2013年7月14日日曜日

蓼科だより・300号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年7月13日(土)★
★テーマ:田んぼと蛍,田舎の自治,中国崩壊期待感,

     260年の仇,教育改革メルマガ
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 いつの間にかこのメルマガも,おかげさまで300号になりました。いつの間にかというのは,夢中で書いていたというのが正直なところです。ただ,夢中というとかなり無理をしているように響くかもしれませんが,そうではなくて,皆様に田舎の情報と田舎人の有りのままの想いをお伝えすることを楽しんできました。

 以前にも書きましたが,私は自分の考えが絶対正しいなどと考えて書いてはいません。何故なら不勉強な凡人であり,いろんな問題を自ら検証する手だてもお金もヒマも無いことを良く承知しているからです。
 良いも悪いもなく,正も誤もなく,有りのまま,庶民としての検体の一つとして,思いのままを書かせてもらっています。

 私が一番欲しいのは,皆様からのお叱りとご意見です。
 実はたくさんのお叱りとご意見を頂きました。
 その皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。
 私は欲が深いのです。もっと頂いたいのです。
 どうか宜しくお願い申し上げます。
ーー
 先週あたりから分げつが進み始めました。しかし,隣の田んぼは水面が全く見えませんが,私の田んぼはまだ空が写っています。ですが,間違いなく進んでいますので,気持ちが落ちついてきました。
 祈るような気持ちで毎日田んぼを見ています。

 10日夜,仲間がメーリングリストに蛍のことを書いてあったことに刺激されて,晩酌はお休みして,蛍探索に出かけました。我が立科町にも以前から蛍復活の活動があることを聞いていたので,それらしき場所を訪ねてみました。
 軽トラのライトを消し,エンジンを切って,暗闇に目をこらします。ピカ~,と光って糸を引くように闇に消える光を見つけた時は胸が躍りました。何ともロマンチックです!

 この夜,立科町で私が確認できたのは3ヶ所でした。しかし,いずれも数は少なくて,目視できたのは5~10匹ほどでした。残念なのは,不耕起で3年目になる私の田んぼはゼロでした。冬期間水が止まってしまうのが原因ではないかと考えています。

 私の一番の目当ては,不耕起のメーリングリストに書いていた上田市武石の宮下氏の田んぼでした。ケイタイで道案内を受けながら辿り着くと,いました,いました!下武石の穀倉地帯の真中辺りでした。

 ピカ~,ピカ~,ス~,ピカ~,ピカ~,ス~と乱舞する様子は本当にすてきです。一人で見るのがもったいないと思いました。ほどなく,宮下夫妻が来てくれましたが・・。
 土手を静かに歩くと,草むらにたくさん光っていました。

 宮下氏は今年からこの田んぼを借りて作り始めたのですが,不耕起の先輩が4年間有機・無農薬で作り続けた田んぼだったのです。だから,蛍なんです。
 そして,廻りには蛍はいません。この2枚の田んぼだけです。
 ほたるの居る田んぼを創る会の面目躍如です!

 因に,昭和30年代頃(私の幼少時代)までは,どこでも蛍は見ることができました。
 田んぼにいる蛍は小型のヘイケボタルだそうです。
 Wikipediaからコピーします。

<体長8mm前後で、ゲンジボタルより小さい。おもに細流や水田などの止水域で発生する。幼虫はカワニナだけでなくモノアラガイやタニシなど様々な淡水生巻貝類を幅広く捕食し、やや富栄養化した環境にも適応する。また時には干上がる水田のような環境でも、鰓呼吸だけではなく空気呼吸を併用し、泥に潜って生き延びる。成虫の出現期間は長く、5月から9月頃まで発光が見られる。>

ーー
 今年は地元芦田区第3部落長という役目を引き受けている関係で公用がチョイチョイあります。今週も2回会議に出席しました。農道や河川・水路の管理も今がピークですし,地元神社の環境整備や夏祭りの準備やらで早朝の役務も重なります。

 月に2回は町から全町民への配布物があり,区費や火事見舞いの集金があったり,今年は特に参院選挙の配りものもあります。
 こういう役目をやらせてもらうと自治の仕組みがよく判ります。わたしは現役時代にはこういう役目をやったことがなかったので,遅すぎる自覚ですが,日本の自治システムはすばらしいと感心しています。

 微に入り,細にわたり行き届いています。敢えて批判するするなら,これを自治というには余りにも均一化・システム化されており,情報源は全部役所なので「自」がどこにあるのか疑問です。
 お役所の下請けシステムとしては,格安に使えるので上手に仕組まれていると思います。少し皮肉を言うなら,自分達の天下り先もこのように発想するべきではないでしょうか。

ーーーーー中国崩壊期待感!

 アクアビジネスコンサルティングのビジネスコラムに掲載された高田様の「中国崩壊期待感」について意見交換をさせて頂きましたので,その部分だけ抜粋致します。

(安江) 日本に中国崩壊期待感があるのは事実です。私もそうですが,中国のやることが余りにもエゲツナイからです。何をするか判らないと感じています。
 これも日本のメディアが作りだしているのでしょうか?

(高田) 期待感は、元々日本人の心に中にある部分と、それをメディアが作り出している部分と両方あると思います。ここで申し上げているのは、確かに存在するその期待感を煽るような記事を書く傾向にあるということです。

 対中国に限らず、人の心には人の不幸を表向きには同情すると言いながら、期待してしまう人間のいやらしいところがあると思います。
 そういう気持ちを煽るような行動は我々の倫理観からは褒められるものではないと思います。相手が敵であったとしても、相手の不幸を真に悲しめる心の余裕を持てる事が日本人の美徳なのではないでしょうか。

 又、中国の行動にえげつない事があるのは、私もそう感じています。ただ、えげつない事をしているのは、中国ばかりでなく、例えば米国もスマートな形でえげつない事を沢山しているように感じています。
 私がいつも感じるのは、日本を出たら、日本よりもえげつない事が溢れており、それを一つ一つ責めていてもはじまらないということと、えげつない事をされるのは、自分のわきが甘い、牽制ができていないという日本人の甘さから発する部分もあるということです。


 世の中の全ての事情は単独では発生しておりませんよね。全てがお互いに影響されながら発生しております。中国にえげつない事をされるのが嫌であれば、どのような行動をとることにより上手にスマートに牽制すればいいのかを考えることであると思います。

 中国はえげつないとただ非難ばかりしても、外国からは、それは負け犬の遠吠えに聞こえてしまうでしょう。別にわれわれがいわないくとも、中国のえげつなさを、外国もそれは感じています。
 また、中国のえげつなさは分かりやすいので、メディアも取り上げやすいということもありますし、米国の巧妙なえげつなさをメディアはあえて取り上げないということもあるように最近感じています。
ーー

(私)以上ですが,高田さんのお考えはすばらしいと思いました。特に,下記の言葉は問題の本質をえぐっていると思います。

「えげつない事をされるのは、自分のわきが甘い、牽制ができていないという日本人の甘さから発する部分もあるということです。」

 私は,常々思っていました。尖閣・竹島の問題って,国際「イジメ」ではないかと。上記の言葉を読んで,被イジメの論理だと思ってしまいました。イジメの論理はまた別ものだと思います。
 学校のイジメ問題も同じではないでしょうか。一方的に虐められたものは可哀相,虐めたのは悪という単純な図式では,問題の本質は見えてこないと思います。

 又,「相手が敵であったとしても、相手の不幸を真に悲しめる心の余裕を持てる事が日本人の美徳なのではないでしょうか。」という言葉を教訓にするべきと思いました。

 日本の外に出ると,一つ高い次元から日本を見ることができるのだと思いました。

ーーーーー戊辰戦争は260年前の仇!

安中さんがコメントをくれました。
上海の高田様のコメントは頷けますね。400年前、関ヶ原で敗れた島津と毛利は、徳川幕府に屈辱の恭順を示し、必死の延命を図りました。
 彼らが戊辰戦争で、その屈辱を晴らしたのは260年後でした。
日本の真の復権も、そのくらいの時間が必要なのかと思う時があります。
今は「臥薪嘗胆」の時期なのでしょうか。
 >

(私)こういう目でNHKの大河ドラマを見ると複雑な気持ちになりますね。恨みだけが原因とも思えませんが,その気持ちが民主主義を見つけさせたのかも知れませんね。
 かつて植民地支配を受けた世界の国々はもう200年もしたら,西欧を植民地にするのでしょうか。人間を動かしているのは理性ではないかもしれないと,ふと思ってしまいます。

ーーーーーこんなすばらしい学校がある!

「Japan On the Globe ■■ 国際派日本人養成講座」のメルマガより抜粋します。

 弟分のガールフレンドが他校の高校生にレイプされるという事件が起こり、今田はそのレイプ犯を呼び出し、問い詰めた。相手が「それがどうした」と開き直ったので、今田はそいつの横っ面を思いっきり平手でひっぱたいた。

 ひっぱたかれたレイプ犯の少年は、家に帰って、自分のやったことは棚に上げて母親に訴えたので、母親は「また、あの札付きの良一め」と警察に訴え出た。

 野田校長は今田を呼び出して、事情を聞いた。彼の話を聞くと、校長は感動して思わず今田を抱きしめ、「お前は男の中の男だ。俺が見込んだだけのことはある。お前のことは俺が守ってやるから心配するな」と言って、腕に力を込めた。


(私)こんなすごい学校があるんですね!国際派日本人養成講座のメルマガの「教育改革シリーズ」はすばらしいです。上記はごく一部の抜粋です。下記からご購読ください。無料です。
 勇志国際高校は株式会社清風学園が平成17年に設立した広域通信制,単位制高校です。

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ーーーーーお詫びと訂正

 前号の「蓼科便り」で,「マゾヒズム」と書くところを,間違えて「サディズム」と書いてしまいました。お詫びして訂正致します。

ーーーーーーーフッター

新しい国づくりの考え方「公と私」
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2012/01/blog-post_28.html

「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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