2014年6月6日金曜日

蓼科だより・346号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年5月31日(土)
★テーマ:松枯原因論、アトピー皮膚炎、シュリーマン旅行記
     倭国、老朽化しないコンクリート
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 予報通り暑い一日でした。明日の田植に備えて、助っ人を一人頼んで、水苗代にて苗採りをしました。前回のこの頼りで、水苗代の苗は順調だと書きましたが、実は成長の遅さを懸念していたのですが、抜き取って見るとやはり良くありません。

 肥料分のほとんど無い自家用の培土を使っているので、有機液肥で施肥したのですが量が足りなかったようです。昨年は平均3本くらいの分げつをしていましたが、今年は1本ほどで、丈も太さも劣ります。私の観察眼の欠如です。
 SRI農法用の苗作りは失敗と結論付け、今年はこの農法の実験栽培は止めることにしました。その分、苗を調達して、「手一本植33」の深水管理でやることに決めました。
 水苗代は2年目、SRI農法は初ですから、まだ学習期間と割り切りました。良い勉強になりました。

 いよいよ明日は、新しくお借りした田んぼ3枚の田植です。今夜、次男とその6年生になる長男が名古屋から駆けつけました。明日は長男と、東京からお一人と、私と地元の助っ人一人の総勢6人で、面積的には今までとほぼ同じ田んぼに一本植えをします。

ーーーーー松枯れ原因論

 ヤマンバの会の村山隆様から注目の「松枯れ原因論」が届きましたのでご紹介致します。下段のURLに転載させて頂きましたが、重要部分だけ抜粋致しました。過去の議論と現場報告書等から判断すると、村山様のお考えが妥当なのではと感じております。

<2.一般通用している松枯れの原因と防除方法(推進側)
 ◎1970年以前には『大気汚染・酸性雨などの説』が主流だったが、1971年頃に林野庁が「虫害論一辺倒」になって他説を否定・無視した。従って、媒介昆虫(マツノマダラカミキリムシ)の撲滅のために農薬散布が主流(常識化)となった。
散布方法は《地上散布⇒有人ヘリ空中散布⇒無人ヘリ空中散布》へと変遷・高度化した。名称も「松くい虫」と呼称・宣伝されて「虫害論」だけを啓蒙・普及・洗脳し、社会的に通用している。
3.推進側「松枯れ農薬散布防除方法」では撲滅不可能だった冷厳なる事実(破綻した「農薬防除論」)
 ●虫害説に依拠して1973年「松くい虫特別防除法」制定。更に1977年「松くい虫防除特別措置法」が制定され空中散布を制度化。「制定5年で撲滅する!」と豪語するも(西日本から青森県まで蔓延化)、同法は4回も延長されて現在は「森林病害虫等防除法」(1997年制定)に組み込まれて実施されている。
 ●何故に撲滅不可能だったか? 答えは簡単明瞭!「松枯れ原因」と「防除方法」とが噛み合っておらず、農薬空中散布の効果は薄弱だったのです? それも其の筈!1977年法律制定後に「空散効果データ全9資料」の全部に捏造・改ざんが発覚(農林官僚の処分)、法律は無傷で今日まで継続しているからなのです。 >


全文は下記URLからどうぞ。
 http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/05/2014527-1970-1971-1973-1977-1997-1977-9.html

ーーーーーアトピー性皮膚炎は直る!

 メルマガを読ませて頂いている田中佳先生のブログからの引用です。私には書かれていることを実証することはできませんが、何故かこの先生の仰っていることが本当に思えるのです。この先生のことを、どなたから教わったのか忘れてしまいましたが、その都度納得させられますのでご紹介致します。
 この文章の中に、「赤ちゃんは、お母さんの身体にある毒素を全部持って出る」という記述がありますが、この話は私の農業の先生から体験談として聞かされていますので真実です。
「アトピーの赤ちゃんが生まれる意味・・・」
http://ameblo.jp/emkanayoshi/entry-11857519128.html
ついでに、「糖尿病の真実を知りましょう」もご紹介します。
http://ameblo.jp/emkanayoshi/entry-10863098232.html

ーーーーー「シュリーマン旅行記 清国・日本(講談社学術文庫)」

 弁護士の高井伸夫先生から教わって表記の本を読みました。隣町の図書館にありました。県や国のみならず他市町村とも協定を結んで図書の融通をしてくれます。しかも、送料先方持ちです。本当にあり難い仕組みです。

 シュリーマンはかの有名なトロイア遺跡の発掘をした人だということです。
 この本は、渡辺 京二著「逝きし世の面影」以来の新発見と驚きの本でした。基本的には「逝きし世の面影」と同じ傾向の内容ですが、そこにはないものを見つけました。たった150年前の我が国のことなのに、こんなにも価値観が違うことに驚きました。「売春ついて」の記述の一部分を引用してみます。

< 貧しい親が年端も行かぬ娘を何年か売春宿に売り渡すことは、法律で認められている。契約期間が切れたら取り戻すことができるし、さらに数年契約を更新することも可能である。
その売春契約にあたって、親たちは、ちょうどわれわれヨーロッパ人が娘を何年か両家に行儀見習いに出すときに感じる程度の傷みしか感じない。なぜなら売春婦は、日本では、社会的身分として必ずしも恥辱とか不名誉とかを伴うものではなく、他の職業とくらべてなんら見劣りするこのとない、まっとうな生活手段とみなされているからでる。
娼家を出て正妻の地位につくこともあれば、花魁(おいらん)あるいは芸者の年季を勤め上げたあと、生家に戻って結婚することも、ごく普通におこなわれる。娼家に売られた女の児たちは、結婚適齢期までーすなわち12才までーこの国の伝統に従って最善の教育を受ける。
つまり漢文と日本語の読み書きを学ぶのである。さらに日本の歴史や地理、針仕事、歌や踊りの手ほどきを受ける。・・・>

(私)シュリーマンの滞在期間は約1ヶ月と短かったので、果してどこまで正しく日本の実態を知り得たのかは疑問は残りますが、今の日本の常識ではとうてい推し量ることのできない記述が多くあります。
 老若男女混浴の公衆浴場とほとんど裸の日常生活、身分制度に関わらず社会の良さ、物造りの技術の高さ、花魁が受けた尊敬、不名誉と腹切り、封建制度を支えた密告制度、等々です。
 教科書にすべきと感じています。お読みになってみて下さい。
 もちろん、この中に343号書かせて頂いた農業のことも書かれていました。
ーーーーー倭国は東アジアの大国だった

 国際派日本人養成講座の韓国問題ー歴史編が面白いです。5/4日付メルマガからです。
「倭国は東アジアの大国だった」
http://blog.jog-net.jp/201102/article_1.html

ーーーーー200年後も老朽化しない鉄筋コンクリート!

 鉄筋コンクリートの老朽度は築年や外見では判断できない」そうです。私も一応土木工学を勉強しましたが、このことは知りませんでした。何とキーワードは、塩分とpH(ペーハー)でした。まるで農業問題のようですね!この技術が実用化したらノーベル賞ものではないでしょうか。
 日経ビジネスオンラインに下記記事があり驚きました。
< 200年後も老朽化しない鉄筋コンクリートを実現。既存の鉄筋コンクリートの長寿命化も。
 トンネルや橋、建物などを支える鉄筋コンクリート。経年による老朽化は避けがたいものだったが、「200年経っても老朽化しない」鉄筋コンクリートが開発された。5年後の実用化に向けた取り組みを追う。

フッターーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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