2017年10月1日日曜日

蓼科だより・519号~田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2017年9月30日(土)★
★テーマ:稲刈り準備、「東信自給圏を考える会」in 塩田、
悪魔の飲み物、
豚肉 銘柄産地も「限界感」、少子化問題を解決した、ロシア、
食品メーカーの不都合な真実、インドネシア タスリフ駐日大使 日本への感謝
★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮(090-3148-0217)
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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 今週はじめから家で暖房を入れ始めました。まだ最低気温は10度ほどですが、急に秋
が深まった感じです。先週、墓参りに行った時に山栗をたくさん拾ったことを思い出し
ました。畑では大根が大きくなり始めました。

 前回、「一応稲刈りの準備が整いました」と書きましたが、今日点検に4枚の田圃を
廻ってみると、3枚に問題がありました。水がまだ残っている部分が2箇所、柔らかく
て長靴が10センチ以上も沈んでしまうところが2箇所。

 今日、その内の1枚の田圃だけ避けを掘直しました。残りは明日です。2センチ以上
は長靴が沈まない程度に乾いていないと、稲刈り機が動けません。
 隣で米専業大規模農家がコンバインで収穫していましたが、田面は程よく乾いていて、
スピーディーに走り回っていました。流石だなあ、と感心しました。農楽と農業の違い
です。

ーーー10月12日、「東信自給圏を考える会」in 塩田

 上田市塩田自治センター内の公民館で行います。時間とプログラムはいつも通りです。
 下記URLに詳細がありますのでご覧ください。

 みなさん、日本人の主食が肉だというのをご存知でしょうか。私は2年前、この問題に
取り組むまで知りませんでした。農水省のデータによると、昭和52年頃、食べるお米の
量と肉の量が逆転しました。現在、私たちはお米の約2.3倍の肉を食べています。

 一番食べられているのが豚肉ですが、何とその95%が輸入です。但し、実物輸入量は
全需要の50%ほどです。残りの45%は、輸入の餌で育てられた豚肉です。農水省では、
輸入餌で飼育された肉は、自給率の計算上は輸入に参入しています。畜産全体で、餌の
自給率は25%ほどとありました。

 一方において、田圃も畑も大量に余っています。この現実をどのように捉えるかは、
いろんな考え方があると思います。NPO法人信州まちづくり研究会では、余剰農地を生
かすための提案をさせて頂きます。

 畜肉の特産地についてとんでもないことを知ってしまいました。松尾さんに蓼科牛を
ご紹介して、蓼科牛専門店「いっとう」で食事した時です。私が、自慢げに「蓼科牛は
美味しいでしょう?」といいましたら、「餌はどこの物ですか?」と言われ、全てを悟
した。

 肉に限らないと思いますが、外国の原料によって作られた、或いは育てられた肉や加
工品は、地域の特産なのか、という疑問です。厳密にいえば、飼い方の違いもあるので
しょうが、基本的には餌が同じであれば、どこで飼育しても同じ肉になってしまうので
はないでしょうか。

 神戸牛や飛騨牛の餌はどこのでしょうか。餌全体の自給率が25%では、自給できて
いるとは考えづらいです。こう考えると、現在の特産の根拠は飼い方と加工の仕方によ
ることになりますが、果たしてこの考え方はグローバルな特産食品の考えに照らした時
整合性があるのでしょうか。

 ワインなどすごく判りやすいですが、国、地方、地域はもちろん、場合によるとブド
ウを栽培した畑まで判るそうです。その地域のその畑のブドウで作られるから、その畑
の土や気候の特性が作物に反映し、それがそのワインの個性・特性の味になっています。
地域特産の謂れではないでしょうか。ボルドーのワインが、実はブドウはスペインから
だと言われたら、どうなるんでしょうか。

 ケチを付けるためにこれを書いているのではありません。素朴な疑問を書いているだ
けです。日本中の特産品のかなりの部分がこのような状態にあるのではないでしょうか。
「地域特産」と銘打たなければ、どうでもいいと思いますが、このことは、国の農業政
策の基本理念に関わる問題だと思います。ごまかしがあるように感じてしまうのは私だ
けでしょうか。

 本題から外れてしまいましたが、この種の矛盾が食産業と地域経済の中に多くありま
す。「東信自給圏を考える会」では、それらを考える材料をプレゼンさせて頂きますの
で、一緒にお考えください。

 どちらからでも、どなたでも、予約なし、無料です。お気軽にご参加ください。

 自給圏は、農業と農家だけの問題ではありません。自給とは、自分で作ったものを食
べるという意味ではなく、地域で作られた物を食べるという意味です。食の問題は、当
然、食べる人が主役です。ですから、農業をやっていない人も含めて、全住民の問題と
お考えください。地域の自給を意味します。

 今、私たちが日常食べている食品の約80%(概算)が他地域からきています。国の自
給率は最近38%と発表されましたが、当地域の自給率は20%だということです。総務省
の食費のデータによると、単純平均すると、一人当たり1ヶ月38,310円(外食・酒を含
む)となります。

 これを東信地域42万人、1年間で計算すると、年間1932億円となります。この80%が
他地域と外国に行ってしまい、20%しか地元に残りません。この自給率を50%に上げる
と、約600億円の産業が地域に生まれることになります。このためのプレゼンテーション
をさせて頂きます。

ーーー「缶コーヒーは悪魔の飲み物」!

 DIAMOND onlineからですが、これ本当ででしょうか?私はブラックしか飲まないの
で良かったと思うのですが・・。

<・・・血糖値を上げるのは、ひとえに糖質です。脂質やタンパク質などは上げません。
だから、バターで焼いた肉をたくさん食べても血糖値は上がらないし、血糖値が上がら
ないから太ることもありません。

・・・実は清涼飲料水などのメーカーは、人の至福点について計算し尽くし、商品を設
計しています。言ってみれば、糖質中毒患者を増やすことで利益を得ているのです。知
的なはずのビジネスパーソンが、それにまんまとはまってはいけません。>

「缶コーヒーは悪魔の飲み物」と医者が言う理由
http://cl.diamond.jp/c/acf2bDvhoar4wSav
ーーー豚肉 銘柄産地も「限界感」 離農、基盤弱体化

 日本農業新聞からです。

<日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉の進展を受け、養豚農家が危
機感を募らせている。・・>

豚肉 銘柄産地も「限界感」 離農、基盤弱体化・・・https://www.agrinews.co.jp/p41212.html
ーーー日本以上に深刻な少子化問題を解決した、ロシアの大胆な「奇策」

 ロシア政治経済ジャーナルから北野幸伯さんの記事です。この方の記事は素直に読め
ます。

<・・・私がメルマガをはじめた1999年、ロシアの人口は「年間70万人」という超スピ
ードで減少していました。「このままだとロシアは消滅する」と、マジメに心配してい
る学者さんもたくさんいたのです。

1999
年、ロシアの合計特殊出生率は、なんと1.17(!)だった。それがですよ、2012
年は1.72013年も1.7。死亡率の低下も手伝って、人口が「自然増」しはじめている。

・・・その秘密の1つが、「母親資本」(マテリンスキー・カピタル)という制度です。
「母親資本」とはなんでしょうか?

要は、「子供を2人産んだ家族は、大金がもらえる」という制度。導入されたのは07
ですが、当時「平均年収の2倍分もらえる」という話だった。日本の感覚でいうと、
「子供2人産んだら800万円もらえる」という感じでしょうね。
しかし、もらうお金の「用途」が決まっている。・・・>
日本以上に深刻な少子化問題を解決した、ロシアの大胆な「奇策」http://www.mag2.com/p/news/119241

ーーー「体に良さそうな食品」のメーカーが必死に隠す不都合な真実
DIAMOND online
から糖尿病専門医の記事です。

<・・・しかし、税金をたくさん納めている企業に対し、国や自治体が本気で規制に乗
り出すことはできません。アメリカでは買収された学者が「肥満を呼ぶのは糖質ではな
く脂肪だ」という説を垂れ流し、いまもそれを信じている人が世界中にいます。

詳しくは書籍『医者が教える食事術 最強の教科書』で説明していますが、糖質をとる
ことによって血中のブドウ糖が過剰になると、中性脂肪に形を変えて脂肪細胞などに溜
め込まれます。これは生化学をきちんと学んだ者にとって当たり前の話なのですが、な
かなかわかりにくいメカニズムです。・・・>http://diamond.jp/articles/-/142519

(私)我が家も妻が砂糖中毒で問題です。自分の母親が死ぬまで甘いものを食べ続けて
も85歳まで生きられたので「問題ない」という理論です。
 いずれにしても、全ての問題にたくさんの答えがあり、真偽を見極めるのは本当に難
しいですね。DIAMOND onlineの記事なので信じたい気持ちはありますが、本当でし
ょうか?

ーーーインドネシア タスリフ駐日大使 日本への感謝

 「加瀬英明のコラム」メールマガジンからです。
 戦争は生死の極限状態の中で狂気の行動が起こることは十分想像できます。第二次大
戦中、世界中で日常では考えられない悲劇と悪事が起きましたが、美談もたくさんあり
ます。福澤諭吉も「物事は複眼で見よ」と書いています。日本人、日本軍の美談もたく
さんあります。これはその美談の一つだと思います。

<「大東亜戦争は昭和20年8月15日に終わらなかった」今年の8月17日は晴れたので、主催者の1人としてほっとした。 私たちは午後2時前に、市ヶ谷台にひろがる防衛省の構内の一画に建立された、スディルマン将軍の像の前に集合した。・・・
・・・インドネシア タスリフ駐日大使の挨拶
大使は、先の大戦中に日本軍政下で、インドネシア独立へ向けてインドネシア壮丁を募
って、郷土防衛隊(ペタ)が結成され、1944年にスディルマン将軍が総隊長となっ
たが、日本が大戦に敗れた2日後に、インドネシアが独立を宣言すると、オランダ軍が
インドネシアを再び植民地にしようと、イギリス軍とともに侵攻してきた時に、スディ
ルマン将軍が総司令官としてペタを中心とした独立軍を率いて戦い、オランダもついに
1949年にインドネシアが独立国であることを承認することを強いられたと、日本へ
の感謝を滲ませながら、述べられた。・・・>


(私)私は歴史の勉強をしていないので確かなことは言えませんが、現在の認識を素直
に表現すれば、戦後の歴史教育は「軍は悪、日本は悪」という極めて単純な価値観の下
で間違って行われてきたように思っています。

 世の中にあるもの、起こることの全てには両面性、多面性があることは当然です。何
故、そういう教育ができなかったのでしょう。おそらく大方の意見は、「アメリカが、
マッカーサーが押し付けた」と言うような気がします。当然、そういったことがあった
と思います。日本は負けたのですから。でも、私にはどうしてもそれだけとは思えませ
ん。

 昭和24年に毛沢東革命により中華人民共和国が誕生しました。その勢いを得ていた共
産主義勢力による革命=国家転覆陣営の加担が大きかったのではないかと感じています。
その最先端を走っていたのが日教組ではないでしょうか。

 私たちは間違った教育思想で間違った歴史教育を受けてしまったのは間違いないよう
です。前号に引用させて頂いた安中さんの韓国の歴史も同様です。この面では、残念で
すが韓国に負けていないかもしれませんね。
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