2015年7月26日日曜日

蓼科だより・405号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年7月25日(土)★
★テーマ:オニヤンマ、ペンキ塗り、野菜のこと、欧州視察、
     安保法制論議、ドイツの原発、中国脅威論
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 今週月曜日でした。オニヤンマの定期訪問を確認しました。この時期になると、毎日数回、裏庭に出る掃き出し網戸に、ツンツンと突くようなしぐさをして訪れます。大きくて、逞しくて、子供の頃見たB29をいつも連想します。

 いつもの通り、Wikipediaでオニヤンマを読んでみると、とんでもない人につながっていました。

<オニヤンマ(鬼蜻蜓、馬大頭)、学名 Anotogaster sieboldii は、トンボ目・オニヤンマ科に分類されるトンボの一種。日本最大のトンボとして知られる。学名の種名"sieboldii" は、日本の生物研究に功績を残したフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトに対する献名である。

・・・シーボルトは、9月にロッテルダムから出航し、喜望峰を経由して1823年4月にはジャワ島へ至り、6月に来日、鎖国時代の日本の対外貿易窓であった長崎の出島のオランダ商館医となる。
・・・出島内において開業の後、1824年には出島外に鳴滝塾を開設し、西洋医学(蘭学)教育を行う。日本各地から集まってきた多くの医者や学者に講義した。代表として高野長英などがある。・・・>

 黒の身体に、大きなギラリとした緑の目、身体には黄色の縞模様。全体が光っていて見事です。どこに棲息しているのか判りませんが、恐らく、家の脇をながれている小さな水路の中でしょう。

 それ以来、立科でも暑い日が続いています。日陰でも30℃もあり、じっとしていても汗が出てきます。午前中は、我慢して畑で作業しますが、午後は陽がかげるまでパソコンです。
 ところが、この炎天下にとんでもないこともやっています。屋根のペンキ塗りです。以前にこのことを書きましたが、アカシヤの花で中断し、その後長雨が続き、やっと数日前に再開できました。ですが、屋根の上です。熱中症になるといけないので、午前中の1時間だけにしています。お盆までには終らせたいと思っています。

 今年の野菜づくりがうまくいってません。妻に叱られる毎日です。春の苗作りに失敗したのが大きな原因です。今反省すると、天候の悪さもありましたが、自分で作った培土に問題があったのだと思います。苗のできが非常に悪かったです。
 もう一つ気になっているのが、稲の分げつが悪いことです。4枚ある田んぼの内、3枚はまあまあかなと見守っているのですが、一番大きな田んぼが最低の状況です。やはり、苗のできに問題がありました。いつもより細かったのです。苗八作とよく言われますが、本当です。

 ですが、トマト、トウモロコシ、大豆は順調です。これで見返してやろうと目論んでいます。トマトは今日初収穫しました。大豆は4種類作っていますが、今、土寄せをしているところです。トウモロコシはもう2週間もすれば食べられそうです。お盆にくる孫達に丁度良いのかもしれません。

ーーーワイン用ブドウの樹を植えている人を発見!

 数日前でした。山沿いの荒廃農地の様子を見て歩いていた時に、未だ小さなブドウの苗木がきれいに植えられている畑を発見しました。そこは、もう40〜50年前に生食用のブドウ団地として大々的に開発された場所でしたが、失敗し、ごく一部を残して荒廃地になっていたところです。

 その主さんがちょうどいらして、お話させて頂きました。お聞きすると、元銀行員さんで東京から昨年立科町に引っ越され、昨年からそこの畑で、ワイン用ブドウを植え始めたとのことでした。既に、1000本以上植えられたそうです。立科町でワイン用の樹というのは初めてだと思います。なんだかすごく嬉しくなりました。
 まだ1メートル足らずの樹ですが、新しく建てられた棚のワイヤーに添って整然と並んでいる緑の風景はとても美しいです。玉村豊男さんのワイン学校に通いながらと仰っていましたが、「スマート・テロワール」構想の立役者になれる方だと勝手に思い込んで期待しています。近日中に懇親会をさせて頂くことになっているので楽しみです。

ーーー欧州「最も美しい村」視察:参加者募集のお知らせ

 NPO法人「日本で最も美しい村」連合の募集です。昨年行われた視察の記録DVDを頂いていますが、素晴らしい視察です。地方創生には欠かせない、人生観が変わるほどのインパクトがあると思います。
 10/18〜10/26、フランス北東部とドイツ南部訪問、費用60万円。
 但し、「日本で最も美しい村」か「スマート・テロワール」に関心があり、勉強したいと考えている方に限ります。残念ながら私は行かれないのですが、詳細の資料は頂いておりますので、お知らせ頂ければ、メール添付でお送り致します。

ーーー安保法制議論の無意味さ:
 HAL通信7/15より引用させて頂きました。

<・・アニメの宮ざき駿監督が、安部首相を「愚劣」と呼んで批判した。反対意見を述べることは個人の自由であるが、反対派の人達の発する言葉が、どんどん暴力的になることが気にかかる。

これでは、抗議と言うより、アジテーションになってしまう。かって、大学紛争が吹き荒れた大学構内で、さんざん聞かされたフレーズである。宮崎監督のような方までが、こんな荒れた言葉を使うとは、とても残念に思う。

野党やマスコミは、「国民の理解が得られていない」と、そればかりを強調するが、国民の理解とは何であろうか。野党の主張する「戦争になる」とか「徴兵制につながる」とかいう極端な主張のほうが「国民の理解が得られている」と言うのであろうか。

このような、ワンフレーズの乱暴な言葉で全ての議論を封じてしまう「言葉の独裁」は、マスコミの得意技で、戦前に「鬼畜米英」の言葉で、国民を戦争へと導いたのと同じパターンである。かって、これを利用したのが、小泉首相であったことは記憶に新しい。・・・>
 更に、次のようなコメントも頂きました。
<発達障害の話、考えさせられますね。私の姪もそうですし、知人、知り合いにも多いです。増えているということなのか、それとも、その手の話が表に出てきたことなのか、私には判断が付きません。でも、日本国にとっては、見逃せない問題だと思います。新国立競技場のしょうもない話よりもです。
案の定、安保法案に対する反対が多いですが、マスコミがかなり煽っている感があります。若い人たちに話を聞くと、必要との声が多いのですが、彼らは表立って行動しないし、意思表示もしません。
Netの世論調査などに反応するのは、圧倒的に反対派です。>
(私)は、この考え方に同感です。

ーーー
ドイツの脱原発はマジック(下段にURL)
 これは原発推進派の主調だと切捨てずに読んだ方が良いと思います。正直言ってこの主調が正しいのか私には判断できませんが、数値を元にした冷静な考え方が大事だと考えています。
 第一次大戦の悲惨な記憶が厭戦気分を生み、その厭戦気分・世論が第二次大戦の原因になってしまったという苦い歴史があることを忘れてはいけないと思います。

<・・・原発を再稼働させるときに、「100%安全」でないと地元住民は納得しないという人もいるが、どれだけ安全でも「絶対安全」はあり得ない。「絶対安全」という「安全神話」が蘇ってきているのはおかしい。

日本では100%かゼロかという議論が多過ぎる。現時点で最良のものを選択し、より良い技術が出てきたら改良するからリスクをとって稼働する、という考え方がないと、これからも新しい技術や知恵が出ても、今のもので安全といったではないかとなってしまう。・・・>

(私)原発が無くてもすむならそれにこしたことはないと考えていますが、現実としては、私はこの考え方に同調します。完璧な制度も機械も人間もこの世には存在しないからです。
 農薬にも同じことが言えると考えています。使わない方が良いでしょう。しかし、農薬が人類を飢餓から救ったという大きな一面があることも事実だと思います。飢餓が戦争の大きな原因であったことを考えれば、戦争を抑止してきたとも言える筈です。私自身は有機栽培ですが・・。

「これ以上の電力料金アップは避けたい、
ドイツの脱原発はマジック」
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5182

ーーー6月末にワシントンに4泊して、帰国した。 安倍政権は、集団的自衛権のために徒に中国危機を煽っているという見解が多く見られますが、本当にそうでしょうか?下に引用した加瀬先生は安倍の手先でアメリカの回し者なんでしょうか。菅官房長官の中国の油田開発基地問題も安倍政権が作ったデッチアゲなんでしょうか。私にはそんなふうに思えないのです。
 下記は、加瀬先生のブログからの引用ですが、この見方についなびいてしまいますが、私が洗脳されているのでしょうか?だとしたら、どなたか私を目覚めさせてください。

< 滞在中に、中国から楊潔篪国務委員(前外相)と汪洋副首相に率いられて、約400人が繰り込み、国務省で第7回米中戦略経済対話が、2日にわたって開催された。
 ところが、このあいだ『ワシントン・ポスト』紙をはじめ、現地のどの新聞も米中協議について、1行すら報じることがなかった。テレビもまったく取り上げなかった。仕方がないので、私は3日にわたって、国務省のブログで、内容を検索した。

 東京に戻ったら、日本の各紙が連日、米中対話について紙面を大きく割いて報じていた。・・・

・・・国会では、民主、共産、社民党などが、現実にまったくそぐわない、5、60年前の空想的な議憲論を振り回している。
民主党の岡田代表が「集団的自衛権は必要ない」「北朝鮮がアメリカへ向けてミサイルを発射した場合に、迎撃すべきでない」と述べたが、なぜ「日本安保条約を破棄するべきだ」と、はっきりいわないのか。

国会の安保法制論議は、幕末に長州征伐と馬関戦争に惨敗した後の長州藩を、連想させる。藩論が幕府に恭順しようとする俗論派に固まったのに対して、高杉晋作ら正義派が奇兵隊を率いて、立ち上った。俗論派、正義派は、高杉の命名によるものだ。

 今日の日本にあてはめると、民主党や、マスコミが俗論派であって、自公、維新、次世代の党が正義派となるのだろう。・・・>
http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi

フッターーーーーーーーーーー

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

団塊世代の地方移住が日本を救う
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

籾殻燻炭の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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