2014年8月31日日曜日

蓼科だより・359号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年8月30日(土)★
★テーマ:異常気象、皮膚の微生物、傲慢な小学生、
     異常な中国、新釈古事記伝
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 昨日、数時間青空が見えましたが、今日も曇時々雨でした。蜜蜂も雨の日は元気がありません。野菜の育ちも悪く、トマトの色づきも遅いです。もう20日間ほど満足な青空を見ていません。涼しくて昼間でも上着が欲しいほどです。ですが、広島市や西日本のことを考えると信州は恵まれていますが・・。
 異常気象のことを言いたかったのです。視聴率が高かったのではと思いますが、NHKスペシャルが今日・明日夜連続の「巨大災害 MEGA DISASTER」を放映しました。
 その要旨は、インドネシア近海の海水温が異常に高まっており、その影響で発生した大量の水蒸気が上空で凝結する時に大量の凝結熱を放出し、それが北半球の気象を支配している偏西風の進路を狂わせているということでした。英国を中心とした世界中の気象学者の研究の成果だということです。
 気温が上がると海水温も上がる。すると水蒸気が増え、雲が増え、雨も増える。地球温暖化が豪雨になるんですね。言われてみれば当然の結果です。やはり、温暖化が大きな要素のようですね。

 前回の蓼科便りで、除菌について、「最近のテレビの除菌の宣伝は良くないと思います。まるで菌は全て悪いと思わせてしまうことは社会悪だと思います。生物は皆菌によって生かされていることを教えるべきです。」と書きました。
 その後の「続ナチュラル☆ライフ実践メルマガ」に、人間の皮膚について次のように書かれていました。人間の細胞の数より多い細菌が皮膚だけにいるとは驚きです。内蔵を含めればものすごい数でしょうね。

<・・人間の皮膚は100兆の菌達に守られている!
 皮膚は、「人体最大の臓器」といわれます。表皮、真皮、皮下組織の三つから構成されています。表皮は角質の層とたんぱく質の層、脂質の層などが重層的に15層くらい重なっています。
 真皮は、ぷるぷるとした潤いを持たせるというコラーゲンが多く含まれる層です。皮下組織は、脂肪が多く、さまざまな物質が蓄積しやすい場所でもあります。この三つが、人体のバリアのようになっていますよね。
 とくに角質は細胞の間をうめる細胞間脂質と皮膚に住み着く100兆の菌たちとともに、細菌やさまざまな外敵から身を守っています。彼らを皮膚常在菌といいますよね。
 角質の役割は壮絶で、あまりにも過労なためか、たった2~3週で次々と役目を終えて、アカとして剥げていくのですね。・・>


(私)生物は微生物の働きによって生かされていることを知ってか知らでか、除菌の宣伝は細菌(=微生物の一種)が全て悪玉であるかのような印象を与えています。殺菌剤は上記の皮膚常在菌をも殺します。農業で使う殺虫剤が害虫だけでなく益虫も殺してしまうのと同じです。

 免疫力というのは、悪玉菌とも一緒に生きられる力だと思います。「悪」という考えは人間の都合で言っているだけで、自然界では必要な存在の筈です。共存するのが一番理想の筈です。
 「水清ければ魚棲まず」という言葉もあります。無菌室で人間を育てるような発想は間違っていると思えてなりません。心身共に虚弱になり、生命力を失うと思います。

 関連しますが、前回畑のpH(ペーハー)のことで、pHの調整と、堆肥や肥料分の投入は別に行うのが望ましい。一般的には、一緒にやってしまっているようですが、pH調整が先です。pHの調整には強アルカリ成分(灰や石灰)を使うので、土中微生物を殺す作用があるからです。」と書きました。

 これを書いた後で気がついたのですが、上記のことは化学肥料と農薬でやってる畑には関係ないのです。何故なら、農薬を使っている畑には微生物が少ないことと、微生物の働きを期待してもいないからです。従って強アルカリによるpH調整と施肥が一緒でも良いことになります。
 しかし、地球環境には悪です。温暖化にも繋がっているのではないでしょうか。

 下記は、最近アップロードしたYoutube動画です。

8/18日の私の蜜蜂

稲の花

8/27日の稲と草刈り

ーーーーー傲慢な横断歩道の小学生!

 最近のことですが、我が町の小学校前の県道横断歩道の情景です。私は軽トラックを運転していました。手前にゆるいカーブがありますが、子どもが二人横断歩道に入ろうとしているところでした。当然私はゆっくりと止まりました。

 私が「んッ」と思ったのは、二人は私の車の方を一度も振り向かず、ゆったりと話しながら横断歩道を渡ったその態度です。車が止まるのを確認しようともしません。車が止まって、自分達が渡り終わるのを待ってくれていることに、すまないと思う気持ちも感謝の気持ちも現れていません。
 そこに見えるのは、「車は当然止まるもの、俺たちはここを渡る権利ある」という傲慢な態度です。

 逆の体験もあります。子供達が渡り終わった後、振り向いて帽子をとって礼をしてくれたました。何とも爽やかな気持ちになりました。こういう子どもの方が多い気がします。
 以上二つの事例は何を意味するのか考えました。ヨタガキはいるのさ、と考えればそれまでですが、昨今モンスターペアレントが多いと聞きますので、もしや、と思ってしまいます。

 横断舗装を渡るのは、権利ではなくルール、規則の筈です。この子供達はとんでもない勘違いをしています。というより、間違って教えられているのでしょう。彼らはまだ小学生です。親か学校か、そのどちらかが「渡る権利があるのだから、急ぐ必要なない」と教えたとしか考えられません。
 ですが、今の日本には自分に都合の良い権利を振り回す人々が結構います。一番酷いのは、全部ではありませんが、マスコミだと思います。報道の自由とか知る権利とか言って、正しく知らせる義務を忘れていないでしょうか。73年前、対米英戦争に踏み切ったのもマスコミの影響が大きかったと言っている識者も大勢います。

ーーーーー中国は異常な国である!

 在米台湾独立運動家チャン氏のメルマガについて、国際的に活躍している友人Uさんから頂いたメールからの抜粋です。Uさんはカナダと日本で商売しています。

<・・いつも“田舎通信”興味を持って拝見しています。まだアメリカとの商売をやっていますので、悠々自適の晴耕雨読生活に入れないので安江様の境遇をうらやましく思っています。さて私が協賛している”台湾独立運動”の志士、ANDY CHAN氏の対中国観をご参考までにお送りいたします。
8月24日、東富士演習場で開催された自衛隊の富士総合火力演習を見学しました。中国の恫喝には毅然とした態度で対応する必要があるといまさらのように自覚しました。石原慎太郎氏が云うように”寄らば切るぞ”と侍精神を持って泰然と構えること必要と思います。

心あるお知り合いに転送していただければ幸いです。9月中旬からしばらくアメリカとカナダに行きます。尚中国のスパイからAOL.のアメリカ本社にハッキング攻撃がなされ、私も商売上に影響が出ました。・・>

 そのアンディ・チャン氏のメルマガ[AC論説] No.509より、ごく一部分を抜粋します。ご希望の方はこのメールの返信でお知らせください。全文をお送りします。

< 中国の戦闘機が米国の対潜哨戒機に異常接近した上で、米国に対し海上偵察の停止を要求した。6月には尖閣諸島付近で自衛隊機に異常接近した。二つとも中国側の威嚇であり、米国の衰退を中国の覇権進出のチャンス、威嚇を繰り返し米国や日本が何所まで譲歩するかを見極めようとする。

米国だけでなく世界諸国は中国に対応する方法を間違えている。中国人の野心を見極めなかったからである。この状態から脱出するには中国人の本質を見極めて中国政策を改善すべきである。

中国は異常な国である。異常な中国には世界共通の道徳は通用しない。中国人は常に自己の利益、自国の利益を追求する。シナ人根性を理解して対応すべきだ。・・>
(私)更に、加瀬英明先生が中国を批判して、次のようにメルマガに書いています。

<・・アメリカでヒラリー・クリントン夫人の回想録が、よく売れている。このなかで、国務長官時代にASEAN(東南アジア連合)会議に出席した時に、中国の横柄な態度に呆(あき)れたと、回想している。
この席上で、中国の楊潔虎外相が領土問題が取り上げられた時に、アジアの代表を見まわして、「中国は大国である」と傲然として、いい放ったという。

習近平主席は、2013年に最高権力者の座についた時に、全人代における就任演説で、「中華民族5千年余の文明に立ち返って、国造りに当たる」と述べ、閉幕式において「中華民族の偉大な復興という、中国の夢(チュングオモン)を実現しよう」と、訴えた。・・>

(私)植民地時代は70年前に終りました。周辺国を脅かすような夢は時代錯誤も甚だしいと思います。国家の品格が問われるのではないでしょうか。
 第二次世界大戦の勃発は、フランスが、ヒットラーの横暴を初期の段階(ポーランドへの侵攻?)で許容してしまったことが原因のひとつだと読んだことがありますが、そうならないようにしてもらいたいものです。やはり、「寄らば切るぞ、といいう毅然とした態度」が必要だと思います。

ーーーーー 新釈古事記伝はすばらしい!

 私は二人の息子を海外留学させましたが、「外国語をいくら話せても、日本の文化と歴史を語ることができなければ、恥を晒すだけだよ」と言って送り出しました。自分のことは棚に挙げて、当時の草柳大蔵先生はじめ識者の言葉を受け売りしたのですが、今さらながら日本の神話と古典の重要さを感じているところです。遅すぎる気づきですが・・。

袋背負いの心 ~ 『新釈古事記伝』から
http://blog.jog-net.jp/201407/article_6.html
赤猪(あかい)抱き ~『新釈古事記伝』から(2)
http://blog.jog-net.jp/201408/article_7.html
BBR 読書のすすめ】新釈古事記伝 阿部國治著 栗山要 編
https://www.youtube.com/watch?v=EN0Vd_gusvU
フッターーーーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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