2015年12月13日日曜日

蓼科だより・424号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年12月5日(土)★
★テーマ:農楽の終い、農村自給圏とは、縄文の里村づくり、
     楠木正成、反日でないものは国賊、
★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
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 畑と田圃の今年最後の片付けと来年に向けての準備がようやく終りました。NPO活動がだんだん活発化するに伴って、時間が足りなくなり、シルバー人材センターに助っ人を頼みました。
 畑に現在残っているのは、来春収穫するタマネギとニンニク、秋撒きの葉物が僅かです。獣避けのネットを外し、空いている部分に籾殻燻炭と米糠をたっぷり撒いて耕運機で起こしました。

 田圃は、昨年から借りた3枚の避け(中畦)のできが悪かったので、2日かけて、ミニバックホーをレンタルして整備し直しました。巧いもんですよ!今度は大丈夫です。
 ドジョウがたくさん出てきましたが、残念ながら捕ってるヒマがありませんでした。上等のつまみを逃してしまいましたが、来年の楽しみです。

 雨よけハウスのトマトも終りです。今日、最後の収穫をしました。気温が零度になると凍みるのでしょう、実がふやけてしまい、葉も枯れてしまいます。でも今年も充分楽しませてくれました。トマトも全部抜いて耕さなければなりません。それが最後の畑仕事になるでしょう。

 明日は恒例の佐久市民オーケストラと市民合唱団による第九演奏会があります。例の音楽好きの彼と二人です。月並みと笑わないで下さい。指揮者と声楽ソリスト以外はアマチュアですが、だからこそ真剣な演奏が伝わってきて感動します。師走の実感です。

ーーー農村自給圏(スマート・テロワール)とは?

 下記URLにある記事は「スマート・テロワール」の説明には最適だと思いますので、再掲します。
 山形県では山形大学が「実証展示圃」(4年輪作と耕畜、農工商連携の実証)に取組みを始めました。

 ごく一部ですが、引用します。
<循環する社会を構想したときに、もう一つ循環させる必要があるのはお金なんですね。お金を地域内で循環させると地域が豊かになります。そのために は、地域の食べものをおいしくすることが必要です。ヨーロッパは「美食革命」と「スローフード」で農村の危機を乗り越えました。
ミシュランの星付きのレス トランもつくりました。農村が豊かになるためには、地域の住民にお金を使ってもらわないといけません。地域のおいしいものにお金を使ってもらうのです。地 産地消というのは単に地域のものを食べてもらうということにとどまらないで、地域の食文化を高め、おいしいものを地域内で提供して食べてもらうことです。 

外に出すより先に、地域でおいしいものを食べるという考え方です。すると、地域に持ち込まれたナショナル・ブランド商品への関心が薄れ、外部ではなく地域 内にお金を落とすようになります。また、地域の人たちが地域の食べものに誇りを持つことも大切です。
イタリアの人々は、他地域のワインはまずいと言うぐら い自分が住んでいる地域の食べものを誇りにしています。それが世界中にイタリアンのブームを起こしました。このような「美食革命」によって、農村の成長が 始まります。>


ーーー「八ヶ岳山ろくに根ざし-住まいづくりを応援します」

 15年ぶりくらいだと思いますが、すばらしい男に再会しました。友あり遠方より来るの感慨でした。私の妹夫婦がやっている女神湖畔のプチホテル&レストラン・ベルで会食しました。
 住環境コンサルタントという非常に珍しい難しい仕事に取組んできた男ですが、「蓼科便り」に書いた「スマート・テロワール」に共感し本も読み、私にコンタクトしてくれたのでした。

 下段にホームページを紹介しますので、名前を明かします。オータ住環境社長太田清人さん56才です。タイトルの文言はホームページのキャッチコピーです。取組んでいる一番の事業名が「縄文の里村づくり」。「縄文人の知恵を入れた理想の住宅地」と謳っています。ホームページにかなり詳細にその内容が紹介されています。

 事業名から想像がつくように、彼の会社は、国宝「縄文のビーナス」を出土した地域にあります。縄文のビーナスは、テレビで何回か放映されましたので見た方も多いと思います。下にホームページを添付。

 縄文の里村づくりの基本コンセプトに次のように書かれていました。
「自然環境豊かな私の生まれ故郷に、自給自足できる豊かな里山集落を作ります
縄文文化の里で 子育て 二世帯 第二人生・・野菜を作り田舎で暮らしましょう
暮らしている 全ての住人が、幸せを感じ取れる、村づくりを 推進してまいります」

 このコンセプトから判るのは、折に触れてご紹介している農村自給圏(スマート・テロワール)構想に重なります。自給自足と自給圏の違いはありますが、自給自足は自給圏に包含される概念ですから矛盾はないと思います。
 ホームページから、縄文の里村づくりをみて頂くとお判り頂けるように、すばらしいサステイナブル・コミュニティづくりです。私も長らく”まちづくり”を研究してきましたが、現実に、数十ヘクタールはあるかと思われる一つの集落をとりまく地域全体をゾーニングして、その建設が進行しているのを知ったのは初めてです。
 日本のどこかにはあるかも知れませんが、私の知る限りでは。

 太田さんの経歴をお聞きすると、特にサステイナブル・コミュニティの勉強をしたことはなく、海外の視察もなかったようです。にも係らずこんなすばらしい発想ができるとは天才的です。
 ですが、全く違った見方をすると、縄文の暮らしへの思いからこの発想が生まれたとすると、縄文の里はサステイナブル・コミュニティだったに違いありません。縄文のビーナスが彼を導いているのかも、と思ったりもしました。今、次々と新しい移住者が来ているようです。

 住宅建築も、在来工法、自然素材、地域産材、自然エネルギー利用でやっています。まさしく「スマート・テロワール」の思想です。力強い味方ができた感じです。講師として来て頂くよう、お願いしました。

オータ住環境(株)

国宝「土偶」(仮面の女神と縄文のビーナス)

ーーー楠木正成を知っていますか? 
 国際派日本人養成講座からです。
 楠木正成の名前は知っていても、ここに書かれているようなことは知りませんでした。教科書問題に絡めて書かれていますが、記録に基づいた論説だと思いますが如何でしょう。もし、天皇制礼讃の歴史解釈だと批判する向きがあるでしょうが違うようです。下段のURLをお読み下さい。

<・・実際に新政の中心となった「記録所」には楠木正成と名和長年(JOG:隠岐脱出した後醍醐天皇を迎え入れた武士一族の長)が配された。また貴族にしても従来の世襲制を改め、家柄は低くとも能力ある人材は積極的に登用している。「公家、武士の差別なく朝政に参与させることにした」というのが史実である。
 一方、自由社版の「天皇親政」もやや言葉足らずで、戦前の「天皇主権」か、などと短絡的に誤解する生徒がいるに違いない。もう少し詳しい説明が必要だ。・・・>
楠木正成を知っていますか? 
http://blog.jog-net.jp/201511/article_6.html
ーーー「この国は狂ったと、私は泣いてしまいました」

 この種の話はどう受けとったら良いのか。政治抗争にすぎないという取り方もあるようですが、本当に不幸で不毛な抗争だと思います。

<ある韓国人が、こんな文章を書いている。
「あの東日本大震災の夜、サッカー応援などに使う「デーハン・ミングック(大韓民国)」という喜びの叫びを何度も耳にした時、この国は狂ったと、私は泣いてしまいました。」

 著者のシンシアリーさん(男性、1970年代生まれ)は生粋の韓国人だが、母親が日韓併合時代に学んだ日本語を教えてくれたお陰で、子どものころから日本の雑誌やアニメを日本語を読んだり聞いたりして、今では時々の日本旅行を楽しみにしているという。

 そのシンシアリーさんは「韓国では、反日でないものは国賊扱いされ、見つかれば社会的に抹殺されます」と言うが、その一例としてこんな事件があった。・・・>

「体面(チェミョン)」と「恨(ハン)」の精神構造
http://blog.jog-net.jp/201511/article_8.html

フッターーーーーーーーーーーー
農村消滅論から大転換
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/01/blog-post_17.html

「スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換」を読んで
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/07/blog-post_9.html

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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