2014年10月20日月曜日

蓼科だより・366号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年10月18日(土)★
★テーマ:脱穀、不耕起と慣行、不良資産処理、教育論、
     自衛と侵略、日本人妻、ドイツの電気料金
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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 今日、家の周りで初霜を確認しました。霜をみると、いよいよ冬支度かと、ちょっと切迫した気持ちになります。蜜蜂を呼ぶ秘密兵器の金陵辺も軒下に移しました。
 今日は、最初に稲刈りしてところで、含水比が16%になったハゼだけ脱穀しました。小さなハゼ1つ分ですが、30kg袋に4.5袋でした。全体の10%程です。他のハゼは、台風19号直前に刈り取ったものなので、まだ含水比が18〜19%あったので、もう数日乾燥させてからです。近くのJAが測定してくれるので助かります。

 不耕起仲間の宮下さんから、良い学習材料があるから動画を撮って発信して欲しいという電話があり、上田市武石まで行ってきました。
 確かに良い教材でした。彼は私の農楽と違って本物の農業を目指していて、大規模化と機械化を進めています。コシヒカリと深山錦という酒米を作っています。

 説明を聞きながら動画を撮りました。荒らしてあった田を今年から借りて、不耕起で深山錦を植えた田んぼでした。初年度なので、半不耕起にしようと思い、トラクターを入れたが、爪が通らないほど硬かったそうです。ところが、深山錦を植えたその2枚の田んぼは見事に実っていました。
 茎が太くてどっしりしていて穂が大きいのです。普通は100〜120粒くらいですが、180〜200粒着いていそうです。標高890mでは信じられないできです。きっと廻りの人はビックリしていることでしょう。

 注目したのは、その隣で慣行栽培で作っている深山錦との比較でした。その稲はまだ穂の形成が半分もできていない未成熟な状態でした。霜が降るほど寒くなった現状ではそれ以上実が入るのは無理のように思えます。
 宮下さんの方が田植が遅かったにも関わらず、稲が立派に育ったのは、不耕起農法とEM活性液のおかげだと彼は分析していますが、私も自分の体験に照らしてもその通りだと頷きました。

 失敗例もありました。昨年まで地主さんがトラクターで草退治のために年に数回起こし続けていた田んぼに植えた深山錦はできがダメでした。
 つまり、耕さない不耕起の方が断然できが良いことが証明されたのです。EM活性液も私と同じで数回投入したようです。その複合作用であることは間違いないと思います。

 全部文字で書ききれませんが、月曜には、記録動画をYoutubeに公開しますので、ご覧ください。
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 安中さんが私が現役時代に造成販売した”まちづくり”開発事業を泊まりで見に来てくれました。私の手料理を食べながら、田植体験以来の諸事鬱憤ばらしのような会話を楽しみました。明日は、彼が九州で企画・設計している”まちづくり”開発の担当者を交えて、フォレストヒルズ牟礼とフォレストヒルズ平井を見る予定です。

ーーーーー価格をゼロにしても売れない不動産!

 前号で、競売しても売れない不動産のことを書きましたが、都市部では土地価格が高いのでこのようなことは起こらないと思います。 
 建物つき不動産の場合ですが、土地価格の安い田舎では、例えば白樺湖の湖畔ホテルなど、老朽化した5階建てホテルの解体費が土地代を上回ってしまうので、競売落札予定価格をゼロにしても売れないのです。

 年ごとに外見ははげ落ち崩れ落ち無惨な姿を晒し続け、その地域の景観は台無しになってしまいます。夜、大きな建物に灯がないのは気味が悪いです。これで観光地経営が成立つでしょうか。所有者は倒産していません。唯一権利者として残っているのは抵当権利者である金融機関だけです。
 この状況は、ただ困ったと言っているだけで済まされる筈がありません。この状況に対処できる法整備があってしかるべきだと思います。
 このような場合、誰が後始末の責任をとるべきなのでしょうか.もし誰もいないとしたら、自治体か国がやるしかないと思います。税金を使ってでも始末しないことには、地方創成など夢の又夢に終ると思います。

ーーーーー教育論あれこれ!

 唯臥独村さんから女性の就業について下記コメントを頂きました。とても勉強になります。

母親の愛情の大切さについては、『松陰神社(吉田松陰) ③--幼児教育論』

 更に、公務員の新規採用数の削減についても下記コメントを頂きました。「今回の方針決定は、現職公務員の給料の削減や、定員削減、出先機関の廃止等には全く言及しておらず、自らの政権公約に抵触するのではないか。」と書いてあります。

『殿!お言葉ですが、それはちょっと・・・。』

ーーーーー自衛か、侵略か!

 ちょっと長いですが、日本の今後を考える上で非常に重要な情報だと思います。不勉強な私もこのことは知りませんでした。歴史教科書にはこのような記載はなかったように思いますが、こんな大事なことをどうして教えてくれなかったのでしょうか。HAL通信10/15号から抜粋します。

<戦後は、“勝手”に他国を攻めること(つまり侵略戦争)は国際法違法となっています。では、どんな法律(条約)に違反するということなのでしょうか。
それは、1919年のパリ講和会議で締結された「国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄する」との不戦条約です(一般に「パリ不戦条約」と呼ばれています)当時のアメリカ国務長官ケロッグとフランス外相ブリアンの名前から「ケロッグ・ブリアン協定」とも呼ばれています。

この条約で「国際紛争は戦争ではなく平和的手段により解決する」と規定されたのです。ゆえに「戦争放棄に関する条約」とも言われていますが、「自衛の戦争は除く」とされたのです。

パリ不戦条約は「侵略は悪」と初めて定めた画期的な条約だったのですが、肝心の「侵略」の定義は「当事国の自国裁量権に任せる」とされました。要するに、その国が侵略戦争と認めれば侵略戦争、自衛戦争と認めれば自衛戦争ということになったのです。

現代の誰しもが、「そんなバカな」と思いますね。でも、条約に参加した各国の“お互い様”の思惑で、こういう規定にするしかなかったようです。
安部首相は、かって「未だ『侵略』の定義は定まっていない」と発言して、内外の批判を浴びましたが、それが“正しい”解釈であることは、上述の説明を読めば分かると思います。
(これは安部首相の擁護ではなく、パリ不戦条約の定義上の解釈です)

ゆえに、韓国に侵略して朝鮮戦争を引き起こした北朝鮮も、独立国であったチベットやウイグルを侵略した中国も、ベトナムやイラクを侵略したアメリカも、自分たちの戦争を「侵略戦争」とは認めていません。

つまり、自らを「侵略国」などという国は永遠に現れるわけはないはず・・だったのです。東京裁判でA級戦犯たちが、日本の戦争は「自衛戦争」だったと主張したのも、この解釈に沿った主張です。
インドのパール判事が主張した日本の「無罪論」も、パリ不戦条約への違反にはならないという解釈でした。

ところが、1993(平成5)、当時の細川護煕首相は「日本は侵略戦争をした」と言ってしまったのです。この結果、日本は世界で唯一の「侵略国」となってしまったのです。
軽い言葉の首相を持った悲劇です。・・>

(私)これに関連して、何故自虐的思考に陥るのかを考えてみました。次のようになりました。
「皇国・軍国価値観から一転、世界の実状を知らされないまま(ここが重要)、日本悪玉論に洗脳されてしまい、結果として、世界共通の判断力を失しない、自虐を良心と勘違いしてしまった、と解釈できないでしょうか。」
 欧米列強の常識を知らなかっただけ、ということにならないでしょうか。
ーーーーー朝鮮の男が日本女性を妻にした!

 これも唯臥独村さんから、前号の緒方竹虎の記事について頂いたコメントですが、大きく頷ける主張だと思います。この中に、スペイン人によるインディアスの破壊についてのスペイン人修道士による報告書の紹介が載っています。凄まじい虐殺が行われたんですね。下記ブログをどうぞ。

<・・「被植民地の男(朝鮮人)が植民者の女性(日本人)を妻とすることは、当時の世界の常識からは考えられないことです。」6千7百人もの日本人妻がいたということは、「朝鮮半島は日本の植民地だった」などというのは朝日など左翼の吐いた大きなウソであり、デタラメです。朝鮮半島の人々は、法的にも、実質的にも日本国民だったのです。・・>
『インディアスの破壊についての簡潔な報告』(ラス・カサス著)に詳述されています。http://sendatakayuki.web.fc2.com/etc6/syohyou336.html

ーーーーードイツの標準家庭の電気料金は、約2倍に!

 昨日の産経抄にやっぱりそうか、という当然ごもっともなエネルギー問題評がありました。放射能は恐ろしいですが、経済恐慌は戦争を引き起こすことも歴史の事実です。第一次と第二次世界大戦でヨーロッパだけで7000万人〜8000万人が犠牲になったと、木村尚三郎監修「ヨーロッパの歴史」に書かれています。

http://www.sankei.com/column/news/141017/clm1410170004-n1.html

フッターーーーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/09/blog-post_29.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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