2013年12月14日土曜日

蓼科だより・322号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年12月14日(土)★
★テーマ:スキー場オープン,土室,玄米食と・,命を食す玄米食

     事実を示します,マンデラさん
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 今週初めから断続的に雪マークの予報が出ていましたが,立科町の里ではまだ降りません。しかし,蓼科山の麓である標高1500mの辺りでは既に数回雪が降り,今朝は20センチを越したようです。

 立科町の二つのスキー場,白樺高原国際スキー場と2in1(ツーインワン)は今日からオープンです。スノーマシーンも稼働しているのでゲレンデの状態は良いということです。
 関越自動車道佐久インターから50分です。お出かけ下さい。

 まだ終了してはいませんが,田圃の土出しが一段落し目処がたったので,他の冬支度を始めました。先ずは土室を作ってあるトマトハウスの冬モードへの変換です。中間まで捲り上げてあったビニールを下まで垂らし,裾を土に埋め込みました。

 そして,昨年から設置した水2L入りのペットボトル100本をハウス内の両端に並べました。保温用で,昼間暖まって夜放熱します。時間があったら増やしたいと思っています。この水はかなりの効果があります。
 貯蔵したのは,ネズミダイコン,青首ダイコン,総太りダイコン,ヤーコン,ネギですが,残念ながらダイコンが不作だったので,昨年と比べると土室が半分くらいしか埋まりませんでした。

 昨日から腐葉土づくりの落葉集めも始めました。この作業が,何故か判りませんが何となく楽しいのです。降り積もった落葉を掻き集める時のカサカサした音が心地よく,地肌が発する山の匂いが良いのかも知れません。

 毎年書いていますが,父が選んだ私の家の場所は最高の環境です。家の南側に畑と里山がなだらかに続いているのです。自然の恩恵を最大限に受けることができます。ただ,私自身が未熟なために生かしきれていないのが残念です。
 雪が積もってしまわない内に腐葉土の仕込みを終らしたいものです。
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 私達がやっている不耕起移植栽培を推進している「ほたるの居る田んぼを創る会」の東信支部が,来年2月27~28日に上田市丸子文化会館で行われる第8回長野県産直・直売サミットに,我々のお米(玄米・白米)を玄米食の試食・実演と共に出店・参加することが決まりました。
 内容は後ほど掲載致します。
  
 どなたでも参加できますので,ご興味のある方はお出かけください。下記URLは「ほたるの居る田んぼを創る会」のことが載っているホームページです。

ーーーーー命を食す玄米食

 ”まちづくり”の恩師T様から自分のご家族に宛てた文章を下さいましたので紹介させて頂きます。
< 皆様 11月17日、かねてから検討していた玄米食のこれまでの経験を下に、今一歩進めた挑戦を開始することにしました。
 直接的なきっかけは、長野県の有機農業をやっている安江さんから伝えられた玄米食の新しいお話ですが、そこにはわが家でのこれまでの5人の子供達の成長から、現在までの約50年の我が家の歴史を踏まえた玄米食までの長い玄米との取り組みがあります。

 出掛けた「太陽の家」(長岡式酵素健康法)の玄米食ではかつて高野山に出掛けた時、購入した仏教の本の中にあった「色心不二」(物質と精神とは一体として機能するようにしないといけない)の思想とシューマッハの『スモール・イズ・ビューティフル』の思想が、玄米の新しい話の中にありました。

 物質(栄養学)と命(生きる力、意思、気力、精神等々)とは対立する概念で、栄養学(物質)として優れていることが生きる力を高めるとは限らない。(栄養学批判)

 それは「同じ食であっても、その調理の仕方によって、人体に与える影響は違う」、かつて、玄米食を始めたとき「生は生命ある食品から与えられる」ということを学んだことを思い出しました。
 つまり、そこで今回提起された酵素健康法は、命を活性化させているものは酵素であり、酵素を食することが「色心不二」であると言うことでした。

・・中略。

 しかし、生きた食品を保存するために放射能照射すると、命(腐食菌とともに麹やヨーグルトのような酵素)は殺され、単なる物質となるため、そこでもたらされた食品は、単なる栄養を担っている物質は命を伝えることはできなくなるということです。
 同様のことは発芽をしない根菜(芋や大根など)や豆等の穀類に関しても同じです。植物は腐敗する場合と発酵する場合と二つの変化の道を辿ります。酵素により発酵した場合か、酵素が生きている限り腐敗はしません。

 今回の玄米食は、玄米を酵素の働きで発酵させ、発酵玄米を食するということで、同じ玄米を食する場合でも、これまでの炊き立ての玄米を食するのとは違うと理解できました。
 私は、基本的にPPK(ぴんぴんころり)で終末を迎えることが出来るためには、気力の充実した元気の生涯を楽しみたいと思っています。

 玄米食を基本にしながら、無理に玄米菜食にこだわらず、盆と正月を楽しむような食文化生活をしていきたいと思っています。
・・中略。

 酵素の生物理学的な研究はまだ著についたばかりで、ニュートリノの発見により少しづつ解明されている世界のようです。英国のノーベル物理学者がそのニュートリノを発見したと言う話でした。
 私はそのレベルのことを理解する基礎知識はありませんが、人類史を振り返って今回の玄米食は私にとって実験するい値すると確信を持ち、取り組むことにしましたので、皆様も私たちを観察するとともに、実家に帰ったときは試食してみてください。 父 >
(私)T先生,ありがとうございました。ところどころカットした失礼をお許しください。長い玄米食の歴史の上に立って書かれたお言葉に重みを感じます。

 『スモール・イズ・ビューティフル』の書評に下記のようにありました。
<限りない欲望によって成り立っている社会の限界から人類を救うためには、満足することを知り、世の中の本質について学び、善を求めるという精神的革新が必要です。>

 しかし,欲望を満たそうとするエネルギーによって発展した社会が,その欲望を制限することによってしか環境維持ができないということは大きな矛盾だと思います。
 難しい問題です。研究課題です。(笑)

ーーーーー「事実を示します」

 前回のメルマガで殺菌・抗菌のことに絡んで「事実を示します」という言葉を書きましたが,大切な言葉を落としていました。正しくは「私はことの良し悪しにかかわらず事実を示します」といいます。
 数年前に他界された恩師大須賀発蔵先生のお言葉です。アマゾンで検索して頂くと著書があります。NHKラジオの「心の時代」で長年お話なさっていました。

 今週初めでしたが,NHKが放映した「日米開戦への道 知られざる国際情報戦」というドキュメンタリーの中で,世界首脳間の間違った情報伝達が開戦への大きな原因になっていたと結論づけていました。間違った伝達には,確認不十分なものと恣意的なものとがあります。

 この放映の中で例として挙げていたのは,開戦直前の日本軍による輸送船団の数が誇大にルーズベルトに通告されていたことです。その結果発信されたのが,御前会議の開戦決断を招いた「ハルノート」だったということです。


 現在では,このような間違いは起こらないと思います。何故なら,事実が誰の目にも確かに見えてるからです。衛星から丸見えなので船団の数など間違えようがありません。恣意的に嘘を言ってもすぐバレてしまいます。これが「事実」が持つ力ではないでしょうか。

 今世界が辛うじて大戦争にならないのは,世界各国がお互いに丸見えだからだと思っています。世界中が衛星から見ていますからごまかしようがありません。「事実」が判っていることが抑止力になっていると思います。
 こういう意味では,知る権利と報道の自由は平和の維持と幸福のためには最重要であり,マンデラ氏が亡くなった日に成立した「特定秘密保護法」もよくよく検討すべきと思います。

 始末に悪いのは過去と未来についてのプロパガンダです。過去も未来も自分の目で見ることができません。最悪は国が恣意的に歪曲した歴史を教えてしまった時です。歪曲した歴史を直そうと思っても,それは自己否定につながるので,政権交代しない限り基本的にはできないと思われます。
 そう考えると,中国の反日教育は共産党支配が続く限り変わることはないと思えます。

 日本もそういう時代がありました。戦争に負けるまで変えることも止めることもできませんでした。中国も北朝鮮も日本と同じ道を辿るのでしょうか・・。
 私の素人考えでは,国が根本的に変われるというのは,革命か外圧しかないのではと思っています。そのいずれも戦争を伴うと思うのですが,如何でしょうか。
 でも,東西ドイツの統一もロシアのペレストロイカも無血革命でした・・。そして明治維新も(多少ありましたが)。無血革命をよく研究するべきだと思います。

ーーーーーネルソン・マンデラさんって,聖人ですね!

 先日亡くなられたマンデラさんが,アパルトヘイト反対闘争で逮捕され27年間も投獄されたその獄中で,下記の言葉を言ったそうですが,深い感銘を受けました。

「抑圧される人々が解放されるなら、抑圧する人々も解放されなければならない。彼らもまた憎しみの檻の中に閉じ込められているのだから。」

「憎しみを持って生まれてくる人などいない。人は憎しみを学ぶのだ。それなら愛を学ぶこともできるはずだ。」

 聖書より意味が深いのではないでしょうか。私は何故かエレサレムを聖地としている宗教に違和感を持っています。
 私が持つそれら3つの宗教のイメージは,口では博愛を説きながら,やっていることは右の頬を打たれたら左の頬を出すことでなく,機関銃をぶっ放す姿です。

 これって,私が偏っているのでしょうか。こうなった原因は近代・現代におけるその3つの宗教による殺戮数の膨大さです。私の知る限りでは2度の大戦と一連の革命で1億人を悠に越す虐殺と殺戮を行っています。
 左手に聖書,右手に機関銃のイメージです。マンデラさんはその人達に対して上記の言葉を言ったのです。キリストもモハメッドも凌ぐのではないでしょうか。

 「テロリスト監視リストより名前が削除され、アメリカでテロリストと呼ばれなくなったのは2008年のこと」だそうです。そのアメリカから3名の大統領が葬儀に出席し崇拝していました。いったいどうなっているのでしょう!

 http://ja.wikipedia.org/wiki/ネルソン・マンデラ

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無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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