2011年11月5日土曜日

蓼科だより・212号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年11月5日(土)★
★今回のテーマ: 玉ネギ植完了, 友あり遠方より来る・・,
”田舎暮らし”プレゼン & 原発
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このところ暖かい日が続いているのでトマトが色づいています。植物は気候に敏感です。

前回のメルマガを読み直しましたら,一番肝心な田んぼの堪水について書き落としていました。
今秋は,この地方は雨が少なかったので水路に絞れ水も無くて,困ってしまい,水路管理者に泣きついて特別に水門を開けさせて頂きました。おかげで無事冬期堪水は実行できました。今後の水位の維持が問題ですが・・。
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850本の玉葱(5種類)を植終えました。脇ではナガネギとダイコンが今でも成長しています。
裸でマイナス10℃以上の冬を越すネギ類やダイコン類を見ていて,人間にこのDNAを入れることができたら冬でも半袖で過ごせるのかなあ,などとショウモナイことを考えながらやってました。
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安中さんが,忙しい日程をやりくりして蓼科へ来てくださいました。
 例のトレッキングコースを歩き,私の農園を見て頂き,美肌の(関係ないけど)春日温泉に入り,夜はゲストルームにしている我家の粗末な小屋で二人だけですき焼きをつつきながら積もる話しを語り明かしました。

10年も前に2〜3回お会いしただけで親しく面談したことはなかったのですが,メルマガを通じて多くの情報交換をさせてもらいました。是非,オフ会をしたいという想いが叶った一日でした。
原発に関しては福島第一原発の設計と現場に携わった彼の経験から,極めて現実的で信憑性の高い情報を頂きました。彼のように理論にも現場にもそして裏事情にも精通している人物は他にないだろうと思います。きわめて貴重な存在です。
改めて,安中さんの見識と思索の深さに驚かされました。
こんな方におつき合いさせて頂ける幸運に感謝です。

日頃共感を覚えていた彼と一昼夜共にさせてもらって更にその想いを深めました。翌朝,我家をたった彼は静岡のお客さんを廻り,東京に帰りついたのは0時だったそうです。走行距離は460km。
彼は社員から,放射能を浴びて強くなった”ゴジラ”と呼ばれているそうです。
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」でした。

ーーーーー「田舎暮らしコミュニティづくり」プレゼンテーション
シツコクすいませんが,現在まだお申し込みはお二人のままです。どんなに少人数でも実行するつもりでおりますが,ご参加頂く方が増えることを祈っております。

過日,メル友から「安江さん,あの提案書は書きすぎだよ。あれを読めば全容が把握できちゃうよ」というご忠告を頂きました。私もそう考えたこともありましたが,次のようにお答えしました。<>内です。

<わたしは提案書を判った上でご参加頂く人が欲しいのです。何故なら,私が提案しているのは,情報と知識を知って欲しいのではなく,行動を起こして頂きたいからです。

今必要なのは行動だと思っています。
新しい動きが必要なのだと思っております。

私の提案,というより時代の要請は,新しい住まい方を考えるべきだということだと思っております。何故なら,日本の住まいのあり方はあまりにも自己中心的だからです。
日本の街並が汚いのも当然です。このことは,故木村尚三郎さんはじめ世界的に活躍している日本の識者全員が仰っていると思います。

わたしは海外のコミュニティを数多く視察させてもらいました。結果として,「コミュニティづくりが社会の基本」という考え方に到達致しました。
コミュニティが人間をつくる土壌だと思うからです。

3.11を契機に変えていかなければならない要素のひとつだと思っています。
良い町,素敵な街,人が幸せになるコミュニティをつくりたいのです。>


NPO法人信州まちづくり研究会のホームページには,プレゼンの開催要領と提案書ばかりでなく諸情報が掲載されています。
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/

お申込み方法:このメールの返信にて,お名前,住所,性別,年齢,ケイタイをご記入の上お送りください。
お問い合せ:このメルマガの返信,或いはフッターの連絡先へどうぞ。
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このプレゼンテーションだけをお聞きになりたい方でも結構です。
”田舎暮らし”に関心のありそうな方に宣伝・転送をお願い申し上げます。

ーーーーー原発問題
安中さんが「原発コーナー」に第18回をアップしました。

ーー「”放射能は怖い”のウソ」
どなたにご紹介頂いたか忘れてしまいましたが上記の本(8月末発売)を読みました。著者は,元は原子物理学者である電力中央研究所元名誉特別顧問服部禎男教授です。
この本はラッキー博士のホルミシス論を元に,一連の原発問題を判りやすく解説したものでした。すごく説得力がありました。(ホルミシス論については下記Wikipediaに詳しいです)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ホルミシス効果

私が重大に感じた要点だけ抜粋します。その圧巻は,P105後段にある次の文章です。

「国際勧告(ICRP)と科学者が言ってることが全然違うということで,アメリカのエネルギー省予算委員長のドメニティ上院議員が,政治と科学の間に橋をかけようということで1999年に会議を開いたんだよ。
『ブリッジング ポリシー アンド サイエンス』会議と言われてるんだ。ところがね,ICRPは,放射線に関する国際勧告をしてから50年もたっているのに,今さらそれが全部間違いだったなんて言えないと。
それで法令もできてるし,教科書もできてるし,産業界もできている,今さら数字がデタラメでしたなんて言えるわけがないと。それが3日間続いた会議の結論だったんだよ」
(私)ホルミシス論を認めたけれども,勧告は変えられないというヒドイ話しです。こんなことがあっていいのでしょうか。そして,下記締めくくりが重く勝つやりがいのある課題です。

「アメリカではいろんな事情があって放射能や原子力に関する積極的な改善の働きかけができない。ICRPの間違った勧告を正しくさせる,それができるのは日本しかないと思ってるんだよ。」
「現在のICRP勧告に従って福島原発事故の事後処理にかかるなら,その費用は膨大なものになるでしょう。実は必要のないものばかりです。基準を改めて,莫大なムダをなくし,それを東日本大震災の被災地の復興にあてるべきです。」

ーーこの本に関連してある大学教授(反原発)のことを,安中さんに尋ねてみました。
<>内がお答えでした。

<巷で喧伝されている放射能の恐怖は、全てウソと言ってもよいと思います。かなりの被曝をした私が、30年以上もこうして元気なのですから(笑)。
 ただ、ほとんどの国民は「見えない恐怖」におののいているわけです。それにかこつけて、恐怖を煽る人がたくさんいるわけです。
 国民は「日本の原発は100%安全」と信じ続けてきたわけです。(100%は、あり得ないのにです)それが事故を起こしたことで、「100%危険」にすり替わってしまったのです。どっちも間違えているのに、そこに考えが至らないのです。

 そして、前から「何でも反対」と言っていた平和論者、反核論者が、「それ見たことか、だから言っただろう」と力を得て、声高に叫び出しているわけです。
 K教授の主張はウソではありませんが、マイナス面を100%強調しているので、バランスを欠いています。
 福島第一原発でも、再臨界が起きている可能性を何度も強調されていました。たしかに、「起きている可能性はゼロ」ではありませんでしたが、「起きている」わけではありませんでした。

 これを「100%とは言わないが、起きている可能性が強い」という言い方をされるのです。この主張の仕方も一種のプロパガンダだと思います。
 原発事故のおかげで、K教授は一躍有名人になりました。得をした一人と言っては言い過ぎですが、反対派に祭り上げられて神輿の上におられることは事実です。>

ーー
私はホルミシス論に固まっている訳ではありませんが,かなり傾いていることは事実です。反対派の主張は感情論が主でデータが乏しいからです。

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