2014年2月16日日曜日

蓼科だより・331号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2014年2月15日(土)★
★テーマ:潰れたビニールハウス,豪雪と除雪機,元気人間づくり
     アメリカ人がミスガイド,新国立競技場,安倍首相演説
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 私の家で,夕方,90センチでした。2週連続土曜日の大雪となりましたが,こんな大雪は初体験で,記憶にありません.通常ではどんな暖冬でも大寒前後には数回の降雪がありますが,今冬は大寒を過ぎても雪が全くなくおかしいと思っていました。

 私も被害を受けてしまいました。前回の大雪から3日ほど経って,他人に言われて気がつきましたが,昨秋まで作っていた田んぼの農道脇に建ててあった長さ20mばかりのカマボコ型のビニールハウスが潰されました。そう言われて,注意して車を運転しているとあちこちに潰れたハウスがあります。

 潰れたビニールハウスは建てて15年ほど経ちますが,今まで何ともなくて,雪でハウスが潰れるなんて想像したことがありませんでした。その時の積雪は40〜50センチですから,そのくらいなら過去にもありましたが,雪質が重かったのだと思います。

 その場所に行く農道は除雪しないので現場に行くことができません。雪どけを待って解体・修繕するつもりです。昨秋解体したハウスの材料が残っているので再利用します。いずれにしても,私にとってはかなりの手間とお金がかかりそうですが,東日本大震災や東北の豪雪被害を考えれば泣き言など言えません。

 そして今回の想定外の大雪です。今までの記憶では,すごい大雪と言っても40〜50センチでした。それが90センチです。今日明日のこの辺りの葬儀も様々な行事も皆中止になり,バスも止まってしまいました。めったに止まったことのない長野新幹線も終日止まってしまいました。

 長野県は天候災害の少ない県なので,今までテレビで「こんなスゴイの初めてです!」と,リポーターのインタビューに答えている被災者の声をよく耳にしていましたが,今回,気象の異常性をしっかり実感させてもらいました。

 おまけにとんだハプニングが発生しました。昨日朝から降り始めた雪を40センチくらいになったので,一度掻いておこうと思い,真夜中に除雪機を出動しましたが,1時過ぎに突然雪を吹かなくなっちゃいました。10年は経つと思うので,故障してもおかしくないのですが,この非常時に,しかも土日です。
 除雪しない訳にはいきません。ガレージに入れて,初めてその機械のカバーを外してみると,Vベルトがすり切れていました。ベルトが使われているとは知りませんでした。

 土日は農機具屋はどこもお休みで,結局Vベルトが手に入らず,こんな肝心な時に除雪機が使えませんでした。6年前までやっていた会社のバックホウがすぐ隣においてあったので,それを借りて除雪しましたが,さすがに1m近い除雪は大変でした。

 リスクマネージメントができていないね,なんて言われそうですね。本当にそうです。一生に一度かもしれない大雪に自分の除雪機が使えないとは!(笑えません)
ーー
 ちょっと気分を変えて。以前にご紹介した東山魁夷とモーツァルトのことを覚えていらっしゃいますか?
 昨日,友人からCDをお借りしてきました。ピアノコンチェルト23番K488の第二楽章でした。東山さんがお書きになっているイメージそのままです。本当にすてきでした。
 聞いたことのある曲でしたが,そこに物語がつくと感じるものが違ってきます。これを逆にしたのが佐村河内問題ですね。本質は変わらない筈なのに,凡人は脚色でごまかされてしまいます。(ひとごとではありません!)

ーーーーー「元気野菜づくりと元気人間づくり」

 NPO法人「大地といのちの会」理事長吉田俊道さんが指導しているこの”生ごみマジック”はすばらしいです。子供の教育のためと言ってますが,まず大人がやるべきと思いました。命とは何か,生きてるってどういうことか!が主題です。
 皆さん,騙されたと思って是非下記URLを開いてお読みください。感動します。
 私もこの方法を実践するつもりです。生ごみ用のボカシを仕込みました。

 生ゴミを土に混ぜ込んで,3日目には生ゴミが消え,1ヶ月後には野菜の種が蒔けます。これを子供達とやるのです。現象がスゴイばかりでなく,そこから学び感じ取れるものがスゴイのです。
 下記URLを開くと,右上の窓に「第一回食改善のビフォー・アフター」とありますが,そこをクリックして,PART1の第一回から読んでください。

吉田俊道さんの“生ごみマジック”~元気野菜づくりと元気人間づくり~ PART2
第1回 食改善のビフォー・アフター
http://ecopure.info/rensai/genki/genki201.html

ーーーーーアメリカ人がミスガイドされている!

 20年来のつき合いになる,アメリカのポートランドと東京の両方に会社を持ち活動している友人U氏から,慰安婦問題に関連して下記のような警鐘のメールをもらいました。
 ビジネスで今月はドイツに滞在し,3月はブラジルだそうです。外から日本を見ると,それも全方位で見ると客観的に日本がよく見えてくるのではないでしょうか。こういう方の声を傾聴するべきと思います。4月末にはお会いできるので楽しみにしています。

< メル友のみなさん,この問題に関心を持って頂きたいと思い,アンディ・チャン氏のメッセージ(AC通信)をお伝えします。日本は今,中国と韓国の圧力に晒されています。私達日本人は,国際的なプロパガンダ攻撃に対して余りにも無力すぎます。
 "男は黙ってサッポロビール”的態度は海外では通用しません。

 私はアメリカにいて,中国(尖閣問題)と韓国の慰安婦問題が悪意的且つ大げさに吹聴され、アメリカ人がミスガイドされているのを危惧していますので、日本の方に警鐘を鳴らしたいと思ったからです。

 AC通信というのは,カリフォルニア在住のANDY・CHENという台湾人が発信している通信です。彼は日本人ひいきで,蒋介石の後継者が台湾を占領していることに抗議して,ネイテーブの台湾人(彼等は中国人といわれるのを嫌う)が独立して台湾国を作る運動をしています。

 どうぞいろいろな方に転送してください。中国も韓国もある意味でアメリカにすがる、要するに子供が母親にいじめっ子=日本が勝手なことをやっていると告げ口しているわけです。アメリカ人は正義の味方が好きですから、中国も韓国も単純に日本はけしからん、汚い=真珠湾奇襲攻撃を持ち出すわけです。

 過去60年も前の事件を懲りも無く意図的に吹聴して世間の同情を買うという旧態依然とした宣伝戦です。
 日本は侍の国です。世界はある意味で日本を畏怖しています。我々は石原元知事が言うように毅然とした態度で明確に反論し、万一仕掛けられたら倍返しで報復する。要するに”寄らば切るぞ”の気構えを示すべきです。 >

 上記の挨拶文をつけて下記URLの論説を送ってくれました。
 最下段にあるバックナンバーのURLを開くと,メルマガを申込むことができます。

AC通信:アメリカのシナ人癌!
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/02/ac.html

 この核心部分だけ下にコピーします。

<・・・日本は靖国問題について沈黙を守るだけではすまないと知るべきだ。靖国参拝を問題視するのは中国が「日本の弱点」と見なして攻撃するからである。
現時点では日本と中韓の関係がこれ以上悪化することもないから、この機会に靖国参拝で軍国主義が復活するのではないこと、参拝は続けても問題はないと宣言し、中国は挑発的言論を止めろとハッキリ言うべきである。日本の左翼政治家、メディアは中国や韓国の挑発を恐れる言論を止めるべきだ。

・・・私は日本人記者がもっとシナ人記者の靖国問題提起に反論し、中国の覇権行為に質問すべきだと思った。シナ人が靖国を質問することは政治的攻撃である。日本人記者はなぜ、中国の空気や海洋汚染、食料品の安全、南シナ海や尖閣付近で挑発行為を繰り返すことについてアメリカの立場を聞いて欲しかった。・・・>


(私)中国も韓国も孫子を勉強してるんですね,日本は戦わずして負けてるって感じではないでしょうか。U氏は,英語では次のように表現しています。
WeJapanese are very very poor against such attack by international propaganda.

 外務省はこれらの問題について国内外にアピールをしませんが,国会もメディアも何故その無作為を追求しないのでしょう。メディアがとりあげないだけかも知れませんが,聞こえてきません。外務省だけでなく,国全体がvery very poorになっているのではないでしょうか。
 もしかしたら,メディアや一部の野党がこの問題で政府を追及したら,間接的に中国・韓国を非難することになるからやらない,ということなんでしょうか?

ーーーーー新国立競技場へのコメント
 造園家杉尾伸太郎様から,すばらしい提案コメントを頂きました。杉尾様のことはネットで検索して下さい。すばらしい先生です。こんな方が運動を起こして頂ければ大きなムーブメントになるのではと思うのですが・・。
<・・先人が英知をもって作り上げた神宮外苑の環境を台無しにする事に、造園家である私としては反対です。しかし、オリンピックの開催には大賛成です。
 では、どうするか?良い解決策が在ります。シドニーのオペラハウスに学ぶのです。昨年秋、会議で訪れた際、視察できましたが、海のそばにたたずむ貴婦人のようでした。オペラハウスが完成したのは1973年の事で、僅か34年後の2007年には世界遺産に登録されました。
 新国立競技場も斬新なデザインであり、海のそばに完成すれば現代美に輝く麗人として脚光を浴びる事になるでしょう。そして30年後には世界遺産として登録される事も夢ではないでしょう。・・>

シドニーのオペラハウス
http://ja.wikipedia.org/wiki/シドニー・オペラハウス

ーーーーーすばらしい安倍首相のダボス演説!

 政府インターネットテレビにその全編(下にURL)が載っていました。
 ネットの検索で見る限りでは,中には酷評しているのもありましたが,特定の国を除けば世界からの評価は高いと感じました。わたしはすばらしいと思いました。世界に向けて日本のビジョンを見事に示してくれたと思います。堂々と,流暢ではありませんが見事な英語でした。

 すばらしいと思ったのは第三の矢に対する次の決意です。
「既得権益の岩盤を打ち破る、ドリルの刃になる。向こう2年間、そこでは、いかなる既得権益といえども、私の「ドリル」から、無傷ではいられません。」
 
 これを聞くと,自民党は本当に変ったと思います。民主党が残した最大の功績だと思います。もし,政権交代がなかったら今の自民党も安倍首相の政策も違っていたと思いますが如何でしょう。
 やはり,民主主義による政権交代は有効で必要だと思います。このような変化は独裁では絶対実現できないと思います。世界にはそんな国が多いのに驚きますね。

 大項目を六つあげていて,どれも重要ですが,私が一番良いと思ったのは下記です。
40年以上続いてきた、コメの減反を廃止します。民間企業が障壁なく農業に参入し、作りたい作物を、需給の人為的コントロール抜きに作れるようにします。

 これは,ちょっと問題では,と思ったのは,「建築規制から,容積率を廃止する」というものです。これは都市計画と建築基準法の理念そのものを変えることにつながるのではないでしょうか。充分検討して頂きたいと思います。

「世界経済フォーラム年次冒頭演説」〜新しい日本から,新しいビジョン〜

フッターーーーーーーー

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
ーーーーーーーーーーー

0 件のコメント:

コメントを投稿