘ばかり」へのコメント

<・・こんな(憲法の)前文、民族として恥ずかしい。穏やかに言うと安部首相いわく無邪気な平和主義ですね。国民が知るべきだと思います。
平和を愛する中国、北朝鮮、韓国国民と具体的に書いてみると、その人たちに自分たちの平和、生存を委ねる国家ですからね。
「・・平和を愛する中国、北朝鮮、韓国の公正と信義に信頼して、・・」となります。>

ーーーシリコンバレーでイノベーションが繰り返される理由 

WEDGE Infinity1/19より抜粋しました。

<・・・シリコンバレーから次々にイノベーションが生まれる理由に「ボランティア精神と人的ネットワーク」を挙げる。
 「起業して成功した人はもちろん、所属企業の上場で報酬を得た人など、個人がエンジェル投資家になります。エンジェル投資はリターンを得ることが目的ではあるのですが、基本的には失敗します。それでも、かつては自分もお世話になったということで後進に投資するのです」

・・・マネーは稼いだ人から、必要とする人へ循環していく。・・・意外に感じるかもしれないが、シリコンバレーは人脈(コネ)がモノを言う世界・・・

・・・ビジネスとして成立するかどうかも分からないモノに対して懸命に取り組む人がいて、そこに投資する人がいる。そんな人たちがたくさんいることが、日本との 違いだ。シリコンバレーでは「多くの失敗の上にしか成功は生まれない」と、誰もが口にした。失敗も含めて将来に対して投資するのだ。・・・>


(私)これがアメリカの真骨頂なんでしょうね。大きなリスクは、分散させることによりサポートする。もう20年も前だと思いますが、日経のコラムに「株式会社の目的はリスクの分散である」とあり、大きく納得した記憶があります。
 日本は100年くらいしたらこうなるでしょうか。これも教育と世論形成の問題だと思います。その道で権威をお持ちの皆さん、お願い申し上げます。

ーーー南極観測船宗谷の数奇な運命!

 昭和を走り続けた「宗谷」とその乗組員たち。足も遅く恰好も悪いが、「宗谷」とその乗組員たちは、その時々の使命を実直に果たしてきた。
http://blog.jog-net.jp/201501/article_4.html


ーーー「21世紀の資本」(トマ・ピケティ著)

 去る金曜日にNHKがこの本について素人にも判り易い解説をしていました。
 私が不思議に思っていたのは、「長期的にみると、資本の収益率は経済成長率よりも大きい。だから、富は資本家へ蓄積される。」というごく常識的と思われる論理の発見が何故こんなに騒がれるのだろうかということでした。NHKの番組ではその答えを教えてくれました。

 今まで、アメリカのノーベル経済学者サイモン・クズネッツの理論が経済学の常識になっていて、それを覆したからだといいます。Wikipediaから引用します。
<・・サイモン・クズネッツの 仮説をも否定している。クズネッツの仮説とは、逆U字型仮説と呼ばれるもので、「資本主義経済では経済成長の初期には格差が拡大するが、その後格差は縮小 に向かう」という説である。
実際、クズネッツがこの仮説を発表した1955年の時点では、格差は縮小していた。しかし、ピケティは、1980年代になると 格差が再び拡大していることを示した。>

 世界の経済学者に賛否両論あるようです。上記Wikipediaの続きに、下記のような批判記事もあります。
<・・サマーズは、1982年におけるアメリカの富裕者上位に名を連ねていた400人のうち、2012年にもその地位を維持していたのはわずか10人に1人だっ た事も指摘している。富裕者層の財産は増加していない。
さらに、富裕者上位1%の収入は現在大半が給与所得であり、資本から得られる収入ではない。他の多 くの経済評論家は上位1%の収入の増加をグローバリゼーションと技術革新で説明している・・>

 更に不思議に思うのは、「資本主義の特徴は、格差社会が起きることである。」と書かれているそうですが、「共産主義・社会主義国家の方が格差社会になりにくい」と読み替えても良いのでしょうか。だとしたら、共産主義・社会主義国家の方が所得格差が大きいことはどうやって説明されるのでしょうか。
 下記Wikipediaに世界銀行によるデータがありますが、経済大国の中では、中国がアメリカを凌いでワーストワン、ロシアがワースト2です。日本はほぼノルウェーと並んでベストと言えます。説明がつきません。どなたかご教授願えないでしょうか。
フッターーーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

ーーーーーーーーーーーーーー

0 件のコメント:

コメントを投稿