2015年4月21日火曜日

蓼科だより・390号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年4月11日(土)★
★テーマ:ジャガイモ植、農政の大矛盾、有機は環境に良い?、
     両陛下のパラオ訪問、中国の若者、
     慰安婦問題、4/17は戦勝記念日
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 前回のメルマガの発信日が前々回の日付になっていました。失礼致しました。
 ウグイスはどうなってしまったのか、あれ以来鳴声が聞こえません。

 今週は天気が悪く、畑の作業はほんの少ししかできませんでした。それでも、僅か半日ばかりの土の乾きを待って、農楽仲間になってくれたEさんと二人で、管理機で畝たてし、マルチして、ジャガイモの種芋を植えることができました。
 私はダンシャク6kg、キタアカリ3kgを植えました。植え方は神谷方式に則り、マルチの上から棒で穴を開け、種芋を落とし込む方法です。植えた場所は、昨年岩手みどり豆を作ったところですが、結果を見るのが楽しみです。

 コシヒカリが苗箱でやっと発芽しました。地温は初日だけ10℃を少し下廻りましたが、その後は10℃以上をキープしていたのに、12日目もかかりました。水苗代だと6日ほどでしたが、倍かかりました。日中の気温が低かったことが原因かな、と想像していますが、もしかして、ウグイスが鳴かないのと関係があるのでは・・・?

ーーー農政の大矛盾

 日本の農業が発展しないのは、農地が小さすぎるのが原因だとして、農地の大規模化が農水省の大目標になっています。しかし一方で、農家には特権を与えて限りない細分化を認めています。言行不一致、大義が無いとはこういうことを言うのではないでしょうか。

 非農家の人が立科町で農地を買うか借りるかしようとする時には、最低3反歩(30アール)を手に入れなければなりません。しかし、農業を全くやったことのない、やる気もない、農家の次男・三男坊は相続権があるという理由で、例え1アールでも相続し所有権移転ができるのです。
 農地法では、非農家は、どんな理由があっても、最低10アールでなければ、所有権移転は認められないのにです。こういうのを差別というのではないでしょうか。他の産業では聞いたことがありません。

 農家の次男・三男坊が、農業について特殊技能でも持っているというのであれば、認めてもいいとは思うのですが、家を出てしまっていて、田植と稲刈りに、米をもらう都合で顔を出す程度の経験しか持ったことない人間に、なぜ、日本農政の大義に反してまで所有権移転の特権を認めるのでしょうか。

 しかし、このことが国会で問題になったこともなければ、地元の農業委員会で討論された話しも聞きません。国会の農林族議員も立科町の農業委員会も特権意識の麻痺状態にあるとしか思えません。

 この状況の理解を敢えて求めるならば、特権を与えることによって得られる見返りは何かというところに必然的に行き着いてしまいます。票欲しさに道理を曲げた自民党の負の遺産でしょう。

ーーー有機は環境にいい? 悪い?

WEDGE Infinityメルマガ4/8より引用しました。

<・・・完璧な防除を目指さずに「この程度の虫食いなら実害がないからいい」というレベルの管理に留めることで、経営的にも環境的にも無理のないやり方が探られていますよね。

わかっている人はどんどんそうやっている。3040年前の有機農業の教科書とはまったく別の考え方で、すごいなと思いますね。間違った理念で続けてきたダメな農家が淘汰されていった結果でもあるのだと思います。

経営合理性を考えられない人は、経営環境が悪くなれば生き残れない。環境負荷の高い人は経営コストも高くなるから、いつか淘汰される。だから、基本的には放っておけばいいと僕は思っています。農薬は「強い武器」で、あれば使いたくなるものだけど、そこに検証意識がないのは怠慢だと思います。

逆に、有機農業をロジックの伴わない理念だけで長く実践している人たちの野菜も、すごくレベルが低い。どっちもいつか淘汰されていくのだろうけど、まだまだどちらも声が大きいのが業界的な問題なのかも知れませんね。あなたたちのゴールは何なの? と聞いてみたくなります。・・・
「エコな農家」か「農家のエゴ」か 
有機は環境にいい? 悪い?
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4863?page=1

(私)上記記事は一般的な考え方だと思いますが、私や仲間達が目指し実践しているのは、「ロジックの伴った有機農業」です。上述されているように、一般的に「ロジックを伴わない有機農業」をやっている人が多いように思います。そういう人達がやり散らかして撤退し、有機農業の評価を潰しているのです。

まだ私も偉そうなことを言える立場ではありませんが、やはり、科学的なロジカルな思考は必須だと思います。

ーーー天皇、皇后陛下のパラノ訪問によせて

 下記は、昨年12/14日の「蓼科便り」の記事からの転載です。私はこのことを知りませんでした。

<ペリリュー島のサクラ・・国際派日本人養成講座メルマガ11/23からです。
1.ニミッツ提督を感銘させた日本将兵の玉砕
フィリピン南端から東に1千キロほどの太平洋上に浮かぶパラオ諸島の一つ、ペリリュー島では大東亜戦争中、日米の激戦が行われ、1万余の日本将兵が玉砕し、米軍も1万人を超える死傷者を出した。
日本将兵の戦いぶりを、米太平洋艦隊司令長官だったニミッツ提督が次のような詩に詠んでいる。
Tourists from every country who visit this island should be told how courageous and patriotic were the Japanese soldiers who all died defending this island.
「諸国から訪れる旅人たちよ。この島を守るために日本軍人がいかに勇敢な愛国心をもって戦い、そして玉砕していったかを伝えられよ。」

ニミッツ提督は著書『太平洋海戦史』の中でも、ペリリュー島の激戦について、こう書いている。
「ペリリューの複雑極まる防備に打ち克つには、米国の歴史における他のどんな上陸作戦にも見られなかった最高の戦闘損害比率(約40パーセント〉を甘受しなければならなかった。」・・>
(私)反戦平和主義者はこのような文章を読むと、戦争の美化だと批判するだろうと思うのですが、本当にそうでしょうか。日本人の誇りだと思いますし、こんな悲惨を2度と繰り返してはいけないという教訓だと思います。

 上記のミニッツ提督の言葉の石碑が、リアルインサイトのメルマガに掲載されたYoutube画像(下段にURL)の中にもあります。この画像の内容には泣かされます。私はこんな感動的な話しを知りませんでした。この内容から見えてくるものは、今回の両陛下訪問に対するパラオの歓迎内容と合致していると思います。

 ニミッツ提督の著書『太平洋海戦史』もこの画像も虚偽の創作であるとは思えません。こんな明白な事実を何故学校で教えないのでしょうか。何故、NHKはじめマスメディアはこのことを国民に伝えようとしないのでしょうか。どうしても理解できません。

 そんなに日本軍、つまり私達の親や先祖を称えることができない理由は何なのでしょう。親や先祖たちを「極悪非道」にしておかなければならない理由は何でしょう。
 悪事を隠蔽することも許されませんが、同様に、明白な善事を明かさず、根拠の曖昧なマイナス情報ばかりを流すことはもっと悪いことであり、自虐的と言われる所以だと思います。特に、国民のため公共放送であるNHKに対して大きな憤りを覚えます。唯一、産經新聞だけが違っています。

 今回、天皇・皇后両陛下のパラオ訪問の報道の中で、何故かこの誉ある史実を見聞きすることはありませんでした。同様に、パラオを初めとして、日本に感謝している国が他にもたくさんあることも報じません。

 何故、日本のマスコミはこんなに捻くれてしまったのでしょう。この状況は、戦前、戦争を煽り立てたマスコミと同じだと思います。戦後は極悪非道な日本軍をこぞってつくりあげました。戦前の報道が間違っていたことは明白ですし、現在同じ間違いを繰り返していることもその内証明されると思います。
誇リ高キ大日本帝国 「日本とある国のお話」
https://www.youtube.com/watch?v=5s7prx1Uh-Q
ーーー中国の若者の多くは日本に憧れ、日本が好きです!
 安中さんがAIIB(中国が主導するアジアインフラ投資銀行)のことに絡んで、次の嬉しい事実を書いています。

<・・・41日付けで、中国人の青年が弊社に入社しました。中国の大学を出て、筑波大学の大学院に留学し、この3月卒業した若者です。我々のプロジェクトの主幹をしていただいている筑波大学の先生の、研究室の院生でした。
彼のCADCGの能力の高さに惚れ込んで、私がくどき落としました。あれほどの人材は、今の日本の学生の中にはいません。本日(4/1)、もうひとりの新人(日本人)と一緒に、簡単な入社式をして、社員に紹介しました。



昼に、中国人の彼と話した時に、彼から質問を受けました。「日本は、なぜAIIBに参加を表明しなかったのですか」とです。私は、少々驚きながら、「君は、日本の参加を期待していたのか」と聞きました。

彼は、うなづき、こう言いました。「日中は敵対すべきでない、自分の友人や家族も、みなそう思っている」

私は、こう聞きました。「中国では、反日教育によって、日本嫌いが多いのではないか?」

彼は、断言しました。「自分が日本に留学したから言うのではないが、中国の若者の多くは日本に憧れ、日本が好きです。私も、こうして日本で雇ってもらって大変幸せです」

もちろん、私は、本人が入社した会社の社長ですから、たぶんに外交辞令が入っているとは思いますが、真剣に話をしていました。

マスコミが、真実を歪め、誤った意識を国民に植え付けているのですね。彼の今後の仕事ぶりが楽しみです。・・・>
(私)もちろん、心からの反日もいると思いますが、上記のような若者がかなりいることも確かだと思います。私の次男は中国に留学させましたし、友人もいます。他の東南アジアの反日についてもこの種の論説によく触れます。
 やはり、朝日をはじめとする日本のマスコミの論評は根本的におかしいと感じています。敗戦国の卑屈さの現れでしょうか。それとも既に消滅してしまった社会主義(ロシア、中国)へのノスタルジーから醒めないのでしょうか。中国と朝鮮への媚は何を意味するのでしょうか。

ーーー慰安婦問題、どんどん論戦してほしい!

慰安婦問題の論戦が本格化しそうです。どんどん論争して真実に近づいて欲しいものです。宮崎正弘のメルマガから添付します。下記URLから日本語・英語の両方ダウンロードできます。英語版に期待です。

http://www.seisaku-center.net/node/840

ーーー4月17日は、日清戦争勝利の日です

 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」からですが、こういう記事を掲載すると、直ぐ、軍国だ右翼だと指弾されるように感じるのですが、私の思い過ごしでしょうか。私自身は、右翼でも軍国でもなく、普通の国民だと思っています。

 私も景気の良かった頃、海外にかなり行かせてもらいましたが、どこに行っても戦没者慰霊碑は最高の敬意が払われています。しかし、日本では見向きもされません。
 最終的に相手国との条約によって結論を出した戦争勝利を祝い、犠牲者となった多大な先祖の霊を慰霊するのは世界共通のことであり、右翼だとか軍国とは関係ないと思うのですが、おかしいでしょうか。
 これは、軍国だ、右だ、左だという問題とは次元が違うと思っています。こんな非人間的なことをしていたら、日本国民は本当に罰があたると思います。
 ただ、記述に間違いや恣意的なものがあるとしたら、当然それは糺されるべきだと思います。下段のURLから全文が読めます。
<「下関条約120周年 日清戦争を考える国民の集い」

4月17日は「下関条約」から120周年。日清戦争勝利の日です
現在、中国と韓国によって、「歴史戦」が仕掛けられ、日本は猛烈に貶められています。
1985年4月17日、下関において伊藤博文、李鴻章は日清戦争終結の条約を結び、賠償金ならびに台湾割譲を獲得しました。しかし朝鮮半島をめぐる戦雲はおさまることなく、十年後には日露戦争へと拡大し、ポーツマス条約へといたります。

この日清・日露戦争が世界史的に果たした意義は大きく、アジア諸国の覚醒があり、やがてインド独立運動などへ結びつくのですが、現代日本では爾後の「大東亜戦争は日本の侵略戦争だった」などとする自虐史観が依然としてまかり通っています。

GHQ史観の押しつけや戦前の図書焚書などにより国民は洗脳されたまま。まして「反日」を掲げる中国と韓国は、改竄した政治的プロパガンダをつづけ、日本を貶める「歴史戦」を世界的規模で展開しています。いつまで、この状態に日本は甘んじているのでしょうか。

心ある国民はたちあがらなければなりません。・・・>

http://miyazaki.xii.jp/

(私)は日本がやったことが全て正しかったなどとは思っていませんが、はっきり言えることは、当時の世界の列強が植民地でやっていた暴虐に比べれば遥かに良いことをしてきたと思っています。その一つの証明がパラオではないでしょうか。

 このことは、いつも引き合いに出します米軍女性将校が書いた『Mirror for Americans: Japan』 (アメリカの鏡・日本・ヘレン・ミアーズ著)にハッキリ書かれています。アメリカ人が書いたと言えば、皆さん信用なさるのではないでしょうか。
フッターーーーーーーーーーー


農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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