2018年1月8日月曜日

蓼科だより・533号~田舎暮らし情報

 このメルマガは、お名刺やご縁を頂いた方に、BCCで発信させて頂いておりま
す。ご迷惑な方は、このままご返信ください。ご返事は不要でございます。
 但し,ご忠告とコメントはお待ち申し上げております。

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2018年1月5日(金)★
★テーマ:おめでとうございます、1/20月例会にどうぞ、エールを頂戴、
島崎藤村の作品と人生、人口減は日本にとって良い機会、注目してほしい情報、
★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮(090-3148-0217)
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

 新年明けましておめでとうございます。

 何はともあれ、トランプ大統領と金正恩書記長が物騒な会話を交わしている状況下で、
戦争のない新年を迎えられたということは本当におめでたいことだと思います。

 毎年のことで申し訳ありませんが、BCCでお送りしている失礼をお許しください。

 二人の子供が結婚し家を出てから、初めて一家オールキャストの年末年始ができませ
んでした。次男が社命でミャンマーに出張となり、妻の事情が重なったからです。一人
の正月もまんざらじゃありませんがやはり寂しいですね。

 でも、やるべきことはやりました。岐阜生まれの父母伝来の正月用野菜煮込み料理も
作りました。ごぼうなど4種類の根菜にチクワとコンニャクときざみ昆布を入れ、出汁、
醤油、味醂、酒で味付けしじっくりと煮込むのです。出来は上々でした。以外と料理が
上手なんですよ。(笑)

 北海道と長崎の妻の親戚から届く、極上の鮭とブリは酒のつまみには最高でした。
ちょっと飲みすぎちゃったのが問題です。やはり、ブレーキをかけてくれる人が必要
です!

 今年の抱負ですが、NPO法人信州まちづくり研究会の理事・事務局として、目指して
いる一般社団法人づくりに向けて、組織の下地(会員の数と研修)と輪郭を作っていく
つもりですが、全ては会員の皆さんの参加と自発性が不可欠ですので、私を含めた現執
行部が、それぞれに忙しい仕事をお持ちの会員の皆さんをその気に持っていけるかが鍵
だと思っています。

 NPOに所属する皆さんには極力参加して頂きたいですし、その他の皆さんには、言葉
お金、行動等、何でも結構ですので、ご支援をお願い申し上げます。

ーーー1/20 循環型農業構築の要を考える:どうやったら廻るのか!

 NPO法人信州まちづくり研究会の月例会が下記要領で行われます。
 どちらからでもどなたでも、無料で参加できます。
 予約をいただけるとありがたいですが、飛び入りもOKです。

 農業をやってないから関係ない、と考えないでください。
 これは食の問題であり、地域経済の問題あり、循環型社会をつくる問題です。
 このことに関係ない人はいない筈です。

立科町中央公民館で、1月20日(土)PM5時30分~7時
提案者:比田井章(NPO法人信州まちづくり研究会 理事)
事務局 安江高亮 090-3148-0217

 参考に、下記「循環型社会の構図」をご覧ください。

ーーー「日本で最も美しい村」加藤俊宣理事さんから嬉しいエール

 私は単純ですから、すぐその気になっちゃいますが、勇気付けられます。
 それにしても、松尾さんや熊野さんと並べるのはやり過ぎです。
 でも、Kさん、ありがとうございます。

<松尾雅彦さん/熊野英介さん/貴殿、私のお付き合いある範囲に居られる三人の方の歩
みに共通する、日本の明るい未来を強く感じる大晦日です。

感動とは感じて動くと書くんだねえ!(相田みつおさん)
念ずれば花ひらく!(坂村真民さん)
肯定 肯定 絶対肯定!(紀野一義さん)

三十代後半から今は古希、私の人生をずっと支えていただいている、三人の先達の三つ
の言葉です。

●一人では何もできない。一人が始めなければ何もできない。
お名前は忘れましたが、私が何か動き活動する時のモットーです。>

(私)劇作家、岸田國士(きしだくにお)の名言だそうです。ネットにありました。

ーーーもうお一人、すごいエールを下さいました。

 元立教大学観光学部長溝尾良隆先生からです。先生は川越はじめ各地の”まちづくり”
に取り組んでおられます。私の”まちづくり”の先生です。

<切り絵作家の百鬼丸は川越の人間で、私の友人です。
大丈夫です。安江さんの頑張りは多くの人が認めています。
新年度もさらに発展すること間違いありません。>

(私)木に登っちゃうほど嬉しいのですが、プレッッシャーもすごいです!

ーーー「2018年を歴史から紐解く:島崎藤村の作品と人生を通して」

 昨日は新年に相応しい会合に参加させていただき、勉強になり、有意義な一夜を過ご
すことができ、良いスタートができたと感謝しております。

 毎月、佐久市中込で行われる「土知の森(力)」交流サロンです。8年4ヶ月に亘り
一度も休まずに続け、今回は100回記念交流サロンということでした。私は昨年から参
加させて頂きました。提唱者であり共同代表を務めておられる荻原さんと工藤さんは共
に野沢北高卒で団塊の世代。

 企業の仕事で欧米で見聞した「哲学カフェ」に倣ったと荻原さんは語ります。工藤さ
んはカフェ「ポエム」のご主人なので、意気投合したのだと思います。団塊の世代が首
都圏で定年を迎えて故郷に帰り、愛郷の気持ちがこのような形になったのだと思います。
そのような会員が多くおられます。田舎に文化を持ち帰ってくれたと見ることもできま
す。

 素晴らしいと思うのは、開かれたサロンだということです。素敵な挨拶文をいただき
ましたので、コピーいたしました。立派なJBLのスピーカーが置かれたちょっとレトロ
な感じのジャズカフェに似合っていると思います。

「この会は、「楽しみながら様々に交流し佐久地域を広く深く学び(知り)、この地で
暮らすことの喜びを共有しあおう」という気軽な交流サロンとして続けてまいりました。
この間、佐久の大地の成り立ち・自然・歴史・環境問題にはじまり、経済、農業、地域
振興、福祉、教育・文化、歴史的資源、人生経験、等々、幅広いテーマを取り上げ議論
を重ねてまいりました。100回目を節目にして新たなアイデアを盛り込んだ展開も企画し
ていきたいと思います。」

 荻原さんは、このようなサークルが各地で立ち上がって欲しいと考えており、その通
りだと思います。信州まちづくり研究会で始めた月例会もそれに当てられると思います。

 地域社会には様々な社会文化的な取組・勉強をしているサークルがありますが、閉鎖
的になっているものが多いと思います。このサロンは、スマートという言葉がピッタリ
します。「スマートテロワール」もこんな雰囲気で展開できればいいなと思います。

 このサロンのアイデンティティを私なりに表現させてもらうと、地元愛と多様性(ダ
イバーシティ)とオープンマインドとなります。共同代表のお二人とメンバーの皆さん
の懐が大きい。若い会員も増えています。このようなあり方が民主主義社会を成熟させ
ていくのだと思いますが、田舎では極めて少数派だと思います。

 実は、このような方針の下に、私に、東信自給圏(スマート・テロワール)構想につ
いて話して欲しいと依頼があり、プレゼンさせて頂き、仲間にもさせて頂きました。そ
して、5名もNPOの会員になって下さいました。

 前置きが長くなってしまいましたが、昨夜のゲストスピーカーは吉岡忍さんでした。
ご紹介は不要だと思いますが、ノンフィクション作家で日本ペンクラブ会長です。佐久
市のご出身で、やはり団塊同窓生。テーマは「2018年を歴史から紐解く:島崎藤村
の作品と人生を通して」でした。

 吉岡さんが半年かかったと仰っていましたが、ご自分で製作されたDVDをみせてくれ
ました。一般的に知られていない人間藤村の秘めた話に驚きました。なさぬ恋の物語が
あったのです。急に人間臭くなって、もう一度藤村を読んでみたくなりました。佐久の
地に藤村の兄妹が嫁に来ているそうです。

 懇親会では改憲と9条の話が盛り上がりました。多様性のメンバーなので、リベラル
が多そうですが、右も左もいる中で、皆さんスマートな会話をしていました。私もこの
会では初めての飲み会参加でしたが、楽しみました。

 安宿を確保したので、中込の街で三次会までおつきあいし、ホテルに入ったら午前様。
こんなことは10年ぶりです。やはり飲みすぎました。懲りない人間です!

ーーー人口減は日本にとってイノベーションを準備するいい機会だ

 DIAMOND onlineからです。
 経済が成長して来たのは、人口増だけが原因ではない。イノベーションの方がより多
く経済を伸ばしてきた、のが現実のようです。
 松尾さんが、「農業人口が減り、荒廃農地が増えるのは、農業を変えてくいいチャンス
だ」と仰っているのと似てますね。

<・・・あまりにも「人口減だと成長できない」というような悲観論の広がりに異を
唱えたいわけです。
なぜなら、先進国の成長はこれまでも1人当たりGDPの拡大によるところが大きかっ
た。その1人当たりGDPが何で伸びるか、結論を言えば「イノベーション」に他なり
ません。それはいつの時代も、どこの国でもそうです。

・・・私が割と大切だと思う切り口に、「イノベーション」と「進歩」という現象を分
けて考えることがあります。イノベーションは進歩ではない。何が違うかといえば、
「非連続性」の有無です。
例えばデジカメの画質が良くなるとか、スマホがどんどん薄く軽くなる。価値の次元で
連続するので、そういう現象は進歩です。

・・・人口減は確かに問題を生み出します。社会保障から財政、その他いろいろあるで
しょう。ですが、話してきたように先進国経済を引っ張る大本はイノベーション。日本
が欧米や諸外国より劣るかといえば、全然、そうは思わない。必要以上に将来を悲観す
る理由はないのです。

人口減は日本にとってイノベーションを準備するいい機会だ

(私)間違いないと思います。ただし、イノベーションが人口減に負けると衰退するこ
とになりますから、人間の叡智の伸びが鍵になるということでしょうか。もしかしたら、
AIロボットの頭脳が人類を救ってくれるなんてことも有り得るのでしょうか?

ーーー注目してほしい情報!
・YouTubeに『戸谷の言いたい放題』Vol.3「住宅ローンの真実1」がアップされました。

・読んで楽しい素敵な自給暦です。下記ブログから詳細をご覧になれます。

・月刊『農業経営者』最新号201712月号(261号)のご案内です。

★フッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
農村消滅論から大転換
「スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換」を読んで
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/07/blog-post_9.html

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★

0 件のコメント:

コメントを投稿