2011年12月11日日曜日

蓼科だより・217号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年12月10日(土)★
★今回のテーマ:腐葉土仕込み,皆既月食,ほんものエコ & 放射線
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮 
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/
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 腐葉土ヤードに落葉の積み込みが終りました。
今年は,今秋まで使った腐葉土ヤードを,場所を変え作り直しました。昨年から借りた隣の畑の農道沿いの土手を利用しました。墓に続く雑木林に接しているので誠に好都合です。
近いところからは手製のアオリを着けた一輪車で,離れた所からは軽トラで運びました。農道からあけると土手の下が腐葉土ヤードという設計です。

落葉を集め易いように,昨秋農道周辺を整備しておいたので楽に集めることができました。昨年の2倍は集めました。断続的に3日ばかりやりましたが,こんな恵まれた場所はないと,幸運に感謝しながらの楽しい作業でした。
 落葉を集める時の山の匂いが何とも言えぬ癒しになります。命の匂いなのではと思います・・。

今回は,菅平の馬糞堆肥とコヌカ,そして山で採集した腐葉土(「ほっとステイ」の子供たちと集めた)を混ぜ込み,水分調節はEM活性液500倍液でやりました。
巾3m,奥行き4.5mのヤードに約1m積み上がりました。ブルーシートでキッチリ覆って終了です。

年内の残る作業はバイオマス温室造りだけとなりました。
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今夜は皆既月食を見て感動しました。夜11時,天空の頂点近くに見えました。下にはオリオン座が輝いていました。見つめていると,妙にロマンチックで神秘的な気持ちになるもんですね。

朝の新聞に,コロンブスは月食のことを知っていて,原住民を脅したという話しが載っていましたが,500年も前にそんな計算ができたなんて驚きです。当時はすでに地球球体説は一般に信じられていたとありました。

Wikipediaで見たら,コペルニクスの方がコロンブスより少し若いんですね。考えてみると,人工衛星が打ち上げられる以前では,月食は地球の姿を見る唯一の方法だったのではないでしょうか。
自分の影に怯えるという言葉がありますが,地球球体説が囁かれた時代の人類が月食に怯える気持ちが判るような気がします。こんな見事な皆既月食を見たのは初めてでした。

ーーーーーオルタナの12/5付メルマガより ”ほんものエコ”

『1カ月の電気代1500円、ガス代1000円の幸せな家族』 <>内です。
<たまたまお会いした、加藤大吾さん(38)のお話を聞くと、これまでの常識を見事に吹っ飛ばしてくれる暮らし方であることが分かったのです。
興味をもったきっかけは「1カ月の電気代が1500円」との一言。僕は、「ああ、独身で節電すれば、なんとか達成できる数字かな」と思いました。
ところが、さらに聞いてみると、夫婦に子どもが3人、つまり5人家族ではありませんか。そしてガス代も月に1000円とのこと。
加藤さんは、
NPO法人都留環境フォーラムの代表理事として環境教育や、コンサルティングをしています。都留文科大学の非常勤講師でもあります。>

(私)上記はごく一部の紹介です。下記
URLをご覧下さい。
http://www.alterna.co.jp/7632
加藤さんのホームページも見つけました。すばらしいです!世の中に「エコ」を口にする人は山ほどいますが,実践している人は非常に稀です。メル友になって頂きました。
http://www.earth-c.info/

ーーーーー”まちづくり”
前回,住宅生産性研究会の戸谷先生から頂いた「英国ガーデンシティとドイツ環境共生都市視察ツアー」調査報告会のDVDを,編集してYoutubeにアップロードしたことを書きましたが,その続編もアップロードしました。全部で5編になります。

家造り,街づくりについて,歴史的・人文学的な観点から映像を見ながら判りやすく解説されています。全部見ると長いですが,下記URLから是非見て頂きたいと思います。
家と街の問題は,自分達の生活と家計に直接係る問題だからです。
ご意見も頂ければ最高です! 

ーーーーー放射線
前回ご紹介した「人間が作った放射線はまったく自然界に存在しない物質、体は異物としてとらえる。だから年間浴びる量を設定して規制しています。」という市川定夫氏の論説について安中氏の意見をお聞きしました。下記<>内です。

<私の見解を述べます。
U92(ウラニウム)より原子番号の大きい元素は、人為的に創りだした「人工核種」と呼ばれています。しかし、近年、その多くは自然界にも存在している(もしくは、していた)ことが分かってきました。
それは当然です。核分裂反応そのものは自然現象です。人間が創りだした化学現象ではありません。ただ、ウラン濃縮とか中性子線を当てるとかの方法で、核反応を促進する手段を発見してきたわけです。
ですから、放射線に自然と人工の違いはないと思っっています。ここでも、放射線と放射性物質、放射能を混同する論調が見られます。「人間が作った放射線」なんて存在していません。

 また、人体は、自分の体の中に存在していないものは全て異物として捉え、排撃しようとします。放射性物質もしかりで、取り込んでも多くは早期に外に排出されます。
ただ、一部の物質(ヨウ素、セシウム、ストロンチウムなど)は、特定の部位に張り付く性質をもっているため、危険視されているわけです(甲状腺、生殖器、骨髄など)。


宇宙飛行士やジェットパイロットが受ける放射線は自然のもので,原発の放射線は人工だから,その影響が違うという考え方は全くの見当はずれです。影響の違いなど実証されていません。

宇宙空間における放射線の強さは強烈です。特に、太陽面で大規模な爆発が起きる時に発生する太陽フレアは、時に致命的で、船外にいたら、宇宙飛行士は危ないほどです。

原発のウランも濃縮してあるだけで自然のものです。人間の力では、真に人工的な元素は創りだせません。

 ここで確認していただきたいのは、生体の細胞は微量の放射線でも傷つくことをです。私は、このことを否定していません。
しかし、細胞には自己修復機能があり、微細な傷は自分で修復してしまいます。かえって強化されることもあります(これが、ホルミシス効果です)。
 また、もともと欠陥がある細胞を、傷ついたことを契機に切り離してしまう機能もあります(これが、放射線治療です)。

また、生物の突然変異こそ、生物の多様化を促した要素であり、進化論だけでは、これほど多様性に満ちた生物世界は造れなかったと思います。

結局、この種の論争は不毛です。原子力利用を認めない人たちは、どのようなこじつけも推測も正当化して、自分を正義の味方と思い込むでしょう。宗教化してしまうので,両者の接点がないのかも知れません。

それにしても、東電の中間発表にはがっかりでした。たぶん、技術陣の意見は多くは封じられたのでしょうね。>

(私)何故か安中さんの論理が正しいように感じます。反対派の人達から見るときっと「お前は洗脳されている」と言われるんでしょうね!しかしここまでくると,自分の感性・理性を信じるしかありません。
信じるという言葉は論理を超えていますが,仕方ありません。
戦争とテロは,ここから始まるのでしょうか。 

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