2013年12月7日土曜日

蓼科だより・321号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年12月7日(土)★
★テーマ:田んぼの土出し,玄米食,耐菌性のメカニズム,
     自分はダメ人間,国の成熟度,18兆円の返済,
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 この一週間はお返しする田んぼの復旧作業に朝から夕方まで作業の連続でした。ビニールハウスの撤去は2週間も前に終りましたが,一番の大仕事は借用後盛土した部分の撤去です。以前に書きましたように,ありがたいことに,畑に土を入れたい人が見つかり,かかる費用が半減しました。

 ところが,建設業界が多忙なため,土の搬出のために必要な4トンダンプとバックホーが近隣のレンタル屋に空きがなくて,予定より10日ばかり遅れて,昨日・今日とやっとできました。バックホーは私がレンタルし、運転もしました。運転そのものは昔とった杵柄で楽しかったです。

 運んでくれたのは隣町の材木屋さんですが,約100m3搬出してくれました。これで全体の3分の2ほどです。残りの50m3も宅地造成のため欲しい人がいるので何とか片付きそうです。
 しかし,幸いこの3週間ばかり雨も雪もなく好天に恵まれましたが,いつ雪が降ってもおかしくない時期ですから気持ちが落ちつきません。

 お返しするには,土を搬出した後石を拾い,畦を整備しなければなりません。重機械が歩いた部分は土が堅くなっているので,来春,田植え前にはブルトーザーで代掻きをしなければなりません。
 私の現役時代に失敗したイチゴ栽培の後始末です。

 このために,畑の今年最後の片付けと来春の準備が手付かずです。腐葉土の落葉集めもこれからです。ですが,日々楽しんでいます。
ーー
 長岡式酵素玄米の炊き方ですが,玄米の擦り方や乾燥度により微妙に炊き方が変わります。気になるのは食べた時の硬さです。
 3種類の擦り方による玄米を,水量,炊き時間,蒸し時間等を変えてみて炊き比べています。
 3種類というのは,従来の籾すりのもの,個人の拘った籾すりのもの,コイン精米機による一分づきのものです。まだ色彩選別機によるものは試していません。

 まだ結論ではありませんが,現在の研究結果では,一分づきの玄米を使い水を90cc増量,炊き時間を2分延長,蒸し時間を5分延長がベストです。
 欠点は初期発酵が遅いことですが,時間の経過と共に同じになっていくようです。長所は,残り籾の取り除き作業が必要ないことと青米が少ないことです。長短を検討した結果です。

 別次元の問題ですが,発芽・発酵玄米の科学的解析には長岡式とは全く違う解釈もあることが判りました。徒に混乱するといけませんので言及は避けますが,自分である程度納得がいきましたらお伝え致します。
 ですが,美味しい,うまいということと,体調順調という現実は確かです。理論は科学者にまかせ,後からで良いと思うことにしました。ですが,知りたいです。(笑)

ーーーーー「知っておきたい 耐性菌のメカニズム」

ナチュラル☆ライフ実践メルマガ 第7回より転載しました。

<「殺菌・抗菌文化」。食べものにも、生活用品にも、家具や家電、、車のハンドルやボールペンにも殺菌・抗菌。 ここまでくるとあたかも無菌状態を理想とするかのようにも思えてきます。スプレーでシューと殺菌、“ニオイなし”、そうしたものまで売られていますよね。

でも過剰な殺菌を続けた結果、私たちは“菌からの逆襲”を受けているのです。

どんなに殺してみたところで、菌は耐性を持つ。殺菌剤をどれだけ撒いても、必ず生き残る菌がいる。これを「薬剤耐性菌」といいます。一般に1億匹に1匹の割合で発生すると言われていますが、生き残れば瞬く間に増殖していきます。

それは院内感染の問題や鳥インフルエンザなどからも分かるのではないでしょうか?

生き物の増殖には一定の時間がかかります。タネなら1年、ヒトなら15年くらいは必要なのですが、菌は何十分です。耐性を持った菌はものすごいスピードで増殖していくわけなのです。>

(私)この記事は前回の続きですが,”菌からの逆襲”をもたらした原因は教育にあると思います。正しい知識の欠如が間違った常識を生み,「殺菌・抗菌」産業の餌食になっているのだと思いますが・・。
 尖閣,竹島問題も史実を明らかにしていないために無用な混乱を招いているように思います。
 数年前に他界されてしまいましたが,尊敬する大先輩から「事実を示します」という言葉を教わりましたが,事実はどんな美辞麗句や理論より説得力があると信じています。

 菌についても領土についても事実を示すだけで良いのではないでしょうか。面倒なのは,事実と称することがたくさん出てきて,確かめるのが困難な事象が多いことでしょうか。それでも,これしかないと思います。

ーーーーー日本は,「自分はダメ人間」世界一!
◆致知出版社の「人間力メルマガ」12/7 に嘆かわしい情報がりありました。

<日本   83・7%
 アメリカ 52・8% 
 中国   39・2%
 韓国   31・9%
 これは(財)日本青少年研究所が2012年4月に行った意識調査で、「自分はダメな人間だと思うことがある」という設問に対して「よくあてはまる」「まああてはまる」と答えた高校生の国別の割合です。>

(私)(財)日本青少年研究所(下記URL)というのは立派な組織なんですね。このデータは信用できると思うことにしました。
 この数字は大問題だと思います。読み・書き・算盤・英語より重要な事柄ではないでしょうか。国家の根本に関わります。この責任は文科省と先生にだけあるとも思いませんが,やはり教育のプロである教師陣に奮起して頂きたいものです。


ーーーーー裕福さと成熟度と死亡原因の関係性
 Hさんのfacebookより頂戴しました。
 データは5つですが,オヤッと思わせるタイトルが並んでいました。よく見ると面白いです。日経ビジネスの特別号に掲載されていたそうです。
 タイトルは「狙うべき事業領域は」です。これらのデータから各国の需要トレンドが読み取れるということでしょうか。もしかして,未成熟のところに需要があるということ?
 データソースはエコノミスト誌,WHOIMF等ですから信頼して良いのかも・・。
 「死亡原因と裕福さの関係」というグラフを見ますと,アルツハイマー,うつ病,大腸・直腸癌は裕福でないとなれない病気なんですね!
 「各国の成熟度評価」などを見ると,日本はアメリカより上です。スゴイです!
 トップはヨーロッパです。全ての点で成熟しているということですが,北欧を視察した時のことを思い起こすと納得です。


ーーーーー公的資金18兆円を返済!!

 アメリカの経済はダイナミックですね。
 大前研一ニュース11/29より抜粋です。

< 米政府は、2008年の金融危機後に米住宅金融2公社の救済で使った公的資金1874億ドル(約18兆4000億円)のほぼ全額を年内に回収する見通しと発表。
 米住宅市場の回復を支えに2公社の業績が好転し、政府は2公社から巨額の配当を得たとのことです。
 ファニーメイとフレディマックという2公社はほぼ解体路線でしたが、18兆円の返済を終えて、急激に印象を回復しています。 >


(私)ファニーメイとフレディマックは,アメリカの住宅ローン専門の金融機関のことで,1938年に設立されたアメリカ国内の住宅供給の安定化を目的とした特殊法人です。下記URLをご覧下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/連邦住宅抵当公庫
http://ja.wikipedia.org/wiki/サブプライムローン

 そこで頭に浮かぶのが1987年に分割民営化された旧国鉄債務です。ヤフー知恵袋でみると,

< 国鉄の分割民営化当時の債務残高が約37兆円、このうち現JR各社の負担となったのが11・6兆円、25.5兆円は旧国鉄清算事業団が引き継ぎました。
 その後土地の売却などが思うように進まず、返済が進まないため、1998年橋本内閣下で、年金債務だけJRの追加負担とし、これを差し引いた当時の債務23.5兆円を一般会計に引継ぎました。要するに税金で負担するということです。

 最新の資料は持ち合わせていませんが、平成18年度末で、一般会計に借入金として残っていたのが約2.4兆円、借換債が約19兆円、従って、この時点で21兆円以上の債務がまだ返済されていないということです。>

(私)上記にある「一般会計に引き継ぐ」というのは,国民の税金で払うということなんですね。他の資料を見ると,’10年後の97年時点で,JRは約2兆円返しただけとなっています。民営化から27年経った今,どうなっているのでしょうか。

 ついでに2003年,竹中金融担当大臣の時,金融庁によるりそな銀行救済の公的資金注入額は約2兆円とありました。普通株のによる資本注入だった(実質国有化)とありましたが,そのまま(返してない)のようです。その時に,全社員の給与を3割カットしたとありましたが・・。

 日本のファニーメイとも言える住宅金融専門会社(いわゆる住専)問題を見ると,バブル破綻後の1995年,総額6.4兆円の損失額は出資者である母体銀行と関係金融機関による債権放棄で決着したとありました。農林系は別格扱いで,処理能力を超えたため約7000億円の税金を投入したそうです。
  
 こうして見てくると,素人の私には,アメリカの金融力はずば抜けているように思えますが如何でしょうか。

フッターーーーーーーー

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
ーーーーーーーーーーー

0 件のコメント:

コメントを投稿