2014年9月13日土曜日

蓼科だより・361号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年9月13日(土)★
★テーマ:再び草堆肥、稲刈り助っ人募集、野菜の氏・育ち、

     地方創生、ハイパーソニック、武士道精神
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 去る木曜日から雨が止まったので、まだ土のコンディションは良くありませんが、昨日は、ホウレンソウの種を蒔きました。晴天の持続を祈る気持ちです。
 全ての野菜の生育が悪いようで、直売所でもキュウリやトマトが手に入らないという話もありました。

 前回のこの便りで、「畑の土作りに初めての手法を使いました」と草堆肥のことを書きましたが、重大なミスをしたことに気がつきました。雑草の種がどっさりと入っていることを忘れていました。
 好んで、種の着いた草を使っているので、それを死滅させる必要があったのです。私にとっては初めてのことなので、EMメーカーのサン興産業さんにお聞きすると、「80℃にすれば死滅する」ということでした。

 前回はコヌカを微生物の餌にして、65℃になったところまでは確認していますが、「80℃まで上げるには乾燥鶏糞を使うと良い」と教えて頂きました。
 県内のホームセンター全部と養鶏場も幾つか当りましたが、「発酵鶏糞ならあるが乾燥鶏糞はない」とのこと。弱ってしまいましたが、日頃農作業の指導を頂いている先輩が鶏を飼っていることを思いだしました。

 「いつでもいいよ、袋を持参して、鳥小屋から持っていきなさい」。但し、「背中を見せると飛びかかって来て引っ掻く雄鶏がいるから気をつけるように!」とのこと。
 行ってみて驚いたのは、鳥小屋の糞はベタベタのものかと思っていたのですが、砂のようにカサカサに乾燥していて匂いもないのです。意外でした。しかも厚く積もっていて、私は宝物を見つけた気分でした。

 自家用プラスアルファー程度の養鶏ですし、その先輩は良心的な農業をやっている方なので、この鶏糞なら問題ないだろうと判断しました。
 偉そうにしている雄鶏には背中を見せないように構えて、肥料袋に6つほど頂いてきました。草堆肥に使うのは僅かですが、野菜の畝間にも撒くつもりです。

 という訳で、昨日、2度目の草堆肥を仕込みました。今回は80℃まで上がったら畑に入れます。タマネギの栽培予定地です。
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稲刈りの助っ人を募集します。
10月5日(日)です。機械で刈った稲を、ハゼを作ってそこに架ける作業です。
私のロッジに、前泊或いは後泊できます。
前日、当日が雨天でしたら延期します。
お子様連れでも結構です。お気軽にご参加ください。
詳細は私の下記ブログ「稲刈り体験イベントご案内」をご覧ください。
不明な点は、電話でお問い合せ下さい。

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 最近の私の動画です。

日本蜜蜂の巣の中

鹿避けフェンスづくり

ーーーーー「氏」「育ち」「頃合」「たて」

 家柄のことではありません。続ナチュラル☆ライフ実践メルマガ 第41回に、「野菜の品質、4つの視点」というなるほど記事がありました。

<・・野菜においてその品質を決定する要因に「氏」「育ち」「頃合」「たて」の4つがあるといわれています。
「氏」とは品種ですね。土地や栽培時期にあった品種かどうかは重要ですね。
「育ち」は栽培。有機野菜ブームなどで取り上げられることが多い栽培方法はこの「育ち」の部分に当たります。
そして「頃合」は作物における適期という意味ですね。頃合がいいということです。これは収穫の頃合、食べる頃合の二つがあります。
そして「たて」は「もぎたて」転じて鮮度を意味します。つまり流通上の鮮度保持技術がこの「たて」となるわけです。・・>(私)このメルマガが実践普及している「自然栽培」は、農薬を使わないだけでなく肥料も使いません。一般的な農業の常識では考えられない方法ですがとても関心があります。稲の不耕起栽培も常識からは外れている農法ですが、それを実践していますので、もう一つ非常識があっても驚きません。

 似ていますが、自然資材だけを使う「自然農」を提唱している方もおります。人により、考え方により、微妙にやり方が違うようです。県内で「自然農」を普及している方がいらっしゃるので、今月中に見学に行くことに決めてあります。

ーーーーー国家が主導して再生した田舎はない

 大前研一さんが、9/12付メルマガで下記抜粋のようなことを言っています。私はその通りだと思いました。地方が自分で気がついて、その気になって動き出さない限り、地方の再生はあり得ないと思います。国の仕事は教育と同じで産婆の役割でしょう。国は自分で産もうとしてはしてはいけない筈。

< ▼ 国家が主導して再生した田舎はない
安倍政権が重要課題に掲げる地方創生の司令塔となる「まち・ひと・しごと創生本部」が5日、本格始動したとのことです。全閣僚が参加する初会合を12日にも開き、今月半ばから首相と関係閣僚を加えた有識者会議で具体策の検討に入るそうですが、これは「最悪の戦略」だと私は思います。

まず世界を見渡してみても「国が主導して」田舎を再生できた例はほとんどありません。私が知るかぎりで言えば、フランスのラングドッグが唯一の成功事例です。

私はUCLA(カリフォルニア大学)で地域国家論の授業を担当したこともありますが、都市に人口が集中しすぎるという「都市問題」は、世界中の全ての国に共通するテーマ・問題です。
ゆえに、世界中の国がどのようにすればよいか?を考えて対処しようと試みています。しかし、国策として取り組んで田舎を再生できた国は、ほとんどありません。

では田舎は再生できないのか?というと、そんなことはありません。田舎の再生というのは「国が主導」して成功するものではなく、「自然に」成功するものなのです。
・・中略
世界の事例を見ても、田舎が再生する理由のほとんどは「何もしなかったから」です。まず、この事実を知る必要があるでしょう。
・・中略
安部総理が農業補助を叫んでいるのは、選挙対策でしょう。皮肉な言い方をすれば、地方に雇用創出をして地方創世をするためではなく、「自民党の」雇用創出をするための施策だと言うことです。非常に情けない限りです。・・>

(私)第3の矢政策についても全く同じことが言えると思います。民活をどうやって引き出すか、農村がどうやったら動き出すかだと思います。国はあくまでも産婆の役目に徹しなければ、また新たな失われた10年になってしまうと思います。

 大前さんのメルマガは1週遅れですが、下記ブログ内の「大前研一ニュースの視点」のバックナンバーで読むことができます。そこから、メルマガの無料配信の申込みもできます。


ーーーーーハイパーソニック・エフェクト!

 我々が聞いているCDは、人間が聞くことのできない20キロヘルツ以上の音はカットされているそうですが、実際は人間の脳は聞こえない音に反応しており、20キロヘルツを越える高周波音が人間に良い影響を与えるというのです。自然界の音に関することなので、重要なことだと思います。
 これはメル友O様から頂いた日経ビジネスオンラインの情報ですが、 下段のURLから全部読むことができます。ごく一分を抜粋します。

<・・つまりハイパーソニック・エフェクトとは、高周波を含む音を「聞く」ことで、基幹脳が活性化するだけでなく、それに伴い、音が心地よく聞こえ、免疫細胞の活性が高まり、ストレスホルモンが少なくなる……といった一連の効果を指すことになる。

・・熱帯雨林の環境音が、ハイパーソニック・エフェクトを発現するということは、ことさら大きな意味を持つと考えられている。研究の推進力であり続けてきた大橋力博士は、熱帯雨林の環境音を「究極のハイパーソニック・サウンド」と位置づけた上で、このことがきわめて「深刻な問題」を提起しているとする。
というのは、[熱帯雨林環境を鋳型として構成された私たち人類の遺伝子と脳においては、ハイパーソニック環境こそスタンダードであり正常であり健全であると考えるのが妥当だ]、と考えなければならないからです。

いいかえれば、ハイパーソニック・サウンドがほとんど存在しない近現代文明社会の都市環境というものは、ハイパーソニック環境を標準として構成された人類の脳機能を本来のレベルに維持できず、何らかの病理を必然的に招き寄せる一種の「情報的栄養失調」状態かもしれない、ということを意味するからです。(「科学」20133月号)・・>


月刊誌「ナショナル ジオグラフィック」
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20140129/381790/
(私)これは私の勝手な解釈ですが、 自然の中で過ごすことや生演奏の音楽を聞くことが、心地よく感動が大きい原因が判った気がします。自然の中では、たえずいろんな音が出ています。小鳥のさえずり、虫の音、木々のざわめき、水の流れ、風の音等々です。
 もしかしたら、環境の良い所で座禅とか瞑想とかをやると宇宙からのハイパーソニックの影響がるのではないでしょうか。この解釈は私の願望ですので、信じないで下さい。(笑)

ーーーーー海戦の最中、450名の英国水兵を救助した!

 この話はご存知の方も多いかと思いますが、改めて感動しました。日本軍の捕虜への悪待遇や一般人への虐殺が問題になっている中で、このような美談があることも確かです。冷静に事実を見ていくことが大事だと思います。
 殺し合という過酷な現実の中で、狂気の悪行もすばらしい美談も、両方ありだと思っています。この情報は、リアルインサイトのメルマガに掲載されていました。

<・・昭和十七年三月一日午後二時過ぎ、英重巡洋艦「エクゼター」(一万三〇〇〇トン)、「エンカウンター(一三五〇トン)は、ジャワ海脱出を試みて帝国海軍艦隊と交戦し、相次いで撃沈された。その後両艦艦長を含む約四五〇人の英海軍将兵は漂流を開始した。
翌三月二日午前十時ごろ、この一団は生存と忍耐の限界に達していた。結果一部の将兵は自決のための劇薬を服用しようとしていたのである。まさにその時「雷」に発見されたのだ。
・・略
これが日本人の武士道精神 日本軍人 工藤俊作艦長の話

https://www.youtube.com/watch?v=WeUsX7wmZwM&index=5&list=FLvxgQNGBZ92yoohin0Axlwg
・・>

フッターーーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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