2013年10月20日日曜日

蓼科だより・313号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年10月12日(土)★
★テーマ:脱穀,ヤーコン,もってのほか,燻炭焼き,

     再度玄米,戦争・引揚げ体験記,松枯れ問題
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 私が稲刈り機と間違えたハーベスター(脱穀機)の出番がきました。点検整備し試運転しました。
 小さな点検個所のネジが錆び付いていて,無理に廻したら折れてしまいました。JAの機械センターに見てもらったら,ネジの交換が難しい箇所なので「ガムテープで留めておけ」をいうことでした。「アッ,こういうこともありか!」と納得。

 エンジンのオイル交換は既に済ませてありましたが,機械構造の確認はしてなかったので,開けられるカバーは全て開けて,内部を確認しオイルをさし,ガムテープも張り,「コレデヨシ!」と軽トラで田んぼに移動。

 試運転は順調でした。籾がさらさらと袋に流れ込み,排出されたワラ束を見るとどの束も籾がきれいに落ちていました。準備完了です。明日から3〜4日かける予定です。脱穀は一人でやりますが,体験なさりたい方はお出かけ下さい。飛び入りお手伝いを歓迎します。

 今日JAで籾の含水率を検査してもらったら12%でした。16%以下なら合格なのでOKです。この2週間ばかりこの地域では雨らしい雨が降っていないので例年にない乾き方です。

 その渇きが影響して20センチばかりに伸びたダイコンがその後一向に成長しません。これはまずいと思い,200Lポリタンクに水を満載し,散水ホースを40mほど接続して給水しました。以前に一部分だけ水をくれた箇所ではやはり成長が顕著です。明日もう200L給水するつもりです。しっかり成長してくれよ,と祈りながら!

 ヤーコンとサツマイモの試験堀もやってみました。ヤーコンは一つの樹に立派な芋が10個ほど付いて豊作でしたが,サツマイモは芋が1~2個しかなく不作でした。

 ヤーコンは健康に良い野菜のようです。Wikipediaに次のようにありました。
<食用としての伝統は日本では浅いため、食材そのものとしてよりも、豊富に含まれるフラクトオリゴ糖が乳酸菌の増殖に寄与する、プロバイオティクスの整腸作用や、作用メカニズム不明の血糖値抑制効果などの健康に対する効果が注目され、一種の機能性食品と扱われる傾向が強い。
詳細は,http://ja.wikipedia.org/wiki/ヤーコン >

 ヤーコンは,昨年先輩に教わり作り始めたのですが,サラダにして食べると爽やかな甘みとシャキシャキ感が素敵です。保存に強く保存期間が長いほど甘みが増します。今春食べたヤーコンは最高でした。

 食用菊「もってのほか」も毎日採れます。ピンクは先に終り,今明るい黄が最盛期です。美しいし香りも良いし,秋の楽しみの収穫の一つです。ご所望の方はご連絡下さい。Wikipediaに次にようにありました。

< 菊そのものの解毒効果に関しては、生体内の解毒物質「グルタチオン」の産生を高めることが発見されている。食用菊としては、発ガン効果の抑制・コレステロールの低下・中性脂肪を低下させる効果の研究結果が発表されている。
 栄養面では、ビタミンやミネラルが比較的に多く、特にβ-カロテンやビタミンC、葉酸をはじめとしたビタミンB群などの抗酸化作能力の高い栄養素を多く含む。さらに、紫菊花には抗糖化作用があるとされ、アンチエイジングの観点からも注目されている。
詳細は,http://ja.wikipedia.org/wiki/食用菊 >

 これを読むと最高の機能性食品ですね。名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」とか、「もってのほかおいしい」といったことから転化したらしいです。

 籾殻燻炭生産を去る木曜日から始めました。今春でしたが,深夜にやってお巡りさんに叱られた作業です。それ以来夜中の燻炭づくりは自粛しております。
 ありがたいことに,今春6500L買って下さったH様から同量のご注文を頂きました。全量畑に入れたそうですが,結果が良かったということです。そのデータをいただけることになっていますので楽しみです。そして,8回ほど焼かなければなりませんがお金になるので張り合いです。

ーーーーー再度,玄米について!

 前回玄米について書きましたがたくさんのご意見と情報を頂きました。それらを読ませて頂いた結果,前回ご紹介したブログには?が付きました。もちろん全部という訳ではありませんが,現在わたしがこれが本当なのでは,と感じている(自分で検証できないので断定はできません)下記ブログをご紹介致します。

 一番のポイントはフィチン酸の研究結果です。次のような記述が入ってました。
<食品中のミネラルやタンパク質との強い結合となっている場合に、消化吸収を妨げる方向に働くと考えられてきた。しかし、現在では糠などに閉じ込められた状態ではミネラルの吸収に問題が見られないことがわかってきた。

 何よりも,流石と思ったのは自分で作った無農薬の玄米を食べ続けている我が尊敬する同志M氏からもらった下記記述です。これは曲がったことがヒステリックに嫌いな,自らを科学者だと称する男の体験記です。
< 私は、玄米を食べて8年になります。(最初の1年は無農薬ではない)
1.食べ始めて3日目に身体中に元気がみなぎってくるのを感じました。
2.そのころ15キロのダイエットに成功し、腰回りの贅肉がとれました。過去、3回キロのダイエットをしていましたが、腰回りがとれたとのは玄米食が初めてです。
3.目尻のシワがいつの間にか消えました。記憶では確実に3本あったのに。
4.若い頃つくった海水浴で皮剥いてできたシミが取れ、綺麗な肌にました。
5.男なのに気持ち悪いほど肌がつるつるになり、人から「若い」と言われるようになりました。
6.便秘が治りまして便通が良くなりました。悩んでいた痔(脱肛)も同時に完治しました。
7.朝5時から夜11時頃まで働いても、疲れを感じません。(昼寝は少し)
8.80まで現役を決心して始めた農業でしたが、無農薬の玄米から100歳まで元気でやれるような気力を戴いたような気がします。

 これは、フィチン酸では説明できず、玄米の酵素の働きだと、説明可能ですので、酵素が重要な役目をしていると思い、その他にも酵素を多摂取できる食生活に変えまして、益々元気で、社会貢献したいと考えています。 >

 M氏は信用できる男です。彼のお弁当に入っていた玄米食をいただいたことがありましたが,美味しかったです。そういえば,不耕起栽培の恩師園原先生も玄米食ですがすごく血色が良いです。少年のような艶と色をしています。
 何か玄米食のコマーシャルのようになってしまいましたが,真実の記録です。
 私も数回は玄米食を食べたことがありますが,妻を説得して,これからは定期的に食べるようにするつもりです。折角,無農薬でお米を作っているのですから!

ーーーーー1945年敗戦時,北朝鮮からの戦争・引揚げ体験記 どなたのご紹介だったか忘れてしまいましたが,「竹林はるか遠く─日本人少女ヨーコの戦争体験記」(ヨーコ・カワシマ・ワトキンス著,都竹恵子訳)を涙ながらに読みました。

 1945年敗戦時,共産軍の手に落ちた北朝鮮から,九死に一生を得て母と姉と共に帰国した主人公擁子がアメリカ人と結婚して渡米し,1986年にアメリカで出版した本です。

 Wikipediaには次のように紹介されています。
<『竹林はるか遠く-日本人少女ヨーコの戦争体験記』(So Far from the Bamboo Grove)は、日系米国人作家のヨーコ・カワシマ・ワトキンズによる自伝的小説。1986年(昭和61年)にアメリカで出版された。
 
2005年(平成17年)に大韓民国でも『요코 이야기(ヨーコ物語、ヨーコの話)』として訳出されている(後に発売中止)。
 日本語版は2013年(平成25年)719日に『竹林はるか遠く──日本人少女ヨーコの戦争体験記』という邦題でハート出版より発売された。Amazon.co.jpのベストセラーになった。>

 続いて次の記述があるのには驚きました。
<戦争の悲惨さを訴える資料として、アメリカでは優良図書に選ばれ中学校用の教材として多くの学校で使用されている。>(私)終戦直後,米軍将校による連合国批判ともとれる『アメリカの鏡・日本』 (ヘレン・ミアーズ著)がアメリカで出版されたということにも驚きましたが,アメリカが自由を国是とし,言論の自由原則を貫いているスゴサを感じました。何故日本語への翻訳が27年もかかるのでしょうか。隣国への崇高な配慮?でしょうか。

 数年前に,「流れる星は生きている」(藤原てい著)を涙を拭きながら読んだことを思い出しました。この本は満州からの引き揚げでしたが,その悲惨さ凄まじさは同じです。人間生存の極限の記録だと思います。

 「竹林はるか遠く」の主人公80歳になる擁子さんは,在米二世韓国人グループの怒りやデマゴーグにも屈せず,アメリカの学校や社会で講演活動を続けているそうです。
 この本は出版以来,学校の副読本になり数々の賞を受賞し,毎年マサチューセッツ州の8年生(中学2年生)の学力テストに出題されており,彼女の講演依頼は常に数年後までいっぱいだと訳者は書いています。

 何故,日本では今まで何もできなかったのでしょう。今回の日本語訳の出版を受けて,果して日本の文科省とマスメディアの対応はどうなるのでしょうか。27年間アメリカに捨てておいたものをどうやって拾い上げるのでしょうか。どんな原則をもってこの問題を公にするのでしょうか。

ーーーーー松枯れの空散問題は!

 今春結成された「長野県空中散布廃止連絡協議会」の副会長村山隆様が,表題の問題を糺すべく同協議会を発足させ,長野県に対して提出した「申し入れ書」を作成した理由と経過について詳細に記した『まほろばニュース』をメールで頂きました。

 説得力のある内容でした。この活動は,地域から日本をより良い民主主義社会に変えていく運動の一つと感じています。
 この運動を広めるべきと思っていますので,頂いたメールの挨拶文と『まほろばニュース』全文をNPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載致しました。

 結びに下記の記述がありました。
『沈黙の春』から 50 年,新しい農薬の被害と農薬対策について,仏政府が「農薬によるパーキンソン病発症を農業従事者の職業病と認定した」,「 EC ではネオニコチノイドの暫定禁止を決定した」など,最近の情報もまとめる。 皆様からも是非広めてください。ブログはこちら:
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2013/10/blog-post_7.html
フッターーーーーーー
世界のまちづくり・都市づくりの原則を判りやすく開設したセミナーの記録
英国・ドイツの”まちづくり”−1
http://www.youtube.com/my_videos?o=U&pi=1

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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