2014年6月22日日曜日

蓼科だより・349号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年6月21日(土)★
★テーマ:田の草取り、そば談義、蜜蜂、集団的自衛権

     米軍の強姦事件
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 3日前からついに「田の草取り」をするはめになってしまいました。一番やりたくないトレーニングです。田んぼの中を四つん這いになって草取をするのですから厳しいです。朝晩40分づつやって後5日ほどかかりそうです。

 今春からスタートした新規の田んぼとはいえ、6回目の稲作りであり理屈は一通り承知していたにも係らず、稲作り行程計画を間違えたのが原因です。
 一番の過ちは、深水管理による水草抑止ができないなら、機械除草しかないと思いこんだことです。中古の動力除草機を買いました。その機械を走らせるために、田植にも随分神経と時間を使いました。しかし、やってみて、この選択が間違いだったことが判りました。

 機械による除草そのものは見事にできたのですが、考えてみれば当然のことですが、除草機を縦横に走らせても、稲の周囲に取れない部分が残ってしまうのです。私の「手一本植33」農法では稲の条間も株間も33センチあるのに、除草機の除草ロータリーは17センチしかないからです。単純計算で約3割の草が残ります。

 何故こんなことに事前に気がつかなかったのでしょう。除草機を走らせればそれでOKと思い込んでいました。「このアホッ」と呟いています。結局、稲の周りに残った水草は手で取る羽目になってしまったのです。思い込みって要注意ですね。ものごとを決めるとき反復検証が必要な理由なんだと思います。
 稲の無農薬栽培の最大のポイントは除草であることは間違いないでしょう。除草剤を使えば、田植の前後2〜3回、土手から薬品を投げ込めばそれでOKです。私の周囲の田んぼは稲と土しか見えず、整然と美しいです。私の田んぼと比べるとまるで別世界の風景です。

 本来の不耕起栽培は、通年の深水管理であり、それができれば水草もヒエもでません。
 しかし、私の場合は通年の深水が難しくて、不耕起専用の田植機もないので、浅い代掻きをする「半不耕起栽培」にしています。
 
 結論として、「田の草取り」を無くす方法はひとつ。発芽初期段階であればほぼ100%除去が可能なチェーン除草を効果的に活用することしかない、と。つまり、田植の時点で、草の無い状態にしておけば解決です。

 おかげで、半不耕起栽培であれば、チェーン除草だけで完全に除草するシステムを作ることができました。今年からお借りした3枚の内、大きい方は上記の通りですが、小さい2枚は現在全く水草が出ていません。小さい方は偶然うまくいき、それで答えが判ったのです。
 チェーン除草は、1反歩約30分でできますから、1町歩(1ヘクタール)あっても5時間程です。
 詳細は省きますが、ご興味のある方はお知らせください。

 それにしても、40〜50年前まで日本中のお百姓さんは、田植も「田の草取り」も稲刈りも脱穀も全て人力でした。非常な過酷労働でみんな腰が曲がってしまったのです。よくやったと思います。それが嫌で田舎を離れた人がたくさんいたと思います。無理もありません。

ーーーーーメル友からの「蕎麦」談義

 前々回の「蓼科便り」で磊庵(らいあん)さんのことを書きましたら、山梨県のメル友・そば処「長澤・右楽」(下段にURL)さんから嬉しいコメントを頂きました。

< ひょんなことから貴ブログに出会い、以来ズット楽しみに拝読しております。貴ブログの中での「識者の考えや情報」にも共感するところ大なるものもあります。

前回お書きになった手碾蕎麦「らいあん・はぎわら」に私も女房と出かけてきました。そば好きが嵩じて「右楽」を始めましたので、定休日には極力そば店へ出かけて他店の蕎麦を味わって居ります。
それぞれの店がそれぞれの味を追求されており、単純な素材ながらも、この奥深い食材は将に日本人の編み出した「そば切り」として今後も多いに進展していくのでは、、と考えております。
、、そして、「そば打ち」には、、少し蘊蓄が多いですが、「禅味」も多少なりとも感じられます。たかが蕎麦、されど蕎麦、、との想いです。

世間知らずの蕎麦屋の苦言一言だけ、現在の一般的日本人は「平和ボケ」し過ぎております。

蕎麦に関してのことは又メールさせてくださいね。「花火と蕎麦」には殊のほか思い入れがある71歳です。
今後共更なるご活躍を祈っております。 「長澤・右楽」>


http://www.uraku-info.com/

ーーーーー蜜蜂についてM様よりコメントを頂きました

< 本当に気象の変化は世界的レベルで大きく様変わりをしているようであります。今夏もエルニーニョや偏西風の蛇行が及ぼす影響は相当なものだそうです。

さて、話は変わりますが日本ミツバチのユーチューブはとても驚かされました。私もこの様な画像を見るのは初めてであります。ところで、あの金陵辺と云う蘭はあの後はどうなるのですか?受粉と云うには、とても荒々しい印象でしたが…(^_^;)

この画像で思い出しましたが、ミツバチが大量に消滅した現象は、その後はどうなっているのかご存知ですか?
日本うなぎの絶滅のニュースも衝撃的ですが、今後もまぐろなど金になる食料争奪で絶滅するものが増えてくる気がします。人間は本当に愚かなモノです。 M >

(私)その後の金陵辺ですが、別の巣箱の前に置いてみましたが全く効果がありませんでした。従兄弟の蜂飼い先輩がいうことには、「受粉が済めば、蜜蜂を呼ぶ匂いが発散されなくなる」とのことでした。自然界の仕組みは実に精緻だと感心します。

 蜜蜂の大量死は、ネオニコチノイド系の農薬が原因と疑われており、欧米では使用禁止になっていますが、日本ではまだ使われています。蜜蜂が減っていることは専門家がしてきしていますし、昨年、隣の養蜂家の日本蜜蜂が全滅したと聞きました。

 農薬は農業の重労働を軽減し、食糧の増産に大きく寄与していることは事実ですが、その副作用も甚大だと思います。私が特に危惧するのは、子供達に表れている発達障害です。ちょっとおかしな子供が厚労省の正式発表でも約7%あります。これは若年から社会の扶養家族になる恐れ大です。
 毎日のように起こっている「誰でもいいから殺したかった」というような訳の判らない犯罪もその現れではないかと思っています。

 農薬というのは基本的に毒物で、生物を殺す、或いは狂わすものだからです。放射能程センセーショナルに騒がれませんが、本当は目に見えないところで置く深く人類を蝕んでいるのかも知れません。
 毎日のニュースを見ていて、今一番怖いのは異常者だと思っています。異常者が核のボタンを押さないという理由は考えられません。

ーーーーー集団的自衛権

 蓼科便り347号に、「世界の軍事用語に個別だの集団などという言葉がないと聞いています。」と書きましたがこれは間違いでした。お恥ずかしいながら、自衛権について勉強したことがなく、どこかで読んだことを確認もせずに書いてしまいました。
 今思うに、その記事は「個別的自衛権も集団的自衛権も一体として作用するもの」と言っていたのだと思います。私のお粗末な誤解でした。

 昨日の安中さんのHAL通信が集団的自衛権を特集していたことに刺激されて、Wikipediaを読みましたら、1945年(昭和20年)に発効した国連憲章第51条に書かれているではありませんか。読んだことがなかったのです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/自衛権 の中から51条だけ引用します。
< 第五十一条 この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。
この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。>

(私)HAL通信の論評は信憑性は高いと感じています。「感じている」というのは、自分で検証できないので、断言できないからです。今回の中から特に頷いた部分を引用します。このメルマガは下段のURLから配信を申込むことができます。

< 誰もがわかっていることだが、自衛権には個別自衛権と集団的自衛権とがある。この2つは、それぞれ独立しているわけではなく、密接な関係にある。ところが、昨今の議論は「集団的自衛権」の是非に偏っている。まず、ここがおかしいのである。

さらに、「集団的自衛権を認めると日本が戦争に巻き込まれる」という奇妙な意見がある。このあたりの定義から確認していきたい。
そもそも「自衛」とは他国から自国を守る「戦い」である。ゆえに、国家が自衛権を行使するということは、「戦争になる」ということである。だが、「戦い=武力衝突」とするのは単純すぎる。

中国の兵法書「孫子」によれば、戦いには次の4種があるという。(1)謀略、(2)外交、(3)兵を伐つ(戦場での戦い)、(4)城を伐つ(他国を攻める)
そして、(1)謀略が「最も優れた戦い」で、(4)城を伐つ(つまり、他国に攻め入る)が「最も劣る戦い」であると説いている。

今の日本を守っている集団的自衛権は、米国の集団的自衛権であり、日本は「出来ない」というのである。こんな奇妙な話はない。これが成り立っているのは、「米国の集団的自衛権」が米国の国益にかなっているからであり、行使そのものは「米国の気持ち一つ」という心細いものなのである。
このような危うい状況をそのままにしての防衛で日本が守れるのであろうか。>

(私)一番問題なのは、相互防衛条約になっていないために、上記にあるように、「米国民が国益と感じる範囲」において日本を防衛する形になっていることです。私がアメリカ人だったら、中国の方が儲けさせてくれると思えば、自分の防衛のことしか考えていない自分勝手な日本を見放すと思います。


ーーーーーYoutube「米軍の強姦事件」

 メル友Hさんがfacebookに下記<>内の書き込みをしていました。
 
< 米軍が上陸してすぐに強姦事件が発生してた。
慰安所を作るのに膨大な予算が組まれた。
主権回復後でも、強姦事件が絶えず、国会で女性議員が問題にしてた。
これ全部証拠がある話だよね?
こういうことを報道しないで、「慰安婦がwww」って。
まあ、目眩ましのための簡単なアルバイトなんだろうな。
雇い主は、米国か?
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=tG_u2JwSPcU >

(私)この情報発信元が、右でも左でもいいのですが、全部証拠があると言っているので本当なんでしょう。この種の話は世界共通だと思っています。だから世界中の戦場には慰安所があったのだと思います。米軍も日本とヨーロッパで慰安所を作らせました。
 戦争とはそういうものではないでしょうか。公式にやらなければ闇で行われるだけだと思います。

 何故今でも世界一の売春国韓国が日本軍の慰安婦問題だけ騒ぐのでしょう。安中さんが言ってるように、日本は謀略で負けているだけだと思います。

 最近思っています。世界中の国会議事堂の前に、「平和の願い・原爆被爆者の像」というのを建立するべきだと考えています。捏造ではなく正真正銘の像を!

フッターーーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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1 件のコメント:

  1. >>集団的自衛権
    お邪魔します。
    私は、中国に対して、歴史認識など“交渉”によって、外交交渉がうまく行くことを願っています。
    しかし、”中国一番の国”と歴史認識を論じても何も始まらない国です。
    とにかく、自分の国が一番にならないとダメな国です。
    交際世論で、世界で一番スケベな国と烙印されている日本。
    私は、国連憲章を勉強しても、中国とのパワーバランスはとれません。
    防衛予算は、これ以上増やせないでしょう。
    ならば、中国と一戦を?ですかね。
    話に聞いていた、先の大戦へ突入した頃の国民感情=いいかげんにしろヨ。
    心臓が痛いです。

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